Aliexpressで出荷キャンセルの注文、一瞬で返金処理完了 ― 2024年10月30日 18時47分00秒
新品ではどこでも品切れの外部ファインダーTTArtisan TT-VF21AをAliexpressで見つけたはよいが、全然届かず、しまいには出荷キャンセルされた状態であったのは報告した。
Aliexpressで購入の TTArtisan TT-VF21Aが発送キャンセルに(泣) ― 2024年10月25日
自動で返金処理されるのかなぁとしばらく様子見していたのだが、ずっと「配送待ち」のままなので、紛争(Open Dispute)しようとログイン後の画面であちこち探してみたが、見つからない。
「私の注文」画面でのTTArtisan TT-VF21Aの注文の下に、「返品と返金」というボタンがあるので押してみた。そうすると商品が届いているのかいないのかを聞かれて届いていない方を選んだ。すると返金の画面になり、返金理由のプルダウンメニューと証拠の画像を貼る画面になった。
返金理由は、「追跡情報で返品/キャンセル/紛失と表示される」を選んで、「私の注文」の「出荷キャンセル完了」の表示がある画像と、「配送追跡」の「発送キャンセル」を含むスクリーンショット2枚を添付した。返金申請の受付完了画面になった。
もういちど、「私の注文」画面に戻ると、それまで「配送待ち」であったものが「完了」になっている。いや完了していないんだが。と思って、もういちど「返品と返金」のボタンを押すと、以下のような表示になっていた。
返品と返金
リクエスト済み
↓
リクエスト確認中
↓
返金処理
返金完了
返金が完了しました。銀行または金融機関でご確認ください。実際の返金額は、税金、送料、クーポンなどは返金対象から除外される場合があります。
購入時に使用した方法による支払額:6,493円
返金方法: (Paypalのマーク)
ということで、返金リクエストは一瞬で判断されて返金処理が完了したようだ。
Paypalの決済に使った金融機関からも「ご利用キャンセル受付」のメールが届いた。ただ、実際に返金はまだ先だと金融機関からのメールにもあるし、Aliexpressも「返金手続きが行われました。2〜5営業日以内に銀行または金融機関で記録をご確認ください。」とある。
あとは実際に返金されたのを確認するだけだ。確認できたらここに追記する。
【追記:2024年11月1日】
6,493円返金されたのを確認した。
【追記ここまで】
【追記】
Aliexpressからも”AliExpress - Resolution of Return/Refund Request for Order xxxxxxxx”というメールで”Thank you for contacting AliExpress. The following is the final resolution of your dispute.”として返金の裁定が下ったと通知があった。
またPaypalからも「AliExpressからの返金を処理中」というメールが来て、「返金を処理中です。2024年11月1日までに、お客さまのカードでご利用いただけるようになります。」とのことだ。
【追記ここまで】
【関連】
Nikon AS-N1000アダプター発見 ― 2024年10月02日
Aliexpressで TTArtisan TT-VF21Aを注文したがなかなか発送されない ― 2024年10月12日
Aliexpressで購入の TTArtisan TT-VF21Aがやっと発送された ― 2024年10月16日
Aliexpressで購入の TTArtisan TT-VF21Aが発送キャンセルに(泣) ― 2024年10月25日
Aliexpressで購入の TTArtisan TT-VF21Aがやっと発送された ― 2024年10月16日 00時00分00秒
10月9日に購入し、Aliexpressで TTArtisan TT-VF21Aを注文したがなかなか発送されない ― 2024年10月12日で嘆いていた外部ファインダーだが、やっと「発送された」とのメールが来た。発送まで1週間掛かった。到着予定は10月21日とのことなので、あとはスムーズに来るのだろう、いやそう思いたい。
しかし、追跡番号で検索してもまだ反映していない。
【追記:2024年10月21日】
配達日が10月21日だったのだが、まだ配達されないので、Aliexpressから「配達遅延クーポン」が発行された(配達日保証)。150円のクーポンが次の注文で使えるらしい。そんなんはいいから早く送ってほしい。ちなみに追跡番号で追跡サイトで検索してもまだどの配送機関にも登録されていない(泣)。
【追記:2024年10月25日】
Aliexpressで購入の TTArtisan TT-VF21Aが発送キャンセルに(泣) ― 2024年10月25日
【関連追記:2024年10月30日】
Aliexpressで出荷キャンセルの注文、一瞬で返金処理完了 ― 2024年10月30日
Nikon AS-N1000アダプター発見 ― 2024年10月02日 00時00分00秒
以前Nikon1のマルチアクセサリーポートに普通のアクセサリーシュー対応のアクセサリー(なんかややこしい)をつけるアダプターAS-N1000を持っていたはずなのに探しても見つからないから、AliexpressでパチモンAS-N1000を買った話はした。
Nikon 1用AS-N1000モドキ ― 2024年06月25日
それで、リコーの外部ファインダーGV-1(コシナ製)の接眼部にゴムがないので眼鏡レンズに傷が付くため、何かゴムを当てようと、アクセサリーのストックをごそごそ探していたら見つけました本物のNikon AS-N1000を。
しかし、問題はこのリコーのGV-1の接眼部にうまく合うゴムがないんだよねぇ。一番いいのは丸い接眼部のゴムを貼り付けることなんだが、○の接眼部のゴムで余ったものがない。
