ILFORD XP2 SUPER作例2012年11月20日 00時00分00秒

横浜橋商店街(横浜市南区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(フィルムタイプ:ネガカラー、色空間:グレースケール、ICEありGEMなしROCなし)

昨日は更新も出来ず、またお返事も遅れてすまんかった。この間D300で撮った某スポーツの集合写真をデジタルプリントで数十枚依頼したらヨドバシのDPE係の人に「○○さん(私の本名)、デジタルになっちゃったんですか?」と言われてしまったHaniwaです(笑)。いえ、大事な身内の写真はフィルムで撮りますよ。えっ?この集合写真は大事じゃないのかって?いやそれだけをフィルムで撮るのもなかなか難しいわけで。最初から集合写真頼まれていればフィルムカメラも持って行ったけど。

さて、本題のILFORD XP2 SUPER作例だ。ILFORD XP2 SUPERはC-41現像できる「モノクロフィルム」で、厳密には単色のカラーネガフィルムだ。

コニカの同種の単色カラーネガフィルム「コニカセピア400」は現像後はオレンジベースで、普通のカラーネガと見分けがつかない感じだったが、イルフォードXP2 SUPERは現像後はちょっと赤紫っぽい色だった。本物のモノクロフィルムのネガの色に近い。

試写に使ったカメラとレンズは、CONTAX G1とCarl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8でKenkoのL37 Super PROフィルターを装着している。

1番上の写真は、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 EDの設定を「フィルムタイプ:ネガカラー、色空間:グレースケール」でスキャンしたもの。ネガカラーなのでDigital ICEのゴミ取り傷取りを有効にしている(GEMとROCは不使用)。

横浜橋商店街(横浜市南区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(フィルムタイプ:ネガカラー、色空間:キャリブレートRGB、ICEありGEMなしROCなし)

2番目の写真は、「フィルムタイプ:ネガ(カラー)、色空間:キャリブレートRGB」でスキャンしたもの。当然色が付いている(ICEあり、GEMなし・ROCなし)。

横浜橋商店街(横浜市南区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(フィルムタイプ:ネガ(モノクロ)、色空間:グレースケール、ICEありGEMなしROCなし)

3番目の写真は、「フィルムタイプ:ネガ(モノクロ)、色空間:グレースケール」でスキャンしたもの。モノクロ設定なのでDigital ICEは適用していない。ROCもGEMもなし。

横浜橋商店街(横浜市南区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、アナログカラープリントL判(Kodak Royal Paper)、EPSON GT-X770

4番目の写真はL判の同時プリント(カラープリント)で、コダック純正処理でアナログプリントを依頼したもの。EPSON GT-X770でスキャン。

このアナログプリントのカラープリントが、TRI-Xで撮ったみたいにかっちとしたコントラストのあるプリントでなかなかよかった。プリントからのスキャンなので甘く見えるが現物はなかなかいい感じだ。

そうそう、Biogon T* 21mm F2.8附属のGF21ファインダーで撮ると2度以上傾いた写真が量産されるので、今回はRicoh GV-1(GR DIGITAL用の外部ファインダー)を使って撮影した。傾いた写真にならなくてよかった。あのCONTAX GF21ファインダーってなんなんだ。

(共通データ)横浜橋商店街(横浜市南区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED


【追記:2012年11月22日】
今日の写真を「ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その44」ということにする。レンズ距離指標問題を訴える(赤城耕一写真日録) ― 2012年11月21日参照。

富士フイルム社員吉村英紀さん(ほぼ日刊イトイ新聞 - 21世紀の「仕事!」論。)2012年11月13日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その43(横浜新港埠頭):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+2/3補正、某社 L37 Super PRO、Fujifilm NEOPAN 400 PRESTO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

ほぼ日刊イトイ新聞 に「21世紀の『仕事!』論。」というコーナーがあるのだが、昨日から「14 写真フィルムメーカー社員」ということで富士フイルム社員の吉村英紀さんのインタビューが載っている。
21世紀の仕事!論フィルムメーカー社員第1回フィルムの楽しさって、何だ。
21世紀の仕事!論フィルムメーカー社員第2回新しい「市場」が生まれていた。
【追記:2012年11月15日】
21世紀の仕事!論フィルムメーカー社員第3回「写真って大切でしょう?」
【追記ここまで】

吉村 なぜ、フィルムを使っているんですかと
あちこち、聞いて回りました。

── どういう答えがありましたか、たとえば?

