写真プリントと三脚でこどもの非行を防ごう(笑)2009年04月02日 00時00分00秒

昨日から新しいデザインテンプレートが出たようなので、ちょっと気分転換に変えてみた。【追記】しかし、ZaurusのOpera 7.25だと横スクロールバーが出なくて画面全体を見ることができないので、元に戻した。Netfront 3.1だと問題ないのだが。ずっと使っているこのデザインテンプレートはシンプルで軽くて見やすい。今日一時的に変えた桜のデザインはW3CでチェックするとCSSのエラーもあるようだし(このデザインのCSSはエラー無し)。【追記ここまで】

話は変わって、日経BPに教育評論家の親野智可等(おやのちから)氏のコラムが載っていた。
お父さんたちも写真に写ろう(父親のための親力養成塾:日経BP)

記録とすればもちろん、ビデオのような動画でもいいが、やはり簡単に見ることのできる写真というのは大きな力を持っている。写真は忘れ去ったことを呼び覚ましてくれる。家族と一緒に写っている写真は、貴重な時間を一緒に歩んできたことを再発見させてくれる。

わたしがかつて受け持った1年生の子が、ある日、幼稚園のころの写真を持ってきてくれたことがあった。親子でハイキングに出かけ、お父さん、お母さん、妹と楽しそうにお弁当を食べている写真だった。

その子は写真を見せながら、ハイキングがいかに楽しかったかをうれしそうに話してくれた。写真を通して、ハイキングを思い出し、同時にお父さんやお母さんの愛情を改めて感じていたのだと思う。

そこでわたしは、お子さんの節目の時には必ず親子一緒に写真を撮ることをお勧めする。入学式、入園式、卒業式、卒園式、七五三、誕生日、お正月、転居、新築など大切な節目では一緒に写真を撮ろう。親子だけに限る必要はない。おじいちゃん・おばあちゃんに新しいランドセルや自転車などを買ってもらったら、それらを背景におじいちゃんやおばあちゃんと一緒に写真を撮る。親戚のおじさん、おばさん、いとこ、友だち、先生なども同じだ。お世話になった思い出が写真に残るのだ。

最近はデジタルカメラが大半なので、そのままパソコンやCD-ROM、DVDなどのメディアに記録してしまうことも多いだろうが、そうすると写真を見る機会が減ってしまう。データのままとっておいても、それを有効に活用することはできない。ぜひ、プリントして実際にみんなで見るようにしてほしい。

日常的にこうした写真を見ていると、それを通して子どもは「自分は1人ではない、家族みんなに愛されている」というメッセージを常に受け取ることになる。

脳は起きている間中、無意識でも情報を取り入れ、自分の中で整理している。無意識に見ている写真からもメッセージを受け取り、愛されていることを確認する。それが大事であり、その積み重ねが愛情深い子に育てるのである。

このように育った子は、万引きなど悪いことに誘われたときも自然にブレーキが利く。愛情が、いざというときのブレーキになるのだ。

だから、家族旅行に出かけたときなども周囲の誰かに撮影を頼むなり、三脚とタイマーで撮影するなど、積極的に一緒に写るように心掛けてほしい。

私なりに要約すると、家族みんなで写ったプリントを見ることで、自分は愛されているんだということを確認するので、非行にブレーキが掛かりやすいということらしい。

そういわれてみると、たしかに私が中学の頃、暴れていた同級生たちは客観的に裕福かどうかに関係なく、愛に飢えていた子どもたちだったように思う。もちろん置かれた環境が客観的にみてもよくなくて暴れていた子もいたが、形式的に見るとうちよりも裕福そうなのに暴れている子もいた。思い起こしてみると彼らに共通しているのは「自分は愛されていない、自分なんかどうでもいいと思われている」と感じていたことだ。だから悪いことをして先生にものすごく怒られてもなんだか怒られたくてやっているかのようであった。厳しく叱ってくれる先生によくなついていたように思う。当時同級生であった私はそんな風には受け止められなくて、先生が見ていないと悪事を働く、弱いものいじめをする最悪な奴らとしか見えなかったのだが。それで自習の時間に他人の図画工作物を破壊している奴らを我慢できずに殴り倒して、私が先生に怒られてさらに徒党を組んだヤツらにあとで仕返しされたりした(笑)。いまでもああいう奴らは嫌いだし、中学校の先生と聞くとなんだか信用できないと思ってしまう(笑)。

そうならないために、愛されているということを写真プリントで日々無意識のうちにアピールしようということなのか。これは、写真業界は親野智可等氏をイメージキャラクターにして、家族写真を撮ろう、必ずプリントしようキャンペーンを張るべきなんじゃないか。

昨今巷で起こる通り魔的な犯罪も根は同じだろう。社会は自分なんか必要としていないと思ううちにむしゃくしゃして誰でもいいから殴りたいとか自暴自棄な方向に流れる。根本的には小泉「構造改革」で破壊された社会システムを再構築して共生できる社会にしていくしかないのだが、そこへ至るまでの間に自暴自棄にならないように写真プリントで愛を確認するのである。しかし、幼少の頃そういう写真を撮ってもらわなかった人で今不遇の日々を送っている人には、家族の楽しそうな写真プリントは逆効果のような気もするが…。それは社会が暖かく愛を持っていることをアピールするしかない。脱線するが、どうして自民党の支持率が回復するのか分からない。みんなもう小泉・自民党にやられたことを忘れたのか。

ともかくも、少なくともこれから育っていくこどもたちには家族写真を撮ってプリントしよう。三脚も買おう(笑)。SLIK PRO-MINI III はコンパクトでいいよ(笑)。

そして重要なのは、節目節目の写真はフィルムで撮ろう!ネガカラーフィルムは楽ちんだぞ。パソコンに転送したりする必要もなければ、店頭プリンタでプリントされるのをじっと待つ必要もない。撮ったフィルムをDPE店に持って行って「同時プリントでお願いします」といえば次に取りに行ったときにはプリントができているのだから。通り道にあるお店を使えばいいのだ。さあ、フィルムとプリントと三脚の3点セットだ。

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