富士フイルムがカラーネガフィルムなど最大52%の値上げ（デジカメWatch） ― 2025年04月03日 00時00分00秒
富士フイルムがカラーネガフィルムなど最大52%の値上げ(デジカメWatch)なのだそうだ。
「写ルンです」包装仕様変更および写真フィルム一部製品の国内価格改定のお知らせ（富士フイルム 2025年4月1日）
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社は4月1日（火）、写真フィルムの一部製品について、国内価格を改定すると発表した。また、レンズ付きフィルム「写ルンです」の包装仕様を変更する。
価格改定については、カラーネガフィルム（135サイズ）が約21～22％、レンズ付きフィルム（135サイズ）が約44％、リバーサルフィルム（135／120サイズ）が約31～52％の値上げとなる。理由を「部材・原材料価格および輸送コスト高騰への対応が困難になったため」としている。具体的な銘柄は明らかになっていない。
なにがどれだけ上がっていくらなのかわからないので、久々にナショナルフォートの価格表を参照した。
https://www.nationalphoto.co.jp/material_supplies/filim_color/
| 品名 | NP特価 |
|---|---|
| FUJIFILMリバーサル | |
| RDP100F 120（5） | ¥21,395 |
| RDP100F 135-36 | ¥4,950 |
| RDP100F 4×5（20） | ¥22,770 |
| RDP100F 8×10（20） | ¥86,460 |
| RVP50 120（5） | ¥22,880 |
| RVP50 135-36 | ¥4,950 |
| RVP100 120（5） | ¥21,395 |
| RVP100 135-36 | ¥5,445 |
| RVP100 4×5（20） | ¥22,495 |
| RVP100 8×10（20） | ¥86,240 |
| FUJIFILMカラーネガフィルム | |
| S-100 135-36 | ¥1,628 |
| FUJIFILM400 135-36※ | ¥2,112 |
| FUJIFILMインスタントフィルム | |
| instaxWIDE | ¥1,650 |
| instaxWIDE（2） | ¥2,992 |
| instaxWIDE（5） | ¥6,930 |
| instaxMINI | ¥737 |
| instaxMINI（2） | ¥1,419 |
| instaxMINI（限定フレーム）＊ | ¥814 |
| instaxSQUARE | ¥1,089 |
| instaxSQUARE（2） | ¥1,958 |
| レンズ付きフィルム | |
| カラー FUJIFILM 写ルンです 27枚撮り | ¥1,837 |
※上記ナショナルフォートのサイトでは「PRE400 135-36」と表記されているが、「PRE400 135-36」なるフィルムは聞いたことがなく、また最新フィルム価格表（PDF）（ナショナルフォート2025.4.1）には「FUJIFILM400 135-36」とあるので引用者が修正した。
また、「写ルンです」の包装が現行の「ガゼット（袋）」タイプから「紙箱」タイプへ変更されるそうだ。
「写ルンです」はいくつかストックがあるのだが、以前久々に使ったら無限遠風景で周辺部にピントが来ていなかったので全体にピントが甘いので、中身のフィルムを撮りだして使おうかなとも思っている。記念写真で近くに人物を置いて日の丸構図でかつネガからのプリントはかなりトリミングされることを想定した仕様なのだと思うが、ちょっと使いづらい。せっかくのフィルムなのでよいレンズで使いたい気分になっている。フィルムを取りだして（「写ルンです」はプレワインドなので取り出す前に暗黒下でシャッターを切って撮りきる（＝パトローネにフィルムを巻き戻す）必要がある）、CONTAX G1にBiogonを付けて撮ろうかなという気になっている。
