marumi DHG Super Lens Protectフィルターの撥水加工は手強い2012年04月01日 00時00分00秒

Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 and Biogon T* 21mm F2.8

今日はエイプリルフールなのだが、このブログでは一度もエイプリルフールネタをしていないので、今年もマジネタでいかせてもらう(笑)。まあ私やこのブログの存在そのものがエイプリルフールだからとか色々理由はあるのだが(笑)。それで明日は忙しくて更新できないかもしれないので今日のうちに更新しておく。

さて、最近どうもリバーサルフィルムで撮ったCONTAX G用のBiogonで抜けが悪いと思っていた。具体的には、快晴の日に反射率の高い被写体の部分がなんか1枚ベールを被ったような感じに写っていた。よく見ないと分からないのだが。

レンズを光にかざして点検してみたつもりだったのだが原因は分からなかった。それで、Biogon2本とも抜けが悪いと思っていたのだが、撮ったフィルムをよく点検したら、抜けが悪いのはBiogon T* 28mm F2.8で撮った方だけで、28mmにはmarumi DHG Super Lens Protectフィルター(46mm径銀枠)を付けていた。Biogon T* 21mm F2.8の方にはKenko L37 Super PROフィルター(55mm径黒枠)を付けていた。そして原因はmarumi DHG Super Lens Protectフィルターの表面が汚れていることだった。

marumi DHG Super Lens Protectフィルターは撥水加工がしてあり、フィルターの表面を掃除する際もするすると滑る感じがする。水滴や無水アルコールは伸びずに非常に細かな水滴となる。

撥水加工のmarumi DHG Super Lens Protectフィルターは一見汚れた風に見えないのでずっと掃除していなかった(汚れていない限り拭かない主義なので)。撥水加工をしたフィルターは汚れが見えにくいようだ。光にかざしたときもレンズの中玉ばかり見ていた。後玉からよく見たら(対称型レンズ構成で見づらいのだが)、一番奥がすごい点々で汚れていた。

スティックにシルボン紙と無水アルコールを付けて拭いたのだが、撥水加工がしてあるのですぐにアルコールが細かい点々になる。拭き終わって光にかざすとなんか拭き残しがある。何回か新しいシルボン紙と無水アルコールでやってみたが、撥水加工のないフィルターのように完全にはきれいにならない。もう諦めて単相コーティングのCONTAX純正Pフィルターに交換した。汚れていて抜けが悪い「デジタルスーパーコーティング」よりも、単相コーティングのきれいなフィルターの方がマシだ。撥水加工って自分にはメリットないなぁ。ここ3週間連続の雨中撮影だとメリットがあるのかなぁ。でも前玉には水が掛からないようにしているしなぁ。

電子水準器使ってる?(デジカメWatch週間アンケート)2012年04月05日 00時00分00秒

みなとみらい(横浜市西区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8、F5.6AE、+2/3EV補正、Kodak EKTACHROME E200、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

結局3日間更新できなかった。すまん。火曜日の爆弾低気圧が余分で、あれがさらに忙しくしてくれた。週に複数回もゴアテックスレインスーツ着ないと出掛けられないとか本当に勘弁して欲しい。

さて、今週のデジカメWatch週間アンケートの質問は「電子水準器使ってる?」だ。

CONTAX G1のBiogon T* 21mm F2.8用の外部ファインダーGF-21mmの外枠が傾いているので(十字線は【追記】ちょっと傾いてるっぽいが傾き具合になれるとほぼ【追記ここまで】大丈夫っぽい)、ファインダー内の余黒との境界線をあてにして撮影するとものすごく傾いた写真ができるので、電子水準器は欲しいと思っている。
21mm用外部ファインダーCONTAX GF-21mmとRicoh GV-1 ― 2011年07月13日
GF-21mm、京セラクオリティ ― 2011年07月14日参照

しかし、ヨドバシで売り場に行って何回か手に取ったことがあるのに結局買わなかったのは、現物を見ても何ができて何ができないのかが分からないからだ。結局家に帰ってサイトで仕様を調べてからにしようと思ってそのままになって、またヨドバシに行ったときに思い出して現物を見て仕様の違いが分からないからやめて…の繰り返しだ。PC関係の周辺機器みたいに箱などに仕様を細かく表示して欲しい。

