AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDは遠景が弱い2024年08月06日 00時00分00秒

【作例1】JR久留里線レール終端(上総亀山駅:千葉県君津市):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 500)、ピクチャーコントロール:オート、AWB(4820K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、RAWファイルを-0.68EV補正したものをJPEGに書き出しリサイズ、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36

なかなか更新できずすまんです(泣)。

今日は、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDの話だ。そんな古いズームレンズの話を今頃されても…と思う方も多いと思う(泣)。まあ付き合ってくだされ。

AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDは、横浜のカメラはスズキに寄ったときに12kぐらいだったので買ったものだ。

絞り環のないGタイプだし、いまとなってはAF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRの方が評判がいいし、であんまり興味が湧かなかったのだが、ニコンのFTZアダプターとZ6ボディだとAF-Sレンズでないとオートフォーカスが効かないので、AF-Sの望遠持っておいても損はないかなと買ったのだった(相場よりもかなり安かったし)。

70-300mmは、既にAI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dを持っている。これは、AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>を修理に出したときに望遠ズームがないとスポーツが撮れなくて困るので7.5kで見つけて買ったものだ。

それで、もとのAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDの話題に戻るが、このレンズはJR久留里線の上総亀山駅で撮影すると、画像が油絵のようになるのでなんでだろうと思っていた。もう一度他のレンズも持って再撮影したいと思っているのだが、この猛暑で実現できていない(泣)。

そこで、コバルトブルーの灯台様のレンズの話題 128本目 【AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED】を拝見すると、以下のように書かれている。

▼選ばせる撮影距離

ハッキリ申し上げてストレス。手軽な望遠レンズであるが故に、もっと自由な発想で結果を出せるかと思えば、200mmオーバーでの遠景で得られるピント面は安いテレコンバーターを付けたような傾向が目立ちます。望遠レンズにおいては誤魔化されても困るので、気温の低い季節で今回はテストできてよかったとも思った次第です。

具体的には全レンジを使う場合、最短~25m程度が守備範囲という印象。また200mmから先はオマケ。使っていて大きく機嫌を損ねたので早々に掃きました。

まったくその通りだと思う。300mmまでの望遠ズームレンズで200mmを越えるとあまり描写がよくなくなるのはよくあることだが、このAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDは焦点距離200mm以上でかつ遠景だと画質が極端に落ちるのだ。200mm以上の焦点距離でも近くを取るとそんなに悪くはない(【作例1】参照)。

【作例1】JR久留里線レール終端(上総亀山駅:千葉県君津市):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 500)、ピクチャーコントロール:オート、AWB(4820K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、RAWファイルを-0.68EV補正したものをJPEGに書き出しリサイズ、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36
【写真4】JR久留里線終端部(上総亀山駅;千葉県君津市):OPPO Reno7 A(CPH2353)android13、焦点距離4.71mm(35mm判26mm相当)、プログラムAE(F1.7、1/1449.3秒、ISO 105)、AWB、Gcam MGC_8.9.097_A11_V24_ENG(バージョン 8.9.097.540104718.33)、JPEGからりサイズのみ

【作例1】は、またJR久留里線上総亀山駅に行ってきた ― 2024年06月21日と同じ場所から撮ったものだが、こんな場所(上記【作例4】参照または上総亀山駅終端部Googleストリートビュー参照)だ。ほんの1mぐらい先にあるものだと焦点距離300mmでもそんなに破綻していない。しかし、右手にある掲揚ポールのあたりにピントを合わせるともう画質は悪い。

【作例2】久留里線933D列車上総亀山駅(千葉県君津市):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 220)、ピクチャーコントロール:オート、AWB(4950K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36
【作例2】久留里線933D列車上総亀山駅(千葉県君津市):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 220)、ピクチャーコントロール:オート、AWB(4950K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36
【作例3】【作例2のトリミング】久留里線933D列車上総亀山駅(千葉県君津市):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 220)、ピクチャーコントロール:オート、AWB(4950K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36
【作例3】【作例2のトリミング】久留里線933D列車上総亀山駅(千葉県君津市):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 220)、ピクチャーコントロール:オート、AWB(4950K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36

