FILM&IMAGEは来年秋から年3回刊行に2011年12月21日 00時00分00秒

FILM&IMAGE VOL.26

月曜日に届いていたのだが、富士フイルムの季刊誌「FILM&IMAGE」が年4回刊行から年3回になるそうだ。「読者数の減少により従来通りの刊行が厳しい状況」とのこと。

2011年12月

『FILM&IMAGE』は
来年秋以降、年3回の刊行となります。

拝啓 初冬の侯 ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は弊社製品に格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございます。

さて、『FILM&IMAGE』は年4回発行の季刊誌としてご愛読いただいておりますが、読者数の減少により従来通りの刊行が厳しい状況にあります。継続の道を模索して参りましたところ、年4回刊行を年3回にすることにより継続が可能という結論に至り、来年秋以降に刊行予定の29号より刊行時期を変更させていただきます。誠に勝手なお願いではございますが、写真の楽しみ方の多様化を要因とする読者数の減少という状況をご賢察の上、ご了承賜りますようお願い申し上げます。

なお、定期購読システムは「4回1500円」として継続いたします。ぜひ、引き続きご愛読いただきますようお願い申し上げます。 

                      敬具

                          富士フイルム株式会社
                          コンシューマー営業本部
                      プロフェッショナル写真グループ

読者数の減少ねぇ。だって全然宣伝もしていないんだから、減るでしょ。富士フイルムのTOPページにでもリンクが張ってあるんならともかく、本当はフィルムなんかやめてデジタルカメラとか化粧品に行きたいのに、こういう冊子も一応作ってという矛盾がありありだもの。フィルムユーザー自体が減っている中、残っているフィルムユーザーだって購読やめる人が多いと思うよ。ちゃんとデジタルカメラの写真とは別の写真フィルムのよさがあるということを伝える努力を、読者以外の人に対してしていないでしょ。

私は富士のフィルムの描写傾向にはやや批判的だが、それでもこの冊子を定期購読しているのは、まだフィルム使っている人がいるよというメッセージを富士フイルムに送るための手段だと思っているからだ。

あと、「写真の楽しみ方の多様化を要因とする読者数の減少という状況をご賢察の上」なんて言っているが、多様化なんかしていないよ。デジタルにシフトして単純化しているだけだ。デジタルカメラでもマニュアルフォーカスの楽しみがあってもいいはずだが、快適にマニュアルフォーカスできるデジタル一眼レフとかほとんどない。また、デジタルカメラはレンズの描写の違いとか特性を活かして撮る楽しみとか少ない。今までできていたことができてさらにあれもできるというのなら多様化だが、今までできていたあれもできないこれもできない、でもこれを買えばこれはできます、というのは多様化なんかじゃない。

せっかく継続することに決まったのだから、富士フイルム本体としても、フィルムでしか味わえないよさ、銀写真プリントのよさをきちんと世の中に伝えていって欲しい。2012年はコダックがどうなるか試練の年でもある。富士フイルムには頑張ってもらいたい。現像とプリントはアナログプリントが残っているコダック系に出すけどさ(爆)。

【追記】
タイトルの「来年から」を「来年秋から」に直しました。

コメント

_ Eddie ― 2011年12月21日 16時35分27秒

オンラインのみにすればいいのに。

_ めー猫 ― 2011年12月21日 20時02分24秒

キタムラの小冊子しか見なくなりました orz

_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2011年12月21日 20時59分32秒

なぜ大将から将軍に出世したかは・・秘密です、


   ,rn
  r「l l h.                / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | 、. !j                |  Haniwa氏、
  ゝ .f         _      |  涅槃で待つ。
  |  |       ,r'⌒  ⌒ヽ、.  │
  ,」  L_     f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ. │
 ヾー‐' |     ゞ‐=H:=‐fー)r、)  |
  |   じ、     ゙iー'・・ー' i.トソ   |
  \    \.     l ; r==i; ,; |'  .人_
   \   ノリ^ー->==__,..-‐ヘ___
     \  ノ ハヽ  |_/oヽ__/     /\
      \  /    /        /  |.
        y'    /o     O  ,l    |

>だって全然宣伝もしていないんだから、減るでしょ

そう言えば特に宣伝などもしてませんねぇ、
ここは 樹木 希○氏にCMを・・。

_ tri-chrome ― 2011年12月21日 23時48分51秒

私もHaniwa氏と殆ど同じ理由でこの冊子を創刊号から購読している者の一人です。
今回の年3冊になる件、特にその理由について私も憤慨しています。

富士フイルムはこれまで、この冊子の存在をどれだけ宣伝していたのでしょうか?
フィルムユーザーの中でこの冊子を一度でも手にした人がどれだけいるのでしょうか?
この冊子中で富士フイルムのフイルムの生産継続の本気さをどれだけ表現できているのでしょうか?

