本日の寝台特急カシオペアは3時間遅れ2010年01月15日 19時30分05秒

2010年1月15日上野駅14番線19時20分発になった寝台特急カシオペア

本日の寝台特急カシオペア上野発札幌行は、車両故障のため3時間遅れで運行している(鬱)。

上野駅は14番線の発車だった。お蔭で1903発の北斗星の写真が撮れた。 おそらくエルムのダイヤで運行すると思わる。 なお、途中駅での「Haniwa様ご一行歓迎」の横断幕はご遠慮申し上げます(笑)。

寝台特急カシオペア、遅れ3時間半に拡大中2010年01月16日 08時30分07秒

青函トンネルを抜けるまでは2時間33分遅れまで回復していたのだが、北海道内に入って雪のため渡島当別駅でのポイント不転換で釜谷駅に長時間停車していた。現在3時間半遅れになっている。

函館でお弁当の配給があるとアナウンスが朝6時半にあったためか朝の食堂車は空いていた。しかし、函館8時到着予定が8時35分予定になったのでお腹が空いた人もいるだろうなぁ。

間もなく函館。

【追記】
コメントのお返事ができなくてすみません。m(_ _)m

無事戻りました2010年01月19日 00時00分00秒

寝台特急カシオペア(函館駅機関車付け替え:DD51青):GR DIGITAL、28mm相当、1/880sec、F3.5、ISO400、プログラムAE、-0.3EV

皆様、無事戻りました。たくさんのコメントありがとうございます。少しずつお返事させていただきます。m(_ _)m

まずは、機材のご報告から。皆様のアドバイスありがとうございました。結局28-105mmを持っていくことにしてボディはニコンF100にした。

フィルムカメラ:Nikon F100
交換レンズ:Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
交換レンズ:Ai Nikkor 20mm F2.8S
交換レンズ:Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF
防水フィルムカメラ:Konica 現場監督28HG
コンパクトデジタルカメラ:Ricoh GR DIGITAL

F100には、以前F-501に入れて1年ぐらい使った単3形リチウム4本を入れて予備に8本持っていった。しかし、交換することなく撮り終えることが出来た。

それで28-105mmにしたためにF100にしたのだが、結局Distagon T* 2/28 ZFしか使わなかった(笑)。寒くて小雪が舞っていたりしてとてもレンズ交換する気になれなかった。また屋内では開放F2.8とかF3.5では辛いのでやっぱりF2のディスタゴンを使うことになった。寝台特急カシオペアの個室内では20mmでなくてもなんとかなった。カシオペアの中では一番安いカシオペアツインなので室内が横に広くないし後に引きは取れるし、また真ん中にトイレがあって画角を広くしてもトイレのドアがたくさん写るだけだからだ(笑)。

28-105mmを使わなかったのは旭山動物園に行かなかったせいもある。カシオペアの出発が3時間遅れて結局札幌に着いたのが13時10分頃(定刻は9時32分札幌着)だったのでもう旭川に行くことは無理だったからだ。

ということで、F100にDistagon 28mm F2、現場監督28mm F3.5にGR DIGITAL 28mm相当F2.4と28mmばっかりやん(笑)。違う画角はホテルの部屋でGRDにワイコン付けて21mm相当にしたときだけだった。

ファインダーは皆様のご指摘通り全然曇らなかった。DK-15とか買わなくてよかった。アドバイスありがとうございました。またF100に普段付けていたマグニファイヤーDK-17MはF100に装着するとゴムの接眼部を外さないと裏蓋が開かないのでこれはノーマルのアイピースに交換して行った。

GR DIGITALの方はマイナス5~10℃ぐらいで外気に晒して使っているとだんだんと動作が緩慢になってきた。具体的には書き込みが遅くなって「メモリーに書き込んでいます」の表示が長いとかシャッターレスポンスが悪くなったりした。押してもすぐにシャッターが切れずワンテンポ遅れたりした。常温でも起動直後だとそういうことがあるのだが、寒いときはずっと起動していても起動直後のような動作になることがあった。今回持っていった中ではGR DIGITALが一番寒さに弱く電池も半日でマーク一つ減った。ただ、一番ショット数が多いのはGR DIGITALだった。

