クラシカルな見た目でブラックミストフィルターを使ったような描写のミラーレス用レンズ「ARTRA」 ― 2026年03月03日 00時00分00秒
トヨタ産業技術記念館のその2を書く前に、【CP+2026】クラシカルな見た目のミラーレス用レンズ「ARTRA」が上陸(デジカメWatch 武石修 2026年2月28日 17:46)の記事を。
CP+2026で株式会社SAEDAは、2026年から取り扱いを開始したARTRA(アートラ)ブランドのレンズを展示していた。すべて発売済み。
ARTRAは2018年に香港でスタートしたブランドで、自分たちがほしいと思うレンズを商品化したとのこと。クラシックな外観で、ブラックミストフィルターを使ったような描写が特徴という。一方で、基本的な画質は現代に通用するものだとしている。
4種類をラインナップする。いずれも35mmフルサイズ対応のMF単焦点レンズで、電子接点は非搭載。
「NOXIKA 50mm F1.2 Nocty」はF1.2の大口径レンズ。価格は7万4,800円。ニコンZ、ソニーE、富士フイルムXマウントに対応する。
「NOXIKA-MC 35mm F1.4 1960's」は1960年代の交換レンズを思わせるデザイン。価格は6万3,800円。ニコンZとソニーEマウントに対応する。
「NOXIKA-MC 35mm F1.4 1980's」は1980年代風の外観を採用した。上記の「1960's」とはデザイン違いで、レンズ性能は同じ。価格は6万3,800円。
「NOXIKA 28mm F2.8 Limited Edition」は、パンケーキタイプの広角レンズ。ニコンZマウントのみを用意する。価格は6万9,800円。
"「NOXIKA-MC 35mm F1.4 1960's」は1960年代の交換レンズを思わせるデザイン"ってどうみても梅鉢のNikkor-Autoからカニ爪取ったみたいやん。
”「NOXIKA-MC 35mm F1.4 1980's」は1980年代風の外観を採用した”ってどうみてもAi Nikkorのデザインやん。これもカニ爪なし。
「NOXIKA 28mm F2.8 Limited Edition」はどうみてもAi Nikkor 45mm F2.8Pのデザインやん。
まあニコンZで使う分には違和感ないし、新しいレンズを買っても家族に察知されないというメリットは感じる(笑)。
気になるのは、「ブラックミストフィルターを使ったような描写が特徴という。一方で、基本的な画質は現代に通用するものだとしている。」という点だ。 「ブラックミストフィルターを使ったような描写」というのは、たとえばNishiのブラックミスト スペシャルサイトを見ると、
解像度を保ちコントラストとシャープネスは控えめに描写
ハイライトを抑えシャドウを持ち上げる
フレアを繊細に捉える
ということらしい。解像度は十分にあるがコントラスト控えめでフレアっぽいということか。それなら普通によく写るレンズでブラックミストフィルター使えばええやんとも思うが、¥7,480 – ¥14,850 (税込)もするし、「フィルター濃度 1/2・1/4・1/8」って書いてあるので露出倍数も掛かるのかな。だったら最初からブラックミストフィルターのような描写をした方がよいということか。ちゃんと解像しているのなら、シャドーが描写されているローコントラストのフレアっぽい画像は、画像処理でカリッとすることは可能(逆は難しい)ので、これはこれで「有り」か。
値段がちょっと高めだが、MTFとかレンズ構成図とかないんかいっと思ってしまう。もっと作例が出てこないか注視しておこう。
【追記】
レンズ構成図とMTF見つけましたぞ。香港のArtra Laboratoryサイトに載ってますな。日本の代理店SAEDAしっかりしろ。とりあえず「NOXIKA 28mm F2.8 Limited Edition」のレンズ構成図とMTFらしきものを転載しておく。
【追記ここまで】
【さらに追記】 ARTRA(アートラ) NOXIKA 28mm F2.8 (Full Frame) Limited Edition ニコンZマウント AL2828Zには、
スペック
焦点距離:28mm
最大絞り:F2.8
最小絞り:F22
光学設計:3群9枚
画角:75°
絞り羽根:10枚
最短撮影距離:0.35m
フィルター径:Φ58mm
レンズ直径:63mm
レンズ全長:28mm
重量:約180g
マウント:Nikon Z
とあるが、なんと3群9枚だ。レンズ構成図を見るとこれはゾナー(Sonnar)の逆向きっぽい。Sonnarの28mm F2.8ってこれはなかなか面白いのではないか。だが、「3群9枚」というが、貼り合わせていない面も突き当てになっていると1群と数えているようで、実質的には「6群9枚」のような気がする。
【さらに追記ここまで】
トヨタ産業技術記念館その1(繊維機械館) ― 2026年03月02日 00時00分00秒
トヨタ産業技術記念館(愛知県名古屋市西区)に行ってきた。
名古屋出張のついでに寄ったので、カメラ・レンズはどうしようか迷った。博物館に広角(超広角)のAFレンズは必須と考え、ボディとの組み合わせで考えたら自分の手持ち機材だとZ6にNIKKOR Z 24-70mm f/4 S になる。しかし、博物館以外では、D610の作例も撮りたいし、特に最近使っていなかったAi Nikkor 35mm F2Sを活用したい。
ただ、両方を持って行くのは重たい。迷った末に、D610とAi Nikkor 35mm F2SとAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED を持って行った。SDカードは、D610のスロット1に「SANDISK Extreme PRO SDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30 最大読込200MB/s 最大書込90MB/s ヨドバシカメラ限定モデル」を、スロット2に「TOSHIBA FlashAir SDHCカード 32GB SD-UWAシリーズ(W-04) SD-UWA032G」を入れて、スロット1にだけRAW + FINEで記録した(Wi-Fi転送の必要なときだけスロット2のFlashAirにコピーする)。
【写真1】トヨタ産業技術記念館(名古屋市西区):Nikon D610、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F8、絞り優先AE、1/320秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-A、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-72
トヨタ産業技術記念館へは、『なごや観光ルートバス「メーグル」』というのに乗っていったのだが、あんまり本数がなく、15分ぐらい待って乗っていったらギリギリでガイドツアーの集合時間に間に合わないダイヤだった。名古屋駅から歩いても20分ぐらいなので、15分待って10分バスに乗るのなら、歩いていけばガイドツアーに間に合ったのに……。
ガイドツアーに参加した方がよいのは、展示されている機械の一部は稼働可能な状態で保存されていて、基本的にガイドツアーが回ってきたときに動かすようになっているからだ。最初に回った繊維機械館の方はガイドツアーでなく自分で回ったので、紡績機械が動いているのはたまたまガイドツアーと重なったときだけだった。資料によっては、ガイドツアーに参加していなくてもそこにいる職員が実演してくれるものもある。なお、ガイドツアーは当日集合場所に集まればよいのではなく、受け付けで申し出てガイドツアーの名札を受け取る必要がある。たまたま居合わせた客とガイドツアーの客とを区別するためと思われる。ガイドツアーに追加料金は不要なので、トヨタ産業技術記念館へ行かれる際はガイドツアーに参加した方がよい。
