フィルムのデジタルプリントにがっくり2008年11月04日 00時00分00秒

このあいだネガフィルムで撮った写真を焼き増ししようとしたら、連休前だったので、コダックのアナログプリント(デジタルも)はあがりがかなり先になると言われた。それで、富士のデジタルプリント(L判)を頼んだ。

ヨドバシカメラ経由の純正処理は、コダックも富士も既にアナログプリントは2L判未満のみとなっている。コダックはデジタルプリントもアナログプリントも日数は同じだが、富士だとアナログプリントは最低1日余計に掛かる。プリント料金はいまのところ、両者ともデジタルプリントとアナログプリントで同じ。富士の場合土曜日の配送があるので、急ぐ場合は富士のデジタルプリント、そうでない場合はコダックのアナログプリントという選択になる。

それで、連休後になるのは嫌だったので、富士のデジタルプリントを頼んだ。フィルムはDNPセンチュリア400。

しかし、あがりのプリントを見て驚いた。コントラストが強く、暗部はつぶれている。人物の髪の毛はべたっと真っ黒に塗りつぶされている。やや鮮やかめの色の服などは、プリントでは彩度が高くて一様にべったりと塗り絵のよう。実物は一様な色のものでも光の当たり具合で微妙な色彩に見えるのだが、デジタルプリントの方はもう塗り絵。だから衣服のしわやドレープといった立体感がまったく失われている。なんなんだ、これは。

こんなプリントでよく1枚36円も取れるなぁ。なんのためにフィルムで撮っているのかまったく不明なプリントだ。いや、デジタルカメラで撮ったとしても、こんな学芸会で被るようなカツラを被ったみたいな頭は嫌だ。見本をつけて焼き増ししなかったからとかそういうレベルじゃない。

まあ、いいように解釈すれば、富士の純正処理に中身がコダックのDNPのフィルムを出したからだろうと言える。しかし、そうだとしても、目視チェックとかしないのか。チェックしてもああいうプリントしかできないシステムなのか。以前、富士のリアラエースをデジタルプリントしたときも塗り絵のようなプリントが帰って来ていたので、たぶん富士の純正デジタルプリントはこれが普通なのだろう。

今度からは時間が掛かってもコダックのアナログプリントに出すことにする。問題はいつまでアナログプリントをやってくれるのか、だ。将来が心配だ。

Nikon DX 18-55mm専用ワイドコンバーターアタッチメント NH-WM752008年11月05日 00時00分00秒

ニコンダイレクトから、DX 18-55mm専用ワイドコンバーターアタッチメント NH-WM75が発売されるようだ。
ワイドコンバーターアタッチメント NH-WM75(ニコンダイレクト)

倍率が0.75倍、「AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G」をはじめとする18-55mmのDXレンズ専用のワイドコンバーターアタッチメントです。装着時にはおよそ13.5(FXフォーマット・35mm判換算で、およそ20mm)まで焦点距離が広がります。

【使用可能レンズ】
・AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR
・AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II
・AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G

ご提供価格 9,800円(税込)

ニコンDXフォーマットは広角側が弱いから嫌だ嫌だと言い続けてきたが、まさかワイコンを出すとは思わなかった。ニコン信者になりきれていたら、諸手を挙げて歓迎するのだろうが、今のニコンに呆れている私には、DX用の(超)広角レンズじゃなくてワイコンで誤魔化すとはニコンも堕ちたものよのう、としか思えない(笑)。

レンズ交換式一眼レフにワイドコンバーター、何のためのレンズ交換式なのか(笑)。たしかにワイコンだとF値は変わらないし、専用設計だと画質の劣化も最小に抑えられるし、もちろん交換レンズよりも安価にできる。メリットは分かるけど、ニコンに冷めた私には堕落にしか見えない(笑)。

何のための一眼レフなのかわからないようなピントの見えないファインダーなど、ニコンはますます一眼レフの破壊活動に勤しんでいるようだ(笑)。

どうぞこのまま安易に流れる路線を継続してくだされ、ニコン。不景気にはその路線の方がいいのだろう。こういうのは、出すんならD50とAF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6Gの発売時に出しておくべきものだったように思う。あのころはいまほど超広角ズームのラインナップが揃ってなかったから。そういうタイミングの悪さは昔からですな。