ということで、望遠端で望遠だと画質がアレなレンズだと分かった。これだと遠距離というか25mよりも先を撮るなら、AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dの方がいいかもしれない。AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dは軽くて小さいし。問題は、FTZ経由でZボディだとオートフォーカスにならない点だ。ただ、これはライカMマウントレンズをZボディでAF可能なサードパーティ製電子マウントアダプターにニコンFマウントレンズ→ライカMマウントボディのアダプター2段重ねでオートフォーカス可能だ。そのうちTECHART TZM-02買うかも。

涼しくなったら、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDAI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6DAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>AI Nikkor ED 180mm F2.8S + TC-201などを比較してみたい。

AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRほしくなるよねぇ……。


【関連】
プロ野球開幕戦(DeNA対巨人)でAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDを使ってみた ― 2021年03月27日
結局FTZマウントアダプターも買った ― 2021年12月01日

【関連追記】
AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dの遠景作例を追加した。
ニコンが旧MF一眼レフカメラ・レンズのメンテナンスを期間限定で実施\(^o^)/ ― 2024年08月21日

またまた水戸にNikon 1 V1持って行ってきた2024年08月10日 00時00分00秒

【写真1】水戸東照宮から宮下銀座商店会を臨む(茨城県水戸市):Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh GW-1(35mm判21mm相当)、F11、絞り優先AE(1/125秒)、ISO125(オート)、AWB、オートエリアAF、NX Studio Ver.1.7.0でRAWファイルから最新のピクチャーコントロール「風景」に現像したものをJpegにしてリサイズ

徳川幕府再興のため東奔西走するHaniwaです(違)。

またまた水戸に行く機会があった。暑くて荷物も重たいのは嫌なので、今回は、Nikon 1 V1と1 NIKKOR 10mm f/2.8 に、 GR DigitalのワイコンRicoh GW-1を装着して、35mm判21mm相当で撮ってきた。

【写真1】水戸東照宮から宮下銀座商店会を臨む(茨城県水戸市):Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh GW-1(35mm判21mm相当)、F11、絞り優先AE(1/125秒)、ISO125(オート)、AWB、オートエリアAF、NX Studio Ver.1.7.0でRAWファイルから最新のピクチャーコントロール「風景」に現像したものをJpegにしてリサイズ

徳川幕府再興を祈願するために(違)、水戸東照宮に。参道の階段から宮下銀座商店会の裏側を撮影。

Nikon 1 V1と1 NIKKOR 10mm f/2.8のRAW(NEF)ファイルをNX Studio Ver.1.7.0で現像していて気づいたのだが、どうやらNikon 1 V1と1 NIKKOR 10mm f/2.8の組み合わせだと「自動ゆがみ補正」を適用可能なようだ。それもRAW(NEF)ファイルだけでなく、Jpegファイルにも「自動ゆがみ補正」が適用できる。

【写真2】水戸東照宮から宮下銀座商店会を臨む(茨城県水戸市):Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh GW-1(35mm判21mm相当)、F11、絞り優先AE(1/125秒)、ISO125(オート)、AWB、オートエリアAF、NX Studio Ver.1.7.0でRAWファイルから最新のピクチャーコントロール「風景」と「自動ゆがみ補正」適用で現像したものをJpegにしてリサイズ

それで、上記の【写真1】に「自動ゆがみ補正」を適用したのが【写真2】だ。Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8で若干の樽型の歪曲収差があるのだが、Ricohのワイコン GW-1でさらにそれが強調されている。それが、「自動ゆがみ補正」を適用で若干補正されている。