コニカ現場監督28HGは新品の2CR5型リチウム電池を入れていった。マイナス5~10℃ぐらいだと全然普段と変わらない。以前冬のソウル近郊でマイナス15℃ぐらいで使っても普段と全く同じ動作をしていたのでこのカメラはかなり信頼できる。開発者が山好きで冬山に持って行ってテストしたと言うだけはある。

今回の旅行ネタは次回以降も続く予定。


寝台特急カシオペア(函館駅機関車付け替え:DD51青):GR DIGITAL、28mm相当、1/880sec、F3.5、ISO400、プログラムAE、-0.3EV

翌朝函館駅で、青函トンネル専用の機関車ED79からDD51重連に付け替える時の写真。上野・青森間は12号車(ラウンジカー)の前にEF81が付いて、青森でスイッチバックして1号車(カシオペアスイート)の前にED79が付いて逆向きに走り、函館でDD51の重連に付け替えてまた元の向きに走り出す。青森も函館もかつてあった青函連絡船への線路の関係からスイッチバックになっているため。この日はかなり雪が降っていた(寝台特急カシオペア、遅れ3時間半に拡大中 ― 2010年01月16日 08時30分07秒参照)。

2010年1月15日上野発下りカシオペア顛末その12010年01月20日 00時00分00秒

寝台特急北斗星札幌行(上野駅13番線):GR DIGITAL、28mm相当、1/18sec、F2.4開放、ISO400、プログラムAE、-0.3EV

2010年1月15日の上野発下りカシオペアが3時間遅れで出発したことは既に報告した。今回はその詳細。

まず、当日15時過ぎに上野駅の構内アナウンスでカシオペア号が車両点検のため2時間遅れると報告された。それで正面改札内脇の案内所で「必ず2時間遅れてそれよりも前に発車することはないのか?」と訪ねた。2時間確定なら外で時間をつぶすことも考えられたからだ。しかし、この案内所は普段からクレームをもろに受けるところらしく、そこにいるお姉さんは鉄面皮で目を合わせず空を見つめたまま「そうですね」「そうかもしれませんね」「わかりかねます」としか言わないのだ。この対応を聞いて思いだしたのが東芝のサポートだ(笑)。東芝のノートPCの件で東芝に電話したらそんな対応だった。一応窓口は置いてあるというアリバイ的な感じでなにを聞いても「それは説明書に書いてあるとおり」「そうかもしれませんね」としか言わないのだ。ちょうど東芝がお客をクレーマー扱いをして訴訟沙汰になった後だったからかもしれないがまったくそっくりの対応で、忘れていたのに急に思い出した。

仕方ないので構内の喫茶店に入ったがそこは駅構内のアナウンスが聞こえないのであった。それで16時20分の発車予定時刻の少し前に13番線に行くと10人ぐらい駅員がいて案内している。アナウンスで「別の待合室にご案内」と言っていたのでそのことを言うと別室に案内してくれた。この人達は非常に丁寧で目を合わせて喋るし(笑)、遅れて申し訳ないという態度をきちんと表していた。

案内されたのは新幹線改札内のエレベーター下の会議室のような場所だった。ペットボトルのお茶が配布されて説明会が始まった。それによると、「上野駅に回送するために最終点検をしたところ異常が見つかり、それを修理するのに2時間かかることが判明した。修理は2時間で終わる見通しだが、夕方のラッシュ時に掛かってしまうので他の列車に影響しないで札幌まで行ける『スジ』を検討した結果、3時間遅れの19時20分発になるだろう」と。

