「LOVE the GR」デジタルカメラマガジン2026年11月号 ― 2026年10月25日 00時00分00秒
デジタルカメラマガジン2026年11月号のリコーGR特集について書きたかったのに、前回は脱線してしまった。今回は「故障」とか禁句でいきたい。前向きにいきたい。
RICOH GR 30周年を記念して特集 進化の軌跡と魅せられた写真家たち(デジタルカメラマガジン編集部 2026年10月20日)
デジタルカメラマガジン2026年11月号
リコーGRは、20万円を超えるカメラになってしまい、かつ抽選制なので、私にはもう買えないカメラだ。だが、このデジタルカメラマガジン2026年11月号は、写真を見るだけでも価値があると思って買った。
まず、表紙が森山大道氏である。これだけで買う価値がある。
[COVER]
撮影:森山大道
[特集1]
RICOH GR 30周年特別企画
LOVE the GR
ストリートスナップというカテゴリーにおいて絶対的な知名度を誇るカメラがある。
片手で撮れるほどの小型・軽量でありながら、単焦点28mmで映し出される切れ味するどいシャープな描写力は、
時代を背負う写真家からも高い評価を得てきた。
その原点となったRICOH GR1から数えること30年。
2005年にはデジタルカメラに変容を遂げながらもそのアイデンティティーを失うことはなかった。
利便性よりも思想を優先するような愚直さ。
それがGRであり、コンパクトカメラというジャンルが薄れつつある中にあって、
その存在は唯一無二という光りを放つに至った。
本特集はGRという名機に魅せられた人たちの記録と記憶を語る特別企画である。
―CONTENTS―
[序章]憧れの森山大道をGRが連れてきた……森山大道/福島 晃
[歴史]GRヒストリー……岡嶋和幸/野口智弘
[開発秘話]GRインサイドストーリー……野口智弘
[機種紹介]GRシリーズ4機種レビュー……鈴木光雄
[レンズ]28mmのアイデンティティー……藤田一咲
[フォトエッセイ]LOVE the GR……横木安良夫/ハービー・山口/岡嶋和幸/中藤毅彦/藤岡亜弥/大和田 良/浅田政志
[フィロソフィー]GRであることの理由……小林紀晴
[インタビュー]GRのある日常……菅原一剛
これらの写真をみて、こんな写真が撮れるようになりたいななどとよい刺激になる。
ちなみに、私は本や雑誌はいまだに紙の方を買うようにしていて、電子書籍はほとんど買わない。例外は、紙版を買いつつ数年に一度、ツーリングマップルの電子書籍版を買うのと、ヨドバシカメラヨドバシドットコムでデジタルカメラマガジンを買うときだ。
ヨドバシドットコムで、デジタルカメラマガジンのデジタルカメラマガジン 2026年11月号(紙版/電子書籍版)電子書籍版無料セットというものがあり、デジタルカメラマガジン 2026年 11月号 [雑誌](紙版単体)やデジタルカメラマガジン 2026年11月号(インプレス) [電子書籍](電子書籍単体)と同じ1650円(税込)なのに、Doly版の電子書籍と紙版の方の両方が手に入る。紙版の送料は無料だ。Doly普及策なんだろうけど、お得だ。このデジタルカメラマガジン 2026年11月号(紙版/電子書籍版)電子書籍版無料セットは、2026年11月19日までらしい。
また、デジタルカメラマガジンとは別に、我らが赤城耕一氏がカメラ悪酔強酒第97回 GRの思い出(2026/10/24)を書かれている。
同じ年に発売されたにはニコンF5でありますね。このためF5とGR1に同じモノクロフィルムを詰めて、同時に現像することも多かったのですが、この結果、たとえばF5にニッコールの28mmレンズを装着して撮影した写真とGR1で撮影した写真が同質の写真のものになったりするわけです。もちろん細かくみれば、周辺光量が異なるとか見かけの違いはあるけど、シャープネスとか変わらないわけです。
GR1が登場する前、このベースになったR1というコンパクトカメラがありましたが、これは大伸ばしすると、周辺画質がよろしくないのがわかるわけ。これね、けっこう不満でした。
でもGR1のレンズは周辺まで破綻なく描写するわけですよ。極論しちゃうと、28mmレンズを使ってスナップするだけなら、デカい一眼レフなんかイラネ。ということになったりするわけです。
よいですね、GR1。まだ今よりもフィルムの安かった時代に買いたかったが、価格的に買えなかった。
いま、すごく問題なのは現在、生き残っているGR1は個体数として少ないんですよね。GR1、GR1s、GR1vと進化はするんですが、写りは同じでしょう。うちにある個体も次々とお亡くなりになり。いや、お亡くなりになる前に液晶表示が千切れたみたいになって、フィルムカウンターが機能しないとか、いろいろと使用するためのモチベーションを落とす事態になり放置プレイとなって、気がついた時にはお亡くなりになられていたみたいなこともあり。
おまえさ、30年も経つんだから当たり前だろ?と言われてもなあ、60年を経るローライ35はメンテできるしね。なんだか納得できないんですよね。
でもGR1搭載のレンズをライカスクリューマウントとして抜き出して、GR28mm F2.8として1997年に売り出し、今に至るまでDNAを繋いでいます。そういや1999年登場のGR21mm F3.5って、2001年発売のGR21よりも先の発売でしたね。まさかコンパクトカメラに21mm搭載のモデルが出るとは思いませんでした。
ただし、いずれも曇りやすいレンズなんで、所有されている方は使用や保管に気をつけて、未来永劫GRレンズの良さを世間に知らせてあげてください。
うわあ、今回のこの記事は「故障」は禁句なのだ(泣)。やめてぇ。しかし、赤城先生は偉いなぁ、どこにも「故障」って書いてないぞ。
ということで、私はもうGRは買えないが、このデジタルカメラマガジン2026年11月号の作品群をみて精進していきたい。
1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の絞り故障(2回目) ― 2026年10月23日 00時00分00秒
