企画展「“デジタルスチルカメラ”のルーツを紐解く」(ソニー歴史資料館)2012年10月02日 00時00分00秒

JR鶴見線鶴見駅:Ricoh GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/111秒、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

企画展「“デジタルスチルカメラ”のルーツを紐解く」(ソニー歴史資料館)(デジカメWatch)が12月28日まで開催中なのだそうだ。このところSONY製品を立て続けに買っているので興味がある(フード病ビデオ編(SONY HDR-CX590V) ― 2012年08月30日SONY ICF-SW7600GR北米仕様ゲット ― 2012年09月14日参照)。でもSONYのデジカメ買う予定はないよ。絞り環ないからね(笑)。

さて、ソニー歴史資料館というものがあるのは初めて知った。しかし、「ご利用案内」を見ると、

休館日 土曜日・日曜日・祝日および会社休日
開館時間  平日 午前10時~午後5時

ってかなりハードルが高いですな。しかも、

見学方法

・完全予約制 (事前に下記までご連絡ください。)
TEL : (略)
FAX : (略)

*事前のご予約がない場合はご見学いただけませんのでご了承ください。

・自由見学(説明要員はつきませんのでご了承ください)
*見学所要時間 約1時間

・入場無料

完全予約制とあって「*事前のご予約がない場合はご見学いただけませんのでご了承ください。」とあるのに、「自由見学(説明要員はつきませんのでご了承ください)」とある。予約が必要なのか必要でないのか分かりにくい。完全予約制で予約がないと見学できないが、説明要員なしの自由見学もできるよということなのか。そうだとすると「完全予約制」と「自由見学」を並列に表記するのはおかしい。すっきりしませんな。


JR鶴見線鶴見駅:Ricoh GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/111秒、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

JR鶴見線は鶴見駅の中になぜかもうひとつ中改札がある(在来線から新幹線に乗り換えるときのように)。東海道線や京浜東北線から鶴見線に乗り換えるときやその逆の場合に中改札を通らないといけないようになっている。同じJRなのに謎だ。なお、鶴見線海芝浦支線終点の海芝浦駅は改札の外が即東芝の事業所なので関係者以外外に出られない。海芝浦の駅ホームは岸壁にあって面白い駅なのでよくテレビドラマやCMの撮影が行われる。

クロアチア製モノクロフィルムEfkeが製造中止らしい2012年10月02日 00時00分01秒

Fotokemika Efke KB100 iso 100  35mm x 36 exposure

忙しくて未チェックだったのだが、赤城耕一氏のブログでクロアチア製モノクロフィルムEfkeが製造中止と書かれていた。
efke(赤城耕一写真日録:2012年9月28日)

ほとんどの人は関心がないだろうが、クロアチア製のefkeのフィルム、印画紙が製造中止になるのではという報が入った。国内での取り扱いはかわうそ商店が有名。

127フィルムの用意など、知る人ぞ知るフィルムメーカーだったわけだ。個人的には大手フィルムメーカーが製造中止した場合のバックアップになってくれればと思っていたが、フォトキナに取材に行った編集者にも訊いてもらったが、どうやら真実らしい。困ったことである。

検索したら9月11日付の以下の記事が見つかった。
Efke Film Discontinued(PhotoMalaysia)

