「フルサイズ症候群」?2008年08月04日 00時00分00秒

週刊少年ジャンプ創刊40周年記念(江ノ電藤沢駅):GR DIGITAL、28mm相当、F3.5、1/68sec、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

写真家の田中希美男氏のBlogで「フルサイズ症候群」について書かれていた。えっ?もしかしてオレみたいな「APS-Cは広角単焦点レンズが揃ってないしファインダーでピントの山が見えにくいから、135フルサイズデジタル一眼レフじゃなきゃ嫌だ」みたいな人のことを指すのかと思った。しかし、違った(笑)。

もうひとつ、同じように、アンタに心配してもらわなくてもよろしい、と言われそうだけど、たとえば、いまAPS-Cサイズ相当のデジタル一眼を使っていて、「どうもイマイチ、思ったようにイイ写真が撮れない」と不満を持っている人たちがいたとしましょう。その人が、「フルサイズ判一眼レフを使えば、きっといまよりイイ写真が撮れるに違いない」と思い込んで、APS-Cサイズ一眼を捨ててフルサイズ一眼に移ったとしたところで、たぶん、期待するほどのイイ写真は撮れないんじゃないかと思いますよ。  こうした「フルサイズ一眼なら、いまよりももっと良い写真が撮れそう」と思い込んでしまうことを「フルサイズ症候群」と言います。もっとイイ写真が撮れそう…と思うのは幻想でありまして、ヘタな人がカメラを替えたからといってとつぜんウマくなりイイ写真が得られることは相当に難しい。

 が、それとはまったく逆に、このカメラを使うとイイ写真が撮れるに違いない、と信じて(信じ切って)撮影に挑むことで、そのカメラが持っているオーラのようなもののが、いままで自分自身も気づかなかった隠れた写真的センスや撮影能力を引き出してくれ、ホントにイイ写真が撮れるということが起こりうるかもしれません。つまり、ワンステップ高いところにあるカメラを(無理して)使ってみることで、一点打開、ということもなくはない、ということですな。カメラだけでなくレンズにも同じようなことが言えるかもしれない。

今年は「フルサイズ元年」(Photo of the Day)

うーん、「『フルサイズ一眼なら、いまよりももっと良い写真が撮れそう』と思い込んでしまう」人なんてそんなにいるのかなぁ。フルサイズの方がいいとか好ましいと言っている人はたいてい、135フィルムの時と同じレンズが同じ画角で撮れることと、ファインダーの大きさや見え方からそう言っているように思っていたのだが(笑)。コンパクトデジカメを使っていて、一眼レフならもっと上手く撮れるに違いないという人もいないではないが、APS-Cを135フルサイズに変えたからなんて思う人は少ないと思う(笑)。なんかファインダー方面に話題が行くのをそらすために作られた症候群のような気が(笑)。疑り深くてすまん(笑)。

後半の、高いカメラやレンズを使うとブレークスルーがあるというのは納得できる。なんか前半のフルサイズ症候群と矛盾しているような気がしないでもないが、それは田中希美男氏の作戦のような気がするので突っ込まない(笑)。この後半の点は赤城耕一氏もよく書かれていた。まあ、同じ焦点距離のレンズが何本も増殖したり、似たようなカメラが増殖したりする際の言い訳じゃなかった理由付けにぴったりだからね(笑)。

ということで、新しいカメラやレンズを買ったときには即座に「そのカメラが持っているオーラのようなものが、いままで自分自身も気づかなかった隠れた写真的センスや撮影能力を引き出してくれ、ホントにイイ写真が撮れる」んだと言えるように練習しておこう(笑)。


写真は記事とは関係ない。

週刊少年ジャンプ創刊40周年記念(江ノ電藤沢駅):GR DIGITAL、28mm相当、F3.5、1/68sec、ISO64、-0.3EV、プログラムAE
「週刊少年ジャンプ」創刊40周年記念で江ノ電が少年ジャンプの漫画のキャラクターに占拠されている(笑)。携帯電話のカメラで写真を撮っている若い男女も多かった。スタンプラリーもやっている。

キタムラ、端末を介さずに注文できるプリントサービス(デジカメWatch)2008年08月05日 00時00分00秒

週刊少年ジャンプ創刊40周年記念(江ノ電江の島駅):GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/94sec、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