デジタルカメラマガジン2026年11月号がGRの特集なので、それについて書こうと思い、そういやGR Digitalが壊れてGRを買うまでの間にNikon 1 V1を買って、さらに家族用にもNikon 1 V1買ったんだった。もう一台の家族用Nikon 1 V1は電池も干上がって日付もリセットされているんじゃないかと取り出してみた。電池は空っぽになり、起動しないので、新しいEN-EL15Cに入れ替えてNikon 1 V1を起動したら、やはり日時がリセットされていた。それでなにかをテスト撮影しようとすると、EVFも背面液晶も情報は表示されているが被写体が何も映らず真っ暗。ああこれは例の1 NIKKORの持病である絞り故障だな(泣)。1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の絞り故障ですわ(2回目)。荒野の故障ブログへようこそ。この1段落だけで何回故障があるんだよ、GR Digital、1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6、GR、あと、1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6 も絞り故障している。故障、故障、故障!(錯乱中)\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
それで、検索すると、Yamaro様の再び絞りが壊れた1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6を修理してみた(by Yamaro · 2023年12月3日)がみつかり、よっしゃあワシも修理するかぁと思ったが、Aliexpressで1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の絞りユニットは3~4千円ぐらいになっている。もともと1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6は描写もよくなく、絞り開放で広角端では四隅は画像が崩壊しているぐらいによくない。4千円も出して修理するようなレンズではない。1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の方は、そんなに画質がよい方ではないのだが、27-270mm相当のコンパクトな高倍率ズームが便利で、これは修理したいのだが、故障した当時からAliexpressでは1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6用の絞りユニットは売られておらず、小さなギヤだけが売られている。今回の1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の故障も絞りユニットというよりはこの絞りを駆動する小さなプラスチックギアが割れているんじゃないかという気がするが、小さなギアにしては値段は高いし、なによりも分解するのが面倒すぎる。一説によると、この絞りを駆動するギアにヒビが入って軸がギアに対して空回りするようになるのが1 NIKKORの絞り故障の原因だという。それだったら、ギアだけ買うんだがなぁ。まあギアは1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6と1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6とで同じものらしいので、何個か入っているギアを買えば両方の修理ができるかもしれない。暇な時に修理する用に買っておくか(暇なときは来るのか…)。
ということで、Nikon 1 V1が2台に対して、1 NIKKOR 10mm f/2.8の1本しかないという状況だ。こうなったらFマウントのAF-SレンズをNikon 1で使うかとFT1マウントアダプターを見てみたが中古で1万6千円以上するので、やめだ。無駄、無駄。一応MFで使えるロシア製のCPUチップ付きFマウント1マウントアダプターは持っている。これは逆にGタイプレンズだと絞りを動かせなくて最小絞りになってしまうのだが。
eBayでロシア製CPUチップ付きNikon 1- Nikon Fマウントアダプター購入(追記あり) ― 2015年07月08日
ロシア製CPUチップ付きNikon 1- Nikon Fマウントアダプター到着 ― 2015年07月16日
そうだ、デジタルカメラマガジン2026年11月号のGRの特集の話をしたかったのに、また「悪夢の1 NIKKOR」の話になってしまった。どうせGRの話になってもGR Digitalの故障とGRの故障と抽選販売と価格高騰の話になるから同じか(泣)。ウアアアアン・゚・(ノД`)・゚・
デジタルカメラマガジン2026年11月号の話はまた改めて・・・現場からは以上です(泣)。
【関連】
1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の絞り故障 ― 2017年08月20日
1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6の絞りが故障 ― 2017年09月05日
NX Studio Ver.1.8.0 以降、ニコンZ6でのボディ内手ブレ補正有無が表示されない件 ― 2026年10月21日 00時00分00秒
NX-Studio Ver.1.10.1でZ6で撮影したボディ内手ブレ補正が画像情報に表示されない【追記あり】 ― 2026年06月24日で気づいた、ニコンZ6でボディ内手ブレ補正をON/OFFした情報がNX-Studioで表示されない件について、NX Studio Ver.1.11.0 でも改善されていないので、一体いつからそうなっているのか手元の以前のバージョンのインストーラーで順番に遡ったところ、NX Studio Ver.1.8.0以降表示されず、NX Studio Ver.1.7.1以前では、ボディ内手ブレ補正のON/OFFが表示されることが分かった。
NX Studio Ver.1.11.0 でもニコンZ6での手ブレ補正有無は表示されない(追記あり) ― 2026年10月20日参照。
以下、ニコンZ6と各マウントアダプターと各レンズの組み合わせと、NX Studioの各バージョンで手ブレ補正欄がどのように表示されるのか表にしてみた。暇なときにニコンに報告してみる。
| マウントアダプター | FTZ | 非CPUマウントアダプター | ||
|---|---|---|---|---|
| レンズ | CPUレンズ | 非CPUレンズ | 非CPUレンズ | |