だいたいさあ、改めてこのGV-1の接眼部見たけど、この形状何なんだよ。四隅のところの幅が薄くなっているから、薄いゴム板をくりぬいて作ろうとしたけど、なんかうまくいかない。なんでアイピース付けられるようにしなかったんだ。こういうところがコシナなんだよなぁ。あの京セラCONTAXでさえちゃんとしたファインダー接眼部作ってるのに(光学系が傾いてるけど(泣))。
21mm用外部ファインダーCONTAX GF-21mmとRicoh GV-1 ― 2011年07月13日
GF-21mm、京セラクオリティ ― 2011年07月14日参照
せっかくAS-N1000見つかったけど、なんか使い道がない(泣)。
GV-1の接眼ガラスが汚くてすまんが、これでも掃除した後だ。GV-1の外装は突起のあるざらざらした塗装なので、クリーニングペーパーやクリーニングクロスが引っかかって、隅の方が掃除しにくい。こういうところも何も考えていないのがよくわかる。ざらざらで触ってて指から滑り落ちたりしないのはよいのだけれども、ガラスのすぐ横までざらざらである必要はない。
【関連追記:2024年10月12日】
Nikon AS-N1000アダプター発見 ― 2024年10月02日のkazu様のコメントで教えていただいた、銘匠光学 TTArtisan 光学ビューファインダー TT-VF28の姉妹品TT-VF21AをAliexpressで見つけてポチッといきました。kazu様情報ありがとうございます。
Aliexpressで TTArtisan TT-VF21Aを注文したがなかなか発送されない ― 2024年10月12日
【関連追記:2024年10月30日】
Aliexpressで購入の TTArtisan TT-VF21Aがやっと発送された ― 2024年10月16日
Aliexpressで購入の TTArtisan TT-VF21Aが発送キャンセルに(泣) ― 2024年10月25日
Aliexpressで出荷キャンセルの注文、一瞬で返金処理完了 ― 2024年10月30日
またまた水戸にNikon 1 V1持って行ってきた ― 2024年08月10日 00時00分00秒
徳川幕府再興のため東奔西走するHaniwaです(違)。
またまた水戸に行く機会があった。暑くて荷物も重たいのは嫌なので、今回は、Nikon 1 V1と1 NIKKOR 10mm f/2.8 に、 GR DigitalのワイコンRicoh GW-1を装着して、35mm判21mm相当で撮ってきた。
【写真1】水戸東照宮から宮下銀座商店会を臨む(茨城県水戸市):Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh GW-1(35mm判21mm相当)、F11、絞り優先AE(1/125秒)、ISO125(オート)、AWB、オートエリアAF、NX Studio Ver.1.7.0でRAWファイルから最新のピクチャーコントロール「風景」に現像したものをJpegにしてリサイズ
徳川幕府再興を祈願するために(違)、水戸東照宮に。参道の階段から宮下銀座商店会の裏側を撮影。
Nikon 1 V1と1 NIKKOR 10mm f/2.8のRAW(NEF)ファイルをNX Studio Ver.1.7.0で現像していて気づいたのだが、どうやらNikon 1 V1と1 NIKKOR 10mm f/2.8の組み合わせだと「自動ゆがみ補正」を適用可能なようだ。それもRAW(NEF)ファイルだけでなく、Jpegファイルにも「自動ゆがみ補正」が適用できる。
それで、上記の【写真1】に「自動ゆがみ補正」を適用したのが【写真2】だ。Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8で若干の樽型の歪曲収差があるのだが、Ricohのワイコン GW-1でさらにそれが強調されている。それが、「自動ゆがみ補正」を適用で若干補正されている。
【写真2】水戸東照宮から宮下銀座商店会を臨む(茨城県水戸市):Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh GW-1(35mm判21mm相当)、F11、絞り優先AE(1/125秒)、ISO125(オート)、AWB、オートエリアAF、NX Studio Ver.1.7.0でRAWファイルから最新のピクチャーコントロール「風景」と「自動ゆがみ補正」適用で現像したものをJpegにしてリサイズ
【写真3】JR水戸駅前三の丸地区再開発(茨城県水戸市):Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh GW-1(35mm判21mm相当)、F9、絞り優先AE(1/250秒)、ISO100(オート)、AWB、オートエリアAF、ピクチャーコントロール:ポートレート、Jpegをリサイズ
【写真3】はJpeg撮って出しのままだ。暗部がつぶれるのが嫌で普段はピクチャーコントロールはポートレートにしている。この構図だと歪曲収差はあまり気にならない。他の写真と並べると、ピクチャーコントロールが違うのでなんか揃えた方がいいのかなという気がしてきた。
水戸駅前三の丸地区再開発は、タワーマンションが建つようだ。なんか土地に余裕あるのになんで上に伸びるのかね。あれかな、ハニワニワみたいに手入れしないと草茫々になるのが嫌だから?だいたいさあ、徳川幕府が再興された暁には、そんな上からお城を見下ろすなんてちょっと失礼じゃないか(違)。
ちなみにF値が11になったり9になったりしているのは、調節しているわけではなく、勝手に動いているだけ(泣)。もともとF11にする気なんてなくて、F8ぐらいで撮っているつもりなのだが、サムネイル拡大レバーに体があたって勝手にF値が変わっているのだ(泣)。【写真1】【写真2】はF11、【写真3】はF9になっている(泣)。Nikon 1 V1ってやっぱりいろいろ使いにくいよなぁ。これ、発売する前にいろんな人にテストしてもらってるのか?大菩薩峠で合宿して1か月ぐらい問い詰めたい(泣)。
