赤城耕一氏がブログ再開(赤城耕一写真日録)2012年09月18日 00時00分00秒

横浜三井ビルディング:Nikon F3、ニコンおもしろレンズ工房ぎょぎょっと20(20mm F8)、専用フード TI.HK-1、F8AE、Kodak PORTRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

ライカMがどうしたとか富士フイルムX-E1が発表だとかEOS 6Dがなんたらとかシグマ35mm F1.4 DG HSMが…などと皆さんお忙しいようだが、私の興味はずばりこちら(笑)。写真家の赤城耕一氏がほぼ10年ぶりにブログを再開されたようなのだ。その名も赤城耕一写真日録

10年も前にぶん投げていたブログを再度はじめることにした。以前はすぐに飽きてしまい、そのままぶん投げて消滅させた。可能なかぎり面倒なことはしない性格だからである。

でもまあ、SNSの投稿程度では備忘録にもならないし、齢も50を越えたので少々日々の記録などをつけておかないと後々後悔することもあるだろうという上での復活である。

もっとも毎日更新しようなどとは思わないし、おそらくできはしない。読者には何も役立たないだろうが、まあ適当におつきあいをお願いします。

ブログの再出発をしてみることにする(赤城耕一写真日録)

それでさっそく赤城耕一先生のお言葉が…。

ニコン D600 登場ですね。W141xH113xD82mm、約760g 、24MP の35mmフルサイズCMO。約100%ファインダー、3.2型液晶。防塵防滴。なるほど、これは売れます。なぜフルサイズだとカメラが高価になり、デカくて重くなるのかわからなかった。デバイスの価格はユーザーの知ったことではないのだよ。D600で、やっと一眼レフカメラ本来の大きさになった。ニコンのことだから作り込みに手抜きはないはずだ。画素数の多い少ないで大騒ぎする人がいるけど、まったく問題ないレベルである。

でも、どうも物欲が全開状態にならない。理由は単純。デジタル一眼レフは仕事でしか使わないし、ニッコールには絞り環が欲しいから。Gタイプレンズになってからは、その素晴らしい高性能さとは裏腹に釈然としない。最初から絞り環のないαやEOSなら、まったく気にならないわけだけど、ニコンやペンタックスは違う。ユーザーインタフェースの変更とか騒ぎはしませんが、以前からあったものを無くさないでほしいわけ。だってこちとらニコンF3も現役なんですぜ。

ニコンD600は買いなのか?(赤城耕一写真日録)

万歳!万歳!万歳!赤城耕一氏万歳!革命無罪!造反有理!(違)

でもまあ、ニコンが絞り環無くすこととD600に物欲が全開にならないことは厳密にはなんか違うような(笑)。だってD600はAi連動もあるし、非CPUレンズでも露出計は作動するし、ボディ内AFモーターもあるもの。物欲が湧かないのは最近の絞り環ないレンズなのだ。まあそういうレンズを装着する方が便利になっているボディも購買欲が湧かないというのなら分かる。さて視野率は100%になったそうだが、ファインダーでのピントの切れはどうなんでしょうねぇ。Ai AF Nikkor 50mm F1.4D持参で試させてもらうかなぁ。

【追記】
大事なことを忘れていた。赤城耕一氏最新刊「銀塩カメラ辞典」発売中ですよ。
「銀塩カメラ辞典」発売!

銀塩カメラ辞典 

赤城耕一=著

定価:1995 円(本体:1900 円)  四六判  296頁  2012.09
ISBN978-4-582-23122-9 C0072 NDC分類番号 742.5

ライカ、単体露出計、増感現象、ニコマート、APSカメラ……。デジタル世代には摩訶不思議な、銀塩(フィルム)写真の豊かな世界を蘊蓄とユーモアで伝える。アカギ式銀塩カメラ用語辞典。

平凡社

いまどき銀塩関連の本を上梓されるとは感涙もの。買わなければ。コダックも富士フイルムもこの本の売れ行きを見て写真フィルム部門をどうするか決めるに違いない(笑)。
【追記ここまで】


