コシナVoigtländer Product Catalog 2025が届いた ― 2025年04月24日 00時00分00秒
しばらく更新できずすまんです。ばたばたしておりました。数日前だが、コシナからVoigtländer Product Catalog 2025が封書で届いた。以前にCOSINA USERsに登録したからだ。
コシナが「COSINA USERs」をサービス開始 ― 2025年02月20日
コシナ製品は、Voigtländer Macro-Apolanthar 125mm F2.5 SLとCarl Zeiss Distagon 28mm F2 ZFの2本を新品で買って使っているが、これまで「愛用者カード」を送っていなかった。今回初めてコシナにユーザーと認識された形だ。ただ、COSINA USERsに登録するときに、レンズ名とともに購入年月と購入場所を入力しなければならなかったので、何の製品を持っているかはコシナには伝わっていない。買ったときのレシートや保証書は、レンズの入っていた箱とともにしまってあってすぐに出せないというか出してくるのが面倒だったからだ。
それでも今回Voigtländer Product Catalog 2025を送ってもらって「ありがた山の寒がらす」でござい。
そして、いまどき紙のカタログを送ってくれるだけでも希有な存在なのに、「付録」として、本革製のキーホルダーまで付いているのだ(写真参照)。なんという太っ腹。それでなくとも性能や造りの割にリーズナブルなコシナ製品なのに。
そして、紙のカタログをペラペラとめくっていて気づいたが、やはり一覧性は紙に勝るものはない。ホームページだと階層があって、あるレンズのページを見て次に他のレンズを見ようとすると、また上の階層に戻らないといけない。紙だとパラパラとめくってどこになにがあるのか簡単に確認しながら目的のページにいけるし、途中のページに「おっ」と思って止まったりできる。
ホームページでも、紙のようにパラパラとめくれる方式があったりするが、これはこれでうざい。紙のようにぱらぱらしているところを真似ているので動作がやや重いし、不必要な紙がまくれる感じを表現しているのもうざい。本物の紙のカタログの軽快さには及ばないのだ。あんなカタログもどきのサイトなら、まだPDFを普通に閲覧する方がマシ。
ということで、最近はヨドバシに行ってもあんまり紙のカタログをもらってこなくなったし、もらって来てもかつてほどのページ数もなくしょぼい感じのメーカーが多いなか、このコシナのVoigtländer Product Catalog 2025が、「恐怖新聞」(つのだじろう作)のようにガッと強制的に送られてくるのはよいぞ(笑)。「恐怖新聞」は、1日読むごとに100日ずつ寿命が縮まるものだったが、コシナのカタログは1日読むごとに10万円ずつ財布が軽くなるかもしれない(笑)。同時に「またそんなもの買って…」と家族に問い詰められて1日読むごとに100日ずつ寿命が縮まるかもしれない(泣)。
ちなみにこのキーホルダーをみた家族は「こういうのは届いてすぐにメルカリに出すと高く売れる」とか言っていた。なんという罰当たりな(泣)。
富士フイルムがカラーネガフィルムなど最大52%の値上げ(デジカメWatch) ― 2025年04月03日 00時00分00秒
富士フイルムがカラーネガフィルムなど最大52%の値上げ(デジカメWatch)なのだそうだ。
「写ルンです」包装仕様変更および写真フィルム一部製品の国内価格改定のお知らせ(富士フイルム 2025年4月1日)
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社は4月1日(火)、写真フィルムの一部製品について、国内価格を改定すると発表した。また、レンズ付きフィルム「写ルンです」の包装仕様を変更する。
価格改定については、カラーネガフィルム(135サイズ)が約21~22%、レンズ付きフィルム(135サイズ)が約44%、リバーサルフィルム(135/120サイズ)が約31~52%の値上げとなる。理由を「部材・原材料価格および輸送コスト高騰への対応が困難になったため」としている。具体的な銘柄は明らかになっていない。
なにがどれだけ上がっていくらなのかわからないので、久々にナショナルフォートの価格表を参照した。
https://www.nationalphoto.co.jp/material_supplies/filim_color/
品名 | NP特価 |
---|---|
FUJIFILMリバーサル | |
RDP100F 120(5) | ¥21,395 |
RDP100F 135-36 | ¥4,950 |
RDP100F 4×5(20) | ¥22,770 |
RDP100F 8×10(20) | ¥86,460 |
RVP50 120(5) | ¥22,880 |
RVP50 135-36 | ¥4,950 |
RVP100 120(5) | ¥21,395 |
RVP100 135-36 | ¥5,445 |
RVP100 4×5(20) | ¥22,495 |
RVP100 8×10(20) | ¥86,240 |
FUJIFILMカラーネガフィルム | |
S-100 135-36 | ¥1,628 |
FUJIFILM400 135-36※ | ¥2,112 |
FUJIFILMインスタントフィルム | |
instaxWIDE | ¥1,650 |
instaxWIDE(2) | ¥2,992 |
instaxWIDE(5) | ¥6,930 |
instaxMINI | ¥737 |
instaxMINI(2) | ¥1,419 |
instaxMINI(限定フレーム)* | ¥814 |
instaxSQUARE | ¥1,089 |
instaxSQUARE(2) | ¥1,958 |
レンズ付きフィルム | |
カラー FUJIFILM 写ルンです 27枚撮り | ¥1,837 |
※上記ナショナルフォートのサイトでは「PRE400 135-36」と表記されているが、「PRE400 135-36」なるフィルムは聞いたことがなく、また最新フィルム価格表(PDF)(ナショナルフォート2025.4.1)には「FUJIFILM400 135-36」とあるので引用者が修正した。
また、「写ルンです」の包装が現行の「ガゼット(袋)」タイプから「紙箱」タイプへ変更されるそうだ。
「写ルンです」はいくつかストックがあるのだが、以前久々に使ったら無限遠風景で周辺部にピントが来ていなかったので全体にピントが甘いので、中身のフィルムを撮りだして使おうかなとも思っている。記念写真で近くに人物を置いて日の丸構図でかつネガからのプリントはかなりトリミングされることを想定した仕様なのだと思うが、ちょっと使いづらい。せっかくのフィルムなのでよいレンズで使いたい気分になっている。フィルムを取りだして(「写ルンです」はプレワインドなので取り出す前に暗黒下でシャッターを切って撮りきる(=パトローネにフィルムを巻き戻す)必要がある)、CONTAX G1にBiogonを付けて撮ろうかなという気になっている。