そうすると19時3分発の同じく上野発札幌行きの寝台特急北斗星よりも後に発車することになる。それで北斗星の写真を撮りに13番線に行ったりした。

なお、カシオペアの故障内容は「客車の車輪が斜めになっていた」とのこと。おそらく「タイヤフラット」が生じて2時間で車輪を研削したのではないか。でも、金曜発のカシオペアは木曜日の朝に上野に戻ってきて丸1日以上余裕があるのだからもっと早く故障を発見して欲しかった。

以下にカシオペアの時刻表(定時)と当日のGPSログによる各駅の時刻とかつてあった臨時寝台特急エルムのダイヤを表にしておいた。なお、エルムの時刻のうち「森」「八雲」「洞爺」「伊達紋別」「登別」の時刻は「発」時刻だ。

カシオペア2010年1月15~16日エルム
上野 発16:2019:2019:23
大宮 発16:4519:4919:50
宇都宮 発17:5020:4320:59
郡山 発19:1322:08
福島 発 19:5222:4323:03
仙台 発20:5923:510:03
一ノ関 発22:081:01
盛岡 発23:162:08
(青森 着)1:504:364:44
(青森 発)2:474:554:51
(釜谷着)(4:31)7:17
(釜谷発)(4:31)7:56
函館 着5:018:367:37
函館 発5:078:468:00
森 着 5:529:348:48
八雲 着6:189:589:14
長万部 着6:4210:259:38
洞爺 着7:1210:5610:16
伊達紋別 着7:2411:0910:33
東室蘭 着7:4411:2810:51
登別 着8:0011:4511:08
苫小牧 着8:3312:1511:37
南千歳 着8:5512:3511:57
札幌 着9:3213:1212:32

なお、発車前の説明会では2時間以上遅れて発車するので特急料金払い戻しはほぼ確実だとして、特急料金払い戻しについての説明があった。

写真は上野駅13番線に定時入線した寝台特急北斗星札幌行。GR DIGITAL、28mm相当、1/18sec、F2.4開放、ISO400、プログラムAE、-0.3EV。なんか最近、寝台特急の撮影はすごいことになっているなぁ。これ、大半が北斗星の乗客ではなさそうだった。

つづく

2010年1月15日上野発下りカシオペア顛末その22010年01月21日 00時00分00秒

故障してしまったカシオペアツインの室内トイレ:GR DIGITAL、28mm相当、1/32sec、F2.4開放、ISO154、プログラムAE、-0.3EV

今日は寝台特急カシオペアのカシオペアツインの室内の状況やダイニング・カー(食堂車)について。

カシオペアはすべてが個室ですべてがA寝台になっている。1号車のカシオペアスイートは展望車のようになっている。2号車はもうひとつのカシオペアスイートとカシオペアデラックスの2部屋がある。3号車がダイニング・カーでカシオペアツインは4~11号車。12号車がラウンジカーになっている。

乗ったのはカシオペアツインの2階であった。そのため窓が屋根の形に湾曲していて夜空がよく見える。実際にオリオン座が真上に見えた。

カシオペアツインには室内にトイレ兼洗面所がある。室内の広さは、寝台特急サンライズ瀬戸・出雲のシングルデラックスよりも少し広いぐらい。その面積に二人分のソファー兼ベッドがあってかつトイレが真ん中にあるのであんまり広くない。ベッド状態にすると靴の置き場に困るぐらいだ。そのためベッドの下に靴を入れるところがある。このトイレ、室内にある必要があるのかちょっと疑問。サンライズの場合はこのトイレ部分がライティングデスクになっていたので上方が広々とした感じがしたが、トイレは上まで壁になっているので圧迫感がある。サンライズのシングルデラックスで洗面台になっていた部分は、カシオペアツインではL型のベッドのうち枕木方向のベッドの入り込んだ部分になっていて、上方が荷物置き場になっている。ソファー状態ならくつろげるが、ベッド状態では狭く感じる。寝る分には十分な広さだが。

