コダックのリバーサルフィルム「エクタクローム(Ektachrome)」が復活!2017年01月06日 00時00分00秒

Тимошен(Timoshen,ティモシェン):Ricoh GR、18.3mm(28mm相当)、F5.6、1/250秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

なんと正月からすごいニュースだ。コダックのリバーサルフィルム「エクタクローム」が復活 フィルム写真の人気再燃と販売増により(デジカメWatch)とのこと。エイプリルフールじゃないよな(笑)。

KodakがEKTACHROME全終了か ― 2012年03月02日で以前書いたように、コダックの写真用リバーサルフィルムは2012年で終了していたのだった。

写真用で発売が予告されているのは、135の36枚撮りのみ。ムービーカメラ用としてスーパー8フィルムもアナウンスされている。プレスリリースに掲載されているイメージ画像の製品名は「エクタクロームE100」。

それが5年を経て復活とは。いったいどこで生産するのだろう。以前はメキシコで生産していて最後アメリカでパッキングするような感じだったが、大統領がトランプ氏になるので、メキシコなんかで作ったら酷い目に遭うかもしれないしなぁ。日本の富士のOEMとかだったらトランプ氏大暴れしそうだ。【追記】下に追記したコダックのプレスリリース原文を見ると、米国ニューヨーク州ロチェスターの工場で生産するとある。トランプ氏大暴れせずに済みますな。【追記ここまで】

「日本国内での発売に関する情報はない。」とあるが、輸出禁止でもない限り、アメリカの販売店から通販で買えばよいのだ。ニコンのBL-3買ったときみたいにB&Hで買えばいい(Nikon BL-3新品購入 ― 2016年09月18日参照)。

【追記】元記事のコダックのプレスリリースを追記する。

Kodak Brings Back a Classic with EKTACHROME Film

Las Vegas, NV, Thursday, January 05, 2017 --

To the delight of film enthusiasts across the globe, Eastman Kodak Company today announced plans to bring back one of its most iconic film stocks. Over the next 12 months, Kodak will be working to reformulate and manufacture KODAK EKTACHROME Film for both motion picture and still photography applications. Initial availability is expected in the fourth quarter of 2017.

KODAK EKTACHROME Film has a distinctive look that was the choice for generations of cinematographers before it was discontinued in 2012. The film is known for its extremely fine grain, clean colors, great tones and contrasts.

“It is such a privilege to reintroduce KODAK EKTRACHROME Film to the cinematography community,” said Steven Overman, Kodak’s chief marketing officer and president of the Consumer and Film Division. “We are seeing a broad resurgence of excitement about capturing images on film. Kodak is committed to continuing to manufacture film as an irreplaceable medium for image creators to capture their artistic vision. We are proud to help bring back this classic.”

Kodak will produce EKTACHROME at its film factory in Rochester, N.Y., and will market and distribute the Super 8 motion picture film version of EKTACHROME Film directly.

Kodak Alaris, an independent company since 2013, also plans to offer a still format KODAK PROFESSIONAL EKTACHROME Film for photographers in 135-36x format. KODAK PROFESSIONAL EKTACHROME Film is a color positive film, also known as “reversal,” “slide,” or “transparency” film. Unlike all of the other KODAK PROFESSIONAL Films available today, which are color negative films, EKTACHROME generates a positive image that can be viewed or projected once it is exposed and processed. This makes it ideal for high-resolution projection or presentations. It is also well suited for scanning and printing onto a range of professional-grade photographic media. Availability is expected in the fourth quarter of 2017.

http://www.kodak.com/US/en/corp/Press_center/Kodak_Brings_Back_a_Classic_with_EKTACHROME_Film/default.htm

【追記ここまで】


Тимошен(Timoshen,ティモシェン):Ricoh GR、18.3mm(28mm相当)、F5.6、1/250秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF

昨年末、久留里街道をバイクで走っていたら突然視界にロシア語らしき文字が飛び込んできたので、Uターンして撮ったのがこの写真。ティモシェンと読むのだと思うが、男性の人名っぽい。ティモシェンコ(Тимошенко)だったら、美人のウクライナ元首相なのだが。

2012年9月のGoogleストリートビューだと、Тимошенとは書かれておらず、居酒屋「蛍」の看板のみなので、その後にТимошенという切り抜き文字が付けられたのだろう。