Another blow to the analogue photography community. Fotokemika, the manufacturer of Efke film and Varycon and Emaks papers, has announced that due to a fatal breakdown in machinery, they will no longer be able to coat any more black and white films or papers. Before this was annouced, earlier this month (August la, Not so fresh news) Fotokemika said they would cease production of photographic paper. This was due to reason that the coating equipment could no longer be repaired. At that moment, it was thought that the film production would continue. Well...It didnt. So I really hope Ilford would hang on and concentrate at the remaining market. I dont mind film being a niche market only and pay more... As long Film Is Not Dead So film shooters. Do your part. Keep shooting!~
(Google翻訳)
アナログ写真のコミュニティへのもう一つの打撃。 Fotokemika、EfkeフィルムとVaryconとEmaks論文のメーカーは、機械に致命的な故障が原因で、彼らはもはやコートはもう黒と白のフィルムや紙を合わせることはできないことを発表しました。これはannoucedされる前に、今月(8月ラ、それほど新鮮なニュース)Fotokemika彼らは印画紙の製造を中止するだろうと述べた。これは、コーティング装置は、もはや修復することができなかったという理由によるものであった。その瞬間、それはフィルムの生産が継続すると考えられていた。うーん...それはしませんでした。だから私は本当にイルフォードは上のハング、残りの市場に集中してもらいたい。私は唯一のニッチ市場であるフィルムを気にし、より多くを支払ういけない...長いフィルムは死んだのではないだから映画のシューティングゲーム。としてあなたの部分を行う。撮影をしてください!〜

機械の致命的な故障か…。富士フイルムがモノクロフィルムの長巻をやめたのもフィルムを巻き取る機械が壊れたからと聞く。写真フィルムは需要減と機械の寿命との両方から攻められているんだなぁ。まあ需要があれば新しい機械を導入できるのだろうが。

【関連】
Efke KB 25 / 50 / 100 モノクロフィルム135-36をフジヤカメラが扱い開始 ― 2011年05月10日

ロモグラフィー、「あらかじめ色が付いた35mmポジフィルム」と「110フィルムの3本パック」発売2012年10月03日 00時00分00秒

連結(JR横浜駅):Nikon D300、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、1/40秒、ISO200、-0.3EV、ピクチャーコントロール:ポートレート、AWB、L37c

ロモグラフィー、あらかじめ色が付いた35mmポジフィルムなど ~110フィルムの3本パックも(デジカメWatch)発売なのだそうだ。

あらかじめ色の付いたポジフィルムって…。どう色が付いているのかロモジャパンのサイトを見てみた。Color X-Pro Sunset Stripを使ってサンセットスムージーを作ろうを見ると、

もしキミが、この世界にある全ての色に、サンセットの風味をちょっと足して、それを混ぜ合わせて、スムージーを作ることができたらすごいと思わないか?まぁ、実験と新しいことに挑戦することに関しては、ロモグラファーは世界で最も勇敢なフォトグラファーだね。そして、そこにクロスプロセスという言葉を足したら、向かうところ敵なしだね。Color X-Pro Sunset Stripで撮った写真を見てみよう!

なんて書いてあるので、赤色になっているんだろうね。これって感光した製造失敗フィルムを買ってきてパトローネ詰め替えて売ってるんじゃないだろうな(笑)。しかし、デジカメWatchの記事では、

パーフォレーション部分には色づけされていないため、Sprocket Rocketなどのパーフォレーションまで撮影可能なタイプのカメラを使用すれば、異なる色の違いが1枚の写真の中に写し出されるとしている。感度はISO100。

とあるので、何かに装填した状態であらかじめ感光させてあるのだろう。赤色が掛かっているということは裏側から感光させているのかもしれない。

しかし、そんなことしなくてもオレンジ色のフィルター付けて撮るとかなんか工夫の仕方はあるように思うけどねぇ。なんか邪道だよねぇ(笑)。いまやフィルムに力を入れているのがロモグラフィーぐらいしかないのでケチ付けるのは憚られるが、やっぱりなんか違うんじゃねーのと思ってしまう。まあ好きにやってくれ。

しかし、こんなゲテモノフィルムしか手に入らなくなったら、このフィルムを使ってCOOLSCANでDigital ROC使って退色補正機能でまともな色にするとかいうややこしい時代が来るのかねぇ…。ああ考えたくない(苦笑)。


写真は記事とは関係ない。
連結(JR横浜駅):Nikon D300、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、1/40秒、ISO200、-0.3EV、ピクチャーコントロール:ポートレート、AWB、L37c