キタムラが端末を介さずに注文できるプリントサービス「おまかせプリント」サービスをカメラのキタムラ全店舗で開始したそうだ。

同サービスは、「全部1枚ずつ」、「旅行の良いショットを50枚程度に選んで」などといった具合に、店頭の注文端末を使用せず、店員に写真の選定やプリントを委託して注文できるというもの。店頭注文端末のようなデジタル機器に不慣れなユーザー層に向けたサービスとしている。料金は自分で端末を使用した場合と同じ。
キタムラ、端末を介さずに注文できるプリントサービス(デジカメWatch)

全部1枚ずつといった注文は、従来からヨドバシカメラの店舗ではやっていたように思う。フィルムの現像を出すときにDPEの列に並んでいて前の人がメディアを持ってきてそういう注文をしているのはよく見かけるからだ。

このサービスの新しいところは、後半の」、「旅行の良いショットを50枚程度に選んで」にあるだろう。はっきり言ってどれが旅行のショットなのかそんなもん知らんがな(笑)。「良いショット」というのはある程度客観化できるのでまあなんとかなると思うが。アップで撮った写真とか、家で撮ったのか旅行で撮ったのか前後関係とか服装とか見ないと分からないだろうなぁ。というかそんないい加減な注文でいいのか(笑)。50枚程度とか言ったら絶対に49枚じゃなくて50数枚プリントされるぞ(笑)。

プリントするなら、ネガカラーで撮った方がいまのところ安くてきれいなのだが、高感度撮影などだんだんとフィルムよりもデジタルの方が優位になってきているので、このサービスはいいと思う。ただ、こういうサービスを利用する人々は高感度に強いデジタル一眼レフではなくて、コンパクトデジタルカメラを使う人が多いから、デジタルの優位性はそんなにないような気もする。

むしろコニカヘキサーのような明るいレンズの付いたフィルムカメラが実売3万円台であった方が、このサービスを利用するような人にとっては安くてきれいで簡単にいい写真が撮れると思うのだが。しかし、いまさら3万円台でそんなフィルムカメラ作るような会社はないだろうしなぁ。ああ、今は亡きコニカならやってくれそうだったのに…。あの会社はミノルタと合併してからは最初に逃げることを考えていたからなぁ。


写真は記事とは関係ない。

週刊少年ジャンプ創刊40周年記念(江ノ電江の島駅):GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/94sec、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

ヨドバシカメラ、フジカラーDPE料金を2008年9月1日から価格改定2008年08月06日 00時00分00秒

200809ヨドバシカメラ 富士DPE価格改定おしらせ(392KB)

ヨドバシカメラのDPEコーナーに行ったら、フジカラー商品価格改定についてのご案内という張り紙があったので、詳細を書いた紙をもらってきた。スキャンしたものを記事に付けておく。クリックした後の画像はサイズが大きいので回線によっては注意(1733×1276ピクセル、392KB)。

2008年9月1日店頭受付分から改訂後の価格が適用される。主なところでは、35mmやAPSフィルムからのネガカラープリントが、Lサイズ1枚28円、KGサイズが1枚30円に。リバーサルの135-36現像がスリーブで850円に。ブローニーの120-12現像がスリーブ610円、220-24スリーブ1100円に。

ネガカラーの現像については価格改定はないようだ。

今回の値上げは小幅に収まっているが、様々な物価高騰とフィルム需要の低下を考えると、頻繁に価格改訂(値上げ)がありそうだ。

ちなみにコダックの方はとくに動きはなかった。私は、135ネガカラーの同時プリントはコダックの方を利用していて、そちらだと枚数に拘わらず税込898円ぽっきり(現像・プリント代含む)なのであった。アナログプリント指定でも納期はデジタルプリントと同じで価格も同じ。たくさんフィルム使うから、コダックさん、値上げしないで頑張ってね(はぁと)。富士フイルムさんもがんばってね(はぁと)。

【特別企画】北京五輪開幕直前! プロカメラマンの機材を拝見(デジカメWatch)2008年08月07日 00時00分00秒

碓氷峠鉄道文化むら:GR DIGITAL、ワイドコンバージョンレンズGW-1、21mm相当、1/380sec、F7.1、ISO64、-0.7EV、プログラムAE

いよいよ明日から北京オリンピック開幕である。デジカメWatchにカメラマンの機材拝見記事が載っていた。
【特別企画】北京五輪開幕直前! プロカメラマンの機材を拝見(デジカメWatch)

