富士フイルム SUPERIA PREMIUM 400 ゲット2009年03月17日 00時00分00秒

富士フイルム SUPERIA PREMIUM 400

まだ試写していないので記事にするのも憚られるのだが、新フィルムが既に発売されているという報告ということでご容赦を。

富士フイルムの新しい35mmネガカラーフィルムSUPERIA PREMIUM 400が3月9日にヨドバシの店頭に並んでいるのを確認した。しかし、そのときは四国に持って行くフィルムを買いに行っていたので、使ったことのないこのフィルムは買わずに、New PRO 400を買ったのだった。これは帰ってきて撮ったフィルムを現像に出しに行ったついでに買ったもの。

スペリアプレミアム400の特長として「日本人の肌色をより美しく」「記憶をより鮮やかに」とパッケージに書いてある。肌がきれいに写るというのはわたしも重視していることだが、「日本人の肌色」ってこの表現はこれでいいのかなぁ。「日本人」っていっても肌の色は色々あるぞ。しかも「日本人」が必ずしも東洋系とは限らない。それでわたしはいつも「東洋人」とか「黄色人種」の肌の色とか書いているのであった。そういう「いちゃもん」はともかく、肌がきれいに写るというのでちょっと楽しみ。

問題は、「記憶をより鮮やかに」だろうなぁ。あんまり鮮やかにして微妙な色の違いをすっ飛ばさないで欲しいなぁ。これは使ってみないと分からない。ここだけが心配。

あと、このネガフィルムは「プロ用」ではなく「一般用」に分類されているようなのだが、結構値段が高い。36枚撮り2本パックでヨドバシの店頭で1440円であった。1本あたり200円ぐらいのネガを常用している私からすればもの凄く高い。その値段上昇分だけの結果が伴うのか、そこもきちんと見極めたい。

【関連】
富士フイルム、新設計の「フジカラー SUPERIA PREMIUM(スペリアプレミアム)400」新発売! ― 2008年12月18日

【関連追記:2009年7月3日】
富士SUPERIA PREMIUM 400を使ってみた ― 2009年07月03日

【関連追記;2009年9月25日】
Ai Nikkor 50mm F1.2 + 富士SUPERIA PREMIUM 400作例 ― 2009年09月25日

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SLIK PRO-MINI III 購入2009年03月18日 00時00分00秒

SLIK PRO-MINI III Tripod,Nikon F3 and Ai Nikkor 35mm F2S

四国に行く前にフィルムを買いにヨドバシに行ったら、つい買ってしまった。スリックの小型三脚「SLIK PRO-MINI III」だ。ヨドバシでは税込4980円だった。ポイントで購入。

最初、個室寝台での自分撮り用にクリップの先に三脚ねじのついたようなものを買うかと思って三脚コーナーに行ったのだが、そこでスリックプロミニIIIが安いことに気づいた。というか前からこんな値段だったのだが。

小さくて軽い(折りたたみ時全長205mm、重さ320g)のに、一眼レフを載せても大丈夫な安定感がある。脚はアルミ製でその他はプラスチック。自由雲台もボールとねじは金属製だが、締め付ける側はプラスチック【訂正】締め付ける側もプラスチックのように見えるが、よく見ると締め付ける側も金属のようだ。角の塗装が剥げて金属光沢が見える。お詫びして訂正します。【訂正ここまで】それでも剛性感もあるし、ぐらついたりしないのはさすが「プロ」と名乗るだけのものはある。

ついている自由雲台の型番はSBH-100で、外すことも可能。外した三脚部分にはちゃんと細ねじがついていたので、ほかの雲台と組み合わせることも可能だし、SBH-100を他の三脚に付けて使うことも可能。ただ、バランス的にもこの組み合わせで使うのがベストだろう。

軽くて小さいので、いままで三脚を持って行かなかったようなときに持って行くと色々便利だと思う。特に何人かで出掛けて記念写真撮るときにわざわざそのためだけに三脚を持って行くことはしないが、このスリックプロミニIIIならそのときのためだけに持って行ってもいいと思う。

また、ローアングル撮影が簡単にできるのもいい。スリックプロミニIIIとF3に高倍率ファインダーDW-4を付けると使いやすそうだ。いつでもカバンに入れておくといいかも(そうやってだんだんとカバンが重くなっていく…)。