久々の連結シリーズだがシリーズいくつ目か分からなくなってしまった。ここもフィルムの作例にしたかったのだが、スキャンできていない(泣)。

ニコンFM10がグッドデザイン・ロングライフデザイン賞受賞2012年10月04日 00時00分00秒

Nikon FM10(2012年グッドデザイン・ロングライフデザイン賞受賞)

ニコンのフィルムカメラFM10がグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞したそうだ。
2012年度グッドデザイン賞で4製品がグッドデザイン賞、2製品がロングライフデザイン賞を受賞
フィルム一眼レフカメラ [ニコン FM10] | 受賞対象一覧 | Good Design Award

概要

「FM10」は、絞り、シャッタースピード、ピントを自分で決定し、シャッターを切るというシンプルで確実な基本機能を備え、撮影者ならではの写真表現を可能にするマニュアルフォーカス一眼レフカメラです。デザインは撮影操作に最適化した各操作部材のレイアウトをベースにカメラとしてシンプルで普遍的なデザインを目指しました。

(略)

発売 1995年12月
販売地域 国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
映像表現の継続的広がりを考慮し、当社AF-NIKKORレンズ群との互換性を持たせたシステム構成を構築しました。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
ホールディング、フォーカシング、絞り・シャッタースピード設定等、各操作部材は人間工学にもとずいたレイアウト、基本形状になっています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
デジタルでは表現できない35mmフィルムならではのアナログ写真の魅力とカメラの基本機能の学習を提供できます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
本機35mmフィルムマニュアル一眼レフの写真表現の楽しさを知る事により、写真文化及び写真産業の向上に寄与しています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
35mmフィルム写真の文化を後世にまで残せる基本機能を搭載したカメラです。

ユーザー・社会に伝えたいこと
デジタルカメラが普及した今日、原宿や表参道でFM10を首から下げて歩いてる若者をたまに見かける事があります。35mmフィルムの写真表現が好きで所有している人、本機をファッションアイテムの小物として所有している人と所有の動機はさまざまだと思いますが、一世代を築いた35mmフィルムカメラがデジタル時代でも細々と生き延びている様は担当デザイナーとして嬉しくもあり、考え深いものでもあります。

「映像表現の継続的広がりを考慮し、当社AF-NIKKORレンズ群との互換性を持たせたシステム構成を構築しました。」なんて言うんならやっぱり新しいレンズにも絞り環付けるべきですな。

「35mmフィルム写真の文化を後世にまで残せる基本機能を搭載したカメラです。」後世にまで伝えたいのだが、そのフィルムが…。

おっさんだがFM10を買って原宿や表参道をうろうろしてみるか(笑)。

FM10はAi Zoom-Nikkor 35~70mm f/3.5~4.8SレンズとのセットよりもAi AF NIKKOR 50mm f/1.8Dとのセットで売った方がいいんじゃないかなぁ。Ai AF NIKKOR 50mm f/1.8DだとCPUとかAFとか無駄なんだけど、デジタルカメラでも使えるというのはメリットだろう。ただ、デジタル一眼レフの廉価機ではボディ内AFモーターがないのでAi AF NIKKOR 50mm f/1.8Dではオートフォーカスが効かないから、本当は超音波モーター内蔵のAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gに絞り環付いたものがあればいいんだけどなぁ。ニコンはどうしてわざわざこんなややこしいことをするのか。やっぱりレンズには絞り環付けるべきでしょ。

あと、言っても仕方ないが、FM3Aにこの賞を取らせたかった。

そうそう、我が家の防水コンパクトデジカメNikon COOLPIX S30も2012年度グッドデザイン賞を受賞している。

あとこれはグッドデザイン賞側の誤植かもしれないが、「考え深い」じゃなくて「感慨深い」だろうね。こういう間違いをする人って「間違い」を「間違え」とか言う方言の人なのだろうか。「考え深い」のなら、レンズには絞り環を、ボディにはAFモーターを(笑)。【追記】もう1箇所間違いを見つけた(泣)。「人間工学にもとずいた」ではなくて「人間工学にもとづいた」ですな。どこに原因があるのかわからないが、これ大丈夫なのか。【追記ここまで】

