レンズマウント物語(第1話):たかが穴、されど穴……(豊田堅二氏)2012年04月18日 00時00分00秒

みなとみらい(横浜市西区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8、F8AE、+ 1 2/3段、Kodak EKTACHROME E200、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

豊田堅二氏キター!レンズマウント物語(第1話):たかが穴、されど穴……の連載がデジカメWatchで始まった。

豊田堅二氏は元ニコン社員で、かつては二コンの公式サイトで「二コンファミリーの従姉妹たち」といった連載も持っていた(その後当時のアサヒソノラマから同名の書籍を出版)。たしか「二コンダイレクト」の前身の「ニコンオンラインショップ」の初代店長も務められていたと記憶する。

さて、内容だが、初回は概説的なものだ。

これらを伝えるのに、初めはピンやレバーの位置や動きを使った機械的な方法が用いられた。自動絞りならば絞りを開けるか絞るかの情報をボディからレンズに伝え、露出計の連動ならばレンズで設定した絞り値をレバーの位置でボディに伝えるというぐあいだ。それがやがて電気接点による伝達となり、さらにプロセッサ同士の通信となった。

機械的な方法は融通がきかない。新たな情報を伝えるためにピンやレバーを新設すると、それだけで互換性が失われる。それがプロセッサ間の通信ならばボディやレンズのプログラム(ファームウェア)をバージョンアップすれば容易に新機能を使うことができる。デジタル化の恩恵は、こんなところにもあらわれているのだ。

どうなんでしょうね。電気的な連動だと例えば絞り機構だと、絞りの駆動も電気的にする必要が出てくる。電磁絞りのみにしているメーカーも多いが、電磁絞りは完全な機械絞りに比べて作動に時間が掛かるので、某社の一眼レフなどは「連写○コマ/秒」とカタログやサイトに書かれていても実際には絞り開放から何段かまででしかその連写速度は達成されず、絞り込めば絞り込むほど連写速度が落ちていくという実態もある。そういう点にも触れるべきだと思うけどなぁ。いい面と悪い面がある、と。

とよけん氏がニコン社員だったときはC社に気を使う必要はなかったんだろうけど、逆にフリーになるとC社にも気を使わないといけなくなるんだよなぁと思った(笑)。この点二コン公式サイトのNPSマガジンの方がはっきりと書いていてすっきりだなぁ(NPSマガジン「ニコンを極める」 ― 2012年03月29日参照)。

次回以降、いいものはいい、悪いものは悪いとはっきり書いていって欲しいと思う。個別のマウントの記事ではそういうのを期待していまっせ(笑)。


写真は記事とは関係ない。
みなとみらい(横浜市西区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8、F8AE、+ 1 2/3段、Kodak EKTACHROME E200、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

バヨネットマウントなのか、スピゴットマウントなのか分かりにくいCONTAX G1で撮影。

ちょっとプラス補正し過ぎて白飛びしている(今回はPhotoshop Elementsでレベル補正している)。CONTAX G1の内蔵露出計をまだ使いこなせていない。同じ「中央重点測光」という名前だが、二コンの中央重点測光と違ってほとんど全面平均測光に近い。あれかなぁ、リバーサルの時はあまり補正せずに、ネガの時だけプラス補正をやればいいのかなぁ。まあ慣れだよね。

油性マーカーからペンキまであらゆる汚れが落とせるペン型消去液(女子カメWatch)2012年04月19日 00時00分00秒

相鉄平沼橋駅:Nikon D300、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、80mm、F5、1/160秒、プログラムAE、-0.3EV、マルチパターン測光、ISO200、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート

女子カメWatchに油性マーカーからペンキまであらゆる汚れが落とせるペン型消去液という記事が載っている。

ペン型の溶剤のようだが、カメラやレンズに塗料やマジックが付くことってそんなにないかもしれない。私の場合は、Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>で跨線橋の柵の隙間から撮っていて、フードや鏡筒の結晶塗装に跨線橋の柵のクリーム色の塗料が付いて取れなくて困ったことがある。