吉村 明確な言葉になってはいないんですけど
でも「フィルムのほうが好き」と。

フィルムのファンって
こんなにいるんだと、再認識したんです。

── でも「うまく言えないけど、好き」とか
「何となく選んじゃう」って
好き度としては、けっこう強いですよね。

吉村 でも、みなさんのお話がきっかけで
「フィルムの楽しさって、何だろう」と
徹底的に考えることができたんです。

── はー‥‥。

吉村 撮ってからプリントが仕上がってくるまで、
長いじゃないですか、フィルムって。

── はい、カメラを選んで、フィルムを買って、
撮って、写真屋さんに持って行って‥‥。

吉村 プリントができるまで待って、
できたらたら取りに行って、
写真を選んで、1冊のアルバムをつくって。

── 長いです。

吉村 「撮って、見る」部分だけを取り出せば
たしかに、デジタルのほうが便利ですけど、
その「長いプロセス」自体を
ぜーんぶ、楽しめるシステムにできたら?

逆に、ものすごい「強み」になる。

── たしかに、デジカメには無理ですもんね。
その部分は。

吉村 フィルムには個々に特性があるんですけど
それを選ぶ楽しさ、
写真をワクワクしながら待つ楽しさ、
プリントしだいで
写真に、いろんな風合いを出せる楽しさ‥‥。

デジタルの波がものすごいといっても 「フィルムの楽しさ」って、
僕らの工夫次第で
まだまだ見いだせるんじゃないかと。

── フィルムで撮った写真を選んじゃう理由は
何だったんでしょうか。

吉村 もう、感覚的なことでしかないんですが。

── ええ。

吉村 やはり「よさ」が、ぜんぜん違う。

── よさ。

吉村 プリントになったときのうれしさが、
ぜんぜん違うんです。

感覚的ですな(笑)。しかし、まあモニターで見たり家庭用のプリンタでプリントしたものに比べると、フィルムを銀写真プリントにしたものはたとえ同時プリントであっても全然クオリティは違うよね。わくわくして待つ楽しさというか依頼したらなにもしなくてもいい気楽さというか両方ですな。デジタルは大量に撮って帰ったらたとえJPEGオンリーの撮影でも転送などの作業が待っていてうんざりする。

── 話を戻しますと「便利なデジカメ」でなく、
むしろ
「不便なフィルムを楽しむ人たち」が‥‥。

吉村 いたんです。見えないところに。

── 見えない‥‥ところ。

吉村 若い女性というのは
フィルムメーカーの付き合いの範囲のうちでは
なかなか知り合えないので。
ミヤモト カメラ・写真業界をかたちづくってきたのは
高価なカメラを買ってくださる
おじさまだとか
いわゆる「カメラ小僧」と呼ばれるような
男の人ばかりだったんです。

── なるほど。
それじゃ、知り合えなさそうですね。

吉村 でも、見えないところで
「若くて、感度の高い女の子」たちが
今の感性でフィルムを楽しんでいた。

いや、高いカメラも買えないし、「カメラ小僧」でもないオッサンが細々とフィルム使ってるんですけど…。見えないというかこっちのオッサンは見たくなかったんだろ(笑)。まあ最近はD300にMB-D10と80-200/2.8持ったカメラ小僧化してるけどさ。

まあカメラ女子でもロモでもホルガでもいいし、そうでない人でもいいからフィルム使ってくだされ。「おしゃれな」人だけでなく、オッサンもオバサンも小学生も中学生も高校生も日常の記録や記念写真にフィルム使ってくだされ。

さて、明日の第3回はどういうオチにつながるんだろうね。だってさ、カメラ女子ってコダックのポートラでしょ(爆)。


写真は記事とは関係ない。
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その43(横浜新港埠頭):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+2/3補正、某社 L37 Super PRO、Fujifilm NEOPAN 400 PRESTO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

少し前の写真ですまん。カメラ女子的な写真でなくてすまん。

ILFORD XP2 SUPERフィルム購入2012年11月09日 00時00分00秒

ILFORD XP2 SUPER 135-36

皆様、コメントのお返事が遅れましてすみません。まだお返事していないコメントにはできるだけはやくお返事するようにします。m(_ _)m【追記 10:22】現時点で戴いているコメントにはすべてお返事したつもりなのですが、もし漏れがありましたらご指摘ください。m(_ _)m【追記ここまで】

先に記事更新ですまん。カラーネガフィルムと同じC-41現像ができる「白黒」フィルム、ILFORD XP2 SUPERを買ってみた。135-36だ。ヨドバシカメラで1本580円だった。