ICS世界の中古カメラフェア2012近づく2012年10月05日 00時00分00秒

丸焼きたこせんべい(江ノ島名物):Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、24mm、F4.5、1/80秒、VR:ON、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、Nikon NCフィルター、ISO1600、-0.3EV

I.C.S輸入カメラ協会主催の「ICS世界の中古カメラフェア2012」がいよいよ10月8日(月・祝)と9日(火)に有楽町交通会館 12階 カトレアサロンBで開催される。
世界の中古カメラフェア2012(アローカメラ・我楽多屋)

会場の広さは例年の半分です。会場の都合により入場制限を行う場合があります。

うーん、いよいよフィルムカメラ中心の中古カメラ市も縮小してきたか。なんだか寂しいなぁ。入場制限を行うぐらい盛況ならいいのだが。

「新宿クラシックカメラ博」を主催する写真機商振興会のサイトもそうだったのだが、どうして毎回中古カメラ市の公式ページを上書きしてしまうんだろうねぇ。写真機商振興会さんの方はさっそく私の提案を受け入れてくださって、Historyというカテゴリーに終わった「新宿クラシックカメラ博」のページを残してくださっている(http://www.camera.jp/history/2001.html)。ありがとうございます。I.C.S輸入カメラ協会も「世界の中古カメラフェア」が開催終了しても公式ページを残すようにお願いしたい。
「第4回新宿クラシックカメラ博」明日まで ― 2012年08月27日参照。

さて、今回の世界の中古カメラフェア2012で気になる商品は、

ハッセル X-PAN 45/4 90/4
センターフィルター
UV-SKYフィルター・フード付
\210,000
AF ニッコール 85/1.4 D
\ 72,000
フード付
Mヘキサノン 21-35
\158,000
フード・ファインダー付

の3点かなぁ。

ハッセルブラッドのX-PANは、富士フイルムのTX-1のOEMでブラックのもの。24×65mmという約2コマ使ったパノラマ撮影ができて、レンズもパノラマ用にイメージサークルが大きく設計されている。欲しかったのだが高くて手が出なかった。まあ今回のセット\210,000も高くて手が出ないことに変わりはないのだが(泣)。

Ai AF Nikkor 85mm F1.4D(IF)(Ai AF Nikkor 85mm f/1.4D IF)も以前から欲しいと思っているレンズだ。現行品だし別に珍しくもないのだが、このレンズの開放付近の描写は色んな作例を見て素晴らしいなぁと思う。新型のAF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gの方がさらにいいのかもしれないが、絞り環ないので(以下略)。まあ別にこの中古カメラ市で買わなければいけないようなレンズではないよねぇ。

M-HEXANON DUAL LENS 21-35mm/F3.4-4は、ライカMマウントのカメラ持っていないのだが、欲しい。これを手に入れてからライカMマウントのカメラ探してもいいと思うぐらいだ。まあ別に35mmは使えなくてもいいんだけどね。ちょっと大きいレンズだし。ただ、ズームレンズの使えないライカMマウントのカメラとしては21mmと35mmがレンズ交換無しで使えるのは素晴らしいと思う。開放F値が暗いけれども(特に35mm側が気になる)、デジタルで高感度がもっと発達すれば問題なくなってくるだろう。しかし、デジタルのライカM9とかで21mmで周辺までちゃんと写るのかは心配ですな。まあフィルムで使えばいいのだが。と、買えもしないのに真剣に検討してしまった(笑)。

会場面積が半分になったというので、掘り出し物やあまり価格の高くないアクセサリー類とかの扱いが気になるところではある。2日間しかないが、行けたら行ってみたい。


写真は記事とは関係ない。
丸焼きたこせんべい(江ノ島名物):Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、24mm、F4.5、1/80秒、VR:ON、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、Nikon NCフィルター、ISO1600、-0.3EV

