Photographer's File #12:中井精也(デジカメWatch)2012年04月27日 00時00分00秒

鶴ヶ峰駅(相鉄:横浜市旭区):Nikon D300、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、75mm、F6.3、1/125秒、シャッター優先AE、-0.3EV、マルチパターン測光、ISO 200、ピクチャーコントロール:ポートレート、L37c

今日はSchneider、一眼レフカメラ用のシフトレンズ(デジカメWatch)の記事にしようと思っていたら、Photographer's File #12:中井精也(デジカメWatch)の方が断然面白いので中井精也氏の記事を取り上げたい。

この人の写真も素晴らしいのだが、人間としての人柄もよさそうな感じだ。インタビューやこの人の文章を読んでいて、気持ちがよく伝わってくる。

「子供の頃から学校へ行くのが電車でしたから、阿佐ヶ谷駅、7時21分発の総武線で通っていたんですけど、前から3両目に乗ると四谷双葉のかわいい女の子に会えるのが楽しみでした(笑)。そんな通勤通学や、旅行に行くのに利用したりとか、我々日本人は何らかのかたちで鉄道と関わって生きていると思うんです。車両そのもののフォルムもいいんですけど、電車や線路、それらを取り巻く環境や情景を写していきたいですね」

「中学生の頃って、あだち充の『みゆき』というマンガを読んだ影響で男子校だったせいもあり、彼女というものがどうしても欲しいっ! と思うようになるんですね(笑)。で、女の子に自分の撮った写真を見せるんですけど、『あー、鉄道がスキなのね』で終わってしまうんですよ。ぼくが一生懸命撮ったこの鉄道写真の良さがどうしてわかってもらえないんだろう!? って必死になる」

「ところがですね、風景の中を列車が走ってる写真とかには反応が良くって、結構喜んでもらえるんです。で、コッチなのかなあ~? って。その辺からですね、彼女にプレゼントした時に引かれない鉄道写真を撮ろうっていう、しっかりしたコンセプト(?)を固めたのは(笑)」

いいねぇ、動機が(笑)。

「DREAM TRAIN」の作品もいいなぁ。写っている人が皆楽しそうだもの。鉄道会社の現場の人も楽しそうに写っていて素晴らしい。こういう写真はなかなか撮れないと思う。腕もいい上に人徳ですな。

「それ以外には、現場で熱く興奮するタイプの師匠だったので4×5の引き蓋を開けないでもシャッター切ったりとかあるんです。そういう時には、まさか師匠がやったっていえないので、クライアントの前では自分たちが失敗しちゃったことにして謝ったりとかも仕事のうちでしたし、いろいろ経験させてもらいましたね(笑)」

「アシスタントやって学んだ事には、技術的なこと以外に師匠といたお陰でぼくらだけでは付き合えない人たちと混じって、クライアントやスタッフの中でのカメラマンとしての立ち位置や、やり方も学びました。本当に厳しい人だったので師匠の車の洗車も助手の仕事でしたし、何も悪いことしてないのに先生にいきなり怒られたりとか理不尽な思いをしたことも含めての経験でしたねえ(笑)」

師匠について言いたいことも言ってるじゃない(笑)。いいキャラですなぁ。うらやましい。

あと、「ラ・クーンⅡ」というキャンピングカー仕様の軽自動車もいいですな。軽にしては高いが、自動車としては普通に買える値段のようだ。しかし、これ1台しかないと家族から不評だろうなぁ。セカンドカーですな。そうなると駐車場所の問題とか色々出てきそうですな。しかし、買えそうなキャンピングカーというのがいい。これを車掌車の外観にして…。色々夢の広がる中井氏のインタビューであった。


写真は記事とは関係ない。
鶴ヶ峰駅(相鉄:横浜市旭区):Nikon D300、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、75mm、F6.3、1/125秒、シャッター優先AE、-0.3EV、マルチパターン測光、ISO 200、ピクチャーコントロール:ポートレート、L37c

鉄道写真家の記事に自分の拙い電車の写真を貼るのは気が退けるが、気にしないということで(苦笑)。

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