【作例4】水戸東照宮(茨城県水戸市):Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh GW-1(35mm判21mm相当)、F11、絞り優先AE(1/160秒)、ISO100(オート)、AWB、オートエリアAF、NX Studio Ver.1.7.0でRAWファイルから最新のピクチャーコントロール「風景」とアクティブDライティング「強め」適用で現像したものをJpegにしてリサイズ
暗部が見えないので、RAW(NEF)ファイルを現像してアクティブDライティング「強め」を適用した。
ということで、Nikon 1 V1もRAWとJpeg同時記録だとなんとかまだ使える。Ricoh GR3の受注が再開されたそうで、荷物をあまり持っていきたくないときはやっぱりGRがいいよなぁとは思う。
【追記】
以上の内容を書いてアップしてすぐに追記しようとしたら30分以上「記事の編集・削除」画面に入れず、「504 Gateway Time-out」になってた。サポートにメールフォームから連絡したらすぐに「記事の編集・削除」画面に入れるようになった。追記したかった内容は、以下。
そうそう、水戸で食事をしようと入ったお店で、「南瓜の○○」みたいなメニューを選んで、ウエートレスのおねえさんに「なんきんの○○」と言ったら「かぼちゃですっ」と言われてしまった。ふりがなが付いていないのでおそらく「なんきん」だろうなと思って、Gboardで「なんきん」と入れたら「南瓜」が変換候補にあったので「なんきん」と言ったのだが、「かぼちゃ」って言い直さなくてもええやんと思った(ちなみにATOKだと「なんきん」で「南瓜」の変換候補は出ない)。
後で調べたら、かぼちゃのことを「なんきん」というのは関西以西であって、東日本では「なんきん」という言い方はないらしい。うちの親(大阪生まれ大阪育ち)はかぼちゃのことをよく「なんきん」と言っていたし、とうもろこしのことを「とうきび」と言っていた。茨城県の人は「南瓜」と書いて普通に「かぼちゃ」と読めるのか、というか他の読み方を知らないから平気で「南瓜」なんて書くんだろうな。自分だったらなんて読むのか迷うから絶対に「かぼちゃ」ないし「カボチャ」ってメニューに書くなぁ。これは徳川幕府再興して「なんきん」を広めなければ(違)。
ちなみに、NHKの朝ドラに『芋たこなんきん』(2006年度下半期作品)があったが、関東地方の「なんきん」を知らない人に、そのことを言うと、そのドラマは知っていたがなんきんがかぼちゃのことだとは知らなかったという。なんということだ。ハーニワ幹部が広めて回らねば(違)。
Nikon 1用AS-N1000モドキ ― 2024年06月25日 00時00分00秒
リコーGRのピントが合わなくなってから、小型デジカメ難民なのだが、代わりにまたNikon 1 V1を使ってみたりしている。
ニコン、高倍率14.3倍のズームレンズ「NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR」を発表 ― 2024年03月27日の作例参照
ただ、Nikon 1 V1は非常に使いにくいところがあり、それの一つが背面液晶とEVFの切り替えの遅さだ。ストップウォッチで計ってみたが、背面液晶の状態からEVFに顔を近づけてからEVFに画像が映し出されるまで、平均で0.74秒ぐらいある。1秒切ってるからそんなに長くないように思うかもしれないが、これは体感では結構長い。そのあいだずっと真っ暗なんだから。
だったら最初からEVFのセンサーのところにパーマセルでも貼って、EVF専用にすればいいと思うかもしれないが、その場合でもスイッチを入れてからEVFに像が映し出されるまでやはり1秒弱掛かる。最初からEVFのみにする設定はない。こういうところがNikon 1の駄目なところだ。あれが駄目ならこうすればいいじゃん→それも駄目みたいな何重にも駄目なのだ。最初から起動時EVFオンの設定があれば、すぐにファインダーで撮影できるのに、そんな設定はないし、ファームアップで改良すらしない。
それで、そうだ、それならアクセサリーシューに外部ファインダー付けてスナップ撮影すればいいじゃん。しかし、Nikon 1 V1のアクセサリーシューは専用のタイプで、普通のアクセサリーシューに対応した外部ファインダーは付けられない。
そんなこともあろうかと、マルチアクセサリーポートアダプター AS-N1000を買っておいたぜ…と思ったのだが、探しても見つからない。中古でみると、新品時の実売価格よりも高騰している。うーん。
【追記:2024年10月2日】
アクセサリーのストック箱をごそごそしていたら、本物のニコンAS-N1000を発見した。
Nikon AS-N1000アダプター発見 ― 2024年10月02日
【追記ここまで】
しかし、そんなときに助かるのがAliexpress。探したらありましたよ、マルチアクセサリーポートアダプター AS-N1000のパチモンが。
Jcカメラ用シューズアダプター,nuon1,マルチポート,ユニバーサル,標準,LEDライト,フラッシュ,靴のマウントアクセサリーの交換,AS-N1000
シューが和訳されたときに靴になっているのが笑えるが、「nuon1」はわざとだろうな。Nikon1と書いたら、ニコンに怒られるからだ。
執筆時のいまは1462円(送料込み)になっているが、自分が買ったときはセールで1282円(送料込み)だった。注文してから1週間で中国から日本に届いた。
現物の外形はほぼAS-N1000と同じ。正面にNikonのロゴが入っていない。ただ、自分に届いたモノは、アクセサリーシューの入口の金属がきちんと嵌まっていないままに組み立てられていて、外部ファインダーなどの足が入らない。返品しようかとも思ったが、ねじがあるので分解してみた。