ケンコー デジタルテレプラス PRO300 1.4x DGXのAF実写サンプル ― 2009年09月11日の作例を撮ったときだと思う。なかなかピントが来なかったり、途中でピント大外しになったりしたので、ピントの合いやすいところに慌てて振ったりしたので、柵にレンズが接触したりした。

フードも鏡筒の外装もエンジニアプラスチックのようなので、プラスチックが侵されるような溶剤は使いたくない。それで無水アルコールで拭いたり、富士フイルムのレンズクリーナーやHCLのフィルムクリーナーで拭いたりしたがなかなか取れなかった。黒鏡筒にクリーム色の塗料なので結構目立っていた。それでも思い出すたびに綿棒にエタノール付けて拭いたりしたのでだんだんと取れてきて、いまでは跡形もなくきれいになった。

この「アードクリアS」は、カメラ・レンズの外装プラスチックや塗装に対する影響はどうなんだろう。ちょっと怖い気もする。無難に無水アルコールがいいようにも思うが…。


写真は記事とは関係ない。
相鉄平沼橋駅:Nikon D300、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、80mm、F5、1/160秒、プログラムAE、-0.3EV、マルチパターン測光、ISO200、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート

なんかJR東日本の電車とそっくり。

ニコン、オプションでスマホへの画像転送が可能になる「D3200」(デジカメWatch)2012年04月20日 00時00分00秒

磯子区下町:Konica 現場監督28HG、、28mm F3.5、プログラムAE、富士フイルムNEOPAN 1600 Super PRESTO 、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしROCなしGEMなし)

二コンからD3200が発売になるそうだ。
ニコン、オプションでスマホへの画像転送が可能になる「D3200」(デジカメWatch)

D3100に続いてレッドもラインナップされるんだね。D3100のレッドは、屋台のリンゴ飴みたいに艶っとしていて魅力的だったが、D3200のレッドはどうなんだろう。

さて、気になる仕様は、やはり「オプションでスマートフォンへの画像転送も」の部分だ。このあいだ無線LANでSD/SDHCカードを使えるAirStash(スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」) ― 2012年04月17日で、無線LANで画像が転送できるのは便利だと書いたばかりだったので、この機能には注目したい。

オプションのワイヤレスモバイルアダプター「WU-1a」を接続する端子がUSB/オーディオビデオ出力という汎用の端子であることや、「WU-1a」の価格が5,250円と手に入れやすい価格なのはよい。

しかし、
1.D3200に「WU-1a」を装着したときに、端子蓋があいたままで「WU-1a」が出っ張っているのは使いにくそうだ。電波の飛びが悪くなるけれども、蓋の中に「WU-1a」が収まってしまうようにしてほしい。

D3200のUSB/オーディオビデオ出力に取り付けて使用する製品で、専用アプリを介してAndroid OS 2.3系のスマートフォン、Android OS 3.x系のタブレット端末に撮影画像を転送できる。専用アプリの名称は「Wireless Mobile Adapter Utility」。WU-1a、Android端末間の通信には、IEEE802.11b/gを用いている。

2012年秋にはiOSにも対応する予定。

2.専用のアプリケーションを相手側の端末にインストールしないとつかえないのはやめて欲しい。
対応していないOSの機器からは使えないし、使えているOSがバージョンアップしたときに「Wireless Mobile Adapter Utility」のバージョンアップをいつまでサポートしてくれるのかが分からない。いずれそう遠くない時期に使えなくなってしまうだろう。AirStashのように、ブラウザがあればたいていの機能が使えるようにして欲しい。

以上の2点を改善するだけでかなりよくなると思う。特に2点目は、Android OS やiOS がバージョンアップするたびに検証したり対応したりするコストが省けて二コンにとってもメリットがあると思う。


写真は記事とは関係ない。
磯子区下町:Konica 現場監督28HG、、28mm F3.5、プログラムAE、富士フイルムNEOPAN 1600 Super PRESTO 、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしROCなしGEMなし)

