ついにチェキがプリンタ内蔵デジカメに instax SQUARE SQ102017年05月22日 00時00分00秒

国立科学博物館筑波実験植物園(茨城県つくば市):Nikon F3、Ai Nikkor 28mm F2.8S(AI Nikkor 28mm f/2.8S)、F8AE、L37C、Kodak PORTRA400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなし

いつもとおりすがり様がコメントで教えてくださった、富士フイルムのチェキプリンター内蔵デジカメ「instax SQUARE SQ10」が興味深い。
富士フイルム、チェキプリンター内蔵デジカメ「instax SQUARE SQ10」 正方形のチェキフィルムを採用
“チェキスクエア” instax SQUARE SQ10
いつもとおりすがり様、ありがとうございます。http://haniwa.asablo.jp/blog/2017/04/18/8491724#c8492712

富士フイルム株式会社は、チェキプリンターを内蔵したデジタルカメラ「instax SQUARE SQ10」を5月19日に発売する。同時発表の新チェキフィルムに対応。これまでのチェキと同様、撮ったその場でプリントできる。

希望小売価格はオープン。店頭予想価格は税込3万2,000円前後の見込み。カラーバリエーションはブラックの1色のみ。

これまでのinstaxシリーズのカメラと異なり、本体に1/4型CMOSイメージセンサーと3型液晶モニターを搭載。本体に装填したスクエアフォーマットフィルム「instax SQUARE Film」に対し、撮像したデジタル画像をプリントできる。

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1055848.html

これは随分前にこのブログのコメント欄で議論していたものですな。フィルムカメラ、インスタントカメラはよいのだが、デジタルデータも同時に欲しい、と。特にインスタントカメラは、撮った写真プリントのみしかない(ネガフィルム・ポジフィルムに相当するものがない)ので、同じ写真を複数枚欲しいときや、デジタルデータにしたいときに不便だった。インスタントカメラの利点は、撮ったその場で被写体に写真をあげられることなのだが、それが逆にあげてしまったら手元に何も残らないという欠点につながっていた。

それが、デジカメにプリンタを内蔵して、しかもインスタントカメラと同じような大きさ使い勝手となると、デメリットは解消する。素晴らしい。

ただ、プリントが印画紙でない可能性があるので、仕様を見てみたが、

プリント機能
使用フィルム 富士フイルム インスタントフィルム instax SQUARE( 別売) フィルム枚数 10枚/パック
フィルムサイズ 86mm×72mm
画面サイズ 62mm×62mm
プリント画素数 800×800ドット
プリント解像度 12.5ドット/mm(318dpi、80μmドットピッチ)
プリント階調 RGB各色256階
http://fujifilm.jp/personal/filmandcamera/filmcamera/instant/instaxsquaresq10/specs.html

と、「インスタントフィルム」と呼んでいるので、インクジェットなどとは違うのだろう。

1/4型CMOS 原色フィルター採用で1920×1920ピクセル、撮影感度ISO 100~1600(自動切換)なので、いわゆるコンパクトデジタルカメラ画質でしかなさそうだ。しかし、そもそもインスタントカメラ自体がそんなに高画質・高解像を期待されていなかったので、これはこれでいいのかもしれない。

ただ、デジタル画像を見た場合に、これだとあまり期待できない画質かもしれないので、シリーズ化して、もっと撮像素子フォーマットが大きくて高感度にも対応できるカメラ部分が欲しい。他のカメラにもこのインスタントフィルムプリント部分をくっつけたものができれば、デジカメ界もかなり変わるのではないか。

デジタルとフィルムやプリントの関係が変わりうる画期的な製品だと思う。


写真は記事とは関係ない。

国立科学博物館筑波実験植物園(茨城県つくば市):Nikon F3、Ai Nikkor 28mm F2.8S(AI Nikkor 28mm f/2.8S)、F8AE、L37C、Kodak PORTRA400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなし

新緑にKodak PORTRA400はあんまり向いてなかったのを現地に着いてから思い出した。PORTRAというぐらいで緑色よりも人物の肌の色の方がよく出るフィルムなのだった。緑色の発色は富士フイルムの方が得意かも。FUJICOLOR SUPERIA X-TRA400あたりを詰めていけばよかった。リアラエースが一番この季節に向いていたんだがなぁ。