気になるのがキヤノンとニコンの使いわけだろう。今回のオリンピックに限ったわけではないそうだが、キヤノンを屋外競技用、ニコンを屋内競技用とする予定だ。理由は高感度域における画質と得られる画角からである。フルサイズフォーマットを採用するD3は高感度域におけるノイズレベルが低く、低照度下の室内競技向き。一方、EOS-1D Mark IIIはフルサイズに換算したとき1.3倍の画角が得られるため、広いトラックやピッチで行なう屋外競技に向いているというわけである。

ちなみに吉田さんが使用する最高ISO感度はノイズレベルから、D3でISO3200、EOS-1D Mark IIIでISO2000までとしている。

へー、一人でニコンとキヤノンとを使い分ける人もいるのか。すごい。EOSの「1.3倍」は半端で淘汰されるかとも思ったのだが、プロのこういう使い分けには適しているのかもしれない。

ユニークなのがAFの操作設定で、シャッターボタンの半押しではなく、AF-ONボタン(キヤノン)もしくはAF作動ボタン(ニコン)を使用する通称「親指AF」を使用していることだろう。スポーツカメラマンの世界では一般的ともいうべき作法らしく、慣れると動いている被写体に対し非常に具合がよい。狙っている被写体の前に他の被写体が横切るようなときなどにも対処できるので便利な方法だ。

ただ、これにはD3に問題があって、吉田さんいわく「ヨコ位置ではタテ位置とくらべ妙にAF作動ボタンが遠い」のだという。そのため、親指がなかなか位置を覚えてくれなく、難義しているとのことである。なおAFモードは、撮影するスポーツの形態にもよるが、いうまでもなくコンティニュアスが基本となる。

親指AFは、ニコンF100を持っているのだが未だにマスターできていない。だいたい、設定を一回変えてしまうと、マニュアルがないと元に戻せないので、面倒で設定を変えていないのだ。これはF100の大きな欠点だと思う。ニコンF6では背面液晶で設定を文字情報で確認できるように改善されている。ああ、F6いいなぁ。マニュアル持ち歩いて、親指AFに慣れなければ。


写真は記事とは関係ない。

碓氷峠鉄道文化むら:GR DIGITAL、ワイドコンバージョンレンズGW-1、21mm相当、1/380sec、F7.1、ISO64、-0.7EV、プログラムAE

群馬に滞在中のMANA様に、横川の碓氷峠鉄道文化むらへ興味を示してもらう作戦(笑)。勧めておいてなんだが、屋外展示が多いのでこの時期は暑いかも(笑)。屋内にHOゲージ鉄道模型パノラマもある。なお、この碓氷峠鉄道文化むらの最大の売りは、EF63形電気機関車の運転ができることである。しかも線路は元の信越本線横川軽井沢間の線路の一部である。ただし、1日講習を受けて試験に合格する必要があり、合格した日には運転は出来ない。近所に住んでる人はいいなぁ。

コダックエクタクローム「EPR」、「E100GP」シリーズ、全ラインナップ製造販売終了2008年08月08日 00時00分00秒

ナショナル・フォートの情報によれば、コダックエクタクローム「EPR」、「E100GP」シリーズは、全ラインナップ製造販売終了となるそうだ。
ナショナル・フォート製品情報 最新の銀塩感材ニュース

コダックエクタクロームフィルム一部製造販売のお知らせ 2008.8.7

  • コダックエクタクロームフィルム EPR 135-36、120、120(10)、4×5(10sh)
  • コダックエクタクロームフィルム E100GP 120、120(10)

製造販売終了時期:2008年12月末ごろ(各品目ごとに払底時期が異なる場合があります)

上記をもって、コダックエクタクローム「EPR」、「E100GP」シリーズは、全ラインナップ製造販売終了となります。

年内いっぱいで「エクタクローム64プロフェッショナル(EPR)」が終了かぁ。EPRはほとんど使ったことがないのだが、こういうナチュラル系ポートレート系のリバーサルフィルムの選択肢が少なくなるのは悲しい。

【参考】
KODAK EKTACHROME 64 Professional Film(EPR) TECHNICAL DATA(PDF 88.6KB)

若い女性にフィルムカメラユーザーが多いなぁ2008年08月11日 00時00分00秒

京浜東北線:Nikon F100、NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改)、絞りF5.6、絞り優先AE、中央重点測光、富士Sensia III (RA III)、L37C、フードHS-1、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