あと、外部ファインダーと電子水準器を同時に使えないのも躊躇している理由だ。ダブルシューアダプターを電子水準器メーカーが一緒に並べて売ってくれればいいのだが、ダブルシューアダプターはヨドバシでは扱っておらず、ネットで探さないとない。

ダブルシューアダプターでなくても、カメラの底や側面に貼り付けるアクセサリーシューのようなものを付属させて、カメラに元々あるアクセサリーシューを使わなくても電子水準器を使えるようにして欲しい。自分で貼り付けようとも思ったのだが、通常水平にして使うようになっている電子水準器をカメラの側面に垂直に付けても使えるのかどうかが店頭で分からないので、やっぱり店頭では買えないのだった。

とにかく外部ファインダーと電子水準器の両立が簡単にできないので毎回買わずに帰っている。Biogon T* 21mm F2.8の場合は結局GF-21mmの枠に惑わされないように十字線で水平垂直を取ればだいたいは大丈夫だし、他のカメラではそんなに電子水準器を必要としていないので(あればあった方が便利だとは思う)、結局買わず仕舞いだ。たぶん同じように思って買っていない人は多いんじゃないかなぁ。

写真は記事とは関係ない。
みなとみらい(横浜市西区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8、F5.6AE、+2/3EV補正、Kodak EKTACHROME E200、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

ビルの中の木。あまり大きくならないようになにか制御しているんだろうか。

【追記】
そういえばこの日は京セラCONTAX GF-21mm外部ファインダーではなく、GR DIGITAL用のリコーGV-1を装着していたので傾いた写真が少ない。GV-1の方が見え方もクリアで素晴らしいのだが、欠点はCONTAX Gシリーズで使うためのAFターゲットがないことだ(CONTAX G用ではないので当然だが)。GV-1の真ん中に十字線があればよかったのになぁ。どうせ外部ファインダーはアバウトなので、アスペクト比などの細かい点は気にしない。

デジカメドレスアップ主義 FUJIFILM X-Pro1 + Biogon T* 21mm F2.82012年04月06日 00時00分00秒

みなとみらいDoCoMoビル(横浜市西区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8、F5.6AE、Kodak EKTACHROME E200、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

ちょうどデジカメWatchにFUJIFILM X-Pro1 + Biogon T* 21mm F2.8の話題が載っていたので取り上げてみる。
デジカメドレスアップ主義:X-Pro1ファーストドレスアップ FUJIFILM X-Pro1 + Biogon T* 21mm F2.8(デジカメWatch)

FUJIFILM X-Pro1はセンサーサイズがAPS-Cだから、せっかくBiogon T* 21mm F2.8を使っても画角が35mmフィルムの31.5mm相当になる。まあ写ルンですなどがその辺の画角なので使いやすい画角ではあるが、せっかくのビオゴン21mmでその画角はなぁ…。

しかも、「新東京タワー」の作例などは、F8まで絞っているのにタワーの先端がボケている。やっぱりこういう対称型レンズをデジタルカメラで楽しむのはまだまだなんだなぁ。これでもNEXよりはマシっていうんだからなぁ。Biogon を楽しみたかったら、フィルムカメラで楽しむのがいいと思う。対称型の広角レンズを35mmフルサイズのデジタルカメラで楽しめる日は来るのかねぇ。フィルムが続いてくれれば、デジタルカメラで楽しめなくても私は困らないんだけれども。


みなとみらいDoCoMoビル(横浜市西区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8、F5.6AE、Kodak EKTACHROME E200、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし)

CONTAX G用BiogonはCONTAX Gとフィルムで楽しもう。

Enjoyニコン:公園散歩、世田谷区「世田谷公園」2012年04月10日 00時00分00秒

チビクロ号(世田谷公園):Nikon COOLPIX 2500(E2500)、5.6mm、F2.7、1/50.9sec、ISO100、プログラムAE、AWB、マルチパターン測光

