コダックPORTRA800と富士NATURA16002009年07月24日 00時00分00秒

国立科学博物館地球館:Nikon F-301、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、F2開放AE(約1/8sec)、プロテクトフィルター、Kodak PORTRA 800、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEなしGEMなし

別々の機会に同じ場所を違うフィルム違うレンズで撮ったのでちょっと比較してみたい。フィルムは、コダックPORTRA 800と富士フイルムNATURA 1600である。

まず、上はPORTRA 800の方。光源の色被りが出ている。粒子はNATURAよりも細かいがこの写真では暗部にノイズが見える。PORTRA800で撮った写真の中では粒状感の多い方の写真である。ややアンダー気味なのかもしれない。ガラスの写り込みがある。

【写真上】国立科学博物館地球館:Nikon F-301、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF、F2開放AE(約1/8sec)、プロテクトフィルター、Kodak PORTRA 800、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEなしGEMなし。

国立科学博物館地球館:Nikon F-301、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F2.8開放AE(約1/8sec)、L37c、富士Natura 1600、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEなしGEMなし

写真下はNATURA 1600。富士のフィルムは光源に左右されにくい。そして前回の写真よりは粒状感が少なく健闘している。こちらはややオーバー気味なのかもしれない。中央重点測光で絞り優先AEなので真ん中に明るいものがあるかないかで露出が違ってくる。厳密に比較するにはマニュアル露出にすべきであったか。この写真もガラスの写り込みがある。

【写真下】国立科学博物館地球館:Nikon F-301、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F2.8開放AE(約1/8sec)、L37c、富士Natura 1600、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEなしGEMなし。

前回NATURA1600はちょっと不利だったのだが、今回はなかなか頑張っているのではないだろうか。同じ時に撮ったものではないし、この展示室は照明が変化するので同じ明るさで撮っているかもわからない。ただ、Natura 1600もうまくいけばPORTRA800に負けない場合があるということだ。光源に色が左右されにくいというのは、スキャンしてしまえばどうにでも修正できるとはいえ、いじらなくていいのは素直にうれしい。

【関連】
NATURA1600 その2 NPシステムの謎 ― 2009年06月30日

Google
WWW を検索 haniwa.asablo.jp を検索
asahi-net.or.jp/~sp5j-hys/ を検索
※ブラウザで「保護されていない接続」「安全ではありません」などの表示が出る場合はSSL対応のhttps://haniwa.asablo.jp/blog/の方にアクセスしてください。お気に入り・ブックマークもSSL対応の方に変更をお願いします。(2021/02/23)