フィルムカメラはNikon F3にAi Nikkor 28mm F2.8Sとコシナ・フォクトレンダー Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5SLを持って行ったのだが、結局Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5SLは使わなかった。Ai Nikkor 28mm F2.8S(AI Nikkor 28mm f/2.8S)は、0.2mまで寄れるので広角マクロ的に使えるからだ。最大撮影倍率は0.25倍なので、マクロというほどじゃないのだが、フィルム面から20cmまで寄れて背景もそれなりに入れば、もう十分な気がした。植物の「産毛」まで撮りたければMacro Apo-Lanthar 125mm F2.5SLなのだろうが。

【追記】
そういえばNikon F3で撮影中に急にシャッターが切れなくなって焦ったのだが、どうやら電池切れだった。裏蓋はデータバックMF-14に交換してあるので、データバックに入っているSR44×2個とカメラ用の電池を入れ替えたら撮影続行できた。カメラに入っていたLR44×2個は邪魔になるのでMF-14に入れたらなぜか写し込みもできた。MF-14は予備電池入れとして優秀。

カメラの方はLR44でもSR44でもよいのだが、MF-14の方はSR44が指定になっている。いつもはカメラにもSR44を入れることにしているのだが、入っていたLR44は、以前出先で電池が切れたときにコンビニでLR44しか売ってなかったので買ったものがそのまま入っていたのだった。

久々にフィルムスキャン2016年01月10日 00時00分00秒

獅子舞(東京国立博物館):Nikon F100、Ai Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)、F11AE、L37C、Kodak PORTRA400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなし

まったくコメントにお返事できていなくてすまんです。色々あってなかなか時間とれません。

今日帰りに久々に出したフィルムの現像(同時プリント)を受け取ってきた。フィルムの1コマ目は2014年9月、2016年1月の前は2014年12月だった。2015年はまったくフィルム撮影しなかったことになる(泣)。

それで、ヨドバシのDPEではコダック扱いのアナログプリントは1年ぐらい前に終了したと言われた。私がフィルム撮影をしなかった頃にアナログ機が壊れてそのまま終了したとのこと。残念。ただ、ノーリツ機らしきデジタルプリントはそんなに違和感はないようだ。あと、同時プリントセットは税込980円のままであった。

写真は今年(2016年)の正月の東京国立博物館。獅子舞が演じられていた。特別展「始皇帝と大兵馬俑」を見たかったのだ(あけましておめでとうございます ― 2016年01月02日作例、「ニコン オンラインギャラリー」サービス終了 ― 2016年01月07日作例参照)。


獅子舞(東京国立博物館):Nikon F100、Ai Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)、F11AE、L37C、Kodak PORTRA400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMなし

人垣ができていたので手を挙げてノーファインダー撮影。

ニコンがダウンロードセンターを開設、だが…2015年01月08日 00時00分01秒

ニコン ダウンロードセンター

ニコンからいつものように「月刊ニコンイメージング」というメールが来た。そこには「マニュアルやソフトウェアを提供する『ダウンロードセンター』開設」とある。

■【3】マニュアルやソフトウェアを提供する「ダウンロードセンター」開設

「ダウンロードセンター」は、使用説明書、活用ガイド等のPDFファイルや、PC向けソフトウェア、製品ファームウェアなどのダウンロードサービスを提供するサイトです。

ダウンロードしたいアイテムを、カメラやレンズなどの製品ごとに一括で探すことができ、またスマートフォンなどのスマートデバイスからでも閲覧、ダウンロード(※)が可能です。ぜひご利用ください。

 ※スマートデバイスからダウンロードできるのはマニュアルのみです。

⇒ http://downloadcenter.nikonimglib.com
 (上記URLをクリックすると、外部サイトが表示されます)

そこで、http://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/index.htmlにアクセスすると…。

ニコン ダウンロードセンター

フィルムスキャナがない。当然Nikonscanもない。なんだ、これ、ふざけてるのか?