それで室内にあるトイレなのだが、北海道に渡ってから流れというかバキュームの吸い込みが悪くなり、ついにブツを残したまま「故障」ランプが点いてしまった。共用トイレに行く途中で車掌さんに遭ったのでその旨報告したらリセットを掛けてくれてもう一度流したのだが全部は流れなかった。「今日はどうしたわけかトイレの故障が多いんですよ」と言っていた。トイレはずっと換気扇が回っているのでブツがそこにあっても室内は臭くはなかった(笑)。上の写真は、故障してしまったカシオペアツインの室内トイレ:GR DIGITAL、28mm相当、1/32sec、F2.4開放、ISO154、プログラムAE、-0.3EV。

それでカシオペアツインで一番困ったのが、室内の温度である。これが暑いのである。もうシャツ1枚パンツ1枚でいいぐらい暑い。外はマイナス10℃とかなのに室内は30℃ぐらいあるんじゃないか。空調のスイッチはあるのだが、「暖房」と「送風」の二つがあってそのうち「送風」は夏期は冷房・冬期は暖房と書いてある。要するに冬期は暖房のスイッチが二つあることになる。もちろん暖房は切った。送風は入れていると暑いので切っていたのだが、あまりにも室内が暑くなって送風の温度の方が低くなったら送風をONにしたりした。暑いし乾燥しているので咳がでてよく眠れなかった。濡れタオルを顔に当てながら寝た。

翌朝ラウンジに行くときに通路を通ったらドアを開けっ放しにしている方が何人かいた。2人部屋の場合ドアを開けると向かいの部屋に丸見えになるので開けている人は少なかったが、車端部の3人乗車可能なカシオペアツインの人たちはほとんどがドアを開けっ放しにしていた。やっぱり皆暑いのだ。

寝台特急カシオペアのダイニング・カー:GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/68sec、ISO400、プログラムAE、-0.3EV

ダイニング・カー(食堂車)について。ダイニング・カーは3号車の2階で1階は業務用のなにかと通路になっている。食堂への入口は2号車寄りにある。ダイニング・カーでの夕食は事前予約制だ(パブタイムと朝食は予約不要)。

今回は3時間遅れの発車だったので発車時にすでに予約時間を過ぎていた。時間帯は3回に別れていて1回目が17:15~18:15で懐石御膳のみ、2回目が18:30~19:50で懐石御膳またはフランス料理、3回目が20:10~21:30で懐石御膳またはフランス料理となっていた。2回目のフランス料理を予約していたのだが、当日は2回目の人が20:00~3回目の人が21:30~と変更になった。1回目を予約していた人はいなかったようだ。なお、フランス料理の写真はGR DIGITALのメモリーカードをザウルスに挿したまま部屋に残してきて撮れなかったので(本日の寝台特急カシオペアは3時間遅れ ― 2010年01月15日をアップしたときにそのまま忘れてしまった)、フィルムの方で撮ったため現像があがるまでお待ちくだされ。写真(下)は翌朝の写真。江差線札苅駅で貨物列車とすれ違い時に撮影。寝台特急カシオペアのダイニング・カー:GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/68sec、ISO400、プログラムAE、-0.3EV。

【追記】

寝台特急カシオペアのダイニングカー・ディナー(フランス料理コース:牛フィレ肉のソテー 温野菜添え 赤ワインソース):Nikon F100、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、F2絞り優先AE、Kodak PORTRA 400VC、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED

フィルムが現像から上がってきたので画像を追加。寝台特急カシオペアのダイニングカー・ディナー(フランス料理コース:牛フィレ肉のソテー 温野菜添え 赤ワインソース):Nikon F100、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、F2絞り優先AE、Kodak PORTRA 400VC、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED
【追記ここまで】