昨日は更新できずすまんかった。こういう忙しいときは沖電気のMAILPIAサービスはありがたかったなぁとしみじみ思う(沖電気のMAILPIAが3月31日で休止 ― 2012年02月27日参照)。頻繁に更新されないサイトでしかもRSSも設置されていないサイトの更新をチェックしてメールで知らせてくれていたので、ネタがないときや忙しくてあちこちチェックできないときに、さくっと情報をアップできたのだ。なんかいい方法で継続できなかったのかねぇ。

さて、ネタもないようなので二コンのサイトでちょっと気になったものをピックアップ。先月の更新なのだが、Enjoyニコン公園散歩世田谷区「世田谷公園」がアップされた。

ここの公園のウリは、ミニSLのチビクロ号だ。ここは数年前までは本当に石炭を焚いて蒸気で走る機関車(ライブスチーム)だった。それだけで十分訪れる価値があった(どんな価値基準だ)。子ども連れやカップルだけでなく、オッサンやお爺さん一人で乗っているのもよく見かけた(笑)。

しかし、チビクロ号は数年前にバッテリーで動く電気仕掛けのSLもどきに改造されてしまったのであった。メンテナンスなどにコストが掛かっていたんだと思う。電気で動くSLモドキってどこにでもあるから、訪れる価値は半減した(笑)。まあ広い公園の常設専用軌道をぐるっと回るのでお子さんなら十分満足だろう。オッサンが乗る意義はなくなった(笑)。

あと、交通公園にはD51272以外にも緩急車(車掌車)ヨ14740(国鉄ヨ5000形)が保存されている。D51よりも車掌車の方が興味あったりする。昔子ども用に勉強部屋みたいなプレハブ小屋を庭に建てるのが流行ったが、私はこの車掌車を勉強部屋にしたかった(笑)。こんなのを勉強部屋にしたらたぶん勉強できないと思うが(笑)。いまならオッサンの隠れ家に(笑)。国鉄民営化前に貨物列車に車掌車をつながなくなったので、現存車両は少ないだろうなぁ。

そうそう、世田谷公園は隣が防衛省技術研究本部(*)なんだよねぇ。これもその筋のマニアならそそる点かな(笑)。一般人は中には入れないけど。【追記】*以前は防衛庁技術研究所の本部自体もここにあったのだが、本部は2000年に新宿区市ケ谷に移転して、現在は防衛省技術研究本部電子装備研究所のみがここにあるようだ。【追記ここまで】


写真はチビクロ号(2005年)。おそらくまだ石炭で走っていた(ライブスチームの)頃だと思う。【追記】検索すると2005年に電気式に改造したとあるので、これは改造直前の写真だと思う(2005年2月撮影)。【追記ここまで】

チビクロ号(世田谷公園):Nikon COOLPIX 2500(E2500)、5.6mm、F2.7、1/50.9sec、ISO100、プログラムAE、AWB、マルチパターン測光

チビクロ号やD51272やヨ14740は、フィルムで撮った写真の方が多いのだが、忙しくてすぐに探せないのでCOOLPIXの画像ですまん。

【新製品レビュー】SIGMA SD1 Merrill(デジカメWatch)2012年04月11日 00時00分00秒

根岸・白滝不動からの眺望(横浜市中区):Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F4、1/15sec、Kodak New PORTRA 160、Nikon L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

なんかフィルムネタがないかなぁと思ったが見つからないので、デジカメネタで。50万円も値下げした孤高の3層センサーデジタル一眼レフSD1 MerrillのレビューがデジカメWatchに掲載されている。
【新製品レビュー】SIGMA SD1 Merrill ~手に届く価格設定で再登場。孤高の超高精細一眼レフカメラ

フィルムに似た3層構造のFoveon X3「Merrill」センサーには期待していて、このセンサーが快適に二コンFマウントで使える日が来ないかなぁと常々思っている。ただ、まだまだ問題点はあるようだ。