【写真2】水戸東照宮から宮下銀座商店会を臨む(茨城県水戸市):Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh GW-1(35mm判21mm相当)、F11、絞り優先AE(1/125秒)、ISO125(オート)、AWB、オートエリアAF、NX Studio Ver.1.7.0でRAWファイルから最新のピクチャーコントロール「風景」と「自動ゆがみ補正」適用で現像したものをJpegにしてリサイズ

【写真3】JR水戸駅前三の丸地区再開発(茨城県水戸市):Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh GW-1(35mm判21mm相当)、F9、絞り優先AE(1/250秒)、ISO100(オート)、AWB、オートエリアAF、ピクチャーコントロール:ポートレート、Jpegをリサイズ

【写真3】JR水戸駅前三の丸地区再開発(茨城県水戸市):Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh GW-1(35mm判21mm相当)、F9、絞り優先AE(1/250秒)、ISO100(オート)、AWB、オートエリアAF、ピクチャーコントロール:ポートレート、Jpegをリサイズ

【写真3】はJpeg撮って出しのままだ。暗部がつぶれるのが嫌で普段はピクチャーコントロールはポートレートにしている。この構図だと歪曲収差はあまり気にならない。他の写真と並べると、ピクチャーコントロールが違うのでなんか揃えた方がいいのかなという気がしてきた。

水戸駅前三の丸地区再開発は、タワーマンションが建つようだ。なんか土地に余裕あるのになんで上に伸びるのかね。あれかな、ハニワニワみたいに手入れしないと草茫々になるのが嫌だから?だいたいさあ、徳川幕府が再興された暁には、そんな上からお城を見下ろすなんてちょっと失礼じゃないか(違)。

ちなみにF値が11になったり9になったりしているのは、調節しているわけではなく、勝手に動いているだけ(泣)。もともとF11にする気なんてなくて、F8ぐらいで撮っているつもりなのだが、サムネイル拡大レバーに体があたって勝手にF値が変わっているのだ(泣)。【写真1】【写真2】はF11、【写真3】はF9になっている(泣)。Nikon 1 V1ってやっぱりいろいろ使いにくいよなぁ。これ、発売する前にいろんな人にテストしてもらってるのか?大菩薩峠で合宿して1か月ぐらい問い詰めたい(泣)。

【作例4】水戸東照宮(茨城県水戸市):Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh GW-1(35mm判21mm相当)、F11、絞り優先AE(1/160)、ISO100(オート)、AWB、オートエリアAF、NX Studio Ver.1.7.0でRAWファイルから最新のピクチャーコントロール「風景」とアクティブDライティング「強め」適用で現像したものをJpegにしてリサイズ

【作例4】水戸東照宮(茨城県水戸市):Nikon 1 V1、1 NIKKOR 10mm f/2.8 + Ricoh GW-1(35mm判21mm相当)、F11、絞り優先AE(1/160秒)、ISO100(オート)、AWB、オートエリアAF、NX Studio Ver.1.7.0でRAWファイルから最新のピクチャーコントロール「風景」とアクティブDライティング「強め」適用で現像したものをJpegにしてリサイズ

暗部が見えないので、RAW(NEF)ファイルを現像してアクティブDライティング「強め」を適用した。

ということで、Nikon 1 V1もRAWとJpeg同時記録だとなんとかまだ使える。Ricoh GR3の受注が再開されたそうで、荷物をあまり持っていきたくないときはやっぱりGRがいいよなぁとは思う。

【追記】
以上の内容を書いてアップしてすぐに追記しようとしたら30分以上「記事の編集・削除」画面に入れず、「504 Gateway Time-out」になってた。サポートにメールフォームから連絡したらすぐに「記事の編集・削除」画面に入れるようになった。追記したかった内容は、以下。

