GR DIGITAL Perfect Guide Vol.22006年12月01日 00時00分00秒

GR DIGITAL Perfect Guide and GR DIGITAL Perfect Guide Vol.2

発売されて1年も経つコンパクトデジタルカメラなのに、またまたムックが登場のリコーGR DIGITAL。今回はそのGR DIGITAL Perfect Guide Vol.2について。
ちなみに上のアマゾンのリンク先はGR "DIGTIAL"になっていてIの位置が間違っている。先日のGR公式ブログでは全角半角混ぜこぜだったり、この本のタイトルは鬼門なのか(笑)。

今回の注目は、写真家・沼澤茂美氏の記事と写真。GR DIGITALの最長180秒のシャッターを利用して天体写真を撮るというもの。RAWで撮って現像されているようだが、こんな撮影にも使えるんだと驚いた。コンパクトデジタルカメラは、一眼レフタイプに比べて撮像素子が小さいからどうしてもノイズが多く、こういう撮影には向かないと思っていたからだ。

【追記】GR DIGITAL Perfect Guide Vol.2から沼澤茂美氏の言葉を引用(38頁)。

最長180秒の長時間露光が可能という点で、GR DIGITALは今のコンパクトデジタルカメラの中では稀有な存在ですね。星空を撮影した際のノイズレベルなどを考えると、デジタル一眼レフの世界ではキヤノン製品の完成度がダントツに高い。でも、それと比べてもGR DIGITALの設計は悪くない。むしろ、驚くほど良いという言い方ができるでしょう。

ノイズリダクションの強力なコンパクトカメラだと星が消えてしまうケースもあるのだそうだ。【追記ここまで】

ほかに、RAW現像テクニックなども載っているが、私は無精なのでJPEGで撮る方がいい(笑)。

今後のGR DIGITALの展開としては、コンバーター関係の充実を期待したい。50mm相当のテレコンがあればブツ撮りもGR DIGITALでできるし、スナップにもよい。また魚眼コンバーターなんかあってもいいと思う。魚眼も対角線魚眼だけでなく円周魚眼、それも正射影フィッシュアイレンズになんかにすればマニアだけでなく学術用途で必要な人が泣きながら買うかもしれない(笑)。

アダプターのコンバーター検出部分が複数のコンバーターを想定していないのなら、ファームウェアの変更で、メニュー画面から焦点距離を選択するようにしてもいいと思う。Exifに書き込む焦点距離データに拘ってコンバーターの種類が少ないよりは、そのあたりが面倒になってもコンバーターの種類が多いほうが面白い。まあマスターレンズの設計の関係でそう簡単に色々なコンバータはできないかもしれないが。

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