まず何よりも改善してほしかったのは、画像処理にかかる時間だ。

JPEGのみでの撮影なら、連続してシャッターを切っても比較的すぐに背面液晶モニターで前後画像をサクサクと確認することができる。

しかしこれがRAW記録、またはRAW+JPEG記録となると、2、3コマ連続してシャッターを切ると、連写したことを後悔してしまうほど待たされてしまうことになる。

RAW現像でこそ生きるセンサーらしいので、ここは克服して欲しいなぁ。

次に改善してほしい点としては、高感度撮影時の画質向上が挙げられる。最近のデジカメにおける高感度特性の向上は目を見張るものがある。もちろんSD1 Merrillはそれらのカメラとは異なる進化をしたカメラではあることは間違いないのだが、現状の高感度撮影時の画質は、他のデジタル一眼レフカメラの一世代ないしは二世代前のものだといえる。

デジカメの最大の利点は、フィルムよりも向上した高感度の画質(と、途中で簡単に感度を変えられること)だと思うので、いくら高精細でも高感度がアレなんだったらフィルムで撮った方が…となってしまう。これもなんとかして欲しい。

最近のデジタル一眼レフカメラに用意されていてSD1 Merrillに用意されていない機能としては、ライブビュー撮影機能が挙げられる。高精細な描写力を誇るカメラだけに、ライブビューを活かした細かいアングル決定や、画面拡大による液晶画面でのマニュアルフォーカスでの正確なピント合わせなどは欠かせないと感じている。

ライブビューも、ファインダーがアレなデジタル一眼レフだとあった方がいい。

さらに欲を言うと、35mmフルサイズのFoveon X3センサーがあればなぁ。APS-Cサイズでレンズラインナップが完結してるんならまあAPS-Cでもいいんだけれども。


写真は記事とは関係ない。
根岸・白滝不動からの眺望(横浜市中区):Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F4、1/15sec、Kodak New PORTRA 160、Nikon L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

時間作ってやっとスキャンした1枚。天気の悪い夕方で、PORTRA400を持ってきたつもりが、プラケースを開けると出てきたのはPORTRA160で愕然としたが、F3なので手持ち1/15秒でなんとかなった。このNew PORTRA 160はプリントしてもスキャンしても素晴らしい粒状性だ。ISO160ってあまり使ってこなかった感度なのだが、New PORTRA160だともっと使いたくなる。暗くても気合いでISO160だ(笑)。

この白滝不動の参道階段途中に「白滝」があるのだが、崖上の開発が進んで水脈を断ち切られて「白糸の滝」みたいな状態になっている。雨が降った日だったので水量は普段より多めだったが白糸の滝状態であることには変わりない。昔は横幅のある水量の滝だったようだ。崖上の開発、今だったら訴訟ものだろうなぁ。

海が埋め立てられる前は素晴らしい眺望だったのだと思う。高速道路の通っているあたりが昔の海岸線か。

telnetでログインできるSDHCメモリーカード2012年04月12日 00時00分00秒

こうやくん(横浜市磯子区:大聖院):Konica 現場監督28HG、28mm F3.5、プログラムAE、富士フイルムNEOPAN 1600 Super PRESTO 、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしROCなしGEMなし)

telnetでログインできるSDメモリーカード(スラッシュドットジャパン)があるそうだ。デジカメWatchでも去年の9月にTrek 2000、無線LAN機能内蔵SDHCメモリーカード「FluCARD PRO」 ~カメラ同士での通信などもサポートと紹介されていたが、telnetでログインできるとはすごい。

sibaben 曰く、

無線LAN経由でファイルを転送する機能を持つSDカードとしてEye-Fiが有名ですが、似たような製品としてTREK 2000 INTERNATIONAL社が発売している「Flucard PRO」という製品があります。最近、そのFlucardにtelnetでログインできることが判明、さらにARM Linuxが搭載されていることも分かり、有志によりPHPやPerl、Rubyなど色々なソフトウェアが移植されています(とんすけぶろぐOSAKANA TAROのメモ帳)。

使いようによっては色々と楽しく遊べると思いますので、/.erの皆さんでも面白い使い方を考えてみませんか?