裏側の1つしかないねじを外すと、着脱ボタンとバネがあって、それと4つのねじが見える。4つとも外すと、上下に分離するので、嵌まっていない金属を反対側と同じように挟んだ。しかし、ちょっと曲がっていたのかそのままだとまた組み立てたときに外れてしまうので、ラジオペンチでうまく嵌まるようにコの字型を整形して嵌めた。もとどおりに組み立てたら、外部ファインダーもきちんと挿入できるようになった。よいこは自分で直さずにちゃんと不具合報告して交換してもらった方がよいでしょう。
このAS-N1000モドキをNikon 1 V1に装着すると、ちょっと最後の方がきついのだが、なんども出し入れしているうちになじんできた。一応ロック機構も効いているみたいなので、付けっぱなしでも落とすことはなさそうだ。
さて、GR Digital(初代)のときに買った外部ファインダー GV-1をAS-N1000モドキに装着してみた。
うーん、Nikon 1 V1のEVFが邪魔で、GV-1を覗きにくい。どうしても目がGV-1から離れるので、21mmの枠は見えるのだが、28mmの枠の外で21mmの枠の中がギラギラしていてその部分の被写体は見えない。このGV-1は安いだけあって、目をGV-1に密着させても21mm枠の内側で28mmの外側は、目の位置でギラギラして見えない部分がある。非常にクリティカルなのだ。28mm枠で使う分には問題ない。
これだったら、ノーファインダーで撮影した方がいいなぁ。Nikon 1 V1のAFは爆速でしかも外さないので。
ちなみにEVFが真っ暗なときでもシャッターボタンを押せば撮影は可能なので、まあ、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh ワイドコンバージョンレンズGW-1の21mm相当でノーファインダー撮影または背面液晶撮影するか。
せっかく買ったAS-N1000モドキだが、スピードライト(ストロボ)の連動もないコールドシューなので、ほかに使い道がない。ただ、このAS-N1000モドキだけがコールドシューなのではなく、本物のAS-N1000でさえコールドシューなので、AS-N1000モドキが悪いわけではない。独自仕様のホットシューにした上で、従来のニコン仕様のホットシュー変換やただのホットシュー変換機能のあるアダプターさえ出さなかったニコンが悪いのだ。Nikon 1シリーズがもっと長く続いていればきっと中国から単純なホットシュー変換のアダプターは発売されただろうなぁ(それだと外部自動調光やマニュアル発光で従来のストロボが使える)。
あと、外部ファインダーGV-1は、接眼部にゴムなどが貼られていないので、メガネの人は一工夫した方がよい。眼鏡のレンズが傷だらけになるかもしれない。私も弱い老眼鏡を常時掛けるようになったので(細かい作業時にはもっと度のきついものに掛け替える「2本使い」)、GV-1にはなにかゴムを貼りたいと思う。GV-1はCONTAX G1を使うときに必要なのだ(Biogon T* 21mm F2.8付属のファインダーの水平が怪しいので)。
Biogon T* 21mm F2.8は、Nikon Z6では十分に性能が発揮されないので、またCONTAX G1でフィルム撮影してみたい。富士フイルムが中国でネガフィルム製造委託を始めたらしいし。しかし、CONTAX G1とNikon 1 V1を持って出掛けたら、ストレスで憤死しそうだな(泣)。
受注停止中だったのに、RICOH GR III/GR IIIxシリーズにハイライト周辺が“にじむ”特別仕様モデルが登場 ― 2024年03月28日 00時00分00秒
RICOH GR III/GR IIIxシリーズに、ハイライト周辺が“にじむ”特別仕様モデルが登場(デジカメWatch)なのだそうだ。
しかし、生産が追いつかず「RICOH GR III」シリーズの受注が一時停止、再開未定 ― 2024年03月08日で紹介したように、リコーGR IIIシリーズは受注停止中のはずで、それは撤回されていない。
今回2024年4月12日(金)に発売となる「RICOH GR III HDF」「RICOH GR IIIx HDF」は、以下のようだ。
「RICOH GR III」「RICOH GR IIIx」をベースにした特別仕様モデル。新開発の特殊効果フィルター「HDF(Highlight Diffusion Filter)」を搭載した点が大きな特徴となっている。
HDFは、同社が長年培ってきたインクジェット技術を用いて印刷を施したという特殊効果フィルター。ハイライト部を拡散して周辺ににじみを発生させることで、フィルム写真や映画のような情緒的な表現が可能になるという。初期設定ではFnボタンに「HDF」のON/OFF機能が登録されており、ワンタッチで素早く切り替えられるとしている。
(中略)
本モデルには、GR III/GR IIIxシリーズの従来機に搭載されていたNDフィルターが非搭載となっている。そのほかのカメラ本体の仕様は従来機と同じ。
とすると、従来のGR IIIシリーズのNDフィルターの代わりにHDFを入れたのが「RICOH GR III HDF」「RICOH GR IIIx HDF」というわけだ。
生産ラインの関係なのか、原材料調達のためかわからないが、この「RICOH GR III HDF」「RICOH GR IIIx HDF」を作るために「RICOH GR III」「RICOH GR IIIx」の受注を停止していたのか。
しかも、「RICOH GR III HDF」「RICOH GR IIIx HDF」は、”店頭予想価格はRICOH GR III HDFが14万円台半ば、RICOH GR IIIx HDFが15万円台前半(いずれも税込)。”ってなんか値上がりしていないか?
