ニコンF5の意味したもの(赤城耕一写真日録)2012年12月04日 00時00分00秒

六角橋商店街(横浜市神奈川区):Nikon F100、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、24mm、F5.6AE、マルチパターン測光、Nikon プロテクトフィルター、HK-2、Kodak PORTRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり、GEMなし、ROCなし)

写真家・赤城耕一氏のブログに少し前だが、ニコンF5の意味したものという記事が載った。

ニコンの使用頻度が極端に減ったのは、ニッコールレンズがGタイプ化(絞りリングを省略した)したことにその大きな理由がある。MFニコンにニッコールGレンズは事実上使用不能だからだ。

いつまでもフィルム一眼レフカメラにこだわって、そんな意地を張るなと言われそうだけど、意地もなにも、新しいレンズが使えないカメラがあると不変のFマウントでも新しいレンズの購入意欲が失せてしまう私である。手もとにはたくさんのMFニコンがあるからレンズに本来あった絞りリングがなくなるのは困る。じゃあ、大人しく古いニッコールレンズ使えばいいじゃないのかと言われれば、それで話は終わってしまうのだけど。

ニコンはレンズ資産のほうはきちんと面倒をみますという方向なようで、最新のD600にもAi連動ピンや、ボディ内モーターを残しているのは周知のとおりである。

でもまあ、逆に最初っからフルに電子化されたEOSのほうが私にとっては潔くて、レンズの互換性など何ら気にすることがなく使えるので私など依頼仕事ではキヤノンをメインカメラに切り替えてしまったわけだ。

赤城先生、最近のお仕事用カメラはEOSのようで。しかもEOS Mもお気に入りのような…。この気持ちは私もよく分かる。私も以前から書いているが、知り合いにどんなカメラがいいか聞かれたら、ニコンではなくてキヤノンを勧めている。だってニコンのは一般向けの現行製品でもあれがこれに使えない、使えるけどそれはできないとか多すぎなんだもの。かといって最初から融通のきく値段の高い製品を勧められないし。ニコンはキヤノンとは違うのだから、キヤノン化を目指すのではなくて、ニコンの強みとして考えて欲しいなぁ。私も絞り環がないから新しいニッコールレンズの購入意欲が湧かない一人である。

先日、珍しいフィルムによる撮影依頼があり、久しぶりにニコンF5を引っ張り出して使用したのだけど、F5こそがニッコールをGレンズ化計画への大きな道筋をつけたというか加速をつけた機種なのではないかということを思い出した。

この理由を簡単に説明してみる。F5の場合にはSやDタイプのようなCPU内蔵の絞りリングのあるレンズを装着した場合、ボディ側のコマンドダイヤルでも絞りリングでもどちらでも絞り設定が可能になっている。前者の場合は最小絞りに設定してロックし、コマンドダイヤルで絞りを設定する。後者では従来どおり、絞りリングを動かして絞り値を設定する方式だ。一見、フレキシビリティな機能のように思える。

ところがだ、後者を主流にして使いたい人。つまり、常に絞りは絞りリングで設定している人の場合は、注意していないと大きなミスを起こしかねない。具体的にいうと、最小絞りで撮影していたつもりでも、それよりも開いた絞りになってしまうことがあるのだ。F5を使用してSやDタイプレンズを装着し、レンズの最小絞りで撮影する場合は、液晶表示パネルを確認し、絞りリングの最小絞り数値と、F5の液晶表示の絞り数値とが一致していることを必ず確かめる必要がある。

私がこのことに気づいたのは、たしかF5にポジフィルムを装填して、何かのマクロ撮影をした時にこのこと。現像が上がってきたコマに絶望的に露光オーバーのコマを発見したからである。自分は最小絞り値で撮影していたつもりだったけれど、カメラ側のコマンドダイヤルでの絞り設定は最小絞り値よりも開いていたのだ。

これ、結構深刻な問題だと思う。だからF100ではボディ側の設定値を優先するか、絞り環の設定値を優先するかの機能が加えられた。私は絞り環の設定値を優先にしている。最小絞りで撮ることはほとんどないが、失敗の可能性はなくなった。

F5も今のデジタルカメラのようにファームウェアのアップデートが頻繁に行なわれるような時代であったならば、F100発売時にF5のファームウェアのアップデートもあったろうにと思う。

