シグマDP1サンプル画像続々登場 ― 2008年03月03日 00時00分00秒
コメントのお返事が遅れていてすみません。今日は少しずつお返事させていただきます。m(_ _)m
シグマのAPS-CサイズFOVEON X3センサー(20.7×13.8mm)を使った28mm相当のコンパクトデジタルカメラ、DP1のサンプル画像が続々登場している。シグマの公式サイトにもサンプルは上がっているのだが、冒頭のFLASHが回避できずメニューも分かりづらいので、デジカメWATCHによるサンプル画像を待っていた。
・【実写速報】シグマ「DP1」~APS-Cサイズのセンサーを採用したコンパクトデジタルカメラ
・西川和久のフォトジェニック・ウィークエンド特別編【上原千織 + シグマDP1】~一眼レフに匹敵する写りの渋いコンパクトカメラ!
いやー、いいですな、DP1。同じデジカメWATCHのGR DIGITAL(初代)の実写速報を見るともう全然違いますな。もっともGRDの方はβ機のサンプルだが(β機のサンプル画像は自分のもつGRDよりもノイズが多いような気がする)。
しかし、GR DIGITALを持つ身としては、あと2年早くDP1が出ていればなぁ、という感じだ。GR DIGITALは長く使うつもりで買ったので、そうそうDP1も買うというわけには行かない。コンパクトデジタルカメラを何台も持っていてもなぁ、というのもある。それにDP1にはワイコン・テレコンが予告されていないので、20mm(21mm)もよく使う私としてはその辺も少し気になる。しかし、コンパクトデジタルカメラでもっと高画質なものを求めていたという28mmフリークにはDP1はいいカメラだと思う。
まあ、こういう後から後からより高画質のカメラが出てきて、しかも頻繁に買い換えているとフィルムで撮りまくるよりも実は金が掛かるのではないかというデジタルカメラにはついていけない(苦笑)。決して初代GR DIGITALの画質(特に高感度)に満足しているわけではないのだが。フィルムカメラだと40年前のカメラでも今のフィルムを入れて今のレンズをつければ今の写りが得られる。デジタルカメラはフィルム付きカメラみたいものなので、発売時の内蔵フィルムから変更できないカメラみたいなものだ。もし、1959年発売のNikon Fがそんなカメラだったら、いまのような中古価格はつかないだろう。
GR DIGITALの画質が周囲のデジタルカメラに比べて耐えられなくなるぐらい劣って見えるようになったり、壊れたりしたら、その時はDP1の後継機かGR DIGITALの後継機か悩ませてもらおう。とか言ってて、明日にでもGRDが壊れてDP1を衝動買いしているかもしれないが(笑)。
しかし、DP1は購入するかもという含みを持たせているのに、D40とかD60とか全く買う気にならないのはなぜだろう(苦笑)。デジタル一眼レフは欲しくてたまらないのだが(笑)。一眼レフのファインダーというのを自分のなかでそれほど重要視しているのだろう。また機能制限が多くて手持ちのレンズで快適に撮れない、手持ちのレンズが気に入った画角で撮れない、とか挙げだしたらキリがなくなりそうだ(笑)。あたらしくレンズを揃えたくなるほどのボディでもないし、揃えるにしても広角単焦点レンズがないといういつもの不満に行き着く。GR DIGITALやDP1は28mm好きの私にとっては救世主だ。このクラスのデジタルカメラの選択肢が増えることを期待したい。ピントのわからないファインダーがついたデジタル一眼レフなんかよりも、DP1のボディでレンズ交換式デジタルカメラ(CONTAX Gのデジタル版みたいなもの)を出してくれた方がありがたい。
写真は記事とは関係ない。
クモハ40074:Nikon F100、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、1/30sec、F2開放、富士ヴィーナス800(ISO800)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED
コダックの人に「とりあえず写ってればいいのなら(使っても)いい」と言われた富士のヴィーナス800フィルムだ(笑)。高感度にもかかわらず粒状性がよく、細かいことを言わなければ全然OKだ(笑)。第一、GR DIGITALのISO800なんかまったく実用にならないし(笑)。今回もスキャンに際してICEとかGEMとか使っていない。色合いも5000EDが自動的に出してきたままを使っている。
現行フィルム・生産終了フィルム一覧(ナショナル・フォート)/中外写真薬品のイルフォードBW製品は在庫限り ― 2008年03月04日 00時00分00秒