あさひ本店の丸焼きたこせんべい。蛸がそのままプレスされてせんべいになっている。最初スライスしているのかと思ったが、丸々一匹プレスされて入っているようだ。GR BLOG開設7周年記念オフ会の際に寄ってみて欲しい(いつも行列しているが)。
あさひ本店
ふじさわの観光名産品丸焼きたこせんべい(藤沢市)
GR BLOG開設7周年記念オフ会を江ノ島で開催 ― 2012年09月28日

ペンタックスも35mmフルサイズデジタル一眼レフを検討2012年10月10日 00時00分00秒

皆様、戴いたコメントのお返事ができなくてすみません。もう少しお待ちください。m(_ _)m

さて、ペンタックスが35mmフルサイズデジタル一眼レフを検討というインタビュー記事がデジカメWatchに出ていた。
【フォトキナ】「フルサイズ一眼レフの開発は検討している」--ペンタックスの次世代戦略(デジカメWatch)

時間がないのであまり詳細に分析できないのだが、ペンタックスの主張はなかなか客観的で率直で分かりやすい。あれだけAPS-Cのレンズばかり出しておいていまさら35mmフルサイズかよ、とも思うが、ペンタックスは35mmフィルムとAPS-Cサイズとでずっとマウントを変えていないから(その前のM42マウントも純正アダプターで使用可能)、35mmフルサイズに舵を切るのを歓迎する人も多いと思う。

一方田中長徳氏はこんな記事を書いている。
フルサイスへの疑問符(PEN PEN チョートクカメラ日記)

フォトキナも終わって、一般向けのニュースでフォトキナのニュース内容を見ていると、各社からフルサイズのデジカメが出て、なにかニュースの取り扱いが「デジカメはフルサイズが沢山新製品で出ました」なら、まことに結構であるが、世の中の風潮がそうではなく、なにか「デジカメはフルサイズでないと駄目」みたいな風に考えている初心者さんがいるようなので、一応、横丁の隠居が苦言を呈しておくことにする。

PEN PEN チョートクカメラ日記のスポンサーは(マイクロ)フォーサーズのオリンパスだから、分かりやすい主張だよね(笑)。スポンサー様によって如何様にも言い方を変えられるのはある意味偉い(笑)。ただ、以下のフィルムカメラと併用する場合に大きなデジタルカメラは困るというのはスポンサー云々とは関係なしに頷ける主張だ。

目下、東京大周遊にはこのような、フィルムを使うライカとコンパクトデジカメや、ペンデジタルを持参する。だからフットワークが良いのであって、実際、フルサイズのデジタル一眼レフは今度のフォトキナで出たのは少しは小型になったようであるが、常時携帯するのには、フィルムカメラとデジカメの二頭立ての場合には、あまり大きくて重いデジカメは御免なのである。

私もAPS-Cサイズのデジタル一眼レフD300をスポーツ撮影には使っているが、これと35mmフィルムの一眼レフカメラを同時に持って行く気にならない。D300とF100の両方を使うのは運動会ぐらいだ。ただ、APS-Cサイズのデジタルカメラはフォーマットの関係から手持ちのレンズで画角的に使いにくいしファインダーも小さいのでマニュアルフォーカスもし難いし、デジタルのよさは高感度にあると思っているので、やはり35mmフルサイズのデジタルカメラの方がいいと思う。

しかし、たとえばD700とかD600などの35mmフルサイズデジタル一眼レフカメラを買ってしまうと、ますますフィルムカメラの出番がなくなってしまうので、チョートク先生のように35mmフィルムカメラと小型のデジタルカメラの組合わせか、大きなデジタル一眼レフと小型の35mmフィルムカメラといった組合わせが現実的だろうなぁ。D700買うと高級フィルムコンパクトカメラが欲しくなるという危険性が高い(笑)。もうしばらく我慢かなぁ(笑)。たぶん、我慢しているうちにお金が減っていって買えなくなるんだよなぁ(泣)。