なお、ガイドツアーは、繊維機械館で45分、自動車館で45分だ。これは、飛ばし飛ばしに説明してこの時間なので、ガイドツアーの後に「あとで見ておいてくださいね」の部分を自分で見て回ると各館2時間は必要だと思われる。繊維機械館と自動車館を合わせて4時間でもちゃんと見られるか分からないぐらいの資料の数だ。なお、館内は基本的に撮影可能で(ただしフラッシュ不可)、ガイドツアーは動画撮影はやめてくれとのことだった(ガイドツアー以外は動画は禁止されていないようだ)。
【写真2】トヨタ産業技術記念館(名古屋市西区)、繊維機械館混打綿行程、豊田自動繊機製作所1956年製:Nikon D610、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F5.6、絞り優先AE、1/40秒、ISO-AUTO(ISO 1250)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-A、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-72
【写真3】トヨタ産業技術記念館(名古屋市西区)、リング精紡機(RF型)(1955年):Nikon D610、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F5.6、絞り優先AE、1/40秒、ISO-AUTO(ISO 560)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-A、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-72
【写真4】トヨタ産業技術記念館(名古屋市西区)、ルーチ両側4丁柕織機(1912年):Nikon D610、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F5.6、絞り優先AE、1/40秒、ISO-AUTO(ISO 800)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-A、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-72
自動車館まで紹介しようと思ったが、力尽きたので今回はここまで。つづく(つもり)。
なお、D610は、35mmフルサイズなのでもう少し高感度に余裕があるかと思ったが、ISO6400ぐらいになると結構カラーノイズが目立つので、明るい博物館は平気だが、暗所ではZ6を使った方がいいなと思った。2013年発売のD610と2018年発売のZ6とでは、同じ約2400万画素の35mmフルサイズでも、高感度の性能はかなり違う。
【追記】
このD610の露出はちょっと明るめのような気がする。常時-1/3EVにしていてもよいかもしれない。そういえばGR Digitalも常時-1/3EVにしていた。
また、スロット1に「SANDISK Extreme PRO SDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30 最大読込200MB/s 最大書込90MB/s ヨドバシカメラ限定モデル」という速い書込のメモリカードを入れたので、14bitRAWでロスレス圧縮RAWの設定にしている(Jpegはサイズ優先)。
【追記ここまで】
“カニ爪”対応のニコンF→ZアダプターMonsterAdapter「LA-FZ11」 ― 2026年03月01日 00時00分00秒
MonsterAdapterが、“カニ爪”対応のニコンF→Zアダプター「LA-FZ11」を「2026年内の発売を予定している」とCP+2026で発表しているようだ。
【CP+2026】“カニ爪”対応のニコンF→Zアダプター、富士フイルムGFXがハッセルブラッドXシリーズで使えるAFアダプター。焦点工房ブースにて(デジカメWatch 鈴木誠 2026年2月28日 14:52)
MonsterAdapter「LA-FZ11」は、非AiのFマウントレンズをニコンZマウントに変換する製品。AI連動爪(いわゆるカニ爪)を使って設定絞り値をZボディに伝えられる仕組みが見どころだ。”まだ動作機の展示はなく価格も未定だが、製品化は決定済み。2026年内の発売を予定しているとのこと。外観も変更される可能性がある。
(中略)
装着レンズの開放F値と焦点距離は、アダプター本体にNFC通信で伝える。スマートフォンアプリ経由でも可能だが、メーカーでは「NFCチップ付きのシールをレンズキャップに貼っておく」というスタイルを想定。レンズを交換し、レンズキャップを外したときに、キャップに貼ったNFCチップをアダプターに読ませるイメージだという。カニ爪を使いながらも、いわゆる“ガチャガチャ”動作はNFCで代替するというアイデアが興味深い。
また、レンズ側を最小絞りにしておけば、カメラボディ側からの絞り操作も可能だという。焦点距離を入力するためボディ内手ブレ補正も動作し、AF動作はしないがフォーカスエイドが利用可能だそうだ。
以上を総合すると、アダプターとNikon Zカメラとの間にCPU接点があり、レンズの焦点距離や開放F値はNFCで「LA-FZ11」に設定してボディに伝えるもののようだ。そして、レンズの絞り値は、FTZやFTZ IIではカメラ側に伝達されないが、この「LA-FZ11」はレンズの絞り環のF5.6の位置にあるカニ爪を通じて撮影絞り値を把握して、ニコンZカメラに伝えるという仕組みのようだ。また、最小絞り値にするとカメラ側から絞りの操作が可能だという。要するにFTZにAi-Pレンズを装着したときの機能 + 絞り環でも絞り操作可能でその絞り値もExifに書き込まれるということのようだ。
不思議なのは、「LA-FZ11」のFマウント側にもCPU接点があることだ。何に使うのだろう。
ニコンのマウントアダプターFTZやFTZ IIには絞り環がどの位置にあるのかを検知するAi方式の「露出計連動レバー」がない。だから、非CPUレンズを装着したときに、焦点距離とレンズの開放F値はExifに書き込まれるが、撮影時にいくつの絞り値で撮ったのかはカメラ側はわからずExifにも記録されない。だから、この「LA-FZ11」は撮影絞り値がExifに記録されるというメリットがある。それだけではなく、非CPUレンズでも最小絞りにしてカメラ側から絞りを操作するというCPUレンズのような使い方もできるのが「LA-FZ11」の優れている点だ。これは過去のFマウントカメラでも実現しなかった機能だ。
「カニ爪」で絞り値を伝達しているが、ほとんどのAiレンズには「カニ爪」が付いていたので、AFよりも前のレンズで撮影絞り値がExifに記録されてよい。自分の持っているMFレンズでは、Ai Nikkor 45mm F2.8Pが唯一カニ爪が付いていないので、この「LA-FZ11」には適さない。
ただ、最小絞りにしておいてカメラ側から絞りを操作するというのは、「LA-FZ11」のFマウント側に絞り連動レバーがあるから実現出来るのだが、その絞り連動レバーで正確な絞り値に設定できるのだろうか。