ナショナル・フォートのサイトに、現行フィルムや最近の生産終了フィルムの一覧が整理されている。
・Kodak Professional(ナショナル・フォート)
・FUJIFILM(ナショナル・フォート)
・Polaloid/ILFORD/KONICAMINOLTA/AGFA(ナショナル・フォート)
・MINOX/Rollei(ナショナル・フォート)
全てのフィルムが載っているわけではなさそう(たとえばモノクロフィルムの100ft缶などは載っていない)だが、一覧になっていて非常にありがたい。ナショナル・フォートにはいつもフィルム情報でお世話になっているので、何か買い物をしなければ。
また、上記とは別の話題なのだが、イルフォード製品の日本国内代理店だった中外写真薬品が突然の代理販売の中止通達を受けて、中外扱いのイルフォードBW製品は在庫限りになったとのことだ。
イルフォードBW製品に関するご案内(中外写真薬品)
2006年よりイルフォードBW製品ビジネスは、イルフォードイメージング社(スイス)より分離され、ハーマンテクノロジー社(英国)により引き継がれ製造及び供給が継続されておりました。この度、ハーマンテクノロジー社(英国)からの予告のない通達により、ハーマンテクノロジー社BW製品の販売は、同社インクジェット製品の販売を両立して委託できる代理店へ移行が通達され、イルフォードイメージング社(スイス)のインクジェット製品の総代理店である弊社としましては、ハーマン社BW製品の継続を断念せざるを得ない結果となりました。
今後日本国内にどういうルートでイルフォードBW製品が入ってくるのかは中外写真薬品のサイトからは分からない。イルフォード製品を愛用されていた方は行きつけのお店で今後の輸入について確認されたい。何か情報があれば追記する予定。
【追記】
コメントにも書いたが、現在ハーマンテクノロジー社のインクジェット製品の販売を日本国内で行っているのは、
サイバーグラフィックス株式会社 東京都千代田区神田錦町1-8-11
http://www.cybergraphics.co.jp
http://www.harman-inkjet.jp
だ。この会社は現在、ORIENTALのモノクロ印画紙・薬品を扱っているようだ。というか、サイバーグラフィックス株式会社の旧社名は「オリエンタル写真工業株式会社」だった(笑)。
ILFORDの黒白製品は、サイバーグラフィックス株式会社に移管されるのか、それともハーマンテクノロジー社のインクジェット製品とともにさらに第三の会社(たとえばハーマンテクノロジー社の日本法人とか)に移管されるのかは分からない。
【追記ここまで】
【さらに追記:2008年3月5日】
harman-inkjet.jp のドメインを持っているのがサイバーグラフィックス株式会社なので、第三の会社に移管という線は薄いように思う。サイバーグラフィックス株式会社にILFORDの黒白製品を移管するのだと思う。継子扱いせずにちゃんと扱ってくれよ。
【さらに追記ここまで】
リコー、GR DIGITAL用の牛革カメラバッグ「GRバッグ GB-1」を発売 ― 2008年03月05日 00時00分00秒
リコーがGR DIGITAL用の牛革カメラバッグ「GRバッグ GB-1」を3月19日に発売するようだ。価格は税込4万1,790円で、初回ロットとして200個が販売されるそうだ。
リコー、GR DIGITAL用の牛革カメラバッグ(デジカメWATCH)
うーん、牛革製品は結構好きで欲しくなってしまうが、なんか違うんじゃないかという気がする。というのは、シグマDP1というライバルが出現したまさにこのときに、おしゃれ方面に逃げているような印象を与えるからだ(笑)。DP1は厳密にはGR DIGITALのライバルではないのかもしれないが、28mm相当のレンズ固定式単焦点小型デジタルカメラという点では競合していると思う。
まあ、アクセサリーが多いというのは嫌いじゃないから(笑)、いいのだけれど。それにGR DIGITAL用としてではなく純粋にカバンとして質感もよさそうな感じだ。できればどこかで実物にさわれるようにして欲しい。
カメラのケースもそうなのだが、合成皮革のものは経年変化でボロボロになってきてどうしようもなくなるのが嫌だ。革もボロボロになることがあるが、クリームを塗ったりすれば長持ちするし、第一ボロボロになった時に手の垢や脂が染み込んでいていい味が出ている。合成皮革やプラスチックのボロボロというのは素材が劣化しているだけなのでゴミにしか見えない。ああ、牛革、いいなぁ(実は革フェチなのか笑)。
【関連追記】
GRバッグが発表になりました!(リコー公式GR BLOG)
カメラバッグ ついに完成!(はい。阿部秀之です!)
