FILM & IMAGE VOL.11 2008 Spring が届いた2008年04月01日 00時00分00秒

FILM&IMAGE VOL.11 2008 Spring and Nikon F3 + Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF

今日は4月1日なのでエイプリルフールネタでもやろうかと思ったが、毎年そんなことやってないし、ネタもFM3A再生産とかニコンF復刻とかNoct Nikkor再生産とか、誰でも考えつきそうなものしか浮かばないので(笑)、普通にいくことにした。

富士フイルムの定期購読誌「FILM & IMAGE VOL.11 2008 Spring」が届いた。今号の内容は、

  • 特集 今森光彦 写真が伝えるもの。
  • 針穴の向こう側 田所美惠子
  • FILMIST列伝7 お散歩写真家の原康さんと「スペリアビーナス800」
  • モノクローム珠玉の名作選11 男が惚れた男。ロバート・キャパ
  • 野呂希一 直伝 日本列島桜旅
  • 赤城耕一のフィルムカメラパラダイス 第4回 フォクトレンダー ベッサR4M
  • Q&A「天空光」って何?
  • カメラで摘み草
  • 愛車を撮る

だ。

まずこの中で一番に取り上げたいのが、フォクトレンダー ベッサR4Mについての赤城耕一氏の記事。広角好きとしては、21mmのファインダーが内蔵されているベッサR4MとR4Aは気になる存在だ。一度ヨドバシカメラでファインダーを覗かせてもらったが、鮮明でクリアな視界が素晴らしかった。

これで、コシナのCarl Zeiss Biogon T* 2.8/28 ZMレンズが、京セラCONTAXのG用Biogon T* 28mm F2.8(リンク先はPDF 180KB)と同じ光学系だったら頑張ってセットで買うのになぁ。CONTAXのG用Biogon T* 28mm F2.8は印刷物で見ただけで「おっ」と思う好みのレンズなのだ。しかし、Biogon T* 2.8/28 ZMは、いいレンズなのは間違いないだろうが、「おっ」と思わないのである。なぜだかは自分でも分からない。

じゃ、CONTAXのG用Biogon T* 28mm F2.8を買えばいいじゃないか、といわれそうだが、これはボディのCONTAX G1がもう修理がきかないので買う気がしないのだ。G2は修理可能だが、高い。この二つのボディでしか使えない上に、京セラはカメラから撤退したのでもう新規にボディが出ることもない。行き止まりのレンズなのだ。だから、G用Biogon T* 28mm F2.8は私にとって遠い存在なのだ。いっそのことライカマウントに改造してもらってベッサR4Mとともに…。なんて考えさせられる記事だったのだ(記事にはBiogon 28mmの話は出てこないが)。赤城氏の作例はカラースコパー21mm F4とベルビア50だ。

スペリアビーナス800は、2月下旬と3月上旬に使ってみたが、ISO800のネガフィルムなのに粒状性もよく、使いやすいフィルムだと思った。ただ、ISO400のフィルムとの差は以前ほどではないが明らかにあって、L判や2L判ぐらいまでにしておいた方がよさそうな感じはした。Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>が欲しいと思いつつAi Nikkor 135mm F2.8で済ませたときはこのスペリアビーナス800を使った。ISO800、F2.8で1/60秒がやっとという暗い場所で被写体は動くものであった。ストロボを炊いてもいい場所だったのだが、ほかにビデオで撮っている人もいたので、このISO800のフィルムでアベイラブルライトでなんとか撮っていたのだった。ああ、やっぱりAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>が欲しい(笑)。

てなわけで、作品方面には全く触れずに物欲全開になってしまった。FILM&IMAGEの記事は物欲全開じゃないので念のため(笑)。

1961.Oct.15~21 KURENAI-MARU(くれない丸/むらさき丸)2008年04月02日 00時00分00秒

KURENAI-MARU OSAKAより(くれない丸から見たむらさき丸):Nikon SUPER COOL SCAN 5000ED、KONIPAN SS、1961年10月