料理は税込7,800円なのだが、値段に見合ったちゃんとした料理だった。牛フィレ肉もhttp://www.jreast.co.jp/cassiopeia/dining/index.htmlの写真にあるものよりも一回りぐらい大きかった(笑)。何度もカシオペアに乗ったことのある人はともかく、次にいつ乗れるか分からない人は是非ダイニング・カーで食べてみることをお勧めしたい。食堂車も2階建てなので見晴らしはよい。夜であんまり景色見えないが(笑)。 4人のテーブルと2人のテーブルがあってこれは向かいの2人テーブルの写真。2人テーブルは、下に通路が通っている関係で少し段差がついて高くなっている。あと4人掛け側の4号車寄りの奥の方にも2人掛けのテーブル席がある。

つづく

富士フイルムがまたまた銀塩フィルムを整理、120や135-24や大判が対象(追記あり)2010年01月21日 00時00分01秒

【追記:2010年1月28日】 以下の件についての最新情報は、富士フイルムプロフェッショナル製品一部製造販売終了のお知らせ ― 2010年01月28日に掲載されています。そちらをご覧ください。
【追記ここまで】

【関連追記:2010年1月29日】
富士フイルムにネオパンプレスト400 120サイズ終了について聞いてみた ― 2010年01月29日

【関連追記:2010年2月2日】
富士フイルムの今回の製造販売終了で代替品無しになくなるものを電話で確認した ― 2010年02月02日

【関連追記:2010年3月18日】
富士フイルムNEOPAN 400 PRESTO(120)製造販売終了の理由はPFOS規制? ― 2010年03月18日
【関連追記ここまで】


ナショナルフォートの情報によれば、富士フイルムが以下のフィルムの製造販売を終了するようだ。【追記:2010年1月22日19:30】やまろ様のご指摘によると、現在ナショナル・フォートの記事は削除されている。今回の富士のフィルムの製造販売終了の情報は、少なくとも昨日(2010年1月21日)の16時過ぎから今日の昼過ぎまでは掲載されていた。現在は削除されていることから以下の情報は不確かなものとなった。やまろ様情報ありがとうございました。【追記ここまで】

富士フイルムプロフェッショナル製品一部製造販売終了のお知らせ 2010.1.21

【モノクロフィルム】
ネオパンアクロス100 135-24、120、プレスト400 120、スーパープレスト1600 135-24、アクロス100 11×14(特注品)他

【プロフェッショナルカラーネガフィルム】
プロ400 120、プロ160NS 120、リアラACE 120、プロ160 NC 120他

【プロフェッショナルリバーサルフィルム】
ベルビア50 120(シングル/20ロール)、ベルビア100F 120(シングル/20ロール)、ベルビア100 120(シングル/20ロール)、 プロビア100F 120(シングル/20ロール)、アスティア100F 120(シングル/20ロール)、プロビア400X 120(シングル/20ロール)、 64T 4×5、64T 4×5 QL、64T 8×10他

製造販売終了時期:平成22年3月ごろ(製品により異なりますので、お問い合わせください)。

うおー、かなりのブローニーフィルムが生産終了になっている。プロ400やリアラACEやプレスト400の120はなくなるが220は残るのだろうか。「他」の字が気になる。

ネオパンアクロス100やネオパン 1600 Super PRESTOの135-24がなくなるが36枚撮りは残すと言うことか。

リバーサルの120は5本パックが残るということか。富士は何が残るのかをまとめて欲しい。

やはり中判の需要がかなり落ち込んでいるのだろうか。135も36枚撮りだけのラインナップになってきそうだ。高感度はデジタルカメラがもう完全な優位なのだが、高感度フィルムを無くすのはやめて欲しい。感度の選択肢がなくなると困る。

【追記:2010年1月22日22:30】
富士フイルムのお客様相談室に電話で確認された方がおられる。
富士のフィルム,一部製造販売中止について尋ねてみた(俺のカメラ趣味。俺の自己満足。もんくあっかー:arata様)