だいたい、nikonimglib.comってなんだよ。怪しいじゃないか。Whoisで調べたらNIKON CORPORATIONって書いてあるからニコンなんだろうけど。

そして、従来のサポートにあったダウンロードhttp://www.nikon-image.com/support/downloads/がなくなっていないか確認してみたが、まだあった。しかし、これ無くすんじゃないだろうな。なんのためにこんなことをするのか分からない。スマートデバイスとかいうスマートじゃない機種に対応するためか?従来のサポートにあったダウンロードの内容を無くすんじゃないぞ。最近のニコンは信用ならないからな(怒)。

【追記】
ニコンちゃんのツイートによると、「公園散歩」と「かしかし散歩」も今回で終了とあるので、近々サイトの大幅なリニューアルがあるかもしれない。http://www.nikon-image.com/support/downloads/の内容が消されても困らないように、いまのうちにダウンロードしておくのがよいかも。

GoProHERO3を見てるとデジカメの将来は危ない2014年02月05日 00時00分00秒

Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、24mm、1/60、F4、ISO320、-0.3EV、ピクチャーコントロール:PORTRAIT、AWB、NCフィルター、HK-2

最近ヨドバシカメラなどでもGoProという防水の小型ビデオが陳列されている。特徴は、小型であることと、別売アクセサリー無しで40m防水でしかも安価ということだ。

たとえばエントリーモデルのGoPro HERO3 White Editionは直販で¥ 25,200だし(直販サイトの「銭」の単位まで書いてあるのは紛らわしいぞ)、多機能なGoPro HERO3+ Black Editionでさえ¥ 43,050だ(なぜかヨドバシなどの量販店よりも直販の方がかなり安い)。さらに豊富なアクセサリー群が用意されている。基本性能が充実していて単体でも十分な性能なのに、さらに色んな撮り方に応えようとしている。素晴らしい。

私が使っているSONYハンディカムHDR-CX590Vときたら、防水ハウジングはすぐに製造中止にされてしまうし、本体は防水じゃないし、重たいし大きいし、値段もGoProよりも高かった。くやしい。なによりもすぐにアクセサリーを製造中止にしてしまうところが駄目だ。アクセサリーは撮り方や使い方が固まってきたり変わってきてから買うことがあるので、共通化して永くラインナップして欲しい(HDR-CX590Vの前まではそうだったのに、その後急に一気に製造中止になった)。次はSONYのビデオカメラは買わないぞ。

Godox V850の高速チャージを日中シンクロで活用する【実践動画アリ】(使える機材のセレクトショップBlog)でも以下のように書かれている。

よくよく考えると、D3が11コマ/秒に対して、GoProHERO3はは60コマ。約6倍弱!!もっとサイズを落とせば120fps(720p)が撮れちゃうんですから、、、スチールカメラの立場が危ないともおもいます。今でこそ1920×1080pxの小さな絵ですが、将来的には4K、さらには8Kで60fpsが撮れるカメラがでてきたりすると、抜き出し画像でなんでもいけちゃったりして、、、、スチールカメラマン危うし!!的なムードになってきてるのかもしれません。(8Kに至ってはNikonD800写真でもpxで勝てない・・)

本当にそうだと思う。理想は、超高画素で超広角レンズでスポーツを撮りっぱなしで切り出し(上でいう「抜き出し画像」)することだ。何もすることのない私はフィルムカメラで好きなものを撮る。最高じゃないか。はやくそういう時代が来てくれ。実現した頃にはフィルムがなくなっているというオチが待っている気がする。フィルムスキャナがそんな感じだったから。PCの性能がよくなって64bitが普通になって安価にサクサク動くようになったころには、フィルムスキャナは絶滅していた。


写真は記事とは関係ない。
今朝久々に氷が張っていた。写真撮る前に家人に割られてしまった(泣)。 Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、24mm、1/60、F4、ISO320、-0.3EV、ピクチャーコントロール:PORTRAIT、AWB、NCフィルター、HK-2