話が逸れるが、CONTAX G1は電池を入れっぱなしにしていると電池が消耗していざ使おうとすると36枚撮り1本持つか持たないかぐらいになっていることがある。CONTAX G1の電池はCR2リチウム電池を2本なので値段も高いし、最近はCR2リチウム電池を売っているところが減っている。BESTONという会社から、CR2互換の充電可能なリン酸鉄リチウムイオン電池と専用充電器が発売されているらしい。
スマートロックの電池にCR123A互換の充電器セットを買って、大幅コストカットになる!?(家電Watch 河原塚 英信
2024年3月22日)←この記事の電池はCR2ではなくCR123A互換電池だ。
たまにしか使わないCONTAX G1用にはこの充電可能なCR2互換電池がいいかもしれない。ただ、BESTONのサイトではCR2互換電池が見あたらないのがちょっと気になる。
検索するとプラタという会社がBESTONのCR2互換電池を輸入販売しているようだ。
CR2充電池 2個付き! CR2 USB充電器セット←充電器はCR2とCR123Aとが共用できるようだ。買うときはセット売りの電池がBESTONのものなのかチェックする必要がありそうだ。
『レンズ設計工学』『レンズのしくみ』中川治平著 ― 2025年04月01日 00時00分00秒
今日は4月1日なのだが、このブログではエイプリルフールはずっとやっていないので、嘘偽り無しの記事でいこう。実は「トランプ大統領が米国内で発売の交換レンズに絞り輪を義務づける大統領令に署名、従わないと100%の関税」とか考えたけど面白くないので却下だったりする。
さて、タイトルの『レンズ設計工学』『レンズのしくみ』中川治平著なのだが、以下の書籍だ。
レンズ設計工学
中川 治平(著)
東海大学出版部(東海大学出版会)
発行年月日:1986/08/31
ISBN-10:4486009436
ISBN-13:9784486009436
判型:A5
ページ数:213ページ
価格 ¥3,850(本体¥3,500)
版元の東海大学出版部に該当のページが見つからないのだが、まだ新本で手に入る本だ。なぜかヨドバシドットコムにいつも在庫複数があるようなので、ヨドバシドットコムで買った。送料無料で素早く到着。
どうして中川治平著の『レンズ設計工学』を買う気になったかというと、最近SG-imageなどの安価な新しいレンズのレンズ構成がシンプルなので、レンズ構成図を挙げることが多いのだが、よくわかっていないことがひとつ。
もうひとつは、最新のニッコール千夜一夜物語のニッコール千夜一夜物語 第九十三夜 Ai AF Zoom Nikkor 24-50mm F3.3-4.5Sでの佐藤治夫氏がいつにもまして詳しく書かれており、
それでは第1群、第2群それぞれの構成を少し見ておきましょう。第1群は凹凸凹凸4枚構成で、25-50mmと同様の構成にしました。広角超広角ズームレンズの1群の基本タイプは大きく分けて凸先行の凸凹凹凸構成と凹先行の凹凸凹凸構成の2タイプあります。この2タイプにはそれぞれ一長一短の特徴があります。私はフィルターサイズを極力抑えてダウンサイジングさせたかったので、中村さんが得意とした凹先行タイプを選択しました。もっと詳しく知りたい方は、是非ニッコール千夜一夜物語第五十五夜の「5,前玉の秘密」を読み返してください。さらに詳しく説明してあります。
とあり、ニッコール千夜一夜物語第五十五夜の「5,前玉の秘密」を見ると、
広角レンズの前玉(前群)には一般に2つのタイプが存在します。図2をご覧ください。1つは凸レンズ(正レンズ成分)から光学系が始まる「凸先行タイプ」です。そして、もう1つは凹レンズ(負レンズ成分)から始まる「凹先行タイプ」です。レンズに詳しい読者の皆さんは見覚えがあると思います。世界中の広角レンズから広角・標準ズームに至るまで、この2つのタイプに大別することができるのです。
読者の皆さんにはこの2つのタイプの広角レンズがランダムに混在するように感じるでしょう。しかし面白いことに、画角2ω=100°を越える辺りから前玉(前群)の様子が一変します。どのメーカーの超広角レンズも凹先行タイプとなり、凸先行タイプのレンズがほとんど無くなります。それはなぜなのでしょうか?その秘密は東海大学出版会から出版されている「レンズ設計工学/中川治平著」のP119に詳しく述べられています。その秘密は図2に示した2つのタイプにおける光線の屈折の振る舞いを観察することで理解ができます。
「その秘密は東海大学出版会から出版されている「レンズ設計工学/中川治平著」のP119に詳しく述べられています」なんて書いてあって、検索したらヨドバシドットコムに「在庫あり」なんてあったら、反射的にクリックしてるでしょう、これは。もう避けられない(笑)。
レンズ設計工学 [単行本](yodobashi.com)
ちなみに、東海大学出版会は1962年に設立され、2014年4月 に「東海大学出版会」を「東海大学出版部」へ名称を変更している。そのため、「レンズ設計工学/中川治平著」は、1986年の第1版第1刷は、「東海大学出版会」だが、私が買った2014年8月20日第1版第5刷では、「東海大学出版部」になっている。大学から独立した出版会から大学の一部門になったのだろう。大学出版部協会も2020年に脱退しているようだ。
ついでに書くが、東海大学創立者の松前重義著の『二等兵記』を読みたいのだが、古本しかないようで、東海大学出版部は『二等兵記 付記 召集事件の背景』(東海大学出版会、1977年)をちゃんと復刊というか重版してほしい。松前重義氏は、東北帝国大学出身の逓信省官僚で勅任官であるのに、日米開戦後に日本の生産力はアメリカ合衆国に遠く及ばない現実を各方面へ報告したことから、二等兵として召集されて1944年(昭和19年)に南方戦線へ送られたという経歴の持ち主なのだ。それが書かれているのが『二等兵記』なのだ。ほかにも『死地に追いやられた二等兵の手記』(旺文社、1957年)、『その後の二等兵』(東海大学出版会、1971年)などがある。松前重義氏は、1932年(昭和7年)に「無装荷ケーブル通信方式」を完成させた人でもある。
話はそれたが、もうひとつの本は、中川治平著『レンズのしくみ』だ。
『レンズのしくみ』
中川 治平(著)
ナツメ社
発行年月日:2010/08/10
ISBN-10:4816349383
ISBN-13:9784816349386
判型:B6
ページ数:227ページ
価格 本体¥1,380 + 税
こちらは新本で手に入らなかったので古本で手に入れた。『レンズ設計工学』よりも新しいレンズについての説明があるとのことなので、買った。
ということで、ニッコール千夜一夜物語 第九十三夜 Ai AF Zoom Nikkor 24-50mm F3.3-4.5Sも、中川治平著『レンズ設計工学』『レンズのしくみ』も項を改めて書きたい。今宵はここまでに致しとうござりまする(古)。
写真は、中川治平著『レンズ設計工学』(右)、中川治平著『レンズのしくみ』(左)だ。
カトリック布池教会 ― 2025年03月27日 00時00分00秒
またまたSG-image 18mm F6.3の作例ですまん。
今回の出張には、最初ニコンZ6にSG-image 18mm F6.3を付けて、FTZとAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDを持って行こうとカバンに詰めたのだが、なんか嵩張るし、何よりも重い。
