平 カズオ展:銀座ニコンサロンに行ってみたくなった ― 2008年06月30日 00時00分00秒
おととしにに亡くなられた、写真家でジャーナリストの平 カズオさんの写真展が銀座ニコンサロンで6/25 (水)から7/8 (火)まで開催中のようだ。
平 カズオ展[ブリュッセル ―欧州の十字路の街で―](銀座ニコンサロン)
ニコンサロンの写真展は、カメラやレンズの修理点検の際に覗いていくことはあっても、それ自体を目的に行きたいと思ったことはなかった。しかし、田中長徳氏や那和秀峻氏や山田祥平氏といった方々が皆「平 カズオ展」について言及されているので、行きたくなったのだ。
・銀座ニコンサロンで開催中の平カズオさんの仕事(KCチョートクカメラ日記)
・徒然なるままに(2008年6月27日の項)
・ジオタグが煽る写真の饒舌性(山田祥平のRe:config.sys)
一番気になったのは那和秀峻氏の紹介する平カズオ氏の次の言葉。
そして2006年に急逝するのだが、その1週間ぐらい前にもらったメールには「デジタル一眼レフのほうがフィルムより先になくなる」という予言めいた意見が書かれていた。
徒然なるままに(2008年6月27日の項)
また、田中長徳氏は次のように書かれている。
平さんとのコネクションはともかくとして、25日にニコンサロンの会場で自分が何に驚いたかと言うと「これが平カズオの仕事の真骨頂であったか!」という一事に驚いたのである。
(中略)
空気感のあるそのプリントはそれ自体が自立した存在であるのが発見だった。昨年の今頃、国立近代美術館でブレッソン展があって、そこであたしは基調講演を試みたのであるが、その膨大なプリントの中で、ブレッソン自身がプリントした30年代の一連の作品に何かを覚醒させられた思いがしたのを今でも、鮮明に記憶している。そのブレッソン自身のプリントの透明感と類似のものを感じた。
銀座ニコンサロンで開催中の平カズオさんの仕事(KCチョートクカメラ日記)
これは写真展に行ってみるしかない。
ついでにニコンのカメラの点検とGR DIGITALのシャッターボタンもカスタマイズしてもらおう(←こっちが主目的なんじゃないのか-笑)。
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