ハイライト周辺を滲ませたかったら、フィルターに鼻の頭の脂を塗っておけばええやん。普通のGR IIIをいつでも衝動買いできるようにしてほしい。
写真は記事と微妙に関係しているかも。
トップカメラ名古屋本店(名古屋市中区):OPPO Reno7 A(CPH2353)android13、焦点距離1.65mm(35mm判16mm相当)、プログラムAE(F2.2開放、1/475秒、ISO 100)、AWB、標準のカメラアプリ(バージョン 3.524.24)、JPEGからりサイズのみ
名古屋の栄にトップカメラ名古屋本店があったのでちょっと寄ってみた。安心してください、仕事「も」していますよ。
トップカメラは、中古カメラ・レンズの在庫が非常に豊富であった。多くのカメラやレンズはネットにも掲載されている(※)のでわざわざ行く必要もないかもしれないが、カメラ関連のアクセサリーが非常にたくさんあったので、それらはもしかしたらネットには載っていないかもしれない。ほかにジャンク扱いでガラスケースに入っていないアクセサリーも豊富にあったので、寄ってみる価値はあった。あと、長期在庫なのか、商品カードを使い回しているのか分からないが値札が古くてなんのレンズなのかよく分からないものがあった。ちょっともったいない。CONTAX G用のCarl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8がたくさんあったので買いそうになったが、今回は我慢した…。
【追記】https://www.topcamera.co.jp/honten.htmlからリンクされているhttp://www.topcamera-store.jp/に行くと、「サーバーが見つかりません」になる。JPRSのWhoisで”topcamera-store.jp”を検索すると「該当するデータがありません」になる。CAMERA Fanにはトップカメラからの出品もあるので、独自ドメインのショップは辞めているのかもしれない。だったらサイトのリンクを直した方が…。【追記ここまで】
【追記:2024年4月9日】トップカメラのネットショップは、https://shop.topcamera.co.jp/site/にあった。【追記ここまで】
【追記】なお、トップカメラ店内の中古カメラ・レンズはよく整理されており、たとえばレンズは各マウントごとに焦点距離順にきれいに並んでいた。これは見易い。【追記ここまで】
店内では、「草競馬」の曲にトップカメラ独自の歌詞をあてはめたものがずっとBGMで流れており、離脱した後も頭の中で鳴り続ける(笑)。
https://www.topcamera.co.jp/sp/topcamera_song.mp3
洗脳効果高い(泣)。
生産が追いつかず「RICOH GR III」シリーズの受注が一時停止、再開未定 ― 2024年03月08日 00時00分00秒
生産が追いつかず「RICOH GR III」シリーズの受注が一時停止 再開時期は未定(デジカメWatch)なのだそうだ。
GR Digital初代とGR初代と使ってきたが、GRがピントが合わなくなって(ガガガとピント合わせ機構が滑る音がする)、GR IIIを買うか迷ってはいたのだが、いまのところ「買わない」と決めている。
というのも、GR IIIは10万円を超えていて、それでいて自分の過去のGRシリーズは最後は飽きる前に壊れてしまっているからだ。ちょっと高い。それに中古も品薄で高いし、新品は「お取り寄せ」になっていて、思わずポチッとといってしまわない。
そこへきて受注停止である。うーん、GRの代わりはGRしかないのは知っていて、自分でもGRが壊れて以降不便だなぁとは思っているのだが、やっぱり12万円とか高い。それだったらNIKKOR Z 14-30mm f/4 S買う。重さや大きさが全然違うのだけれども、GR IIIだとGRとアダプターもワイコンも違うから買い直しになって、全部揃えるとGR IIIとNIKKOR Z 14-30mm f/4 Sの値段は変わらない。お金持ちなら「迷ったら両方買う」なんだろうけど。
そこへきて、最近老眼鏡を変えた。老眼鏡は2本持ちで、ものすごく近く用とちょっと遠いところ用にしている。以前は遠いところはメガネ無しでよく見えたのだが、最近は乱視が強くなってきて遠くも像が一点に結んでいない。レンズでいうところの非点収差であろう。近い方はまだよく見えると思っていたのだが、どうも最近肩が凝る、目も疲れる。眼科で測定してもらったら、どちらのメガネも片方の目の乱視の補正がずれているとのこと。ということで2本とも新調したら5万円×2で10万円ですよ。これでも3割引にしてもらっているらしい。
レンズはガラスレンズに拘っていたのだが、なんかいろいろ言いくるめられてプラスチックの非球面レンズにされてしまった(泣)。まあ前のメガネよりも曇らないみたいなのでよいのだが。
片方の目がメガネと合わないようになっていたので、メガネを新調したらこれがものすごく軽快。肩も凝らないし、何よりも細かい本を読む持続時間が長くなった(嬉)。
話が逸れたが、まあちょっとGR IIIは買えないなぁと思っていたら、受注停止ですよ。うーん、絶対に買わないと決めたわけではないので、勢いで買えるように早く生産再開してほしいなぁ。余裕があれば買いたい層なんだから。
ということで、がんばれリコー・ペンタックス。ワシももうちょっと稼ぐから(泣)。
写真は記事とは関係ない。