で、なんのお店なんだろう。やっぱり居酒屋?なんで女性名にしないんだろう。「居酒屋けいこ」とかさぁ。入ったら腕に入れ墨入った柔道有段者のロシア人たちがウォッカを食らってるのかなぁ。世界入りにくい居酒屋(違)。

Kodak PIXPRO S-1(実写編)(デジカメWatch)2014年11月21日 00時00分00秒

田村工業:Ricoh GR DIGITAL、5.9mm(28mm相当)、F3.5、1/930秒、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

Kodakブランドのマイクロフォーサーズ規格のレンズ交換式デジカメKodak PIXPRO S-1の実写インプレがデジカメWatchに出ている。
Kodak PIXPRO S-1(実写編) コダックらしい色彩モードを楽しめる個性派(デジカメWatch)

元コダクロームユーザーとしては、何か書かないわけにはいかない(笑)。

キットレンズはKODAK PIXPRO Aspheric ED Lens 12-45mm/3.5-6.3で、35mm換算24~90mmになり、使いやすそうな焦点域だ(望遠端暗すぎるけど…)。

さて、実写だが、なんか色が薄いような気がしますな。

一番の注目は、以下の色彩効果だ。

様々なバリエーションを楽しめるのが色彩効果だ。本機には、普通、鮮明、白黒、ドリーム、ぼかし、Ektachrome、Kodachrome、Kodacolor、スタジオ、パンク、ネガ、反射、スケッチ、魚眼、4グリッド-スタイリッシュ、4グリッド-部分的カラーの16種類から色彩モードを選択できるようになっている。

Ektachrome、Kodachrome、Kodacolorというのは、コダックのフィルムの銘柄で、それぞれ特徴があるのは皆様ご存じの通り。

でも、「Ektachrome」って言われてもなぁ。なんか「普通」よりもコントラスト高いぱりっとした感じというだけのような気がする。PIXPRO S-1の「Kodachrome」は地味なだけやん。そもそもコダクロームの特徴って何か自分でもうまく言い表せない。コダクロームの一番の印象は、現像後のポジフィルムをルーペで覗いたときの、油絵で描いたような積み重ねた色素の感じなので、それをモニターで見るデジタル画像で表現できるのか私には分からない。

PIXPRO S-1の「Kodacolor」って、Nikon D300のピクチャーコントロール:ニュートラルやん(笑)。間に合ってます(笑)。D300のニュートラルとかポートレートで撮ると、彩度が低くてちょっと黄色っぽいので、写真趣味ではない一般人に「空の色がもうちょっと青い方が…」とか言われるんだよね。そういうとき、「このニコンの色は、コダックのフィルムへのオマージュなんだよね。ほら西部劇とかこんな色だったでしょ。」とか言って誤魔化していた(泣)。

今後もファームアップで色々と追加してくれたら面白いと思う。ただ、日本ではマスプロ電工が国内独占販売権を持っているというところが気がかりですな。どこまできちんとサポートしてくれるのか、すぐに投げ出さないか、など。ここは点火のじゃなかった天下のケンコーが扱って欲しかったな。

マイクロフォーサーズなので、交換レンズの選択肢も多いし、フォーサーズ嫌いでなければ買ってみたいなと思うところだ。

【関連】
M532というあだ花(安原製作所/カメラ随想)


田村工業:Ricoh GR DIGITAL、5.9mm(28mm相当)、F3.5、1/930秒、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

横須賀線・湘南新宿ラインの新川崎-横浜間に見える建物。廃墟みたいなすごいコンクリート感を出しているのだが、現役で使われている。前から行きたいと思っていたが、駅から遠かった。こんどはモノクロフィルム持って行きたい。

ウイリアムクラインはまだ同じライカR6だな(PEN PEN チョートクカメラ日記)2014年01月16日 00時00分00秒

The Many Lives of William Klein (2012)
The Many Lives of William Klein (2012)