それで、NIKKOR Z 24-70mm f/4 SだけとかFTZとAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDだけとか色々悩んだが、SG-imege 18mm F6.3の軽さ・コンパクトさは捨てがたい。いつも同じ四隅が暗黒でもなぁと思いつつ、やっぱりZ6にはSG-image 18mm F6.3を付けるのが楽だ。そしてもっと画角が要るときの予備として、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング))とKIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプターの2本にした。APS-Cの27mm相当と35mmフルサイズの21mmで、どちらも対称型のコンパクトで歪曲の小さい広角・超広角レンズだ。結局、そんなに時間がなくてレンズ交換せずにSG-image 18mm F6.3だけで撮った。重たいレンズ持っていかなくてよかった。
【作例1】カトリック布池教会 聖ペトロ・聖パウロ司教座大聖堂(名古屋市東区):Nikon Z6、SG-image 18mm F6.3 ウルトラシンレンズ、18mm(35mm版換算27mm相当)、絞り優先AE(F6.3固定、1/500秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(6600K)、APS-C(DX)フォーマット、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)距離●2m、ピクチャーコントロール:オート、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、フィルターなし、フード(37mm→30mmと30mm→37mmリング2段重ね)、Jpegをリサイズのみ
カトリック布池教会は、カトリック名古屋教区(愛知県、岐阜県、福井県、石川県、富山県が管轄区域)の司教座聖堂(カテドラル)なのだそうだ。司教座聖堂(カテドラル)は、カトリック教会の教区の中心となる教会の聖堂のことなのだそうだ。なお、「聖堂内はどなたでも立ち入りできますが、聖堂は静かに祈る場所です。聖堂内での飲食・会話・撮影は禁止です。」とのことだ。
カトリック布池教会
【作例2】カトリック布池教会 聖母マリア像(名古屋市東区):Nikon Z6、SG-image 18mm F6.3 ウルトラシンレンズ、18mm(35mm版換算27mm相当)、絞り優先AE(F6.3固定、1/200秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(6140K)、APS-C(DX)フォーマット、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)距離●2m、ピクチャーコントロール:オート、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、フィルターなし、フード(37mm→30mmと30mm→37mmリング2段重ね)、Jpegをリサイズのみ
右下にハクバ ルフトデザイン スリムフィット カメラジャケットが写ってしまっている(泣)。
【作例3】カトリック布池教会 聖ペトロ・聖パウロ司教座大聖堂(名古屋市東区):Nikon Z6、SG-image 18mm F6.3 ウルトラシンレンズ、18mm(35mm版換算27mm相当)、絞り優先AE(F6.3固定、1/400秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(6910K)、APS-C(DX)フォーマット、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)距離●2m、ピクチャーコントロール:オート、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、フィルターなし、フード(37mm→30mmと30mm→37mmリング2段重ね)、Jpegをリサイズのみ
塔の中には大きな鐘があって、日曜日のミサの際には鳴るらしい。なお、カトリック布池教会では結婚式もできるそうだ。ただ、「相応の献金をお願いしています。」という記載が…(結婚式についてのご案内)。
もう少し光の状態が良いときにまた訪れたい。
シグマ光機の「OPMA」と「KOPMA」のぬいぐるみストラップをもらった ― 2025年03月25日 00時00分01秒
フィルムカメラ用に設計された対称型広角レンズ(Biogonなど)を、デジタルカメラで使うと、デジタルカメラのセンサー前のカバーガラスやローパスフィルターによって像面湾曲が生じる話はかなり有名になってきた。
ニッコール千夜一夜物語
第七十七夜 NIKKOR-S 50mmF1.4ローパスフィルターと光学性能の項参照。
ニッコール千夜一夜物語 第七十七夜 NIKKOR-S 50mmF1.4に見るローパスフィルターと光学性能 ― 2021年04月03日
ミラーレスカメラにフィルム時代のレンズを使う場合の留意点 (レンズ豆(マニアックカメラ講座))
旧ビオゴンレンズの性能改善・・手軽に周辺解像度Up!!(レンズ豆(マニアックカメラ講座))参照。
それで、Carl Zeiss のCONTAX G用Biogon T* 21mm F2.8とBiogon T* 28mm F2.8の2本のレンズには、レンズの前に球面平凸レンズを装着することで、センサー前ガラスによる像面湾曲を打ち消して使っている。
Nikon Z6作例1(CONTAX G Biogon T* 21mm F2.8) ― 2021年11月13日
その平凸レンズとは、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)だ。
このシグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)を2つ買って、それぞれステップアップリングやステップダウンリングなどにはさんでBiogon T* 21mm F2.8とBiogon T* 28mm F2.8に装着している。
シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)購入以来、ずっとシグマ光機からはメールマガジンが届いていたのだが、先日ふとみるとノベルティグッズが当たると書かれていたので申し込んでみた。それが当選して届いたわけだ。
届いたのは、「OPMA」と「KOPMA」のぬいぐるみストラップだ(写真参照)。しかも、2025年版の「OPMA」と「KOPMA」のぬいぐるみストラップに加えて2024年版の「OPMA」と「KOPMA」のぬいぐるみストラップも一緒に送ってくれた。なんという太っ腹。いや余ってて困ってt(・_*\バキッ
シグマ光機 グローバルキャラクター紹介
シグマ光機さん、ありがとう!よーし、またBiogon買って球面平凸レンズ注文するかぁ(←アブナイ)。
フルサイズ対応のSG-image 24mm F6.3発売 ― 2025年03月19日 00時00分00秒