【関連追記ここまで】
【さらに関連追記:2008年4月22日】
リコー「GRバッグ GB-1」(デジカメアイテム丼) ― 2008年04月22日
【さらに関連追記ここまで】
写真は記事とは関係ない。
賣店:Ricoh GR DIGITAL、ワイドコンバージョンレンズGW-1、21mm相当、F2.4開放、1/32sec、ISO135(AUTO)、-0.3EV、プログラムAE、モノクロモード
キヤノン製のデジタル複合機およびレーザービームプリンターの一部に搭載されたFTPサーバーに脆弱性 ― 2008年03月05日 00時00分01秒
キヤノンが提供する Color imageRUNNER, imageRUNNER, imagePRESS シリーズ、レーザービームプリンターシリーズは、デジタル複合機およびプリンター製品です。これらの製品の一部には内蔵の FTP サーバ機能を経由して他のネットワーク機器にアクセスできる脆弱性が存在します。
JVN#10056705 複数のキヤノン製デジタル複合機、およびレーザービームプリンターにおいて不正なポートスキャンの中継が行われる脆弱性
ということなので、該当機種をお持ちの方は設定を変更した方がいい。簡単にいうとポートスキャンの踏み台にされる可能性があるということか。キヤノンのTOPページからは直接リンクされていないようなので記事にすることにした(新着情報にない)。該当機種も多いので使っている方も多いと思う。
・キヤノン製のデジタル複合機およびレーザービームプリンターの一部に搭載されたFTPサーバーの脆弱性について(キヤノン)
該当機種は以下に。
・デジタル複合機 Color imageRUNNER/imageRUNNER/imagePRESSシリーズに搭載されたFTPサーバーの脆弱性について(キヤノン)
・レーザービームプリンターに搭載されたFTPサーバーの脆弱性について(キヤノン)
DNP Torikkiri Do Shot はコストダウンし過ぎ ― 2008年03月06日 00時00分00秒

今日も更新が遅れてすまぬ。コメントのお返事ももう少しお待ちください。しかし、なんかオリンパスxDピクチャーカードの記事がコメントスパムに狙われてますなぁ。なんであの記事だけ狙われるんだろう(笑)。
さて、今日の記事に入ろう。コニカ(コニカミノルタ)の「撮りっきり」のブランドを継承したDNP(大日本印刷)だが、そのレンズ付きフィルム製品「DNP Torikkiri Do Shot」はコストダウンし過ぎだ。
以前に27枚撮りを買って、フラッシュ(ストロボ)チャージした後にフラッシュスイッチを切ってもコンデンサに電気が溜まっていると発光してしまうということを報告した。今回別のロットの39枚撮りを買ってみたが、やはりフラッシュスイッチはフラッシュ用の電気を溜めるかどうかのスイッチであって、発光をON/OFF出来るスイッチではないようだ。コンデンサに電気が残っているとスイッチの位置に関わらず発光してしまう。これは、フラッシュを焚きたくないときに間違ってチャージしてしまうと、放電するまで発光を抑止する方法がないということになる。粗悪品だなぁ。
また、今回新たに発見したコストダウン仕様もある。それは、完全に1コマ巻き上げなくてもシャッターが切れてダブって写ってしまうことだ。知り合いのこどもがDNP Torikkiri Do Shotに興味を示したので好きに撮っていいよと撮らせていたら、きちんと巻き上げないで(あともう1ストローク残して)シャッターをレリーズしてしまった。あとで現像してみると、見事にコマが1/5ほどダブっていた。なんだかなぁ。
写りは悪くないし、なによりも安いのでこれはいいレンズ付きフィルムだと思ったのだが。子供たちに自由に使わせるにはちょっと色々配慮しないといけないようだ。せっかくデザインが子ども受けするデザインなのに。ほとんどのこどもはDNP Torikkiri Do Shotのデザインをかわいいと言っていた。惜しい。もう少し値段が上がってもいいから、フラッシュのスイッチと巻き上げ途中でのレリーズをなんとか改良して欲しい。(全然関係ないがMS-IMEってほんとに駄目ですな。なんで「こども」が変換するたびに違うんだろう。ジャストシステムはあまり好きな会社じゃないのだがATOK買うかなぁ。)
