アサヒカメラ2008年5月号予告から2008年04月14日 00時00分00秒

タケノコ:GR DIGITAL、28mm相当、1/32sec、F2.4開放、ISO100、-0.3EV、プログラムAE

毎月13日に出されるアサヒカメラの次号予告から気になる物をピックアップ。次号は4月19日(土)発売のようだ。
アサヒカメラ2008年5月号予告

その前に書いておかなければならないことがある。以前からニコンD3と様々なマニュアルフォーカスレンズを使って撮影して特集して欲しいと書いてきたが、もうひと月近く前に発売になっていた「写真工業2008年4月号」(リンク先はPDF20KB)に「ニコンD3で楽しむ ニッコール・オールドレンズ」という特集が載っていたようなのだ。そういう特集なら買うといった手前、買ってくる(笑)。気がつくのが遅かった。先月はアサカメも日本カメラも買ったのに(笑)。それらを買った書店には写真工業は置いてなかったので気づかなかった。

さて、アサカメ次号の気になる記事は以下の通り。

  • 表紙=中村征夫 トゲトサカとキンギョハナダイ(エジプト・紅海) ニコンF100・シグマ20~40ミリF2.8・ベルビア100・絞りf11・60分の1秒・ストロボ使用
  • デジタル時代の「風評」「ウワサ」を徹底調査 デジタル一眼レフは本当に大丈夫か? まつうらやすし、荻窪圭:ボディーは銀塩時代より脆弱?/AFが甘い?/いずれファインダーはなくなる?/撮像素子は自社開発が有利?/SDよりCFのほうが高級?/充電池は?
  • ニコンD3 極寒! マイナス50度のアラスカ撮影報告 松本紀生
  • 集まれ! 写真手動派 光を読み取れ! 目指せ究極の自分優先AE ミッション2 マニュアルで露出を極める神立尚紀
  • 懐かしのぞっこん鉄道 櫻井寛 宇高連絡船 -高松桟橋
  • カンレキからの写真楽宣言 カンレキに似合うライカM2 田中長徳
  • 銀塩買物學 コーイチ百貨辞典 パンケーキレンズ 赤城耕一
  • Q&A モノクロ写真の常用フィルターは? 丹野清志、藤光一
  • *「大竹省二のレンズ観相学」「こんなカメラに触りたい」は休載します。
  • 新製品ニュース&試用速報■タムロン SP AF70-200ミリF/2.8Di LD[IF]MACRO
  • 新製品ニュース&試用速報■コダック ポートラ400NC
  • ニューフェース診断室 ニコンD300+AF-S ニッコール24~70ミリF2.8G ED 田沼武能/辻内順平/深堀和良/川向秀和/志村努/編集部
  • 学生写真部訪問 日本女子大学(川崎市多摩区)

表紙の中村征夫氏はニコンF100なので、「おっ」と思った。最近は水中写真もデジタルの人が多いと思っていたからだ。水中ではフィルム交換できないので、フィルムは36枚しか撮れないのに対して、デジタルカメラだと一度にもっと撮れるからだ。中村氏のなにかこだわりがあるのだと思いたい。

先月号から始まった「集まれ! 写真手動派」なのだが、「手動」という表現になんか違和感がある。マニュアルフォーカスとかマニュアル露出とか言っていたので、「手動」とか言われてもピンと来ない。内容的には全面的に賛成なのだが。

「大竹省二のレンズ観相学」「こんなカメラに触りたい」は今月も休載なのだが、大竹先生はお元気なのだろうか。また後者の赤瀬川原平氏は日本カメラの方の連載「チマタのカタチ」は先月も載っていたので、アサカメとの間に何かあったのか心配だ。

Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>を買ったばかりなのだが、タムロン SP AF70-200ミリF/2.8Di LD[IF]MACRO(リンク先はPDFカタログ約865KB)が新発売だというのに気づかなかった。このレンズは、どうやらニコン用は絞りリングがついていてボディ内モーター用AF(レンズにはモーターは内蔵されていない)のようなのだが、タムロンのサイトにあるカタログを見てもそのことがすぐに分からない。ニコンユーザーにとって、絞りリングがあるのかないのか、AFがボディ内なのかレンズ内なのかは非常に重要なことなのではっきりと書いておいて欲しい。自分の持つボディでそのレンズが使えるのか、使えるとしてなにか機能制限はないのか分からないと買う気にならないからだ。タムロン SP AF70-200ミリF/2.8Di LD[IF]MACROは、35mm(135)フィルムでも使えるし、絞りリングもあるし、三脚座もあるし、最短撮影距離も短い(0.95m)ので、なかなかよさそうだ。しかも定価が税込み104,790円というのも買いやすい。ただ、ニコン用はまだ発売されていないようだが。
【追記:2008年5月16日】
どうやらこのタムロンレンズにはニコン用も絞りリングがないようだ。あるともないとも書かれていないが、製品写真に絞りリングがない。もっとも他マウント用の写真を使っている場合も結構あるのだが。しかし、どこにも絞りリングの有無について書かれていないので、タムロンのレンズについて考えるのはやめにした。
Tamron SP AF 70-200mm F2.8 Di LD (IF) Macro (Model A001N II)の絞りリングは? ― 2008年05月16日
【追記ここまで】

ニューフェース診断室は、ニコンD300+AF-S ニッコール24~70ミリF2.8G EDだ。DXフォーマットのフラッグシップD300と値段も大きさもすごいAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDの光学性能が気になる。でも先代のAi AF-S Zoom Nikkor ED 28~70mm F2.8D(IF)よりは少しコンパクトになっているのか。

ということで、ニューフェース診断室にニコンのカメラやレンズが取り上げられているときはアサヒカメラを買うことにしているので、次号もアサカメ購入確定だ(笑)。


写真は記事とは関係ない。
タケノコ:GR DIGITAL、28mm相当、1/32sec、F2.4開放、ISO100、-0.3EV、プログラムAE

こういう黒っぽい地面の場合もっとマイナス補正すべきであった。明るいところが白飛びしてしまっている(暗い側へちょっとレベル補正したのだが、白飛びはそのままなのであんまりきれいに見えない)。

やはりフィルムカメラには巻き戻しクランクが欲しい2008年04月15日 00時00分00秒

KONICA MINOLTA "FILM PICKER 4" and Kodak Professional PORTRA 160NC Film

今日もカメラニュースネタがなさそうなので、全然時事性のないネタで(笑)。

結論から言うと、フィルムカメラにはやはりフィルム巻き戻しクランクが必須だと思うのである。何を今更、と言われそうだが(笑)。

というのも、最近よく使っているNikon F100に巻き戻しクランクがないので不便だったことがあるのだ。Nikon F100にKodak PORTRA 160NCを入れて途中まで撮っていたのだが、そこでAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>を買ったのでテストする必要があった。それでポートラ160NCの途中巻き戻しをして富士フイルムのSensia 100 III (RA III)に入れ替えた。

そこまではよかったのだが、ポートラのベロがパトローネの中に入ったままで取り出せなくなった(笑)。コニカのフィルムピッカー4型を持っていたはずなのだが、半年以上使っていなかったので探しても出てこない。仕方ないので、もう1個「コニカミノルタ」のフィルムピッカー4型を買った(ヨドバシで税込み1029円)。

F100で途中巻き戻しする際にベロ出しにする設定もあるのだが(*)、ニコンF100のカスタム設定は液晶に「1-0」といった具合に「1」の項目に対して設定値が「0」であることを示しているだけで、とっさに設定を変更できないのだ。説明書のカスタム設定一覧の部分を持ち歩かないといけない。フィルムを入れ替えるときに説明書を持っていなかったので、家に帰ってからフィルムピッカーでベロ出しすればいいか、と思ってデフォルトの巻き戻し設定のまま巻き戻したのだった。
* 【追記:2008年5月28日】あとでF100の説明書をみたのだが、ベロ出しの設定は見つからなかった。F100にはベロだし巻き戻しの機能はないようだ。お詫びして訂正します。がっくり。
【追記ここまで】