APS-Cサイズ用のSG-image 18mm F6.3に続いて、35mmフルサイズ対応のSG-image 24mm F6.3が発売されたようだ。
フルサイズ対応の超小型・超軽量MFレンズ「SG-image 24mm F6.3」(デジカメWatch)
キター!といいたいが、ちょっとお待ちなせぇ。レンズ構成図がおまへんがな。
探したらありました、SG-image 24mm F6.3のレンズ構成図【画像2】。 SG-image 24mm F6.3 ウルトラシンレンズ 新発売 ウルトラシンレンズでフルサイズの力を感じよう!(E&Iクリエイション)
も、もしかしてこれはゾナー(Sonnar)、ゾナータイプなのかっ。あうあう(@_@;(前の方の群が貼り合わせていないからゾナータイプではないかも・・・)。あと歪曲収差がどうなのかも気になる。SG-image 18mm F6.3は歪曲収差は小さかったので。【追記】凸凹凸凸のおそらくレトロフォーカスタイプなんでしょうな。【追記ここまで】
そして、MTFもあるぞ(嬉)。10本/mmの線は0.95ぐらい行っていて、中心から10mm近くまでは放射方向も円周方向も揃っている。30本/mmの線も中心では0.8を超えているし、これはカチッとした描写が期待できるかも。
【追記】35mmフルサイズ(36mm×24mm)の対角線は43.27mmなので、中心からの距離のグラフはその半分の22mmぐらいまでないといけない。しかし、このSG-image 24mm F6.3のMTFは13mmちょっとまでしかない。APS-Cサイズ(24mm×16mm)の対角線は28.84mmなので、14.4mmぐらいまで横軸が必要だ。このMTFの横軸の数値が正しいとすれば、このレンズはAPS-Cサイズのイメージサークルしかなく、周辺部がどうなるか分からないぐらいに写っていないということになる。どうなんだ?まあ、SG-image 18mm F6.3のMTFも30本/mmのグラフが10本になってたりしたからかなり適当なのかも(泣)。まあ単に「13」って書いてあるだけで単位もないから、13インチかもしれないし、13寸かもしれないし、13光年かもしれない(笑)。【追記ここまで】
お値段は、メーカー希望小売価格:¥16,000(税込)で、ヨドバシドットコムでは、¥14,000(税込)ですな。焦点工房では¥12,600(税込)ですな。
もっと作例が見たいぞ。
【関連】
厚さ14mmの超薄型MFレンズ「SG-image 18mm F6.3」が少し気になる ― 2025年01月18日
https://haniwa.asablo.jp/blog/cat/sgimage/
Lens Impression! コシナ Carl Zeiss C Biogon T* 2,8/35 ZM(豊田慶記氏) ― 2025年03月18日 00時00分00秒
先日、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VMつながりで、コシナのCarl Zeiss C Biogon T* 2,8/35 ZMが気になりだしたが(COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VM、3月発売予定 ― 2025年03月10日参照)、最近のレビューで写真家の豊田慶記氏のC Biogon T* 2,8/35 ZMのレビューを見つけた。
Lens Impression! コシナ Carl Zeiss C Biogon T* 2,8/35 ZM(豊田慶記 Webカメラマン2024-12-26)
レンズの質感は素晴らしく、触れていたい感高め。カラバリはブラックと今回のシルバーの2色展開。実に悩ましいですが、既にZMレンズを持っている場合は色分けすることでレンズ選びの際の視認性を上げるもよし。敢えての同色とすることでの偶然性を重視するもよし、で正解はありません。残念ながらどちらも大変に見目麗しいので、情熱に任せて選びましょう。
近接性は例によって70cmとスパルタンなので、ヘリコイドアダプターと組み合わせるのがよろしいかと思います。
C Biogon T* 2,8/35 ZMの最短撮影距離は70cmか。これは以前買ったLomo LC-A Minitar-1 2.8/32 Mマウント&ミラーレスマウントアダプターのクローズアップマウントアダプターが活きてくるな(←アブナイ)。
Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens + Leica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター ― 2023年12月26日参照。
歪曲はほぼナシ。現着後、撮り始めて5分以内のカット。「それにしても随分写るな、、、」と感じた辺りで「この写り、コンタックスG1のどれかのレンズで撮った時のヌケ感と似てるような?」と。ただ20年以上も前の記憶を頼りにしているので自信はナシ。
(略)
息を呑むって言えば良いのかな? PCでのチェック時に思わず身を乗り出してしまいました。撮影距離や絞り値を問わず素晴らしい描写力は旧年中に紹介したディスタゴンと通じるものがありますが、周辺部については先日紹介したディスタゴンの方が全然上。周辺部がキリッと写ってなきゃヤダって人は、肚を括ってディスタゴンにしましょう。
中央部はドキッとするくらいにキレが良く、開放絞りからガシガシ使えます、というか使いました。夏の光、と言っても近年だと5月末くらいから夏っぽさありますので、GW開けくらいからのピーカンの日では1段絞った方がスッキリするけれど、それ以外の季節や天気なら開放絞りを楽しみたくなります。
なので「そろそろ絞るか?」と思ったら夏到来かと…。
ええやん、ええやん。C Biogon T* 2,8/35 ZMいいなぁ。ヨドバシカメラでC Biogon T* 2.8/35 ZMを見てみたら、¥85,500(税込)なのだが、
こちらの商品の次回入荷は2025年3月下旬頃を予定しております。入荷後直ちにお届けいたします。
らしい。おお、ちゃんとまだ作っているのね。
カール ツァイス Carl Zeiss
C Biogon T* 2.8/35 ZM [C ビオゴン 35mm/F2.8 ZMマウント ブラック](yodobashi.com)
Biogon T* 2.0/35 ZMの方を見てみると、
こちらの商品の次回入荷は2025年7月下旬頃を予定しております。入荷後直ちにお届けいたします。
と、さらに先の納期になっている。こっちもまだ作っているのね。ちょっと安心した。Biogon T* 2.0/35 ZMはヨドバシで¥94,440(税込)。
カール ツァイス Carl Zeiss
Biogon T* 2.0/35 ZM [ビオゴン 35mm/F2.0 ZMマウント ブラック](yodobashi.com)
この辺のZMレンズは中古と新品の価格が近いので、買うのなら新品がいいな(←かなりアブナイ)。
ということで、C Biogon T*2,8/35 ZM(コシナ)から、C Biogon T* 2.8/35 ZMのレンズ構成図を貼っておく。
Biogon T*2/35 ZM(コシナ)からも、Biogon T* 2/35 ZMのレンズ構成図を貼っておく。