Haniwa家の通用門(大嘘)。お寺などではなく、一般の民家の門のようだ。住居表示は「下町」だが全然下町(したまち)ではない。この門の前の道路端から門を含んだ敷地分だけでよくある3階建ての建売住宅が建ちそうな広さだ。ここにフリーの無線LANのアクセスポイントを置いたら、人がたむろしそうだなぁ(笑)。

ニコノスV標準セットが査定ゼロで処分料って2012年04月23日 00時00分00秒

白滝不動尊参道(横浜市中区):Konica 現場監督28HG、、28mm F3.5、プログラムAE、富士フイルムNEOPAN 1600 Super PRESTO 、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしROCなしGEMなし)

アローカメラ・我楽多屋さんのブログに他店で断られた…という記事が載っている。

それから、こんな話を聞いたこともあります。ニコノスV標準セットを、あるカメラ屋に買取り依頼で持って行ったら、査定ゼロで引取りもしない。もし、置いてくのなら処分料を欲しいと言われたそうです。これには、ビックリ!!

引伸ばし機や映写機などは、我々も処分に困ってしまう場合があるので、これら大きなものを持ち込まれる場合は事前にご相談いただきたいのですが、普通のカメラ・レンズで処分料ってのはなぁ~、ビックリ。

Nikonos Vってまだ二コンで修理可能な機種だからなのに(ニコン、フィルムカメラおよび交換レンズ一部機種の修理対応期間を延長の快挙 ― 2010年07月22日参照)、そのカメラの程度にも寄るが、査定ゼロってすごいよなぁ。しかも処分料よこせって…。それであとで高い値段で売ってたら信用無くすぜ。

こういうカメラ店が増えると、中古カメラが中古市場に戻ってこないで捨てられてしまいかねない。中古カメラ業界にとっても我々フィルムユーザーとしても由々しき問題ですな。こういうカメラ店ってデジカメでも現行機でなかったら買い叩くんだろうか。ますますヤフオクに流れるだけのような…。


写真は記事とは関係ない。
白滝不動尊参道(横浜市中区):Konica 現場監督28HG、、28mm F3.5、プログラムAE、富士フイルムNEOPAN 1600 Super PRESTO 、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしROCなしGEMなし)

またまた白滝不動尊の写真ですまん。検索すると明治中頃のこの場所の写真(横浜開港資料館蔵)が見つかる(利用申請をして掲載しているのか不明なので敢えてリンクはしない)。その頃は階段下の左側に茶店(茶屋)があったようだ。参拝客がいまよりも多かったのだろう。

【追記】
横浜開港資料館蔵の写真とは別だが、長崎大学附属図書館蔵の写真にも以下のものがあった。
根岸不動男坂女坂(長崎大学附属図書館)
白滝不動尊への石段と茶屋(長崎大学附属図書館)

富士フイルム、写真用フィルムの値上げを海外で発表、国内は実施未定2012年04月24日 00時00分00秒

富士フイルム、写真用フィルムの値上げを海外で発表。国内は実施未定(デジカメWatch)なのだそうだ。
FUJIFILM Corporation announces price increase of Photographic Films.(fujifilm.com)

富士フイルムは23日、写真用フィルムを5月から値上げすると海外で発表した。ただし、「国内での値上げは未定」(広報部)という。

グローバルサイトで明らかにした。対象製品はカラーネガフィルム、カラーリバーサルフィルム、白黒フィルム、レンズ付フィルム。

フィルム需要の減少に加えて円高や原材料高が続いていることから、世界的に2桁台の値上げを実施するという。値上げ幅は製品、地域、市場に応じて決める。

理由を、「製造プロセスにおけるコストの吸収が難しくなったため」としている。

富士フイルム、写真用フィルムの値上げを海外で発表。国内は実施未定(デジカメWatch)