この点ニコンF6は、カスタム設定の内容が液晶に文字で出るし、第一、巻き戻しクランクがあるのでカスタム設定を変更するまでもなく手で巻き戻して、フィルムがスプールから離れる感触があったら巻き戻すのをやめればベロ出し状態で巻き戻せるのだ。

我が家にあるフィルムカメラで巻き戻しクランクのないのはニコンF100とコニカ現場監督だけなのだ。フィルムピッカーは現場監督で撮影途中でフィルム交換するために買った物だったのだ。ニコンF-501やF-301はモータードライブ内蔵なのだが、巻き戻しはクランクで行う。しかも両機種は裏蓋にフィルムの動きに合わせてくるくると回転する指標もあるので、ベロ出しで巻き戻す際にフィルムの先端がその回転指標を通り過ぎたか分かるようになっている。この回転指標はおそらく巻き戻し用ではなく、巻き上げたときにフィルムが進んでいるか確認するためのものだったと思うが(*)。

* 両機種はニコン初のモータードライブ内蔵機(F-301の方が先に発売されたが、設計はF-501の方が先)で、フィルム装填後自動巻き上げの前にクランクでフィルムのたるみを取らないようにという注意書きがある(最初の巻き上げ後はクランクを使ってフィルムのたるみを取ってもよい)。フィルムのたるみが多い場合クランクの動きで確認できない可能性があるのをこの指標で補っていると思われる。実際には巻き戻しクランクが回転しないぐらいフィルムのたるみはないので、巻き戻しクランクが回転することで、フィルムがスプールにきちんと巻き付いているか確認できるのだが。さらに余談だが、ニコンのオートフォーカスフィルムカメラではF一桁はすべて巻き戻しクランクがついている。そしてF一桁以外のAF機で唯一巻き戻しクランクのあるのがF-501なのだ。F-501偉いっ(笑)。

ということで、やはりフィルムカメラに巻き戻しクランクは必須だと思うのだ。えっ?F100の説明書を持ち歩くとか、テキスト化して携帯電話に入れておくとか、画像データでザウルスに入れて持ち歩けばいいだけだろうって?そのとおりでございます(笑)。こんどからF100のカスタム設定一覧は持ち歩くことにした。フィルムピッカーが廉価でよかった(笑)。

デジタル一眼レフに「NIKKOREX」の復活を2008年04月16日 00時00分00秒

竹林:GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/73sec、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

写真家の田中希美男氏のブログに開発者出てこい(Photo of the Day)という記事があって、D40シリーズとD60のAF-C(コンティニアスAF)モードの仕様について書かれていた。

AF-Cはシャッターチャンス優先AF。動く被写体の移動にあわせてピントを合わせ続ける。動体を撮影するためのAF。ピントが合う合わないにかかわらず“いつでもシャッターが切れる”、のがAF-Cモード ―― Cはコンティニアスの略 ―― であるはずなのだが、ところがニコンはその「常識」を覆してAF-Cでも“ピントが合わないとシャッターが切れない”ようにしてしまった。D40、D40x、そしてこのD60の3機種がその仕様になっている。

ニコン以外のどこのメーカーのカメラも、AF-Cモードは ―― キヤノンの場合AIサーボとよぶなど各メーカーによって名称が異なるが基本動作は同じ ―― いつでもシャッターが切れるシャッターチャンス優先である(たぶん)。AF-C(コンティニアスAF)モードでピント優先の仕様になっているカメラなんてないはず。なのにD40シリーズとD60は違う。ピントが合わないとシャッターが金輪際切れない。さらにヘンなのは、同じニコンのD3、D300、D80、D200などなど、いやニコンF6もF5もF100も、AF-Cモードの時はシャッターボタンを全押しすればピントが合っていなくてもシャッターが切れる仕様になっている。おかしいじゃないですか、ニコン。なぜなんですか、ニコン。開発者、出てきて説明して下さいよ。