| VRあり | VRなし(ニコンZ6のボディ内手ブレ補正のみ) | |||
| NX Studio Ver.1.8.0以降「手ブレ補正欄」 | ON or OFF | 空欄 | 空欄 | 空欄 |
| NX Studio Ver.1.7.1以前「手ブレ補正欄」 | ON or OFF | ON(ノーマル) or ON(スポーツ) or OFF | ON(ノーマル) or ON(スポーツ) or OFF | ON(ノーマル) or ON(スポーツ) or OFF |
【註追記】
ニコンZ6のファームウェアバージョンは、C 3.80
FTZのファームウェアバージョンは、Ver.1.10
「CPUレンズVRあり」は、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED を使用
「CPUレンズVRなし」は、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED を使用
「非CPUレンズVRなし」は、Ai Nikkor 35mm F2Sを使用
「非CPUマウントアダプター・非CPUレンズ」は、Rayqual LM-NZ + Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 PやKIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター + Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8 CONTAX G用を使用
ZマウントのVR付きレンズは持っていないので試せず。
【註追記ここまで】
簡単にいうと、NX Studio Ver.1.8.0以降は、VRレンズを使った場合にしか手ブレ補正のON/OFFは表示されない。NX Studio Ver.1.7.1以前は、どんなアダプターやレンズであっても、ボディ内手ブレ補正のON/OFFまで表示される、ということだ。
ミラーレス機の素晴らしい点の一つに、レンズ側に手ブレ補正機構(VR)がなくても、カメラ側で手ブレ補正が効く(撮像素子が動く)ことがある。自分の場合でいえば、おもしろレンズ工房どどっと400(400mm F8)や<New>Reflex-Nikkor 500mm F8のような、暗くて焦点距離の長いレンズを手持ちで撮影できてしまうメリットがある。なんならテレコンバーターTC-201を装着して800mm F16とか1000mm F16にしても手持ち撮影できてしまう。すごい。
それが、手ブレ補正ONなのかOFFなのかEXIFに書き込まれているのに、NX Studio Ver.1.8.0以降はVRレンズを使ったときにしか表示されなくなってしまった。どどっと400や<New>Reflex-Nikkor 500mm F8を三脚に載せて使ったときに、ONの方がよいのかOFFの方がよいのかなど、あとから検証する際に、NX Studio Ver.1.8.0以降は使いにくい。早く直して欲しい。
写真は記事とは関係ない。
【写真】浅山橋(横浜市西区):Nikon D610、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F4.5、絞り優先AE、1/40秒、ISO-AUTO(ISO 500)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-S、オートエリアAF、高感度ノイズ低減:標準、ヴィネットコントルール:N 標準、自動ゆがみ補正ON、手持ち撮影、Nikon ニュートラルカラーNCフィルター、バヨネットフード HB-72、RAW(NEF)ファイルでアクティブDライティング:標準、露出補正:-1.49EVしたものをJPEGに書き出しリサイズ
夕方なのに昼間のように明るく写っていたのでRAWファイルから修正した。
NX Studio Ver.1.11.0 でもニコンZ6での手ブレ補正有無は表示されない(追記あり) ― 2026年10月20日 00時00分01秒
ニコンの無料画像処理・閲覧ソフトNX StudioがVer.1.11.0にアップデートされたようだ。
NX Studio Ver.1.11.0(ニコン)
Ver.1.10.1 から Ver.1.11.0 への変更内容
• Z5IIC に対応しました。
• NIKON IMAGE SPACE の終了に伴い、NIKON IMAGE SPACE との連携機能を削除しました。
• 以下の現象を修正しました。
- 表示メニューの[同時記録画像をまとめて表示]をオンにして[位置情報をコピー]を選択すると、[位置情報を貼り付け]ができない。
- NEF 画像に特定の画像調整を行うと、書き出した画像が明るくなる。
- 環境設定メニューで[文字とアイコンのサイズ]を変更しても、スライドショー開始時に表示されるダイアログに適用されない。
NX-Studio Ver.1.10.1でZ6で撮影したボディ内手ブレ補正が画像情報に表示されない【追記あり】 ― 2026年06月24日の現象は、NX Studio Ver.1.11.0(Windows用)でも解消していなかった。
ニコンには直接このバグを伝えていないから、気づいていないのかもしれない。面倒くさいなぁ。
NX-Studio Ver.1.10.1でZ6で撮影したボディ内手ブレ補正が画像情報に表示されない【追記あり】 ― 2026年06月24日にも書いたが、同じ画像をNX-Studio Ver.1.3.1でみると、手ブレ補正のON/OFFは表示されるので、NX-Studio Ver.1.3.1よりもあとで、NX-Studio Ver.1.10.1までの間のどこかでEXIFの手ブレ補正情報の扱いがおかしくなっているんだと思う。Ai Nikkor 35mm F2Sの色収差の出方がニコンZ6とD610とで違うことに、ボディ内手ブレ補正が影響しているのか検証できないので、はやくこのバグを直してほしいんだが。大菩薩峠にお招きすれば動き出すのか(たぶん違)。
【追記】