オプテック、Oリング採用のレンズリアキャップ(デジカメWatch)2009年03月19日 00時00分00秒

オプテック、Oリング採用のレンズリアキャップ(デジカメWatch)によれば、サードパーティ製のOリングが付いたレンズリアキャップが発売されるそうだ。あと、レンズリアキャップが背中合わせに2つくっついたものも発売される。

しかし、Oリングなんかなくてもいいような。埃や水なんかリアキャップの隙間から入るぐらいならレンズの他の部分からも入るだろうし。それよりも、ニコン純正のリアキャップは使っているうちにリアキャップ内側のバヨネットの爪が削れてきて緩くなってくることがあって、カバンの中でリアキャップが外れていたなんてこともあった。そういう意味でOリングの摩擦でレンズリアキャップが外れにくいというのはありがたい。

しかし、問題は価格だ。1個1,470円って…。これをレンズ分揃えるのはなぁ。こういうのはズームレンズを2本しか持っていないとかそういう人向けだろうか。2本しか持ってなければキャップは1個で済むし。

ちなみにレンズリアキャップはすべてニコン純正のLF-1を使っている。シグマだろうが、コシナのフォクトレンダーだろうがCarl ZeissのZFだろうがすべて同じ。そうしないと付け替えたときに面倒だから。どのレンズリアキャップがどのレンズ用とか決まっていないので、付け替えるとどんどん入れ替わっていく。そして、あるレンズで緩くなったリアキャップは新しいのと交換する。

あと、背中合わせのリアキャップは面白いというかライカにこういうのなかったっけ。これは買ってもいいような気がしたが、1個2,625円…。アクセサリー好きの私もこれはちょっと。LF-1を接着剤で2つくっつけるか(笑)。ちなみにニコンのLF-1はヨドバシだと1個315円(税込)。

ニコンのフィルムスキャナSUPER COOLSCAN 5000 EDが販売終了?2009年03月23日 00時00分00秒

Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED

ニコンのフィルムスキャナSUPER COOLSCAN 5000 EDが、ニコンオンラインショップニコンダイレクトで「販売終了」にされている。
http://shop.nikon-image.com/front/ProductVRA537JA.do
ヨドバシドットコムなどでもフィルムスキャナの項目にはSUPER COOLSCAN 9000 EDしか載っていない。

いままでのMFレンズの生産終了の例によれば、ニコンオンラインショップ(現在のニコンダイレクト)で「販売終了」になったときにはメーカー在庫が払底していて生産も終了していることがほとんどであった。

ああ、せっかくフィルムが復調している感じなのになぁ。おそらく5000EDの後継機がでることはないのだろう。

フラットベッドスキャナもフィルムスキャン機能のないものが増えてきているし、フィルムスキャンの将来は暗いのか。

もともと、こういうフィルムをスキャンする一般用のスキャナはニコンとキャノンとコニカとミノルタとエプソンとポラロイドぐらいしか出していなかった。コニカとミノルタは合併してカメラ事業・フィルム事業をやめてしまったし、エプソンの(フラットベッドではない)フィルムスキャナはコニカのOEMだったそうだから、コニカミノルタの撤退は大きかった。キヤノンの(フラットベッドではない)フィルムスキャナの現行品はもうないみたいだし、ポラロイドももうない。

まあ、フィルムそのものは従来からのプリントが可能なのだから、専用フィルムスキャナがなくなったからといって絶体絶命なわけではない。しかし、フィルムというアナログなものをアナログな従来からの使い方とデジタル化して使うという両方の使い方がしにくくなるのは残念だ。

ここでデジタルで撮影しないでわざわざフィルムで撮っておいてどうしてデジタル化する必要があるのかという問題を考えないといけない(笑)。

私の場合は、ネガフィルムはカラーもモノクロも基本的にプリントするのでスキャンしなくても問題ない。ただ、焼き増しに持って行く時間がないときに家でスキャンしてプリントして配るということはある。これはフラットベッドタイプでも可能だ。

ポジ(リバーサル)の場合は、基本的にスキャンしている。それはライトボックスはあるがプロジェクターはないので、皆で見られないからだ。またプリントと違って簡単に見られるように保管していないので(原板だから)、見たいときに簡単に見られるようにするためにデジカメ画像と同じようにしている。この用途の場合、スキャン速度が重要になる。わたしがSUPER COOLSCAN 5000EDにしたのも、35mmフィルムのスキャンではこれが最速だったからだ。