しかし、「F5こそがニッコールをGレンズ化計画への大きな道筋をつけたというか加速をつけた機種」というのはちょっとかわいそうな気がする。F100以降は、絞り環で絞り値を設定してもミスが起こらないようになったし、F6以降はデジタルカメラも含めてレンズの情報を入力すれば、非CPUレンズでも液晶に絞り値が表示される機種も多い。ここまでやっておいて、やっぱり新しいレンズには絞り環がないんだよねぇ。なんだかもったいない。

F100は「F5ジュニア」の愛称だったけど、アニキよりも気配りされたカメラだったわけだ。もちろん絞りリングのないGタイプのレンズを使用する場合は、こうしたつまらないことに一切気を回す必要はないから安心して使える。でもなんだか釈然としないものだ。

ま、こんなこともあってかどうかは知らないけどニコンはGタイプレンズをより推進してゆき、私はそれとともに少し離れたところからみているという構図なわけである。

もちろんフツーのマジメなニコンユーザーにはどうでもいい話だけどね。

あ、あの、私も「フツーのマジメなニコンユーザー」のつもりなんですが…(泣)。ニコンが中級機から非CPUレンズで露出計を作動させなくなったり、絞り環のないレンズしか発売しなくなったり、ボディ内AFモーターをなくしたりしていく中で、離れたところから見るしかなくなっていったわけで…。だからこそ知り合いにニコンを勧めずにキヤノンを勧めるわけで…。

あと、光学式ファインダーがピントの確認できないものになっていったりとか…。「どうせピントが見えないんならEOSでも同じだよね」と思っていたが、先日あるところでEOS Kiss(デジタルだが細かい型番は分からなかった)のシャッターを押してくれと頼まれてファインダーを覗いて愕然とした。井戸の底を覗いたみたいに、目の前にすごく小さな長方形と広大な暗黒が周囲に広がっていたのだ。ま、まだD300はマシなんだなと納得させられて…

…堪るか!(怒)

こんなんだからミラーレスに追われる立場になるんだよ。仕事で写真撮ってるわけじゃないから楽しくなければ買わないよ。と、フツーのマジメなニコンユーザー(のつもり)は思うのだ。


とかなんとか言っておいて、絞り環のないDXレンズで撮影した作例だ(笑)。
六角橋商店街(横浜市神奈川区):Nikon F100、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、24mm、F5.6AE、マルチパターン測光、Nikon プロテクトフィルター、HK-2、Kodak PORTRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり、GEMなし、ROCなし)

本当はこんなレンズ買いたくないわけで…。D300とAi Nikkor 20mm F2.8Sでピントがさくっと合わせられればこんなレンズは必要なかった。一旦はTOKINA AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4を買ったのだが(これも絞り環のないDXレンズだ)、不良品連発で返品・返金してもらったので(Tokina AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4交換してもらったが… ― 2012年07月07日参照)、仕方なく買ったのがAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRだ。絞り環のないレンズやDXレンズにお金を掛けたくないので。結局そういう判断になってしまうんだよねぇ。あとあんまりFXに力を入れているように見えると、こんどはDXの値段の高いレンズが売れなくなったり、DXユーザーが捨てられた気持ちになったりするから、そこら辺の舵取りも大変だよねぇ。あんまり先行きがいいとは思えないな。

まあ、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRについては、VRが船からの夜景で役立ったので、値段の安いVRレンズとしてこれはこれで評価したいと思うが。
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの手ブレ補正は小型船で有効だった ― 2012年08月24日参照

Eye-Fi がCOOLPIX S30の動作対応確認していた2012年12月06日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その49(横浜橋商店街:横浜市南区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(フィルムタイプ:ネガ(カラー)、色空間:グレースケール、ICEありGEMなしROCなし)

ニコンの格安防水デジカメCOOLPIX S30なのだが、無線LAN内蔵でもないし、防水蓋は子どもが開けやすい構造でもないし子どもが開けるのは推奨されていないので、画像の転送を大人がやってやらねばならず、カメラのコンセプトに反してなんか使いにくいと思っていた。
バッファロー「おもいでばこ」がなぜか気になる ― 2012年11月30日参照

そうしたら今日のデジカメWatchに創設者Ziv Gillat氏が語る「Eye-Fiの歴史とこれから」という記事があったので、そういえばCOOLPIX S30ってEye-Fi 使えたかな?と調べてみた。