これはAiレンズの絞りレバーは絞り値が1段変わると同じ量だけ動くのではなく絞られていくに従って移動量が小さくなるものだったのを、Ai-Sレンズでは絞り値の1段で動くレバーの量が一定のリニアなものになったことと関係ある。Aiレンズやそれ以前の従来方式レンズ(カニ爪)レンズでは、カメラ側の絞り連動レバーから正確な絞り値は設定できないし、Ai-Sレンズともレバーの位置で絞られる絞り値が異なるので、カメラ側がF5.6だと思っても、相手レンズによって絞り連動レバーをどの位置まで動かさないといけないのかが異なってしまう。そのため、FマウントレンズにはAi-Sレンズであることを示すノッチがある。F-501では、AiレンズとAi-Sレンズの露出値の違いを救済するために瞬間絞り込み測光を採用していた。この「LA-FZ11」は、絞りレバーでカメラ側からレンズの絞りを操作する場合のこの絞りレバーの差をどうやって克服するつもりなのだろうか。
MonsterAdapter社、苦難の道を好んで突き進む面白い会社だ。FTZ経由で非CPUのMFニッコールレンズを使うと撮影絞り値がExifに記録されないし、カップリングAFのレンズでAFが効かないので、Z6のあとにD610を手に入れた私としてはMonsterAdapter社はなかなかニコンユーザーのことをニコン以上にわかってるやんという感じだ。
【参考】
レンズマウント物語(第3話):ニコンのこだわり Reported by 豊田堅二(デジカメWatch 2012/6/27 00:00)
Nikon Fマウントはどこへいく(Haniwaのページ 2002年12月18日)
↑同じASAHIネットのこのアサブロと違ってサクッと表示されてなんか複雑な心境……。
SDカードの速度をCrystalDiskMarkで測ってみた ― 2026年02月27日 00時00分00秒
Nikon D610で、バッファが満杯になった後に再びシャッターが切れるまでの時間が長いことに遭遇して、結局SDカードの書き込みが遅いのではないかということで新しく「SANDISK Extreme PRO SDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30 最大読込200MB/s 最大書込90MB/s ヨドバシカメラ限定モデル」を買った話はした。
Nikon D610の連写(追記あり) ― 2026年02月22日
それで、実際にバッファ満杯になるまでのコマ数と、バッファ満杯になってシャッターボタンを押してもシャッターが切れなくなってから再び切れるようになるまでの時間や書き込み中ランプが消えるまでの時間などを測ってみると、おおよそ早い順に、
1.「SANDISK Extreme PRO SDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30 最大読込200MB/s 最大書込90MB/s ヨドバシカメラ限定モデル」
2.「SANDISK Extremen PRO SDHC UHS-I カード 32GB 95MB/S」
3.「TOSHIBA FlashAir SDHCカード 32GB SD-UWAシリーズ(W-04) SD-UWA032G」
4.「SANDISK Extreme microSDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30」+アダプター
だった。
特に1と2と3は僅差(だがはっきりと差はある)という感じだが、4だけは再びシャッターが切れるまでが長く、書き込み中ランプが消えるまでも長かった。
それでCrystalDiskMarkというストレージのデータ転送速度を測定するアプリで測ってみた。CrystalDiskMarkは、9.0.2 x64というバージョンだ。また、SDカードはレッツノートCF-SR3の内蔵スロットに直接挿して読み書きしている(ただし、microSDXCカードだけはSDサイズにするSANDISKのアダプターを使用している)。レッツノートCF-SR3のSDカードスロットはUHS-IのみならずUHS-IIにも対応しているらしいが、1~4のメモリカードはすべてUHS-Iだ(レッツノートCF-SR3GDMCR 仕様 )。【訂正追記:2026年3月4日】「レッツノートCF-SR3GDMCR 仕様」のリンク先がCF-SR3G機種別サポート情報のURLになっていたので、訂正した。【訂正追記ここまで】
まずは、体感上も書き込みが一番早い1.「SANDISK Extreme PRO SDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30 最大読込200MB/s 最大書込90MB/s ヨドバシカメラ限定モデル」の測定結果だ。
次に、2.「SANDISK Extremen PRO SDHC UHS-I カード 32GB 95MB/S」の測定結果だ。
さらに、3.「TOSHIBA FlashAir SDHCカード 32GB SD-UWAシリーズ(W-04) SD-UWA032G」だ。このFlashAirは、Wi-Fi転送が出来るのが売りで転送速度はあまりアピールしていなかったが、W-04世代になって案外速度は速いという印象だった。さすが東芝(現KIOXIA)。
最後は、問題の4.「SANDISK Extreme microSDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30」+アダプターだ。
4.「SANDISK Extreme microSDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30」+アダプターは、ランダム書き込みが0.58MB/s、0.54MB/sと非常に遅く、これがバッファ満杯後のシャッターがすぐに切れない原因だろう。書き込み中ランプがなかなか消えないのも同様だ。
以上を表にすると以下のようになる。
| Read(MB/s) | Write(MB/s) | Read(MB/s) | Write(MB/s) | Read(MB/s) | Write(MB/s) | Read(MB/s) | Write(MB/s) | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メモリカード | SANDISK Extreme PRO SDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30 最大読込200MB/s 最大書込90MB/s ヨドバシカメラ限定モデル | SANDISK Extremen PRO SDHC UHS-I カード 32GB 95MB/S | TOSHIBA FlashAir SDHCカード 32GB SD-UWAシリーズ(W-04) SD-UWA032G | SANDISK Extreme microSDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30 + アダプター | ||||
| SEQ1M Q8T1 | 95.84 | 90.21 | 95.80 | 90.57 | 89.54 | 75.48 | 95.40 | 85.58 |
| SEQ1M Q1T1 | 95.76 | 89.53 | 95.92 | 90.33 | 89.68 | 75.06 | 95.82 | 86.37 |
| RND4K Q32T1 | 13.07 | 5.15 | 13.03 | 3.51 | 8.33 | 1.36 | 11.80 | 0.58 |
| RND4K Q1T1 | 12.82 | 5.06 | 12.66 | 3.48 | 7.99 | 1.33 | 11.38 | 0.54 |
SDカードの速度測定や比較なんてやったことがなかったが、バッファがあまり積まれていないD610ではSDカードの速度がパフォーマンスに影響するので測ってみた。バッファ満杯後に撮影がすぐ出来るのかは、どうやら、ランダム書き込み性能が一番影響するようだ。