あとは、ブログ用だ。これは大量でなければフラットベッドスキャナでも可能だ。

そう考えると、デジタル一眼レフがこんなに安くなって高感度も優れているとなれば、フィルムスキャナの売れ行きはなかなか大変なのだろうと思う。しかし、2,3年前よりは明らかにフィルムを使う人が戻っているので、ここでフィルムスキャナがSUPER COOLSCAN 9000 EDという非常に高価な機種しかないというのは残念だ。COOLSCAN V EDという5~6万円で買えるフィルムスキャナがなくなってしまったのも辛い。5EDがあればまだ救われたのに。もしかしたら5EDと5000EDはほぼ同時に生産終了していて値段の高い5000EDの在庫が払底するまでにしばらく掛かったのかもしれないが。そう考えると9000EDもやばいなぁ。9000EDはコダクロームのDigital ICEが完全対応で、スキャンできるフォーマットも多いので余裕があれば欲しいところなのだが…。

【追記:2012年11月16日】
夜勤猫様から戴いた情報によれば、SUPER COOLSCAN 5000 EDの補修用性能部品の保有期限(修理期限)は、2016年4月末とのことだ。オーバーホールをお考えの方はお早めに。夜勤猫様情報ありがとうございました。

「私の愛用フィルム」(アサヒカメラ2009年4月号)2009年03月24日 00時00分00秒

今月号のアサヒカメラ(2009年4月号)の特集で読者アンケートの結果が載っていた。その結果はなかなか意外で面白いのだが、今回は「私の愛用フィルム」の結果について考えたい。

順位フィルム名得票数
1位プロビア100F/プロビア10090
2位ベルビア50/ベルビア86
3位ベルビア10073
4位ベルビア100F35
5位ネオパン400プレスト33
6位スペリアビーナス40030
7位リアラエース24
8位PRO40020
9位トライX18
10位ネオパン100アクロス13
アサヒカメラ2009年4月号113頁

うおー、見事なまでに富士フイルムが並んでいる。9位のトライX以外全部富士だ。1位~4位はカラーリバーサル。6位のスペリアビーナス400と7位のリアラエース、8位のPRO400がカラーネガ。5位のネオパン400プレストと9位のトライX、10のネオパン100アクロスがモノクロ。

コダックのリバーサルが全然上位にないなぁ。まあコダクロームが上位にあるとは思えないのだが(笑)。それにしてもE100VSとか使う人結構いると思うのだが。E100VSは一見派手なようだが赤や紫の微妙な階調がよくでるのだ。

1位がプロビア系なのは少し安心した。派手派手系のベルビア一家が上位だと困る(笑)。でも2~4位を合わせると194票でベルビア一家が断トツの1位なのであった(鬱)。しかもベルビア一家の中でも忠実寄りのベルビア100Fよりもそれ以外の派手な方が圧倒的に多い。アスティア100FとかセンシアIIIとか使う人がいないのかなぁ。アスティア100F(RAP F)とかセンシアIII(RA III)は、リバーサルにしてはラチチュードも広いし階調豊かでそれでいて富士の抜けのよさと青空の色がよく出るいいフィルムだと思うのだが。

ネガカラーのTOPがスペリアビーナス400かぁ。ポートラ400NCとかDNPセンチュリア400とか使ってみなはれ(笑)。PRO400は階調がでて忠実な色再現でいいと思うが。

こうしてみると、このアンケートに答えた人は相当偏っていると私は判断した(笑)。だってわたしは答えてないもん(笑)。ベストカメラや愛用カメラにしたって、ニコン、ニコン、ニコンだ。絶対に偏っている(笑)。回答総数は読者の約1%なのだそうだ。ニコンユーザーで富士の派手なフィルム好きな人がこぞって回答した、と判断させて戴く(笑)。

なによりもこのアンケートの結果で一番面白いのは、フィルムとデジタルの撮影比率の結果だ。

撮影比率(フィルム:デジタル)人数
0:1061人
1:974人
2:835人
3:739人
4:623人
5:541人
6:418人
7:328人
8:240人
9:135人
10:0172人
アサヒカメラ2009年4月号112頁