写真家田中長徳氏のブログにウイリアムクラインはまだ同じライカR6だなという記事が出ていた。

ユーチューブでウイリアムクラインの最近のドキュメンタリーを見た。 プラハで最後に会ってから、二十年近くが経過している。

クラインはその時、ライカR6であったが、今回の最新のフィルムでマンハッタンのハーレムの撮影では。同じカメラを使っているので感心した。 フィルム交換しながら、「デジカメ?そんなの使わないよ」とうそぶいているのが印象的だった。

記事中のyoutubeのドキュメンタリーとは、おそらくThe Many Lives of William Klein (2012) のことだと思う。しかし、これ58分53秒もあるなぁ。ありがたいが後で見ることにしよう。

84歳(撮影当時)のウィリアム・クラインはデジタルに手を出さなくて済むからいいよなぁと思う。まあ私も長生きできる保証はなく、ウィリアム・クラインよりも先に死ぬ可能性もあるんだが。でも自分もあと何十年かは生きているという希望的観測からすると、フィルムはいつまであるだろうかとか、デジタル写真の保存はどうなるのかとか色々考えますなぁ。デジタルでないと撮れないものもあったし、某アマチュアスポーツの膨大な(駄)写真も、フィルムだったら金持ちじゃないと撮れない量だしなぁ。でも、なんか腹くくって「デジカメ?そんなの使わないよ」って言えたらいいなぁと思う。まあそのうち「デジカメ?まだそんなの使ってんの?」という時代が来るような気はするが。

このところ、フィルムの撮影が滞りがちで、F3もF100も撮りきっていないフィルムが入ったままだ。ウィリアム・クライン先生が、こんなに頑張っているんだから、自分ももっとフィルムで撮らねば。

この件とは別だが、チョートク先生のもう少し前の記事には、ウイーン1973 ナイトホークスぼくのコダクローム ウイーン1973といった、1970年代のコダクロームの作品が載っている。コダクローム、惜しいフィルムを無くしたなぁ。私は最後の方に使い始めた新参者だったが。

【CES】コダックがマイクロフォーサーズ参入(デジカメWatch)2014年01月11日 00時00分00秒

特急はくたか(富山駅):Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、52mm、1/125、F5.6、ISO500、-0.3EV、ピクチャーコントロール:PORTRAIT、AWB、NCフィルター、HK-2

コダックが、デジカメの企画のひとつであるマイクロフォーサーズに参入するとのことだ。
【CES】コダックがマイクロフォーサーズ参入(デジカメWatch)

2014 International CESの会期中、会場のあるラスベガスでコダックブランドのデジタルカメラ新製品について取材する機会を得た。いずれも日本での発売は未定だが、海外では2月から順次発売し、日本市場への導入も検討しているという。

ミラーレスカメラ「KODAK PIXPRO S-1」は、マイクロフォーサーズシステム規格を採用するというミラーレスカメラ。価格はレンズキットが499ドル、ダブルレンズキットが599ドルとしている。

1,600万画素の裏面照射型CMOSセンサー、3型92万ドットのチルト式モニター、センサーシフト式手ブレ補正機構、Wi-Fi機能、5コマ/秒連写、RAW記録、1080p/30fpsのH.264動画記録機能などを備える。ストロボは着脱式のものが同梱される。ボディは金属製で、手にした印象では価格帯以上の剛性感があると感じた。塗装の質感もよい。

レンズ付きで手ごろな価格なのに機能満載ですな。

注目すべきは以下の部分。

色味を変更する設定の中には、「エクタクローム」、「コダクローム」といったコダック写真フィルムにちなんだ名前のものがあった。

ほう、コダック自身が、「エクタクローム」「コダクローム」という色味とはどんなものか見てみたいな。

前にも書いたが、コダックって訳分からない会社だと思う。昔チノンを買収してデジカメに参入したのに数年もしないうちに売却したり、そしてまたデジカメ出したりやめたり出したり、何がしたいのかわからん。写真界の老舗なんだから、もっと腰を落ち着けてやって欲しい。そういえば、「ベイヤー配列」のブライス・ベイヤー (Bryce Bayer)氏は、イーストマン・コダックの技術者であった。このカメラはベイヤー配列ではあるものの、撮像素子はコダック製じゃないんだろうなぁ(ソニー製らしい)。コダックってなんか勿体ないよねぇ。