円高と原材料費の高騰のどちらがより値上げに寄与しているのかで、国内での写真フィルム値上げが決まりそうだなぁ。円高の影響が大きいのなら当面国内での値上げはなさそうだが、原材料費の高騰の影響が大きいのなら国内値上げも近いかも。ただ、原材料で輸入の割合が高いのなら、円高だと国内値上げはしばらくないかも。なんか流動的ですな。

コダックがリバーサルフィルムをやめてしまったので、富士のリバーサルフィルムが値上がりすると困る人も出るだろう。ますますリバーサル離れが進むのか。


戴いたコメントのお返事はお待ちください。m(_ _)m

ジャストシステム 一太郎・Shuriken等の脆弱性対応アップデート2012年04月24日 00時00分01秒

ジャストシステムの一太郎・Shuriken等の脆弱性対応アップデートが来ているようだ。
[JS12001] 一太郎・Shurikenの脆弱性を悪用した不正なプログラムの実行危険性について(ジャストシステム)
JVN#95378720 複数のジャストシステム製品における DLL 読み込みに関する脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
JVN#09619876 複数のジャストシステム製品におけるバッファオーバーフローの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)

該当製品は以下の通り。対策は最新版にアップデートすること。

一太郎2011 創、一太郎2011/2010/2009/2008、 一太郎ガバメント2010/2009/2008、ジャストスクール2010/2009、 ジャストスクール、ジャストジャンプ4、ジャストフロンティア
Shuriken 2010 、Shuriken 2010 CE
Shuriken 2009/2008/2007/Pro4 、歴史メール 戦国武将の密書 / 幕末志士の密書 Shuriken 2009 CE / 2008 CE / 2007 [Corporate Edition] / Pro4 [Corporate Edition]
一太郎2007、一太郎ガバメント2007
一太郎2006、一太郎ガバメント2006
一太郎ポータブル with oreplug
oreplug
一太郎ビューア

フラッシュメモリーとフォレンジック2012年04月25日 00時00分00秒

戴いたコメントのお返事ができなくてすみません。もう少しお待ちください。

以下のようなフラッシュメモリー上のデータ保存の寿命についての記述があった。やっぱりデジカメは撮って帰ったらすぐにコピーしてバックアップしないといけないですな。紹介するだけの記事ですまん。

■データ保存の寿命

最近のNAND型のフラッシュメモリーは、データ保持期間が5年程度といわれています。たとえば、SDカードメモリーやUSBメモリーへデータを記録して、その後、使用せずに5年間放置すると、データが電気的に消失する恐れがあります。

フラッシュメモリーには、トランジスターの内部に電荷を保持する浮遊ゲートという領域があり、酸化膜による絶縁体で覆われています。フラッシュメモリーは、電子の流れをコントロールして、この浮遊ゲート内へ電子を引き込んだり放出したりして、浮遊ゲートの電荷の状態によってビット情報の有無を表現します。このように浮遊ゲート内に電子を出し入れすることでビット情報を管理するのが、フラッシュメモリーの基本原理です。浮遊ゲート内の電子は、トンネル効果により一定の確率で絶縁体から少しずつ漏れ出しています。1つの浮遊ゲートで1ビットを表現できるSLC型(Single Level Cell)のフラッシュメモリーは3~5年、1つの浮遊ゲートで複数ビットを表現できるMLC型(Multi Level Cell)のフラッシュメモリーは10年経つと、電荷が消失します。さらに、電荷の移動が頻繁に行われると酸化膜が次第に劣化するため、電子が漏れる確率はより高くなり、データの保存期間が短くなります。また、フラッシュメモリーの記録容量を増加させるために、電子回路の小型化が進んでいます。つまり浮遊ゲートがますます小型化し、閉じ込められる電子量が減少し、保持時間が短くなっていく傾向にあります。このようにフラッシュメモリーは、情報を記録できる期間に限界があり、長期保存が要求されるデータの記録には向いていません。