#それにしてもSDカードにtelnetでログインできる時代になったとは……

http://linux.slashdot.jp/story/12/04/11/0954236/

ARM LinuxでPHPやPerl、Rubyとかが移植できるといろんなアプリケーションが動かせそうですな。しかし、うちにはSDHCが使えるデジカメがない。とほほ。Compatibility List(なんかCompatability Listって書いてあるけど、Compatibilityだよね)にもD300SはあってもD300はないなぁ。


写真は記事とは関係ない。
こうやくん(横浜市磯子区:大聖院):Konica 現場監督28HG、28mm F3.5、プログラムAE、富士フイルムNEOPAN 1600 Super PRESTO 、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしROCなしGEMなし)

最近はお寺までゆるきゃらを…。「こうやくん」はなんかかわいいねぇ。動く「こうやくん」もお願いします。しかし、高野山と関係あるというのがデザイン上明確でないので、「ひえいくん」とか「ほんぐゎんじくん」とか「えいへいじくん」とか付いていても分からないという…。

ベルゲール印画紙:ジョー・ホンダ写真展「孤高の戦士、アイルトン・セナ」2012年04月13日 00時00分00秒

白滝(横浜市中区):Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F2.8、1/4sec、Kodak New PORTRA 160、Nikon L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

デジカメWatchにジョー・ホンダ写真展「孤高の戦士、アイルトン・セナ」 ――写真展リアルタイムレポートが掲載されていた。

紹介されている作品を見ると、モノクロ写真の階調や色がよく見かけるものとは随分違う。キャプションによると、

プリントはフランスの印画紙、ベルゲールを使用。往時の美しい階調が堪能できる。

ということらしい。

「ベルゲール」で検索すると、近代インターナショナルのサイトで以下のように紹介されていた。
モノクロ印画紙【ベルゲール】(近代インターナショナル)

[モノクロ印画紙【ベルゲール】 ]

フランス・ベルゲール社の超高級モノクロペーパー。
銀量が豊かで、重量感のある印画紙です。

ただ、このベルゲール、最近質が変わってしまったらしい。

今の時代は、自分で写真をプリントしようとしたら、ある程度の覚悟が必要です。

どんな覚悟かというと、ちょっと油断してると必要なものでもいつの間にか無くなっているから、油断するな、ってことです。

いや、無くなっているならそれなりの対応も考えられるけど、同じ名前でありながら、中味が全然違ってるなんて普通に起こってしまうのです。

フランスの印画紙「ベルゲール」のことです。

僕は「ベルゲール」の調子が好きで、このところずっと愛用していました。

一昨年、パリのギャラリー「T.A.F」で催した「コスプレ、女装趣味」の人たちを撮った作品の写真展に使った印画紙も「ベルゲール」でした。

黒の色味や、しまり方が絶妙だったからです。しっかり黒くしまってもつぶれないからです。

暗室の中で、現像液から取り上げ、赤いセーフティランプに浮かび上がった映像を見て、「これこそモノクロ写真だあ」と思ったことも度々です。

その「ベルゲール」が、いつの間にかすっかり変わっていたのです。

名前はそのまま「ベルゲール」でも、現在手に入る「ベルゲール」は、以前の調子とは似ても似つかないしろものです。

変ったのはパッケージだけではありません。

恋人とデートして、ちょっとよそ見してるあいだに、違う女の子の手を握ってたようなもんです。

顔も性格もすべて変わってしまいました。

また最初から出直しです。

これをネガティブに受け取るか、ポジティブに考えるかでこの先の行動が全然違ってきます。

僕は、これはいい機会だから、この際、違う印画紙を探してみようと考えたのです。

それに、紙を変えるのなら、ついでと言っちゃあなんですけど、現像液も変えてみたらどうかと思いました。

写真展のプリント(1)(十文字美信氏2010/8/29 1:06 AM)

※【旧タイプを使用していた方へ】

今回入荷分のバリアブルNBから、ベース面が旧タイプよりもより白くなっております。また、乳剤面がまくれやすくなっておりますので、予めご了承ください。

モノクロ印画紙【ベルゲール】バリアブルNB小四(近代インターナショナル)

ジョー・ホンダ写真展「孤高の戦士、アイルトン・セナ」の展示の「ベルゲール」が以前のものなのか現在のものなのか分からないが、デジカメWatch掲載の作品は独特の階調なので見に行きたいなぁ。


写真は記事とは関係ない。
白滝(横浜市中区):Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F2.8、1/4sec、Kodak New PORTRA 160、Nikon L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

ISO160のフィルムだと泣きたくなるぐらい暗かった。実はちょっと手ブレしている。露出は少し明るく写りすぎかも。これが根岸の白滝不動の白滝だ。【新製品レビュー】SIGMA SD1 Merrill(デジカメWatch) ― 2012年04月11日の参照。

カシオ、フリースタイルデジカメ「EX-TR150」を発売日前に販売終了(デジカメWatch)2012年04月13日 20時21分16秒

カシオ、フリースタイルデジカメ「EX-TR150」を発売日前に販売終了(デジカメWatch)なのだそうだ。はあ?