そうしたら、COOLPIX S30はEye-Fiの動作確認が取れていた。
ニコン製カメラ Eye-Fi 動作対応表

おお、ということはCOOLPIX S30の防水蓋を開けずに無線LANで画像転送が出来るわけだ。うちにあるカメラで初めてEye-Fi対応のカメラですな。

Eye-Fiをデジカメに入れておくと、ノートPCとの間でアドホック接続して、撮影しながらどんどんノートPCに画像が転送されていくらしい。だが、COOLPIX S30を使うときにノートPCを持って行っているとは限らない。あと、Eye-Fiのサイトはもっと何ができて何ができないのか詳細に条件を書くべきだ。基本機能のページは簡単すぎて分からないぞ。あと、Windows7まではアドホック接続が可能だが、Windos8はアドホックネットワークの作成に非対応なんだそうだ。ますますWindows8なんて使いたくないな(Windows8ではアドホック転送はできますか?(Eye-Fi)http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-8/whats-new-in-networking参照)。

それで、「おもいでばこ」にEye-Fiから転送できないかと思ったのだが、無線LAN機能のある「おもいでばこ」に無線LANを使って簡単に画像を移せないようだ(基本的にSDカードスロット経由で取り込む仕様のようだ)。うーん、結局パソコンを使うしかないのか。

ここは是非「おもいでばこ」とEye-Fiとで簡単に画像データが移せるように考えて欲しい。あるいはバッファローが「おもいでばこ」専用の無線LAN内蔵SDカードを出してもいいと思うぞ(できれば汎用性のある規格を使って欲しいが)。この方面の発展を期待したい。要するにPCレスでSDカードにも触らず「おもいでばこ」のようなストレージに簡単に転送したいのだ。

【追記】
そういえば、モバイルルーター・バッファローDWR-PGにもストレージ機能があるのを思い出した。microSDカードを入れて無線LANでつながるストレージになるのだ。DWR-PGは軽くて常時電源ONで持ち歩いているので、これとEye-Fiの組合わせで便利になるかもしれない。しかし、初代GR DIGITALもD300もEye-Fi対応していないんだよねぇ。
【追記ここまで】


写真は記事とは関係ない。
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その49(横浜橋商店街:横浜市南区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(フィルムタイプ:ネガ(カラー)、色空間:グレースケール、ICEありGEMなしROCなし)

ケンコープロフェッショナルイメージング(KPI)が写真機材事業などを駒村商会から取得2012年12月07日 00時00分00秒

183系電車(JR池袋駅):CASIO G'zOne TYPE-X、4.6mm、F2.8、1/93.5秒、ISO不明

少し前のニュースですまんが、KPI、写真機材事業などを駒村商会から取得(デジカメWatch)というものがあった。

駒村商会の発表やケンコープロフェッショナルイメージング(KPI)の発表を見ても、ちょっと具体的なブランドがどうなるのかが分からなかったので後回しにしていたのだ。

ホースマンやRolleiやMINOXなどのフィルムカメラもケンコーに移管という理解でよいのだろうか。そうなると駒村商会には何が残るのか不明だ。抜け殻化してしまうのではないか。移管対象の具体的なブランドなどをきちんと書いて欲しいなぁ。まあ駒村商会は以前からそういうところわざと曖昧にしていたからなぁ。Rolleiブランドのフィルムの扱いを辞めたときも明確じゃなかった。
ローライフィルム製造終了&コダックBW400CN 135-24、E100VS-220、T-MAX 100情報(追記あり) ― 2011年01月12日参照

この勢いでケンコーがコダックを…と思ったが、株式会社ケンコープロフェショナルイメージング(KPI)って(株)ケンコー・トキナーの子会社なのかな。KPIの会社概要に関係がきちんと書かれていない。(株)ケンコー・トキナーの沿革には、「2006年7月 (株)ケンコープロフェッショナルイメージング設立」とあるので、KPIは子会社なんだろう。あのトキナーだと思うとなんだか嬉しくないなぁ。

ケンコー・トキナーは、コニカミノルタのカメラ・レンズ製品のアフターサービスも買収(受託ではない)したし、藤本写真工業(株)をも合併したし、今回は駒村商会のほとんどを買い取ったようなものだし、すごいねぇ。ともかく品質を落とさないように頼みますよ(泣)。