どーん。なんとデジタルで一切撮らない人が断トツの172人。これは偏っている(笑)。フィルム好きの私でさえGR DIGITALでデジカメを使っているので10:0ではない。このアンケート結果はすごい。ただ、私がこのアンケートに答えるとしてどこになるのかは分からない(笑)。

最後に赤城耕一先生のありがたいお言葉を。

フィルム撮影はアマチュアの特権

書道家に書いてもらって飾るかなぁ(笑)。

ペンタックス、電子部品の調達が困難で中判カメラ「67II」「645NII」を生産終了2009年03月25日 00時00分00秒

デジカメWatchによれば、ペンタックス、中判カメラ「67II」「645NII」を生産終了なのだそうだ。

生産終了の理由は、「電子部品の調達が困難になったため」とのこと。短いので全文引用させていただく。

ペンタックスは24日、中判フィルムカメラの「67II」と「645NII」について、2009年9月をメドに生産を終了すると発表した。

理由を「電子部品の調達が困難になったため」としている。

67IIは1998年11月、645NIIは2001年10月にそれぞれ発売。デジタルカメラが主流となった現在も根強い支持を得ているものの、上記の理由により「やむを得ず生産を終了する」という。

2009年4月以降、生産終了までの生産数量は、67IIが約250台、645NIIが約450台の予定。

これをもってペンタックスの国内ラインナップから、フィルムカメラが消滅したことになる。ただし、今回の発表はフィルムカメラからの完全撤退を表明したものではないという。時期やエリアに応じて、生産および販売の可能性はあるとしている。

645用交換レンズの生産は今後も続ける。

なお24日、ペンタックスは「645 Digital」の開発継続を発表し、2010年における発売予定を告知。フォトイメージングエキスポ2009への参考出品を発表している。

やめたくてやめるわけではないけれども、電子部品の調達が困難で一旦やめるということのようだ。「今回の発表はフィルムカメラからの完全撤退を表明したものではないという。時期やエリアに応じて、生産および販売の可能性はある」というのが救いだが、この経済情勢でなかなか難しいかもしれない。調達困難な電子部品を代替品で設計し直して投入して欲しいものだ。いまの情勢ではそれすらも採算が採れないと判断して一旦生産終了にするのだろう。

似たような話がペンタックスLXやニコンF3の生産終了のときにもあった。これらは1980年発売開始で20年にわたって生産されていたものだったが、惜しかった。まあ、これらの機種が部品の調達を乗り越えたとしていまも新品で売られていたとしても安くはならないだろうから買う人は少ないだろうし、生産終了はそんなに変わらなかっただろう。

そう考えると、これからはやはり機械式のカメラなのだろうか。しかし、機械式といってもユニットで作られているようなものはそのユニットが作られなくなるとやはり修理困難になる。ただ、ユニットで構成するものであっても、機械式のカメラは、生産終了後に修理困難になることはあっても、メーカーが作り続ける意思を持つ限り生産困難にはなりにくいように思う。もう、かつてのニコンFやF2のように電子部品はボディには入れないという設計方針でながく作り続けられるフィルムカメラをつくるしかないのか。そう考えるとフォトミック系の外観は好きになれないのだけれども、ニコンいや日本光学工業の考え方は正しかったのだろう。いまの現行品のなかでは、フォトミックのようにファインダーが交換できるわけではないが、ニコンFM10が一番最後まで残るフィルムカメラなのかもしれない。フィルム撮影に直接関係するところに電子部品を使っていないから。

Opera 9.64に愛想を尽かしてFirefox 3にしたがまたOperaに戻った2009年03月27日 00時00分00秒

Opera 9.64(for Windows)でnikon-image.comを表示したところ

昨日は更新できなかった。すまん。PIE2009でなにかニコンから発表があるのかと思ったがなにもなかったようだ。まあ、あっても私には関係のない製品かもしくは悪い知らせだろうから(笑)、何も発表がなくてもいいのだが。

さて、今日はカメラネタではなく、PCブラウザネタにしてみたい。ブラウザはOperaをもう7年ぐらい使っているのだが、Opera 9.5以降不具合が多くてストレスが溜まっていた。それでFirefox 3に乗り換えて、「さようならOpera」という記事の下書きを書いていた。しかし2,3日Firefox 3をメインに使っていたのだが、Operaの便利機能と同等にすることができなかったので、下書きを大幅に書き換えることになった。長文ですまん。