Ai Nikkor 45mm F2.8P + Kodak PORTRA160作例2013年11月01日 00時00分00秒

象の鼻パーク(横浜市中区):Nikon F3、Ai Nikkor 45mm F2.8P、F8AE、Kodak PORTRA160、専用NC フィルター、HN-35、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEありROCなしGEMなし、Windows7 64bit、NikonScan 4.0.3

なんかネタもないようなので、Ai Nikkor 45mm F2.8P + Kodak PORTRA160作例をあげておく。例のニコンのティザー広告の新しいのがでるかと思ったのだが、執筆時点ではまだ出ていない。【追記:17:30】第5弾の動画が出ていますな。カメラの一部がはっきりと分かるように映っていて、シャッターダイヤルが軍艦部正面に見える。背面には親指AF(AF-ON)ボタンとAE-L/AF-Lボタンが見えますな。【追記ここまで】

Ai Nikkor 45mm F2.8Pはこうしてみると像もシャープだし歪曲収差が極めて小さくてよいですな。テッサータイプにありがちな焦点移動も、このAi Nikkor 45mm F2.8Pでは被写界深度内に収まっているので、絞り開放でピント合わせたままで絞ってもちゃんとピントが来ている。

45mmは比較的苦手な画角のあたりなのだが、もっと使ってあげないとなぁ。D300だと67.5mm相当だが、35-70mmズームの望遠端がそんな感じ(スペックよりも実際の望遠端がやや短い)なので、F-501でAi AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5Sを使っていた頃の画角を思い出すことにしよう。あと、Yashica Electro 35の45mm F1.7と競わすのも悪くないかも。


象の鼻パーク(横浜市中区):Nikon F3、Ai Nikkor 45mm F2.8P、F8AE、Kodak PORTRA160、専用NC フィルター、HN-35、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEありROCなしGEMなし、Windows7 64bit、NikonScan 4.0.3

HGST 0S03357(SATA3 4TB 7200rpm 64MB) HDDを買った2013年08月12日 00時00分00秒

HGST 0S03357(SATA3 4TB 7200rpm 64MB)

自宅のメインPC(デスクトップ)の2TBデータ用ドライブ(Dドライブ)が残り少なくなってきたので、もっと容量の大きいHDDに交換するという話は以前書いた。
3TBのHDDか4TBのHDDか ― 2013年07月09日

何日か前にようやく4TBのHDDを買った。HGSTの3.5インチHDD DESKSTAR 0S03357(SATA 4TB 7200rpm 64MB)という4TBのHDDだ。ドスパラで22,480円だった。5900rpmのものと迷ったのだが値段がそんなに違わなかったので7200rpmの方を買ってしまったのだが、吉と出るか凶と出るか。回転が早い方がアクセス等も速くていいのだが、その分発熱も多いしトラブルの確率も高くなりそう。買ったHDDは3年保証が付いているということなのだが、3年以内に故障したとしても新しいHDDに替えてくれるだけでデータまで保証してくれるわけではないから、データ用ドライブとしては回転数の低い方を買った方がよかったかもしれない。 まあいいか。

さて、この4TBのHDDをフォーマットしてさらにいまの2TBのHDDからデータをコピーしなければいけないのだが、それが面倒で買ったまま数日放置してある。寝ている間にフォーマットすればいいのだろうが、寝る前にPCを開けてHDDを入れ替えたりするのが面倒で…。

しかもフォーマットに9時間とか掛かるらしいので、寝ている間に終わらない。さらに今日みたいに雷ゴロゴロみたいなときにフォーマットしていてPCが壊れたりしたら嫌だし…。ああ面倒くさい。フォーマット済みで売ってくれないかなぁ(笑)。

そういえば昔フロッピーディスク(FD)でフォーマット済みとかいうのがあったなぁ。そのフォーマットが使いたいフォーマットと違っていて結局自分で全部フォーマットし直して使ったこととかあったが、多くても720KBとか1.44MBとかだったのでフォーマットしても時間も掛からなかったなぁ。3.5インチFDにも2DDとか2HDとかあったなぁ。5.25インチとか8インチとかEPレコード(死語)みたいだったなぁ(遠い目)。ああHDDの話だった(笑)。どうも9時間もフォーマットしたくないので逃避してしまう。