Wi-Fiで転送する必要がなければ、1.「SANDISK Extreme PRO SDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30 最大読込200MB/s 最大書込90MB/s ヨドバシカメラ限定モデル」と2.「SANDISK Extremen PRO SDHC UHS-I カード 32GB 95MB/S」の2枚挿しがいいのだろう。
3.「TOSHIBA FlashAir SDHCカード 32GB SD-UWAシリーズ(W-04) SD-UWA032G」は、たまにスマホに転送して「速報」として身内に知らせるためだけなので、RAW+JPEG分割記録にする必要もないし、分割記録にするとFlashAirの書き込み速度が足を引っ張るように思う。
まったくWi-Fiで転送する必要がないときは、 2.「SANDISK Extremen PRO SDHC UHS-I カード 32GB 95MB/S」をスロット2に入れて、Wi-Fiで転送する必要があるときは、3.「TOSHIBA FlashAir SDHCカード 32GB SD-UWAシリーズ(W-04) SD-UWA032G」をスロット2に入れていくことにしよう。
なお、3.「TOSHIBA FlashAir SDHCカード 32GB SD-UWAシリーズ(W-04) SD-UWA032G」は、EyeFiを有効にしておくとずっと電波を出し続けてD610の電池の減りが早いので、EyeFi機能は必要なときだけONにした方がよさそうだ。
ということで、結構な金額した1.「SANDISK Extreme PRO SDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30 最大読込200MB/s 最大書込90MB/s ヨドバシカメラ限定モデル」が速くてよかった。これだと14bitRAWとロスレス圧縮RAWにしていてもストレスなく撮れる感じだ。
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S IIの像面の平坦性 ― 2026年02月26日 00時00分00秒
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S IIが発売されたそうだ。
高性能レンズも“軽さ”の時代。1kgを切った「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II」開発ストーリー(デジカメWatch)
デジカメWatchの記事中で気になったのは以下の部分だ。
——描写傾向は従来モデルと異なりますか?
近藤: 従来モデルの描写性については多くのお客様から好評を頂いておりますので、四隅まで破綻のない写り、レンズの存在を感じさせない透明感のある描写といった基本的な描写性能は踏襲しています。変化点は主に2つあります。1つは、後ボケをより柔らかくしたことです。これにより、ポートレートの背景ボケに木の枝のような線が入ってもエッジがより目立ちにくくなり、メインの被写体に自然と視線が誘導されるような描写になっています。
もう1つは近距離撮影時の描写です。2mより近いぐらいの距離では立体物を撮ることが多いと考え、ピント面は解像し、前後の部分がよりボケることで立体感が際立つようなバランスにしています。そのため、もし平面物を複写するような撮影であれば、あえて少し距離を取って撮影後にトリミングしていただくか、少し絞りを絞っていただくことをおすすめします。
後段の「もし平面物を複写するような撮影であれば、あえて少し距離を取って撮影後にトリミングしていただくか、少し絞りを絞っていただくことをおすすめします。 」って、これは2mぐらいの距離では像面が平坦ではないということなのだろうか?
これ以外の部分では、軽くてよさそうな感じのレンズですな。
写真は記事とは関係ない。
【写真】71年間ありがとうございましたナナちゃん(名古屋市中村区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F5.6、絞り優先AE、1/30秒、ISO-AUTO(ISO 450)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード
名鉄百貨店が2026年2月28日で再開発のため閉店するということで、「71年間ありがとうございましたナナちゃん」なのだそうだ。ちなみに初めて手を振ったそうだ。9~21時の毎時7の付く「分」に手を振る。
なお、ナナちゃんは2月28日の名鉄百貨店閉店後も同じ場所で存続するようだ。よかった。
ナナちゃん人形は名鉄百貨店本店の閉店後も現役続行!名古屋鉄道が活用方法について正式発表(名古屋情報通2026/02/10 )
現場からは以上です。
Nikon D610の連写(追記あり) ― 2026年02月22日 00時00分00秒
このあいだ、たまにしか列車の来ない貨物線の踏切を渡ったら、後ろで踏切警報機が鳴り出したので、戻って持っていたD610で貨物列車を撮ろうとした。
D610でパシャパシャパシャと3枚続けて撮って、一呼吸おいてまたパシャパシャパシャ、またパシャパシャパシャ、パシャ。ようし、ここで先頭のEF210桃太郎を…あれ?シャッターが切れない…あっやっと切れた。踏切も入れて撮りたかったのに(泣)。
最後尾も撮ろうとして、やっぱりここぞと思った瞬間にシャッターボタンを押しても切れなかった。そのまえにパシャパシャ何枚か撮っていたからだろう。でも少し間隔空けて撮っていたんだけどなぁ。
帰宅してから調べると、D610のバッファはあまりふんだんに積まれていないので、自動歪み補正をオンにすると連写は10枚までしか出来ないらしい。自動歪み補正は、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED をD610でテストしたときからずっとオンにしていた。貨物線撮影時にはAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED を付けていたので、自動歪み補正のオンが効いている。これが原因かぁ。
ほかにも、連写が遅くなる要因としてはRAW+JPEG FINEや14bitRAWやロスレス圧縮RAWや長秒時ノイズ低減やISO-Autoがあるようだ。
RAW+JPEG FINEは、RAWと同時記録しているからこそ後からピクチャーコントロールなどがいじれるので、これはそのまま使いたい。
ISO-Autoは便利であり、フィルムではできなかった機能なので、これもそのまま使いたい。
長秒時ノイズ低減はデフォルトでオフになっていたので問題なし。
14bitRAWは、スポーツで連写しまくっているD300sの設定を見たら12bitRAWにしていた。他方でZ6では、14bitRAWでも連写しまくって問題なかった。まあここは12bitRAWにするか。
ロスレス圧縮RAWは、D300sとZ6ではロスレス圧縮RAWにして連写していたが、D610では圧縮RAWにするか。
結局、D610の連写向き設定として
RAW+JPEG FINE→RAW+JPEG FINEのまま
14bitRAW→12bitRAW
ロスレス圧縮RAW→圧縮RAW
長秒時ノイズ低減→オフのまま
ISO-Auto→ISO-Auto
自動歪み補正→オフ
ということにした。
自宅の自分の机の上を明るくして、D610 + AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDで上記の設定で連写してみた。18枚ぐらい連写できる。ただ、問題は18枚連写した後に、書き込み中のランプがなかなか消えないことだ。もしかしてSDXCカードにもっといい奴を使わないと駄目なのか?