三福電気商会(名古屋市中村区名楽町):Nikon Z6、SG-image 18mm F6.3 ウルトラシンレンズ、18mm(35mm版換算27mm相当)、絞り優先AE(F6.3固定、1/40秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(6450K)、APS-C(DX)フォーマット、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)距離●2m、ピクチャーコントロール:スタンダード、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、フィルターなし、フードなし、Jpegをリサイズのみ
三福電気商会はもう営業していない感じだが、人の出入りはある感じ。背中合わせに「愛電館やまざき」というPanasonicの電気屋さんがあり、外からは建物は一体のようにみえる。三福電気商会は三菱電機ストアで愛電館やまざきはPanasonicストアで、おなじ経営者が一つの建物の両側で経営していたのだろうか。それとも変則長屋でたまたま同じ業種が入っていただけなのかなんだか気になる。一つの建物に見えるだけで、実は二つの建物がくっついて建っているだけなのかもしれない。
それにしてもSG-image 18mm F6.3 ってなんだかシャープでしょ。なんにもシャープネスとかコントラストとかいじってなくてこれなんだよね。
COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VM、3月発売予定 ― 2025年03月10日 00時00分00秒
今頃になって2月14日発表のニュースを取りあげる。
コシナ、レトロスタイルの広角単焦点レンズ「COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VM」についてだ。
めがねのパイロット様とのコメントのやりとりで、オリンパスXAのお話が出てきて、アサヒカメラ1979年11月号ニューフェース診断室が「オリンパスXA」で、2001年刊行の「アサヒカメラニューフェース診断室オリンパスの軌跡」に再録(121~127ページ)されていることに気づかせて戴いた。
そこでずっと探していた、オリンパスXAのレンズ構成図が載っていたことも気づいた(嬉)。検索するとやはりネット上にはなかなかオリンパスXAのレンズ構成図は見つからないようで、糸崎公朗 氏もTwitter(X)で以下のように書かれている。https://x.com/itosaki4/status/1890580200787714368
糸崎公朗(写真家・美術家)
@itosaki4
レンズ構成がオリンパスXAのオマージュっぽいんですが、ネット検索だと余計な画像ばかり出てきてXAの構成図が出てこない・・・どなたか比較を投稿していただけないでしょうか(笑)赤城耕一
@summar2
外観デザインはエルマー35を意識していますが、エルマーは3群4枚。こちらは4群6枚構成、色収差補正の硝材の選択。気合いを感じますね。
コシナ、レトロスタイルの広角単焦点レンズ「COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VM」 - デジカメ Watch
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1662687.html
アサヒカメラのオリンパスXAのレンズ構成図を勝手に転載してよいものか分からないが(※)、コシナのCOLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VMのレンズ構成図はコシナのサイトに載っている。
COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical - 株式会社コシナ
※【追記:2025年3月11日】みっち様がコメントでオリンパスXAのレンズ構成図の載っているサイトを教えて下さりました。Camera Review: The Olympus XA - Everything You Need to Know and Images – Cameras By Max Ltdです。みっち様ありがとうございます。【追記ここまで】
見ていると、ページトップの西武鉄道池袋線高麗(こま)駅の夜景の写真も素晴らしく(※)、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VMが欲しくなってしまう。※【追記】作例写真は、加納 満 氏撮影のようだ。【追記ここまで】
しかし、希望小売価格がシルバー11万2,200円(税込)、ブラックペイント11万5,500円(税込)というのを見て、萎えてしまった。
それだったら、同じコシナ製のCarl Zeiss C Biogon T*2,8/35 ZM(コシナ)を買いたくなる。
ZEISS C Biogon T* 2.8/35 ZM
C Biogon T* 2.8/35 ZMは、希望小売価格がシルバー・ブラックともに85,800円(税込)なのだ。大きさや重さが違うとか、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VMは、フロントキャップ、リアキャップ、専用フード、保護フィルター、フードキャップが付属しているが、C Biogon T* 2.8/35 ZMはフードが別売でそのフードも希望小売価格8,250円(税込)という違いはある。それでも、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VMはなんか高くないか?コシナはCarl Zeiss製品以外のフォクトレンダーブランドではMTFやディストーショングラフや周辺光量低下率グラフを公表していないので、「やっぱりCOLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VMだよ」という決め手を欠く(APO-LANTHARシリーズのみMTFを公表しているようだ)。
オリンパスXAのお話から、COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VMが気になり、「その値段出すなら…」でC Biogon T* 2.8/35 ZMが気になりだしてしまった(笑)。ヨドバシで新品(お取り寄せだが)が¥85,500(税込)で10%還元のようだ。
[PY] フォトヨドバシ "RANGEFINDER" | Carl Zeiss C Biogon T* 2.8/35 ZM
めがねのパイロット様、ご教示ありがとうございました。
【関連追記:2025年3月12日】
赤城耕一氏のデジカメWatchのBiogon作例が非常に参考になる(CornerFixでの補正作例追記) ― 2022年06月07日
【関連追記ここまで】
