サンライズ瀬戸 ― 2009年03月12日 00時00分00秒
四国・高松へは飛行機ではなく寝台特急で行った。サンライズ瀬戸である。これはブルートレインじゃなくて寝台電車(285系電車)なのであった。ノビノビ座席以外はすべて個室なのが特長で、今回は奮発してA寝台1人用個室シングルデラックスを選択した。ただし、6室あるA寝台個室のうち3部屋が喫煙可能で、わたしの取った4号車(併結のサインライズ出雲の11号車も同じ)23番は24~26番の喫煙可能な部屋の隣なのであった。ドアの隙間からは煙草のにおいはしなかったが、エアコンから吹き出してくる空気がときどきたばこ臭い。ほかの21~22番の部屋もそうなのか、23番だけがそうなのかは分からない。こんなの全面禁煙にすればいいのに。それができないのならもう1両A寝台をつなげろよぉ。コストアップ分は喫煙者から取ってね(笑)。他の禁煙車両からこのA寝台の車両に来るとなんとなく煙草のにおいがする。
それで、エアコン(冷房)は出るか出ないかを蓋で制御する仕組みなので、蓋をして臭い空気が来ないようにした。そうすると暑いのでヒーターも切った。窓が開かないのでそれでも暑かった。寒がりなので普段はホテルのガウンとか着て寝ないのだが、今回は暑いのでシャツの上に備え付けの浴衣みたいな薄手のガウン(と言っていいのか?)を着て寝た。ベッドは196×85cmあるのでゆったりと寝られた。薄手の羽毛布団がついていた。
衛星テレビ(NHK BS1とBS2とWOWWOW、さらにNHK-FMの音声のみもある)が備え付けであったのだが、静岡に入るまであんまり映らなかった。ビルの陰で電波が届かないのだろう。ただ、こんなテレビは要らないと思う。隣のA寝台22番個室の客が午前1時頃までテレビをつけていて、何を喋っているのかは聞こえないがなにか聞こえてうるさい。2階で走行音もあまり聞こえなくて静かなだけに余計に気になる。この客は朝は午前5時半にまたテレビを付け始めた。テレビを備え付けるのなら、イヤホンを固定で付けておいてスピーカーからは音が出ないようにすればいいのに。ちなみにわたしも5時半前に目が覚めたのだが、それは姫路に着いたとき(05:24)にガクッと停まったショックで目が覚めたのだった。隣のテレビ野郎もそのときに目が覚めたのだろう。
岡山(06:27着)でサンライズ瀬戸とサンライズ出雲の切り離しが行われるのだが、写真を撮りに行かなかった。瀬戸の方が先に出るので乗り損なったら恥ずかしいので(笑)。岡山で降りる人が結構いた。ここからさらに山陽新幹線に乗り換えて西に向かうのだろうか。高松(07:26着)で降りた人は少なかった。
瀬戸大橋はちょうど朝日が昇るのが見えていい感じだった。A寝台個室シングルデラックスの部屋は東海道線の海側にあるので、瀬戸大橋線では東側になる。
A寝台個室にはシャワー券がついていて、4号車(瀬戸)と11号車(出雲)にA寝台専用のシャワー室がある。朝に岡山に着く前に使ってみた。 6部屋で1つのシャワー室を使うので混んではなかった。6分間お湯が出て、ストップボタンを押している間はカウントが止まる。お湯の温度も調節できてかなり熱くできる(50度以上の目盛りがある)ので寒くはならなかった。シャワー室にはシャンプーとボディソープが備え着けられていた。なお、次の方のためにボタンを押してくださいという洗浄ボタンがあるのだが、これはシャワー室の天井から洗浄液が吹き出てシャワー室を洗浄するのだが、それ以外に脱衣室の床にもエアーが吹き付けられるので、着替え終わって出る直前に押すこと。着替えながらこのボタンを押したら、洗浄後にシャワールームのドアの下からすごい勢いで風が出てきてびっくりした。
他にA寝台シングルデラックスには洗面台がついていてお湯も出るので朝洗面所に並ばなくてすむ。コンセントもあった。ほかには小さな机と椅子がある。狭いビジネスホテルのような感じ。
ほかには持ち帰り可能のスリッパとアメニティグッズがついていた。アメニティグッズは、ケース入りの石けん(ケースにJRのロゴ付き)、チューブ入り洗顔フォーム、化粧水、整髪料、ヘアトニック、シャワーキャップ、レディースキット(綿棒とコットン)、折りたたみヘアブラシ、シャンプー、コンディショナー、シェーバーセット、歯ブラシ、ティッシュ、靴磨き、ゴミ袋、タオルが入っていた。まったく使わなかった(笑)。
写真上:瀬戸大橋:GR DIGITAL、ワイコンGW-1使用、21mm相当、1/1000sec、F4.0、マニュアル露出、ISO100。サンライズ瀬戸高松行の瀬戸大橋展望。
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