今日もカメラニュースネタはなさそうなので、かねてから用意してあったネタを(笑)。

私の父が撮ったネガの中から人物が写ってないものをピックアップしてみた。ネガには日付が入っていないのだが、ネガシートの余白に「1961.Oct.15~21 KURENAI-MARU」と書かれている。ほかのコマには、船内の写真が写っているので「くれない丸」という船に乗ったときの写真のようだ。上の写真は「くれない丸」ではなさそうで、「くれない丸」から撮ったほかの船のようだ。ほかのコマの写真に写っている浮き輪に「KURENAIMARU OSAKA」とあるので、大阪の船なのか。

【追記】 くれない丸で検索したところ、関西汽船の客船で大阪と別府の間を結んでいた船のようだ。し、しかも、くれない丸は横浜港で「ロイヤルウイング」としてまだ現役だという。ロイヤルウイングには乗船したことがあるので、びっくりした。もういちどロイヤルウイングに行かねば。
くれない丸/むらさき丸 モデルアート 日本の客船シリーズ No.003
【追記ここまで】

【さらに追記】写真を拡大してみたところ「むらさき丸」とある。むらさき丸も大阪・別府間を結んでいた同型姉妹船のようだ。タイトルに「くれない丸/むらさき丸」を追加。
【さらに追記ここまで】

ネガは、35mmハーフ判ではなく35mmフルサイズだ。カメラは不明。フィルムは、SAKURA FILM KONIPAN SSだ。ああ、さくらフィルム。ああ、コニパンSS。この時代、父親はKONIPAN SSとNEOPAN SSを使っていたようだ。

ネガの保存状態は一見よさそうに思えたのだが、スキャンしてみると傷やらカビやらいろいろぼろぼろだ。モノクロ(黒白)フィルムにはDigital ICEは使えないので、汚い画像だがご容赦を。

ネガシートはいまのようなビニール石油製品ではなく、硫酸紙でできている。あの岩波文庫や岩波新書に昔カバーしてあったような紙だ。シートのコマの上には35mmハーフ判用のコマ数が、下には35mm判(フルサイズ)用のコマ数が書かれているのも時代を感じさせる。

KURENAI-MARU OSAKAより(くれない丸から見たむらさき丸):Nikon SUPER COOL SCAN 5000ED、KONIPAN SS、1961年10月

【関連追記:2008年4月3日】
くれない丸のその後の姿「ロイヤルウイング」の写真をアップしておいた。
http://haniwa.asablo.jp/blog/2008/04/03/2944657

コシナ、COLOR-HELIAR 75mm F2.5 SilverとAPO-LANTHAR 90mm F3.5 Silverなど生産終了2008年04月03日 00時00分00秒

ロイヤルウイング(旧関西汽船くれない丸):Nikon F3、SIGMA 28mm F1.8 Aspherical、Skylight、F11半、1/500sec、Konica JX400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、2002年10月横浜大桟橋にて

コシナは、4月2日、

  • COLOR-HELIAR 75mm F2.5 Silver(Black Paintは継続します)
  • APO-LANTHAR 90mm F3.5 Silver(Black Paintは継続します)
  • 50mm View Finder
  • 90mm View Finder

の生産終了を告知した。
http://www.cosina.co.jp/seihin/voigt/s-shuryo.html
なお、コシナの生産終了のサイトは時々URLが変わるので要注意だ。


また、フォクトレンダー・アーカイブスというページが開設されて、過去のコシナ製フォクトレンダーブランド製品を一覧できるようになった。

ただ、できればその製品が現行品であったときの詳細な内容を残して欲しかった。マクロアポランター125mm F2.5 SLなどは、以前は、限りなく1.0に近く張り付いたMTFがあったのだが、その伝説のグラフをもう一度見てみたい。


写真は記事とは関係ない。
ロイヤルウイング(旧関西汽船くれない丸):Nikon F3、SIGMA 28mm F1.8 Aspherical、Skylight、F11半、1/500sec、Konica JX400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、2002年10月横浜大桟橋にて