このところ、フィルムカメラユーザーが増えているような気がする。2年ぐらい前だろうか、ヨドバシのDPEコーナーは閑古鳥が鳴いていて店員が暇そうにしていた時期があった。最近はフィルムの現像を出しに来る人が多そうに見える。

また、出掛けても一時期はデジタルコンパクトカメラとデジタル一眼レフカメラしか見かけないということが多かったのだが、最近はフィルムカメラを使って撮っている人をよく見かける。

この週末も某観光地で、Asahi Pentax SPブラックにオレンジフィルター付けた単焦点レンズの女性を見かけた。しかもSPのブラック塗装は角が剥げ、地金の真鍮の金色が光っていた。萌え萌えですな。また、EOSに白望遠ズームを付けた外人さんがいるなぁと思ったら、裏蓋側には液晶モニターがなくフィルム確認窓があった。こっちは角は金色じゃなかったけど(笑)。

ライカM2にライカメーターを載せて、ズマロンかなにかを付けた20代前半のお嬢さんも見かけた。すごい。何者?

そういうフィルムカメラを使っている人は多くが若い女性なのだ。しかも、なぜかおしゃれできれいな人が多い。他方デジタル一眼レフ使っている人はたいてい年配の男性だ。特に高価なデジタル一眼レフを使っている人はたいてい50代以上の男性だ。あとファミリーな方が廉価なデジタル一眼レフを使っているのもよく見かけるが、お子さんをフィルムカメラで撮っている人も一頃よりは多く見かける。

個人的な観察ではかなりフィルムが復調しているように思える。特に若い女性がファッションではなくて実際にフィルムでバシバシ撮っているということは将来に期待が持てる。

なぜこのようにフィルムが復調している(ように見える)のだろうか。中古のフィルムカメラがかなり安くなってきていることがあげられるだろう。名機やフラッグシップが5万円以下で手に入るようになっている。フィルム代や現像代・プリント代も上昇傾向にはあるが、まだそんなに高くなっていない。フィルムはまだコストパフォーマンスが高いのだと思う。一部の人だけではなく、ファミリーなユーザーもフィルムで記録を残す、消えてなくなるようなプリントではなくちゃんと何十年も残るようなプリントで記録することが常識になってくれば、フィルムは長く残るような気がする。


写真は記事とは直接関係ない。

京浜東北線:Nikon F100、NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改)、絞りF5.6、絞り優先AE、中央重点測光、富士Sensia III (RA III)、L37C、フードHS-1、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

EOS Digitalで撮影される鉄なお方。ハスキーの三脚を歩道橋に上手くかませて手慣れた感じ。レンズはEF 70-200 mm F4L IS USM だと思う。キヤノンEOSのシステムがうらやましいと思うのは、EF 70-200 mm F4L IS USMのようにF2.8とF4の開放F値不変の高画質ズームレンズの選択肢があることだ。こういうところはニコンも見習って欲しい。

残暑お見舞い申し上げます2008年08月12日 00時00分00秒

お昼寝チュー:GR DIGITAL、28mm相当、F3.2、1/250sec、ISO100、マニュアル露出

残暑お見舞い申し上げます。

申し訳ありませんが、明日から週明けぐらいまで不定期更新になります。その間コメントはご自由にお書きください。コメントへのお返事は遅れると思います。
m(_ _)m


写真は記事とは関係ない。
お昼寝チュー:GR DIGITAL、28mm相当、F3.2、1/250sec、ISO100、マニュアル露出

アサヒカメラ2008年9月号予告より2008年08月18日 00時00分00秒

無題:GR DIGITAL、28mm相当、1/15sec、F2.4開放、ISO100、マニュアル露出

皆様お休み中にたくさんのコメントを戴きありがとうございました。少しずつお返事させて戴きます。m(_ _)m

さて、アサヒカメラの次号(2008年9月号)予告がアップされている。気になるものをピックアップ、といいたいところだが、気になるものがあんまりないぞ!