D610にAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDを装着して撮影した画像は、NX Studio Ver.1.11.0の手ブレ補正欄にON/OFFが出る。Z6にFTZ経由でAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDを装着したものもNX Studio Ver.1.11.0の手ブレ補正欄にON/OFFが出る。出ないのは、D610にVR非内蔵のレンズを装着したとき、Z6とFTZでVR非内蔵のレンズを装着したときボディ内手ブレ補正のON/OFFに拘わらず、空欄になっている。D610でCPUレンズでもVRのないレンズの場合に空欄になるのは以前からの仕様の可能性があるが、ニコンZ6のようにボディ内手ブレ補正があってFTZのようにCPU内蔵のマウントアダプター経由でボディ内手ブレ補正のON/OFFがNX Studio Ver.1.11.0の手ブレ補正欄で確認できないのはおかしい。すくなくともNX-Studio Ver.1.3.1ではON/OFFが表示されていたのだから。面倒くさいな。レンズとボディをとっかえひっかえ表にしなければならなくなったじゃないか。不本意ながらこの件は続くと思う。くっそー。
【追記ここまで】
【さらに追記:21:35】
VR非内蔵のレンズ(CPUの有無は関係なし)でニコンZ6のボディ内手ブレ補正のON/OFFがNX Studioの情報欄が空欄になって分からなくなっているところまで絞り込めたので、過去のどのNX Studioのバージョンから空欄になっているのか調べてみた(NX-Studio Ver.1.3.1では表示されて、Z6のボディ内手ブレ補正のON/OFFがEXIFに書き込まれていることは分かっている)。現在最新のNX Studio Ver.1.11.0をアンインストールして、手元に残していた以前のバージョンのインストーラーで順に遡ってみた。NX Studio Ver.1.8.0以降では、現在と同じように、VR非搭載のレンズでZ6のボディ内手ブレ補正のON/OFFがわからなくなっていた。NX Studio Ver.1.7.1だと、VR非搭載のレンズでもZ6のボディ内手ブレ補正のON/OFFが表示された。しかもON(ノーマル)のように、ボディ内手ブレ補正のノーマルとスポーツを区別して表示している。ちなみに手元のNX Studio Ver.1.7.1は、2025年2月24日にダウンロードしたことになっている。このバグが治るまでNX Studio Ver.1.7.1を使い続けることにする。
ちなみに、NX Studio Ver.1.7.1だと、FTZマウントアダプターのようにCPUチップ搭載のマウントアダプターでなくても、Z6のボディ内手ブレ補正のON/OFFはEXIFに書き込まれているらしく、非電子マウントアダプターのRayqualのM-ZアダプターやKIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプターを使ったときでも手ブレ補正のON/OFFは表示されている。
【さらに追記ここまで】
【関連追記:2026年10月21日】
上記を表にまとめた。
NX Studio Ver.1.8.0 以降、ニコンZ6でのボディ内手ブレ補正有無が表示されない件 ― 2026年10月21日
写真は記事とは関係ない。
【写真】角平(横浜市西区):Nikon D610、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F4.5、絞り優先AE、1/40秒、ISO-AUTO(ISO 320)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-A、オートエリアAF、高感度ノイズ低減:標準、ヴィネットコントルール:N 標準、自動ゆがみ補正ON、手持ち撮影、Nikon ニュートラルカラーNCフィルター、バヨネットフード HB-72、Jpegからリサイズのみ
非常に情報量の多い写真ですまん。大野伴睦氏や岸信介氏が常連客で、重光葵氏も訪れたというお店。
この写真もCPUありレンズでレンズ内手ブレ補正(VR)はなく、ボディもD610なのでボディ内手ブレ補正はないのだが、NX Studio Ver.1.11.0では、「情報」欄の手ブレ補正欄は空欄となっている。Z6で撮ったものも同じく手ブレ補正欄は空欄だ(泣)。普段、Z6では基本的に手ブレ補正はONだし、VRありレンズでも基本的に手ブレ補正はONなので間違えないが、手ブレ補正の影響があるのかないのか調べるためにON/OFFしたときに、あとから確認するすべがないのは困る。ニコンのEXIF独自ノート部分なんだから、ニコン純正のソフトウェア、ちゃんとしてくれ。
現像・画像データ受取りができる公式サービス「写ルンです+」、だがしかし ― 2026年10月20日 00時00分00秒
富士フイルムが写ルンです40周年記念として写ルンですの現像・データ化サービス「写ルンです+」をスタートさせたそうだ。
デジカメアイテム丼 現像・画像データ受取りができる公式サービス「写ルンです+」コンビニ・宅配便で発送、数日でデータに(デジカメWatch 鈴木文彦氏 2026年10月17日)
コンビニから撮影済み写ルンですを発送すると、数日でアプリに現像された画像データが届く仕組み。近くに写真店がない人でも気軽に写ルンですを楽しむことができる。
富士フイルム製であればカラーネガフィルムも受付してくれるのに加えて、リール向きの「写ルンですムービー」を簡単に作れるなど注目機能も。
なかなかよさそうなサービスやん。
撮影済みの写ルンですをコンビニから宅急便コンパクトで発送すれば、後日画像データがアプリに送られてくるという富士フイルムの公式サービス。写ルンです1本で2,420円。これは送料・現像料・データ化・データ送信全て込みの料金となる。
利用できるコンビニはセブンイレブンとファミリーマート。納期は約1週間。フィルム現像ができる写真店が減少しているいま、フィルムを日常的に楽しむ文化を維持するためにはとても貴重なサービスとなるはずだ。
ところが、かなり後ろの方に以下のように書かれている。
一方で、アプリを消してしまった場合はアプリ内の画像データは消失するし、ダウンロード期日を過ぎてしまった場合も画像データを受け取ることはできない。そして、何よりもネガが返却されず破棄される。
フィルムで撮るということは、フィルムに焼き付け、ネガやプリントを大切に取っておくことも含まれるはず。品質と手軽さは十分。ぜひネガ返却システムの構築には期待したいところ。