写真は記事とは関係ない。
横浜三井ビルディング:Nikon F3、ニコンおもしろレンズ工房ぎょぎょっと20(20mm F8)、専用フード TI.HK-1、F8AE、Kodak PORTRA 400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

例の原鉄道模型博物館のあるビルだ。このニコンおもしろレンズ工房「ぎょぎょっと20」は、フィルムかFX機で使うレンズだろう。APS-CのDX機で使うと画角は広いわけではないのにものすごい歪曲のどうしようもないレンズになってしまうからだ。DX機で使うと、その歪曲具合も面白いほど曲がっているわけではないという中途半端さだ。やっぱり時代は35mmフルサイズでしょ。フィルムの(笑)。

【関連追記:2022年11月27日】
Nikon MB-15(ニコンF100用マルチパワーバッテリーパック)登場! ― 2007年02月19日
ニコンおもしろレンズ工房どどっと400(400mm F8)(追記あり) ― 2010年05月17日
赤城耕一氏がブログ再開(赤城耕一写真日録) ― 2012年09月18日
35mmフルサイズで探る「カール ツァイスレンズ」の実力(デジカメWatch) ― 2013年04月05日
ピンクムーン(おもしろレンズ工房どどっと400 + ニコンZ6) ― 2022年04月17日
Nikon テレコンバーターTC-301S + おもしろレンズ工房どどっと400 ― 2022年11月09日
ニコン おもしろレンズ工房 ほとんど教材? ユニークな格安レンズセット(デジカメアイテム丼 2005年11月1日)
ニコン一眼レフカメラ用交換レンズセット「Fun・Fun・LensSet Nikonおもしろレンズ工房」を9月1日発売(Internet Archive)
「Nikon おもしろレンズ工房のホームページ」(http://www.ave.nikon.co.jp/nti/")(Internet Archive)
おもしろレンズ工房にフードがあったとは!(我楽多屋)

コメント

_ Roberto ― 2012年09月18日 17時17分31秒

D600は結構いいなあなんて思ってます。ようやく使えそうなフルサイズが出てきたな、と。 35mmf1.4とか50mmとか20mmとか、地味なAi-MFレンズで使ってみたいです。
フォーカスリングが逆回転なのが問題です(笑

_ タロウカジャ ― 2012年09月18日 20時34分59秒

赤城耕一氏の「銀塩カメラ辞典」を購入し読みました。
読みながら、そそうこれ知ってるそのことも知っていると妙な安心感をもって楽しみました。ただし、読み終わって自分の写真に対する考え方が余り変わっていないことに愕然としました。
まあ、長い間慣れ親しんだ世界を整理していただき感謝。
グレードアップの泥沼から出たと思ったら、デジタルの変化の速度の速い事。

_ ノーネームしたん ― 2012年09月18日 21時24分27秒

>ニッコールには絞り環が欲しいから。Gタイプレンズになってからは、その素晴らしい高性能さとは裏腹に釈然としない。

赤城神よくぞここまで言い切ってくださった!、
で・・、
>でもまあ、ニコンが絞り環無くすこととD600に物欲が全開にならないことは厳密にはなんか違うような(笑)。

いゃ、これは厳密に言うと違う人間もいるということなんですよ・・、
新しいボディには新レンズが相性いいですよ!、とか言うのを見るとボディと共にレンズが欲しくなり、今までのお気に入りのボディと新レンズも共用できるから益々良いじゃないかとなり、
そして今有るレンズもたまに使う・・、まあたまになら画像が少々アレでも良いや・・という所有欲がつい物欲を分裂増殖させるのです、
それがGだとお気に入りのボディと共用できないと言う阻害要因が有り・・、人によっては物欲の臨海に至らないのです、
ソースは自分と数名の人間で・・、多分絞りリング有りの新レンズが発売だったらD-3が出た時点でレンズとボディを購入してたなぁ・・と。

>いまどき銀塩関連の本を上梓されるとは感涙もの。買わなければ。

とりあえず本屋に行ったら買いに行きます。

横浜三井ビルディング ニコンおもしろレンズ工房ぎょぎょっと20(20mm F8)