写真は記事とは関係ない。
183系電車(JR池袋駅):CASIO G'zOne TYPE-X、4.6mm、F2.8、1/93.5秒、ISO不明

ホーム端でカメラを持っている人がいるのでなんだろうと思っていたら、183系電車がやってきた。慌てて携帯電話のG'zOne TYPE-Xで撮影。やっぱりこの国鉄特急色はいいなぁ。

Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>のピントリング故障2012年12月09日 00時00分00秒

Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D &lt;NEW&gt;

某アマチュアスポーツの撮影にほぼ毎週使っているAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>(現表記Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>)なのだが、以前修理したピントリングの引っかかりが再発した。
Nikon F-501、ニコンサービスセンターでなぜか自然治癒というニコン伝説 ― 2009年06月08日
Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>修理完了 ― 2009年06月12日参照

3年半で再発である。当然再修理の保証期間(6か月)は過ぎている(泣)。酷使しすぎかなぁ。

症状は以前と似ていて、ピントリングをマニュアルフォーカスで回す際に、無限遠から至近側に回すときだけ4mと3mの間で一箇所「カツッ」と引っかかるところがあるのだ。AFの場合にもよく聞くと「カツッ」と同じ箇所で小さく鳴っているので、AF・MF時ともに引っかかりがあるんだと思う。

引っかかる場所以外でも以前ほどピントリングが滑らかではない感じなので、以前修理したときよりも良くない状態のようだ。これはなるべくはやく修理に出そうと思った。ちょうど来週末は仕事が入っていて撮影はできないので修理に出すのならこのタイミングだ。修理の結果はまた報告したい。

なお、WEBの見積りでは修理代金は税抜き20,300円とのこと。ニコンイメージングプレミアム会員だと10%引きなので、20,300×0.9×1.05(消費税)で合計19,184円の見積りだ。前回はM-Aリングの修理も含めて12,080円だったので、今回ももう少し安くあがって欲しいな(泣)。

RICOH GXR A12 MOUNTで撮る「ひも宇宙」(切り貼りデジカメ実験室)2012年12月10日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その50(横浜市南区真金町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE、+2/3段、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(フィルムタイプ:ネガ(カラー)、色空間:グレースケール、ICEありGEMなしROCなし)

デジカメWatchの切り貼りデジカメ実験室にRICOH GXR A12 MOUNTで撮る「ひも宇宙」という記事が載っている。

これはおもしろい。COMS機でフォーカルプレーンシャッターの動作を固定して露光中にカメラを動かしてくにゃっとした画像を写し込むのだ。これは楽しそうだ。

携帯電話のCASIO G'zOne TYPE-Xのカメラも機械シャッターが搭載されておらず、電子シャッターのみで撮影するらしく、動きの早いものを撮ると斜めに写ったりする。
Nikon D300 + Aputure BP-D10で初めて本体内蔵電池に切り替わる ― 2012年03月05日の作例参照

切り貼りデジカメ実験室の記事によると、機械シャッターのないCMOS機ならば全部がRICOH GXR A12 MOUNTのように派手に曲がって写るわけではないようだ。おそらく、撮像素子のサイズが小さいものは順次露光データを送るにしてもすぐに送り終わるのでそんなに歪まないのだろう。RICOH GXR A12 MOUNTはAPS-Cサイズで機械シャッターを開放にして電子シャッターのみにできるので、順次画像データを送っている途中でカメラが動くとぐにゃりと曲がってしまうんだろう。

うう、このぐにゃり写真が撮れるというだけでRICOH GXR A12 MOUNTが欲しいなぁ(笑)。できればRICOH GXR A12 MOUNTの35mmフルサイズ版が欲しい。それも対称型広角レンズ(BiogonやHologonなど)でちゃんと写るものが。


写真は記事とは関係ない。中途半端に曲がって欲しくないのでBiogonを使う。
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その50(横浜市南区真金町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE、+2/3段、ILFORD XP2 SUPER、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(フィルムタイプ:ネガ(カラー)、色空間:グレースケール、ICEありGEMなしROCなし)

謎の階段が建物内部に吸い込まれている。元からこういう建て方だったのか、外廊下や外階段が取り込まれてこうなったのか、今後もっと取り込まれてしまうのか興味がある(笑)。

AppleとGoogle、Kodakの画像関連特許取得で協力か(日経)2012年12月11日 00時00分00秒

六角橋レトロ劇場(横浜市神奈川区):Nikon F100、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、24mm、F4開放AE、マルチパターン測光、Nikon プロテクトフィルター、HK-2、Kodak PORTRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり、GEMなし、ROCなし)