●正式発表は1月28日にするわよ。
●120がなくなることは無くて,基本的に3本パックとか5本パック等のまとめ売りになるわよ。
●135も基本的に上と同じよ。

とのこと。なお、上記リンクに不都合ありましたらお知らせください。”合い言葉「え,まだデジカメなんか使ってんの?」”っていうのがいいなぁ。

中央重点測光・絞り優先AEで失敗2010年01月22日 00時00分00秒

寝台特急北斗星(上野駅、EF8186):Nikon F100、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、中央重点測光、絞り優先AE、絞りF4、Kodak PORTRA 400VC、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICE有効、GEM:1、マルチサンプルスキャンニング×16

今回の北海道旅行にニコンF100を持っていったのだが、上野駅で寝台特急北斗星を撮ったときに失敗をした。MFレンズ(非CPUレンズ)で中央重点測光・絞り優先AEで撮ったら、機関車のヘッドライトに引きずられてアンダーな写真になってしまった。

写真上は、Nikon F100、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、中央重点測光、絞り優先AE、絞りF4、Kodak PORTRA 400VC、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICE有効、GEM:1、マルチサンプルスキャンニング×16。

輝度の高い部分がスポットだから大丈夫かと思ったのだが全然駄目だった。GR DIGITALのマルチパターン測光はうまく写っているのに…(2010年1月15日上野発下りカシオペア顛末その1 ― 2010年01月20日参照)。これがF100でなくてF3やF-501/F-301ならマニュアル露出で撮るのでこんな風にはならなかったはず。

F100もマニュアル露出で撮ればよかったのだが、モードボタンを押しながら親指側のダイヤルでMにしてそれからまた親指側のダイヤルで液晶を見ながらシャッタースピードを決めるという手順が面倒で絞り優先AEで大丈夫だろうと思ったのだ。F3やF-501/F-301ならシャッターダイヤルをAの位置から動かすだけなので簡単なのだ。あのコマンドダイヤルでシャッタースピードを決めるのはどうも好かない。いまいくつのシャッタースピードになっているかがすぐに分からないのだ。特にモードを変えたときは、以前そのモードで最後に使ったときの設定値が最初に現れるのでAモードで1/30秒だったからといってMにすると1/30秒になっているわけではない。以前最後に1/250秒にしていれば最初に1/250秒が出る。そしていまだにどちらに回すとシャッタースピードが早くなるのか分かってないのでぐりぐりと行ったり来たりする。ああ面倒。でも面倒がっていてはいけないなぁ。せっかくの被写体がこれじゃあなぁ。反省。

せめてAEロックぐらいすればよかった。ちなみにF100のAEロックは背面にあってF3やF-501/301は表面にあるのでF100のAEロックはとっさにできないのだ(苦笑)。親指は親指AF用だと身体が覚えているのだ(笑)。やっぱりMFレンズの時はF100以外を使った方がいいのかなぁ。

寝台特急北斗星(上野駅、EF8186):Nikon F100、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、中央重点測光、絞り優先AE、絞りF4、Kodak PORTRA 400VC、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICE有効、GEM:1、Digital DEE:60、マルチサンプルスキャンニング×16

写真下がDigital DEEで暗部を起こしたもの。全然駄目。「Natura 1600風」と強弁しておこう(すまん、富士フイルムさん)。Nikon F100、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、中央重点測光、絞り優先AE、絞りF4、Kodak PORTRA 400VC、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICE有効、GEM:1、Digital DEE:60、マルチサンプルスキャンニング×16。

Distagon T* 2/28 ZFとPORTRA400VCで札幌の夜景2010年01月25日 00時00分00秒

札幌T38から西方向の夜景:Nikon F100、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、絞りF2開放AE(シャッタースピード1/9秒ぐらい)、Kodak PORTRA 400VC、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEあり

今日は、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZFとPORTRA400VCで札幌の夜景の写真。札幌のJRタワーT38という38階建ての建物の展望室から西の方向を撮影。山の方に明るく光っているのは【訂正:2010年1月26日】スキー場大倉山ジャンプ競技場(匿名様、ご指摘ありがとうございました)【訂正ここまで】だと思われる。ヨドバシカメラも線路脇にみえる。写真に日付が入っていてすまん。

Distagon T* 2/28 ZFを絞り開放で撮ったものだが、点光源に鳥が羽を広げたようなコマ収差が見える。夜景を撮る場合にはシグマ28mm F1.8(I型)の方がよさそうだ。シグマの方は非球面レンズ使用で絞り開放でもコマ収差がほとんどなく、点光源が丸く写る。ただ、ディスタゴン28mm F2も球面レンズのみの大口径広角レンズとしてはコマ収差は少ない方だと思う。それに夜景以外の場面や背後のボケなどディスタゴンの方が優れている。値段の差を考えれば当たり前の差だが、安くてもシグマの28mm F1.8はボケの関係ない夜景には向いていると思う。シグマ28mm F1.8はいまでも使い続けたいレンズの一つだが、外装のウレタンゴムのような塗装が加水分解してべたべたしてきているので最近出番がない。光学系には問題がないので惜しい。誰かシグマ28mm F1.8用に鏡筒を作ってくれないかなぁ(笑)。

札幌T38から西方向の夜景:Nikon F100、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、絞りF2開放AE(シャッタースピード1/9秒ぐらい)、Kodak PORTRA 400VC、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEあり。

Nikon コマ速変換機 MK-1(F3:MD-4用)ゲット2010年01月26日 00時00分00秒

Nikon F3 + Ai Nikkor 35mm F2S + HN-3 + MD-4 + MK-1

更新が遅れてすまぬ。表題の通りニコンF3のモータードライブMD-4用のコマ速変換機 MK-1をゲットした。もちろん中古だ。

以前から欲しかったのだが、中古でもそこそこの値段がしていたので買っていなかったのだ。もうF3本体の中古がすごい廉価で売られるようになっているので、アクセサリー類も値段がものすごく下がっている。F3ユーザーの中でもモータードライブを使って撮影する人はもう少数派だろうし、MD-4を使う場合でもMK-1でコマ速を変える必要もそんなにない。 じゃ、なんで買ったんだ(笑)。

MD-4に単3型リチウム電池を入れてもせいぜい5コマ/秒。これだと、単写する場合でも連写モードにしていても慣れれば1枚撮ってすぐに指を離せばなんとかなる速度だ。コマ速変換機MK-1でコマ速を落とさなくても困る状況ってそんなにないような…。冷静に考えると無駄な買い物だったか(笑)。三脚使用時にはAH-2もAH-3も持っているし(MD-4は電池収納の関係から三脚穴が真ん中にないのでAH-2かAH-3かMK-1で真ん中にする必要がある)。

それでもF3にMD-4とMK-1を付けた姿はデザイン的にも一体となっており、これはこれで見ていて楽しい(これ、重要)。あとはアクションファインダーDA-2も欲しいなぁ(笑)。DE-3も当然欲しいし、MF-6Bも買わないと(笑)。ニコンアクセサリー沼…。

一応MK-1の説明もしておかないと。MK-1はもともとニコンF3AFをモータードライブMD-4で連続撮影する場合にコマ速を落としてAF機能に連動するようにリリースされたものだ。1コマ/秒、2コマ/秒、3コマ/秒と制限無し(連写速度は電源に左右される)で撮影できる。下部のダイヤルでコマ速を設定するとMD-4のシャッターレリーズボタンでレリーズした際にもその設定が反映される(当たり前だが念のため)。MK-1自体にもシャッターレリーズボタンがある。設定ダイヤルはMD-4のものと似ていて、ダイヤルを引っ張って上げると回転できるようなロック機構がついている。なお、MK-1のOFF位置もC/S位置もコマ速制限なしは同じだが、OFF位置だとMK-1側のシャッターボタンが物理的にロックされる(押しても沈まなくなる)点が違う。