なんだとー、撮影したネガフィルムが返却されないだと。これはいかんでしょう。喝だ、喝ッ。大菩薩峠で合宿して1か月ぐらい問い詰めたい(久しぶりに最後まで書いた)。この記事も最後の最後に大事なことを書くなんて酷いよ。
最近、過去の映画で4kデジタルリマスターとかあるが、あれも元のフィルムが残っているから再スキャンや修正で高画質になっているわけだ。しょぼいデジタルデータからは何をやっても細部は出てこない。出てくるとすればAIによる捏造だ。なにがあっても撮影済みフィルムは残しておくべきだと思うぞ。撮影済みフィルムは劣化したり酸っぱくなったりするけれども、手元で一瞬で消えたりはしない。富士フイルムは富士写真フイルムから「写真」を取り去ったが、次は「フイルム」を取り去って「富士」になるんだろうか。大菩薩峠が賑わいそうだ(泣)。
写真は記事とは関係ない。
【写真】CLIMAX(京急横浜駅構内):Nikon D610、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F4.5、絞り優先AE、1/40秒、ISO-AUTO(ISO 1000)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-A、オートエリアAF、高感度ノイズ低減:標準、ヴィネットコントルール:N 標準、自動ゆがみ補正ON、手持ち撮影、Nikon ニュートラルカラーNCフィルター、バヨネットフード HB-72、Jpegからリサイズのみ
クライマックスシリーズ6戦全勝で勝ち抜けたベイスターズだが、試合が終わってもまだ広告が掲示されていた。まあ負けてもつれ込んだときに途中で撤去は変だから、一番最後の試合があり得る日まで掲示予定だったんだろうなぁ。日本シリーズのに貼り替える前に撮影しなきゃ、と撮影。
20mmだとぎりぎり両端が入らないなぁと思ったが、自動ゆがみ補正をOFFにすれば入ったかもしれない。AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDはほとんどゆがみがないので、常時OFFでもいいんだけど、そうすると他のレンズを装着したときにONにするのを忘れるので、基本的に自動ゆがみ補正はONにしている。常時ONの恩恵が大きいのは、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED ぐらいなのだが。
ところで、横浜市長選は山本理顕氏が最下位でしたなぁ。あんななにも政策が語れない人が当選(55万票)して、賛否はあるもののいろいろ政策が語れる山本理顕氏が5万票弱だよ。しかもパワハラ前市長が20万票弱も取っている。どうなっているんだよ。大菩薩峠で20万人をパワハラに遭(以下自粛)。
ニコンダイレクト限定ニコン伝統の「赤ライン」が入った公式限定レザー名刺入れを発売 ― 2026年10月15日 00時00分00秒
ニコンが、ニコンダイレクト限定でニコン伝統の「赤ライン」が入った公式限定レザー名刺入れを発売するそうだ。8,800円。
ニコン伝統の「赤ライン」が入った公式限定レザー名刺入れ(デジカメWatch 2026年10月14日 16:51)
「そんなもの出してる場合じゃないだろ」という声もあるみたいだが、カメラやレンズを設計・製造する部門とは別だろうから、私は「いいぞ、もっとやれ」だ。
名刺入れだけじゃなくて、カードが縦にたくさん入る札入れも出してほしい。というのも、昔日経BPのグッズ販売サイトで買った札入れがよくて使っているのだが、もう売っていないようだからだ。
「カードが縦に入る」というのは、二つ折りになっている札入れの長方形と同じ方向にカードが入るのではなくて、それと直交する方向にカードが入るようになっているということだ。札入れの長方形と同じ方向にカードが入る札入れはたくさんあるが、直交する方向に入るものはほとんどない。
直交する方向にカードが入るとどういうメリットがあるのかというと、直交しない方向よりもたくさん入る。それと、直交しないカード入れは、段々畑のように横にスリットが複数入って、カードが少しずつずれて入るようになっている。これがよくない。少しずつずれているので、カードの丁度磁気ストライプが入っているところに下のカードの縁が当たって、ズボンの尻ポケットに入れていたら、丁度磁気ストライプのところでカードにひびが入ったことがある。セロテープを貼って誤魔化したりしていたが、複数のカードが丁度磁気ストライプのところでぷらぷらになったので、あの手のカード入れは使いたくない。いまは磁気ストライプはほとんど使われていないと思うが、カードが破損すると、差し込むタイプのATMなどで引っかかって出てこなくなったり大変なことになりそう。尻ポケットに入れるから悪いといっても、入れることはあるじゃん。
いまは、ポイントカードもほとんどがアプリになってカードは少なくなっているが、カードが全くなくなったわけではない。銀行のカードやクレジットカードなど、重要なものほどカードタイプで残っている。ニコンダイレクトで、カードが直交して入る札入れ(赤線入り)を発売してほしい。
写真は記事とは関係ない。
【写真】にっしんカメラ(秋葉原):Nikon D610、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F6.3、絞り優先AE、1/125秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-A、オートエリアAF、高感度ノイズ低減:標準、ヴィネットコントルール:N 標準、手持ち撮影、Nikon ニュートラルカラーNCフィルター、バヨネットフード HB-72、Jpegからリサイズのみ
秋葉原というか岩本町のにっしんカメラが2026年10月23日で閉店するようだ。残念だ。といいつつ、ここで何かを買ったことはないのだった。国産のカメラレンズに強いとりわけMFレンズ強かったのだが、その特徴もだんだんと薄まっていったような気がする。改装して5年経つらしいのだが、改装してからなんか中古カメラ屋さんらしくないので1回も入っていなかった。今回5年ぶり以上に店内に入ってみたが、ほしいものや買える値段のものはなかった。ああいう黒を主体とした「カッコイイ」お店って私は入りにくい。看板がないのもなんか入りにくい。「会員制のスナック」みたいな感じ。アップルの売場とかホンダドリームとかも黒主体で「カッコイイ」感じのお店にしていて、なんか入りにくい。まあ、閉店の理由はそんなところにあるのではないと思うが。おそらく日本国内の購買力が下がって、かつ円が安いので、いいカメラやレンズは海外に買われていって売り物が無いんじゃないかというように想像する。すべて政治が悪い。