そうそう、水戸で食事をしようと入ったお店で、「南瓜の○○」みたいなメニューを選んで、ウエートレスのおねえさんに「なんきんの○○」と言ったら「かぼちゃですっ」と言われてしまった。ふりがなが付いていないのでおそらく「なんきん」だろうなと思って、Gboardで「なんきん」と入れたら「南瓜」が変換候補にあったので「なんきん」と言ったのだが、「かぼちゃ」って言い直さなくてもええやんと思った(ちなみにATOKだと「なんきん」で「南瓜」の変換候補は出ない)。

後で調べたら、かぼちゃのことを「なんきん」というのは関西以西であって、東日本では「なんきん」という言い方はないらしい。うちの親(大阪生まれ大阪育ち)はかぼちゃのことをよく「なんきん」と言っていたし、とうもろこしのことを「とうきび」と言っていた。茨城県の人は「南瓜」と書いて普通に「かぼちゃ」と読めるのか、というか他の読み方を知らないから平気で「南瓜」なんて書くんだろうな。自分だったらなんて読むのか迷うから絶対に「かぼちゃ」ないし「カボチャ」ってメニューに書くなぁ。これは徳川幕府再興して「なんきん」を広めなければ(違)。

ちなみに、NHKの朝ドラに『芋たこなんきん』(2006年度下半期作品)があったが、関東地方の「なんきん」を知らない人に、そのことを言うと、そのドラマは知っていたがなんきんがかぼちゃのことだとは知らなかったという。なんということだ。ハーニワ幹部が広めて回らねば(違)。

北川民次展(名古屋市美術館)2024年08月13日 00時00分00秒

【写真1】水浴(北川民次 1929年 刈谷市美術館蔵):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、絞り優先AE(F8、1/25秒)、電子シャッター、ISO-AUTO(ISO 3200)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(3470K)、マルチパターン測光、オートエリアAF、手ぶれ補正ON(ノーマル)、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85

またまた徳川幕府再興のため(違)名古屋に行くことがあり、名古屋市美術館で開催中の特別展 生誕130年記念 北川民次展―メキシコから日本へを見てきた。

もともと北川民次氏について詳しかったわけではなく、余りに暑いので空き時間に徘徊して撮影するのを断念して、涼しい屋内の美術館に寄ることにしたら丁度やっていたのがこの特別展 生誕130年記念 北川民次展―メキシコから日本へだったのだ。

結論からいうと、この北川民次展はよかった。みんな見に行くべきだ。

何がよいのかというと、北川民次氏の作品は、民衆側に寄り添っており、権力側への批判がベースにあるからだ。また幼児児童芸術教育に長けていて、子どもたちの才能を伸ばそうというありようが素晴らしい。

【写真2】夏の宿題(北川民次 1970年 愛知県美術館蔵):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、絞り優先AE(F8、1/25秒)、電子シャッター、ISO-AUTO(ISO 2800)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(3850K)、マルチパターン測光、オートエリアAF、手ぶれ補正ON(ノーマル)、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85

さらにこの特別展は基本的に写真撮影が可能だったのも素晴らしい。撮影禁止はごくわずかで、雑誌などの資料と北川民次以外の作品が撮影禁止なだけだった。そのほかの北川民次作品は、他館所蔵品であっても撮影可能だった。すごい。なお、常設展の方は全面撮影禁止だ。

常設展では、ディエゴ・リベラ『プロレタリアの団結』(1933年 名古屋市美術館蔵)が興味を惹かれた。上段にレーニン、その左右にマルクスとエンゲルス、さらに左右にスターリンとトロツキーという絵画だった。写真を撮りたかったのだが、撮影禁止なので非常に残念だった。スターリンとトロツキーが共に書かれているのは珍しいのではないだろうか。トロツキーはメキシコに亡命しているのでメキシコの絵画に描かれるのは変ではないが、亡命の原因をつくり(ソ連からの国外追放)暗殺を指示したとされるスターリンがともに描かれているのは珍しい。このあたりはアートペーパー103 名古屋市美術館ニュース2016年冬号「特集“亡命はタンカーに乗って。”――トロツキーの亡命と暗殺をめぐる日本とメキシコの物語 」に詳しい(帰宅後に検索して知った)。作者のディエゴ・リベラは、メキシコ政府に掛け合ってトロツキーのメキシコ亡命を受け入れさせた人物らしい。