引用が長いが、ほとんど言い尽くされている。D40シリーズとD60は、普通のAF(オートフォーカス)単焦点レンズでAFできないので、ちょっと興味の対象外だったのだが、さらにこんな仕様まであったのか。ファインダーがアレで、APS-C用の広角単焦点レンズはないし、常用域の単焦点レンズでAFできないし、非CPUレンズでは露出計も働かないようにしてある。それに加えてAFではピント合わないと金輪際シャッターが切れない、と。

思うに、これは、初心者やファミリー層以外にこれらの機種を買ってもらいたくないので、一種の「トラップ」を仕込んでいるんではないだろうか。どうしてもD80やD200やD300やD3を買ってもらわないと困る、と。

まあ、そうしているうちに私なんか段々とデジタル一眼レフに対する興味を失ってきているのだが(苦笑)。フィルムも先行きはバラ色じゃないがまだまだいけそうだし。

そこで唐突だが、このAF-Cモードの解決策を考えた。D40シリーズやD60などの仕様のデジタル一眼レフには、「NIKKOREX」ブランドを使うのである。そうすればNIKKOREXのカメラにはニコンFマウントのレンズは使えるけど色々制限がありますよ、と説明しやすいのではないか。おお、これで解決(していないような…)。


写真は記事とは関係ない。
竹林:GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/73sec、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

磨り減った皮ケースに美学を(KCチョートクカメラ日記)2008年04月17日 00時00分00秒

Nikon F3用CF-20、Nikon F-301/F-501用CF-35、Yashica Electro 35 用速写ケース

毎月20日の少し前はカメラニュースネタがなくなってくる。これはカメラ雑誌の発売日が20日(今月は19日)なので、20日に公表という場合が結構あるからだと思う。ということで、今日も時事性のないネタですまん(笑)。

少し前に、写真家田中長徳氏のブログに、磨り減った皮ケースに美学を(KCチョートクカメラ日記)というのがあった。

それは80年代の安物の一眼レフの皮ケース、というよりも合成樹脂の速写ケースなのだけど、その色はブラックであるが、その黒い樹脂はとっくに剥離してしまい、あれはどういう素材なのか知らないけど、要するに樹脂の本体の白いような素材がところどころから、見えるのである。

ようするに白黒まだらの速写ケースの中に三流の35ミリ一眼レフ(おっと、ここで実名を挙げてしまうとまた問題が生じたりするのであえてブランド名は秘す)が入っているという寸法だ。

そのような古典的な白黒まだら文様の速写ケースは、20年近く前の天安門広場でも見たことがある。

すまん、Nikon F-501にその白黒まだらの合成皮革製速写ケース付けてました(笑)。まず、端のステッチが入っているところがほつれて来て、次に本体の曲がるところが割れてきて白い物が見えるようになる。また指の当たるところも禿げてきて白い物が見えてくる。本革と違って、味なんて出なくて、単にみすぼらしくなるだけだったりする(悲)。

ニコンは伝統的にF一桁とそれ以外とを区別して、F一桁はずっと本革速写ケースだが、それ以外は途中から合成皮革製の速写ケースになっていた。

そういうみすぼらしい合成皮革製ケースの反省からか、最近はデジタル一眼レフに本革の速写ケースが用意されることがある。ニコンでは、D70やコンパクトデジタルカメラのCOOLPIX 5200やCOOLPIX 4200にまで本革速写ケースが用意されたことがある(ニコンオリジナルグッズ「D70」用および「COOLPIX 5200」「COOLPIX 4200」用、高級革ケースの発売について(ニコン)参照)。最近ではオリンパスが色を何色か揃えてやる気を出している(オリンパス>パーソナル製品>デジタル一眼レフカメラ>アクセサリー >ケース&ストラップ関連参照)。

