KANIの、他社製フィルターを“マグネット対応”にするホルダー/アダプターの単品発売 ― 2024年11月07日 00時00分00秒
KANI、他社製フィルターを“マグネット対応”にするホルダー/アダプターの単品発売(デジカメWatch )とのこと。
保護フィルターは付けっぱなしだし、PLフィルターなどは使わないので、この手のマグネットで簡単にフィルターが交換できる仕組みにはあまり興味がなかった。
しかし、Carl Zeiss CONTAX G用のBiogon T* 21mm F2.8とBiogon T* 28mm F2.8には、Nikon Z6作例1(CONTAX G Biogon T* 21mm F2.8) ― 2021年11月13日で紹介したようにシグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)をフィルター枠で挟んで装着している。
これは、フィルム用に設計された対称型の超広角レンズは、デジタルカメラのセンサー前のカバーガラスによって像面湾曲が生じてしまうので、それを打ち消すために球面平凸レンズ付けているのだ。
Biogon T* 21mm F2.8やBiogon T* 28mm F2,8をずっとニコンZ6で使っている分にはよいが、CONTAX G1でのフィルム撮影ととっかえひっかえしようとすれば、この球面平凸を付けたり外したりしないといけない。そういうときにこのマグネット式にできるKANIのマグネットアダプターおよびマグネットホルダーはいいなと思った。
ただ、67/72/77/82mm径しかないのが残念。Biogon T* 21mm F2.8はフィルター径が55mmだし、Biogon T* 28mm F2.8はフィルター径46mmなのだ。最小でも67mmというのはちょっと大きすぎる。もっとも、小径のフィルターって比較的安価で、大径になると急に値段が高くなるから、大径の方にこそマグネット式で使い回す需要があるので、この大径用しかないのはわかる。しかし、球面平凸レンズみたいな特殊レンズやフィルターを外したり付けたりすることもあるので、是非46、49、52、55mmあたりもラインナップしてほしい。
写真は記事とは関係ない。今日の月:Nikon Z6、Nikon おもしろレンズ工房 どどっと400(400mm F8)、テレコンバーター ニコンTC-301S、F8開放(合成F値16、合成焦点距離800mm)、絞り優先AE(-3.3段)、1/800秒、ISO 16000、WB晴天、ピクチャーコントロール:AUTO、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、トリミングしてリサイズ、Nikon L37Cフィルター、ニコンFTZマウントアダプター 、どどっと400専用フードTI.HN-1
さきほどの月。月齢は5.6らしい。いつも満月の時に撮ることが多いのだが、満月よりももっと月齢の小さいときの方が月面の凹凸とかがよくわかるのを思い出して今日撮ってみた。
今日はニコンから、Z50IIが発表になったようだが(クリエイティブ志向を強めたニコンDXミラーレス「Z50II」(デジカメWatch))、ニコンはやはりAPS-Cサイズのミラーレス機には、ボディ内手ぶれ補正は搭載しないようだ。
新型カメラ発表に水を差すようで悪いが、このボディ内手ぶれ補正はすごい。なにせ800mmの望遠レンズを手持ちで撮ってこの写真なのだ。ファインダーでピント合わせしていてもぷるぷるしていてなかなかピントの山がわからない。「諦めて三脚使えよ、せめて一脚使えよ」という脳内の声が聞こえるが面倒くさいので手持ち撮影している。それでこの写りなのだ。三脚使った方がもう少しピントを追い込めてもっと写りがよいのかもしれないが、ともかく800mm F16なんていうレンズでブレずに撮れるのだ。しかも「おもしろレンズ工房」という格安レンズがZ6では全部手ぶれ補正ありになるのだ。あんなMFレンズやあんなVRなしAFレンズも手ぶれ補正ありになるのだ。ボディ内手ぶれ補正はすごい。【追記】なんて書いておいて、大きな画像で見るとなんか甘いなぁ。感度がISO 16000になってるのもあるんだろうなぁ。満月の時はISO 1250だったから10倍以上高感度になってる。次はISOも含めてマニュアル露出でちゃんとやってみよう。 Nikon テレコンバーターTC-301S + おもしろレンズ工房どどっと400 ― 2022年11月09日とピンクムーン(おもしろレンズ工房どどっと400 + ニコンZ6) ― 2022年04月17日参照