MANA様、はずれでした。ニコンウォッチャーやめると言っておいてこんな記事ですいませんです。


【追記:2014年2月12日】
Nikon NH-WM75 ワイドコンバーターアタッチメント購入 ― 2014年02月12日
毒を食らわば皿まで(笑)。
【追記ここまで】

オールドレンズパラダイス(翔泳社刊)2008年11月07日 00時00分00秒

オールドレンズパラダイス:澤村徹著(翔泳社)

昨日はコメントのお返事もできず、更新もできなくて申し訳なかった。m(_ _)m

さて、「オールドレンズパラダイス」という本を買った。タイトルからはわかりにくいが、副題に「EOS DIGITALとマウントアダプタで遊ぶ」とあるように、EOSボディにマウントアダプタで色々なマウントのレンズを付けて遊ぼうという主旨の本だ。

ニコンのデジタルカメラの方向性(ファインダーがアレ、絞りリング無し、ボディ内モーター無し、非CPUレンズで露出計不作動、APS-Cサイズ用の広角単焦点レンズを出さないなどなど)が気に入らないので、いずれEOSのフルサイズ方面に行くしかないのかなぁと思っている(*)。しかし、デジタルカメラは、フィルムカメラと違って絵作り込みのカメラだし、35mmフルサイズはまだ値段も高いのでじっと待っているところだ。早く御手洗氏に引退してもらいたいし(笑)。
* EOSだって絞りリングがないなど同じなのだが、ニコンのは期待を持たせつつ下級機からどんどん省略していくのが気に入らないのだ。どうなるのかやきもきしながら新製品を待つのは馬鹿らしくなったのだ。50mm F1.4に絞りリングがなかったので、もうニコンに拘る必然性がないと思った。どうせ絞りリングがないのなら、マウントアダプターでいろんなレンズが楽しめるEOSの方がいい。過去との繋がりを絶ったはずのEOSが、他社の過去レンズと繋がるというのは皮肉だ。

それでとりあえず、マウントアダプターのお勉強をと思って買ったのが、「オールドレンズパラダイス」だ。

内容は、M42マウントのレンズをEOSカメラに付けるところから始まり、ヤシカコンタックスマウント・Exaktaマウント・ライカRマウントマウント、そしてアダプタの詳説、中判レンズ(ペンタコンシックス、ハッセルブラッドV)を装着する話と続く。

少し高めの(1980円+税)本だが、カラーの作例も多く、なかなか満足。

オールドレンズパラダイス
澤村 徹 著
和田高広 監修
ISBN978-4-7981-1843-7
定価:1980円+税 出版社:(株)翔泳社

【関連】
metalmickey's blog(フリーランスライター澤村徹氏のブログ)
ちなみに、澤村徹氏のブログに載っている表紙写真とこの記事の表紙写真の色等が異なるのは、私の記事の写真はカバーと帯の写真で、氏のブログの写真はカバーを取った本体の表紙だからだ。どうでもいいことだが(笑)。

コダック110フィルムが既に生産終了で在庫限り2008年11月10日 00時00分00秒

少し情報が遅れてしまったのだが、コダックの110フィルムが既に生産終了で在庫限りとのことだ。コダック製フィルムを国内で取り扱う加賀ハイテックに問い合わせた方がおられる。
110Filmが遂に消える(Digital Device Life & Work Diary)
詳細は上記リンク先をご覧いただきたい。

そうなると、生産終了を告知していた富士フイルム製の110フィルムよりもコダック製110フィルムが先になくなることになる。

まとめると、以下のようになる。

  • 富士フイルム110(ポケット)フィルム「フジカラーSUPER G100 12EX」「フジカラーSUPER G100 24EX」:最終出荷予定時期:2009年9月
  • コダック「コダックULTRA110-24枚撮りフィルム」:在庫完売予定2008年12月末頃

【関連】
Kodakは既に110フィルムを生産終了?(追記あり) ― 2008年05月09日
110(ポケット)フィルム「フジカラーSUPER G100 12EX」「フジカラーSUPER G100 24EX」販売終了(追記あり) ― 2008年05月07日

シグマ、イメージセンサー開発企業「フォビオン」を買収2008年11月11日 00時00分00秒

足柄森林公園 丸太の森:GR DIGITAL、28mm相当、1/84sec、F2.4開放、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