OperaからFirefoxへ

Windowsで長く使ってきたブラウザOperaを使うのをやめた。Firefox 3を規定のブラウザにした。OperaはOpera 6の頃から使っていてもう7年ぐらい使っていた。

Opera 9.5以降表示がきちんとされないことが多い

どうして7年も使っていたOperaを使うのをやめたのか。それはOpera 9.5以降うちの環境ではサイトの表示が崩れまくったり、画像が違う画像と入れ替わったりして(要するに画像の配置が狂っている)、非常にストレスが溜まるからだ。そういう表示のおかしくなるサイトというのは、HTMLの文法に則っていないことが多いので我慢していたのだが、そういうサイトでもOpera 9.5の直前のOpera 9.27で表示させるとちゃんと表示される。色々設定を変えてみた(描画のタイミング・ネットワークの接続総数・メモリキャッシュ/ディスクキャッシュの量など)が、あるサイトではちゃんと表示できるようになっても別のサイトでは崩れるようになったりした。そしてそういう場合でも再度読み込むときちんと表示される場合もあるしそうでない場合もある。また長く色々なサイトを閲覧しているとおかしくなるサイトではおかしくなる確率が高くなる。途中でキャッシュをクリアしないといけない。

また、Opera 9.5以降読み込みの終わらないサイトがかなりある(有名なところではアサヒコムやAll About)。読み込みが終わらなくても一応表示はされているのだが、そのタブから新しいリンクをクリックしてもリンク先に飛ばないしブックマークから行こうとしても進まない。要するに読み込みが途中で終わったタブは死んでしまっているのだ。しかし、死んでいるのかどうかは見ただけでは分からない。これもOpera 9.27までは起こらなかった。Opera 9.5以降最新版の9.64までいつ改善されるかと思って我慢していたが、Opera 9.27ですんなり表示されるのをみて馬鹿らしくなってOperaを使うのはやめることにした。なお、特定のJavascriptをブロックすることでアサヒコムとAll Aboutはなんとかなるのだが、そうでないサイトでいつこの読み込み不完了がおこるのかはわからない。要するにOpera 9.5以降のJavascriptの対応が9.27以前と違っていてそれが原因なのだが、直す気配がない。

Operaはアップデートがスマートじゃない

あと、Operaはバージョンアップが面倒だということもある。上書きでバージョンアップするとおかしくなることがある。その点IEやFirefoxではそんなことはない。Operaは上書きでおかしくなるからと別のディレクトリ(フォルダ)にインストールしたりして、うちのPCにはOperaのディレクトリが4つもある。そういう簡単にバージョンアップしにくいというのも私が他人にOperaを勧めなかった理由だ。もうこんな鬱陶しくてまともに表示できないブラウザはたくさんだ。

OperaからFirefoxへ移行

それでサブに入れてあったFirefox 3をメインにした。ブックマークはBooksyncというフリーソフトでOperaからFirefoxに移した。

FirefoxのRSSリーダー

またOperaではRSSリーダーとしても利用していたので、FirefoxでもRSSリーダー機能が使いたかったが「ライブブックマーク」はなんだか使いにくい。ブックマークにずらずらと新着記事が出てくる。そこで、Firefoxでは有名なSage-Tooというアドオンを入れてみたのだが、これはサイドバーとして横にSage-Tooを表示していないと自動的にRSSを読みに行かないので使いにくい。Operaでは背後で勝手にRSSを読みに行っていたのでブラウザを立ち上げておけば勝手に新情報を取ってきてくれたのだ。それでサイドバーに表示していなくてもRSSを取りに行くWizz RSSというアドオンを入れた。RSSの一覧はOperaからopmlファイルとしてエクスポートしてそれをFirefoxでインポートした。opml形式という共通のフォーマットなのでブラウザの標準機能で移行できた。