山本理顕設計工場・地域社会圏研究所界隈 ― 2026年10月09日 00時00分00秒
2026年(令和8年)10月18日執行の横浜市長選挙に出馬して注目の集まる建築家・山本理顕氏の「山本理顕設計工場」「地域社会圏研究所」だ(【写真1】)。山本理顕氏はすぐ近くの横浜市立青木小学校卒業とのことなので、このあたりのご出身のようですな。
【写真1】山本理顕設計工場・地域社会圏研究所(横浜市神奈川区):Nikon D610、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F7.1、絞り優先AE、1/250秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-A、オートエリアAF、高感度ノイズ低減:標準、ヴィネットコントルール:N 標準、手持ち撮影、Nikon ニュートラルカラーNCフィルター、バヨネットフード HB-72
AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDは、絞り環のないFマウントレンズだが、ヌケがよくてこういう逆光気味のときでも暗部がつぶれにくい。
沢渡公園では、「劇団唐ゼミ☆」の「ベンガルの虎」を上演中のようだ(【写真2】)。
「劇団唐ゼミ☆」の「ベンガルの虎」
2026年 10月7日(水)〜12日(月祝)
各日17時 開演(16:40開場)
沢渡中央公園 特設青テント劇場
(横浜駅西口より徒歩10分/〒221-0844 神奈川県横浜市神奈川区沢渡4−1)
劇団唐ゼミ☆ 第34回公演『ベンガルの虎』
青テントの入口横ではなぜかおねえさんが歯磨きをしていた。
【写真2】劇団唐ゼミ☆ 『ベンガルの虎』(横浜市神奈川区 沢渡公園):Nikon D610、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F7.1、絞り優先AE、1/250秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-A、オートエリアAF、高感度ノイズ低減:標準、ヴィネットコントルール:N 標準、手持ち撮影、Nikon ニュートラルカラーNCフィルター、バヨネットフード HB-72
反町駅前のずいぶん昔からある薬のヒグチ。渋い外観だが現役(【写真3】)。
【写真3】薬のヒグチ(横浜市神奈川区):Nikon D610、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F7.1、絞り優先AE、1/250秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-A、オートエリアAF、高感度ノイズ低減:標準、ヴィネットコントルール:N 標準、手持ち撮影、Nikon ニュートラルカラーNCフィルター、バヨネットフード HB-72
作例がすべてF7.1なのは、最初Leitz Hektor 28mm F6.3とかOrion-15 28mm f6へのオマージュでF6.3にしていたのだが、持ち歩いているうちにダイヤルに手が掛かっていつの間にかF7.1になっていた。F7.1って自分では意識的には設定しない値だなぁ(F8かF6.3かF5.6)。
そうそう、山本理顕氏の出馬で思い出したが、昔飛鳥田市長の時代に、飛鳥田氏に請われて都市コンサルタントから横浜市役所企画調整室企画調整部長・技師になり、企画調整局長・技監になった田村明氏(のちに法政大学名誉教授)を思い出した。学生の頃に中公新書の『都市ヨコハマをつくる:実践的まちづくり手法』(1983年)を読んだのだった。あの本、長くみていないがどこにやったかな。探してみよう。そして、山本理顕氏の著書も読んでみよう。講談社選書メチエの『権力の空間/空間の権力 個人と国家の〈あいだ〉を設計せよ』(山本理顕 著2015年 )などは品切れ中で中古価格がものすごいことになっているので重版してくれー。
Brightin Star 28mm F2.8少しだけ気になる ― 2026年10月08日 00時00分00秒
焦点工房からBrightin Star 28mm F2.8 ライカMマウントが発売されたそうだ。
厚さ約1cmの真ちゅう製パンケーキレンズ ブラックペイントとシルバーの2色(デジカメWatch 宮本義朗 氏 2026年10月7日 13:45)
厚さ約9.9mm、Brightin Star 28mm F2.8 ライカMマウント ブラック/シルバー 販売開始(焦点工房)
Brightin Star 28mm F2.8は、以前Kenko扱いでも発売されていた。
BrightinStar 28mm F2.8
コンパクトな広角レンズはほしいなぁと思っているので気になっていた。
ただ、MTFを見ると、F5.6に絞ったときに30本/mmや40本/mmのときの値がよくない。F2.8開放のときの方が30本/mmや40本/mmのグラフは上にある。絞ると画面全体の均一性は高まるが、細かいものの解像は落ちるということだ。これはちょっと自分の好みではない。細かいものがきちっと写るレンズがほしい。その上で歪曲収差がよく補正されていてコンパクトだとうれしい。
もっというと、こんなに薄型でなくていいから、絞ったら細かいものがちゃんと解像するレンズを出してほしい。これはニコンにもいいたい。コンパクトな単焦点レンズで高周波(細かい被写体)をちゃんと再現する単焦点レンズを出してほしい。NIKKOR Z 28mm f/2.8には満足していない。
Brightin Star 28mm F2.8についていうと、絞り開放で周辺が流れ気味なのを楽しむレンズなのかなぁ。それにしては希望小売価格は7万3,900円はちょっと高い。それぐらいの値段出すと、コシナのVMマウントでもっとちゃんと写るレンズがいくつかラインナップされている。暗くてもいいならもっと選択肢はある。まあぺったんこというところと、ブラックのぼってりとしたペイントに情緒を感じれば買いなのだろう。ワシはもう少しカリッとしたレンズが欲しいゾ!