話が逸れるが、CONTAX G1は電池を入れっぱなしにしていると電池が消耗していざ使おうとすると36枚撮り1本持つか持たないかぐらいになっていることがある。CONTAX G1の電池はCR2リチウム電池を2本なので値段も高いし、最近はCR2リチウム電池を売っているところが減っている。BESTONという会社から、CR2互換の充電可能なリン酸鉄リチウムイオン電池と専用充電器が発売されているらしい。
スマートロックの電池にCR123A互換の充電器セットを買って、大幅コストカットになる!?（家電Watch 河原塚 英信
2024年3月22日)←この記事の電池はCR2ではなくCR123A互換電池だ。
たまにしか使わないCONTAX G1用にはこの充電可能なCR2互換電池がいいかもしれない。ただ、BESTONのサイトではCR2互換電池が見あたらないのがちょっと気になる。
検索するとプラタという会社がBESTONのCR2互換電池を輸入販売しているようだ。
CR2充電池 2個付き！ CR2 USB充電器セット←充電器はCR2とCR123Aとが共用できるようだ。買うときはセット売りの電池がBESTONのものなのかチェックする必要がありそうだ。
コメント
_ タロウカジャ ― 2025年04月03日 12時10分46秒
_ Haniwa＠ニコンZ5II発表＼(^o^)／ ― 2025年04月03日 16時14分18秒
＞買占め屋防止のため公示の即日に値上げだそうです。
＞何を言ってもあきまへん、特にカラーフィルムは寡占状態なのでどうにもなりません。
いきなり値上げって、お店には通知していたんでしょうね。
昔から寡占状態ですが、メーカーの減少以上にユーザーが激減していますからね。
＞偶に撮影していましたが、これからは極偶に高額なランチを食べたつもりでポッポッとフィルム撮影の作法を忘れない程度にお付き合いさせて頂きます。フィルムによる撮影の幕引き寸前の心持です。
＞まあ、デジタルで撮影すると１００コマ程度は平気ですがフィルムですと３本弱になります。
＞アサヒカメラ、日本カメラが休刊した2020年辺りでカメラを趣味道楽として付き合っていた方々がコロナ騒動と加齢で脱落したためフィルム等の古いカメラ関係の売上が低下して復活することなく今日に至っています。
私はスポーツを撮影するようになってフィルム撮影が激減しているうちにフィルムの種類が減り値段が爆上げになってほとんどフィルム撮影しないままになっています(泣)。
フィルム時代は、F100とF3と望遠ズームと標準ズームとかこなしていましたが、段々と重たい機材がつらくなり、デジタルとフィルムの併用もできないままに来てしまいました。フィルムで望遠スポーツを撮って、GR Digitalで広角を撮っていたときが一番よかったですね。デジタルでスポーツを撮る際にコンパクトで高画質なフィルムカメラがもう高騰していて手が出なかったので、逆の組み合わせはできないままにきています。
＞若い方がフィルムや中古コンパクトデジタルに手を出していますが所詮は一過性のあだ花で終わると思います。
若くても高給取りの方もいますので、その方々がなんとか使ってくれれば…。
＞ごまめの歯ぎしりの様な話はさておき、ニコンZ5Ⅱ(仮称)の発表を待ちますか。
なんとNikon Z5II発表されてしまいましたね。
ttps://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/2003621.html
”ニコンは、35mmフルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラ「Z5II」を4月25日（金）に発売する。価格はオープン。直販価格はボディ単体が25万8,500円、24-50キットが29万9,200円、24-200キットが35万8,600円。”なのだそうで。
_ めがねのパイロット ― 2025年04月04日 21時51分03秒
値上げは、当日以前にお店は出ていますね。
私は3/31に行きつけの写真屋で聞きました。
んー、転売も各地でかなりひどいようです。
栃木の片田舎の写真屋にまで、転売目当ての中国人がチェキのフィルムを買い占めに出張しているようです・・・
お店にある在庫全部くれ、と言って行脚しているようです。