カシオは13日、4月5日に発表したデジタルカメラ「EXILIM EX-TR150」の販売終了を告知した。

4月5日に発表し、4月20日の発売を予定していた製品。計画生産台数を上回る見込みのため「発売日前ではございますが、やむを得ず販売を終了させていただくことにいたしました」としている。再生産の予定はない。

EX-TR150は、ボディ外周を覆うフレームが360度回転する“フリースタイルカメラ”「EX-TR100」(2011年7月発売。販売終了)の特徴を受け継いだ後継機。新たに「メイクアップ機能」、「デコレーション機能」を搭載した。レンズは引き続き35mm判換算21mm相当の単焦点。発表時点の店頭予想価格は3万円前後の見込み。

これ、カシオ、21mm相当F2.8の単焦点レンズ登載のデジカメ「TRYX」を海外発表 ― 2011年01月07日の国内版だよね【追記】の「EX-TR100」に「メイクアップ機能」、「デコレーション機能」を追加したもののようだ【追記ここまで】。売れると思わなかったんだろうか。「Haniwaが評価してるからこれはマニア受けだけよくて売れないな」とか(笑)。再生産とかできないのか。なんだか融通の利かない世の中ですな。

GR DIGITALに金色マーカー2012年04月16日 00時00分00秒

Ricoh GR DIGITALのマグネシウム合金の下地が出たところ

今日のアローカメラ・我楽多屋のブログは貫禄と偽貫禄という記事だ。GR DIGITALの外装の塗装が禿げて真鍮の下地が見えているかのような写真がアップされている。

もちろんGR DIGITALの外装は真鍮ではない。マグネシウム合金ボディだ。記事中にはアルミニウム合金とあるが、間違い(リコー製品のここが知りたい GR DIGITAL 高信頼性編参照)。

それでなぜこの記事が気になったかというと、実は随分前から自分の初代 GR DOGITALの角の黒塗装が禿げて下のマグネシウム合金が見えているのだ。マグネシウム合金は海水などで腐食が進みやすいので、地金が出ているのはよろしくない。黒のタッチペイントでも塗ればいいのだが、ついそのままにしていた。

どうせ何か塗るのなら、金色マーカーはいいかもしれない(笑)。しかし、アローカメラ・我楽多屋の記事の写真のようにあちこち塗るのはなぁ。真鍮の下地の自分のF3でさえこんなに地金が出ていないもの。下地のマグネシウム合金が見えているのはこの1箇所のみだから、おとなしく黒のタッチペイントでも買って塗るかなぁ。

これ、Nikon D300にAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)つけて、105mm F4.5開放でマクロモードで撮ったもの(ISO640)だが、ちょっとボケ過ぎ(ボケていて読めないのだが、製品シリアルナンバーにはモザイクを掛けた)。こういう製品写真はフォーマットの小さなデジカメの方が被写界深度が深くていい。

無線LANでSD/SDHCカードを使えるAirStash(スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」)2012年04月17日 00時00分00秒

稲荷大神(横浜市磯子区):Nikon F3、、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F2.8開放、1/15sec、Kodak New PORTRA 160、Nikon L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

ケータイWatchに無線LANでSD/SDHCカードを使えるAirStash(スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」)という記事が載っていた。

AirStashを一口に言えば「USB接続のSD/SDHCカードリーダーに無線LAN機能が加わったもの」てな感じ。

まず、SD/SDHCカードリーダーとしての機能。AirStashにSD/SDHCメモリカードを挿してPCにUSB接続すれば、フツーのSD/SDHCカードリーダーとして使える。

それから無線LAN機能。AirStashに挿したSD/SDHCカードへ、無線LAN接続でアクセスできる。アクセス可能な端末は、無線LANとウェブブラウザが使える各種端末。