今使っているSDXCカードは、SANDISK Extreme microSDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30で、付属のアダプターでD610に刺している。最大読込190MB/s 最大書込90MB/sのはずなんだが。
試しに、SANDISK Extremen PRO SDHC UHS-I カード 32GB 95MB/Sを刺してみると、26枚ぐらい連写できて、書き込み中ランプもすぐに消える。書き込みランプ点灯中もすぐに何枚かは撮れる。こちらは読み取り最大95MB/秒、書き込み最大90MB/秒のはずなのだが。どちらも最新のカードではないが、ExtremeとExtremen PROの違いなのだろうか。あるいは、今売っているSANDISK Extreme microSDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30が最大読込190MB/s 最大書込90MB/sであって、もっと前に買った自分のものは、スペックが低いのかもしれない。最大というのがミソで、平均はExtremen PROの方が高いとかそういうのかもしれない。
どちらもヨドバシカメラで買ったものだ。メモリカードはAmazonなどで買うとかなり安いのだが、Amazonは混合在庫なので、偽物に同じ製品番号を振って納入する奴がいると偽物が配達されることがある。だからメモリカードは高くてもヨドバシで買うことにしている。
これはSANDISK Extremen PRO SDHC UHS-I カード 32GB 95MB/Sを使うしかない。しかし、32GBでは心許ない。
仕方なく「SANDISK Extreme PRO SDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30 最大読込200MB/s 最大書込90MB/s ヨドバシカメラ限定モデル」を注文した。ほぼ同じぐらいの値段でUHS-IIのものがあるのだが、D610ではUHS-IIには対応しておらず、UHS-IIのカードをUHS-Iで使ってどのくらいの書き込み速度になるのかわからなかったので、UHS-Iの方を購入した。
この「SANDISK Extreme PRO SDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30 最大読込200MB/s 最大書込90MB/s ヨドバシカメラ限定モデル」が届いてから、連写枚数と書き込み中ランプが消えるまでの秒数などを勘案して、上記のD610の設定を見直す予定。
こう考えると、RAW+JPEG FINE、14bitRAW、ロスレス圧縮RAW、ISO-Auto、自動歪み補正でバシャバシャ連写できるZ6ってすごいよなぁ。D610がエントリー過ぎるのか。それともCFexpress(Type B)がすごいのか。
【追記:2026年2月27日】
各SDカードの速度を測ってみた。
https://haniwa.asablo.jp/blog/2026/02/22/9837895
「SANDISK Extreme microSDXCカード 128GB Class10 UHS-I U3 V30」+アダプターのランダム書き込みが遅くて影響しているようだ。
【追記ここまで】
【追記:2026年2月23日】
ニコンのD610主な仕様ページから、記録可能コマ数と連続撮影可能コマ数の表を転載しておく(撮像範囲がDXの場合は省略した)。
記録可能コマ数と連続撮影可能コマ数
撮像範囲、画質モードと、画像サイズの組み合わせによって、8GBのSDカードに記録できるコマ数、および連続撮影できるコマ数は、次のようになります※1。ただし、カードの種類や撮影条件によって、コマ数は増減することがあります。
[撮像範囲]が[FX (36×24) 1.0×]の場合※2
画質モード 画像サイズ 1コマあたりのファイルサイズ(約) 記録可能コマ数※3 連続撮影可能コマ数※3、4 RAW(ロスレス圧縮RAW/12ビット記録) - 約23.4MB 190コマ 21コマ RAW(ロスレス圧縮RAW/14ビット記録) - 約29.2MB 147コマ 14コマ RAW(圧縮RAW/12ビット記録) - 約20.7MB 258コマ 26コマ RAW(圧縮RAW/14ビット記録) - 約25.4MB 215コマ 14コマ FINE※5 L 約12.4MB 506コマ 51コマ M 約7.4MB 853コマ 100コマ S 約3.8MB 1600コマ 100コマ NORMAL※5 L 約6.2MB 1000コマ 90コマ M 約3.7MB 1600コマ 100コマ S 約1.9MB 3200コマ 100コマ BASIC※5 L 約3.2MB 1900コマ 100コマ M 約1.9MB 3200コマ 100コマ S 約1.0MB 6300コマ 100コマ [撮像範囲]が[DX (24×16) 1.5×]の場合※6
(略)
※1 SanDisk社製8GBのSDHC UHS-Iカード(SDSDXPA-008G-J35)を使用した場合
※2 [撮像範囲]の[DX自動切り換え]が[する]でDXレンズ以外のレンズを装着した場合を含みます。
※3 撮影条件により、記録可能コマ数と連続撮影可能コマ数は、増減することがあります。
※4 ISO感度がISO 100の場合の、連続撮影速度を維持して撮影できるコマ数です。次のような場合、連続撮影可能コマ数は減少します。
・ [JPEG圧縮]を[画質優先]に設定してJPEG画像を撮影した場合
・ ISO感度をHi 0.3以上に設定した場合
・ [長秒時ノイズ低減]を[する]に設定した場合
・ [自動ゆがみ補正]を[する]に設定した場合
※5 1コマあたりのファイルサイズおよび記録可能コマ数は、[JPEG圧縮]が[サイズ優先]に設定されている場合です。[JPEG圧縮]を[画質優先]に設定した場合、記録可能コマ数は減少します。
※6 [撮像範囲]の[DX自動切り換え]が[する]でDXレンズを装着した場合を含みます。
【写真】EF210桃太郎:Nikon D610、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F8、絞り優先AE、1/20秒、ISO-AUTO(ISO 200)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、AF-A、オートエリアAF、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon ニュートラルカラーNCフィルター、バヨネットフード HB-72
これは絞り優先でF8にしたらシャッタースピードが1/20秒の時点で流し撮りか何かにすべきなんだろうなぁ。急に踏切警報機が鳴り出したので、何も考えずに撮っている。マニュアル露出にしてF8、1/125秒でISO-Autoでもよかったかなぁ。
いずれにしても本格的に運用する前にこの連写制約やメモリカードによる連写性能の違いについて気づいてよかった。
【追記】すみません、記事を修正していたらなぜか新規作成扱いになり、3つも記事ができていました。