めー猫様arayo-too様のコメントがきっかけだ。ありがとうございます。

以前はコニカのSEPIA 400を使っていたことがあるのだが、製造中止になってからは、モノクロフィルムを使うようになった。その理由は、モノクロフィルムの方が保存性が高そうだからだ。C-41現像の「モノクロフィルム」はカラー色素を使っているので、カラーネガと同じ保存性ではないかと思ったのだ。カラーネガと併用するなら全く違う性質のモノクロフィルムの方がリスク分散になるかなぁと思ったのだ。

しかし、今回C-41現像のILFORD XP2 SUPERを買って、色々考えてみたが、C-41現像の「モノクロ」フィルムにもメリットがある。たとえばプリントはカラー印画紙とモノクロ印画紙の両方から選べる。値段の安さや処理の速さを考えるとカラー印画紙、自家プリントや保存性を考えるとモノクロ印画紙、という風に使い分けできる。いま、外注のモノクロプリントはかつてのリバーサルフィルムからのダイレクトプリントみたいに高い。

それ以外に、フィルムスキャナでスキャンする際に、モノクロフィルムには、赤外線でゴミや傷を検知して処理するDigital ICEが使えないが、カラー色素を使った「モノクロ」フィルム(C-41現像)だと、普通のカラーネガフィルムと同じようにDigital ICEでのゴミ・傷取りが可能だ。

カラーネガの設定でICEも効かせてスキャンしてから、あとでモノクロ化すればいいのだと思う。それだとカラーネガで撮ったものをあとで画像処理でモノクロ化したのとどう違うのかという気もするがあまり深く考えない(笑)。

使ってみた上で記事にするのがよかったのだが、なるべく早く使ってみるつもり。

FILM&IMAGE VOL.29(2012 Autumn 秋)が届いた2012年10月22日 00時00分00秒

富士フイルム FILM&IMAGE VOL.29(2012 Autumn 秋)

富士フイルムのFILM&IMAGE(フィルム&イメージ)のVOL.29(2012 Autumn 秋)が届いた。
http://fujifilm.jp/personal/filmandcamera/promotion/film-image/index.html
↑この記事を書いている時点ではまだ前号の紹介のままです。

今号の主な内容は以下の通り。

・特集/ハービー・山口 やさしい視線
・世間遺産放浪記 藤田洋三
・津田 直 南方見聞録 1.薄明の琉球
・山口高志さんとベルビア(FILIMIST列伝25)
・青野恭典 日本列島 秋の水景色
・キヤノンVT(赤城耕一のフィルムカメラパラダイス第22回)
・チャレンジ!フォト広場 佐藤仁重

「赤城耕一のフィルムカメラパラダイス第22回」のキヤノンVTは、作例はキヤノン35mm F1.8とプロビア100Fの組合わせだ。1957年発売のカメラと同時代のレンズなのだが、作例の色が現代的なのには驚いた。古いレンズにありがちな黄色みがかってはおらず、富士フイルムのリバーサルフィルムの特長である青空がきれいに出ている。いいなぁ。秋晴れのよい日に富士のリバーサルフィルムで撮ってみたい気持ちになった。

ハービー山口氏の写真は、若い女性が溌剌と写っていて、目がいいんだよねぇ。表紙の写真は、ハービー山口氏の作品で、「きずな(2004)ネオパン 400 PRESTO」とある。本文記事中の作品にはカメラやフィルムは明記されていない。コダックかイルフォードで撮ったのだろうか(笑)。

そんなわけで、富士フイルムにまだまだフィルム使っている人がいることをフィルム購入以外の方法で知らせるためにも、FILM&MAGEは購入し続けようと思っている。

クロアチア製モノクロフィルムEfkeが製造中止らしい2012年10月02日 00時00分01秒

Fotokemika Efke KB100 iso 100  35mm x 36 exposure

忙しくて未チェックだったのだが、赤城耕一氏のブログでクロアチア製モノクロフィルムEfkeが製造中止と書かれていた。
efke(赤城耕一写真日録:2012年9月28日)

ほとんどの人は関心がないだろうが、クロアチア製のefkeのフィルム、印画紙が製造中止になるのではという報が入った。国内での取り扱いはかわうそ商店が有名。

127フィルムの用意など、知る人ぞ知るフィルムメーカーだったわけだ。個人的には大手フィルムメーカーが製造中止した場合のバックアップになってくれればと思っていたが、フォトキナに取材に行った編集者にも訊いてもらったが、どうやら真実らしい。困ったことである。