更新が遅れてすまぬ。またコメントへのお返事もできなくてすみません。m(_ _)m

お返事も書けないままとりあえず更新。すまん。明日も貧乏暇無し、のはず…。お返事はもう少しお待ちください。

シグマ、イメージセンサー開発企業「フォビオン」を買収(デジカメWatch)
なのだそうだ。ついにシグマは撮像素子を内製できるカメラメーカーに上り詰めましたな。35mmフルサイズのFoveon X3ダイレクトイメージセンサーが来る日も近いのか。

X3ダイレクトイメージセンサーは、RGBの感色層を垂直に配置した撮像素子。ベイヤー方式で発生する偽色が原理的に発生しないほか、ローパスフィルターが不要なため、画像の先鋭度で有利とされている。

そうなのだ、X3ダイレクトイメージセンサーは写真フィルムのように感色層が重なっているのだった。私はこのセンサーが将来主流になるのではないかと密かに思っているのだった。まあ、原理的にすっきりしていても実際にはアクロバティックな製品の方が主流になるということはよくあることなので、ハズレるかもしれないが(笑)。

頑張れ、シグマ!でも、ニコン用交換レンズに絞りリングは付けて欲しいなぁ。ピントリングもニコンと同じ方向に回るようにしてよ。


写真は記事とは関係ない。
足柄森林公園 丸太の森:GR DIGITAL、28mm相当、1/84sec、F2.4開放、ISO64、-0.3EV、プログラムAE
ベイヤー方式のGR DIGITALで撮影。まだ全然紅葉していなかった。この木だけ赤かった。寒かった。

デジカメが記憶にもたらす変容(日経BP)2008年11月13日 00時00分00秒

雲の切れ間:Nikon F-501、Ai Nikkor 35mm F2S、F5.6絞り優先AE、DNPセンチュリア400、L37C、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

デザイナーの益田 文和氏の日経BPでの連載第33回はデジカメが記憶にもたらす変容だ。

実際に使ってみると、フィルムカメラとデジタルカメラはその構造以上に、「撮る」という行為と意識において別ものであることに気付く。

フィルムカメラの場合はまず、考えてから撮る。その結果、シャッターを切った瞬間のイメージは良くも悪くも、ほぼその通り写っている。それに対し、デジタルカメラの場合は撮りながら考える。シャッターを押すと、目の前にある現実の世界が、複雑な電子回路やプログラムの解釈を経て、瞬時に別の1枚の絵となって現れるのだ。

さらに、その解釈はカメラによって異なる。だからモニターに映し出された画像に「おっ」と驚くことがある。そうして、私の頭の中には現実のイメージと仮想のイメージという“二重の記憶”が蓄積してゆく――。

これは写真の世界に限ったことではない。映画の特撮やゲームのCG、インターネットで配信される情報は、現実の世界以上に“リアル”な視聴覚体験として強い刺激を記憶に残す。今や“現実の記憶”は、加工された情報のノイズにかき消されてしまいそうだ。

文化とは集団の記憶の蓄積だと定義するなら、現実とかい離した記憶で作られる文化がサステナブルであるはずがない。デジタル情報が良いとか悪いとかではなく、問題はその莫大な量にある。

果たして長い時間を経た後に残っているのは、実像の世界と虚像の世界、どちらのイメージだろうか。

デジタルカメラも段々と様々な面でフィルムカメラと違うということが意識されるようになってきた。わたしとしてはデジタルも好きなんだけれども、デジタルカメラ(とくに一眼レフ)はもう少しカメラとしての基本性能にコストを掛けて欲しいと思う。記事で紹介されているレチナほどとは言わないにしても。