公権力たる都立青山霊園は表現の自由に萎縮効果を与える発言をやめよ2010年01月27日 00時00分00秒

篠山紀信氏が屋外でヌード撮影をしたとして公然わいせつで書類送検されたそうだ。
路上でヌード撮影容疑、篠山紀信氏ら書類送検(asahi.com)

この件について書こうかどうか迷っていたのだが、書くことにする。誰でも立ち入れる場所で陰部を露出して撮影していれば公然わいせつになるのは争う余地が少ないように思える。しかし、この記事で気になるのは以下の部分である。

 また、撮影に使われた場所の複数の管理者側からは警視庁に苦情が寄せられていた。都立青山霊園では、全裸のモデル女性が墓石の上で仁王立ちする姿などが撮影された。同霊園の職員は取材に「篠山氏側から申請はなく、無断で撮影された。先祖が眠る霊園でヌードを撮影するなんて不愉快だ」と憤る。
http://www.asahi.com/national/update/0125/TKY201001250089.html

この件の家宅捜索の記事でも朝日新聞では同じようなコメントが載っていた。そのときは「都立」青山霊園と書かれていなかったので、青山霊園はどこかの宗教団体が管理しているのかと思った。しかし、調べてみると青山霊園は東京都立の霊園なのであった。今回の記事ではちゃんと「都立」と書かれている。

それでなにが問題かというと、「先祖が眠る霊園でヌードを撮影するなんて不愉快だ」という部分だ。公権力が表現行為に対して不愉快という主観的な態度を表明することの恐ろしさだ。無許可の行為であったとしても「不愉快」かどうかは関係ない。「無許可でこのような行為が行われて遺憾だ」とでも言っておけばよいのだ。

また、宗教団体でもないのに「先祖が眠る霊園でヌードを撮影するなんて」と勝手な解釈で行為の内容を制限しているのも問題だ。たしかに遺族の感情を害するような行為はなされるべきではないが、ヌードは駄目とか酒を飲んで騒いでは駄目とか奇抜な格好で歩いては駄目とか大きな声を出してはいけないとかこれはどんどんエスカレートする可能性がある。明確な基準を示さないで「ヌードなんて」と言ってのける粗雑さ。現に、墓石の上に全裸で立つことからヌード一般に拡大されている。青山霊園は自分が公権力だという自覚もないし、公権力が人々に行為の制限を加えるには法令上の根拠が必要だという認識もなさそうだ。立憲国家の役人失格。どこかの独裁国家レベル。屁理屈で条文とこじつけることすらできていない。

そして「職員」とあるのだが、これが、管理事務所の幹部なのか一介の末端職員なのかも不明だ。このネット上の記事では見出しにはないが、朝日新聞東京本社版の2010年1月25日付け夕刊第4版15頁には「撮影場所は『不愉快』」という小見出しが付けられている。そうだとすると、これは青山霊園管理事務所幹部の見解なのか。それとも朝日新聞は一介の職員のコメントを「撮影場所は」なんて書くのか。どちらにしても問題だ。

そしてこういった、人々の行為や表現を公権力が根拠もなしに簡単に「不愉快だ」と言ってのけることをなんの問題点も指摘せずに「撮影場所は『不愉快』」なんて見出しをつけて載せる朝日新聞の低俗さ。もう新聞取るのやめようかな。祖父の代から少なくとも70年は朝日新聞を取ってきたが、こんな低レベルの記事しか書けないんじゃお金を出すに値しない。新聞は以前は「エリートが書いてや○ざが売る」なんて言われていたが、エリートですらない。自己の表現行為にも関わることなんだぞ。もっと神経張りつめてやれ。不愉快だ(笑)。

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