昨日の1961.Oct.15~21 KURENAI-MARU(くれない丸/むらさき丸)の記事で触れた「くれない丸」が現在の横浜の「ロイヤルウイング」だと分かったので、ロイヤルウイングの写真を探した。後ろに見える橋は横浜ベイブリッジ。

41年後に息子が撮った写真もさくらフィルム改めコニカのフィルムであった。この時点でコニカはコニカミノルタになっていたが、持っていたフィルムはまだコニカブランドだった。Konica JX400は青空がきれいに出て、富士のリバーサルで言えばアスティアみたいな感じで好きだった。

富士フイルム、大判カメラ用レンズを5月1日から20~25%値上げ2008年04月04日 00時00分00秒

桜(横浜市中区):Nikon F3、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、F8、1/250sec、富士フイルム Sensia III 100 (RA III)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

富士フイルムは、4月3日、大判カメラ用レンズを5月1日から20~25%値上げすると発表した。
富士フイルム大判カメラ用レンズの価格改定について(富士フイルムイメージング株式会社)

富士フイルム大判カメラ用レンズは、写真館・スタジオなどのプロ写真家の方々や写真愛好家の皆さまにご使用いただいております。しかしながら、近年のデジタル化の進展により需要が大幅に減少していることに加え、レンズ用ガラスなどの主要原材料価格も高騰しております。生産の効率化・経費の削減など懸命なコスト吸収に努めてまいりましたが、今後とも引き続き商品を安定してご提供させていただくために、やむを得ず下記のとおり出荷価格の改定をさせていただくことになりました。

デジタル化の進展で、フィルムや大判そのものの需要が減っているというのは分かるが、「レンズ用ガラスなどの主要原材料価格も高騰して」いるのか。それは知らなかった。

ということは、大判用に限らず、他のメーカーのあまり売れ筋でないレンズも値上げの可能性があるということか。欲しいレンズのある方は今のうちですぞ(笑)。


写真は記事とは関係ない。
桜(横浜市中区):Nikon F3、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、F8、1/250sec、富士フイルム Sensia III 100 (RA III)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW> 購入!2008年04月07日 00時00分00秒

Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D &lt;NEW&gt; and Nikon F100

古参の(失礼)ぱにー様やりー様には感づかれていたようだが(笑)。先週後半に、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW> を中古で購入した。\(^o^)/

中古屋さんで並品特記事項なしのものが、予算の70kを下回る値段で出ていたので、店頭でチェックの上購入した(1週間以内の初期不良交換と6ヶ月の保証付き)。外観に特にスレや傷はなく、光学系はきれいだった。シリアルナンバーからすると発売後数年以内の製造という感じか。機械部分に異音やガタなどはなかったので、いい買い物をしたと思っている。このレンズは、以前ニコンのFAQサイトにNEWなしの前モデルとの違いにコーティングの改良が挙げられていたし、発売開始時期的にもニコン スーパー・インテグレイテッド・コーティング(SIC)のはずだ。ちなみにスーパー・インテグレーテッド・コーティングだと思っていたが、「インテグレイテッド」のようだ。

80(70)mm~200mm F2.8クラスのニコンFマウント用レンズはサードパーティ製も含めるとかなりの種類があるが、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW> を選んだのは、一つは、修理がまだまだできる現行品だということ。また、Ai方式で絞りリングがあるというのも重要だ。絞りリングのないGタイプだと、手持ちのF3、F-301、F-501で使えない。このAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>の後にでて併売されていたAi AF-S Zoom Nikkor ED 80~200mm F2.8D(IF)もAi方式で絞りリングがあり、かつAF-Sでレンズ内モーター搭載なのだが、こちらは早々とモデルチェンジしてしまったことと、まだAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>よりも中古価格が高いことや、D40などのAF-SレンズでしかAFが効かないような機種を買う予定もないことから、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>の方に狙いを定めた。