そしてフィルムにはフィルムのよさ、あるいはフィルムカメラの良さがあるので、フィルムが長く供給されるように願う。


写真は記事とは関係ない。
雲の切れ間:Nikon F-501、Ai Nikkor 35mm F2S、F5.6絞り優先AE、DNPセンチュリア400、L37C、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

au携帯に詐欺Cメール2008年11月14日 00時00分00秒

au携帯に広範に詐欺Cメールが送られているようだ。私のところにも来た。間違って連絡取る人が出ないようにここに引用しておく。

送信者:08067532586
本文:(株)itscよりご案内。ご使用の携帯にてサイト料金の未納がでております。担当林 0120-956-307

他の人の例をみると、送信元の携帯の電話番号は08067532586とは限らないようだ。

慌てて返信してしまったり、フリーダイヤルに掛けてしまうとヤバい。皆様気をつけてくだされ。

なお、Cメールメッセージ本文内に接続先URL (http://**, https://**) や電話番号が含まれるメールを受信拒否する機能、「Cメール安心ブロック機能」があるので、これを有効にしておくのも対策のひとつだ。しかし、これを有効にしておくと家族にあそこの電話番号何番だっけ?とCメールで聞いても回答が届かないというデメリットもある(笑)。
迷惑Cメール防止方法(au by KDDI)
Cメール安心ブロック機能の操作方法(au by KDDI)

アサヒカメラ2008年12月号予告から2008年11月14日 00時00分01秒

国鉄和歌山駅(1975年頃):ミノルタ 110ポケット・オートパック70、プログラムAE、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED(FH-3に挟んでスキャン)

アサヒカメラの次号(2008年12月号)予告から気になるものをピックアップ。

  • 表紙=竹内敏信 撮影地=山形県飯豊町 ペンタックス645NII・300ミリF4・絞りf16・AE・ベルビア50
  • 大石芳野 不発弾と生きる--祈りを織る ラオス
  • いまわれわれのカメラはどうなっているのか キヤノンvs.ニコン/ソニーαにフルサイズ/超高速撮影と動画/電子ビューファインダー/マイクロフォーサーズ/暗部補正/顔認識/手ブレ補正/GPS/銀塩の現在/業界再編ほか
  • クリスマス、忘年会で楽しむ銀塩・デジタル対決 ライカM3 vs. ニコンD3 写真=神立尚紀、竹中隆義 文=高畠保春
  • 今こそ使う! インスタントフィルム再発見 ポラロイドSX70から富士フィルムFP-1まで 河田一規
  • 特別付録 Canon EOS 5D MarkII 買う前に読むハンドブック 河田一規
  • 銀塩買物學 コーイチ百貨辞典 赤城耕一 モードラ
  • ニューフェース診断室 カシオEXILIM PRO EX-F1田沼武能/辻内順平/深堀和良/川向秀和/志村 努/編集部

いきなりはっきり書くが、今月もつまんないねー(笑)。項目をいっぱい挙げたが、これは買わないとと思うものがない。メカ記事はコンパクトデジカメばかりで交換レンズの記事もない。本当につまんないねぇ。

ライカM3とニコンD3って対決させるものなのか(笑)。ああ、つまんない(笑)。

「特別付録 Canon EOS 5D MarkII 買う前に読むハンドブック」は、EOSとマウントアダプター方面を狙っている私にはちょっとうれしいが、EOS 5D MarkII が欲しくてたまらないわけではないので別にどうでもいい(笑)。そして前にも書いたが、こういう別冊はカレンダー以外はやめた方がいいと思う。何年かしてから図書館で調べようと思っても、図書館では付録は捨てられるので参照できない。渾身の記事や写真が残らないのですぞ。本体に入れましょう。

「ニューフェース診断室 カシオEXILIM PRO EX-F1」はちょっと気になる。60コマ/秒の高速度写真撮影や1200コマ/秒というハイスピードムービー撮影が可能だからだ。こういう「ネオ一眼」みたいな形のデジカメはあんまり好きではないのだが、カシオEXILIM PRO EX-F1のように他にはない特別な機能が備わっているのならば許す(笑)。実売8-10万円かぁ。ちょっと高いけど、これでしか撮れない写真があると思うので気になる。


写真は記事とは関係ない。
国鉄和歌山駅(1975年頃):ミノルタ 110ポケット・オートパック70、プログラムAE、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED(FH-3に挟んでスキャン)

110フィルムで撮ったもの。たぶん和歌山方面に海水浴に行った帰り。AEもよくないし(よくアンダーになった)、フォーマットが小さいし、安いカメラなので、画質が全然よくなかった。私は父親がこのカメラでばかり家族写真を撮るのが非常に不満だった(笑)。それまでの写真に比べて明らかに写りが悪かったからだ。それで、押し入れからAsahi Pentax SVとSuper Takumar 55mm F1.8を発掘してカメラウィルスに感染してしまったのだった(笑)。