あと、白いカメラは是非ロシアのソユーズ宇宙船に搭載してかつての「ミール搭載記念」のように「ソユーズ搭載記念限定セット」とか名乗って欲しい(笑)。


写真は記事とは関係ない。
特急はくたか(富山駅):Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、52mm、1/125、F5.6、ISO500、-0.3EV、ピクチャーコントロール:PORTRAIT、AWB、NCフィルター、HK-2

在来線(北陸本線・高山本線)の富山駅が、北陸新幹線の工事でものすごくしょぼい駅になっていた。新幹線ができたら、写っている方の駅はJR西日本のものではなく第3セクターの駅になってしまうので、JRはお金を掛けたくないんだろうなぁ。

500年色あせぬ小津作品 監督のこだわり デジタルで復元(東京新聞)2013年08月05日 00時00分00秒

C5696(「高原のポニー」)JR小海線(「八ヶ岳高原線」)野辺山駅前:Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、18mm、F8、1/200秒、VR:ON、WB:*白色蛍光灯、ピクチャーコントロール:ポートレート、Nikon NCフィルター、ISO200、-0.3EV、Photoshop Elements 5で自動カラー補正

2週間以上も前の記事ですまん。コダックの経営再建後の新体制の記事を検索していたら見つけた。500年色あせぬ小津作品 監督のこだわり デジタルで復元(東京新聞)

デジタルなのに「500年色あせぬ」というのが腑に落ちず全部読んだ。デジタルって媒体が長く持たないから500年っておかしいし、媒体関係なしにコピーし続けるのなら500年なんて中途半端な年月じゃなくて永久だろうし、なんか変だなぁ、と。

500年色あせぬ小津作品 監督のこだわり デジタルで復元
2013年7月14日 朝刊

映画「東京物語」などで知られる小津安二郎監督の遺作「秋刀魚の味」(一九六二年)などフィルムの劣化が進むカラー四作品を、松竹と東京国立近代美術館フィルムセンターが、五百年は保存できる世界最高水準のデジタル技術で修復・保存作業を進めている。この技術を長編映画に用いるのは国内初。小津監督の意図通りに復元するには高齢のスタッフの記憶が不可欠で、時間との闘いだ。その危機感から作業が始まった。 (小田克也)

「ちょいと、おいで」。父(笠智衆)が縁談話で娘(岩下志麻)に声を掛ける「秋刀魚の味」のワンシーン。スカートの赤い色が修復され鮮明となった。また、バーのママ(岸田今日子)が水割りを作るシーンもフィルムが変形して画面が揺れていたが、ぶれなくなった。

デジタル技術によるフィルム修復は、色調や明暗の調整、ゆがみの修整、深い傷や雑音の消去などができる。修復後は、富士フイルムが開発したフィルム「エテルナ」に焼き付けて保存するのだが、長編保存は国内初。フィルムセンターの栩木(とちぎ)章・主任研究員は「五百年から千年は劣化しない。これほど長期間保存できる記録媒体は現在ない」と話す。

修復・保存は、小津監督が今年、生誕百十年・没後五十年を迎える記念事業。四作品は「秋刀魚の味」のほか五八~六〇年の「彼岸花」「お早よう」「秋日和」。十一月二十三日から東京・神保町シアターで行う、四作品を含む全作特集上映会までに仕上げる。

監修者はみな高齢。小津監督のチーフ撮影助手を務めた川又昂(たかし)さんは八十七歳、プロデューサー山内静夫さんは八十八歳、助監督の田中康義さんは八十三歳。当時を知るスタッフは今や数えるほどになり、松竹映像ライツ部の藤井宏美さんは「明暗や画調を監修する方がいなくなってからでは遅い」と焦る。

川又さんは「小津さんは、コダックのフィルムは空が青くなるから嫌で、寝ぼけたアグフア(欧州製)がいいと…。(赤い色を好んだが)『彼岸花』では赤い色のやかんをどこに置くか大変計算している。そして、ワンカットたりとも人に撮らせない。雲も自分で撮る。今日はいい雲が出そうだから外にいろ、と言われて空を見続けたこともありました」と回想する。こだわるだけに小津監督の意図が分からなければ復元できない。

栩木さんは作業に先立ち、あらためて「秋刀魚の味」を見て、笠智衆演じる父がたばこの火を消すシーンで、「ジュッ」という音がすることに気づいた。娘を思いながらもうまく言い表せない胸の内を表現した音で、その演出の緻密さに舌を巻いた。