それで、帰宅してから調べると、この特別展 生誕130年記念 北川民次展―メキシコから日本へは、名古屋市美術館で2024年6月29日(土)~9月8日(日)で開催された後、世田谷美術館で2024年9月21日(土)~11月17日(日)まで開催され、さらに福島・郡山市立美術館で2025年1月25日(土)~3月23日(日)で開催されるようだ。西日本での開催がないのが残念だが、これは是非観に行ってほしい。私も世田谷美術館の北川民次展にもう一度行く予定。
約30年ぶりの大規模な回顧展。「北川民次展 ――メキシコから日本へ(仮)」が2024年6月から3都市で巡回へ(2023年11月17日Tokyo Art Beat)
2024.09.21 - 11.17生誕130年記念北川民次展―メキシコから日本へ(世田谷美術館)
郡山市立美術館 2024年度の展覧会

生誕130年記念 北川民次展―メキシコから日本へ

愛知・名古屋市美術館:2024年6月29日(土)~9月8日(日)

東京・世田谷美術館:2024年9月21日(土)~11月17日(日)

福島・郡山市立美術館:2025年1月25日(土)~3月23日(日)

図録は定価3,850円 (本体価格3,500円)のはずだが、名古屋市美術館のミュージアムショップでは3500円で買えた(レシートを見ると内税3500円)。交通系ICカードも使えたので、モバイルSuicaで買った。
北川民次 メキシコから日本へ(国書刊行会)


【写真1】水浴(北川民次 1929年 刈谷市美術館蔵):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、絞り優先AE(F8、1/25秒)、電子シャッター、ISO-AUTO(ISO 3200)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(3470K)、マルチパターン測光、オートエリアAF、手ぶれ補正ON(ノーマル)、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85

【写真2】夏の宿題(北川民次 1970年 愛知県美術館蔵):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、絞り優先AE(F8、1/25秒)、電子シャッター、ISO-AUTO(ISO 2800)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(3850K)、マルチパターン測光、オートエリアAF、手ぶれ補正ON(ノーマル)、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85

先週のナナちゃん2024年08月14日 00時00分00秒

ナナちゃん(名古屋市中村区):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、絞り優先AE(F8、1/25秒)、ISO-AUTO(ISO 180)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(4840K)、マルチパターン測光、オートエリアAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85、RAWファイルをNX StudioでアクティブDライティング標準で現像、リサイズ

名古屋の名鉄百貨店のナナちゃんは、毎週水曜日にお色直しなので、うかうかしていたら「先週のナナちゃん」になってしまった。あんまり時間経つと掲載の意味が薄れるので今載っけます。

【追記】
ナナちゃんのプロフィールが名鉄百貨店本店のサイトに載っているので転載する。ナナちゃんについて(名鉄百貨店本店)

♥ナナちゃんのプロフィール

    いる場所 [メンズ館]1階エントランス前
    生年月日 S48.4.28
    身長 6m10cm
    体重 600kg
    バスト 2m07cm
    ウエスト 1m80cm
    ヒップ 2m15cm
素材 FRP硬質塩ビ樹脂 デザイン スイス(シュレッピー社)

【さらに追記】ナナちゃん作例リンク集
Xperia 10 IV SO-52C の未使用品を注文 ― 2024年04月30日
Nikon Z6 IIIが6月17日に発表(READY TO PERFORM?) ― 2024年06月14日
またまた名古屋のナナちゃん ― 2024年07月15日
【さらに追記ここまで】


ナナちゃん(名古屋市中村区):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、絞り優先AE(F8、1/25秒)、ISO-AUTO(ISO 180)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(4840K)、マルチパターン測光、オートエリアAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85バヨネットフード HB-23、FTZマウントアダプター、RAWファイルをNX StudioでアクティブDライティング標準で現像、リサイズ