そういえば今使っているPCの起動ドライブ(Cドライブ)は、Windows7を入れるときにクイックフォーマットにしてしまったのだが、特に問題なく使えているが、やっぱりデータ用だしちゃんとフォーマットした方がいいだろうなぁ。

ということで気が進まないのだが、4TBのフォーマットに取りかかってみようと思う。ああ面倒くさい(笑)。

500年色あせぬ小津作品 監督のこだわり デジタルで復元(東京新聞)2013年08月05日 00時00分00秒

C5696(「高原のポニー」)JR小海線(「八ヶ岳高原線」)野辺山駅前:Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、18mm、F8、1/200秒、VR:ON、WB:*白色蛍光灯、ピクチャーコントロール:ポートレート、Nikon NCフィルター、ISO200、-0.3EV、Photoshop Elements 5で自動カラー補正

2週間以上も前の記事ですまん。コダックの経営再建後の新体制の記事を検索していたら見つけた。500年色あせぬ小津作品 監督のこだわり デジタルで復元(東京新聞)

デジタルなのに「500年色あせぬ」というのが腑に落ちず全部読んだ。デジタルって媒体が長く持たないから500年っておかしいし、媒体関係なしにコピーし続けるのなら500年なんて中途半端な年月じゃなくて永久だろうし、なんか変だなぁ、と。

500年色あせぬ小津作品 監督のこだわり デジタルで復元
2013年7月14日 朝刊

映画「東京物語」などで知られる小津安二郎監督の遺作「秋刀魚の味」(一九六二年)などフィルムの劣化が進むカラー四作品を、松竹と東京国立近代美術館フィルムセンターが、五百年は保存できる世界最高水準のデジタル技術で修復・保存作業を進めている。この技術を長編映画に用いるのは国内初。小津監督の意図通りに復元するには高齢のスタッフの記憶が不可欠で、時間との闘いだ。その危機感から作業が始まった。 (小田克也)

「ちょいと、おいで」。父(笠智衆)が縁談話で娘(岩下志麻)に声を掛ける「秋刀魚の味」のワンシーン。スカートの赤い色が修復され鮮明となった。また、バーのママ(岸田今日子)が水割りを作るシーンもフィルムが変形して画面が揺れていたが、ぶれなくなった。

デジタル技術によるフィルム修復は、色調や明暗の調整、ゆがみの修整、深い傷や雑音の消去などができる。修復後は、富士フイルムが開発したフィルム「エテルナ」に焼き付けて保存するのだが、長編保存は国内初。フィルムセンターの栩木(とちぎ)章・主任研究員は「五百年から千年は劣化しない。これほど長期間保存できる記録媒体は現在ない」と話す。

修復・保存は、小津監督が今年、生誕百十年・没後五十年を迎える記念事業。四作品は「秋刀魚の味」のほか五八~六〇年の「彼岸花」「お早よう」「秋日和」。十一月二十三日から東京・神保町シアターで行う、四作品を含む全作特集上映会までに仕上げる。

監修者はみな高齢。小津監督のチーフ撮影助手を務めた川又昂(たかし)さんは八十七歳、プロデューサー山内静夫さんは八十八歳、助監督の田中康義さんは八十三歳。当時を知るスタッフは今や数えるほどになり、松竹映像ライツ部の藤井宏美さんは「明暗や画調を監修する方がいなくなってからでは遅い」と焦る。

川又さんは「小津さんは、コダックのフィルムは空が青くなるから嫌で、寝ぼけたアグフア(欧州製)がいいと…。(赤い色を好んだが)『彼岸花』では赤い色のやかんをどこに置くか大変計算している。そして、ワンカットたりとも人に撮らせない。雲も自分で撮る。今日はいい雲が出そうだから外にいろ、と言われて空を見続けたこともありました」と回想する。こだわるだけに小津監督の意図が分からなければ復元できない。

栩木さんは作業に先立ち、あらためて「秋刀魚の味」を見て、笠智衆演じる父がたばこの火を消すシーンで、「ジュッ」という音がすることに気づいた。娘を思いながらもうまく言い表せない胸の内を表現した音で、その演出の緻密さに舌を巻いた。