また、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>と同じ光学系のレンズは、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8SとNEWのつかないAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8Dがあるのだが、こちらにしなかった理由は三脚座がないからだ。これぐらい重いレンズの場合、三脚座が欲しい。また、光学系は「同じ」とはいえ、モデルチェンジする際に微妙にレンズのコバの形などが変わることがあるので、後の型のレンズ1枚1枚が前の型のレンズの修理に使えるとは限らないので、生産終了時期を考えると、2万円ぐらいの差で現行品の中古が買えるのならば、そちらを買おうという判断もあった。

【参考追記】

レンズ名レンズ構成最短撮影距離フィルター径大きさ・重さ操作リング・三脚座フード定価(税抜)発売開始年月
Ai Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8S11群15枚2.5m96mm99×223mm 1,900g1環・三脚座ありHN-25\420,000 生産終了1982年12月
Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8S11群16枚1.8m(1.5m)77mm85.5×176.5mm 1,200g1環・三脚座なしHN-28(別売)\130.000 生産終了1988年2月
Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D11群16枚1.8m(1.5m)77mm87×185mm 1,300g1環・三脚座なしHB-7(別売)\128.000 生産終了1992年9月
Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>11群16枚1.8m(1.5m)77mm87x187mm 1,300g2環・三脚座ありHB-7(別売)\154,000 現行品1996年10月
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80~200mm F2.8D(IF)14群18枚1.5m77mm88x207mm 1,580g2環・三脚座あり(取り外し可)HB-17付\245,000 生産終了1998年12月
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)15群21枚1.5m(1.4m)77mm87x215mm 1,470g2環・三脚座あり(取り外し可)HB-29付\270,000 現行品2003年3月

* あちこちで調べたものなので、内容は無保証です。とくに発売開始年月は国によって違うので、当たった資料によってかなり違っていました。だいたいこのぐらいの時期と受け取ってください。
【参考追記ここまで】

Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW> は1300gもある重いレンズだが、ズームリングあたりを持つとバランスがよく、そんなに重い感じがしない。ただ、カバンに入れて持ち歩くとやはり重い。

ということで、今日はここまで(笑)。テスト撮影作例などつづく(予定)。

【関連】
Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>が気になる今日この頃 ― 2008年03月28日

【関連追記:2008年4月8日】
Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW> その2 ― 2008年04月08日

Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW> その22008年04月08日 00時00分00秒

無題:Nikon F100、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D &lt;NEW&gt;、焦点距離200mm、F2.8開放、絞り優先AE、マルチパターン測光、富士フイルム Sensia III 100 (RA III)、Kenko L37 Super Pro、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

昨日は歴代F2.8ズームの中からなぜAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>を選んだのかで終わってしまったので、今日はインプレを。

まだ先週末にテスト撮影したぐらいなので、描写等は詳しく書くけない。今日は操作感などを中心に書いていきたい。

ズームリングは重くも軽くもなく、途中で重さが変わる訳でもなく一定の重さで回る。また、高倍率ズームにありがちなズーミングでにょにょーっと鏡筒が伸びるタイプでもない。80mmから200mmまでズーミングしても鏡筒は伸びず全長は同じである。

ピントリングは、A-M切り替えがついているので、AF時はピントリングは回転しない。AF時はピントリングが固定されて回らなくなる。またAFとMFの切り替えは、ボディ側をSやCのAFにしたままレンズ側のA-Mリングの操作だけで可能だ。また、試してみるとF-501の場合も同様だったが、レンズの説明書を持っていないのでF-501については説明書で確認できたら追記する。この<NEW>の前のAF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D の説明書はなぜか持っていて、そこにはF-501だけレンズ側とボディ側の両方をMF/AFに揃える必要があると書かれていた。

A-M切り替えリングをMにすると、マニュアルフォーカスのレンズほどではないが、滑らかな感触でマニュアルフォーカス(MF)できる。感触は、店頭で触ったことのあるAi AF Micro-Nikkor 60mm F2.8DやAi AF Micro Nikkor 105mm F2.8Dよりは遙かによい。ちゃんと金属と金属がグリスを挟んで擦れている感触がする。