しかし、このWizz RSSというアドオン、なんだか非常に重い。バックグラウンドでRSSを取りに行っているときはFirefoxの反応が鈍くなる。もっと軽くて背後で自動で取りに行ってくれるRSSリーダーはないものか。重いだけでなく、Firefoxで履歴を消すとWizz RSSの既読情報も消えてしまってどれが読んだ記事か分からなくなるのもよくない。しかも全部を既読化することが出来ずいちいちひとつひとつのサイトをクリックして「全部を既読」をサイトの数だけする必要がある。間違って履歴を消すたびにこれをするのはもう嫌だ。というか履歴を消させろよ。ほかにいいRSSリーダーがあったらWizz RSSは速攻で削除してやるぅ。

単体では完全にポップアップを抑止できないFirefox

Firefoxで困ったことがあった。それはポップアップウィンドウを完全に抑止できないことだ。すべてのポップアップウィンドウをタブで開きたいのだが、Javascriptでポップアップしている場合にはFirefoxの設定で「ポップアップウィンドウをブロックする」にチェックを入れていてもポップアップしてしまう。これは、Tab Mix Plusというアドオンを入れて解決した。ポップアップをタブで開きたいのは、たまにネット上でクーポンを用意していてそれをプリントアウトして持って行くと割引になるというお店があるのだが、ポップアップしたウィンドウにアドレスバー以外が表示されていなくてプリントできないことがあるのだ。Operaならそういう場合でも右クリックのメニューから色々出来たのだが、Firefoxではそういう機能もないようだった。

コメントを書いて戻るとコメントが消える:Firefox

ほかにFirefoxで困ったのは、アサブロのコメントを書いて確認を押して確認画面からコメントを修正するためにブラウザの「戻る」ボタンを押して戻ると、書いたコメントが消えていること。前からこうだったっけ?アドオンを色々入れておかしくなってしまったのか。「進む」を押すと確認画面が残っているのでそこをコピペして修正してもう一度書けばいいのだが、面倒だ。それに確認画面のでるアサブロのコメントはいいが、そうでないコメント欄は戻ると何も残っていないし、進む先もなくて結局書いた内容が消えてしまっている。たとえば書き込んだ先が「Cookieを有効にしてください」といった表示の場合戻っても書き込んだ内容はないし「進む」にもない。テキストエディタに書いてからコメントを書かないといけないようだ。これはすごく使いにくい。

目障りなFaviconを消すのに一苦労:Firefox

ほかにも一回ダウンロードされたFaviconの表示を消せないとか、なにかしようとすると誰が作ったか分からないアドオンで解決しないといけないとかセキュリティ的な不安とか、Firefoxの不満は結構ある。ちなみにFaviconはアドレス欄にAbout:Configと入れて設定画面で

user_pref("browser.chrome.favicons", false);
user_pref("browser.chrome.site_icons", false);

にする。それだけでは既にダウンロードされたファビコンが消えないので、Favicon Picker 2というアドオンを入れてブックマークのプロパティで「blank」を押して「変更を保存」を押す。これをファビコンが表示されているブックマークの数だけやる。面倒くさいぞ。しかも「変更を保存」を押したときにはブックマークは既にたたまれてしまっているので、また一からプルダウンして次のファビコン付きブックマークへ行かなければいけない。Operaだと設定画面の「Faviconを表示しない」だけで済むのに。

表のコピペに苦労:Firefox

そのほかにOperaの場合はTableで書かれたところのテキストをコピーしてExcelに貼り付けると表のそれぞれのデータがそれぞれExcelの別のセルに入るのだが、FirefoxでそれをやるとTableをコピーしても全部ひとつのテキストとしてコピーされてしまうので、Excelに貼り付けると表中のデータのすべてがひとつのセルに入れられてしまう。こういうところOperaは色々と気が利いていたなぁと思う。しかし、Opera9.5以降は肝心のサイトの表示がちゃんとしないというのが決定的に駄目駄目だ。表示がきちんとしていさえすればOperaの方が使い勝手がいいのに、ブラウザ本来の役目のサイトを表示することがきちんとできないのだからこれはもう仕方がない。

さようなら、Opera

さようなら、Opera Windows版。また会う日まで。ZaurusのOpera 7.25は他に選択肢がないのでまだまだお世話になるけど。

こんにちはOpera(笑)

