おもしろレンズ工房用フード TI.HK-1 for 20mm/F8とTI.HN-1 for 400mm/F8 ― 2022年11月27日 00時00分00秒
今日はニコン「おもしろレンズ工房用レンズフードセット TI.HK-1 for 20mm/F8 TI.HN-1 for 400mm/F8」を紹介したい。
これは、株式会社ニコン技術工房が、「おもしろレンズ工房」用のフードとして発売したものだ。しかし、おもしろレンズ工房の最初の発売時の1995年には用意されておらず、2000年の改良版の発売時に用意されたのだがあまりアピールされていなかったので、このフードの存在を知る人も少ないと思う。
たしか、ニコンダイレクトの前身のニコンネットショップで発売していて、ヨドバシドットコムでも在庫が確認できたので、ヨドバシカメラの実店舗でポイントを使って購入した。もう記憶が定かでは無いのだが、おもしろレンズ工房のレンズを買うよりも先にフードセットを買ったような気がする。なくなりそうな気がしたので。たしか5000円ぐらいしたと思う。
2000年版のおもしろレンズ工房そのものは、最後の投げ売りの時に12,800円ぐらいでニコンネットショップ楽天支店で買った記憶がある。2000年版は発売当初税別24,800円だったので半額で買ったのだと思う。
さて、「TI.HK-1 for 20mm/F8」は、ぎょぎょっと20(20mm F8)用のかぶせ式フードで、花型のおそらくアルミ製だ。ねじが付いていて、フードをレンズに被せてからねじ込むと突起がぎょぎょっと20の先端にある溝にはまって外れなくなるようになっている。花型フードなので遮光性能は高い。名称のTIはおそらく「ニコン技術工房」のNIKON TECHNOLOGIES INC.のTIではないだろうか。
「TI.HN-1 for 400mm/F8」は、どどっと400(400mm F8)用のねじ込み式フードで、52mm径のフィルターねじになっている。どどっと400の先端にねじ込む円筒形のフードである。逆向きに被せることができるようなサイズになっている。こっちは真鍮製かもしれない。52mm径のねじ込み式フードとしてはかなり長いもので(7cmぐらい)、他ではなかなかないようなスペックのフードだと思う。
箱はちょっと茶色くなった白箱だが、もとは真っ白だったか忘れた。真っ白だったような気がする。
これらの専用フードのお蔭でちゃんとした写りになっている。レンズ交換式ミラーレスデジカメのニコンZ6では、おもしろレンズ工房のレンズたちはボディ内手ぶれ補正や、高感度撮影の恩恵に浴し、発売時よりも大活躍している。
【関連】
Nikon MB-15(ニコンF100用マルチパワーバッテリーパック)登場! ― 2007年02月19日
アサヒカメラ2009年1月号予告から ― 2008年12月15日
富士フイルム、カラーネガフィルム(135・APS)とケータイプリンタ「Pivi(ピヴィ)」専用フィルムを2009年3月に値上げ ― 2008年12月26日
ニコンおもしろレンズ工房どどっと400(400mm F8)(追記あり) ― 2010年05月17日
赤城耕一氏がブログ再開(赤城耕一写真日録) ― 2012年09月18日
35mmフルサイズで探る「カール ツァイスレンズ」の実力(デジカメWatch) ― 2013年04月05日
ピンクムーン(おもしろレンズ工房どどっと400 + ニコンZ6) ― 2022年04月17日
Nikon テレコンバーターTC-301S + おもしろレンズ工房どどっと400 ― 2022年11月09日
ニコン おもしろレンズ工房 ほとんど教材? ユニークな格安レンズセット(デジカメアイテム丼 2005年11月1日)
ニコン一眼レフカメラ用交換レンズセット「Fun・Fun・LensSet Nikonおもしろレンズ工房」を9月1日発売(Internet Archive)
「Nikon おもしろレンズ工房のホームページ」(http://www.ave.nikon.co.jp/nti/")(Internet Archive)
おもしろレンズ工房にフードがあったとは!(我楽多屋)
コメント
_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2022年11月28日 16時41分57秒
_ Haniwa ― 2022年11月30日 09時10分20秒
>なぜアピールしないんでしょうねぇ?、
>Zでこういう物をどんどん作ってアピールしていけば支持層も厚くなるのに。
たしか2000年版のおもしろレンズ工房の発売時にはフードが用意されていなくて、後から用意されたので、カタログなどに一緒に載ってなかったんですよ。1995年版ユーザーも買う可能性あるのにもったいなかったですね。ただ、5000円ぐらいしたので宣伝しても売れたかどうかはあやしいです。
おもしろレンズ工房も2000年版は24,800円もしたので、なかなか売れなかったのではないかと思います。私も興味ありましたが「高いなぁ」と思って手を出さないでいたら(フードだけは先に買っている癖に)、最後の投げ売りが来たので買ったという感じでした。たしか当時中古カメラ屋さんでは1995年版の中古が9800円ぐらいで売っていたと思います。
Zシリーズの短いフランジバックを利用したこういうレンズはあってもいいと思いますが、35mm判フィルムだけを想定した95年や2000年当時と違ってAPS-Cサイズもあるので、広角側はどういう仕様にするのかが難しいですね。でも、Z版ぎょぎょっととか期待したいところですね。
あるいはLensBabyのチルトレンズに対抗した安価なチルトシフトおもしろレンズ工房とかあってもいいとは思います。
おもしろレンズ工房Z版を使いたいが為にZボディを手に入れる、ということができれば、Zのシェアも高まっていくように思うのですが。
>>ボディ内手ぶれ補正や、高感度撮影の恩恵に浴し、発売時よりも大活躍している。
>
>狂セラのコン太AXのフィルムをボディの中で前後でAFのように、
>撮像素子を前後させてAFもできれば………
上下左右に加えて前後も動くともう何が何だか分からなくなりそうですね(笑)。
将来的にはそういう機構があってもいいと思います。
ただ、なんか壊れやすそうな気が…。
あと、撮像素子がフィルムのように柔らかくて、フィルム用に設計した対称型広角レンズのときにはセンサー前ガラスによる像面湾曲を撮像面の湾曲で打ち消すとかあってもいいように思います(写ルンですみたいに)。難しそうですが。
Zシリーズも高くて大きくてよく写るレンズだけでなく、28mm f/2.8や40mm f/2のようなコンパクトなレンズなどが出てきていますので、さらに安価で楽しめるおもしろレンズ工房Z版を企画して欲しいですね。
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
なぜアピールしないんでしょうねぇ?、
Zでこういう物をどんどん作ってアピールしていけば支持層も厚くなるのに。
>ボディ内手ぶれ補正や、高感度撮影の恩恵に浴し、発売時よりも大活躍している。
狂セラのコン太AXのフィルムをボディの中で前後でAFのように、
撮像素子を前後させてAFもできれば………