写真は記事とは関係ない。谷健ビル(名古屋市中村区本陣通):Nikon Z6、SG-image 18mm F6.3 ウルトラシンレンズ、18mm(35mm版換算27mm相当)、絞り優先AE(F6.3固定、1/640秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5500K)、APS-C(DX)フォーマット、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)距離●2m、ピクチャーコントロール:最新のピクチャーコントルール[LS]風景、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、フィルターなし、フードなし、Jpegをリサイズのみ
Distagon T* 2/28 ZFとかBiogon T* 2.8/28(CONTAX G)とかの作例だとまだよかったのだが、またまたSG-image 18mm F6.3ですまん。
裏側の勝手口のいかつさが気に入って撮った写真。表に回ると普通に谷建材という会社なのだが、どうして裏口がこんなごついのか気になる。2階はいまは空き室になっているようだ。コンクリート関連の会社なのかな。中村区はこういう渋い建物が多くて撮影意欲が湧きますなぁ。
K&F KF-SKU0802ステップアップ+ステップダウンリング 22枚セットとSG-image 18mm F6.3 ― 2025年03月06日 00時00分00秒
今日は、K&F KF-SKU0802ステップアップリング+ステップダウンリング 22枚セット(※記事末尾に追記)の話題だ。
【写真1】K&F Concept KF-SKU0802 [ステップアップリング+ステップダウンリング 22枚セット](OPPO Reno7 A CPH2353 GoogleCamera 8.9.097.540104718.33で撮影)
どうしてこんな22枚もステップアップリングとステップダウンリングが入ったセットを買おうとしたのかというと、SG-image 18mm F6.3の37mm径のフィルター枠に、GR Digitalのワイドコンバージョンレンズ(ワイコン)GW-1を付けたら20mm相当になるんじゃないかと思ったからだ。
しかし、リコーGW-1も37mm径なのにどうしてステップアップリングやステップダウンリングがいるのかというと、SG-image 18mm F6.3は、真ん中の変な放射状の模様の部分が盛り上がっていて、他方GW-1は後ろ玉枠が出っ張っているので、干渉してはまらないのだ。同じ37mm径なのに、ネジが締め込まれるところまでいかないのだ。これがどっちかというと、SG-image 18mm F6.3の方が悪いと思う。SG-image 18mm F6.3のネジは奥に引っ込んでいておかしい(薄さを優先して実質的なねじ枠が浅い)。だからあんな大きなフード兼ステップアップリングが付いていたんだな。
【追記】以下の【写真1-1】【写真1-2】を追加。
【写真1-1】SG-image 18mm F6.3のフィルター枠(37mm径):内蔵式レンズキャップの開閉機構のためかレンズ前玉の周囲が出っ張っている(Nikon Z6 + FTZ + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 125mm F2.5 SLで撮影、等倍)
【写真1-2】リコーワイドコンバージョンレンズGR-1のマスターレンズへのねじ込み側:ねじ込み枠の先端よりも出っ張った枠がある。レンズの後ろ側保護のためと思われる。(Nikon Z6 + FTZ + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 125mm F2.5 SLで撮影、等倍)
【追記ここまで】
それで、SG-image 18mm F6.3に直接GW-1を付けられないので、37mmのフィルターを付けてさらにリコーGW-1を付けてみた。周辺部がぼやけてしまって駄目だった。
そこで、37mm径をステップアップしてまた37mmにステップダウンしたらどうだろうと思った。というのも、ワイコンはマスターレンズとの距離が重要で、Nikon 1 V1と1 NIKKOR 10mm f/2.8にGW-1を付ける場合には、少し離した方が結果がよかったのだ(1 NIKKOR 10mm f/2.8にRicoh ワイコンGW-1 ― 2014年12月31日)。フィルター1枚の厚みよりも、ステップアップ+ステップダウンの方が厚みがある分距離が稼げるからだ。
手持ちの37mm径のステップアップリング、ステップダウンリングを探すと、両者が同じ径になっているものは持っていなかった。40.5mm→37mmのステップダウンリングは1 NIKKOR 10mm f/2.8にGW-1を付けるのに使っているが、37mmを40.5mmにするステップアップリングは持っていない。じゃ、買うかと思ったが、なんかステップアップリング、ステップダウンリングで小径のものは製造販売中止が多い(※2)。Aliexpressで探した方がいいんじゃないかという感じ。しかし、国内でできればヨドバシでサクッと買いたい。
【追記】※2 Kenkoのステップアップリング/ステップダウンリング(Kenko)をみると、多くのステップアップリング/ステップダウンリングが生産終了になっている。【追記ここまで】
いろいろみていると、そもそもステップアップリングやステップダウンリングって700円とかする。いままでたくさんのステップアップリングやステップダウンリングを買ってきたが(Carl Zeiss Biogonに平凸レンズを付けるのにも使っている)、結構散財しているなぁ、と。【追記】読者の方に戴いたAi Nikkor ED 180mm F2.8SにNikon HN-13フードを付けるのにもステップアップリング2枚を使っている。Nikon HN-13フードを米B&Hで購入 ― 2021年07月30日、Nikon HN-13フード到着 ― 2021年08月14日参照。【追記ここまで】
そこで、見つけたのが、今回のK&F Concept KF-SKU0802 ステップアップリング+ステップダウンリング 22枚セットだ。これだと、ステップアップリング+ステップダウンリングが対になっているので、径を大きくして戻す(その逆の径を小さくして戻す)というのが簡単にできる。しかも22枚も入っていて税込2490円なのだ。買いでしょ、これは(←使わないリングをたくさん買うのは散財じゃないのかw)。
あともうひとつセット販売があって、それはK&F Concept KF-SKU0629 ステップアップリング+ステップダウンリング 18枚セットで、税込2150円だ。
両者は、セットの中身が違っていて、以下のようになっている。
KF-SKU0802 | KF-SKU0629 |
---|---|
22枚セット | 18枚セット |
26←→30 | - |
30←→37 | - |
37←→43 | - |
- | 37←→49 |
- | 49←→52 |
43←→52 | - |
52←→55 | 52←→55 |
55←→58 | 55←→58 |
58←→62 | 58←→62 |
62←→67 | 62←→67 |
67←→72 | 67←→72 |
72←→77 | 72←→77 |
77←→82 | 77←→82 |