「小津監督はカメラを固定した。物語が進んでも空間は動かないので、光の加減などがズレたりすると目立つ。復元作業としては難易度が極めて高い」と栩木さん。五百年、千年後の未来に「世界の小津」を届ける事業に力を尽くした川又さんは「親孝行ができました」と話している。

<映画のデジタル修復> 1980年代、米ハリウッドで、現実には撮影できない映像をコンピューターで作る技術が発達。90年代半ば、修復に転用された。東京国立近代美術館フィルムセンターでも2002年度から修復が始まり、小津4作品を含め23作品に達する。

デジタル技術によるフィルム修復は、色調や明暗の調整、ゆがみの修整、深い傷や雑音の消去などができる。修復後は、富士フイルムが開発したフィルム「エテルナ」に焼き付けて保存するのだが、長編保存は国内初。フィルムセンターの栩木(とちぎ)章・主任研究員は「五百年から千年は劣化しない。これほど長期間保存できる記録媒体は現在ない」と話す。

なるほど、3色分解してモノクロフィルムに焼き付ける例のエテルナか。結局長期保存はフィルムなんだよね。
映画用デジタルセパレーション用黒白レコーディングフィルム「ETERNA-RDS」が受賞 ― 2012年01月06日
【開発物語】富士フイルムアーカイブフィルム「エテルナ-RDS」(SankeiBiz) ― 2012年02月24日

デジタル技術によるフィルム修復というのは、ニコンのフィルムスキャナのソフトウェアにも搭載されているDigital ICEやDigital ROCなどの技術だろうな。もともとはKodakの技術であったはずだ。
続・アナログ写真を救えっ!! 「ニコン SUPER COOLSCAN 5000 ED」 (後編)(ケータイWatch)

川又さんは「小津さんは、コダックのフィルムは空が青くなるから嫌で、寝ぼけたアグフア(欧州製)がいいと…。(赤い色を好んだが)『彼岸花』では赤い色のやかんをどこに置くか大変計算している。そして、ワンカットたりとも人に撮らせない。雲も自分で撮る。今日はいい雲が出そうだから外にいろ、と言われて空を見続けたこともありました」と回想する。こだわるだけに小津監督の意図が分からなければ復元できない。

というのもいいねぇ。コダックの空が青くて嫌なら、富士のリバーサルなんかどうなるんだ(笑)。私は富士の空の青さが好きでリバーサルは主に富士を使っていた。色が気に入ってったわけではないが、保存性でコダクロームも時々使っていたが。まあそんな好みの話ももう昔話になりつつある(泣)。

なんにせよ、500年持つのはデジタル技術じゃなくてフィルムのお蔭だものなぁ。きれいに修復されるのはデジタルのお蔭だけれども。なんかミスリードの記事だよなぁ。

ということで、3色分解しなくても、記念写真はやっぱりフィルムで撮らないといけないなぁ。


といいつつ作例はデジタル(泣)。写真は記事とは関係ない。
C5696(「高原のポニー」)JR小海線(「八ヶ岳高原線」)野辺山駅前:Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、18mm、F8、1/200秒、VR:ON、WB:*白色蛍光灯、ピクチャーコントロール:ポートレート、Nikon NCフィルター、ISO200、-0.3EV、Photoshop Elements 5で自動カラー補正

碑文によると、C5696は(略)1973年6月に廃車、1975年8月にSLホテル開業、1988年3月廃業、1989年9月現在地へ移転保存、とある。うーん、SLホテルは記憶にないなぁ。しかし、初めてこの辺に来たときにはまだこのC5696がここになかったことは記憶にある。あるときから急にここにSLが来たんだよねぇ(笑)。要するにこの野辺山は廻り目平とか他に行く途中なんで眼中になかったんだよね。