値上げもこれでは、使う側ももう諦めたいですね・・・
_ りー ― 2025年04月05日 10時55分29秒
富士のフィルムが4月1日から値上げになっていた。
PROVIA100Fは、ニコンやライカのフィルムが1本5,500円。ハッセルなどのフィルムは5本パックのみで23,650円。いずれもヨドバシ価格。4月5日10時30分現在までずっと品切れのままだ。1コマあたりで計算すると、前者は152円。後者はハッセルなど6×6なら394円。コンバーチブルホースマンなら591円だ。もう完全に無理。
現在1本だけライカに装填されているが、昨年の9月から撮りきれずにいる。フィルムはコメや水と同じで継続して使えなければ意味がない。【私にとって以前は必需品であり道具だった。それを嗜好品や懐古趣味として続けるのを、良しとするか否かである】(ここ大事なので強調しておきます）
思えば昨年は、ようやくスマホとミラーレスを導入した。過去のフィルム写真を中心にした写真展もやった。けじめはついている。
今後の理想としては、大事なフィルムカメラだけを残し、たまーにイルフォードのモノクロで撮る。そのほかのカメラは下取りに出して、Z50Ⅱをもう1台と16-50mmを追加する。2台のZ50Ⅱとダブルズームで用事だけでなく、かなりの仕事ができると思う。超広角とボケが必要な場合以外は。私事ではZ50Ⅱと26mmが素晴らしい写りだ。
Z6ⅢとMFレンズでリバーサルの代替にしているが、さらにK-3Ⅲmonochromeを完全にイルフォードの代替にしてしまうか。
このところ不要品処分祭りで仕事部屋がスッキリしつつある。いらないものを捨てたら大切なものが出てきた。フィルムカメラも減らして身軽になりたいものだけど。うーむ。
_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2025年04月06日 09時26分53秒
後にA級戦犯としてHaniwa氏がなぜか酢酸吸引刑で…
＞全体にピントが甘いので、中身のフィルムを撮りだして使おうかなとも思っている。
外したレンズはレンズキャップに穴を開けて使えるようにして遊びましょう。
_ Haniwa ― 2025年04月07日 16時11分16秒
＞値上げは、当日以前にお店は出ていますね。
＞私は3/31に行きつけの写真屋で聞きました。
そうですよね。お店が寝耳に水だったら困りますものね。
＞んー、転売も各地でかなりひどいようです。
＞栃木の片田舎の写真屋にまで、転売目当ての中国人がチェキのフィルムを買い占めに出張しているようです・・・
＞お店にある在庫全部くれ、と言って行脚しているようです。
そうなんですか。チェキは中国や東南アジアですごい人気らしいですね。
日本が貧しくなってしまったんでしょうね。かつてヨーロッパでライカを買い漁っていた日本から人々が数十年でこんな風に･･･(泣)。
＞値上げもこれでは、使う側ももう諦めたいですね・・・
そういう意味では、ペンタックスが新しいカメラをハーフ判で出したのは正解ですね。
かつてフィルムが貴重だった頃のように正月から夏休みやクリスマスまでを72枚に収めるのがせいぜいの状態に(泣)。
個人的には、こんなにフィルムが高くなったらますます写ルンですみたいなレンズじゃなくて、よいレンズで使わないともったいない気がしますね。
_ Haniwa ― 2025年04月07日 16時29分37秒
＞4月2日にインスタに上げたものを、加筆修正してここに載せます。
インスタを見られない民のためにありがとうございます。
＞1コマあたりで計算すると、前者は152円。後者はハッセルなど6×6なら394円。コンバーチブルホースマンなら591円だ。もう完全に無理。
35mm判1コマが152円って、かつてコニカJX400の36枚撮りを105円で買っていたときは、1コマ2.92円ですからね。あのころはフィルムでバシャバシャ撮っていました。
＞現在1本だけライカに装填されているが、昨年の9月から撮りきれずにいる。フィルムはコメや水と同じで継続して使えなければ意味がない。【私にとって以前は必需品であり道具だった。それを嗜好品や懐古趣味として続けるのを、良しとするか否かである】(ここ大事なので強調しておきます）