KF-SKU0802の方は、37mmの次が43mmでその次が52mmというところがちょっとアレだ。ここは一番需要があるところで、間には、40.5mmや46mmや49mmというメジャーなフィルター径が存在する。そこが飛んでいる。
他方で、KF-SKU0629の方は、37mmの次が49mmでその次が52mmだ。やっぱり40.5mmや46mmはない。
それで、37mmよりも小さい径への変換も欲しかったので(後述)、KF-SKU0802を買った。
そして、K&Fの37→43mmと43→37mmを噛ませたあとに、リコーGW-1をねじ込んでみた。、画角は20mm相当になるのだが、周辺部が流れてしまう。GR Digitalという1/1.8型原色CCDのデジタルカメラ用のワイコンGW-1を、APS-Cサイズで使うところに問題があるのだろうか。
だったら、APS-CサイズのセンサーだったリコーGRのGW-3を付けてみたらどうだろう。しかし、GW-3は大きいので、これを付けるのだったら、素直にBiogon T* 21mm F2.8に付け替えた方がよい。ということで、SG-image 18mm F6.3 + リコーGW-3は試すまでもなく却下。
そうするとせっかく買ったKF-SKU0802はどうするんだ?いや、ちゃんと使い道がある。それも考えてKF-SKU0802を買った。SG-image 18mm F6.3には大きなフードが付いていたのだが、大きすぎて気に入らない。もっとコンパクトでちゃんと効果のあるフードにしたい。そこで、37mmを中心としたステップアップリングとステップダウンリングを組み合わせてフード代わりにするのだ。
【写真2】名古屋市中村区藤江町2丁目:Nikon Z6、SG-image 18mm F6.3 ウルトラシンレンズ、18mm(35mm版換算27mm相当)、絞り優先AE(F6.3固定、1/200秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5470K)、APS-C(DX)フォーマット、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)距離●2m、ピクチャーコントロール:最新のピクチャーコントルール[LS]風景、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、フィルターなし、フードなし、Jpegをリサイズのみ
【写真2】のように、フード無しだとゴーストが出ることがある。
ステップアップリングとステップダウンリングの組み合わせを試してみた結果、SG-image 18mm F6.3にK&Fの37→30mmと30→26mmを付けると、無限遠でわずかに四隅がケラレる。惜しいなぁ、結構遮光効果あるんだけれども。
他方、SG-image 18mm F6.3にK&Fの37→30mmと30→37mmを付けた場合はケラレない。よし、これで行こう。
【写真3】K&F Concept 37→30mmステップダウンリングと30→37mmステップアップリングをSG-image 18mm F6.3に付けたところ(Z6 + FTZ + Ai Nikkor 55mm f/2.8Sで撮影)
ステップダウンを噛ませているのは、SG-image 18mm F6.3はフィルター径は37mmもあるが前玉の直径は10mmぐらいしかないので、短くてフードの効果を持たせるには37mmよりも口径を狭めた方がよいからだ(フジツボ形フードの発想)。
【追記】あと、このK&Fのステップアップリング・ステップダウンリングは周囲にギザギザがないので、外すときに指が滑って外し難い問題がある。ここはKenkoのステップアップリング・ステップダウンリングが優れている点だ。【追記ここまで】
【写真4】SG-image 18mm F6.3(+ K&F Concept 37→30mmステップダウンリングと30→37mmステップアップリング)のピントノブ兼内蔵式レンズキャップの開閉ノブにパーマセルを貼ったところ(Z6 + FTZ + Ai Nikkor 55mm f/2.8Sで撮影)
なお、SG-image 18mm F6.3のピントノブ兼内蔵式レンズキャップの開閉ノブは、内蔵式レンズキャップが閉まる方向には行かないようにパーマセルを2重に貼ってある。名古屋に行く前にはこのパーマセルを貼っていたのだが、名古屋へは撮影が主目的で行くのではないから内蔵式レンズキャップは閉まった方がいいかなと剥がして行ったら、案の定いざ撮ろうと思ったら内蔵式レンズキャップが閉まっていて慌てて動かしたらすぐには露出が安定せず(真っ暗から真っ白になってから適正露出になる)、シャッターチャンスを逃した(泣)。帰ってきてからまたパーマセルを貼った。もし、キャップが必要なら、37mmのレンズキャップとかステップアップリングを使って適当な径のレンズキャップを付けた方がまだよい。このパーマセルはずっと貼っておこう。
【関連】
厚さ14mmの超薄型MFレンズ「SG-image 18mm F6.3」が少し気になる ― 2025年01月18日
SG-image 18mm F6.3 + ニコンZ6 作例その1 ― 2025年01月23日
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SG-image 18mm F6.3 + ニコンZ6 作例その3 ― 2025年02月08日
SG-image 18mm F6.3 + ニコンZ6 作例その4 ― 2025年02月12日
SG-image 18mm F6.3 + ニコンZ6 作例その5 ― 2025年02月13日
SG-image 18mm F6.3 + ニコンZ6 作例その6 ― 2025年02月16日
SG-image 18mm F6.3 + ニコンZ6 作例その7 ― 2025年02月18日
SG-image 18mm F6.3 + ニコンZ6 作例その8 ― 2025年02月19日
SG-image 18mm F6.3 + ニコンZ6 名古屋編その1 ― 2025年02月26日
SG-image 18mm F6.3 + ニコンZ6 名古屋編その2 ― 2025年03月04日
【追記:12:15】
K&Fの製品リンク先としてhttps://www.kentfaith.co.jp/を貼っているのだが、このサイトは追記時現在で会社情報のところ(https://www.kentfaith.co.jp/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%83%85%E5%A0%B1)に会社の所在地や代表者氏名などが掲載されていない。また、特定商取引法表示のところ(https://www.kentfaith.co.jp/%E7%89%B9%E5%AE%9A%E5%95%86%E5%8F%96%E5%BC%95%E6%B3%95%E8%A1%A8%E7%A4%BA)も「現在ページ作成中です」となっている。Whoisで公開されている情報を以下に貼っておく。
Domain Information: [ドメイン情報]
a. [ドメイン名] KENTFAITH.CO.JP
e. [そしきめい] あさひいちもんじかぶしきがいしゃ
f. [組織名] 旭一文字株式会社
g. [Organization] Xuyiwenzi Corp.