写真をよく見ると、ホーム上にコカコーラの空き缶が何個も転がっていたりして汚い。風紀が乱れとりますな(笑)。

ちなみに、ミノルタ 110ポケット・オートパック70は、コシナのOEMではないかと思う。コシナの110カメラにこれとそっくりのものがあるからだ。キヤノンにも似たものがあったように思う。

CF型無線LANカードGW-CF54GのZaurus用ドライバ2008年11月17日 00時00分00秒

左:WLI2-CF-S11、右:GW-CF54G、下:Zaurus SL-C3200 with KW-S101C

今日は更新が遅くなってしまった。すまん。

プラネックスコミュニケーションズ社製CF型無線LANカードGW-CF54GのZaurus用ドライバを作ってくださった方がいた。
zaurus用 GW-CF54G ドライバ完成!(ぷちのいず)

私は既にCF型無線LANカード、WLI2-CF-S11をSHARP Zaurus SL-C3200で使用しているのだが、このWLI2-CF-S11はIEEE802.11bにしか対応していない。GW-CF54Gの方は、IEEE802.11bと11gの両方に対応している。しかも、暗号化がWLI2-CF-S11の方は64(40)bit WEPと128(104)bit WEPにしか対応していないのに対し、GW-CF54Gの方はそれに加えてWPAにも対応している(ただしザウルス本体がWPAに対応していないので結局WEPしか使えないのだが)。【追記:2008年12月15日】bucchi様のドライバで結局LinuxザウルスでもWPA/WPA2接続が可能になった。一番下のリンク先参照。【追記ここまで】

それで、このGW-CF54Gがamazonで1980円で売っていたので、ついぽちっと買ってしまった。

さっそくドライバ作者のbucchi様に感謝しつつドライバcf8385_081106_arm.ipkをダウンロード。インストールしてGW-CF54Gを挿すだけで認識し、WLI2-CF-S11で設定していた接続設定のままで接続できた。実をいうと1回失敗しているのだが。というのも、無線LANはPlaceEngineが気持ち悪いので自宅では使わなくなっていて、無線LANアクセスポイント(AP、親機)は久々に電源を入れたのだ。それでMACアドレス接続制限をしていたのを忘れていて繋がらなくてちょっと焦った(笑)。APの管理画面からGW-CF54GのMACアドレスを許可して接続した。

SL-C3200はスペシャルカーネルv18jに入れ替えてある。bucchi様のサイトにもあるように、ANY 接続はできないようだ。【追記:2008年12月15日】その後のドライバでANY接続も可能になった。【追記ここまで】

WLI2-CF-S11では回線速度が700kbps少し超えたぐらいの速さなのだが、GW-CF54Gだと1300kbpsを超えるぐらいの速度が出た。

作者のbucchi様ありがとうございました。\(^o^)/

WLI2-CF-S11GW-CF54G
インターフェースコンパクトフラッシュTM TypeIICompactFlash V1.4、CF+ I/O interface、type I
規格IEEE802.11bIEEE802.11b、IEEE802.11g
伝送方式直接スペクトラム拡散(DS-SS方式)、単信(半二重)IEEE802.11g:直交波周波数分割多重変調(OFDM方式)IEEE802.11b:直接拡散型スペクトラム拡散(DSSS方式)
データ転送速度(規格値11 / 5.5 / 2 / 1MbpsIEEE802.11b:11、5.5、2、1Mbps 自動認識 IEEE802.11g:54、48、36、24、18、12、9、6Mbps 自動認識
周波数範囲2,412~2,484MHz(1~14ch)IEEE802.11b:2.4GHz帯(2,412~2,472MHz)IEEE802.11g:2.4GHz帯(2,412~2,472MHz)
通信距離(見通し)1Mbps時 屋外550m、屋内115m 2Mbps時 屋外400m、屋内(1)90m/屋内(2)40m 11Mbps時 屋外160m、屋内(1)50m/屋内(2)25m※屋内(1):障害物の少ないオフィス、屋内(2):障害物の多いオフィス※障害物の設置環境により、通信状況が異なる場合があります。N/A
アクセス方式インフラストラクチャモード、無線LANパソコン間通信インフラストラクチャモード、アドホックモード
セキュリティ128(104)/64(40)bit WEPWEP(64/128bit)WPA(暗号化方式:TKIP、認証方式:PSK)
電源電圧3.3V(コンパクトフラッシュTMスロットより給電)DC3.3V(CompactFlashスロットから給電)
消費電力最大1,122mW最大約1.6W
外形寸法W43×H5×D62mm42.8 (W)×5.5(H)×56.7 (D)mm
重量18.5g20g
動作環境温度0~40℃、湿度20~80%(結露なきこと)温度:0~40℃湿度:35~85%(結露なきこと)