放置されているフラッシュメモリーならいざ知らず、普段使用しているフラッシュメモリーであれば、データが消えることはないと考えるでしょう。フラッシュメモリーの空き領域へデータを追記していれば、フラッシュメモリー全体が給電されているため、データが記録された領域も電力が供給され、データの保持期間が延長されると思うでしょう。しかし、フラッシュメモリーが大容量化したことにより、普段使用しているフラッシュメモリー上でも、データを保存したまま、書き換えられない領域が存在する恐れがあります。そして、フラッシュメモリー全体を通電させるだけでは、データが記録された領域の浮遊ゲートへ電荷の補充は行なわれません。浮遊ゲートへ電荷を補充するためには、データが記録された領域を書き換える必要があるのです。つまり、フラッシュメモリーでデータを長期保存するためには、定期的なデータの書き換えが必要なのです。

205号コラム「フラッシュメモリーとフォレンジック」(デジタル・フォレンジック研究会)
<第205号コラム> 大谷 尚通 幹事(株式会社NTTデータ 技術開発本部 セキュリティ技術センタ シニアエキスパート)

防水デジカメ・ニコンCOOLPIX S30を店頭で触ってみた2012年04月26日 00時00分00秒

横浜ヨット協会(横浜市磯子区):コニカ現場監督28HG、28mm F3.5、プログラムAE、富士フイルムNEOPAN 1600 Super PRESTO 、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしROCなしGEMなし)

ニコンの1万3,000円の子ども向け防水タフネスデジカメCOOLPIX S30がそそる ― 2012年03月16日で取り上げた低価格防水デジカメ、ニコンCOOLPIX S30を店頭で少し触ってみた。

ちょっと操作系が他のデジカメと異なるところが気になった。液晶画面の左側に4つあるボタンは、機能が固定で割り当てられていなくて、液晶画面に映った内容で機能が割り当てられている。十字キーで上下すると液晶画面内のメニュー内で下に行くのではなく、全く別の次のメニューが画面に出てくる。十字キーでいま映っているメニュー内を選択出来ない感じ。

あと、撮った画像を拡大するボタンはあるのだが、拡大するのは中央部だけのようだ。拡大して十字キーを押しても拡大する部分は移動しない。四隅の描写を背面液晶モニターで確認しようと思ったができなかった。説明書を見ていないのでなにかできる方法があるのかもしれないが、ボタンも少ないのでその場では分からなかった。

真ん中の描写は、背面液晶モニターで見る限りでは、べたっとした描写でややノイジーな感じ。家のモニターで確認してみたいなぁ。時間があればお店の人に許可もらって自分のSDカードに写してきたのだが時間がなかった。

ニコンCOOLPIX S30は、前面に保護ガラスがあって、電源を入れるとその中で鏡筒が伸びてくるようになっている。何かアクリルガラス越しのように写る屈折形の光学系ではないように思えた(レンズの位置からもそう想像できる)。これは好印象。廉価版コンパクトカメラの中ではやや大きめのボディなので、もしかしたら別のデジカメがそのまま中に入っていて、その外側に防水や対ショックの筐体があるような構造なのかもしれない。

デジカメWatchで作例が載るのを待っているのだが、ニコンから安い機種だからあんまり大きく扱うなとか言われているんだろうか(笑)。どうせなら「子ども向けCOOLPIX S30ムック」も出しておくれ。

あと、ニコンの顕微鏡「ファーブル」に安価に繋げられるような工夫があったらよかったなぁ。こういう子ども向けのものは連携して売りつけるのだ(笑)。最近は少子化で爺ちゃん婆ちゃんが持つ孫の数が少ないので、爺ちゃん婆ちゃんが孫一人あたりに出せる金額は我々のこどもの頃よりも高いのだ。まあ我々が爺ちゃん婆ちゃんになったころにはそうはいかないと思うが(泣)。


写真は記事とは関係ない。
横浜ヨット協会(横浜市磯子区):コニカ現場監督28HG、28mm F3.5、プログラムAE、富士フイルムNEOPAN 1600 Super PRESTO 、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしROCなしGEMなし)