【追記ここまで】
【追記:2024年11月8日】
ISO16000はさすがにないなと思って、翌日ISO2000にして再撮影してみた。どどっと400 + TC-301S どうだろうか。なかなか使えると思う。ピント合わせを正確にするためにこんどは三脚を使った。すまん。三脚使ってもボディ内手ぶれ補正はONのままにした。あまりいい三脚ではないのと、ゴム足なので、手持ちほどではないにしても像が揺れてしまうので。
おもしろレンズ工房どどっと400 + TC-301S + ニコンZ6 リベンジ ― 2024年11月08日
【追記ここまで】
コメント
_ タロウカジャ ― 2024年11月07日 22時19分47秒
_ Haniwa ― 2024年11月08日 10時55分13秒
>ニコンのDX機に対する姿勢が明快です。
>ズームレンズのすべてにレンズ内手振れ補正を搭載させており、DX機を使用する方はズームレンズ1本か2本で撮影しており、それ以上の交換レンズを使用される方はフルサイズ機を使用している。
>ニコンとしても比較的廉価のZ5を準備していますのでどうぞフルサイズへおいで下さいというところでしょう。すべてボディ内手振れ補正搭載しています。
>実際にDX機にフルサイズの単焦点を装着して撮影する方は少ないとみているのかもしれません。
仰るとおりですね。DXはあくまでエントリー機という扱いなのでしょうね。ボディ内手ぶれ補正を入れると値段が高くなってしまうからと思っています。
ボディ内手ぶれ補正と同じ機構を使うセンサーゴミ取り(イメージセンサークリーニング機能)もないのですよね。
ニコンは「カメラサイズの小型化のため」といっていますが、私はコストの方が大きいとみています。
ttps://search.nikon-image.com/faq/products/article?articleNo=000056379
イメージセンサークリーニング機能で取れないゴミもあって、この機能が万能というわけでもないですから省く面もあるかもしれません。
このあいだ、Z6で撮った写真にゴミがぼんやりと写っていたのでイメージセンサークリーニング機能やブロアで拭きましたが取れず、初めてクリーニングペーパーに無水アルコールでセンサー前面を拭きました。撥水機能が強いのかして、無水アルコールを結構弾いていました。
>ただZ50にEXPEED7を搭載したのでZ5にも搭載が望まれるところです。来年ぐらい発表が期待できるかなあ。
画像処理エンジンはファームウェアではなんともならないと思いますので、EXPEED7は次機種(Z5II?)で搭載なのでしょうね。
>小生は、まだまだFマウントレンズの沼を泳いでいる、いや溺れています。
Fマウントはまだまだいいと思いますよ。最近、ここ10~15年ぐらいのAF-S NIKKOR単焦点レンズが気になっています。絞り輪ないものがほとんどですが、それまでの設計とちょっと違って来ているような…。あれらが絞り輪付いていたら、動画でも絶賛されていたのになぁとは思います。もったいない。
このFマウント最終期のニッコールレンズについては「ニッコール千夜一夜物語」でもあまり取り上げられていないので、今後の連載に期待したいですね。
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ズームレンズのすべてにレンズ内手振れ補正を搭載させており、DX機を使用する方はズームレンズ1本か2本で撮影しており、それ以上の交換レンズを使用される方はフルサイズ機を使用している。
ニコンとしても比較的廉価のZ5を準備していますのでどうぞフルサイズへおいで下さいというところでしょう。すべてボディ内手振れ補正搭載しています。
実際にDX機にフルサイズの単焦点を装着して撮影する方は少ないとみているのかもしれません。
ただZ50にEXPEED7を搭載したのでZ5にも搭載が望まれるところです。来年ぐらい発表が期待できるかなあ。
小生は、まだまだFマウントレンズの沼を泳いでいる、いや溺れています。