Kodakポートラ400NCは、乾燥不良になるので富士系のラボシステムでは現像できないらしい2008年10月03日 00時00分00秒

京阪100年号(1976年):Asahi Pentax SV、SMC Takumar 200mm F4、撮影データ・フィルム不明、プリントをフラットベッドスキャナでスキャン

【写真追加:2008年10月6日】
ネガが見つかったのでスキャンしたものを追加した。

京阪100年号(1976年):Asahi Pentax SV、SMC Takumar 200mm F4、撮影データ不明、Sakuracolor II、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、Digital ROC使用

【写真追加ここまで】

【さらに写真追加:2019年12月20日】
以前から写真が暗いのが気になっていたので、同じスキャン結果のTIFF画像から再調整したものを追加しておく。2008年10月6日のは多分ノートPCで画像調整したものではないかと思う。撮影場所も画像に入れた。後ろに写っているビルがまだ現存するようでGoogleストリートビューで撮影場所が特定できた。

【写真3】京阪100年号(1976年9月4日東海道線吹田-東淀川間):Asahi Pentax SV、SMC Takumar 200mm F4、撮影データ不明、Sakuracolor II、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、Digital ROC使用、TIFF画像から2019年に調整 http://haniwa.asablo.jp/blog/2008/10/03/3796293

【さらに写真追加ここまで】

このところ、コニカミノルタのフィルムの後継を決めるためにコダックのポートラ400NCを使ってみている。PORTRA 400NCは粒状性も滑らかで階調も豊富でよいフィルムだ。

難点は、値段がちょっと高いこと。また、スキャンしたときの特性も良いとのことだが、これは粒状性が関係しているのだろう。カラーネガフィルムは、リバーサルフィルムと違って、スキャンしたときに粒状感が目立つ。それが少ないのがポートラらしい。

ただ、粒状感が少ないのはいいのだが、人物の肌などがつるんとしてちょっと質感がない感じなのが気になる。マネキンみたいと言ったら言い過ぎなのだが、敢えて表現すると他のISO400のフィルムよりもマネキン方向に振っている。仕方ないのか。使い分けすればいいので、選択肢があるのはいいことだということにしよう。

ところで、表題の件だが、週末にポートラをスキャンしようと思って昨日の木曜日の夜にヨドバシのDPEコーナーに持って行って「一番早く上がる処理で」と頼んだ。すると、「ポートラは富士の機械で処理すると乾燥不良になるので、コダックの純正処理しか駄目なんですよ」という。結局通常依頼しているコダック純正処理になって月曜日の夕方の上がりとなってしまった。ポートラが富士フイルム系の処理では駄目だとは知らなかった。ミニラボ処理だと昨晩のうちか今朝一番に処理してもらえたし、富士のラボでデジタルプリントにすれば富士は土曜日の配送があるので土曜日の夕方には上がってくるはずだった。しかし、ヨドバシのミニラボも富士系列の機械らしく、ポートラには不可なのだそうだ。

急ぎの写真はデジタルで撮るが、ポートラはコダック純正処理しかできないということを頭に入れておいた方がよさそうだ。

【関連追記:2008年10月9日】
Kodakポートラ400NCフィルムはもう少し赤みが欲しい ― 2008年10月09日
【関連追記ここまで】


写真は記事とはまったく関係ない。
(写真上)京阪100年号(1976年):Asahi Pentax SV、SMC Takumar 200mm F4、撮影データ・フィルム不明、プリントをフラットベッドスキャナでスキャン

【追記:2008年10月6日】
(写真下)京阪100年号(1976年):Asahi Pentax SV、SMC Takumar 200mm F4、撮影データ不明、Sakuracolor II、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、Digital ROC使用
【追記ここまで】

MANA様のコメントで思い出した写真。

京阪100年号は、京阪電車じゃなくて当時の国鉄(現在のJR)が京都大阪間に鉄道開通して100周年になったのを記念して、京都の梅小路蒸気機関車館に動態保存されていたC57 1を使って運転されたものだった。C57 1はその後「SLやまぐち号」を担当することになる。

写真を見ると分かるが、大勢の人が三複線の線路に入り込んでコンパクトカメラで写真を撮っている。コンパクトカメラのややワイドよりのレンズでは、蒸気機関車が大きく写らないのは分かるが、これはないだろう。ちなみに私と友人達は線路脇の柵の外から撮った。当たり前だが死にたくはなかったからだ。この写真の前後にも特急線に特急電車が走ったり、緩行線(東京地区での京浜東北線に相当)に各駅停車が走ったりして非常に危険な状態だった。線路内に国鉄職員が配備されているのが写っているが、最初は線路内立ち入りを注意していたのだが、これだけ大量に立ち入られてなすすべ無しという感じだった。私も友達と一緒に最初は「お前ら入るなや!」と怒鳴っていたが、汽車が現れるとそれまで柵の外にいた人たちも一斉に線路内に入り出し、もう手が付けられない状態だった。老若男女と書いたが、写真を見るとほとんどが男のガキ共ですな(笑)。まあ、私もガキ共の一人だったのだが。

ネガがすぐに見つからなくて、プリントからのスキャンですまん。

【参考】
京阪100年号事故(Wikipedia)

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asahi-net.or.jp/~sp5j-hys/ を検索
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