写真家 山本まりこさんと行くカメラ女子の旅♪「熊野」(前編)(女子カメWatch)2013年05月14日 00時00分00秒

スペーシアりょうもう号(JR池袋駅):Ricoh GR DIGITAL、28mm相当、F3.5、1/620秒、ISO64、プログラムAE、-0.3EV

女子カメWatch写真家 山本まりこさんと行くカメラ女子の旅♪ カメラ女子 in 世界遺産のまち「熊野」(前編)という記事が載っている。

しかし、なんでしょうこの色は。冒頭の集合写真はKodak PORTRA400NCを富士フイルムのフロンティアで処理して失敗したみたいな色合いだ(笑)。

山本まりこさんを紹介する写真もなんかKodak PORTRA 400NCっぽい。

PORTRA400NCを失敗したっぽい写真はまだいい。こういう味だと言い張れるから(笑)。しかし、バーベキューの写真はどうしたんだ。勘弁してくれ。これってもしかしてKodacrome 200(KL)をコダックダイヤミックで現像したものなのか。そうなのか、はっきり言ってくれ(笑)。まあコダクローム200はもう売っていないし、コダックダイヤミックのコダクローム現像がなくなって久しい(というかコダクロームの現像自体が終了している)し、なんなんだろう。これが「女子カメラ」なのか…。

そういえば熊野詣でをしてみたいなぁ。「那智黒」も久しく舐めていないなぁ(笑)。


写真は記事とは関係ない。
スペーシアりょうもう号(JR池袋駅):Ricoh GR DIGITAL、28mm相当、F3.5、1/620秒、ISO64、プログラムAE、-0.3EV

コダクローム200(KL)の作例を載せようかと思ったが、KLはほとんど記念写真ばかりに使っていたので、公開できるような写真はなかった。あの盛大なマゼンタ被りをお見せしたかったなぁ。

東武特急の「スペーシア」はJRに乗り入れている。池袋駅は東武電車の駅(うしろに写っているビルが東武池袋駅)もあるのにJRの線路を走っているのはなんか変。日光行きなどは、JR日光駅の方が格式の高いすごい駅舎なのに、終点は味気ない東武日光駅だったりする。なんだかなぁ、と思いつつ、新宿発のスペーシアで日帰り日光旅行も悪くないなぁと思い始めている。さっき書いた熊野詣ではどうしたんだ…。やっぱり居住性の良い電車で行けるというのが大きいのか。JRは熊野詣で用に東京発の紀勢線直通寝台列車を走らせるのだ。

ブラザー工業、米コダックの資産一部買い取りで合意(ロイター)2013年04月16日 00時00分01秒

ブラザー工業、米コダックの資産一部買い取りで合意(ロイター)

[15日 ロイター] 経営再建中の米イーストマン・コダック(EKDKQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)は、ドキュメント・イメージング部門の資産の一部を現金2億1000万ドルで売却することでブラザー工業(6448.T: 株価, ニュース, レポート)と合意した。

ブラザー工業は、同部門サービス収入の収益繰り延べによる負債を引き受ける。負債額は昨年12月末時点で約6700万ドル。

コダックは、ブラザー工業への売却案に対して米破産裁判所の認可を経た後、公開入札を実施する。今月末には裁判所の公聴会が予定されている。

同社は今年半ばに破産法の適用から脱却することを目指しており、個人用ドキュメントスキャナー事業の売却を進めている。

米イーストマン・コダック社のドキュメント・イメージング事業に関する資産譲渡契約の締結についてのお知らせ [PDF/205KB](ブラザー工業)

2013年4月15日
ブラザー工業株式会社

米イーストマン・コダック社のドキュメント・イメージング事業に関する資産譲渡契約の締結についてのお知らせ

ブラザー工業株式会社(社長:小池利和)は、本日、イーストマン・コダック社(米国、ニューヨーク州、CEOアントニオ M. ペレス)(以下、コダック社)が所有するドキュメント・イメージング事業(以下、DI事業)買収のための資産譲渡契約を締結いたしました。

コダック社のDI事業は、当社の事業と関連の深い、データの読み取りや記録分野での技術革新に強みを持ち、主にハイエンドのドキュメントスキャナー、スキャナー用ソフトウェアおよびテクニカルサービスなどの事業をグローバルに展開しています。

本買収が成立した場合、複合機、ドキュメントスキャナーなどの製品ラインナップの拡充や、小規模から中・大規模までの様々なオフィス環境への、ハードウエア、サービス、ソリューションの幅広い提供が実現します。これにより当社は、ドキュメント、イメージング、ソリューションの分野における地位をグローバルに強化し、より多くのお客様へ優れた製品やサービスを提供することが可能となります。