継続して使えなければ意味がないというのは大事な視点ですね。
＞私事ではZ50Ⅱと26mmが素晴らしい写りだ。
NIKKOR Z 26mm f/2.8、よいですか。うーん（←アブナイ）。
ttps://nij.nikon.com/products/lineup/nikkor/zmount/nikkor_z_26mm_f28/spec.html
のMTFをみますと、中心部の線は上に張り付いていますから、APS-CのZ50IIですと、絞り開放でもかなりよいことが想像できますね。うーん（←アブナイ）。
＞Z6ⅢとMFレンズでリバーサルの代替にしているが、さらにK-3Ⅲmonochromeを完全にイルフォードの代替にしてしまうか。
＞このところ不要品処分祭りで仕事部屋がスッキリしつつある。いらないものを捨てたら大切なものが出てきた。フィルムカメラも減らして身軽になりたいものだけど。うーむ。
写真家の方々のインタビューで、デジタルに完全移行したけれどもニコンFやF2、F3あたりは残しているという方は結構おられるようですね。 大事な思い出のあるものや、MFカメラは一定数残しておくのもよいのかもしれません。あるいは、使ってくれる人の元へというのも一つの考え方です。むずかしいですね。
_ Haniwa ― 2025年04月07日 16時40分24秒
＞値上げの奇襲攻撃ですね、
＞後にA級戦犯としてHaniwa氏がなぜか酢酸吸引刑で…
やめてください(泣)。それでなくても親が撮った8mmフィルムがビネガーシンドロームですごいことになっているんですから。Koadkのモレキュラー・シーブと一緒に入れていて久々に「どうかな？」と蓋を開けたら酢酸臭でむせました(泣)。
モレキュラー・シーブは販売終了らしいですが、1ガロン売りで買いましたから、おそらく私が死ぬまでに使い切れないぐらいあります(泣)。
「モレキュラシーブ」販売終了と代替製品のご案内（2023年9月11日 コダックアラリスジャパン株式会社）
ttps://www.kodakalaris.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/Molecular_Sieve_Discontinued.pdf
↑「今後はモレキュラシーブと同等以上の性能を持つ代替製品を受注発注にてご提供いたします」というところが辛いですね。なんか単価も上がっているような･･･。
アシッドフリーシート 150 8015174 450 x 300 mm 9,000円/シート 10シート
アシッドフリーシート 100 8015125 100 x 400 mm 5,200円/シート 30シート
これ、10シート買うのに9万円掛かるんですよ(泣)。
＞＞全体にピントが甘いので、中身のフィルムを撮りだして使おうかなとも思っている。
＞
＞外したレンズはレンズキャップに穴を開けて使えるようにして遊びましょう。
写ルンですは像面歪曲をフィルムガイドを湾曲させて打ち消しているので、写ルンですレンズの前に平凸レンズとか入れる必要があるのかもしれませんね。あるいは写ルンですレンズだと、センサー前ガラスで打ち消してくれるのかも･･･。ちょっと調べてみます。
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何を言ってもあきまへん、特にカラーフィルムは寡占状態なのでどうにもなりません。
偶に撮影していましたが、これからは極偶に高額なランチを食べたつもりでポッポッとフィルム撮影の作法を忘れない程度にお付き合いさせて頂きます。フィルムによる撮影の幕引き寸前の心持です。
まあ、デジタルで撮影すると１００コマ程度は平気ですがフィルムですと３本弱になります。
アサヒカメラ、日本カメラが休刊した2020年辺りでカメラを趣味道楽として付き合っていた方々がコロナ騒動と加齢で脱落したためフィルム等の古いカメラ関係の売上が低下して復活することなく今日に至っています。
若い方がフィルムや中古コンパクトデジタルに手を出していますが所詮は一過性のあだ花で終わると思います。
ごまめの歯ぎしりの様な話はさておき、ニコンZ5Ⅱ(仮称)の発表を待ちますか。