私は結構速写ケースが好きでよく使っていたのだが、その理由はまずはグリップがよくなることであり、また小雨の時などは速写ケースに入れておくとすぐに取り出せてかつカメラ・レンズが濡れないというメリットがあるからだ。しかし、F100用の速写ケースは持っていない。それは、F100はグリップが十分に大きくてかつ握りやすいので最初の理由がなくなってしまうからだ。また、他の古いカメラと違って速写ケースの中古があまり出回っていないというのもある(もう新品で手に入らない)。GR DIGITALの速写ケースが欲しいと思わないのも、GR DIGITAL単体で十分グリップしやすいようにできているからだ。

デジタル一眼レフ用に本革の速写ケースが増えているのはいいことだとは思うが、合成皮革製の速写ケースとは逆に、本体の方が先に実用性を失ってしまうことが明白なのでなんか悲しい。

それにしても、古い本革製の速写ケースは味がありますな。クラシックキヤノンの革ケース(KCチョートクカメラ日記)の写真のような感じの本革ケースは最近はない。なんかなめし方とか違うのだろうか。

ニコンD3で楽しむオールドレンズ(写真工業2008年4月号)2008年04月18日 00時00分00秒

舞岡(横浜市戸塚区):GR DIGITAL、28mm相当、F7.1、1/310sec、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

明日次号が発売になるというのにいまごろ4月号の話題ですまん。4月号はアサヒカメラも日本カメラも買ったので、買いすぎ(笑)。写真工業にニコンD3とオールドレンズの作例が載っているというので、次号が店頭に並ぶ前に慌てて2008年4月号を買ってきた。書店を何軒か回ってようやく売っているのを見つけた。

まず、巻頭カラーで小野隆彦氏がD3と

  • Ai Nikkor 50mm F1.2S
  • ケンコーピンホールレンズ

の作例を載せている。こちらは、「Dr.ONOのフルサイズ一眼レポート4:D3でISO6400をきわめてみる」だ。

そして根本泰人氏の「ニコンD3で楽しむニッコール・オールドレンズ」は巻頭カラーに、

  • Nikkor-UD Auto 20mm F3.5
  • Reflex-Nikkor 500mm F8 <NEW>
  • Ai Micro-Nikkor 105mm F4
  • Ai Nikkor 24mm F2
  • Ai Fisheye-Nikkor 8mm F2.8S
  • Ai Nikkor 200mm F4
  • Ai Noct-Nikkor 58mm F1.2

の作例だ。

本文中では多くのレンズに言及されているが、モノクロの作例のあるものは、

  • New Nikkor 28mm F3.5(Ai改)
  • Ai Zoom-Nikkor 25-50mm F4S
  • Ai Zoom-Nikkor 28-45mm F4.5
  • Ai Fisheye-Nikkor 16mm F2.8S
  • Medical-Nikkor Auto 200mm F5.6C
  • PC Nikkor 28mm F4

だ。

惜しいのは、たくさんのレンズに言及している反面、一つ一つのレンズのD3での描写の説明が少ないことである。ここは根本氏に頑張ってもらって、「別冊 ニコンD3で楽しむオールドニッコールレンズ」を出してもらいたい。1レンズ最低1ページで。あと、できればフィルムの作例もお願いしたい(笑)。

根本氏の記事の最後の方には「オールドレンズの整備について」という項目があり、ニコンでのレンズのオーバーホールについて書かれている。私が持っている古いレンズではいまのところ、レンズの清掃やグリスアップを断られたことはないが、

いまのところ指定箇所修理はかなり古いレンズでも対応してもらえるが、モーター内蔵レンズなどでは比較的新しいものでも修理不能の場合もあるようだから、修理窓口での確認が必要だ。

と気になる記述もある。

今日明日中に店頭から撤去される雑誌の紹介になってすまん。バックナンバーも写真工業のサイトから買えるようだ。


写真は記事とは関係ない。
舞岡(横浜市戸塚区):GR DIGITAL、28mm相当、F7.1、1/310sec、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