Ricoh GR DIGITAL用テレコンバージョンレンズGT-1は返品可能? ― 2008年03月07日 00時00分00秒

去年の暮れに出た、リコーGR DIGITAL、GR DIGITAL II 用のテレコンバージョンレンズGT-1が変なゴーストが出やすいということは以前に報告した。また世間でも話題になっている。
あけましておめでとうございます(GR DIGITAL テレコンGT-1作例あり) ― 2008年01月02日参照
ちょっと古い情報ですまないのだが、GR DIGITAL(II)やGX100を使われている写真家の横木安良夫氏のBLOG、THE EYE FORGETでこのGT-1のゴースト問題が扱われている。
GRD40mmテレコン問題 その3(THE EYE FORGET)
そこには、
●GRDテレコンのゴースト問題は、リコーのアナウンスのないまま、個別的に希望者の返品は受け付けているようです。 コンパクトデジカメのオプションの、コンバージョンレンズ(交換レンズではない)、いってみれば、ユーザーの要望によって作られた、1万5000円のおまけのようなアタッチメントレンズに、これほどまで不満が?でることは珍しいだろう。それは、GRDユーザーの多大な期待の結果なのかもしれないが。 正直、ぼくはこの40ミリテレコンは、とても優秀だと思っている。28mmのGRDと同じく、歪曲もなく、かなりクリアーな標準レンズとして使えるわけで、これは十分15000円の価値があると思うからだ。
●ただ、逆光時?のフレアー、ゴーストが時折でることは、事実で、それに不満なユーザーが、こんなもの使いたくないと思うことは自由だろう。買う必要もないし、買ってしまったら返品してもらうことだ。 僕らのようなさまざまなカメラを使うプロばかりではないし、8万円というカメラが、高価なカメラだと思う人もいるだろう。15000円のコンバージョンレンズに多大な期待を抱くのも自由だ。
と書かれている。
どうやら非公式に個別に返品を受け付けてくれるらしい。
わたしはというと、GT-1は、もともとGR DIGITALでブログ掲載用の物撮りに欲しかったのだ。28mm相当だと背景が映り込んだり形が正確に表現できなかったりするので、もう少し長い焦点距離になるテレコンが欲しかった。ニコンの古いCOOLPIX 2500もあるのだが、200万画素というのはブログ用には十分だとしても、COOLPIX 2500はピントを合わせる位置が自分で指定できないので(全面のコントラストでピントを決定しているようだ)、物撮りには使いにくかった。その点マクロ時に画面内のどこにでもフォーカスポイントを動かせるGR DIGITALはいい。そういう使い方を想定していたので、実はそんなにゴーストには困っていないのであった。というよりは、40mm相当の歪曲の小さいレンズは重宝しているのだ。
GT-1を外に持ち出したのは、最初の試写の時だけだったりして(笑)。GT-1のゴーストで嫌なのは、本当の逆光すなわち強い光源が画面内か画面ギリギリのところにあるときにでるものではなく、明暗差のある日向と日陰とを入れて撮っただけで隅に赤い指が写ったようなゴーストが出ることである。これがおそらく批判の的だろうと思う。
ただ、GT-1はコンパクトなテレコンだが、重さが140gあって、GR DIGITALの本体が電池なしで170gなので、結構重い(フロントヘビーな感じ)。ワイドコンバージョンレンズGW-1が72gなのと比べると、GT-1を付けてスナップというのはなんかバランスが悪い感じがする。そういう意味でもGT-1で外でスナップというのは私はあまり考えていない。ただ、これは広角好きの私の印象なので、標準域が好きな人ならまた印象は変わるだろう。
そういうことで、私の使い道ではGT-1のゴーストはいまのところ全然困らないので、返品するということは全く考えていない。しかし、スナップ用途で期待して買った方はリコーに相談するといいのではないだろうか。って私もスナップに使ったら激怒して「返品してやるぅ」になるかもしれないが(笑)。まあ買って何ヶ月か経つものを返品というのもおかしな話なのでそんなことはしないと思うが(笑)。ハレ切りの練習用にいい素材だ(爆)。
【関連】
・横浜美術館でGR DIGITAL II を触ってきた&GT-1試写 ― 2007年11月05日