k. [組織種別] 株式会社
l. [Organization Type] Co.Ltd
m. [登録担当者] XW628JP
n. [技術連絡担当者] XW626JP
p. [ネームサーバ] ns41.domaincontrol.com
p. [ネームサーバ] ns42.domaincontrol.com
s. [署名鍵]
[状態] Connected (2026/02/28)
[登録年月日] 2017/02/27
[接続年月日] 2017/02/27
[最終更新] 2025/03/01 01:06:06 (JST)
また、旭一文字株式会社の法人番号は、1010601047520で、国税庁の旭一文字株式会社の情報によると、以下のようだ。
法人番号 1010601047520
商号又は名称 旭一文字株式会社
商号又は名称(フリガナ) アサヒイチモンジ
本店又は主たる事務所の所在地 東京都江東区牡丹3丁目30番4号Botan-kumo101号
最終更新年月日 令和4年6月2日
変更履歴情報 公表以後の変更履歴について表示しています。
No.1
事由発生年月日 令和4年5月27日
変更の事由 本店又は主たる事務所の所在地の変更
旧情報 東京都江東区佐賀1丁目10番8号第五小崎ビル603号
No.2 新規
法人番号指定年月日 平成27年10月5日
調べた限りでは以上のようだが、kentfaith.co.jpのドメインを持っている会社が、「K&F Concept 日本」を運営しているとは限らない。「K&F Concept 日本」は会社情報や特定商取引法表示のところをきちんと記載すべきだ。なんでこんなことしなきゃいけないんだ。
【追記ここまで】
【追記:13:03】
楽天のK&F CONCEPTのSHOPは、会社情報として以下のように書いているが、この楽天のショップを運営している者と「K&F Concept 日本」とが同じなのか関係があるのかどうかは分からない。
https://www.rakuten.co.jp/kentfaith/info.html?l-id=shoptop_shopmenu_company
会社概要
【販売元】
会社名:KENT FAITH INTERNATIONAL LIMITED
住所:FLAT/RM 2309 23/F HO KING COMM CTR 2-16 FAYUEN STMONGKOK KL HONG KONG
KENT FAITH INTERNATIONALLIMITED
〒999077 TSIMSHA TSUI KLFLAT/RM1101D 11/FLIPPO SUN PLAZA 28 CANTON ROAD
TEL:+8613160666976 FAX:+8613160666976
代表者:ZHAOJIAN WANG
店舗運営責任者:ZHAOJIANWANG(通販事業部)
店舗セキュリティ責任者:ZHAOJIANWANG
購入履歴からの適格請求書発行:対応不可
コシナが「COSINA USERs」をサービス開始 ― 2025年02月20日 00時00分00秒
コシナが「COSINA USERs」というサービスを開始するそうだ。
COSINA USERs サービス開始のお知らせ(2025.02.19 株式会社コシナ)
COSINA USERs でできること
COSINA USERs でご購入された製品を登録すると
● マイページで登録された製品(購入製品/購入希望製品)をまとめて管理することができます。
● マイページで登録された製品の、製品webページや取扱説明書に素早くアクセスできます。
● マイページからコシナwebページのフォーム問い合わせが可能で、一部の入力項目を省略して問い合わせができます。
● ご登録の内容をもとに必要なお客様に対し、イベントや新製品などの情報をメールニュースでお届けします。
ということで、登録してもしなくてもそんなに変わらないような気はするが、あとで登録してみるか。
ここで重要なのは以下の点だ。
※ 登録製品は、カメラ・レンズを対象としています。アクセサリー・アダプター・付属品は対象外となります。
※ ご登録いただけるのは、1999年2月以降にご購入のフォクトレンダーブランド製品、コシナ取り扱いZEISS製品(ZM and DSLR Lens他)となります。それ以外の製品は本サービスにはご登録いただけません。
※ 登録製品は、新品購入製品以外も登録可能です。
※ 製品をご購入していない方も[COSINA USERs]へ登録ができます。
「ご登録いただけるのは、1999年2月以降にご購入のフォクトレンダーブランド製品、コシナ取り扱いZEISS製品(ZM and DSLR Lens他)」とあるので、COSINAブランドのカメラ・レンズは対象外らしい。そんなことある?だって「COSINA USERs」だよ。
あと、「登録製品は、カメラ・レンズを対象としています。アクセサリー・アダプター・付属品は対象外となります。」なので、コシナの優秀なファインダーなどは対象外ということだ。
「登録製品は、新品購入製品以外も登録可能です。」これは結構大きいんじゃないか。いままで新品に同封のハガキのみだったのをネット登録にしただけじゃなくて、中古でも登録できる、と。コシナ・フォクトレンダーとかコシナ・ツァイスは新品でしか買ったことがないけれども。
コシナのこれからの展開に期待だ。
【追記:2025年4月24日】
このCOSINA USERsの登録を元に、Voigtländer Product Catalog 2025が届いた。付録に本革製Voigtländerキーホルダーが付いているという太っ腹。
コシナVoigtländer Product Catalog 2025が届いた ― 2025年04月24日
【追記ここまで】
【写真】ハニワニワのミチタネツケバナ:Nikon Z6、COSINA Voigtländer MACRO APO-LANTHAR 125mm F2.5 SL(コシナ フォクトレンダー マクロアポランター125mm F2.5 SL)、125mm、絞り優先AE(F8、1/500秒オート)、ISO-AUTO(ISO 640)、AWB(4840K)、ピクチャーコントロール:AUTO、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Kenko L37 SuperPROフィルター、専用角形バヨネットフード、Nikon FTZマウントアダプター、ほぼ等倍、Jpegからリサイズのみ
ハニワニワのオオイヌノフグリに混じって咲いていた花だ。何か分からなかったので検索したらミチタネツケバナだそうだ。最初葉の形が違う(後ろにボケている細い葉)のでミチタネツケバナではないのかと色々検索してみたが、花の形は間違いなくミチタネツケバナだ。そして、ミチタネツケバナは、下の方の葉っぱ(根出葉)はロゼット状の丸い葉だが、上の方の葉は細長いようだ(「小葉は線形となって根出葉の小葉とはあきらかに異なる形態となる」)。ちなみにオオイヌノフグリはまだ咲いていない。
このコシナ・フォクトレンダー マクロアポランター125mm F2.5SLは、ヨドバシカメラ某店で新品購入したのだが、最初に買った個体は絞り羽根が開放でも少しでているので店舗に持って行って交換してもらった。シリアル番号は交換してもらったもの(今使っている方)の方が若い。残念なのは、交換してもらった個体は、ピントリングの2回転目を示す鏡筒の赤い線の一部が少し欠けていること。新品時からこうだったが、さすがにもう一回交換してもらうのは気が引けたので我慢している。店舗で交換してもらうときによく見ればよかったのだが、これはピントリングを1回転したときに初めて出てくる線で、しかも欠けているのはそのときに丁度裏側(下側)になる部分だ。ちょっと気づかなかった。きっと中古で買取りに出したらここで減額されるんだろうな。
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