今朝も寒いですな。懐も寒いHaniwaです(泣)。さて、AppleとGoogle、Kodakの画像関連特許取得で協力か(日本経済新聞)という記事が昨日載っていた。

2012/12/10 23:00

米Appleと米Googleが、米連邦破産法11条(日本の会社更生法に相当)の下で経営再建中の米Eastman Kodakから特許を買収することで協力すると、複数の米メディアが報じている。提示額は5億ドル以上と見られる。

米Bloombergが関係者から入手した情報によると、AppleとGoogleは今年の夏にそれぞれ他社と連合を組んで、Kodakが保有する約1100件の画像関連特許の取得に向けて動き出した。Appleが率いる連合には米Microsoftや米Intellectual Ventures Managementが、Googleが率いる連合には米RPXおよびアジアのAndroidスマートフォンメーカーが含まれる。

両連合の当初の入札額はそれぞれ5億ドルを下回っていたが、手を組むことで5億ドル以上を提示する考えだという。Kodakは先月、8億3000万ドルにおよぶ融資の約束を取り付けたが、特許を5億ドル以上で売却することが条件となっている。

米IBMの元知的資産担当バイスプレジデントで現在米IP Offeringsの社長を務めるRichard Ehrlickman氏は今回の動きについて、「AppleとGoogleは米Nortel Networksの特許買収を教訓にして、事業ニーズを満たしつつ、Kodak特許取得のコストを削減するために協力することを決心した」と分析している。

米コダックが債権者からの融資で合意、来年上半期に破産法適用から脱却へ(ロイター) ― 2012年11月14日の話の続きですな。

「資金提供の条件として、コダックは1年以上買い手を探している特許資産を5億ドル以上で売却すること、個人向け画像事業の全部あるいは一部を売却することが求められる。」のうち、特許資産が5億ドル以上で売れる見通しは立ったようだが、「個人向け画像事業の全部あるいは一部を売却すること」はどうなるんだろう。コダックの(スチル)写真フィルム部門は「個人向け画像事業」に含まれているから、ここがどうなるのかで、コダックの(スチル)写真フィルムがどうなるのかが決まる。心配ですな。

この手の記事はコダックという会社がどうなるのかに焦点があることが多いが、我々写真フィルムユーザーからすれば最悪コダックは滅んでもコダックがやっていた写真フィルムが残ればいいわけで、注目点が違う。そういう、実際の製品がどうなるのかに焦点を合わせた記事が欲しいけど、無理なんだろうねぇ。


写真は記事とは関係ない。Kodak PORTRA 400で撮影。
六角橋レトロ劇場(横浜市神奈川区):Nikon F100、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、24mm、F4開放AE、マルチパターン測光、Nikon プロテクトフィルター、HK-2、Kodak PORTRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり、GEMなし、ROCなし)

上の方がなんとなく像が流れている感じでしゃきっとしませんな。VRがONなので、光学系が動いたときに35mm版だと端っこの画質がアレになるのかもしれない。DXフォーマット用レンズをケラレないぎりぎりの24mmでFXまたは35mmフィルムで使うときはVRをOFFにした方がいいのかもしれない。

Kodak Gold 100フィルムが在庫限りで販売終了、代替品はGold 200か2012年12月12日 00時00分00秒

とんかつ様から戴いた情報によれば、コダックのISO100ネガカラーフィルム、Gold 100が在庫限りで販売終了のようだ。
コダック一般用フィルム(wwwjp.kodak.com)

Gold 100
在庫限りで販売終了

代替品のアナウンスなどはまだないが、ISO100のネガカラーはKodak EKTAR 100(エクター100)がある。また、いままで日本には代理店(加賀ハイテック)経由では輸入されていなかったGold 200が量販店に並びだしている模様。

Gold 100は製造中止なのか国内販売中止だけなのか分からないが、こういうところをコダックはちゃんとアナウンスして欲しい。

コダックのアメリカのサイトを見ると、一般向けのネガ(カラー)フィルムのラインナップは以下のようで、Gold 100は既に無い(「プロ用」は別ページに記載)。
KODAK 35mm Print Film(kodak.com)