でも、赤城耕一先生がD600勧めているんだよねぇ(笑)。続ニコンD600は買いなのか。(赤城耕一写真日録)参照。しかし、個人的にはD600のことを調べれば調べるほどD700の方がよく思えてくる(笑)。あんまり書くとD700の中古価格が下がらないからこれぐらいにしておく(笑)。


今日は作例も無しですまん。

メモリーカードのままで写真を保存するのは危険2012年10月12日 00時00分00秒

神奈川新町(横浜市神奈川区):Ricoh GR DIGITAL、28mm相当、F3.5、1/97秒、ISO64、-0.3EV、プログラムAE、AWB

コメントのお返事が遅れて申し訳ありませんでした。すべてにお返事したつもりですが、もしお返事していないものがありましたらご指摘ください。m(_ _)m

さて、写真家・田中長徳氏のブログでデジタルで撮った写真はSDカードに入れっぱなしで次々と新しいSDカードを買っているということが書かれていた。
ラベルに書き込めるSDカード(PEN PEN チョートクカメラ日記)

メモリが安いのはいいが、最近のあたしの画像の保管方法はそのままSDを保管しておくことだ。必要な画像は出版社の方にあるから、二次使用などはこっちが探し廻るより、出版社に一任しておく方が楽である。

これはまずいと思う。以前、フラッシュメモリーとフォレンジック ― 2012年04月25日で書いたが、SDカードやCFカードなどのフラッシュメモリは長期保存に向かないのだ。田中長徳氏の作品のうち、出版社がコピーを持っているものはよいが、そうでない作品は長く残らないことになる。

CA1683 - 光/磁気ディスク、フラッシュメモリの劣化と寿命 / 大島茂樹(国立国会図書館)でもフラッシュメモリのデータを保持できる期間は約10年間といわれているとある。しかも安いメモリカードとなると10年も持つかどうか。

でも決定版の保存方法ってないんだよねぇ。とりあえず今はこれ、みたいなのしかなく、永遠に「とりあえず今はこれ」というメディアにコピーし続けるという無間地獄が待っている。


写真は記事とは関係ない。
神奈川新町(横浜市神奈川区):Ricoh GR DIGITAL、28mm相当、F3.5、1/97秒、ISO64、-0.3EV、プログラムAE、AWB

ニコンD600のためのSDメモリーカード選び(デジカメWatch)2012年10月15日 00時00分00秒

ぼくは王さま:Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F2.8AE、Kodak PORTRA 400、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり、GEMなし、ROCなし)

デジカメWatchにニコンD600のためのSDメモリーカード選び(デジカメWatch)という記事が載っていた。D300ユーザーの私にも参考になった。

というのは、ニコンD300で某アマチュアスポーツ撮影をしていて、チャンスが連続しているときに連写していたらそれまで8コマ/秒で撮れていたものが急に息継ぎが入って肝心の場面が飛んでいることがたまにあったからなのだ。

これの原因が分からず気になっていた。普段使っているメモリカードは、サンディスク エクストリームCFカードの32GBと8GBだ。UDMA対応で読取り書き込みが最大60MB/秒のものだ。日本国内向け仕様のものを買っている(ちょっと高い)。D300の仕様だと、さらに高速転送のサンディスク エクストリームプロCFカードでなくてもいいだろうという判断だった(お金ないし)。

あとは、バッテリーグリップが純正品のMB-D10ではないBP-D10というものなので、もしかしたら連写によって電圧が低下してそうなるのかもしれないと思っていた。これはMB-D10を買ったら試してみないといけないと思っていた。

