4本のPlanar 85mm F1.4 ― 2006年06月09日 00時00分00秒
ソニーのαシリーズの発表では、Carl Zeiss レンズが3本入っていたが、そのうちPlanar T* 85mm F1.4 ZAは、いままでのCarl Zeiss ブランドの85mm F1.4レンズとレンズ構成が違うようだ。
レンズ名 | レンズ構成 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 大きさ・重さ | 定価 |
---|---|---|---|---|---|
Planar T* 85mm F1.4 MM | 5群6枚 | 1m | 67mm | 70×64mm・595g | \109.000 生産終了 |
Planar T* 85mm F1.4 (N用) | 9群10枚(インナーフォーカス方式) | 0.83m | 82mm | 90×80mm・810g | \178.000 生産終了 |
Planar T* 85mm F1.4 ZF | 5群6枚 | 1m | 72mm | 77×62mm・570g | \112.000 |
Planar T* 85mm F1.4 ZA | 7群8枚 | 0.85m | 72mm | 81×75mm・650g* | \189.000 |
*Sonyα用は大きさ重さはまだ正式に確定しておらず「最終数値」ではない。
※N用のスペックは、京セラのニュースリリースから、ヤシコン用のスペックは京セラサイト上から消されてしまったようなので(怒)、アサヒカメラ2006年2月号から、ZFレンズのスペックはコシナのサイトから、ZAレンズのスペックはソニーのプレスリリースから引用。
このうち、いわゆるヤシコン(Yashica/京セラ CONTAX)用(表の一番上)とコシナのZFレンズ(上から3番目)とは、一部硝材の違いはあるが基本光学設計は同じとされている。Nシステム用のもの(上から2番目)はレンズ構成もフォーカシングの方式も異なる巨大レンズ。そして、注目のソニーのα用Planar T* 85mm F1.4は、この3つのいずれとも異なる7群8枚となっている。どう違うのか、今後のカメラ雑誌のテストが楽しみだ。どうせ雑誌でテストするなら、Planar T* 85mm F1.2も一緒にお願いします(笑)。
Ai AF Zoom Micro Nikkor ED 70~180mm F4.5~F5.6Dが生産終了 ― 2006年06月09日 00時00分01秒
なんと、世界初のズームマクロレンズである、Ai AF Zoom Micro Nikkor ED 70~180mm F4.5~F5.6Dがニコンの生産終了リストに載った。
以前から生産終了の噂があったのだが、なぜ、どうして生産終了なのか。このレンズは他に代替のものがないユニークなものなのに。
ニッコール千夜一夜第十八夜:世界初のAFズームマイクロレンズ「AF Zoom-Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-5.6D」
ほかに生産終了がアナウンスされたものは次のとおり。
- ニッコールT ED360mmF8(シャッターNo.1付)
- ニッコールT ED270mmF6.3(シャッターNo.1付)
- エル・ニッコール80mm F5.6N
ユニークなレンズ、名玉などをどんどん生産終了にして、ニコンはどこへ行くのだろう。極論すれば、高倍率ズームレンズしかないのならば、どこのメーカのカメラ使っても同じだ(というかニコン以外の会社の方が魅力的に思えてしまう)。選択肢が豊富なのがシステムカメラとしての一眼レフだったんじゃないのか。
ちなみに、ニコンでは「マクロレンズ」という言い方が普及する前からこの手の接写用レンズを「マイクロ」レンズと呼んでいたので、他社が「マクロ」レンズと言い出してそっちの方が一般化しても、「マイクロレンズ」と呼んでいる。
最近のコメント