ここは、地下鉄の駅の周囲が市街化調整区域らしく、駅の階段を上がるといきなり畑が広がっている。そして駅から何kmか離れたところには家がびっしりというおもしろいところ。

「デジタル一眼レフは本当に大丈夫か?」(アサヒカメラ2008年5月号)2008年04月21日 00時00分00秒

アサヒカメラ2008年5月号を買ったのだが、そのなかで気になる記事がいくつかあった。今日はそのなかでも「デジタル一眼レフは本当に大丈夫か?」の特集を取り上げたい。

まずは、以前からピントの山が見づらいといっていたファインダー。ニコンD3とアサヒペンタックスSPのファインダーの見え方を比べた写真(106頁)には愕然。アサヒペンタックスSPの方が像が断然大きい。D3は視野率100%だから、ペンタックスSP並の倍率にするとさらにペンタプリズムが大きくないといけないし精度も要求されるから難しいのだろうが、視野率の低い下級機だともっとファインダー倍率が低いので、やはりもっと努力して欲しいところだ、ファインダー倍率とスクリーンの特性。この両者を大口径単焦点レンズでピントが分かるようなものにして欲しい。

あと、「レンズとボディーの相性はあるのか?」という項目で、

メーカーに聞いてみると、「相性というのは何のことでしょう?」と首をひねられてしまった。ただ、フィルムと違いデジタルでは撮像面からの反射があるので、その影響も考慮してレンズのコーティングや設計も新しくなっているのも事実。

ということで、デジタル用に配慮されたレンズを使うべきかというと「そんなことは一言もいっていません」(ニコン)ともいう。レタッチ処理で倍率色収差の補正なども容易になったこともあり、レフレックスニッコールをはじめ、古い時代のレンズの修理も急増しているという。基本的に使いたいレンズを好きに使えばよいのだ。

(アサヒカメラ2008年5月号107頁)

なるほど、相性問題がないというのならば、なぜAi AF Nikkor 18mm F2.8DやAi AF Nikkor 28mm F1.4Dなどを製造終了にしてしまったのだろう。18mmはDXフォーマットで27mm相当なので大事なのだが。後継レンズが出ないままなのはなんか納得がいかない。

とにかく古いレンズでもフィルムと同じような描写ができるように益々工夫して欲しい。写真工業の2008年4月号の特集では、D3に古い単焦点超広角レンズを使ったものは「厳しい結果となった」とあったので(写真工業2008年4月号57頁)。Ai AF Nikkor 18mm F2.8Dも絞り開放で周辺部の画質悪化がひどいとあった。

まだまだフィルムも使い続けるつもりだが、いずれ嫌でもデジタル一眼レフにせざるを得ないときが来ると思っている。そのときまでにデジタル一眼レフはフィルムカメラの代わりに使えるようなものであってほしい。本当はいままでのようにフィルムカメラもデジタルカメラもどちらも選択できるというのが望ましいのだが。

COOLSCAN V ED が生産終了リストに2008年04月21日 21時15分00秒

ニコンフィルムスキャナCOOLSCAN 5EDが生産終了? ― 2008年03月10日の記事で、COOLSCAN V ED が生産終了らしいことは既にお伝えした。今日夕方になってニコンの生産終了リストにCOOLSCAN V ED が載ったので、メーカー在庫が払底したようだ。
生産終了した製品(デジタル機器)(ニコン)

気になるのは、他のSUPER COOLSCAN 5000 ED とSUPER COOLSCAN 9000 ED が生産終了なのかだ。3月10日の記事にも書いたが、値上げということだったのでしばらくは生産が続くのではないかと私は思っている。ただ、私の推測なので、当てにはしないで欲しい(笑)。

COOLSCAN V ED (5ED)がなくなってしまうと、安いフィルムスキャナがなくなってしまうわけで、一番安いのが12~3万円もするSUPER COOLSCAN 5000 ED というのはちょっと困ったものだと思う。