  • 表紙=水越 武 撮影地=石垣島・白保 ニコンF100・24~85ミリF2.8~4・ベルビア
  • ニコンD700 最速使い倒し術!プロ実写インプレッション/モード別撮り較べ/設計者は語る 築地 仁、山口高志、竹中隆義、赤城耕一
  • 休眠レンズを救え! マウントアダプターの悦楽 飯田 鉄
  • 男は黙って「ブラックボディー」 赤城耕一
  • 銀塩買物學 コーイチ百貨辞典 ニコマート 赤城耕一
  • 新製品ニュース&試用速報■シグマ 50ミリF1.4 EX DG HSM 赤城耕一
  • ニューフェース診断室 シグマDP1 田沼武能/辻内順平/深堀和良/川向秀和/志村 努/編集部

表紙の水越武氏はF100にベルビアだ。前にも中村征夫氏の表紙の件で書いたが、水中こそデジタルなのではないかと思っていたのだが、水中写真でプロがフィルムを使っているのは心強い。

デジタルカメラについては、カメラの種類ごとに撮影した画像の調子が異なり、長期に渡って作品を撮り続ける際に不都合だと言われ始めている(MANA様のコメントを参照)。以前はDXフォーマットで単焦点広角レンズが揃ってないし、ファインダーでピントが見えないからデジタル一眼レフを買わないでいたのだが、ようやくFXフォーマットのカメラがニコンでも2種類出てきたと思ったら、そういう重要なご指摘が。私の場合は作品作りなんてたいそうなものではないのだが、気に入った絵作りが次の機種ではがらりと変わってしまうのは困る。フィルムのように「どのカメラで撮ってもそのフィルムを使う限りは同じ調子」というのはデジタルでは無理なのか。

そういえば、GR DIGITALについてはGR DIGITAL II で随分と改善されていてちょっとそそられたのだが、GR DIGITAL II の方は、初代と違ってシャープネスが強く掛かった針金みたいな描写傾向で、また青空の色も違っていたので買わなかった。撮像素子が同じでその他が改善されたものなら買ってもよかったのだが。撮像素子は同じものが長く作られることがないので、デジタルカメラで10年のロングセラーとか無理なのだろう。

デジタル一眼レフ欲しい病に掛かって5年以上になるが、もう興ざめだ。FXフォーマットのカメラがもっと早く出ていれば、あるいはDXフォーマット用の単焦点広角レンズが出ていれば、余計なことを考えずにデジタル一眼レフ沼に浸かっていただろうに。でも、まあ、いずれデジタル一眼レフは買いますよ、たぶん(笑)。

というわけで、シグマDP1も「今頃診断室に?」という感じだ。デジタルカメラは新製品が次々と出るので、興味の対象から去るのも早い。こんなんでいいのか。


写真は記事とは関係ない。

無題:GR DIGITAL、28mm相当、1/15sec、F2.4開放、ISO100、マニュアル露出

プラザクリエイト、防水仕様「使い切り」デジタルカメラ(デジカメWatch)2008年08月19日 00時00分00秒

すでにMANA様からも情報を頂いていて重複するのだが、敢えて記事にさせて戴く。

プラザクリエイト、防水仕様「使い切り」デジタルカメラ(デジカメWatch)

上記記事に寄れば既に8月15日から防水型の初期型が先行発売されているという。しかし、発売されている店舗が少ない。

http://www.plazacreate.co.jp/ecodigi/
■ 販売店舗 ■

●東京都
江東区 ・55 Stationサンストリート亀戸店
港区 ・パレットプラザ麻布十番店 ・55 Station六本木ヒルズ店
渋谷区 ・パレットプラザ西新宿店 ・パレットプラザ恵比寿駅前店 ・55 Station広尾店
杉並区 ・55 Station西友荻窪店
世田谷区 ・55 Station祖師ヶ谷大蔵北口店 ・55 Station三軒茶屋店
千代田区 ・パレットプラザ市ヶ谷店 ・パレットプラザ麹町店 ・55 Station丸ビル店
大田区 ・55 Station蒲田店
中央区 ・55 Station銀座泰明小前店
中野区 ・パレットプラザ中野ブロードウェイ店
品川区 ・55 Station目黒駅前店 ・55 Station大井町駅前店
北区 ・パレットプラザ王子店 ・55 Station王子駅前店
墨田区 ・55 Station錦糸町店
目黒区 ・55 Station自由が丘店
練馬区 ・55 Station西友練馬店 ・55 Station石神井公園ピアレス店
国分寺市 ・55Station西国分寺駅前店
西東京市 ・55 Stationリヴィン田無店
立川市 ・55 Station立川南口店

