Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW> その2 ― 2008年04月08日 00時00分00秒
昨日は歴代F2.8ズームの中からなぜAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>を選んだのかで終わってしまったので、今日はインプレを。
まだ先週末にテスト撮影したぐらいなので、描写等は詳しく書くけない。今日は操作感などを中心に書いていきたい。
ズームリングは重くも軽くもなく、途中で重さが変わる訳でもなく一定の重さで回る。また、高倍率ズームにありがちなズーミングでにょにょーっと鏡筒が伸びるタイプでもない。80mmから200mmまでズーミングしても鏡筒は伸びず全長は同じである。
ピントリングは、A-M切り替えがついているので、AF時はピントリングは回転しない。AF時はピントリングが固定されて回らなくなる。またAFとMFの切り替えは、ボディ側をSやCのAFにしたままレンズ側のA-Mリングの操作だけで可能だ。また、試してみるとF-501の場合も同様だったが、レンズの説明書を持っていないのでF-501については説明書で確認できたら追記する。この<NEW>の前のAF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D の説明書はなぜか持っていて、そこにはF-501だけレンズ側とボディ側の両方をMF/AFに揃える必要があると書かれていた。
A-M切り替えリングをMにすると、マニュアルフォーカスのレンズほどではないが、滑らかな感触でマニュアルフォーカス(MF)できる。感触は、店頭で触ったことのあるAi AF Micro-Nikkor 60mm F2.8DやAi AF Micro Nikkor 105mm F2.8Dよりは遙かによい。ちゃんと金属と金属がグリスを挟んで擦れている感触がする。
フォーカスリミッターがついていて、リミッターなしだと無限遠から最短の1.5mまでピントリングが回るが、リミッターを有効にすると、無限遠から3m弱までと2.5m強から1.5mまでのフォーカスに分かれる。リミッターを有効にしたときのピントリングの位置でどちらの制限フォーカスゾーンかが決まる。このフォーカスリミッターはMF時でも効く。
三脚取り付け座(三脚座)は、取り外せないが締め付けねじを緩めて290度ほど回転できる。現行の三脚座付きレンズに比べて三脚座がコンパクトである。取り外せない分手持ちで使うときに邪魔にならないように配慮してこの大きさなのだろう。よく考えられていて使いやすいと思う。
写真は、望遠端200mmで最短距離(1.5m)付近で絞り開放という意地悪な条件。 無題:Nikon F100、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>、焦点距離200mm、F2.8開放、絞り優先AE、マルチパターン測光、富士フイルム Sensia III 100 (RA III)、Kenko L37 Super Pro、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED
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