COOLSCANシリーズのドライバソフトであるNikon Scan が、Mac OS X v10.5 “Leopard”に対応しないことが確定していることと合わせて、フィルムスキャナは終焉に向かっているのだろう。なんだかつまらない方向に向かっているなぁ。どんどん選択肢が少なくなっていく。もしデジタルカメラしか写真を撮る手段がなくなったら、趣味として写真撮るのはもうやめようかという気がしてきた。別にデジタルが嫌いという訳じゃないのだが(フィルムスキャナはまさにデジタル化する機械だ)、デジタル一眼レフはファインダーとか全然改善しないし、値段も高いし、APS-Cサイズは広角側の単焦点レンズが全然揃ってないし、気に入らない機材で無理して撮ることもなかろう、と。あと何年楽しめるかなぁ…。

【関連】
ニコンフィルムスキャナCOOLSCAN 5EDが生産終了? ― 2008年03月10日
Nikon Scan はMac OS X v10.5 “Leopard”に対応しないことが確定 ― 2008年04月10日

リコー「GRバッグ GB-1」(デジカメアイテム丼)2008年04月22日 00時00分00秒

昨日2つ記事を書いたので、ネタ切れというわけではないが、デジカメWATCHの記事の紹介でちょっと手抜き(笑)。しかも、以前にも触れたリコー「GRバッグ GB-1」の話だ。すまん。
リコー「GRバッグ GB-1」(デジカメWATCH:デジカメアイテム丼)

カメラのケースは合成皮革製よりも本革製の方が好みなのは以前書いた。ただ、合成皮革製はぼろぼろになったときに恥ずかしいが、メリットもある。それは雨が掛かっても大丈夫なことだ。本革製の場合、雨が掛かると染みになったりすることがある。クリームを塗ったりすればいいのだろうが、そうすると服にクリームがついたりする危険性がある。靴と違ってクリームの選択もなかなか難しい。

と、いいつつもやっぱり本革の方が匂いもいいし、触っていてなんかうれしいし、使い込んだ場合に味が出てくるのもいい。リコー「GRバッグ GB-1」、なんか結構高いのだが、欲しくなってしまう。お散歩用にいいと思う。また、旅行でホテルに大きな荷物は置いておいて写真を撮りに出歩くときにもよさそうだ。ああ、でもやっぱりちょっと高いなぁ(笑)。4万1,790円出すなら、先に買うべきものがある。このバッグそのものが高いと言っているわけではない。品質からすれば安い方かもしれない。ああ、実物を触ったら買ってしまうかもしれない。ヨドバシにサンプルを展示したりしないでね(はぁと)。

【関連】
リコー、GR DIGITAL用の牛革カメラバッグ「GRバッグ GB-1」を発売 ― 2008年03月05日

50mm F1.2が気になるぅ2008年04月23日 00時00分00秒

えびちゃん:GR DIGITAL、28mm相当、1/110sec、F3.5、ISO64、+0.7EV、プログラムAE

写真家・田中長徳氏のブログでキヤノン50mm F1.2が取り上げられていた。
50ミリf1,2の光と影(KCチョートクカメラ日記)

なんというか、にじみ具合とか光の透過した部分のぽわんとした部分がいいですな。絞り開放ではこんな感じでも、絞るとしゃきっとするレンズはおもしろい。もちろん、絞り開放からしゃきっとするレンズも必要だが。

だからこそ、ニコンは同時期にAi Nikkor 50mm F1.2SとAi Noct-Nikkor 58mm F1.2Sとを、さらにはマニア向けにAi Nocf-Nikkor 58mm F1.2Sまで用意していたのだ(笑)。

ノクトニッコールは高くてちょっと買えないので、現行品のAi Nikkor 50mm F1.2Sが気になる。50mmはAi AF Nikkor 50mm F1.4Dを持っているのだが、F1.2の世界も楽しみたい。ちょっと重いレンズだが。