フォーカスリミッターがついていて、リミッターなしだと無限遠から最短の1.5mまでピントリングが回るが、リミッターを有効にすると、無限遠から3m弱までと2.5m強から1.5mまでのフォーカスに分かれる。リミッターを有効にしたときのピントリングの位置でどちらの制限フォーカスゾーンかが決まる。このフォーカスリミッターはMF時でも効く。

三脚取り付け座(三脚座)は、取り外せないが締め付けねじを緩めて290度ほど回転できる。現行の三脚座付きレンズに比べて三脚座がコンパクトである。取り外せない分手持ちで使うときに邪魔にならないように配慮してこの大きさなのだろう。よく考えられていて使いやすいと思う。

写真は、望遠端200mmで最短距離(1.5m)付近で絞り開放という意地悪な条件。 無題:Nikon F100、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>、焦点距離200mm、F2.8開放、絞り優先AE、マルチパターン測光、富士フイルム Sensia III 100 (RA III)、Kenko L37 Super Pro、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

【関連】
Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW> 購入! ― 2008年04月07日

ベルボンのミニ三脚「ULTRA MAXi mini」2008年04月09日 00時00分00秒

無題:Nikon F100、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D &lt;NEW&gt;、焦点距離200mm、プログラムAE、マルチパターン測光、富士フイルム Sensia III 100 (RA III)、Kenko L37 Super Pro、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

三脚があるといいとは分かってはいても、重たくて嵩張るので持って行かないことがほとんどだ。しかし、以下のリンク先で紹介されているベルボンのミニ三脚「ULTRA MAXi mini」はなんかよさそうだ。
一眼レフカメラでも使えるミニ三脚の決定版「ULTRA MAXi mini」(日経トレンディネット)

この三脚と似たコンセプトでロングセラーのスリックプロミニIII←スリックのサイトは非常に重い。なんかサーバをケチってないか?【追記:2008年4月10日】今見ると重くない。執筆時は1分ぐらい返ってこない状況だった。【追記ここまで】)を胸に押し当てて撮っている人を何回か見たことがある。高さがない三脚だが、カメラに付けてきちんとホールドした上に胸にも押し当てるとかなり手ぶれが防げるのだろう。

スリックプロミニIIIとベルボンULTRA MAXi mini、選択肢が増えていい感じだ。

頑丈で有名な米クイックセット社のハスキー三脚(公式サイトが見つからないので名古屋のカメラのミツバにリンクした)だが、ローアングルができないのが唯一の欠点といわれている。わたしもそれが気になって、雲台はハスキーなのに脚はマンフロットにしてしまった(ハスキーの脚だけまた別に買うつもりでマンフロットの脚にした)。ハスキー三脚とスリックプロミニIIIかベルボンULTRA MAXi miniを買えばよかったような気がする。しかし、小さいとはいえ、ハスキーとこのミニ三脚とカメラ・レンズを持って行くのかと言われればちょっと考えてしまうのだが(爆)。

まあそうやってカメラ・レンズと同じように三脚も増殖してゆくのだなぁ(笑)。


写真は記事とは関係ない。
無題:Nikon F100、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>、焦点距離200mm、プログラムAE、マルチパターン測光、富士フイルム Sensia III 100 (RA III)、Kenko L37 Super Pro、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

Nikon Scan はMac OS X v10.5 “Leopard”に対応しないことが確定2008年04月10日 00時00分00秒

今日は早めに更新。

4月9日の昼までは、ニコンのフィルムスキャナのドライバのMac OS X v10.5 “Leopard”対応について、ニコンは、

なお、下記の製品および対応ソフトウェア(一部の旧ソフトウェアを除く)につきまして、「Mac OS X v10.5」での検証を予定しています。
・IEEE1394またはUSB接続可能なデジタル一眼レフカメラ「Dシリーズ」
・USB接続可能な コンパクトデジタルカメラ「COOLPIXシリーズ」
・SUPER COOLSCAN 9000 ED、SUPER COOLSCAN 5000 ED、COOLSCAN V ED、
SUPER COOLSCAN 8000 ED、SUPER COOLSCAN 4000 ED、COOLSCAN IV ED