・GR DIGITAL (II)のテレコンバージョンレンズGT-1がいきなり明日発売! ― 2007年12月28日
・GR DIGITAL (II) 用テレコンバージョンレンズGT-1を買った ― 2007年12月30日
・あけましておめでとうございます ― 2008年01月02日(GR DIGITAL + GT-1の作例あり)
ニコンフィルムスキャナCOOLSCAN 5EDが生産終了? ― 2008年03月10日 00時00分00秒
ニコンのフィルムスキャナCOOLSCAN 5EDが生産終了という情報がある。ソースは荻窪カメラのさくらやのサイトである。
買うなら今!ニコンフィルムスキャナー 生産完了&価格改定(2/27)
そこによると、2月27日付で
買うなら今! 生産完了&価格改定
ニコン クールスキャン V ED
★生産完了在庫限り
使いやすい実用機、4000dpi、14bitA/D変換
とある。また、
ニコン スーパークールスキャン 5000 ED
★3/3より価格改定(約7%の値上がりが予想されます)
2ラインCCD搭載で驚異の20秒スキャン、4000dpi、16bitA/D変換
(中略)
ニコン スーパークールスキャン 9000 ED
★3/3より価格改定(約6%の値上がりが予想されます)
フイルムスキャナーの究極を目指す、ブローニーフイルム対応機
とも書いてある。
実店舗のないネットショップならまだしも、実店舗のあるこういうお店が生産終了と言った上で販売している以上は、COOLSCAN 5EDについては生産終了なのだろう。もし、嘘や間違いだったら、騙して売ったことになるからだ。
また、SUPER COOLSCAN 5000EDとSUPER COOLSCAN 9000EDについては価格改定と言っていることから、生産継続なのだろう。
おそらく、いまさらフィルムスキャナを買おうという人は、5EDではなく、5000EDを買うだろうという判断なのだろう。5EDぐらいの予算の人はよそのフラットベッドスキャナか入門用デジタル一眼レフでも買ってね、ということなのか。それともフィルムスキャナが全然売れなくて、でも全部終了にはしたくないからラインナップを整理した、というところなのか。なんらかのアナウンスが欲しいところだ。カメラ雑誌の編集部の方はニコンに取材して欲しい。
そして、フィルムスキャナの新製品が出るから生産終了という線はないと思う。新製品を出すほど需要がないと思うからだ。
ああ、フィルムを取り巻く環境はどんどん悪くなっているなぁ。それでもフィルムはなくならないと思う。
なぜなら、実はフィルムの方が撮影者にとって楽だと思うからだ。この間小さなお子さんを持つ知り合いが、デジカメで撮った画像はハードディスクに溜まったままで全然プリントしていないのでプリントせねばと思いつつ今日まで来てしまったと言っていた。その人は、いつかプリントして、自分の親が自分にしてくれたようにアルバムに貼って整理するんだ、と決意表明していたが、私は「そんなの無理」と言い放った(笑)。「フィルムで撮ればいいんですよ」と。フィルムで撮れば現像しないと見られないから現像に出す。その時に同時プリントすればプリントは自然とできる。それをアルバムに淡々と整理するだけだ、と。いまさら、溜まった写真をしかもセレクトしながら家庭用のプリンターで印刷するなんて絶対にできない、と。そんな時間があれば既にやっているはずだ、と。ちなみに家庭用の染料インクのプリンタのプリントの退色については言わなかった。絶望的になると思ったからだ(笑)。でもせっせとプリントしてアルバムに整理した写真が10年や20年で退色した方がもっと絶望的な気もするが(笑)。
まあ、フィルムスキャナを使う場合はデジカメで撮った画像を修正してプリントするよりも手間が掛かっているので一般向けではないのだが、DPEで同時プリントという環境はなくしてはならないと思うのだ。こんな楽で安価で一定の結果が得られるシステムってそうそうないと思う。なくなる前にそのことに気づくべきだ。
なんかフィルムスキャナの話題からは逸れてしまったが(笑)。
【関連:2008年4月21日】
COOLSCAN V ED が生産終了リストに ― 2008年04月21日
PHSの位置情報で地図表示「ざうもに」改変版 ― 2008年03月11日 00時00分00秒

