センサーサイズと被写界深度の関係 ― 2006年06月27日 00時00分00秒
フォーサーズシステムは国内で正当に評価されていない?に戴いたkv5y-aon様のコメントで、フォーサーズの被写界深度は35mm(135)の2絞り分に相当するということを教えて戴いた(http://www.asahi-net.or.jp/~kv5y-aon/DOF/dof.html参照)。
同じ内容をニコンのニッコール千夜一夜物語の第二十二夜 COOLPIX 4300で見つけた。
画面サイズの比率から同じ基準でCOOLPIXの被写界深度を求めるとすれば、詳しい説明は省略するが、およそ135判との画面サイズの比率分深度が深くなる。およその画面サイズの比率は、COOLPIXの135判換算の焦点距離を実際の焦点距離で割ることで求められる。COOLPIX 4300の焦点距離は8-24mm、135判換算の焦点距離は38-115mmなので、画面サイズの比率は4.8倍、つまり、135判カメラの38-115mmズームに比べて4.8倍被写界深度が深いということになる。言い方をかえればF2.8の明るさでF13、F4.9の明るさでF24に絞り込んだのと同じ程度の深度が得られるのだ。
フォーサーズは、25mmで50mm相当だから、2倍すなわち2段分深度が深いことにjなる。GR DIGITALにあてはめると5.9mmで28mm相当だから、4.75倍すなわち4.75段分深度が深い(厳密には135とGR DIGITALのアスペクト比が違うのでもう少し差がある)。開放のF2.4だと135システムのF11.4の深度になる。かなり近接しないとボケないわけだ。
ニコンのDXフォーマットは焦点l距離が135に比べて1.5倍相当になるサイズだから、被写界深度は1.5段分深いということになる。
kv5y-aon様、情報ありがとうございました。
今週は更新頻度が低くなりそうです。ご了承ください。
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