0系新幹線の食堂車(リニア・鉄道館:名古屋市港区):Nikon Z6、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、10mm(35mm判15mm相当)、絞り優先AE(F5.6、1/15秒)、ISO-AUTO(ISO 800)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(3540K)、マルチパターン測光、 オートエリアAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-23、FTZマウントアダプター、Jpeg撮って出しをリサイズのみ
実は、名古屋に行ったときに、リニア・鉄道館も初めて寄った。ただ、時間の関係であまり回れなかった。リニア・鉄道館は、金城ふ頭という先っぽにあって、名古屋駅からあおなみ線で24分も乗車時間が掛かるのだ。名古屋駅と往復するだけで1時間掛かってしまう。しかもあおなみ線は15分に1本しか電車がない。また今度ゆっくりと見て回りたい。
Blueskyのアカウントを作りました ― 2024年02月08日 00時00分00秒
なんかTwitter(X)でフォローしている人が一斉にBlueskyのアカウントを作り出したので、私もBlueskyアカウントを作ってみた。
@haniwajapan.bsky.social
がそれだ。
Twitter(X)は、アカウントにログインした状態でないとちゃんと見られなくなっていて、なにかを告知する場所としては不適切になってしまっている。
また、タイムラインも皆が願う、「フォローしている人のみを時間順に見たい」ということが一向に実現されず、イーロン・マスクが人々の内面まで支配したいんじゃないかと思うようにまでなってきた。差別や誹謗中傷に対するTwitter(X)の対応も、イーロン・マスクが掌握してからは消極的になっている。
さらに、ある人が連投した場合に、その元ツイートについたレスが延々と間に入って連投が順に追えない場合も多い。
BlueskyがTwitter(X)の代わりになるのかはまだわからないが、ログインしなくても見られるとか時間順にみたい場合には見られるようになっているといいなぁ。あと差別や誹謗中傷に以前のTwitterぐらいには対応して欲しい。
写真は記事とは関係ない。
日本基督教団横浜指路教会(横浜市中区尾上町):Nikon Z6、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)、絞り優先AE(F8)、1/160秒、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5240K)、マルチパターン測光、 ワイドエリアAF(L)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、Nikon HN-35フード(Ai Nikkor 45mm F2.8P専用フジツボ形フード)
どうも細かいものの解像がイマイチだと思っているNIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)だが、F8に絞るとまあ普通という感じにはなる。でもぱっと見ても、細部も「うーん、これはシャープだなぁ(惚れ惚れ)」とまではいかない。自分の気に入っている他のレンズと何が違うんだろう。GR Digital初代なんか、あきらかに画素数もこれよりも少ないのに、みな絶賛していたし自分もあの描写は好きだった。謎だ。
最近、田中長徳氏の『東京ニコン日記』を古本で買った。発売された当時、なんか高いし(1998年に3600円+税)、写真が小さい(新書版)ので敬遠していたのだった。そんなに傷んでいない本がほぼ当時の価格でネット古書店に出ていたので買った(いまだと下手すると10kぐらいするものがある)。後ろ玉が出ていてミラーアップして装着するFマウントのNIKKOR-O 2.1cm F4の作品が多いが、28mmの作品も結構あるので、刺激を受けてもう少しNIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)を使ってみる。NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)は軽いので腰にもよい(泣)。
富士フイルム、原材料の調達不足で一部の写真フィルムを一時受注停止 ― 2023年04月01日 00時00分00秒
なかなか更新できずすまんです。あっという間に4月になってしまった。エイプリルフールネタはこのブログではずっとしていないので真面目な話で更新したい。
さて、少し前から銀塩写真フィルムが品薄だったが、ついに富士フイルムが写真フィルムの一時受注停止だそうだ。
富士フイルム、一部の写真フィルムを一時受注停止。原材料の調達不足で(デジカメWatch 2023年3月29日 13:43)
「カラーネガフィルム135サイズ」と「リバーサルフィルム135サイズ・120サイズ」の国内供給に関するお知らせとお詫び(富士フイルムイメージングシステムズ株式会社 2023年3月29日)
お客さま 各位
平素は富士フイルム製品をご愛顧賜り厚く御礼申し上げます。
「カラーネガフィルム135サイズ」と「リバーサルフィルム135サイズ・120サイズ」につきまして、原材料の調達不⾜により⼗分な製品供給を⾏うことが困難な状況であるため、本日より国内におけるご注文の受付を一時停止させていただきます。お客さまには、ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
なお、ご注文の受付再開時期につきましては、改めて弊社ウェブサイトにてご案内いたします。一日も早い製品の安定供給に向けて対策を継続してまいります。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