https://haniwa.asablo.jp/blog/2026/02/22/9837894
https://haniwa.asablo.jp/blog/2026/02/22/9837895
https://haniwa.asablo.jp/blog/2026/02/22/9837896
のうち、このhttps://haniwa.asablo.jp/blog/2026/02/22/9837895にコメントを戴いたので、この記事を残してほかは非表示にしました。
記事の末尾にDuckDuckGoのサイト内検索欄を作りました ― 2026年02月17日 00時00分00秒
今日記事を書こうと思って過去記事をGoogleのサイト内検索で調べようとしたら、Google検索に掛かるこのブログの記事が激減していた。そりゃそうだ、このブログ繋がらないもの。繋がらない=存在しないと解釈されて、検索結果からどんどん消されているのだろう。
それでは記事を書く私が困るので、他の方法を考えた。DuckDuckGo検索なら、まだこのブログの検索結果が多く残っているようだ。これの検索欄を記事末尾に追加しよう。
本当はGoogle検索のようにラジオボタンを付けて、「WWW を検索」「haniwa.asablo.jp を検索」「asahi-net.or.jp/~sp5j-hys/ を検索」と切り替えられるようにしたかったのだが、Googleと DuckDuckGoとでは、検索パラメータが異なるようでうまくいかない。当面、記事末尾のDuckDuckGo検索は、haniwa.asablo.jpのサイト内検索のみにて運用することにする。【追記】なんとか見よう見まねでラジオボタンで検索サイトを切り替えられるようになった(嬉)。【追記ここまで】これで過去記事の検索がたくさんできて、記事を書くのが捗るとよいのだが。本当にアサブロ、なんとかしてくれ。ええ加減にせえよ。ヽ(`Д´)ノ
写真は記事と関係ない。
【写真】帆船日本丸(横浜市西区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F8、絞り優先AE、1/320秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード
D610とAi方式MFニッコールだと、「ニコンZボディ+FTZ」とは違ってAi連動するので、撮影絞り値も記憶に頼らなくてよい(撮影絞り値もExifに記録される)のでうれしい。
ニコンD610 + Ai Nikkor 35mm F2S作例その2 ― 2026年02月16日 00時00分00秒
ニコンD610 + Ai Nikkor 35mm F2S作例第2弾だ。
【写真1】浪越徳治郎像(日本指圧専門学校 東京都文京区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F2開放、絞り優先AE、1/250秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード
有名な指圧師の浪越徳治郎(1905~2000年)が設立した日本指圧専門学校の前にある像。いまの伝通院の門前の通り沿いにあるが、江戸時代の地図で見ると、伝通院の表門と中門の間にあって、当時だと学林や檀林が並んでいた場所だ。浄土宗の僧侶の学校だった場所の一部に指圧の学校が立っていることになる。
【写真2】伝通院山門(東京都文京区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F8、絞り優先AE、1/320秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード
現在の伝通院山門は、江戸時代の伝通院中門にあたるようだ。
【写真3】澤蔵司稲荷(東京都文京区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F8、絞り優先AE、1/80秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード、NX Studio 1.10.1でRAWファイルを-0.91EV、ピクチャーコントロール:リッチトーンポートレートに現像
AEだとちょっと明るく撮れてしまったので、RAWファイルから露出を補正した。ついでにピクチャーコントロールをリッチトーンポートレートに変更。 澤蔵司稲荷は、ニコンD610 + Ai Nikkor 35mm F2S作例その1 ― 2026年02月10日で紹介した。
【写真4】月参堂善光寺(東京都文京区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F8、絞り優先AE、1/50秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード、NX Studio 1.10.1でRAWファイルを-1.19EV、ピクチャーコントロール:リッチトーンポートレートに現像
これも明るく撮れてしまったので、RAWファイルから露出を補正した。ついでにピクチャーコントロールをリッチトーンポートレートに変更した。
月参堂 善光寺は傳通院の塔頭寺院として、元々は縁受院と称した。慶長七年(1602年)、徳川家康公の生母 於大の方の念持仏を御安置し開創。
善光寺(ぜんこうじ)(文京区・観光)
【関連】
ニコンD610 + Ai Nikkor 35mm F2S作例その1 ― 2026年02月10日
いまさらNikon D610 ― 2026年02月09日
コダックフィルム製品値上げ ― 2023年01月15日
あけましておめでとうございます ― 2023年01月01日
皆様よいお年を! ― 2022年12月31日
PENTAX「フィルムカメラプロジェクト」…なんか心配 ― 2022年12月22日
ニコンD610 + Ai Nikkor 35mm F2S作例その1 ― 2026年02月10日 00時00分00秒
ニコンD610 + Ai Nikkor 35mm F2S作例第1弾だ。
【写真1】傳通院(伝通院・でんづういん)(東京都文京区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F8、絞り優先AE、1/400秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード
またまた葵のご紋だ。今回は尾張、水戸活動の報告をしに来たわけではない(伝通院には、徳川家康の母の於大の方の墓や家康の孫の千姫の墓がある)。
絞りF8だが、Ai Nikkor 35mm F2Sってこんな写りだったよなぁという写りだ。D610のAWB(オートホワイトバランス)もいい感じ。D600だとちょっと黄色っぽかったという話だ。ただ、内蔵スピードライト(フラッシュ)には、D300Sと同じく、薄い黄色のフィルターが貼られている(D300には黄色のフィルターがなかったので、日中シンクロするとフラッシュの青っぽい光と日光の光とで色が変になってた)。なお、この写真はノーフラッシュだ。