検索したら9月11日付の以下の記事が見つかった。
Efke Film Discontinued(PhotoMalaysia)

Another blow to the analogue photography community. Fotokemika, the manufacturer of Efke film and Varycon and Emaks papers, has announced that due to a fatal breakdown in machinery, they will no longer be able to coat any more black and white films or papers. Before this was annouced, earlier this month (August la, Not so fresh news) Fotokemika said they would cease production of photographic paper. This was due to reason that the coating equipment could no longer be repaired. At that moment, it was thought that the film production would continue. Well...It didnt. So I really hope Ilford would hang on and concentrate at the remaining market. I dont mind film being a niche market only and pay more... As long Film Is Not Dead So film shooters. Do your part. Keep shooting!~
(Google翻訳)
アナログ写真のコミュニティへのもう一つの打撃。 Fotokemika、EfkeフィルムとVaryconとEmaks論文のメーカーは、機械に致命的な故障が原因で、彼らはもはやコートはもう黒と白のフィルムや紙を合わせることはできないことを発表しました。これはannoucedされる前に、今月(8月ラ、それほど新鮮なニュース)Fotokemika彼らは印画紙の製造を中止するだろうと述べた。これは、コーティング装置は、もはや修復することができなかったという理由によるものであった。その瞬間、それはフィルムの生産が継続すると考えられていた。うーん...それはしませんでした。だから私は本当にイルフォードは上のハング、残りの市場に集中してもらいたい。私は唯一のニッチ市場であるフィルムを気にし、より多くを支払ういけない...長いフィルムは死んだのではないだから映画のシューティングゲーム。としてあなたの部分を行う。撮影をしてください!〜

機械の致命的な故障か…。富士フイルムがモノクロフィルムの長巻をやめたのもフィルムを巻き取る機械が壊れたからと聞く。写真フィルムは需要減と機械の寿命との両方から攻められているんだなぁ。まあ需要があれば新しい機械を導入できるのだろうが。

【関連】
Efke KB 25 / 50 / 100 モノクロフィルム135-36をフジヤカメラが扱い開始 ― 2011年05月10日

京橋で「カメラの話をしよう」(チョートクカメラ日記)2012年08月06日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その38(横浜市立中央図書館):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、某社 L37 Super PRO、F8AE、+2/3EV、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

1週間も前の記事ですまん。最近妙に忙しくてなかなか色々チェックできない。中古カメラ店も寄れない(泣)。それで、チョートクカメラ日記に京橋で「カメラの話をしよう」(チョートクカメラ日記)という記事が載っていた。マイケル・サンデル教授風のタイトルに惹かれた。おお、記事写真には後藤哲朗・二コン後藤研究室長と湯浅一弘・前リコープレジデントもおられるではないか。

一眼レフの話というので、ニコンFのカタログ撮影の話などしたら、会場がしらけている。聞けば、最近では一眼レフというのはデジタル一眼レフのことだそうだ。

それで二回目参加の前回には話題におくれないように、OM-Dを持参した。

ピー♪レッドカードです(笑)。後藤氏の御前で二コンFの話でしらけている聴衆にレッドカード。そして二回目にOM-Dを持参したチョートク先生にもレッドカード。OM-Dはデジタル一眼「レフ」ではないぞ。レフレックスミラーのないカメラだ。ということで、次回は聴衆なしで後藤氏と湯浅氏が歓談するという企画になります(笑)。こんなネタですまん。

まあ善意に取ると、聴衆はチョートク氏のNikon Fのカタログ撮影の話はもう耳にたこができるぐらい聴いていてそれでウケないという可能性もある。いや、だからどうしたという話だ。すまん。


写真は記事とは関係ない。
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その38(横浜市立中央図書館):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、某社 L37 Super PRO、F8AE、+2/3EV、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その352012年07月19日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その35(DIXIE GRILL、神奈川区反町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、某社 L37 Super PRO、F8AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

昨日は更新できずすまんかった。忙しかったというのもあるが、しかし、ネタもないですなぁ。なにかワクワクする新製品が出るわけでもなく、フィルムは種類がどんどん減っていくし。まあ新製品が出なくても息の長いいい製品があれば、必要に応じて少しずつ買っていくんだが、製品サイクルも短いのでそれも叶わぬ。