Photographer's File #12:中井精也(デジカメWatch)2012年04月27日 00時00分00秒

鶴ヶ峰駅(相鉄:横浜市旭区):Nikon D300、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、75mm、F6.3、1/125秒、シャッター優先AE、-0.3EV、マルチパターン測光、ISO 200、ピクチャーコントロール:ポートレート、L37c

今日はSchneider、一眼レフカメラ用のシフトレンズ(デジカメWatch)の記事にしようと思っていたら、Photographer's File #12:中井精也(デジカメWatch)の方が断然面白いので中井精也氏の記事を取り上げたい。

この人の写真も素晴らしいのだが、人間としての人柄もよさそうな感じだ。インタビューやこの人の文章を読んでいて、気持ちがよく伝わってくる。

「子供の頃から学校へ行くのが電車でしたから、阿佐ヶ谷駅、7時21分発の総武線で通っていたんですけど、前から3両目に乗ると四谷双葉のかわいい女の子に会えるのが楽しみでした(笑)。そんな通勤通学や、旅行に行くのに利用したりとか、我々日本人は何らかのかたちで鉄道と関わって生きていると思うんです。車両そのもののフォルムもいいんですけど、電車や線路、それらを取り巻く環境や情景を写していきたいですね」

「中学生の頃って、あだち充の『みゆき』というマンガを読んだ影響で男子校だったせいもあり、彼女というものがどうしても欲しいっ! と思うようになるんですね(笑)。で、女の子に自分の撮った写真を見せるんですけど、『あー、鉄道がスキなのね』で終わってしまうんですよ。ぼくが一生懸命撮ったこの鉄道写真の良さがどうしてわかってもらえないんだろう!? って必死になる」

「ところがですね、風景の中を列車が走ってる写真とかには反応が良くって、結構喜んでもらえるんです。で、コッチなのかなあ~? って。その辺からですね、彼女にプレゼントした時に引かれない鉄道写真を撮ろうっていう、しっかりしたコンセプト(?)を固めたのは(笑)」

いいねぇ、動機が(笑)。

「DREAM TRAIN」の作品もいいなぁ。写っている人が皆楽しそうだもの。鉄道会社の現場の人も楽しそうに写っていて素晴らしい。こういう写真はなかなか撮れないと思う。腕もいい上に人徳ですな。

「それ以外には、現場で熱く興奮するタイプの師匠だったので4×5の引き蓋を開けないでもシャッター切ったりとかあるんです。そういう時には、まさか師匠がやったっていえないので、クライアントの前では自分たちが失敗しちゃったことにして謝ったりとかも仕事のうちでしたし、いろいろ経験させてもらいましたね(笑)」

「アシスタントやって学んだ事には、技術的なこと以外に師匠といたお陰でぼくらだけでは付き合えない人たちと混じって、クライアントやスタッフの中でのカメラマンとしての立ち位置や、やり方も学びました。本当に厳しい人だったので師匠の車の洗車も助手の仕事でしたし、何も悪いことしてないのに先生にいきなり怒られたりとか理不尽な思いをしたことも含めての経験でしたねえ(笑)」

師匠について言いたいことも言ってるじゃない(笑)。いいキャラですなぁ。うらやましい。

あと、「ラ・クーンⅡ」というキャンピングカー仕様の軽自動車もいいですな。軽にしては高いが、自動車としては普通に買える値段のようだ。しかし、これ1台しかないと家族から不評だろうなぁ。セカンドカーですな。そうなると駐車場所の問題とか色々出てきそうですな。しかし、買えそうなキャンピングカーというのがいい。これを車掌車の外観にして…。色々夢の広がる中井氏のインタビューであった。


写真は記事とは関係ない。
鶴ヶ峰駅(相鉄:横浜市旭区):Nikon D300、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、75mm、F6.3、1/125秒、シャッター優先AE、-0.3EV、マルチパターン測光、ISO 200、ピクチャーコントロール:ポートレート、L37c

鉄道写真家の記事に自分の拙い電車の写真を貼るのは気が退けるが、気にしないということで(苦笑)。

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