「小津監督はカメラを固定した。物語が進んでも空間は動かないので、光の加減などがズレたりすると目立つ。復元作業としては難易度が極めて高い」と栩木さん。五百年、千年後の未来に「世界の小津」を届ける事業に力を尽くした川又さんは「親孝行ができました」と話している。

<映画のデジタル修復> 1980年代、米ハリウッドで、現実には撮影できない映像をコンピューターで作る技術が発達。90年代半ば、修復に転用された。東京国立近代美術館フィルムセンターでも2002年度から修復が始まり、小津4作品を含め23作品に達する。

デジタル技術によるフィルム修復は、色調や明暗の調整、ゆがみの修整、深い傷や雑音の消去などができる。修復後は、富士フイルムが開発したフィルム「エテルナ」に焼き付けて保存するのだが、長編保存は国内初。フィルムセンターの栩木(とちぎ)章・主任研究員は「五百年から千年は劣化しない。これほど長期間保存できる記録媒体は現在ない」と話す。

なるほど、3色分解してモノクロフィルムに焼き付ける例のエテルナか。結局長期保存はフィルムなんだよね。
映画用デジタルセパレーション用黒白レコーディングフィルム「ETERNA-RDS」が受賞 ― 2012年01月06日
【開発物語】富士フイルムアーカイブフィルム「エテルナ-RDS」(SankeiBiz) ― 2012年02月24日

デジタル技術によるフィルム修復というのは、ニコンのフィルムスキャナのソフトウェアにも搭載されているDigital ICEやDigital ROCなどの技術だろうな。もともとはKodakの技術であったはずだ。
続・アナログ写真を救えっ!! 「ニコン SUPER COOLSCAN 5000 ED」 (後編)(ケータイWatch)

川又さんは「小津さんは、コダックのフィルムは空が青くなるから嫌で、寝ぼけたアグフア(欧州製)がいいと…。(赤い色を好んだが)『彼岸花』では赤い色のやかんをどこに置くか大変計算している。そして、ワンカットたりとも人に撮らせない。雲も自分で撮る。今日はいい雲が出そうだから外にいろ、と言われて空を見続けたこともありました」と回想する。こだわるだけに小津監督の意図が分からなければ復元できない。

というのもいいねぇ。コダックの空が青くて嫌なら、富士のリバーサルなんかどうなるんだ(笑)。私は富士の空の青さが好きでリバーサルは主に富士を使っていた。色が気に入ってったわけではないが、保存性でコダクロームも時々使っていたが。まあそんな好みの話ももう昔話になりつつある(泣)。

なんにせよ、500年持つのはデジタル技術じゃなくてフィルムのお蔭だものなぁ。きれいに修復されるのはデジタルのお蔭だけれども。なんかミスリードの記事だよなぁ。

ということで、3色分解しなくても、記念写真はやっぱりフィルムで撮らないといけないなぁ。


といいつつ作例はデジタル(泣)。写真は記事とは関係ない。
C5696(「高原のポニー」)JR小海線(「八ヶ岳高原線」)野辺山駅前:Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、18mm、F8、1/200秒、VR:ON、WB:*白色蛍光灯、ピクチャーコントロール:ポートレート、Nikon NCフィルター、ISO200、-0.3EV、Photoshop Elements 5で自動カラー補正

碑文によると、C5696は(略)1973年6月に廃車、1975年8月にSLホテル開業、1988年3月廃業、1989年9月現在地へ移転保存、とある。うーん、SLホテルは記憶にないなぁ。しかし、初めてこの辺に来たときにはまだこのC5696がここになかったことは記憶にある。あるときから急にここにSLが来たんだよねぇ(笑)。要するにこの野辺山は廻り目平とか他に行く途中なんで眼中になかったんだよね。