KODAK GOLD 200 Film
KODAK ULTRA MAX 400 Film
KODAK ULTRA MAX 800 Film
KODAK PROFESSIONAL BW400CN Film

富士のISO100ネガカラーフィルムREALA ACE(リアラエース)も生産終了なので、ISO100ネガカラーは選択肢がほとんどない状態だ。
富士フイルムREALA ACE(リアラエース)製造販売終了 ― 2012年02月17日

とんかつ様、情報ありがとうございました。

【追記】
コダックのプロ用フィルムの現行ラインナップも載せておく。
KODAK PROFESSIONAL Films(kodak.com)

Color Negative Films
PORTRA 160
PORTRA 400
PORTRA 800
EKTAR 100
Black & White Films
T-MAX 400
T-MAX 100
TRI-X 320 / TRI-X 400
BW400CN

BW400CNは重複掲載ですな。

【さらに追記】
そういえば、Kodak ProFoto XL 100はどうなるんだろう。ProFoto XL 100はもともとアメリカや日本のコダックのサイトに掲載されていないフィルムなのだった。

いすみ鉄道ってすごい2012年12月13日 00時00分00秒

いすみ350形が完成しました。(いすみ鉄道 社長ブログ)

今日はカメラネタでなくてすまん。たまたま千葉県のいすみ鉄道の社長さんのブログを見たのだが、なんといすみ鉄道の新造している車両が古い国鉄型の車両にそっくり。これ、改造とかじゃなくて新造なんだそうだ。
いすみ350形が完成しました。(いすみ鉄道 社長ブログ)
※写真はいすみ鉄道社長ブログのサーバーから直接読み込んでいるので、「他サイトからの画像を拒否」といった設定をしている場合には表示されないかもしれない(元のサーバーから写真が無くなったりしても表示されなくなる)。

どうです?

モロ国鉄顔でしょう。

キハ52やキハ28の列車とすれ違うのですから、このぐらい凛々しい顔してないとね。

素晴らしいですな。強引にカメラネタに持って行くと、「Nikon FやNikon F2と同じニコンFマウントですから、絞り環ぐらいないとね。」っていうひとがニコンの社長になってほしい(笑)。

あと、いすみ鉄道社長ブログの別の記事には、笹子トンネル事故で思うことという記事もあった。

ヨーロッパの会社に長くいるといろいろなことを経験する。
その一つがヨーロッパ人はドンドン新しいものを作るようなことはしない、ということ。
建物などは古いものを修繕してずっと大切に使っている。
地震が少ないということもあるかもしれないけれど、新しいものを作ったとしても、いずれ修繕が必要になる時期が来ることを長い歴史から経験的に知っているのだろう。
だから、修繕できるものは繰り返し修繕して使っていく。

世間の議論をみていても、日本人はまだその精神的レベルに達していないような気がする。

今使っているものを使いながら修繕していくことは、新しくつくるより難しいはずなのに、ヨーロッパ人はそうやって生きている。

見習わなければならないと思う。

カメラやレンズなどもそうあるべきだと思う。まだ使えるのにどんどん買い換えるのは好みじゃない。ぽんぽん買い換えてもらえなくても会社が成り立っていくようなあり方を考えていくべきだと思う。

この社長はホンダのXL250に乗られていたようだ。話が合いそうだ(笑)。わたしもかつてXL250に乗って中央道の笹子トンネルを何度も通った。途中から高速で通るのはつまらないから国道20号の新笹子トンネルや旧道の笹子トンネルを通るようになった。旧道の笹子トンネルなんてほとんど誰も通らないので野猿が入口付近に群れでいたりした。

これはいすみ鉄道に乗りに行かないといけないなぁ。フィルムで撮影するのによい被写体だし。小湊鐵道と通しで乗るとさらに楽しそうだ。

【関連】
【伊達淳一のレンズが欲しいッ!】ペンタックス「DA★ 300mm F4 ED [IF] SDM」(デジカメWatch) ― 2008年06月19日の作例

ロモグラフィー、Belair X 6-12用の「ロシア製ガラス」交換レンズ(デジカメWatch)2012年12月17日 00時00分00秒

「いないいないばあっ!」のワンワン(東京ビッグサイト):Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、55mm、1/30秒、F5.6開放、ISO200、-0.3EV、マルチパターン測光、HK-2、Nikonプロテクトフィルター