しばらくFirefoxをメインで使っていたのだが、どうにもRSSリーダーのWizz RSSが重い。Wizz RSSがRSSを取りに行くとブラウザが急に反応しなくなる。しかも変なところが多機能なのに、RSSのフィードごとに取りに行く時間間隔を設定できないので一番短い間隔で更新を確認したいサイトに合わせざるを得ない。そうすると30分に1回とかブラウザが重くなる。OperaではRSSフィードごとに時間間隔を設定できたので、ニュースサイトなんか15分に1度に確認とか設定していたのだ。そうでないサイトは数時間に1回に設定しておけば事実上ブラウザ起動時にしかRSSを取りに行かないのと同じになる。これをFirefoxのWizz RSSで15分の設定にすると15分に一回フリーズするようなものだし、1日に1回しか更新しないようなサイトにはDoS攻撃しているようなものだ。多くの人が勧めるSage-Tooは横に表示させないと自動でRSSを取りに行かないしなぁ。この1点だけでもFirefoxは使いにくいと思った。別にRSSリーダー単体を使うのも面倒だし。

ともかくあれはこうならないのかなぁと思って調べるとそれらは全部外部のアドオンでしないといけない。それでアドオンを入れるときには「確認できないから安全じゃないかもよ」とか警告される。たしかにいくら本体のFirefoxが脆弱性の対策をしていても、サードパーティ製のアドオンに脆弱性があったらどうしようもない。その辺がどうもすっきりしない。

それで結局Operaに戻った。ニコンのサイトですらまともに表示できないのでストレスが溜まるのだが、右クリックでInternet ExplorerやFirefoxで同じページを開けるようにしてあるのでそういうときは今までどおり右クリックでFirefoxで開けばいいのだ。ああ、はやくOperaが9.27レベルのまともな表示にならないかなぁ。以前からOperaはバージョンアップのたびに一進一退だったのだ。とほほ。

【追記:2009年4月1日】
Opera 9.5以降の不具合原因判明 ― 2009年04月01日
【追記ここまで】


画像はOpera 9.64 Build 10487(for Windows)をWindows XP Pro SP2でnikon-image.comを表示して崩れたところ。耐えられない。

ケンコーのテレプラス「DGX」2009年03月30日 00時00分00秒

皆様たくさんのコメントありがとうございます。コメントのお返事は少しずつさせていただきます。ご了承ください。m(_ _)m

ちょっと情報が遅れてしまったのだが(先週書こうと思っていて忘れていた)、ケンコーがテレコンバーター「テレプラス」の新型「テレプラスDGX」をフォトイメージングエキスポ2009(PIE2009)に出品しているようだ。
ケンコー、テレプラス「DGX」をPIEに参考出品(デジカメWatch)

開発中の新製品は、デジタルテレプラスPRO300 1.4倍、同2倍、2倍テレプラスMC7 DGの各キヤノン用およびニコン用をベースに、新回路を搭載した「DGX」。撮影時の絞り値表示を実際の表示に合わせることが可能になり、Exif情報も実際の焦点距離および絞り値に変換して記録できる。フィルム一眼レフカメラでも使用が可能。

ケンコーのデジタルテレプラスPRO300 1.4倍(ニコン用)は、Ai連動もするし、CPUレンズでも情報が伝達されてCPU連動方式のボディでもフル機能が使える。そしてAF(オートフォーカス)は、ボディ内モーターとレンズ内モーター(但しF3AF用は除く)のどちらでもAFが可能。さらにVR(手ブレ補正)も対応しているという優れものであった。デジタルテレプラスPRO300 1.4倍の場合は画質の劣化も少ないという評判だった。それでそのうち買おうと思っていたのだった。

新型の「DGX」は、いままで基本的にCPU信号をそのままリレーしていたのを間に回路を通してF値や焦点距離を補正するようになるようだ。デジタルカメラで使用している人には朗報だろう。私のようにフィルムカメラで使おうと思っている人には、光学系やコーティングに変更がないのであれば別にどっちでもいいような変更のような気もする。さらに言えば、回路でニコンレンズとボディの間のCPU信号を書き換えるとなると、そのうちニコンのCPUの仕様が変更や追加されたときに使えないレンズやボディが出てきてROMの書き換えをしなければならなくなったり、回路の処理速度でタイムラグが出たりしないのかなど若干気になる。