あのぅ、フィルム部門はどうなるんでしょうか…。

今回の件と全然関係ないが、猫と一緒にお住まいのお客様へ 家庭用ファクスにおける無償点検のお知らせ [PDF/841KB](ブラザー工業)は必見だよね(笑)。

Kodak Gold 100フィルムが在庫限りで販売終了、代替品はGold 200か2012年12月12日 00時00分00秒

とんかつ様から戴いた情報によれば、コダックのISO100ネガカラーフィルム、Gold 100が在庫限りで販売終了のようだ。
コダック一般用フィルム(wwwjp.kodak.com)

Gold 100
在庫限りで販売終了

代替品のアナウンスなどはまだないが、ISO100のネガカラーはKodak EKTAR 100(エクター100)がある。また、いままで日本には代理店(加賀ハイテック)経由では輸入されていなかったGold 200が量販店に並びだしている模様。

Gold 100は製造中止なのか国内販売中止だけなのか分からないが、こういうところをコダックはちゃんとアナウンスして欲しい。

コダックのアメリカのサイトを見ると、一般向けのネガ(カラー)フィルムのラインナップは以下のようで、Gold 100は既に無い(「プロ用」は別ページに記載)。
KODAK 35mm Print Film(kodak.com)

KODAK GOLD 200 Film
KODAK ULTRA MAX 400 Film
KODAK ULTRA MAX 800 Film
KODAK PROFESSIONAL BW400CN Film

富士のISO100ネガカラーフィルムREALA ACE(リアラエース)も生産終了なので、ISO100ネガカラーは選択肢がほとんどない状態だ。
富士フイルムREALA ACE(リアラエース)製造販売終了 ― 2012年02月17日

とんかつ様、情報ありがとうございました。

【追記】
コダックのプロ用フィルムの現行ラインナップも載せておく。
KODAK PROFESSIONAL Films(kodak.com)

Color Negative Films
PORTRA 160
PORTRA 400
PORTRA 800
EKTAR 100
Black & White Films
T-MAX 400
T-MAX 100
TRI-X 320 / TRI-X 400
BW400CN

BW400CNは重複掲載ですな。

【さらに追記】
そういえば、Kodak ProFoto XL 100はどうなるんだろう。ProFoto XL 100はもともとアメリカや日本のコダックのサイトに掲載されていないフィルムなのだった。

AppleとGoogle、Kodakの画像関連特許取得で協力か(日経)2012年12月11日 00時00分00秒

六角橋レトロ劇場(横浜市神奈川区):Nikon F100、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、24mm、F4開放AE、マルチパターン測光、Nikon プロテクトフィルター、HK-2、Kodak PORTRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり、GEMなし、ROCなし)

今朝も寒いですな。懐も寒いHaniwaです(泣)。さて、AppleとGoogle、Kodakの画像関連特許取得で協力か(日本経済新聞)という記事が昨日載っていた。

2012/12/10 23:00

米Appleと米Googleが、米連邦破産法11条(日本の会社更生法に相当)の下で経営再建中の米Eastman Kodakから特許を買収することで協力すると、複数の米メディアが報じている。提示額は5億ドル以上と見られる。

米Bloombergが関係者から入手した情報によると、AppleとGoogleは今年の夏にそれぞれ他社と連合を組んで、Kodakが保有する約1100件の画像関連特許の取得に向けて動き出した。Appleが率いる連合には米Microsoftや米Intellectual Ventures Managementが、Googleが率いる連合には米RPXおよびアジアのAndroidスマートフォンメーカーが含まれる。

両連合の当初の入札額はそれぞれ5億ドルを下回っていたが、手を組むことで5億ドル以上を提示する考えだという。Kodakは先月、8億3000万ドルにおよぶ融資の約束を取り付けたが、特許を5億ドル以上で売却することが条件となっている。

米IBMの元知的資産担当バイスプレジデントで現在米IP Offeringsの社長を務めるRichard Ehrlickman氏は今回の動きについて、「AppleとGoogleは米Nortel Networksの特許買収を教訓にして、事業ニーズを満たしつつ、Kodak特許取得のコストを削減するために協力することを決心した」と分析している。