こんな有料冊子を作るなら、大事な顧客であるフィルムユーザにもっと真摯に向き合うべきじゃないでしょうか?
一冊400円を出しても購読したい冊子にして下さいよと。

私は廃刊になるまで付き合うつもりでいますが、現状ではこれを人に勧める気持ちはありません。残念です。

_ Haniwa ― 2011年12月22日 08時30分27秒

■ Eddie様
オンラインのものは、
ナチュラブログ
ttp://blog.fujifilm.co.jp/natura/
マカロニアンモナイト
ttp://ammo.jp/
などがあるのですが、マカロニアンモナイトは告知もなく更新が止まっていますね。

富士フイルムは、オンラインにせよ紙媒体にせよ、もっとフィルムとデジタルの両立、銀写真プリントの良さなどをきちんと周知していけばいいのに、と思います。

結局、フィルムは本音ではやめたいしプリントもインクジェットもやっているから、すっきりしないんですよね。そこが問題なのだと思いますね。インクジェットはやめて、フィルムはデジタルとの両立を訴えるというきちんとした方針があればいいのに。

■ めー猫様
キタムラの冊子は、一時期サンダー平山(平山真人)氏が書いていたので、見ていました。サンダー氏は最近亡くなられたそうで、寂しいです。
ttp://ameblo.jp/bohemian-ameba/entry-11035569616.html

■ ノラ猫軍将軍山本ミケ六閣下
不測の事態に備えて待機状態だったんじゃないですか(笑)。こんなところに書き込んでいる場合では…。

えっと悟りは開けないと思いますんで、涅槃で待っていても私は行けないと思います(泣)。

将軍様は極楽浄土で待っていてくださいな…。数十年後に逝く予定です…。いまごろはカダフィ氏と昔語りを…。

樹木希林氏と岸本加世子氏の掛け合いでFILM&IMAGEの宣伝を…。

■ tri-chrome様
私も創刊号からずっと定期購読しています。年3回になるという現状は仕方ないにしても、富士フイルムは宣伝もろくにしないし、第一フィルムの販売にも力が入っていないじゃないですか。納得いかないですよね。

たしかに本気さが出ていませんね。それにこの冊子でないと読めないような富士フイルムの情報が欲しいですね。写真家の作品とインタビューや赤城耕一氏のフィルムカメラのインプレはこのままで、フィルムの特性やフィルムの技術的な解説などを、企業秘密に掛からない範囲で書くとか、工夫の仕方はあると思います。

私も廃刊になるまで付き合うつもりですが、できれば多くの人がお布施だと思って(笑)、購読して欲しいなぁと思います。

_ Roberto ― 2011年12月22日 08時49分17秒

マカロニアンモナイト!
「東京レトロフォーカス」は名著ですねえ。
文章が詩的で、モデルが可愛くて、どのカメラも欲しくなる(笑
チョートクさんを超えたと思いました。

_ Haniwa ― 2011年12月22日 09時56分27秒

Roberto様
私も気に入っていたのですが、いつの間にか更新されなくなってしまいましたね。モデルもよかったですね。モデルは最初からチョートク先生を超えていました(笑)。

富士フイルムはもういちどマカロニアンモナイトをてこ入れして欲しいですね。X100やX10と並列でいいじゃないですか。リコーも銀塩GRとGR DIGITALの併用やオートハーフまでだしてきたりしていましたよ。フィルム会社なんだからもっと積極的にフィルムを打ち出して欲しいです。

_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2011年12月22日 21時33分24秒

>不測の事態に備えて待機状態だったんじゃないですか(笑)。こんなところに書き込んでいる場合では…。

北の二代目が乗車の列車に潜んでおいて・・、
心臓発作等に見せかけ・・、
後はHaniwa氏が知る必要は無いのです・・、
ワレ作戦完遂セリ・・、
サ○エさんから”お魚”を銜えて逃げ切った時に大将に昇進して以来の大戦果!、ハニワニワに記念碑を建てて・・超音波の邪魔を・・

>数十年後に逝く予定です…。

いえ・・来年位に・・、
嗚呼Haniwa氏の居ないハニワニワは糞は誰が回収するのでしょう(泣)。

_ Haniwa ― 2011年12月26日 09時08分04秒

ノラ猫軍将軍山本ミケ六閣下
お返事が遅れてすみません。m(_ _)m

>北の二代目が乗車の列車に潜んでおいて・・、
>心臓発作等に見せかけ・・、
>後はHaniwa氏が知る必要は無いのです・・、
>ワレ作戦完遂セリ・・、

二代目さんはいつ亡くなったか分からないですねぇ。あの名物アナウンサーが50日ぐらい出ていなかったのが気になります。心臓発作に見せかけ…というのは小さな注射針みたいな道具があるらしいですね。万年筆の柄に仕込んでチクッとすると…とか聞いたことがありますねぇ。ロ○アが得意な方法とか。それでニトログリセリンを持ち歩くとか。

>ハニワニワに記念碑を建てて・・超音波の邪魔を・・

そんな碑を建てる暇があったら、福島に石棺でも作ってくださいな(泣)。

>いえ・・来年位に・・、
>嗚呼Haniwa氏の居ないハニワニワは糞は誰が回収するのでしょう(泣)。

逝く前に、超音波発生器の電池交換をしなくて済むように、ハニワニワソーラー超音波システムを完成させないといけないですね。

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