さて、ネタのない時はヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画で。CONTAX G用レンズも少しずつ揃えようと思っていたのだが、なんかミラーレスカメラにマウントアダプターで付けるのが流行ってから値段が上がってそのままなので、もういいやという気分。どうせ広角以外あまり使わないし。

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その35(DIXIE GRILL、神奈川区反町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、某社 L37 Super PRO、F8AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

なんか腰にガンベルトつけてカウボーイハット被ったひげ面のオッサンが出入りしそうなお店(私の勝手なイメージだ)。やはり入口は、上下が開いていて真ん中がバネで観音開きになるあのドア(「ウェスタンドア」というらしい)でないと(笑)。でもDIXIE って南部だから、私の西部のイメージは間違っているかも…。

富士フイルム黒白製品 一部製品販売終了および黒白写真処理薬品値上げ2012年07月13日 00時00分01秒

一部でリークされていた富士フイルムのモノクロフィルム製品の販売終了は本当だった。やっぱりFILM&IMAGEの最新号で一切モノクロ写真の扱いがなかったのはこのせいだったのか(FILM&IMAGE VOL.28(2012 Summer)が届いた ― 2012年06月21日参照)。
黒白製品 一部製品販売終了 および 黒白写真処理薬品 価格改定のご案内

黒白製品 一部製品販売終了 および 黒白写真処理薬品 価格改定のご案内

2012年7月13日

富士フイルムイメージングシステムズ株式会社

日頃より富士フイルム製品をご愛用賜り、誠にありがとうございます。 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社(社長:小島 正彦)は、黒白製品における一部製品を、当社の在庫がなくなり次第販売終了とさせていただきます。また、黒白写真処理薬品の価格改定を実施いたします。
詳細は下記をご参照ください。

銀塩フィルムの市場が縮小を続ける状況下、今後も製品ラインアップの見直しや生産効率化を行いながら、 継続して写真フィルムをご利用いただける体制づくりを進めてまいります。
販売終了品のお買い求めにあたりましてはお近くの販売店さまにお問い合わせください。

皆さまにはご不便をお掛けいたしますが、何とぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

1.販売終了製品名称 製品名称
黒白印画紙 フジブロマイド
レンブラントV G2 レンブラントV G2 110.5cm×20M(ロール品)
レンブラントV G2 六切 20枚入
レンブラントV G2 四切 10枚入
レンブラントV G2 半切 10枚入
レンブラントV G2 大四切 10枚入
レンブラントV G2 全紙 10枚入
レンブラントV G2 大全紙 10枚入

※バライタ紙としての代替品はございません。
フジブロバリグレードWP(多階調印画紙)は継続販売いたしますので、代替品としてご使用ください。

製品名称 今後のご使用推奨品
黒白フィルム 135(35mmサイズ) ネオパンSS 24枚撮 単品 ネオパン100 ACROS 36枚撮 単品

製品名称
黒白写真処理薬品 ダークレス ダークレス 現像器キット ダークレス 現像薬品キット

※ダークレスはネオパンSSを現像するための専用製品であり、ネオパンSSの終了に伴い販売終了いたします。
ダークレスの代替はございませんので、ネオパンSSの現像を希望される方は、今後は写真店などにお持ち下さい。

その他の販売を継続する現行製品については下記リンクをご参照下さい。
黒白印画紙
黒白フィルム
黒白写真処理薬品

2. 当社出荷終了時期の見込み 製品名称 出荷終了時期
黒白印画紙 フジブロマイド レンブラントV G2 シリーズ 平成24年9月予定
黒白フィルム 135(35mmサイズ) ネオパンSS 24枚撮 単品 平成24年12月予定
黒白写真処理薬品 ダークレス 現像器/現像薬品キット 平成25年3月予定

※終了見込時期は現時点における見込みのため、販売状況により前後することがあります。

3. 価格改定 対象製品と改定内容 対象製品 価格改定内容
黒白写真処理薬品 黒白写真処理薬品 全品種
*ただし、ダークレス 現像器/現像薬品キットは除く 黒白写真処理薬品 全品種
30%程度の値上げ

4. 価格改定 実施時期

平成24年9月より

【追記】
富士フイルムでまだ残っているモノクロフィルムは、
・ネオパン 100 ACROS(135-36,135-36 3本パック,120 5本パック)
・ネオパン 400 PRESTO(135-24,135-36,135-36 3本パック)
・ネオパン 100 ACROS(シート)(4×5 20枚入り,8×10 20枚入り)
となる。
なおネオパン 100 ACROS(シート)のQL 4X5 20枚入りも既に製造販売終了が決定済み(2012年11月出荷終了予定)(カットフィルム クイックロードタイプおよびクイックロードホルダー 販売終了のご案内2012年5月10日

