「写ルンです」20周年、まだまだ頑張れ! ― 2006年06月15日 00時00分00秒
今日の朝日新聞東京本社版朝刊10面に、富士写真フイルムのレンズ付きフィルム、「写ルンです」が、7月で発売開始20年になるという記事が出ていた(「まだまだ『写ルンです』 世界累計14億本 今年20歳」)。
「写ルンです」の世界出荷は2003年度の1億1900万本をピークに減り始め、2005年度には、約10%減の1億700万本になったそうだ。しかし、フィルムカメラの国内出荷・輸出台数が2003年から2005年に約67%減少したことに比べて相当健闘している。フィルム消費の行方は「写ルンです」にかかっている。
記事の中でも、富士写真フィルムの「古森重隆社長(66)は『最後の1社になっても、銀塩写真を支える』という信念を崩さない。」とある。頑張ってほしい。といいつつ、使っているのはコニカミノルタのストックフィルムだったりして…(すまん)。富士はデジタルプリントをなんとかしてほしい。あれはフィルムの性能を台無しにする。仕上がりまでの時間が掛かってもいいから、アナログプリントを選択できるサービスを用意して欲しい。
写真に写っているレンジファインダーContaxかニコンS型のようなカメラは、カメラではなく、「写ルンです」にかぶせて使うカバー。10年ぐらい前に雑誌「ラピタ」の企画で発売された。ヨドバシカメラの店頭に、「写ルンです」や「撮りっきりコニカ」や「Kodakスナップキッズ」などと一緒にぶら下がっていた。980円ぐらいしたと思う。遠目に見ると金属製のクラシックカメラのように見える。いまでもサイズの合う「写ルンです」を入れて使えるようだ。上面のアクセサリシューは、ちゃんとした規格になっていて、ここに外部ファインダーをつけることも可能。ニコンSB-30やパナソニックPE-20Sなどの小型のスレーブ機能付きストロボをつけると、「写ルンです」の内蔵フラッシュに同調させて使うこともできる。ただし、プラスチック製なので、あまり重たいものをつけたり、力が掛かるとカバーが割れるかもしれないので、自己責任で。
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