と書いていたのに、4月9日の午後にニコンが発表したMac OS X v10.5 “Leopard”の対応に関する案内では、

下記のソフトウェアについては、対応する予定はございません。
・Camera Control Pro
・Nikon Capture
・PictureProject
・Nikon View
・Nikon Scan
・PictureProject COOLPIX Remote Control
・WT-3 Setup Utility
・Wireless Camera Setup Utility
・Wireless Connecting Utility

と書き換えられていて、COOLSCANシリーズのドライバであるNikon Scanには対応しないことになってしまっている。
Mac OS X v10.5 “Leopard” 対応についてのご案内(ニコン)

期待を持たせていたのだから、どういう理由で対応できなかったのかを説明して欲しいし、申し訳ないの一言ぐらいあっていいんじゃないのか。

はぁ~。Windows Vistaが重くてパフォーマンスの悪いOSだから、Windows XPのあとはMacintoshにしようと思っていたのに。Nikon ScanがWindows Vistaには対応したことは既に記事にした(ついにWindows Vista対応Nikon Scan 4 Ver.4.0.3キター! ― 2007年12月12日参照)。ところがMac OS X v10.5 “Leopard”に対応しないとは。これじゃ、XPをずっと使い続けるほかなさそうだ。

マイクロソフト自身もVistaがイマイチなのを認め始めているぐらいなのになぁ。Microsoftが超低価格PC向けにWindows XP Homeの販売期間を延長(元麻布春男の週刊PCホットライン-PC Watch)参照

というか、このままではフィルムスキャナ自体がなくなってしまいそうだ。やはりパソコンの周辺機器という位置づけだとどうしてもOSのバージョンアップ等の影響を受けてしまう。スタンドアローンで自前でモニターをつなげられるフィルムスキャナとか出ないとどうしようもない。でもそんなの無理だろう。

VueScanというサードパーティ製のドライバだと様々なOSが動いて、ニコン純正ドライバのNikon Scanよりも細かな設定ができるという。サードパーティにできて、なぜ天下のニコンにはできないのか。きちんと説明して欲しい。それともMac OS X v10.5 “Leopard”に対応した新しいフィルムスキャナを出してくれるというのだろうか。フィルムスキャナの未来は一気に暗くなった。

【関連追記】
ニコン、Mac OS X v10.5 “Leopard” 対応について(追記あり) ― 2007年11月12日
【関連追記ここまで】

【さらに関連追記:2008年4月21日】
COOLSCAN V ED が生産終了リストに ― 2008年04月21日

Carl Zeissがハッセルブラッド用特別限定レンズ「ZV Classic Lenses」をリリース2008年04月10日 00時00分01秒

Makro-Planar T* 4/120 ZV  (c)Carl Zeiss

独Carl Zeissは、ハッセルブラッド(Hasselblad)V システム用の特別限定レンズ「ZV Classic Lenses」を発売するようだ。
Medium format lenses ZV Classic(Carl Zeiss Press Release: Special edition 10.04.2008)

Distagon T* 4/50 ZV: €4150
Makro-Planar T* 4/120 ZV: €3850
Sonnar T* 4/180 ZV: €3850
(All prices include German sales tax.)

ZEISS ZV-Classic(zeiss.com)

なんか、Carl Zeissもだんだんとライカやコシナみたいに限定発売商法を取るようになってきてるなぁ(笑)。あっ、でも京セラと提携していたときからそうか。そして相変わらずレンズ先端はピカピカなのね。

ACC-GPS(SONY GPS-CS1K用アップグレードキット)が届いた2008年04月11日 00時00分00秒

ACC-GPS(SONY GPS-CS1K用アップグレードキット)

SONYのGPSキーロガーGPS-CS1KをGPS-CS1KSP相当にアップグレードする「ACC-GPS」がようやく届いた。3月10日にSonyStyleで予約したので、ちょうど一ヶ月掛かったことになる。