対象製品
種類 サイズ 製品名 カラーネガフィルム 135 フジカラー FUJICOLOR 100 フジカラー SUPERIA PREMIUM 400 フジカラー SUPERIA X-TRA 400 リバーサルフィルム 135 フジクローム Velvia 50 フジクローム Velvia 100 フジクローム PROVIA 100F 120 フジクローム Velvia 50 フジクローム Velvia 100 フジクローム PROVIA 100F
こういうとき、マスメディアはただ企業の広報をそのまま伝えるのではなく、「『原材料の調達不足』の原材料ってなんですか?」とかきいてほしい。そうすればその原材料の供給の見通しが我々消費者にも判断できる可能性がでてくるというものだ。こう言ってます、ハイそうですか、じゃ世の中良くなっていかない。
ということで、せっかく延命した写真フィルムがこれでトドメ刺されたりしないように祈るしかないなぁ。といいつつ、銀塩写真フィルムで写真撮る機会がなかなかないんだが(泣)。
写真は記事とは関係ない。
浦舟水道橋(横浜市南区):Nikon Z6、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)、絞り優先AE(F2.8開放)、1/250秒、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5260K)、マルチパターン測光、 ワイドエリアAF(S)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、Nikon HN-35フード(Ai Nikkor 45mm F2.8P専用フジツボ形フード)、Jpegからリサイズのみ
絞って撮るとごちゃごちゃするので絞りを開けてみた。こういうときF2.8の単焦点レンズはよいですなぁ。NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)は絞っても解像力が向上しないので不満が多いけど、逆にいうと絞り開放は悪くはない。絞り開けて撮るレンズなのかなぁ。
【浦舟水道橋について追記】
橋のたもとにある説明板。いつ設置されたのかという重要な点が抜けているちょっと間抜けな説明板。
浦舟水道橋の歴史(うらふねすいどうばしのれきし)
このトラス橋は、 部材同士の結合のしかたにたいへん特徴があります。 ピン結合といい、 部材と部材は一本のボルトで結合されています。 この結合方式のトラスは、明治中後期にしか見られないもので、わが国 に残されている最古のピン結合トラス式の道路橋として、たいへん貴重な存在です。
今から約100年前の明治26年、 神奈川県の土木技師・野口嘉茂の設計により、 中村川下流の「西の橋」 がトラス鉄橋に改築されました。 下の写真はそのころ写したものです。 この 「西の橋」は、関東大震災(大正12年) 後 に少し上流に移されて「翁橋」となり、さらに今回の高速道路建設のため、 この場所に移されて「浦舟水道橋」となりました。 鉄材の建設当時そのままのイギリス・シェルトン社製のものを多く使っています。
横浜市の 浦舟水道橋のページによると以下のようだ。
浦舟水道橋
最終更新日 2020年7月3日
概要
名称 浦舟水道橋 所在地 南区浦舟町2-33~中村町3-191地先 構造・規模 単径間下路式道路橋 ピン結合プラットトラス鉄橋 建築年代 明治26(1893)年 旧西の橋として架橋 昭和2(1927)年 旧翁橋に移設設置 平成元(1989)年 浦舟水道橋として再移設設置 設計・施工 (旧西の橋設計)神奈川県技師:野口嘉茂 (浦舟水道橋設計)日本鋼管工事(株) (施工)日本鋼管工事(株)
【浦舟水道橋の関連追記】
オールドレンズの雰囲気重視、レイクォール国産マウントアダプター(Impress Watch) ― 2021年05月06日(Ricoh GRの作例)
赤城耕一氏のデジカメWatchのBiogon作例が非常に参考になる ― 2022年06月07日(Nikon Z6 + CONTAX G用Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 + K&F Concept KF-CGZ(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)の作例)
↑下の方のBiogon T* 28mm F2.8の方は今回の作例とほぼ同じ場所からほぼ同じ構図で撮っているので比較するとレンズの写り方の違いがよく分かる。
PENTAX「フィルムカメラプロジェクト」…なんか心配 ― 2022年12月22日 00時00分00秒
みっち様から戴いたコメントから、PENTAXの「フィルムカメラプロジェクト」について書いてみたい。みっち様情報ありがとうございます。
PENTAX「フィルムカメラプロジェクト」が開始。新製品開発と技術継承を目指す
PENTAXブランドにて"フィルムカメラプロジェクト "開始
Film Project
上記のコメントのお返事でも書いたのだが、いまコンパクトなフィルムカメラの値段がすごいことになっている。数万円だった高級コンパクトフィルムカメラが数十万円になっているようだ。特に一部の店舗で顕著なので、つり上げているところがあるのだろう。
ペンタックスのフィルムカメラプロジェクトは、修理出来ない高級コンパクトフィルムカメラがそんな値段で売れるのなら、新品のフィルムカメラをもっと安い値段で供給したら買う人がいるだろうという目算なのかもしれない。