ニッコール千夜一夜物語第四十八夜 Nikkor-Q Auto 200mm F42012年07月11日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その33(神奈川区反町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、某社 L37 Super PRO、F5.6AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

一週間以上前に更新されていたニッコール千夜一夜物語を取り上げたい。トキナー不良品問題でばたばたしていて取り上げるのが今日になってしまった。
ニッコール千夜一夜物語~一眼レフの申し子~第四十八夜 Nikkor-Q Auto 200mm F4

実はNikkor 200mm F4って全然詳しくなくて、中古屋さんでも大きいのと小さいのがあるなぁぐらいしか区別がついていなかった。記事によるとこの大きい方にも初期型と改良型があるらしい。

3. 設計改良

こうして発売されたNikkor-Q Auto 200mm F4は、発売から数年後マイナーチェンジをされることになった。それはこの頃普及をはじめたカラーフィルムへの対応のためである。初期の200mmは、図らずも青の透過率の高いガラスばかりを使っていたため、他レンズと比較すると色調が青く、ユーザーから指摘を受けていたことによる。色調の改善にはガラスの材料変更が必須であったため、これを機会にレンズの基本タイプを変えない範囲で設計改良が行われることになった。設計は一色さんから清水義之さんにバトンタッチされ、球面収差の改善によってシャープネスの向上が図られ、性能面で一層ブラッシュアップされた。また機構的にも至近距離を3mから2mに短縮したほか、絞りを6枚羽根から7枚羽根に変更し、同時に最小絞りをF22からF32にするなど機能面の向上が図られている。

初期型と改良型の見分け方は、至近距離、最小絞りと銘板である。焦点距離等を刻印した銘板が初期型はシルバーなのに対して、改良型は黒の塗装仕上げとなっている。

初期型の方はあまり見たことがないかも。外観は初期型の方が格好良さそうだが、写りの面では改良型の方がいいなぁ。コレクターなら両方買うところだろうが、私なら改良型の方だけを買うかなぁ。中古でよく見かけるレンズだが、状態のいいのはあまりないような印象だ。安ければお迎えしたいところだが、そんなこんなで少しずつお金がなくなっていきそうなのでしばらくは我慢だ(泣)。


写真は記事とは関係ない。
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その33(神奈川区反町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、某社 L37 Super PRO、F5.6AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その25 ― 2012年01月23日のビルは皮膚科医院だった。この写真のように建物を縦位置で撮ろうとするとCONTAX G1は高確率でシャッターが切れない。AFが横位置で縦線でないと検知できない仕様なので、縦位置で縦に長いもの(横位置の横線に相当)を撮ると測距不能になる。外部ファインダーを使っているとAFターゲットをカメラが測距しやすい部分に合わせるのも至難の業なので、シャッターチャンスを逃しやすい。絞って何mかに合わせておくのがよいのだが、それでもほかの会社のレンズと違って何mに合わせておいてもレンズは毎回無限遠よりも引っ込んだ位置に戻るので、あっと思ってシャッターボタンを押しても切れるのは「んがっ」と言ってレンズ繰り出してからになる。写真って一体何なんだということを根源から考えさせられる哲学的カメラだCONTAX G1は。

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その322012年06月29日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その32(中区吉田町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Kenko L37 Super PRO、F5.6AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

ネタもないので、ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画で。

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その32(中区吉田町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、Kenko L37 Super PRO、F5.6AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

ミヤマ商会横浜店の近くのビル。きれいに手入れされてはいるが、築50年は経っていると思う。こういう古いビルを手入れして長く使っているのは何か惹かれるものがある。

今日の朝日新聞の社説(東京本社版)に例のニコンサロン問題が取り上げられていましたな。朝日新聞デジタル社説2012年6月29日付参照。もう少し背景の知識や教養がなくても分かるような書き方の方がいいと思うのだが、字数制限もあるし仕方ないのかなぁ。「そうして息苦しくなった世の中はどこへゆくのか。歴史の教訓に思いをいたすべきだ。」なんて言われても分からない人が多いから、石原氏や橋下氏に票が入るんじゃないか。あと、ニコンよ、恥を知れ(Arisanのノート)も鋭い指摘ですっきりする。恥知らずなカメラ会社が増えていますなぁ、色々な意味で色々な終わりの始まりですな。

【関連】
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その30 ― 2012年06月26日

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