写真工業2007年10月号にもDistagon T* 2/28 ZFの試用レポート ― 2007年10月05日 00時00分00秒
迂闊にも見落としていたのだが、9月20日発売の「写真工業」2007年10月号には、コシナのCarl Zeiss Distagon T* 2/28 ZFの試用レポートがカラー見開き2ページで載っていたのであった(写真工業2007年10月号の目次PDF約20KB)。試用リポートのないアサヒカメラ、全然駄目じゃん。いいように解釈すれば、アサカメはNikon D3でフルサイズデジタルの作例を載せるために掲載を遅らせたのかもしれない。
それで、写真工業の方は写真家の萩原和幸氏が作例と記事を書かれている。書き出しは、前身の京セラ/ヤシカのCONTAX用Distagon T* 28mm F2の歴史で始まっている。ヤシコン用のDistagon 2/28についてはいつごろ生産終了になったのか知らなかったので勉強になった。
肝心の今回のコシナのDistagon T* 2/28 ZFについてのリポートだが、「ツァイスらしい色のヌケと階調」と表現されている。作例のボディはNikon F4S(RDP III)と、なんとKodak DCS Pro14nだ。これはニコンがD3で135フルサイズ(FXフォーマット)を出す遥か以前に出ていたニコンFマウントのフルサイズデジタル一眼レフであった。
Nikon F4SとRDP IIIの作例は、印刷なので実際はどうかは分からないが、黄色寄りというよりは赤寄りの感じでいい感じだ。モデルのおねえさん(植緒 愛さん)も清楚で好みのタイプだし(笑)。Kodak DCS Pro14nの作例は、屋内と日陰でWBも「快晴」とあって、これは使ったことのないボディなので、Distagon T* 2/28 ZFの色傾向は分からない。
フィルム・デジタルともに色再現性においていくぶんあっさりとした感じを受けるが、色の抜けとシャドーの階調はツァイスらしさが現れ、さすがに抜群だ。
なのだそうだ。
さあ、中野のカメラ屋さんから入荷の電話が来るのはいつなのか。わくわくで待つ毎日なのであった。
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