米コダックが債権者からの融資で合意、来年上半期に破産法適用から脱却へ(ロイター) ― 2012年11月14日の話の続きですな。

「資金提供の条件として、コダックは1年以上買い手を探している特許資産を5億ドル以上で売却すること、個人向け画像事業の全部あるいは一部を売却することが求められる。」のうち、特許資産が5億ドル以上で売れる見通しは立ったようだが、「個人向け画像事業の全部あるいは一部を売却すること」はどうなるんだろう。コダックの(スチル)写真フィルム部門は「個人向け画像事業」に含まれているから、ここがどうなるのかで、コダックの(スチル)写真フィルムがどうなるのかが決まる。心配ですな。

この手の記事はコダックという会社がどうなるのかに焦点があることが多いが、我々写真フィルムユーザーからすれば最悪コダックは滅んでもコダックがやっていた写真フィルムが残ればいいわけで、注目点が違う。そういう、実際の製品がどうなるのかに焦点を合わせた記事が欲しいけど、無理なんだろうねぇ。


写真は記事とは関係ない。Kodak PORTRA 400で撮影。
六角橋レトロ劇場(横浜市神奈川区):Nikon F100、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、24mm、F4開放AE、マルチパターン測光、Nikon プロテクトフィルター、HK-2、Kodak PORTRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり、GEMなし、ROCなし)

上の方がなんとなく像が流れている感じでしゃきっとしませんな。VRがONなので、光学系が動いたときに35mm版だと端っこの画質がアレになるのかもしれない。DXフォーマット用レンズをケラレないぎりぎりの24mmでFXまたは35mmフィルムで使うときはVRをOFFにした方がいいのかもしれない。

米コダックが債権者からの融資で合意、来年上半期に破産法適用から脱却へ(ロイター)2012年11月14日 00時00分00秒

大井川鐵道新金谷駅(旧南海電車ズームカー):Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、1/500秒、Kodak PORTRA 400、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

ロイターによれば、米コダックが債権者からの融資で合意し来年上半期に破産法適用から脱却する方向らしい。
米コダックが債権者からの融資で合意、来年上半期に破産法適用から脱却へ(ロイター)

[ニューヨーク 12日 ロイター] 経営再建中の米イーストマン・コダック(EKDKQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)は12日、社債権者から7億9300万ドルの融資を受けることで合意したと発表した。

同社のアントニオ・ぺレス最高経営責任者(CEO)は、今回の合意により2013年上半期に破産法の適用から脱却することができるとの見通しを示した。

コダックと合意したのはセンターブリッジ・パートナーズ、GSOキャピタル・パートナーズ、UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)とJPモルガン・チェース。

資金提供の条件として、コダックは1年以上買い手を探している特許資産を5億ドル以上で売却すること、個人向け画像事業の全部あるいは一部を売却することが求められる。

合意内容は破産裁判所の承認を受ける必要がある。

コダックは今年1月に米連邦破産法第11条の適用を申請していた。

問題は「資金提供の条件として、コダックは1年以上買い手を探している特許資産を5億ドル以上で売却すること、個人向け画像事業の全部あるいは一部を売却することが求められる」(強調は引用者)の部分だろう。「個人向け画像事業」に写真フィルム部門が含まれているからだ。売りに出されているが買い手が付いたとかどこそこが検討中という話も聞かない。やばいですなぁ。誰も個人向け画像事業を買わなかったらどうなるんだろう。そもそもこの融資話がなくなってコダックが終わるんだろうか。個人向け画像事業の買い手が表れても、フィルム事業は要らないからやめるとか言われたらその時点でコダックの写真フィルムは終わる。融資する側からすれば、「個人向け画像事業」は融資に値しない負の部分なんだろうな。コダックが破産法適用から脱却しても、写真フィルム部門がフィルムを作らなくなれば我々にとって意味がない。

愛用のポートラやTRI-XやT-MAXの行く末が心配ですな。


大井川鐵道新金谷駅(旧南海電車ズームカー):Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、1/500秒、Kodak PORTRA 400、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

これもちょっと前の写真ですまん。このところPORTRA400は身内の行事しか撮っていなかったので作例に出せるものがなかった(泣)。

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