この記事がきっかけになってD300の使用説明書をもう一度読み返してみたら、ISO800以上だと連続撮影枚数が半減することが分かった。ISO-AUTOの設定で連続撮影枚数が半減するのは知っていたので、某スポーツ撮影の場合は手動で細かくISOを上げ下げしていた。D300は左肩にISOボタンがあるので、背面の液晶画面でメニューに入らなくてもすぐにISO感度が変えられるからこれでなんとかなっていた。

そこで連写時の息継ぎがどういうときに起こるのかを思いだしてみたが、どうやら暗くなってきたときにISO800以上にしているときのようだった。それで使用説明書で再確認したらISO800以上では連続撮影枚数が少なくなることが分かった。私の設定でのD300のシャッター半押しでの連続撮影枚数表示はISO640までは26枚、ISO800以上だと12枚の表示になっていた。12枚だと8コマ/秒では2秒もシャッターボタンを押し続けていると到達してしまう。もっとも12コマに達しても撮れなくなるわけではなく、D300の場合だと、一瞬息継ぎが入る程度で済んでいる。しかしその0.何秒かの息継ぎのときにいい瞬間がくることがあって気をつけなければいけなかったのだ(26コマ連続で撮れる場合には私の撮り方では息継ぎは出なかった)。

それで昨日は曇り空で途中から雨が降ってきたのだができるだけISO640までで我慢して、それで耐えられなくなったらISO800以上にしたのだが、高感度の場合は連写に気をつけていたので、大事な瞬間に連写の息継ぎが入ることはなくなった。CFカードの転送速度の問題でもバチモンバッテリーグリップBP-D10のせいでもなかった。

今度CFカードを買うときは並行輸入物のサンディスク エクストリームプロ(90MB~100MB/秒)のものにするかなぁ。

【追記】
デジカメWatchの記事中、「Exifには0秒以下の記録がないため、1秒間の誤差を考えて5回計測し、その平均枚数を小数点第1位まで掲載した。」とあるのだが、D300の場合、ViewNX2で閲覧すると画像に1/100秒までの撮影時間が表示される。Exifの仕様には1秒未満の時間記録がないかもしれないが、D300で撮影した画像の画像データには「ユーザーコメント」欄に「SubSecTime」、「SubSecTimeOriginal」、「SubSecTimeDigitized」の3つの項目で1/100秒の数値が書き込まれている。
【追記ここまで】


写真は記事とは関係ない。
ぼくは王さま:Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F2.8AE、Kodak PORTRA 400、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEあり、GEMなし、ROCなし)

先月末まで神奈川近代文学館で開催されていた、寺村輝夫「ぼくは王さま」展入口の撮影可能なディスプレイ。会期中に掲載したかったのだが、なかなかスキャンできず今日まで来てしまった。

作例は、色味の調整などしておらず、デフォルトのスキャン画像をリサイズしただけだ。Kodak PORTRA 400は光源の色温度に左右されにくく、粒状性もよいフィルムだ。先代のPORTRA 400NCよりも色調の癖がなくなり万能フィルムになったと思う。

プロ用ハイエンドデスクトップスキャナーimacon FlexTight 848の中古委託品2012年10月16日 00時00分00秒

横浜地方気象台:Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8AE、Kodak PORTRA 400、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

プロラボ・ナショナル・フォートのサイトに、中古委託品のプロ用ハイエンドデスクトップスキャナーimacon FlexTight 848が現金特価(税込)\875,000で出ている。うへー、買えない値段だけどいいなぁ。
NP-Web OUTLET 在庫処分品・ワケあり品特価(ナショナルフォート)

中古委託品 imacon FlexTight 848 現金特価(税込)\875,000

(中略)

FlexColor 4.8.13(Mac OS X 10.4~10.7) 、FlexColor 4.8.8(Windows XP~7)

■フィルム:35ミリ~94×228mm(ホルダーによる)
■反射原稿:A4まで(厚さ約1mmまで。アールが付いても問題のない写真や印刷物)
■濃度レンジ:16bit Max D4.8 ■スキャンスピード:50MB/分
■オートフォーカス、フレームセンサー、CCD冷却装置搭載
■スキャナー側インターフェイス:FW400 ■サイズ:220×385×645mm/約17kg