ザウルスのCFカードスロットに挿すPHSカードでPHS基地局の位置情報を取得して地図に表示するソフト「ざうもに」が、Yahoo!地図の仕様変更で使いにくくなっていることは以前に報告した。それを改良してくださる方が出てきた。 ひとりぶろぐのmoyashi 様だ。ありがとうございます。さっそく使わせていただいています。
[Zaurus]PHSの位置情報で地図表示「ざうもに」改変版0.0.1.3
わたしがインストールしたのは0.0.1.2の方なのだが、特に不具合などはなかった(SHARP ZAURUS SL-C3200とKWINSのKW-S101Cの組み合わせ)。さっき見てみたら、0.0.1.3がリリースされているようなので、あとで時間があったら、0.0.1.3に入れ替えてみようと思う。何か気づいたことがあればこことmoyashi 様の「ひとりぶろぐ」のコメント欄で報告させていただきます。
改良版の方では、Yahoo!地図で表示できるようになっただけでなく、goo地図、Mapion、Mapion(PDA版)、MapFan Webも表示可能になっている。また、0.0.1.3ではALPSLABの地図も追加されている。これだけ多くの地図に対応してくれると、仮にどれかひとつの地図が仕様変更で使えなくなっても、他の地図で表示できるのでありがたい。
イーモバイルやauやDocomoのデータ定額など、PDAの通信環境もWILLCOMだけでなくなってきた様子だが、WILLCOMのMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体サービス事業者)であるKWINSのKWINS for PDAは、まだ価格やサービスエリアのバランスがいいので使い続けるつもりだ。イーモバイルのエリアがWILLCOM並みのエリアになったときが乗り換え時かなぁと思う。またKWINSはMVNOなので、イーモバイルから回線を安く借りてPDA向けに提供してくれるとありがたいのだが。WILLCOM系のPHSカードでないとざうもにが使えなくなるのだけれど。
moyashi 様、ありがとうございました。
【関連】
Zaurus用位置情報取得ソフト「ざうもに」とYahoo!地図情報の仕様変更 ― 2007年09月01日
Zaurus SL-C3200にインストールしたフリーソフト(追記あり) ― 2006年11月14日
2008 年 3 月のMicrosoft Update(不具合情報の追記あり) ― 2008年03月12日 00時00分00秒
今日もカメラネタでなくてすまん。
今日は月に一度のMicrosoft Updateの日だ。今日の更新は、
- Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される (949029)(MS08-014)
- Microsoft Outlook の脆弱性により、リモートでコードが実行される (949031)(MS08-015)
- Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される (949030)(MS08-016)
- Microsoft Office Web コンポーネントの脆弱性により、リモートでコードが実行される (933103)(MS08-017)
の4件で、いずれも「緊急」だ。
このうち、「Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される (949029)(MS08-014)」は、既にウィルスが出現している(「北京オリンピック」ウイルス出現、Excelの未パッチ脆弱性を突く-ITPro参照)、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ(947563) Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行されるの脆弱性も修正するものなので、ただちに修正パッチを当てるのがよさそうだ。
【追記:2008年3月14日】
MS08-014パッチ を適用した環境で計算結果に違いが出る現象が発見され現在調査が行われているようだ。この現象の影響を受けるのは、以下の製品で