いますぐデジタルテレプラスPRO300 1.4倍を買おうと思っていたわけではないのだが、今年中には買うつもりでいたので、「今夏の発売に向けて準備中」と言われるとどうしようか迷う。DGXが出たときにデジタルテレプラスPRO300 1.4倍の在庫があって安く買えるのならデジタルテレプラスPRO300 1.4倍を買ってもいいが、DGXが出てかなり値段が上がって「しまった旧型の方がお得だった」と思ったときにはもう旧型が売っていないとかだったら困るなぁ。早くケンコーがサンプル品をデジカメWatchに送って、使用リポートを掲載して欲しい(笑)。もちろん実売価格も早く公表して欲しい(笑)。それによって判断するつもり。

ちなみにテレプラスは主にAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>に付けて112-280mm F4のレンズとして使うつもり。テレコンの値段によっては、Ai AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dを買った方がいい場合もあるが、80-200/2.8にテレコン付けた場合はF値が焦点距離に関わらず一定というメリットがある。これはマニュアル露出するときに重要。逆光や明暗差の激しい場面ではマニュアル露出で露出を固定するのがいいのだが、ズーミングでF値が変わるレンズだとそういう使い方が難しいのだ。そういう場面でF値が変動するズームレンズのAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)を使うときは、最近はF100を使ってマルチパターン測光に任せているのだが、逆光シーンではシルエットになったりするので、やっぱりマニュアル露出の方が使いやすい(28-105mmにテレコンを付けるつもりはないので念のため:PRO300シリーズは焦点距離50mm以下のレンズに非対応)。

FILM & IMAGE VOL.152009年03月31日 00時00分00秒

FILM&amp;IMAGE VOL.15

富士フイルムの定期購読冊子「FILM & IMAGE」のVOL.15 2009 Springが来た。

今回の目玉は赤城耕一氏の「赤城耕一のフィルムカメラパラダイス GF670 Professional」だ。4ページにわたって作例とインプレッションが書かれている。これを読むとGF670が欲しくなってくる。まあ私には買えない値段なのだが(涙)。

もうひとつの特集は「大西みつぐ 息づく町」だ。そうそう、アスティア100を使い始めたのは、大西みつぐ氏や飯田鉄氏が作例のスナップでアスティアを使っているのを雑誌で見たからだ。今回の大西みつぐ氏の作例はRDP III(プロビア100F)もRAP F(アスティア100F)もある。モノクロの作例はフィルム名が書かれていないところを見ると富士以外の製品のようだ(笑)。

ほかには「テラウチマサトさんとプロビア400X」。ISO400のリバーサルフィルムはあまり使わないなぁ。プロビア400Xはそれ以前の高感度リバーサルフィルムと違って随分と改良されていると思う。しかし、ISO400を使うような状況だと屋内の蛍光灯下で撮影することが多くなるので、フィルター等で色補正をしないといけなくなるリバーサルフィルムは私の場合使いにくいのだ。それでISO400以上はネガを使うことにしている。ネガでも銘柄によっては蛍光灯の色の影響を受けやすいものと受けにくいものがあるのだが。まあ面倒がらずに富士のマゼンタのCCフィルターを持って行けばいいだけのことなのだが。

ほかには、「リバーサルフィルムどう使い分ける?」という記事がある。そこでは

まずプロビア100Fを基準にします。なぜならこのフィルムは、色の出方(彩度)が高くも低くもなく、現実の色に忠実な自然色を再現するから。つまり「リアルカラー」です。風景、スナップ、ポートレート、どんな被写体だろうとプロビア100Fならまず大きな間違いはないというところです。

(中略)

逆にプロビア100Fよりも色の出方が控え目なのがアスティア100F。階調が軟らかく美しいグラデーションを表現するので、肌を美しく描写したい女性ポートレートに最適なフィルムなんです。

と書かれていた。

そ、そうかプロビア100Fが基準なのか。うーん、私の感覚ではプロビアは少しだけ色が派手だと思っていたのだが(笑)。私の中ではアスティアやセンシアが基準なのだが。どうりで富士のフィルムは派手なものが多い(と私には思える)わけだ。基準が私とずれてる(笑)。富士フイルムの人はコダックや旧コニカのフィルムのことをどう思っているんだろう。


ちなみに表紙の画像はEPSON GT-X770でスキャンして縮小したもの。デフォルト設定のまま。

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