そういえば、Ai Nikkor 35mm F1.4Sも欲しいなぁ。

まだまだ物欲は尽きぬのであった(笑)。

【追記】
そうだ、チョートク先生に突っ込むのを忘れていた(笑)。「大塚ねね」さんじゃなくて「大塚寧々」さんでしょ!
【追記ここまで】


写真は記事とは関係ない。
えびちゃん:GR DIGITAL、28mm相当、1/110sec、F3.5、ISO64、+0.7EV、プログラムAE

えびちゃんエビちゃんが微笑んでいたので思わずマクドナルドに吸い込まれそうになったが思いとどまった(笑)。GR DIGITALの露出補正をどこかで+0.7EVにしたままずっと撮ってしまった(鬱)。この写真も+0.7EVで撮ったものをレベル補正しているので、ハイライトが白飛びしてきれいではない。なんかCGっぽい。GRDの液晶モニターは明るいところではよく見えないので、露出補正の値が液晶モニターに表示されていてもそれが-0.3EVなのか+0.7EVなのか全く分からず、こういう失敗を時々やらかす。液晶だけでもGRD IIのと交換してくれないかなぁ(笑)。

なぬ~「1記事あたりのコメントとトラックバックの上限を設けます 」ですと!2008年04月23日 00時00分01秒

アサブロ information によれば、

昨今増えているスパム(迷惑)コメント、スパムトラックバック対策のため、近日中に1記事あたりのコメントとトラックバック受付数上限を設けることにいたしました。

ご利用の皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解ならびにご了承いただきますようお願い申し上げます。
http://information.asablo.jp/blog/2008/04/22/3254231

なんですと。

このブログは掲示板を別に設けてない関係上、ひとつの記事にたくさんのコメントが付くことがある。ありがたいことである。しかし、このアサブロの予告は不安である。

上限数を決めるよりも、個別の記事のコメントを可能か不可能か決められるようにしてくれた方がありがたい。もう古くてコメントの付かないような記事に執拗にスパムコメントが付くことが多い。こういうのはもうコメント欄を閉じてしまってもいいと思っている。できれば古い記事でも有益なコメントをいただける方がありがたいが。

また、ほかのブログで採用されているようなCAPTCHA(画像認証)とか、色々対策はあるはずだ。

また、最近アサブロは非常に重たいときが頻繁にあって、たぶんこういったスパムの攻撃でサーバの負荷が高まっているのだと思う。せっかくコメントスパムやトラックバックスパムに対してspamに印を付けてアサブロに判断材料を提供しているのに全然生かしていないように思う。スパムの来るIPアドレスは、たいていが無防備な常時接続クライアントで、スパマーはそこを踏み台にしている。そういったIPアドレスからのコメントやトラックバックは蹴ってしまえばよい。アサヒネット側がそれをするのが嫌ならば、ユーザーがIPアドレスで制限できるようなシステムをつくるべきだ。また、時間あたりのコメント数やトラックバック数が一定以上あるものはそのIPアドレスからのコメントやトラックバックを一定時間拒否してしまえばよい。

また、NGワードの設定も有益だろう。コメントスパムやトラックバックスパムはたいてい同じような内容だからだ。あらかじめありそうなNGワードのパターンを用意してデフォルトでそれを提供してもいいのではないか。嫌な人はそれを外したり、自分でNGワードを設定できるようにしておけばよい。

そういった可能な対策を取らずに、コメントやトラックバックの上限を設けるというのは、ブログのよい点を殺してしまうのではないのか。

上限を設けるにしても、ユーザーが自分の判断で上限をはずせるようにしておいて欲しい。そしてIPフィルタリングやNGワード、記事ごとにコメント・トラックバックの可・不可を設定可能といった機能をすぐに実現して欲しい。

同じような意見の方もおられるようだ。
アサブロさん それ、解決じゃないよ!(ぷれしゃす・もーめんと)

【関連】
"だみー"のコメント欄 ― 2008年03月16日

【関連追記:2008年5月2日】
アサブロの各記事のコメント・トラックバック数が上限50に改悪された ― 2008年05月02日

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