さて、問題の「GPS Image Tracker」が新規インストールできるものなのかだが、新規インストールできるものがCD-ROMに入っていた。そしてACC-GPSを買うのにGPS-CS1Kユーザーであることは要件とされていないので、ACC-GPSを買うことでGPS Image TrackerやPicture Motion Browserを手に入れることが可能だということになる。

そうすると、感度や精度のよくないGPS-CS1KSPを買わずに、たとえば高感度・高精度のGlobalSat DG-100 (コメットDL/3)とACC-GPSを買ってそのログをGPS Image Trackerを使ってデジカメ画像のExifに書き込むということが可能になるはずだ。
* GPS-CS1Kのログ形式は「NMEA-0183」で、測地系はwgs1984だそうなので、他のGPSキーロガーのログ形式が同じものである場合には、拡張子logでGPS Image Trackerの既定のログ保管フォルダ(Ver.2.0ではMy Documents\GPSMatch\Log)に放り込めばいいはずだ。ただし、私はGPS-CS1K以外のGPSキーロガーは持っていないので実際にできるか試していない。大丈夫だとは思うが、自己責任でお願いしたい。GlobalSat DG-100 (コメットDL/3)を買ったらまた報告したい、って買う気なんかい>オレ

GPS Image Tracker Ver.2.0 操作画面

ACC-GPSやGPS-CS1KSPに同梱されている「GPS Image Tracker」はバージョンがVer.2.0になっていて、インストールしたPCがネットに接続中だとログの地点を地図に(Google Maps)に表示したり、またデジカメの時計が狂っていてログとマッチングさせたときに位置が違っていた場合にそれを調整する機能などが追加されている。これはよい。

また、GPS情報をJPEGのExifに書き込む際にVer.1ではSONYのデジタルカメラで撮影した画像以外は正式にサポートされていなかったので、たとえばGR DIGITALで撮った画像にGPSデータ書き込む際に「サポート外だがよいか?」という確認画面があったのだが、Ver.2.0からは他社のデジタルカメラで撮った画像もサポートされたようだ。

GPS Image TrackerのVer.1ではログファイルは、Windows XPの場合、C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Sony Corporation\Sony Picture Utility\GPSUtil\Logに保管されていたが、Ver.2.0では、C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\My Documents\GPSMatch\Logに保管されるようになっていた。以前のVer.1のログはVer.2.0インストール時に勝手に移動されていた。私は「マイドキュメント」は別ドライブに移しているので(*)、Cドライブからログが消えているのでびっくりした(笑)。* [マイ ドキュメント]フォルダの場所を移動する(@IT)参照

そのほかには、キャリングケースや腕に巻く用のベルクロ(マジックテープ)や、自転車やバイクのハンドルに付ける用のホルダーなどがついている。まあ、腕にこれをつけて出歩くことはないと思う(笑)。また、バイクや自転車に付けるのは悪くはないが、バイクや自転車から降りたときに、GPSは外して持って行くとしても、ホルダーをハンドルに付けたままにしておくと盗難の恐れがある(手でねじを回すと簡単に取り外しできる)ので、結局キャリングケースに入れて背負ったカバンやウェストバッグなどにGPS本体を付けるのがいいと思う。とすれば、これらのアクセサリーは、キャリングケース以外、GPS-CS1Kユーザーにとってもあまり必要のないアクセサリだと思う。まあ、GPSログをデジカメ画像に書き込む優秀なソフトが3000円ぐらいで入手できると考えれば、あとのものはオマケと考えてもよいと思う。

Picture Motion Browserについてはまだ全然使っていないので書けない。感激するようなことがあればそのうち何か書くかも(笑)。

【関連】
SONY GPS-CS1KのアップグレードキットACC-GPSが全然来ない ― 2008年03月27日
ATPのデジカメ用GPSレシーバー「PHOTO FINDER」 ― 2008年03月14日
SONY デジタルカメラ用GPSユニットキット「GPS-CS1KSP」発売 ― 2008年02月26日
SONY GPS-CS1Kでデジタル画像に位置情報 ― 2007年02月27日
ソニーGPSユニットキットGPS-CS1K ― 2006年08月31日

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