ケンコー デジタルテレプラス PRO300 1.4x DGXのAF実写サンプル ― 2009年09月11日 00時00分00秒
ケンコー デジタルテレプラス PRO300 1.4x DGXのAFが合わないという件だが、ようやく実写サンプルをお見せできる。撮影データはすべて、Nikon F100 + MB15(単3形エネループ6本)、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>、ケンコー デジタルテレプラス PRO300 1.4x DGX、合成F値4、絞り優先AE、マルチパターン測光、AFは中央1点固定、AF-C(コンティニュアスAF)、L37 Super PRO、富士フイルムASTIA 100F(RAP F)2段増感、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEなし、GEMなし、だ。
写真をクリックすると3000×2000ピクセル強の画像が開きます。各画像とも圧縮していますが1MB(1000KB)前後ありますので、回線によってはご注意ください。
まずは一番上。おお、AFちゃんと合ってそうだ。傾いててすまん。
2番目、その後AFが手前にピントを合わせだす。あれれー。と言っている間に電車通過。仕方なくピンぼけの証拠写真。埃がスキャンされててすまん。
3番目(連写1枚目)以下は連写だ。MB-15に単3形エネループ6本で5コマ/秒は出ていると思う。3枚目、ん?なんかピント来てないぞ。
4番目(連写2枚目)、まだまだピント来てないぞ。
5番目(連写3枚目)、おーい。
6番目(連写4枚目)、お、合ってきてるんじゃないか。
7番目(連写5枚目)、うーん、ずれてきた。
8番目(連写6枚目)、ちょっと戻したか。
という感じ。この間約1秒。これはいい方である。2番目の写真のように外し始めたらもう全然駄目。一か八かという感じである。
カメラのISO設定をDXではなく400にして撮ってしまってアスティア100Fを2段増感しているので、画質については全然参考にならない。すまん。ヨドバシの店員さんには「よく気がつかれましたねぇ、普通は現像あがってきて『うっ』ってなるんですよ」と言われた(笑)。
スリーブをぱっと見た感じではそんなにAF合わないほどでもなさそうなのだが、よく見るとピントが来ていないコマも多いし、第一、2番目のサンプルのような状態だとシャッター切らないから、そういうコマは少ないだけだ。実際にケンコー デジタルテレプラス PRO300 1.4x DGXをAFで使うとシャッターチャンスを逃したり構図に制限を受けたりして上手く撮れないことが多いだろう。MFで使うべし。だったらTC-14ASの方が…(鬱)。
【関連】
ケンコー デジタルテレプラス PRO300 1.4x DGX ニコン用(追記あり) ― 2009年09月03日
ケンコー デジタルテレプラス PRO300 1.4x DGX のオートフォーカス ― 2009年09月07日
ケンコー デジタルテレプラス PRO300 1.4x DGXのAFをニコンF-501で試す ― 2009年09月09日
コメント
_ やまろ ― 2009年09月11日 22時29分20秒
_ kazu ― 2009年09月11日 23時50分49秒
話はかわって,晴天下でのAFのすっ飛びは,AFの遅い80-400mm(テレコン無しです)の望遠側でHaniwa様が撮られたら様な遠近方向での移動体をAF-Cによる連写で撮った時に経験があります.この場合は単純に8コマ/秒でのAF速度が移動体の速度に付いて行けず,レンズが“ダメだ!!”と言って無限遠にすっ飛んでいくんです.小学校の運動会程度の速度でもダメだったのです.コマ速を落とせば何とか付いてくるんですけど,それじゃ意味ないし80-400mmで連写をするのは止めました.
Haniwa様の今回の件が,これに近いとは言えませんが,ご参考までに
_ ノーネームしたん ― 2009年09月12日 00時21分12秒
>「よく気がつかれましたねぇ、普通は現像あがってきて『うっ』ってなるんですよ」と言われた(笑)。
今回は、気づいても『うっ』となるんですよ・・・別の意味で・・・。
>一か八かという感じである。
人生は一か八や!、怒るでしかし・・・(横山やす○師匠がそんな事を、確か・・・)。
_ Haniwa ― 2009年09月14日 09時27分21秒
純正のカップリングAF(ボディ内モーターAF)のテレコンが出なかったのは、実現不能な何かがあったのかもしれませんね。それでも出してしまうところがサードパーティということで(笑)。
Exif変換が駄目なのかはDGXとDGとで比べないといけないのでrすが、さすがにもう1個DGを買う気にはなれません(笑)。
テレプラスDGXをつけると、カメラがあとどれぐらいカップリングAFを回さないと行けないのかを誤っているような気がします。いきなり反対方向に大きく動き出したりしていますから。何が原因なんでしょうねぇ。
■ kazu様
こういうボケっぷりの時はフィルムがもったいないのでシャッターを切っていませんからサンプル画像はそんなにないですが、こういうボケッぷりが線路にピントを合わせてAF-Cで半押ししていても起こります。ピント位置を元に戻すためにあちこちコントラストの高いところにカメラを振ったりしなければならず、構図とかシャッターチャンスとかそういう次元ではなくなります(笑)。
80-400mmでも8コマ/秒で無限遠にすっ飛びますか。情報ありがとうございます。そういう状況があるときは、ニコンは必ずカタログや説明書に注意書きを書いていたものでした。いまは書かなくなったんでしょうかねぇ。テレプラスDGXの場合は無限遠ではなく、至近方向にずれてきます。AFを諦めてはなく合わせているつもりのようです(笑)。
そうなると、撮影場所から遠い運動会などでFXやフィルムでの高速連写は何を使えばいいんでしょうねぇ。AF-S VR Zoom-Nikkor ED 200-400mm F4G(IF)なんて定価税込1,029,000円ですから買えませんし。DXフォーマットのデジカメ使えというニコンの暗黙の圧力なのでしょうか(笑)。
■ ノーネームしたん様
となると、ネコの怨念出まくりですね(笑)。
原因は分からないですが、AFが迷うのは仕様のような気がします。そこでカップリングにギアを入れるとAFは遅くなりますが合う確率が高くなり、カップリングがそのままだだとAFが合うときは早いですが、合わないときはAFの調節幅が大きく振れて全然合わないという一か八か仕様になるのではないかと想像しています。
これは私の想像ですが、レンズのCPUからの情報とボディの位相差AFの測距情報からあとどれぐらいカップリングを回せば合焦するのかを判断しているんじゃないでしょうか。それが像が1.4倍に拡大されているので位相差AFでずれている像の量とレンズのCPUからのピント位置のズレ具合に関する情報とが齟齬を来たしているんじゃないかと。F-501でもなんらかの情報のやりとりをしているようですし。
別の意味で「うっ」となりますが、今回のはファインダーで合っていないのが分かっていましたからショックは少なかったです。
たしかそれで息子さんに一八(かずや)ってつけたんでしょうか…。ちなみにその(元?)俳優は好きになれません…。
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純正ならクレームモノだけど、ケンコーですからね。
やっぱりExif変換が曲者なのかな?
1.4xだから光学的にもそんなにムリしてないはずですが。