●神奈川県
横浜市 ・パレットプラザモザイクモール港北店 ・パレットプラザ仲町台店 ・パレットプラザ三和子供の国店 ・パレットプラザ市が尾店 ・55 Station鶴見駅店  ・55 Stationダイエー東戸塚店  ・55 Stationダイエー金沢八景店 ・55 Stationダイエー三ツ境店
海老名市 ・55 Stationショッパーズ海老名
鎌倉市 ・55 Station鎌倉小町通店
川崎市 ・パレットプラザ川崎銀柳街店 ・パレットプラザ読売ランド前店 ・パレットプラザサウザンド・モール鹿島田店
藤沢市 ・55 Station本鵠沼店
平塚市 ・55 Station平塚駅前店

●千葉県
浦安市 ・55 Stationダイエーショッパーズ新浦安店 ・55 Station西友浦安店
市川市 ・55 Stationダイエー市川コルトンプラザ店
成田市 ・55 Station成田ユアエルム店
千葉市 ・55 Stationダイエー千葉長沼店
船橋市 ・55 Station西友津田沼パルコ店

●埼玉県
さいたま市 ・55 Stationマルエツ武蔵浦和店
志木市 ・55 Stationダイエー志木店
所沢市 ・55 Stationダイエー所沢店

*各店、店頭販売在庫がなくなり次第、販売終了とさせていただきますのでご了承ください。

あえてターミナルや人の多い駅前を避けている感じだ。うーむ、私の寄り道コースにはないぞ(笑)。なくなる前になんとか1個ゲットしなければ。

【関連】
懲りずに「使い切り」デジタルカメラがまた登場 ― 2008年07月08日

【追記】
今日、某店舗に寄ってみたが、既に売り切れであった。今朝には完売であったそうな。他の店舗に行く気力もなく敗退した(笑)。入荷数はその店舗では20個未満。8月15日から発売していたので、週末を挟んでいるし、昨日にはデジカメWatchに紹介されているので、ちょっと遅すぎた。

想像するに、買っていった人々は、富士、コダック、DNPなどのレンズ付きフィルムを発売している各社と、カメラメカライター、カメラマニアばかりだったりして(笑)。しかも店舗に帰ってくるものはほとんどなくて、ハックされまくりだったりして(笑)。
【追記ここまで】

AF-S NIKKOR 50mm F1.4Gの噂2008年08月20日 00時00分00秒

江ノ電江ノ島駅:Nikon F100、Nikkor S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改)、F5.6AE、中央重点測光、L37c、富士Sensia III(RA3)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

写真家の那和秀峻氏のサイトで、AF-S NIKKOR 50mm F1.4Gの噂について触れられている。
徒然なるままにの2008年8月17日(日)の項

ああ、やっぱりAF-SでGタイプなのね。まあ、仕方ないと言えば仕方ないのだが、絞りリングのないレンズはベローズに付けて使えないし、接写リングも駄目だし、マウントアダプターで他のものに装着したときも絞りを操作できないので困る。もちろん、多くの古いカメラ(ボディ側から絞りを操作できないカメラ)で使えないのも困る。

せめて、Ai AF-S NIKKOR 50mm F1.4Dにならないものか。このあたりの単焦点レンズはDタイプにしてもいいと思うんだけどなぁ。せっかくマウントが共通なのに、わざわざ使えるボディとレンズの組み合わせを狭める必要もないと思う。機構上どうしてもGタイプにせざるを得ない何かがあるのなら仕方ないが。

そして、光学系が気になる。Nikkor 50mm F1.4は少しずつ球面収差の過剰補正の程度が小さくなってきているようなのだが、6群7枚になってから基本的な光学設計は変わっていないように思う。それをどういう方向に持って行くのか気になる。F1.4開放からピシッとしたものにするのだろうか。そんなこと可能なのか分からないが、現行のAi AF Nikkor 50mm F1.4DのF1.4~F2.8あたりの絞りの変化で描写が変わるのも嫌いじゃないから、同一光学系のAi NIkkor 50mm F1.4Sは現行品で残して欲しい。

でも、50mmレンズって売れてるのだろうか。ニコンの場合、DXフォーマットで換算75mm相当の画角で、85mmレンズの代わりに使うにはちょっと画角が広い。意表を突いてAF-S NIKKOR 55mm F1.4Gとかだったりして。しかし、それはそれでFXフォーマットやフィルムで使う人は使いにくいなぁ。


写真は記事とは関係ない。

江ノ電江ノ島駅:Nikon F100、Nikkor S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改)、F5.6AE、中央重点測光、L37c、富士Sensia III(RA3)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

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