あまりの選挙結果に驚愕していても仕方ないので、気を取り直してカメラをいじろう(苦笑)。

金曜日のニュースですまんが、ロモグラフィーが格安中判フィルムカメラBelair X 6-12用のロシア製ガラスレンズの交換レンズを発売するらしい。
ロモグラフィー、Belair X 6-12用の「ロシア製ガラス」交換レンズ(デジカメWatch)

「ロシア製ガラス」交換レンズって書くと、なんかガラスがロシア製であることに意味があるみたいに見えるが、「ガラス製」レンズに意味がある。Belair X 6-12に付属するレンズはプラスチック製の58mmと90mmなのだ。

株式会社ロモジャパンは13日、中判フィルムカメラ「Belair X 6-12」用の交換用レンズ「Belairgon 90mm f/8」と「Belairgon 114mm f/8」の予約受付を直販サイトで開始した。

価格はともに1万9,800円。14日現在、1万5,840円の特別価格で販売している。

ロシアのカメラ製造会社Zenit(ゼニット)の工場で製作されるという。

Belair X 6-12ってどんどん楽しいシステムになりそうだなぁ。ちゃんとしたレンズが揃うと、こんどは目測では我慢できなくなるかも。「Belairgon 90mm f/8」と「Belairgon 114mm f/8」のマウントアダプターとか出そうな予感。

こうなったら、ニコンFマウントのおもしろレンズ工房Zenit工場版みたいなのも出してくれないかなぁ。できれば広角側のラインナップでお願いしたい。


写真は記事とは関係ない。
「いないいないばあっ!」のワンワン(東京ビッグサイト):Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、55mm、1/30秒、F5.6開放、ISO200、-0.3EV、マルチパターン測光、HK-2、Nikonプロテクトフィルター

NHK教育の「いないいないばあっ!」のワンワンを発見。

Nikon 銀塩カメラ用デジタルバックの特許(エンジニアの嗜み)2012年12月18日 00時00分00秒

JR大崎駅:Nikon D300、、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、18mm、1/13秒、F3.5開放、ISO200、-0.3EV、マルチパターン測光、HK-2、Nikonプロテクトフィルター

ゆりこ様からの情報で、えがみ様のエンジニアの嗜みNikon 銀塩カメラ用デジタルバックの特許が紹介されているとのこと。ゆりこ様、情報ありがとうございました。

ニコンが、銀塩フイルムカメラの裏蓋を交換することでデジタルカメラとして使用可能な、デジタルカメラバックの特許を出願中です。 特許の内容は、フランジバックを調整可能な機構に関するもので、これによりデジタルバックを安価に製造可能になるかもしれませんね。

おお、フィルムカメラに装着するデジタルバックが安価になる可能性がある特許かっ。これは楽しみだ。

35mmフィルム型の内蔵デジタルバックというものであれば、多くのフィルムカメラで使えるが、これは裏蓋タイプのようだ。そうだとすると、既存の多く売れたカメラ用で作るか、これから作るカメラに仕様を作るかになるだろう。

既存のニコンのカメラならF一桁シリーズ用と(New)FM2、FE2、FM3A用は用意して欲しいな。現行FM10もサービスセンター持ち込みで改造致しますとかだったら、FM10ももっと売れるかも。

ただし、えがみ様の記事にもあるように、デジタルバックにレリーズのタイミングを知らせる方法が問題になる。シンクロ接点のあるカメラなら外部の線になってしまうが、シンクロは可能だろう。また、日付写し込みのデータバックの用意されていた機種ならば、そのデータバック用の接点が裏蓋開けたところにあるので、これを利用できるだろう。

F6が発売されてから8年、そろそろデジタルバック交換式のF7が出るのだろうか。これ、デジタルバックが何種類かあったらさらに素晴らしいよね。フィルムも使えてデジタルは高画素のデジタルバックと低画素の高感度や連写性能に優れたデジタルバックなど複数の選択肢があるなんていいじゃない。他社にも競わせて、富士のハニカムデジタルバック、シグマのFoveon X3デジタルバックとか夢が広がる。CMOSやCCDなども選べるようになったり。素晴らしく可能性が広がりそうだ。


写真は記事とは関係ない。
JR大崎駅:Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、18mm、1/13秒、F3.5開放、ISO200、-0.3EV、マルチパターン測光、HK-2、Nikonプロテクトフィルター

天下のSONYのある大崎駅前。ガラスの写り込みがあってすまん。

Google
WWW を検索 haniwa.asablo.jp を検索
asahi-net.or.jp/~sp5j-hys/ を検索