【関連追記】
ケンコートキナーが発売していた頃のBrightin Star 28mm F2.8のリポートがあった。開放では周辺が流れ気味で、歪曲収差もそこそこあるようだ。
【BRIGHTIN STAR】28mm F2.8 ライカMマウントレビュー(カメラのナニワ)
ルサールとオリオンがほしくなる「アカギカメラ」第150回 ― 2026年10月07日 00時00分00秒
赤城耕一の「アカギカメラ」第150回:ルサールとオリオン——周辺光量低下の愉楽(2026年10月5日)が公開された。РУСАЛ MP-2 5.6/20とOrion-15 28mm f6がほしくなりますな。
筆者が好きなのは、周辺光量がわりと大きく低下するタイプのレンズです。対称型設計の広角レンズに多くみられます。
光学設計者は画面全体の明るさを均一にしようと試みますが、周辺光量の低下はコサイン4乗則にあるとおり、光学的にみても宿命的な現象でもあります。これをいかに抑え軽減させるかが設計の腕の見せどころなのでしょう。
ただ、周辺光量低下は描写的には非現実感があります。いわゆる額縁効果とか、トンネル効果になるからです。
周辺光量が大きく低下した写真が問題になるのは建築、商業、工業、一部の風景写真など、画面四隅の情報が失われてしまうと、不完全な記録になってしまう場合や、情緒的なニュアンスが極端に強く入り込むと本来の目的を伝えるのが困難になる場合だと思います。具体的にいえば、情緒を感じさせると逆効果になる写真、あるいは四隅に記録されているものが明確に認識できないと困る写真などですね。
もちろん昨今はカメラ内においてデフォルトで周辺光量低下を自動補正してくれるものが多いため、ほとんど問題とはなりません。
でも一般的な写真作品では、多少の画面四隅の光量低下は問題視しないと考えるのは筆者だけなのでしょうか。
これは好みの問題でもあるのですが、筆者は新しいカメラを購入して最初に行う自分の設定の中に周辺光量補正をOFFにするというミッションがあります。銀塩モノクロ写真を引き伸ばす時はイメージが四隅から逃げ出さないように少し焼き込んで、周囲の濃度を上げて対応するのでした。
なかなか奥が深いですなぁ。通常は周辺光量の低下はよくないこととされ、かつてのアサヒカメラ・ニューフェース診断室では、繰り返し周辺光量の低下を測定・報告していた。対称型広角レンズではどうしても周辺光量は低下し、レトロフォーカスタイプだと周辺光量は豊富な傾向があった。最近のデジタルカメラになると、赤城先生の仰るとおりデフォルトで周辺光量低下を自動補正してくれるものが多く、自分のニコンZ6でもデフォルトのまま「ヴィネットコントルール」は「N 標準」にして撮っている。選択肢はほかに「H 強め」「L 弱め」「しない」がある。
ここではそんな気分に合致する周辺光量低下のチャンピオンクラスに属するロシア製のルサール MP-2 20mm F5.6とオリオン-15 28mm F6のレンズをご紹介します。嫌味ではありません。
いずれも戦前のトポゴンタイプ設計とよばれるレンズで小型軽量、マウントはライカスクリューマウントですが、筆者の愛用歴も30年ほどになります。
外観からもとても曲率の大きなメニスカスレンズが第1面と最後部にあり、中のレンズを包んでいる印象です。これもトポゴンタイプの特徴ですが、トポゴンは航空写真用のために設計されているとも聞いていますので、歪曲のない実直な描写にはこだわったのでしょう。
一時期ルサールはとても廉価に販売されていたこともありましたが、筆者はこのレンズを、たしか4本買い直した記憶があります。諦めの悪い自分でもこれは呆れますけど、いずれもわずかに片ボケがあるなどの問題もあったからです。
ついに4本めにしてやっと納得のゆく個体に恵まれたというわけです。出自すら怪しいロシア製ですから、不満足な個体に当たってもしばらくは静かにしていたのですが、買い換えてまでも本レンズの真の実力を見極めたくなったのは事実であります。
苦労しましたが、これも廉価に売られていたからこそです。国産のカメラ、レンズメーカーのレンズならこんなことが起これば、大騒ぎしてクレーム騒ぎとなったと思うのです。
本レンズは後玉が飛び出しているタイプということもあり、射出瞳の位置はデジタルでの使用は厳しく、周辺の色かぶりは避けられませんでしたが、ライカですとM10以降の機種では許容範囲という印象です。
比較的安価とはいえ、今から手に入れるのはなかなか大変そうだなぁ。
トポゴンタイプといえば、佐藤治夫氏執筆回のニッコール千夜一夜物語 第二十九夜 W-Nikkor・C 2.5cm F4ですな。
РУСАЛ MP-2 5.6/20とOrion-15 28mm f6とW-Nikkor・C 2.5cm F4を3本揃えて、20mmと25mmと28mmをトポゴンタイプでカバーするという野望が出てきた(←アブナイ)。ニコンZなどのボディで使う分には、距離計連動カムが省略されていることは問題ない(←さらにアブナイ)。絞りの変更をするのに、前玉周辺のギザギザでやらなければならないので、球面平凸レンズで補正しなければならないとすればちょっと面倒だが。
ロモグラフィーがNEW RUSSAR + 20mm F5.6(РУСАЛ MP-2 5.6/20の復刻版)を再発売してくれないかなぁ。
【追記】Объектив Руссар МР-2 20 mm f/ 5.6のレンズ構成図がОбъектив Руссар МР-2 20 mm f/ 5.6に上がっていた(ロシア語)。
【追記ここまで】
【さらに追記】
Orion-15 28mm F6(Орион-15 28mm f/6)については、GOI Orion-15 28mm 1:6に詳しい(イタリア語)。レンズ構成図もある。
【さらに追記ここまで】
トポゴン(Topogon )タイプに触発されて、久々にBiogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)を持ち出してみた。仕事のときにカメラ自体を持ち出すのも久々だ。なにせ今年は東京都心では8月27日から10月2日まで観測史上最長となる37日連続の降雨を記録するぐらい毎日雨だったので、途中からカメラを持ち歩かなくなったのだ。
【写真】富坂:Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F5.6、1/500秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、ヴィネットコントルール:N 標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング) 、Jpegからリサイズのみ
赤城耕一氏の作例が濃厚な発色なので、自分の方も彩度を上げようかとも思ったが、もともと彩度高めなのはあまり好きではなかったので(フィルム時代もコニカ「ほっぺにチュッ」とかKodak PORTRAとかFuji ASTIAとか使っていた)、ピクチャーコントロール:ポートレートのままとした。
久々にKIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)を使って気づいたが、CONTAX G用のレンズが使いにくいのは、ピントリングがないからマウントアダプター側からAFカップリングの軸を回すときにバックラッシュ(遊び)が大きいことにもよるようだ。
KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター単品でマウントアダプターのピントリングを回すと、バックラッシュ(遊び)はほとんどないのだが、CONTAX G用レンズを装着してマウントアダプターのピントリングを回すと、レンズのヘリコイドが動くまでのバックラッシュ(遊び)がピントリング上で3~4mmぐらいある。ピントリングを行って戻ってをしてピント合わせするときにものすごくやりにくい。
CONTAX G用Biogon T* 21mm F2.8のAFカップリングの軸をマイナスの精密ドライバーで回してみてもバックラッシュ(遊び)はほとんどないので、このバックラッシュ(遊び)は、レンズのAFカップリングのマイナスの溝にはまるKIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプターの凸側のマイナス軸との間の隙間が原因なのだろう。レンズ側の溝に比べてマウントアダプター側の凸が薄いから隙間が出るのだろう。ここは毎回ピント合わせする際に影響する部分なのでもう少しぴったりに作ってほしかったなぁ。
KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプターを買う前に使っていた、K&F Concept KF-CGZ(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)を見てみたが、マウントアダプター単体ではバックラッシュ(遊び)はほとんどなく、CONTAX G用レンズを装着して回すとバックラッシュ(遊び)が大きいのは同じ。K&F Concept KF-CGZもAFカップリングの凸側軸の厚みが薄い。K&F Concept KF-CGZはピントリングがつるつるでマウント基部よりも引っ込んでいてピントリングが回しにくいのでKIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプターに買い換えたのだった。
KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター グリス交換 ― 2023年12月31日参照。
うーん、このAFカップリング軸にアルミホイルでも噛ませてバックラッシュ(遊び)を小さくしてみるか。アルミホイルを噛ませてみたが、マウントアダプター側のカップリング軸は押されると引っ込むようになっているので、アルミホイルを挟むと軸が引っ込んでレンズ側のカップリング軸が回らない。うまくいかないな。
Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)は描写はよい(解像力、歪曲収差など)のだが、ミラーレス機だと(カバーガラスの影響で)像面湾曲が出るので球面平凸レンズを使わないといけないとかマウントアダプターを介してのピントリングの感触が悪くてピント合わせしにくいとか諸問題があるので、COLOR-SKOPAR 21mm F4の方が総合的によいと思う。COLOR-SKOPAR 21mm F4は、球面平凸レンズを加えなくてもニコンZ6との関係で像面湾曲は許容値内だし、ピントリングはバックラッシュ(遊び)もなく滑らかだし、コンパクトで歪曲収差も小さい(歪曲収差はBiogon T* 21mm F2.8の方が小さい)。
元の話題に戻って、NEW RUSSAR + 20mm F5.6かРУСАЛ MP-2 5.6/20を見つけたら買ってみたいなぁ。ただ、ロモグラフィーの復刻版も含めてコーティングはそんなによくないらしく、逆光には弱そうだ。
Nikon Z5IICとZ5IIの比較 ― 2026年10月04日 07時17分07秒
なかなか更新できずすまんです。しばらく更新できないと思ってニコンZ5IICの国内発表はまだかいな ― 2026年09月28日を書いたら、その日の午後に国内発表があったそうだ。
ニコン、20万円台前半のフルサイズミラーレスカメラ「Z5IIC」(デジカメWatch 2026年9月28日 13:04)
おそらく性能や機能はZ5IICとZ5IIとでほとんど変わらないと思うので、一番気になる大きさや重さと値段を比較表にしてみた。
| Z5IIC | Z5II ※ | ||
|---|---|---|---|
| ファインダー☆ | ファインダー | なし | 電子ビューファインダー、1.27cm/0.5型 Quad-VGA OLED、約369万ドット、明るさ調整可能(オート、マニュアル18段階)、カラーカスタマイズ可能 |
| 視野率 | 上下左右とも約100%(対実画面) | ||
| 倍率 | 約0.8倍(50mmレンズ使用時、∞、-1.0m-1のとき) | ||
| アイポイント | 接眼レンズ最後尾から21mm(-1.0m-1のとき) | ||
| 視度調節範囲 | -4~+2m-1 | ||
| アイセンサー | ファインダー表示と画像モニター表示の自動切り換え | ||
| 画像モニター☆ | 型式 | バリアングル式8cm/3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル | バリアングル式8cm/3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) |
| ドット数 | 約104万ドット | 約210万ドット | |
| 視野角 | 170° | 170° | |
| 視野率 | 約100% | 約100% | |
| 明るさ調整機能 | マニュアル13段階 | マニュアル15段階 | |
| カラーカスタマイズ | 可能 | 可能 | |
| スロット(SD、SDHC、SDXCメモリーカード)※ | シングルスロット | ダブルスロット | |
| 寸法(幅×高さ×奥行き) | 約134.0×80.5×72.0mm | 約134×100.5×72mm | |
| 質量 | バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く | 約620g | 約700g |
| 本体のみ | 約538g | 約620g | |
| 税込価格(ボディのみ、ヨドバシドットコム) | 238,700円 | 258,500円 | |
価格は約2万円しか違わない。重さは80gぐらい違う。大きさは高さが20mm違う。別記事にも書いたが、レンズ交換式のカメラでEVFがないのは非常に使いにくいので、自分だったらZ5IIの方を買うなぁ。あるいはα7Cシリーズ。α7Cシリーズは、フラットトップでありながらEVF内蔵のすぐれもの。
【追記】※Z5IICとZ5IIとでSDカード等のスロット数が違うので追記した。また、「Z5II」と書くべきところ「Z5」になっていたので訂正した。【追記ここまで】
【さらに追記】☆ファインダーと画像モニターについても追記した。【さらに追記ここまで】
【追記:2026年10月5日】表をみやすいように整理した(特にファインダーの項目)。
【追記ここまで】
時間がないので、今日はこのあたりで(泣)。
【関連】
ニコンZ5IIC主な仕様
ニコンZ5II主な仕様















最近のコメント