FILM & IMAGE VOL.11 2008 Spring が届いた2008年04月01日 00時00分00秒

FILM&IMAGE VOL.11 2008 Spring and Nikon F3 + Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF

今日は4月1日なのでエイプリルフールネタでもやろうかと思ったが、毎年そんなことやってないし、ネタもFM3A再生産とかニコンF復刻とかNoct Nikkor再生産とか、誰でも考えつきそうなものしか浮かばないので(笑)、普通にいくことにした。

富士フイルムの定期購読誌「FILM & IMAGE VOL.11 2008 Spring」が届いた。今号の内容は、

  • 特集 今森光彦 写真が伝えるもの。
  • 針穴の向こう側 田所美惠子
  • FILMIST列伝7 お散歩写真家の原康さんと「スペリアビーナス800」
  • モノクローム珠玉の名作選11 男が惚れた男。ロバート・キャパ
  • 野呂希一 直伝 日本列島桜旅
  • 赤城耕一のフィルムカメラパラダイス 第4回 フォクトレンダー ベッサR4M
  • Q&A「天空光」って何?
  • カメラで摘み草
  • 愛車を撮る

だ。

まずこの中で一番に取り上げたいのが、フォクトレンダー ベッサR4Mについての赤城耕一氏の記事。広角好きとしては、21mmのファインダーが内蔵されているベッサR4MとR4Aは気になる存在だ。一度ヨドバシカメラでファインダーを覗かせてもらったが、鮮明でクリアな視界が素晴らしかった。

これで、コシナのCarl Zeiss Biogon T* 2.8/28 ZMレンズが、京セラCONTAXのG用Biogon T* 28mm F2.8(リンク先はPDF 180KB)と同じ光学系だったら頑張ってセットで買うのになぁ。CONTAXのG用Biogon T* 28mm F2.8は印刷物で見ただけで「おっ」と思う好みのレンズなのだ。しかし、Biogon T* 2.8/28 ZMは、いいレンズなのは間違いないだろうが、「おっ」と思わないのである。なぜだかは自分でも分からない。

じゃ、CONTAXのG用Biogon T* 28mm F2.8を買えばいいじゃないか、といわれそうだが、これはボディのCONTAX G1がもう修理がきかないので買う気がしないのだ。G2は修理可能だが、高い。この二つのボディでしか使えない上に、京セラはカメラから撤退したのでもう新規にボディが出ることもない。行き止まりのレンズなのだ。だから、G用Biogon T* 28mm F2.8は私にとって遠い存在なのだ。いっそのことライカマウントに改造してもらってベッサR4Mとともに…。なんて考えさせられる記事だったのだ(記事にはBiogon 28mmの話は出てこないが)。赤城氏の作例はカラースコパー21mm F4とベルビア50だ。

スペリアビーナス800は、2月下旬と3月上旬に使ってみたが、ISO800のネガフィルムなのに粒状性もよく、使いやすいフィルムだと思った。ただ、ISO400のフィルムとの差は以前ほどではないが明らかにあって、L判や2L判ぐらいまでにしておいた方がよさそうな感じはした。Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>が欲しいと思いつつAi Nikkor 135mm F2.8で済ませたときはこのスペリアビーナス800を使った。ISO800、F2.8で1/60秒がやっとという暗い場所で被写体は動くものであった。ストロボを炊いてもいい場所だったのだが、ほかにビデオで撮っている人もいたので、このISO800のフィルムでアベイラブルライトでなんとか撮っていたのだった。ああ、やっぱりAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>が欲しい(笑)。

てなわけで、作品方面には全く触れずに物欲全開になってしまった。FILM&IMAGEの記事は物欲全開じゃないので念のため(笑)。

コメント

_ WANI ― 2008年04月01日 12時55分41秒

>モノクローム珠玉の名作選11 男が惚れた男。ロバート・キャパ

こちらも気になりますね。
Haniwa様的にはいかがでした?

_ Haniwa ― 2008年04月01日 16時23分45秒

ロバート・キャパは、「名うての女たらし、手に負えないギャンブル狂。でもそのことでキャパを嫌う人はいなかったようです。」とあって、皆に好かれた人だったみたいですね。掲載されている写真は「ドービルの競馬」という作品です。

明後日の4月3日から4月21日まで東京駅の大丸ミュージアム・東京で「『写真』とは何か。20世紀の巨匠たち 美を見つめる眼 社会を見つめる眼」という写真展の告知が記事の下にあるので、掲載の写真も展示されているのかもしれません。
http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/20seiki_tokyo_shosai.html

時間があれば見に行きたいと思っています。

_ 郷秋<Gauche> ― 2008年04月01日 21時22分52秒

>エイプリルフールネタ・・・FM3A再生産とかニコンF復刻
エイプリルフールじゃなくて、ニコンカメラ60周年ということで、再生産、復刻があってもいいんじゃないですかね。
筆頭は、現役で使えるFM3Aの再生産、実用を考えるとFじゃなくてF2フォトミックAの復刻というのはどうでしょう。FM3Aは現実的な価格で出てくる可能性がありそうですが、F2はそうは行かないでしょうか。

_ WANI ― 2008年04月01日 23時47分07秒

ロバート・キャパは自身の手記である「ちょっとピンボケ」を中学生の時に読んで好きになりました。
今でも時々作品展が催されている様ですが未だに見に行く機会に恵まれません(w。
「ちょっとピンボケ」の最後にキャパがヨーロッパ戦争終焉の新聞記事を見て「どうやら私はまた失業したらしい」と結んでいる所が何か忘れられないです。

_ Haniwa ― 2008年04月02日 08時46分40秒

郷秋<Gauche>様
FM3Aも考えたのですが、実現可能性が低いような気がしています。というのは、2001年発売開始で永く作り続けたいと言っていたのに数年でやめてしまったからです。生産終了の理由が分からないので何ともいえませんが、FM3Aは「再生産」と言うよりも「復刻」になってしまうので、同じく一から作るのならシンプルなニコンFの方が現実味があるかなぁ、と思ったのです。S3やSP復刻の技術も使えそうですし。

フォトミックではなくてアイレベルを想定したのも、やはりシンプルな方が復刻しやすいのと、アフターサービスを考えると電気部分はない方がいいと思ったからです。実用的には絶対に露出計内蔵の方がいいと思いますが。


WANI様
ロバート・キャパはファンが多いですよね。今回のはロバート・キャパ展ではないので、キャパの作品はたくさんなさそうですが、キャパ展があれば行きたいですね。

そういえば、新聞販売店から、マリオ・ジャコメッリ展(東京都写真美術館)の招待券をもらいました。これも行ってみる予定です。
http://www.syabi.com/details/mario.html

_ ニコンファン ― 2008年09月08日 22時21分55秒

ED80~200mmF2.8は光学性能がいいですよ。私もほしいくらいです。開発の最終段階でで、他の担当者の製品だったのですが、私の出しゃばり精神がここでも出て、何とかなりました。おかげですぐ増産でした。
 私は他人が困ってるとき支援してしまう悪い癖がありました。

_ Haniwa ― 2008年09月10日 16時54分41秒

ニコンファン様
Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>は結局このあと買いまして、気にいっています。F3でもF100でも使えるところがまたいいです。マニュアルフォーカスでも極上とまでは行きませんがいい感じです。小ぶりの三脚座もいいと思います。

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