若い女性にフィルムカメラユーザーが多いなぁ ― 2008年08月11日 00時00分00秒
このところ、フィルムカメラユーザーが増えているような気がする。2年ぐらい前だろうか、ヨドバシのDPEコーナーは閑古鳥が鳴いていて店員が暇そうにしていた時期があった。最近はフィルムの現像を出しに来る人が多そうに見える。
また、出掛けても一時期はデジタルコンパクトカメラとデジタル一眼レフカメラしか見かけないということが多かったのだが、最近はフィルムカメラを使って撮っている人をよく見かける。
この週末も某観光地で、Asahi Pentax SPブラックにオレンジフィルター付けた単焦点レンズの女性を見かけた。しかもSPのブラック塗装は角が剥げ、地金の真鍮の金色が光っていた。萌え萌えですな。また、EOSに白望遠ズームを付けた外人さんがいるなぁと思ったら、裏蓋側には液晶モニターがなくフィルム確認窓があった。こっちは角は金色じゃなかったけど(笑)。
ライカM2にライカメーターを載せて、ズマロンかなにかを付けた20代前半のお嬢さんも見かけた。すごい。何者?
そういうフィルムカメラを使っている人は多くが若い女性なのだ。しかも、なぜかおしゃれできれいな人が多い。他方デジタル一眼レフ使っている人はたいてい年配の男性だ。特に高価なデジタル一眼レフを使っている人はたいてい50代以上の男性だ。あとファミリーな方が廉価なデジタル一眼レフを使っているのもよく見かけるが、お子さんをフィルムカメラで撮っている人も一頃よりは多く見かける。
個人的な観察ではかなりフィルムが復調しているように思える。特に若い女性がファッションではなくて実際にフィルムでバシバシ撮っているということは将来に期待が持てる。
なぜこのようにフィルムが復調している(ように見える)のだろうか。中古のフィルムカメラがかなり安くなってきていることがあげられるだろう。名機やフラッグシップが5万円以下で手に入るようになっている。フィルム代や現像代・プリント代も上昇傾向にはあるが、まだそんなに高くなっていない。フィルムはまだコストパフォーマンスが高いのだと思う。一部の人だけではなく、ファミリーなユーザーもフィルムで記録を残す、消えてなくなるようなプリントではなくちゃんと何十年も残るようなプリントで記録することが常識になってくれば、フィルムは長く残るような気がする。
写真は記事とは直接関係ない。
京浜東北線:Nikon F100、NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改)、絞りF5.6、絞り優先AE、中央重点測光、富士Sensia III (RA III)、L37C、フードHS-1、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED
EOS Digitalで撮影される鉄なお方。ハスキーの三脚を歩道橋に上手くかませて手慣れた感じ。レンズはEF 70-200 mm F4L IS USM だと思う。キヤノンEOSのシステムがうらやましいと思うのは、EF 70-200 mm F4L IS USMのようにF2.8とF4の開放F値不変の高画質ズームレンズの選択肢があることだ。こういうところはニコンも見習って欲しい。
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