PC-Eニッコールと対応ボディ ― 2008年06月18日 00時00分00秒
更新が少し遅くなってすまん。昨日、Hartbleiのシフト・ティルトレンズを紹介したので、ニコンの新しいPC-Eニッコールレンズの対応ボディがどうなっているのか改めて調べてみた。
ニコンD3との組み合わせでは制限なく使用できます。その他のカメラとの組み合わせでは、アオリ量が制限されることがあります。F90Xシリーズ、F90シリーズ、F70、F60D、Us、F50D、F-401シリーズ、F-801シリーズ、F-601、F3AF、F-501、PRONEA S、その他マニュアルフォーカスカメラとの組み合わせでは使用できません。
PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED - マニュアルフォーカスニッコールレンズ | ニコンイメージング
ということは、逆に言うとD3以外のニコンデジタル一眼レフボディ(E3もか?)と、F4、F5、PRONEA 600i、F100、F80、U、U2、F6ではアオリ量の制限がありつつも使えるということになる(D3は制限なし)。
アオリ機構:シフト、ティルト直交式
(平行式へ変更可能。また、シフトロックノブを大型タイプに交換できますが、カメラによっては装着等に制限があります。詳しくは、ニコンサービス機関へお問い合せください。)
シフト量:± 11.5 mm
ティルト量:± 8.5°
どのくらいアオリ量の制限があるのか、ニコンに問い合わせないと分からないというのがもどかしい。ニコンでは、レンズの使用説明書はWEBにアップされていないようだが、こういう特殊レンズの使用説明書はアップしておいて欲しい。
また、D3とD300では電磁絞りの自動絞りで撮影可能とあるのだが、現行品では、D3とD300のみが電磁駆動による自動絞りに対応しているということになる。今後発売されるカメラは電磁駆動による自動絞り対応なのかどうかも気にしなければならなくなった。
電磁絞りを採用したキヤノンの絞り値と連写性能の関係を見ても分かるように、電磁駆動による自動絞りよりも現行の機械駆動式(バネ式)の自動絞りの方が高速連写の追従性が高いので、当面こういう特殊レンズ以外に電磁駆動による自動絞りは採用されないと思う。しかし、コストダウンが可能になると逆に廉価機のキットレンズに電磁駆動による自動絞り(長いな)が採用されないとも限らない。個人的にはバネの方が絶対に優位だし好ましいと思うが。
ボディ内モーターAFかレンズ内モーターAFか、Ai対応か、非CPUレンズでの露出計作動か、に加えて、電磁駆動による自動絞り対応かも気にしなければならなくなった。ややこしや、ややこしや。
まあ、このレンズ、定価税込 \309,750もするので買うことはないだろうなぁ…。
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