魚君の目から見ると・・ビルはえらいそびえたってるなぁ(笑)、DX用(別にDX専用でなくても良いんですが)のこういうオモシロレンズは開発しないんでしょうかねぇ。

ここに書きますが

>サムヤンのTSレンズは画質と値段が決め手ですよねぇ、いくら安くても写りがアレでは困りますし、よく写るといっても値段が純正と変わらないとかでも困りますし。楽しみですねぇ。

安いんだと思いますが・・、まあ今までのサムヤンの相場より多少値段が高くてもしょうがない気が・・、純正が使えないレンズで当てにならないなら・・。

>品質がアレなのならいっそのこと…(泣)。しかし設備がロチェスターとかメキシコにあるまま買ってもどうなんでしょうね。ソ連軍がイエナのツァイス設備をキエフに移したみたいに移せるのならまだいいのですが。

移さなくても現地の雇用を守るとか屁理屈付ければ税制の優遇とか色んな措置をアレで・・とか、何とかできないんでしょうか。

>転車台花時計ですか(笑)。名案ですが、機関車載せたら時間が読みにくいかも。

時刻表どうりに運行すると言う事で案内をしておけば良いのです、12時10分からの5分間は転車台に機関車が入ります・・と、
ああ・・機関車が居るので大体12時10~15分位なんだなぁ・・と(泣)。

>ノラ猫ミニFM局やめてください(泣)。それもなぜか地元局と周波数被っていたりして(泣)。今朝またうちの門のところに猫のゲロが…。草を食べて吐いてありました(泣)。ときどきやられます。無差別ゲロ反対!

整腸の為に必要な措置ですのであきらめて下さい(泣)、
いつもならHaniwa氏の味噌汁の中に入れるのですが間に合わなかったのです(泣)。

>逆輸入してくれる業者が日本のアマゾンマーケットプレイスにありますから、海外旅行のついででなくても手に入ります。これ、アメリカ以外の国での価格はどうなんでしょうね。

アメリカは安い方なんでしょうねぇ、まあ偽者ならもっと安くするぞ・・とか某国のぁゃιぃ業者が・・

_ やまろ ― 2012年09月18日 22時21分32秒

D600のファインダは、D800に近い感じで、Haniwaさまが満足行くものではないですね。F90Xにすら負けていると思います。
D4とD800&D600でも違う印象で、やはりD4は高いだけあります。

_ Haniwa ― 2012年09月19日 08時32分51秒

■ Roberto様
連写を求めず35mmフルサイズの画角でお散歩したいというときにD600は最適ですね。

MFレンズの使い心地はよくよくファインダーの性能を確認してからでないといけませんね。ファインダー倍率の関係からDX機よりはマシだとは思いますが、厳しめだと思います。ファインダー接眼部が丸形ではなく角型なので、マグニファイヤーの選択肢が限られるのもやや不安な点ですね。

フォーカスリングは慣れるしかないと思いますが、慣れないですよねぇ。これだけはContaxが源流なので仕方ないですね。私はおなじくContax(Pentacon)源流のPentaxのMFカメラレンズで写真を始めたので慣れていますが、右利きの人には違和感ある回転方向だと思います。

■ タロウカジャ様
私も昨日帰りに「銀塩カメラ辞典」買いました。まだ全部は読んでいませんが、デジタル世代の人にも読んで欲しいなぁと思いました。

一見、本の価格が少し高いようにも思えますが、装丁もしっかりしていますし後ろの方に赤城耕一氏のモノクロ作例がまとまって載っていたりしますので価格相応の内容だと思います。ゆったりとした気持ちでこういうハードカバーの本を読みたいですね。

_ Haniwa ― 2012年09月19日 08時41分26秒

■ ノーネームしたん様
ここまではっきり言える人は写真界には少ないんじゃないですかねぇ。新しい24mm F1.4、35mm F1.4、85mm F1.4などには絞り環付けてなんか問題あるんですかねぇ。ああいうレンズを使う人が「最小絞りになってなくてシャッター切れなかった」とか騒ぐと思えませんし。