朝日良一写真展(2024年10月)2024年08月20日 00時00分00秒

永福町 朝日良一写真展2024年10月3日(木)~10月7日(月)永福和泉地域区民センター

りー様としていつもコメントを戴いている朝日良一様が写真展を開かれるそうだ。
https://haniwa.asablo.jp/blog/2024/06/14/9692977#c9709830
写真展開催のお知らせ(朝日良一|note)
【追記:2024年9月1日】
みっち様のブログにも「朝日良一写真展」の記事が載りました。
長年のブログお友達、朝日良一さんが10月に写真展を行われます!、の巻。(If you must die, die well みっちのブログ 2024年9月1日)
【追記ここまで】

永福町 朝日良一写真展
2024年10月3日(木)~10月7日(月)
12:00~20:00
於:永福和泉地域区民センター
東京都杉並区和泉3丁目8番18号
永福和泉地域区民センターのGoogleマップ

10月7日(月)15:00よりギャラリートーク
【追記】10/3(木)・10/6(日)・10/7(月) 終日在廊【追記ここまで】

光景 朝日良一写真展
2024年10月9日(水)~10月14日(月)
12:00~20:00
於:永福和泉地域区民センター
東京都杉並区和泉3丁目8番18号
永福和泉地域区民センターのGoogleマップ

10/11(金)15:00よりギャラリートーク
【追記:2024年9月4日】10/11(金)・10/12(土)・10/13(日)・10/14(月祝)終日在廊
【追記ここまで】

【追記】10/11(金)・10/14(月祝)終日在廊
10/12(土)は微妙だが12~15時在廊【追記ここまで】

ギャラリートークは人数制限あり
希望者多数の場合は抽選

永福町の方が面白くなりそう
光景はシリアスになる
永福町にゆかりがない人にも、
両方見てほしい。

光景 朝日良一写真展
2024年10月23日(水)~10月28日(月)
18:00~01:00
於:JazzBar「サムライ」
東京都新宿区新宿3丁目35-5 守ビル5F
JazzBar「サムライ」のGoogleマップ

10月26日(土)
15:00~トークライブ
16:00~パーティー
18:00中締め
パーティは会費3,500円前後を予定
【追記:2024年9月12日】トークライブとパーティは中止とのことです。
2024年09月12日 07時16分03秒のりー様のコメント
【追記ここまで】 【追記】10/26(土)終日在廊
バーなので他の日は気まぐれに出没【追記ここまで】

杉並の展示とは内容が一部異なります
ワンドリンクの注文をお願いします

【追記:2024年8月23日】りー様のコメントから、在廊予定を追記しました。襲撃計画や恥ずかしくてこっそりご覧になりたい方や不在時に「○○参上!」などと痕跡を残したい方はご参考に(違)。【追記ここまで】

永福町 朝日良一写真展2024年10月3日(木)~10月7日(月)永福和泉地域区民センター
光景 朝日良一写真展2024年10月9日(水)~10月14日(月) 永福和泉地域区民センター
朝日良一写真展(2024年10月)
光景 朝日良一写真展2024年10月23日(水)~10月28日(月) azzBar「サムライ」東京都新宿区新宿3丁目35-5 守ビル5F
光景 朝日良一写真展2024年10月23日(水)~10月28日(月) azzBar「サムライ」東京都新宿区新宿3丁目35-5 守ビル5F

【追記:2024年8月29日】
チラシを追加しました。画像の著作権はりー様こと朝日良一様にあります。
元データはhttps://30d.jp/r-asahi0502/10 からダウンロードできます。合い言葉は「ありがとう」。
”朝日チルドレンはデータか紙で拡散するように!”とのことですが、交番とか大使館とか怖い人の家の塀などに貼るなよ、絶対に貼るなよ(違)。
2024年08月29日 09時32分43秒のりー様のコメント