KenkoTokina プリントスキャン KFS-A6DUAL2013年07月18日 00時00分00秒

KenkoTokina プリントスキャン KFS-A6DUAL

ケンコー・トキナーからプリントスキャン KFS-A6DUALというものが7月20日に発売されるそうだ。

パソコンを使わずに、フィルムも写真もデジタルデータ化できるスキャナーです。

■名刺サイズからA6サイズまで対応

厚み0.5mmまでの名刺サイズからA6サイズの印刷物なら写真でも書類でも簡単スキャン。

■ネガ・ポジ両対応

35mmフィルム、ネガもポジもボタンひとつで取り込み。ネガはホルダー不要で即スキャン。

■パソコン不要!SDカードにそのまま取り込み

SDカードスロット搭載なので、PCに接続することなくスキャン可能。

■単4乾電池でも駆動

付属ACアダプターの他に単4形アルカリ乾電池でも駆動。外出先でも単体でデータスキャンが可能。

JANコード:4961607865002

[2013年7月20日発売] オープン価格

パソコンなしでフィルムやプリントのスキャンができるし、単4電池でスキャンできるのはいいですな。これで旅先でモノクロ現像をしてスキャンしてブログにアップとかできますな(笑)。モノクロ現像一式を持って行くのはアレだとしても、ネガカラーならスピード仕上げで1時間後には旅先でブログにアップとかできますなぁ。まあそんなに急いでアップする必要はないんだけれども。

機器の形状からして、中にデジカメが入っていてフィルムのデジタル画像を撮影するのではなく、ラインセンサでちゃんとスキャンしているっぽいところがよいですな。

仕様には、

イメージセンサー CIS
スキャン解像度
原稿(写真等):600dpi(高解像度) / 300dpi(低解像度)
ネガフィルム:1200dpi
ポジフィルム:1200dpi

とあるので、ちゃんとラインセンサでスキャンしているのだと思う。

あとはどれぐらい階調がでるのかどのくらいの画質なのか、ですな。

Amazonでは¥13,070と出ているので、そこそこの画質なら、内部にコンパクトデジカメを内蔵したタイプのフィルム「スキャナ」よりもよさそうだ。はやくサンプル画像が見たいな。

3TBのHDDか4TBのHDDか2013年07月09日 00時00分00秒

暑いですねぇ。皆様、熱中症にはお気を付けください。

さて、自宅のデスクトップPCのDドライブには2TBのHDDを使っているのだが、これが残り150GBぐらいになってきてやばい。以前だったらそもそもPC全体のHDDの容量が150GBよりも小さかったりしたものだが、最近はTBが当たり前だ。

毎週末デジタルカメラで某アマチュアスポーツを撮っているので毎週10GB単位でファイルが増えていく。フィルムは最近あまり撮影していないのだが、フィルムスキャンは16bitのTIFFで保存しているので、こちらは1コマが100MBは優に超える。36枚撮りフィルム1本だと4GBは超える。

ということで、HDDを増設するか容量の大きなものに交換するとかしないといけない。今のが2TBなので、交換するならば3TBか4TBだろう。3TBだと比較的安いし、発売されている種類も多いので選択肢がある。しかし、1TBしか余裕がない。4TBは種類も少ないし、そんな容量の大きなHDDで本当に大丈夫なのかという心配がある。ただ、2TB余裕があるので、当面容量を気にしなくて済むというのはメリットだ。

ゆっくり検討している時間はなさそうだ。Windows7のいわゆる倉庫用なので、AFT(Advanced Format Technology)だとどうとか考えなくて済むから楽だ(XPのときは非AFTのを調べて買った)。

てなわけで、面倒くさいなぁ…。4TBなんてフォーマットに何時間かかるんだろう。

【追記:2013年8月12日】
HGST 0S03357(SATA3 4TB 7200rpm 64MB) HDDを買った ― 2013年08月12日

TIFF 16bitカラー画像を8bitカラーにバッチ処理する2013年06月13日 00時00分00秒

ちょっと早いのだが、明日の分を更新。アサブロにもcocolog-niftyみたいに予約投稿があるといいんだけどなぁ。さて、いつもフィルムをスキャンするときは画像はまず16bit(48bit)でスキャンしてTIFFで保存している。ブログに載せるものはその16bit TIFF画像を8bitのJPEGに変換してリサイズしたものである。また、日常閲覧する画像ホルダーにも8bit(24bit)JPEG画像(長辺3200ピクセルぐらい)にして保存している。

