スリック ロアーII (クランプヘッド32)2008年10月31日 00時00分00秒

スリック ロアーII (クランプヘッド32)

最近、倍率を固定して接写したいと思うことがあった。それで、撮影倍率固定の場合、マクロレンズの繰り出し量で倍率を決めて、その繰り出し量でピントの合う位置までカメラ・レンズの方を動かす方が合理的だ。そのためにフォーカシングレールといったアクセサリーがある。ニコンにもPG-2というフォーカシングレールがあったのだが、いつの間にか生産終了になっていた。構造は随分と違うが、同じ目的のものがケンコーからでている。

それで、フォーカシングする以前の問題として、撮りたい方向にカメラ・レンズをセットする必要がある。私は三脚の脚はローアングルのできるマンフロット055CLBというアルミ三脚を使っている。これは値段の割に太い脚でかつローアングルのできるいい三脚だ。ただ、ローアングルができるといっても、脚の開脚は段階的で、中間で止めることもできなくはないが、機材の重さでずれてくる可能性があるので、通常は決まった段階で使うものだ。意外と、思ったアングルに三脚をセットするのが難しい。

そこで知ったのが、三脚の脚に挟み込んで使うクランプ付きの雲台だ。スリックから出ているロアーII (クランプヘッド32)だ。これだと挟み込む位置は無段階に変えられるし、ヘッドは回転・折れ曲がりが可能なので、かなりアングルの自由が利く。ああ、もっと早く知っていれば、ローアングルのできないハスキー三脚とこのクランプヘッドを買ったのに。

スリック ロアーII (クランプヘッド32)のヘッドを少し回転折れ曲がりさせたところ

ロアーII (クランプヘッド32)のねじつまみと三脚の脚が接する部分はプラスチック製で、あとは金属製だ。耐荷重は3kgまで。そして挟み込む三脚の脚は金属製であること。カーボンなどの三脚にこのロアーIIを挟むと脚が割れる可能性があると説明書に書かれている。

ヨドバシカメラで6,680円だった(通販でもっと安いところがたくさんある)。これはお勧めである。これにケンコーのフォーカシングレールを付ければ、たいていのアングルはすんなりと実現するのではないか。

マンフロットの055CLBは脚の太さが約28mmなので、ロアーII (クランプヘッド32)が最適だった(パイプ径22-32mm用)が、ほかにクランプヘッド38(パイプ径28-38mm用)、クランプヘッド45(パイプ径35-45mm)がある。なお、「ロアーII」という名前のついているのはクランプヘッド32だけで、ほかのものは「クランプヘッド38」「クランプヘッド45」という名前になっている。

Google
WWW を検索 haniwa.asablo.jp を検索
asahi-net.or.jp/~sp5j-hys/ を検索
※ブラウザで「保護されていない接続」「安全ではありません」などの表示が出る場合はSSL対応のhttps://haniwa.asablo.jp/blog/の方にアクセスしてください。お気に入り・ブックマークもSSL対応の方に変更をお願いします。(2021/02/23)