Zaurusに対応しているCF型無線LANカードはほとんどが製造中止で、わずかに売っている対応品のAmbicomのWL1100C-CFは海外での電波関係の承認を取っているものだったりして1万円以上して結構高い(逆に言うとWLI2-CF-S11やGW-CF54Gは海外で使うと違法になる可能性がある)。GW-CF54Gが1980円でザウルスで使えるのなら買っておこうという判断だ。

ただ、ZaurusはWEPの暗号しか使えず、セキュリティ的にはもうWPA2でないと安心できないと言われているので、これらの無線LANカードを使う機会は私自身はあまりない。少なくともメールやログインするようなサイトは使いたくない。WILLCOMのMVNOであるKWINSのPHSカードがあるので無線LANカードの出番はあまりない。PHSの電波が届かないで無線LANの繋がるところというのはあまりない。【追記:2008年12月15日】上記追記の通りbucchi様のドライバでWPA/WPA2接続が可能になったので無線LANを活用できるようになった。【追記ここまで】

セキュリティを気にしつつZaurusで無線LANを使うのであれば、有線LANカードを使ってそれにイーサネットで繋がる無線LANアダプタ(たとえばNECのWL54SE2など)を繋げてそのアダプタをWPA2の暗号で使うといった面倒なことになる。【追記:2008年12月15日】bucchi様のお蔭でそうしたことも不要になった。素晴らしいことだ。【追記ここまで】

とはいえ、今回、使える通信カードが増えたのはありがたい。作者様に感謝。

【追記:2008年12月15日】
結局、bucchi様のドライバとGW-CF54Gでザウルスで以下のことがさらに可能になった。
1.IEEE802.11g
2.WPA/WPA2接続
【追記ここまで】

【写真】左:WLI2-CF-S11、右:GW-CF54G、下:Zaurus SL-C3200 with KW-S101C

【関連追記:2008年12月13日】
Zaurusの無線LANでWPA/WPA2 接続に成功した方が! ― 2008年12月12日
【関連追記ここまで】

8mmフィルムをDVDにするサービス2008年11月18日 00時00分00秒

8mmフィルム

前回のビネガーシンドロームの話の中で、うちにある古い銀塩フィルム関係で一番酢酸臭いのが自分の父親が撮った8mmフィルムであることは書いた。これはいまのうちにデジタル化しておかないと。

それで、8mmフィルムの内容をDVDに書き込んでくれるサービスがあるので、ヨドバシカメラのDPEコーナーで料金を聞いてみた。

コダック系のケイジェイイメージング(株)の場合、8mmフィルムをDVD-Rに落としてくれるのが、10分以内で6,930円(税込)で以後10分ごとに2,100円(税込)とのことだ。つないで長くするとつなぎ料金が掛かると言っていた(たしか105円)。

富士系の場合、10分以内で8,400円(パンフレットが切れていたので税込かどうか不明)とのこと。

ところで、10分以内かどうかどうやって分かるのかを聞いてみたら、フィルムを巻き取ってあるリールの直径で分かるとのこと。以下ケイジェイイメージングのパンフレットから表を転載。

8mmフィルムリール直径時間
4号10cm10分
5号13cm17分
7号18cm43分

それで、「※通常、市販の8mmフィルムは50f  3分15秒~30秒 上記はあくまでも目安です。」とある。「50f」とは50フィート(ft.)のことか。

とりあえず、何か1本頼んでみるか。ちなみにケイジェイイメージングの場合、納期は約2週間と書かれている。

【関連追記】
新DVDダビングサービス/テレシネ スタンダードメニュー(モーション無し)(ケイジェイイメージング PDF 24KB)
新DVDダビングサービス/テレシネ モーションメニュー(ケイジェイイメージング PDF 44KB)
エフ8ミリディスク(富士フイルム)

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