Windows XP Professional SP3を使っていたときは、16bit(48bit)のTIFFを8bit(24bit)のTIFFにするのに、Nikon Capture4のバッチ処理を使っていた。ところがSONYのICレコーダーをUSB端子に挿したまま再起動したところOSが破壊されてしまった(SONY ICレコーダーをUSBポートに刺したまま再起動したらWindowsが起動しなくなった ― 2013年01月04日)ので、結局ハードウェアは同じままOSをWindows 7 Professional SP1 64bitにして今日に至っている(DELL VOSTRO 430にWindows7 PRO SP1 64bitをインストールした ― 2013年01月05日)。

ところが、Nikon Capture4はWindows7にインストールできないのであった。Photoshop Elementsでも16bit(48bit)のTIFFを8bit(24bit)のTIFFにすることは可能なのだが、1枚1枚手動でしか変換できない。Photoshop Elementsの「複数ファイルをバッチ処理」の対象ファイルは8bit(24bit)に限られていて、これは最新版でも同じということだ。Photoshop CSとの差異化なのだろう。

それでNikon Capture4の後継であるCapture NX2なら16bit(48bit)のTIFFを8bit(24bit)のTIFFにバッチ処理できるのか調べようと思ったら、うちに入れてあるCapture NX2のトライアル版は試用期間が過ぎていて試せない。一か八かで買うのも値段を考えるとどうかと思う。もう1台のPCにCapture NX2のトライアル版を入れて試すことも考えたがそれも面倒だ(使わないソフトをインストールするとPCの起動・終了が遅くなるので嫌だ)。

検索すると、ImageJというアメリカ国立衛生研究所 (NIH) で開発されたオープンソースでパブリックドメインの画像処理ソフトウェアを使うと16bit(48bit)のTIFFを8bit(24bit)のTIFFにバッチ処理できるらしい。
16 bit-TIFF→8 bit-TIFF自動変換(研究者のためのコンピュータフォーラム)

さっそく http://rsbweb.nih.gov/ij/ からダウンロードしてImageJをインストールした。ところが先のページに書いてあるマクロを実行すると48bitカラーのTIFFが8bitのグレースケール画像に変換されてしまう。しかも明暗が反転している。要するにモノクロネガ状態になってしまう。

調べてみるとマクロの中で指定されているコマンドの「8-bit」というのは、8bitグレースケールで反転してしまう処理のことらしい。

さらに調べると「RGB Color」というコマンドが自分のやりたい16bitカラーTIFF画像を8bitカラーTIFF画像に変換するコマンドのようだった。
ImageJマニュアル:Image(画像)メニュー参照。

それで、マクロを以下のように書き換えた。

macro toRGBColorconv {
 setBatchMode(true);

 dir = getDirectory("Choose a Directory ");
 dirRGBColor = dir + "/RGBColor/";
 File.makeDirectory(dirRGBColor);
 list = getFileList(dir);
 myListLength = lengthOf(list);
 for (i = 0; i < myListLength; i++) {
 if (endsWith(list[i], "/")){
 } else {
 open(dir + list[i]);
 run("RGB Color");
 print(list[i]);
 save(dirRGBColor + list[i]);
 close();
 }
 }
 showMessage("DONE")
 setBatchMode(false);
 }

上記をテキストエディタにコピーして名前を付けて保存する(私は24bitHenkan.txtにした)。

その後、ImageJのPluginsからMacrosの中のRun...を選択、保存したテキストファイルを選択してください。 そうすると、もう一度フォルダ選択になりますので、16ビットのtifファイルをまとめたフォルダを選択してください。

http://www.kenkyuu2.net/cgi-comp/compforum.cgi?mode=view;Code=435

そうすると指定したTIFFファイルのあるフォルダ(ディレクトリ)に「RGBColor」というフォルダができていてそこに8bitカラーのTIFF画像ができている。もとの16bitカラーのTIFF画像はそのまま残っている。

バッチ処理でJPEGにするには、この8bitカラーのTIFF画像フォルダを対象にPhotoshop Elementsで「複数ファイルをバッチ処理」すればよい。ああすっきり。

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