>新しいボディには新レンズが相性いいですよ!、とか言うのを見るとボディと共にレンズが欲しくなり、今までのお気に入りのボディと新レンズも共用できるから益々良いじゃないかとなり、
>そして今有るレンズもたまに使う・・、まあたまになら画像が少々アレでも良いや・・という所有欲がつい物欲を分裂増殖させるのです、
>それがGだとお気に入りのボディと共用できないと言う阻害要因が有り・・、人によっては物欲の臨海に至らないのです、

なるほど、私の周囲のデジタル時代になってから写真熱というかカメラ・レンズ熱の冷めた人ってニコンユーザー、ライカ(偽ライカ含む)ユーザー、CONTAXユーザーが多いのですが、ニコンユーザーに限ってはそれは言えるかもしれませんね。

デジタル一眼レフはファインダーが悪すぎるのでAFに頼らざるを得ず、AFレンズが欲しくなってくるのですが、Gタイプなので買うのをためらうというのはありますね。

>>いまどき銀塩関連の本を上梓されるとは感涙もの。買わなければ。

>とりあえず本屋に行ったら買いに行きます。

皆で一気に買って一瞬だけでも売り上げ上位に載せるのです。

DX用にこういう遊び心満載のレンズは出ないでしょうね。DXには非CPUだと露出計も働かないカメラが多いですから。そういう意味でもニコンの下級機の仕様は色々つまらなくさせているんですよ。

サムヤンのレンズはMFなのでちょっと…と思っている人でもTSレンズはMFが基本ですから、安くてそこそこ写れば売れるかもしれませんね。

>移さなくても現地の雇用を守るとか屁理屈付ければ税制の優遇とか色んな措置をアレで・・とか、何とかできないんでしょうか。

まあチャイナリスクよりはいいのかもしれませんね。どこがコダックのスチル写真用フィルム部門を買ってくれるんでしょうね。どこかの大富豪が自分の趣味のために…とかないでしょうかねぇ。

>ああ・・機関車が居るので大体12時10~15分位なんだなぁ・・と(泣)。

事故でダイヤが乱れてさらに分からなくなる危険性が…(泣)。

>整腸の為に必要な措置ですのであきらめて下さい(泣)、
>いつもならHaniwa氏の味噌汁の中に入れるのですが間に合わなかったのです(泣)。

ここで鳥がおぇーのAA略(泣)。蟻がたかっていたのでそのままにしておいたら、豪雨できれいに流されてました。掃除の手間が省けました(泣)。

日本製品にときどきあるのですが、為替レートを考慮しても国内価格と海外での価格があまりにも違いすぎるのってなんなんでしょうね。私が買ったものは販売サイトにアメリカのディーラーから買ったものだと明記されていましたが、アメリカのディーラーの儲けと日本の業者の儲けとamazon.co.jpの儲けに輸送費まで入れてもこの値段で儲けが出るというのはなんか納得がいかないですよねぇ。十和田オーディオはいったいいくらで作っているんでしょうか。

_ Haniwa ― 2012年09月19日 08時47分38秒

■ やまろ様
情報ありがとうございます。
あららそんな感じですか。
連写を求めないカメラだからこそファインダーには拘って欲しかったですねぇ。ファインダーがよければMFレンズを付けてお散歩カメラにできるのに。

やはりD4ですか。高いですよねぇ。いったいいくらで売られているのかすら確認していません(泣)。デジタル一眼レフはファインダーが改善されないままにEVFと極一部の高級機のOVFになっていくんでしょうね。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
私がよく言う「ニコンはレンズの○○環を無くすな」の○○とは?
aperture(stop)の日本語

コメント:

トラックバック

Google
WWW を検索 haniwa.asablo.jp を検索
asahi-net.or.jp/~sp5j-hys/ を検索
※ブラウザで「保護されていない接続」「安全ではありません」などの表示が出る場合はSSL対応のhttps://haniwa.asablo.jp/blog/の方にアクセスしてください。お気に入り・ブックマークもSSL対応の方に変更をお願いします。(2021/02/23)