【写真2】傳通院(伝通院・でんづういん)(東京都文京区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F2開放、絞り優先AE、1/500秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード
D610とAi Nikkor 35mm F2Sの組み合わせでエッジが色づいてはいない。絞り開放での倍率色収差は自動で補正されているとみた。
これ、腰をかがめて撮っているので、こういうときはZ6のチルト式液晶モニターの方がいいなと思った。岩合さんみたいに寝そべって撮ればいいだけか。
【写真3】傳通院(伝通院・でんづういん)(東京都文京区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F2開放、絞り優先AE、1/3200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード
絞り開放で、エッジが色づいているところもあるのだが、それはピントの合っていない部分であって、ピントの合っているところはエッジに色づきはない。よきよき。
【写真4】傳通院(伝通院・でんづういん)(東京都文京区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F2開放、絞り優先AE、1/2100秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード
絞り開放で、ピントの合っているところでも若干のエッジの色づきは見られるが気になるほどではない。絞り開放なので、像は若干甘め。
【写真5】善光寺坂のムクノキ(東京都文京区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F8、絞り優先AE、1/100秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード
道路を邪魔するように生えているムクノキ。推定樹齢400年だそうだ。江戸時代はこの場所は伝通院の境内だったそうだ。1945年5月の空襲で樹木上部が焼け、大正時代の調査では23mあった樹高が13mになっているそうだ。電線が邪魔ですな。地下化を。
【写真6】澤蔵司稲荷(たくぞうすいなり)(東京都文京区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード
澤蔵司稲荷(たくぞうすいなり)は、傳通院の鎮守で、このあたりも江戸時代は傳通院の境内だったそうだ。”澤蔵司(たくぞうす)とは、太田道灌によって千代田城に勧請され、その後元和年間に傳通院において仏法や学問を学んだとされる狐神”なのだそうだ。
浄土宗慈眼院澤蔵司稲荷沿革参照
【写真6】は、猫を撫でる山下清画伯ではない。でもそんな風貌の謎の人。
【写真7】浄土宗常光山源覚寺(東京都文京区):Nikon D610、Ai Nikkor 35mm F2S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon L37cフィルター、HN-3フード
「こんにゃく閻魔」で有名な浄土宗常光山源覚寺だ。ビルディングやん。Ai Nikkor 35mm F2Sの光芒はこんな感じ。絞り羽根数は7枚。
ニコンD610、Fマウントの単焦点MFレンズで軽快に撮影できますな。パチモンBM-14液晶カバーも外れずに撮影できた。撮影時に頻繁に絞り値を変えても、ちゃんとExifに撮影絞り値が記録されているのはうれしい。Z6とFTZで非CPUレンズはExifに撮影絞り値が記録されないし、FTZ以外の非電子マウントアダプターだと、カメラのレンズ情報に入力した焦点距離や開放絞り値さえも記録してくれないし。
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ニッコール千夜一夜物語
第八十四夜 AI Nikkor 35mm F2S
新製品レビュー ニコンD610 軽快フルサイズ機がさらに充実(デジカメWatch 北村智史 2013年10月28日)
【関連追記:2026年2月13日】
PENTAX「フィルムカメラプロジェクト」…なんか心配 ― 2022年12月22日の作例に伝通院の門の写真がある。国立国会図書館 東都小石川繪圖(情報・システム研究機構)をみると、この門は、江戸時代は中門であったようだ。表門は現在の春日通りの「伝通院前」交差点のあたりにあったようだ(現在は見あたらない)。
いまさらNikon D610 ― 2026年02月09日 00時00分00秒
いまさらニコンD610である。ニコンZボディではFTZやFTZ IIでFマウントのレンズを使えるが、カップリングAF(ボディ内AFモーター)用のAF NIKKORはオートフォーカスが効かない。それで、ニコンZボディでカップリングAF(ボディ内AFモーター)用のAF NIKKORでAFが効くカップリングAF(ボディ内AFモーター)用のMonsterAdapter LA-FZ1アダプターが気になったりしていた。
他方で、フィルム時代には絞り開放で滲んだ描写にならなかったAi Nikkor 35m F2Sが、Z6では絞り開放で滲んだ感じに写って納得がいかなかった。D300SとZ6とでAi Nikkor 35m F2Sを使って撮り比べてみたが、Z6では明るいものと暗いもののエッジが色づいている。倍率色収差だ。D300Sではそうはならない。
ニッコール千夜一夜物語 第八十四夜 AI Nikkor 35mm F2S
これでがっくりきて、ニコンZ6ではFマウントの広角レンズを使いたい気にならなくなった。FTZを付けると短めの広角単焦点レンズが長くなってしまうし。
そこに、りー様からコメントを戴いた。https://haniwa.asablo.jp/blog/2025/11/16/9817668#c9818072だ。
りー ― 2025年11月18日 14時28分34秒久しぶりに見に来てみたら、いろいろと近況がシンクロしていて嬉しいです。
(略)
次にAi Nikkor 35mm F2Sについて。
一昨日。高校時代の写真部の1年下の男と、妻を交えて3人で久しぶりに会いました。同じフリーのカメラマンです。彼が食事に持参したのがD610とそのAi Nikkor 35mm F2Sでした。
彼は頑固者で簡単に機材を替えません。歴代のメインはF3P~F5?D3S~D4S~D6。現在はD6とD850とD610で、ミラーレスには一切触っていないと言います。D610とAi Nikkor 35mm F2Sの開放付近で我々をスナップしてくれましたが、素晴らしい写真でした。10代の頃から40年以上使い続けているそうです。
私がデジタル一眼レフを手放して、でも寂しくなってD700を購入したのは1年前です。しかしその重さのために最近は使っていない私は深く反省。カメラは使ってナンボ。昨日さっそく新品同様のD610を、D700その他を下取りに出してゲットしました。数百グラムの差は大きいです。
(略)
以上、直近も直近の近況でした!