たしかに、高級フィルムコンパクトカメラの需要はある。私もデジタル一眼レフに望遠レンズを持っていくときには、スナップ用に広角レンズのついたフィルムカメラがほしいとずっと思っていた。しかし、修理のできなくなったコンパクトフィルムカメラにしては高い。7~8年ぐらい前だが、その時点で壊れたら修理出来ないようなカメラの値段が高くなっていた。皆同じ思いだったのだろう。メインが大きなデジタルカメラになったが、まだフィルムでも撮りたいからちいさなフィルムカメラが欲しい。それもレンズがよくて写りのよいやつを。だから値段が高かったのだ。市場原理ですな。
ただ、当時の私は踏み切れずに買わずにいた。代わりにGR Digitalを見つけて満足した。フィルムじゃないけどフィルムライクな写りで胸ポケットに入る28mm相当の画角。でも、GR Digitalも壊れて、あとから買ったGRも壊れた。リコーのカメラはまあ7~8年の修理可能期間は持つけどそのあとは長くは使えない。レンズは非常によかったんだけど。
いま、リコーペンタックスがペンタックスブランドでフィルムカメラを作るというのは不安しかない。まず、私が気に入ったあるいは気になったカメラは全部リコーブランドのカメラだ。ペンタックスには興味ない。私が初めて使ったカメラはAsahi Pentax SVとSuper Takumar 55mm F1.8で思い入れはあったが、大学進学時に実家においていったら黴びたらしく処分されてしまった。SMC Takumar 200mm F4とともに。
ペンタックスによい思い入れがないのは、押し入れから父親が使いこなせないままに死蔵していたPentax SVを見つけたはよいが、望遠レンズを買おうとしたらマウントが既にM42からKマウントに変更になっていてショックを受けたからだ。当時中古でレンズを買うという発想はなかった。親に相談したら、大阪・梅田駅近くのカメラ店で新品のSMC Takumar 200mm F4を見つけて買ってくれた。このカメラ店がどこの店だったのかは思い出せない。店の雰囲気とかはおぼろげながら記憶にあるのだが。大学生の時に実家で処分されてしまったので、箱や保証書なども手元になくもう確かめようもない(父親も亡くなっている:けっこう早死にした)。今だったら八百富さんかなぁという気がするのだが、当時はカメラ店はいまよりもたくさんあったので、他のお店の可能性も高い。
ペンタックスのマウント変更への恨み辛みを書いても仕方なかった。このフィルムカメラプロジェクトへの不安のひとつは、いまから新品のフィルムカメラを買う人がいるのかという問題だ。
さっき欲しいと書いてたじゃないかと言われるかもしれないが、それは中古で安くなっているからであって、新品で高ければ買うことはない。少なくとも私は。お大尽が買って下さるのだろう。新品コンパクトフィルムカメラが20万円とかだったら買う人は少ないと思う。特に日本国内では可処分所得がどんどん減っていっているので、一般大衆は買いにくいだろう。レンズがどのくらいよく写るのかと値段次第でしょうなぁ。フィルムも高いので、写ルンですみたいな画質に高いフィルムを消費したくない思いはある。
さて、そのフィルムなのだが、いま品薄でかつ定価自体もかなり高くなっている。品薄なのは需要があるということの裏返しでもあるのだが、フィルムは生ものなので、フィルムメーカーとしても急な増産はリスキーだと思っていると思う。
あと、写真フィルムがいつまで供給されるのかも不安だ。135(35mm)フィルムは私が想像していたよりも長く残っているし、値段も思っていたよりも上昇の具合が小さい。もっとはやくに値段がもっと高くなってはやくに廃れるかと思っていた。
イーロン・マスクみたいに資産があったら、Kodakのフィルム部門を買収してコダクロームプロジェクトとか打ち出すんだけどなぁ。誰が得するんだという案件だが。
ということで、ペンタックスのフィルムプロジェクトは、カメラの写りなどの性能と値段の設定が難しくて、ちょっとでもずれると売れなくて頓挫してしまうリスキーな点が心配だ。フィルム供給も他社に依存しているのでこれもリスキーだ。心配だなぁ。ペンタックスには生き残ってもらいたいというか、リコーのカメラをもっと大事にしろ!
写真は記事とは関係ない。
【写真1】伝通院(東京都文京区小石川):Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F5.6、1/160秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(4370K)、ピクチャーコントロール:AUTO、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Jpegからリサイズのみ、K&F Concept KF-CGZマウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)
小石川伝通院は、徳川将軍家の菩提寺のひとつで浄土宗のお寺。江戸時代から火事で何度も焼けているそうだ。永井荷風や幸田露伴がこの近くに住んでいたようだ。夏目漱石も一時期この近くに住んでいたらしい。文学作品にも伝通院はたくさん扱われている。
なお、この作例は珍しくゴミが写っている。ただし、左側の半円で示した部分はゴミではなく隣の工事現場のクレーンの先だ。真ん中ちょっと左に大きくボケたゴミがうっすらと写っている。このあと一旦電源をオフにした後の写真では映り込んでいないので、ニコンZ6のゴミ取り機能は一応働いていると思う(電源オンオフにゴミ取り機能を連動させているので)。
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