おお、無線LAN機能がなんか良さそうだ。しかしSD/SDHCカードしか使えないのか。CFカードも刺さればいいのに。あとSDXCカードも使えたら。

でも冷静に考えたら、結局デジカメからメモリカードを抜かないといけないわけで、抜くんだったらたとえばSHARP Zaurus SL-C3200ならCFカードスロットとSDカードスロットがあるからカードリーダーは要らないし、PCだったらSDカードスロットがあったりカードリーダーをつないでそこに挿せばばいいわけで(あるいはカメラを直接PCにUSB接続)、無線LAN機能って自分の環境では不要だな。

要するにSDカードを挿せないしUSB接続もできない端末で無線LANは使える場合にこの無線LAN機能が生きてくるという訳か。Zaurusユーザーには不要な機能だった。残念。結局中途半端なスマートフォン用機能ということか。

やっぱりZaurusって便利だよ。これでブラウザが最新だったら文句ないんだけどなぁ。Opera 7.25だとJavascript有効にしていると読み込みが止まったりブラウザが落ちたりするサイトがかなりある。Javascript無効にすればいいのだが、そうするとサイトが機能しない場合がかなりある。ブラウザがクラッシュしないまでもJavascriptがきちんと動作しないサイトも多い。

話を戻して、もう全部のデジカメに無線LAN機能を内蔵すればいいんだと思う。外付けだと色々面倒なので。ほかには赤外線通信機能もあるといいかも(ケータイやZaurusには赤外線ポートがあるので)。無線LANは電気を食うので、物理的なスイッチを独立してつけてくれると知らない間に無線LANが有効になってたとかなくなっていいかも。あとはNikon D4のようにイーサーネット端子があれば最高だな。

本格的にPCに転送する用途もあれば、カメラ側でリサイズした画像を数枚ブログやメールに添付したいといった用途もあるので、デジカメで撮ってさっと送れる手段があるのはありがたいと思う。【追記】デジカメ側でリサイズする際にEXIFも消せるようになっているとありがたい。ブログなどにはセキュリティ上EXIFは載せない方がいいと思っているので。GR DIGITALもカメラ側でリサイズしただけだとEXIFが残っているので、ザウルスに転送後ザウルス上でEXIFを消してから載せるようにしている。ごくまれに急いでいてEXIF付いたまま掲載してしまっていることもあるのだが。【追記ここまで】

以前寝台特急カシオペアに乗ったときに、GR DIGITALで撮った画像の入ったSDカードをその場でZaurusに挿してブログを更新したら(本日の寝台特急カシオペアは3時間遅れ ― 2010年01月15日参照)、GR DIGITALにSDカードを戻すのを忘れて、食堂車に行って撮ろうと思ったら内蔵メモリ分の数枚しか撮れなかったことがあった(フィルムカメラを持って行ったから問題は無かったんだけれども)。デジタルカメラからメモリカードを抜かずにさくっと転送できる手段があった方がいいと思う。携帯電話やスマートフォン内蔵のカメラを使わないのは、デジカメで撮った方が撮りたいように撮れるからだ。特に暗い場所や広角や望遠で撮りたいときなど。


写真は記事とは関係ない。
稲荷大神(横浜市磯子区):Nikon F3、、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F2.8開放、1/15sec、Kodak New PORTRA 160、Nikon L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

デジカメ関連の記事だが、フィルムの作例ですまん。D300は80-200mm F2.8をつけてほとんど某アマチュアスポーツ撮影専用機となっていて、F3を持ち出すときはGR DIGITALをサブにしているので。F3とD300を同時に持ち歩くのは辛いし、D300でスナップに適したレンズを持っていないので。やっぱりDXフォーマットって使いにくい。お金があったらFX機と純正テレコンでAFの効くズームレンズの組合わせの方が高感度もよくて便利だと思う。二コンD4でAF可能な開放F値が8まで拡大したから、望遠撮影するプロもDXを使う人はどんどん減っていくんじゃないだろうか。しかし、それは非常に金の掛かることよのう。ボンビーな私はDXに80-200mmで(泣)。

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