ニコンが旧MF一眼レフカメラ・レンズのメンテナンスを期間限定で実施\(^o^)/2024年08月21日 00時00分00秒

羽田空港第3ターミナル展望デッキ(東京都大田区):Nikon Z6、AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D、300mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 140)、AWB(5280K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-15、FTZマウントアダプター、RAWファイルをNX Studioでピクチャーコントロール:最新のピクチャーコントロール スタンダードで現像、リサイズ

ニコンが旧MF一眼レフカメラ・レンズのメンテナンスを期間限定で実施するのだそうだ。
【期間限定】MF旧製品メンテナンスサービス

株式会社ニコンイメージングジャパンは、「MF旧製品メンテナンスサービス」を9月2日(月)〜10月31日(木)の期間限定で実施する。有料サービスで、料金は製品によって異なる。

同社旧製品のうち、一部の一眼レフカメラおよび交換レンズを対象としたサービス。基本的に部品交換を不要とする作業としており、各部点検掃除や機能チェック、外観モルトプレーン確認、交換、レンズのヘリコイド油交換などを行う。

対象製品は、ニコンFシリーズ、F2シリーズ、F3シリーズ、FMシリーズ、FE/FE2などで、交換レンズは一部単焦点レンズのみとしている。

申し込み方法は、ニコン修理センターへの直送もしくは電話で依頼する。預かり期間は約3カ月としている。

同サービスは今回で4回目となり、前回は2021年に期間限定で実施された。旧製品を長年使用しているユーザーからの要望に応える形で実施されるという。

待ってました!前回2021年のときは、読者の方から戴いたAi Nikkor ED 180mm F2.8Sをメンテナンスしてもらったのだった。通常毎年か2年に1回ぐらいの間隔で実施されていたので、次の機会を待っていたのだが、なかなかやってこなかった。今回3年経ってやっと実施された。嬉しい。
Ai Nikkor ED 180mm F2.8Sを戴いた ― 2021年04月20日
Ai Nikkor ED 180mm F2.8SのMF旧製品メンテナンスサービス見積りが来た ― 2021年04月23日
Ai Nikkor ED 180mm F2.8SのMF旧製品メンテナンスサービス完了通知が来た ― 2021年07月19
Ai Nikkor ED 180mm F2.8Sは光学系がきれいになって戻ってきた ― 2021年07月21日

個人的にはAi Nikkor 50mm F1.2(非S)をメンテナンスに出したい。ヘリコイドグリスがスカスカしてきているし、レンズになにかゴミがあるので。


写真は記事とは関係ない。
羽田空港第3ターミナル展望デッキ(東京都大田区):Nikon Z6、AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D、300mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 140)、AWB(5280K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-15、FTZマウントアダプター、RAWファイルをNX Studioでピクチャーコントロール:最新のピクチャーコントロール スタンダードで現像、リサイズ

【期間限定】MF旧製品メンテナンスサービスとは関係ないのだが、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDは遠景が弱い ― 2024年08月06日の続きで、これだったら遠景はAI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dの方がよかったんじゃないかと持って行って撮影したもの。

羽田空港の第3ターミナルは国際便のターミナルで、2020年3月14日に第2ターミナルでも国際線運用開始したことに伴い、「国際線ターミナル」の名称が「第3ターミナル」に変更となったものだ。第3ターミナルになってから行ってないので、今回見送りに行ってついでに展望デッキからレンズを試してみたわけだ。

やはり、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDの遠景よりも、AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dの遠景の方がきちんと解像していた。ニコンZボディでは、AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dはマニュアルフォーカス(MF)になってしまうのが残念。こんなんだったらD610買おうかなという気になってくる。Biogonが使えると思ってZ6にしたのだが、Biogonだと像面湾曲は凹レンズで補正できても、周辺の色被りは残ってしまうので。

【関連】
Ai AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dはカリッとしたニコンらしい描写 ― 2014年05月11日

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