Excel 2003 Service Pack 2 + MS08-014
Excel 2003 Service Pack 3 + MS08-014
加えて、現在分かっている範囲で現象の発生条件は、以下のすべてを満たす場合となる。
- Visual Basic for Applications (いわゆるマクロ)から、Real Time Data (RTD) Sourceを使っている
- RTD を使った、ある程度複雑なクエリを処理している。
2008年3月のリリースに関する追加情報(MS日本のセキュリティチーム)
【追記ここまで】
【さらに追記:2008年3月20日】
上記の不具合を直したものが出ているようだ。
Microsoft Office Excel 2003 セキュリティ更新プログラム: KB943985 v2
【さらに追記ここまで】
密かな趣味が全公開--Amazonのウィッシュリスト、改め「ほしい物リスト」に注意(CNET) ― 2008年03月13日 00時00分00秒
今日もカメラネタでなくてすまん。今日は13日なのでアサヒカメラの次号予告があると思うので、可能ならばあとでもう1つカメラネタをアップ予定。
密かな趣味が全公開--Amazonのウィッシュリスト、改め「ほしい物リスト」に注意?(CNET Japan Staff BLOG)
もうあちこちで話題になっているのでご存知の方も多いと思うが、amazon.co.jpのウィッシュリスト改め「ほしい物リスト」がデフォルトで「公開」設定になっているので、欲しいものリストのみならず、メールアドレスと本名が検索可能になっていたという恐ろしいお話。
詳細は上記記事をご覧戴くとして、もっと怖いのは、amazonにサインイン(ログイン)したまま、ある簡単なコードを埋め込んだサイトを訪れると、本名を知らせるメールがそのサイトの指定したメールアドレスに送られるという仕様。怖すぎます。
Amazonのすごいアクセス解析サービス(ぼくはまちちゃん!)
アマゾンにサインインしたままよそのサイトに行かなければいいのだが、アマゾンにはなんと「サインアウト」がない。以前から気になっていたのだが、amazon からサインアウトする方法は、なんとサインインした状態で「『もしあなたがXXXXXさんでない場合、サインインしてください』のリンクをクリック」することなのだそうだ。自分がXXXXXさんの場合そこをクリックしようとは思わないから、これはひどい仕様だ。
そして、産業技術総合研究所の高木浩光氏もAmazonはやっぱり怖い そろそろ使うのをやめようと思うと仰っている。私もamazonを使っていたが、どうしよう。あんな本やこんな本やアレを買ったという変な情報(笑)が世界中に広まる前にやめるべきか。【追記】高木氏の記事が追記されていて、どうやらamazonをやめても過去の購入履歴は消してくれないらしい。法律上も消してくれという権利はないらしい。詳細は上記リンクから。【追記ここまで】
しかし、amazonはマーケットプレイスとamazon本体が売主の場合との区別がしにくいなど、変なオンラインショップとは思っていたが、ここまでひどいとは思わなかった。だって、誰が取引の相手なのかというのは重要な要素なのに、amazonで買い物していたらいつのまにかamazonじゃない業者から買うことになってるなんて変でしょ。よく注意すれば間違えないのだろうが、ユーザーインターフェースが悪すぎ。ひとつ間違えば詐欺サイトだ(笑)。
【関連】
密かな趣味が全公開--Amazonのウィッシュリスト、改め「ほしい物リスト」に注意?(セキュリティホールmemo)
【追記:2008年3月18日】
Amazon「ほしい物リスト」の検索機能が停止状態、理由は「調査」(INTERNET watch)
ほしい物リストの検索機能が利用できない理由についてアマゾンジャパンは、「ユーザーからの問い合わせをもとに、検索機能を含む一部機能を調査するために一時停止した」と説明。また、調査の内容や復旧の予定については、「現段階ではコメントできない」としている。
きちんと情報公開できないいい加減な企業のようですな。さようなら、Amazon.co.jp。
【追記ここまで】
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