【新製品レビュー】SIGMA SD1 Merrill(デジカメWatch) ― 2012年04月11日 00時00分00秒
なんかフィルムネタがないかなぁと思ったが見つからないので、デジカメネタで。50万円も値下げした孤高の3層センサーデジタル一眼レフSD1 MerrillのレビューがデジカメWatchに掲載されている。
【新製品レビュー】SIGMA SD1 Merrill ~手に届く価格設定で再登場。孤高の超高精細一眼レフカメラ
フィルムに似た3層構造のFoveon X3「Merrill」センサーには期待していて、このセンサーが快適に二コンFマウントで使える日が来ないかなぁと常々思っている。ただ、まだまだ問題点はあるようだ。
まず何よりも改善してほしかったのは、画像処理にかかる時間だ。
JPEGのみでの撮影なら、連続してシャッターを切っても比較的すぐに背面液晶モニターで前後画像をサクサクと確認することができる。
しかしこれがRAW記録、またはRAW+JPEG記録となると、2、3コマ連続してシャッターを切ると、連写したことを後悔してしまうほど待たされてしまうことになる。
RAW現像でこそ生きるセンサーらしいので、ここは克服して欲しいなぁ。
次に改善してほしい点としては、高感度撮影時の画質向上が挙げられる。最近のデジカメにおける高感度特性の向上は目を見張るものがある。もちろんSD1 Merrillはそれらのカメラとは異なる進化をしたカメラではあることは間違いないのだが、現状の高感度撮影時の画質は、他のデジタル一眼レフカメラの一世代ないしは二世代前のものだといえる。
デジカメの最大の利点は、フィルムよりも向上した高感度の画質(と、途中で簡単に感度を変えられること)だと思うので、いくら高精細でも高感度がアレなんだったらフィルムで撮った方が…となってしまう。これもなんとかして欲しい。
最近のデジタル一眼レフカメラに用意されていてSD1 Merrillに用意されていない機能としては、ライブビュー撮影機能が挙げられる。高精細な描写力を誇るカメラだけに、ライブビューを活かした細かいアングル決定や、画面拡大による液晶画面でのマニュアルフォーカスでの正確なピント合わせなどは欠かせないと感じている。
ライブビューも、ファインダーがアレなデジタル一眼レフだとあった方がいい。
さらに欲を言うと、35mmフルサイズのFoveon X3センサーがあればなぁ。APS-Cサイズでレンズラインナップが完結してるんならまあAPS-Cでもいいんだけれども。
写真は記事とは関係ない。
根岸・白滝不動からの眺望(横浜市中区):Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F4、1/15sec、Kodak New PORTRA 160、Nikon L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)
時間作ってやっとスキャンした1枚。天気の悪い夕方で、PORTRA400を持ってきたつもりが、プラケースを開けると出てきたのはPORTRA160で愕然としたが、F3なので手持ち1/15秒でなんとかなった。このNew PORTRA 160はプリントしてもスキャンしても素晴らしい粒状性だ。ISO160ってあまり使ってこなかった感度なのだが、New PORTRA160だともっと使いたくなる。暗くても気合いでISO160だ(笑)。
この白滝不動の参道階段途中に「白滝」があるのだが、崖上の開発が進んで水脈を断ち切られて「白糸の滝」みたいな状態になっている。雨が降った日だったので水量は普段より多めだったが白糸の滝状態であることには変わりない。昔は横幅のある水量の滝だったようだ。崖上の開発、今だったら訴訟ものだろうなぁ。
海が埋め立てられる前は素晴らしい眺望だったのだと思う。高速道路の通っているあたりが昔の海岸線か。
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