[フィルムホルダー135×6(2)、36×24+24×36(2)、6×4.5(2)、6×7、6×9、
6×6+6×6、6×18、4×5、反射原稿シート、ACアダプター、ケーブル、 FWケーブル(国産4.5m新品)、ホワイトキャリブレーションシート(新品)、
フォーカスキャリブレーションシート(新品)]

(以下略)

私は875,000円はちょっと出せないけど、これを待ってましたという方はどうぞご活用戴きたい。35mmフィルムよりも小さなフォーマットは対応していないようだが、何か工夫次第でなんとかなりそうな気もする。これは35mmフィルムだと一度に何コマスキャンできるんだろう。ああ、買えもしないのに検討しているよ(泣)。

さらに気になるのが以下の部分。

*imacon FlexTightは、2000~3000動作(1スキャンにつき最大3動作)がオーバーホール時期目安です(2000動作、3000動作でソフトウエア上で警告あり)。
修理、オーバーホールの際は、お客さま各位にて、こちらをご参照の上、ご依頼ください。

2000~3000動作(1スキャンにつき最大3動作)でオーバーホールかぁ。しかもこの個体は既に「最終オーバーホールより約1750動作」とある。元の値段も高いが、維持費も高そうだなぁ。ああ買えもしないのに検討してるよ(泣)。

そう考えると、一般人はNikon SUPER COOLSCAN 9000 EDで十分すぎるような。9000EDの製造販売中止が悔やまれますなぁ。


写真は記事とは関係ない。
横浜地方気象台:Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8AE、Kodak PORTRA 400、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

レンズキャップとフードが一体化した「Hoocap」(フーキャップ)(デジカメWatch)2012年10月17日 00時00分00秒

中区山手254番地:Nikon F3、、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F5.6AE、Kodak PORTRA 400、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

レンズキャップとフードが一体化した「Hoocap」(フーキャップ)(デジカメWatch)というものが発売されるそうだ。

フードが深いレンズの場合、レンズキャップはしないので、こういうニーズは私にはない。じゃ、不要かというとそうでもない。

最近のレンズのフードは花型でバヨネットで装着するものがほとんどで、ほぼ専用化されている。実際この「Hoocap」(フーキャップ)も最初に発売されるものは、キヤノンEF-S 17-55mm F2.8 IS USM専用だ。今後、他の交換レンズ用Hoocapも順次ラインナップするのだそうだ。

そこで、だ。順次ラインナップする際に、純正フードの欠点をカバーするような「Hoocap」(フーキャップ)にしてもらいたい。たとえば、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>(Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>)のフードだが、鏡筒のフード取り付け部はズーミングでもフォーカシングでも回転しないのに、花型フードではなくただの丸型フードである。この純正HB-7フードが短くて光源の位置によってはフレアっぽくなることがある。

ところが、Fotodiox 花型フードAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>用(HB-7互換)をつけて10か月近く経ってD300とAi AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>とで何万ショットも撮っているのだが、まったくフレアっぽい写真がない。どんな状況で撮った写真にもみごとに1枚もないのだ。Fotodiox 花型フードAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>用(HB-7互換)が届いた ― 2012年01月24日参照。

どうせ各レンズ専用に「Hoocap」(フーキャップ)を作るのなら、純正フードをそのまま真似るのではなく、こういう改良込みで作って戴きたい。そうすれば、別にキャップはどうでもいいよという人も「Hoocap」(フーキャップ)を買うだろう。「Hoocap」(フーキャップ)の発展には期待したい。


写真は記事とは関係ない。
中区山手254番地:Nikon F3、、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F5.6AE、Kodak PORTRA 400、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

港の見える丘公園近くの山手本通り(山手通り)に面した岩崎ミュージアムとなりの一等地になぜかこういうそそる物件が。

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