以来ずっとD610を探していたのだが、程度のいいものがみつからない。やっと新品同様のものがあった。ネット上でAランクとあるが、スレやキズがあるとも書かれている。しかし、細部の写真を見るとキズなどみつからない。なによりも使い込んだ感じがないのだ。「スレやキズ」はコピペ間違いなのだろうと判断してポチッ。届いたD610は本当に新品同様で、試しに1枚撮ってJpeganalizerでみると撮影枚数は5946枚だった。まさに新品同様。ただし、付属品はストラップ無し、液晶モニターカバー BM-14なし、アイピースキャップ DK-5なしだった。付いていたのは、充電器MH-25とめがねコード、電池EN-EL15(劣化度0)、ボディーキャップ BF-1B、アクセサリーシューカバー BS-1、接眼目当て DK-21だった。液晶モニターカバーBM-14はないが、液晶はキズ1つなくきれいだった。
実は、りー様のコメントを戴いてからD610にはBM-14の付属しない中古が多いので、BM-14を予め探していたのだが、なかなかない。あっても高価だ。AliexpressにパチモンBM-14もどきが送料込みで283円だったので購入した。届くのに1ヶ月ぐらい掛かった。しかも透明ビニルにBM-14モドキが入っていて、それを不透明のビニルに入れて宛名が貼ってあるだけという梱包。プチプチにすら入っていない。こんなん中国から届く途中で割れるし、軽くて紛失しそうやん。しかし、無事に割れずに紛失もせずに届いていたのだ。ということで、キズ1つない液晶モニターにはBM-14もどきを装着(純正に比べてパチモンはゆるいというインプレもあったが、一応カチッと嵌まって外れないでいる)。
D610、りー様の仰るとおりよいです。まず、35mmfフルサイズなのに安い。新品同様で、MonsterAdapter LA-FZ1アダプターと同じぐらいの価格。
試し撮り段階だが、D610はAi Nikkor 35mm F2Sを開放で撮っても、明るいところのエッジに色が付かない(倍率色収差の影響が気にならない)。
そして、D610はカップリングAF(ボディ内AFモーター用)のAF NIKKORでAF(オートフォーカス)が効く。
D610は、非CPUレンズで、レンズ情報を入力するとレンズ焦点距離や開放F値だけでなく、撮影絞り値もExifに書き込まれる。
内臓フラッシュがあるので、逆光の記念写真も安心。
電池がEN-EL15系なので、ニコンZ6やNikon 1 V1などと共通で、かつ、EVFではないので電池持ちがよい。
D610は、SDカードのダブルスロットなのもよい。Z6は、XQDカード、CFexpressカード(Type B))のシングルスロットだし、D300Sは、CFカードとSDカードのダブルスロットだ。同じSDカードが2枚入るのはよい。1枚はSDXC 128GBを入れて、もう1枚は東芝のEye-Fi※FlashAir 32GBを入れて、スマホやPCにWi-Fiで転送可能だ(試してみたが使えた)。説明書にはSDXCは当時の64GBまでしか書かれていないが、128GBでも問題なく使えた。
【追記:2026年2月15日】※FlashAirはEye-Fiと互換性があり、カメラ側メニューでEye-Fi ONにするとFlashAirのWi-Fiが有効になる。D300SもNikon 1 V1もD610もカメラのメニューにはEye-Fi とあるが、そこでONにするとFlashAirのWi-Fiが有効になる。【追記ここまで】
【追記:2026年2月18日】
FlashAir SD-UWAシリーズ<W-04> をRicoh GRで使う(追記あり) ― 2017年06月23日
【追記ここまで】
欠点は、質量がZ6は約675g(電池・メモリカード含む)+FTZが約135gの合計810gに対して、D610は約850g(電池・メモリカード含む)で若干重い。ただ、Z6はFTZが軽くてその先に重いレンズが付くので、バランス的に重く感じるかもしれない。D610の方が重いものがぎゅっとまとまっているので、持った感じは重くない。
もうひとつの欠点は、DX Nikkorレンズは使えるのだが、光学ファインダーなので、35mmフルサイズの中にAPS-Cサイズの枠が出て、そのAPS-Cサイズが非常に小さい。Z6だとDX Nikkor装着するとEVFはAPS-Cが画面いっぱいになるように拡大表示される(ただし粗い)し、D300やD300Sだと最初から光学ファインダーいっぱいにAPS-Cサイズがみえている。D610でDX Nikkorは使いづらい。AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDをD610に装着して広角端の10mmでファインダーを覗くと、花形フードでケラレた余黒のなかにAPS-Cの枠がみえていてなんか気持ち悪い。そもそも像が小さすぎる。おもわず拡大ボタンを探してしまうが光学ファインダーなのでそんなものはない。DXレンズはD300SかZ6で使おう。
【追記:2026年2月15日】kazu様のコメントで、DXレンズはライブビューを使うべしとアドバイスいただき、D610のライブビューを試したら、これがD300Sのライブビューとは全然違って快適だった。ライブビューだと拡大も可能。DXレンズはD610ではライブビューで使うと快適に使える。kazu様コメントありがとうございました。【追記ここまで】
あとは、AFモードの変更とAFエリアモードの変更がやりにくい。マウント根元のAFモードボタンを押しながらメインコマンドダイヤルやサブコマンドダイヤルを操作して切り替える。特に後者のAFエリアモードの変更は、とっさに中央1点とかにできないので使いにくい。D300Sなどはボディに独立したAFエリアモードの変更ボタンがあった。基本的にAF-AでオートエリアAFで使うという想定なのだろう。
ということで、Z6では絞り開放で滲むAi Nikkor 35mm F2SやカップリングAFでMF操作がしづらいAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW> や、全長が短めの広角単焦点レンズ(Ai Nikkor 20mm F2.8S、Ai Nikkor 28mm F2.8S、Distagon T* 28mm F2 ZF)やパンケーキのAi Nikkor 45mm F2.8Pなどは、D610で再び使う気になるだろう。そのほかのボディ内手ぶれ補正の恩恵に与れた方がよいレンズは、ニコンZ6 + FTZで使うことになろう。
あと、中距離以上の遠くでZ6では描写がイマイチだったAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED もD610で試してみる価値はある。
AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDは遠景が弱い ― 2024年08月06日参照。
りー様、情報をありがとうございました。
【関連追記:2026年2月10日】
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