Xperia 10 IV SO-52Cセットアップ→IIJmioタイプA(au網)2024年05月04日 00時00分00秒

Xperia 10 IV SO-52C(ドコモ版)

Xperia 10 IV SO-52C(ドコモ版)の未使用品が届いたので、セットアップした。IIJmioのau MVNOのSIMを入れてXperia 10 IV SO-52Cを起動させる。

auのhttps://www.au.com/content/dam/au-com/mobile/product/sim/devices/pdf/dcm_Xperia104SO-52C_14_au_SIM.pdfによれば、auのSIMでセットアップするにはWi-FiをOFFにしてから始めるように書いてあるのだが、このXperia 10 IV SO-52C(ドコモ版)は未使用品なので、それ以前のところから始まる。起動するとWi-Fiを有効にしろと言われる。これがあとで困ることになるのだが、仕方なく従う。

そしてandroidからandroidへの移行だからUSB Type-CーType-Cのケーブルで新旧スマホをつなぎ、後は指示に従う。

そうすると、Googleアカウントもファイルもアプリも全部新しいスマホにコピーされる。このときに新しいスマホに新しくアプリをインストールする際にWi-Fiを使うから(モバイル回線だとデータ量を食ってしまう)、Wi-Fiを有効にしろというのだろう。

使い始める際に、dアカウントを作れと言われて拒否選択肢がないので途中まで進めたらキャンセルや中止が出てきたので、ここでdアカウント作れ地獄から脱した。作りたい人は作ってもよいが、いままで無関係で過ごしてきた人はdアカウントには関わらない方がよいと思う(泣)。

それでSIMのAPN設定は何もしていないのにKDDIと表示されてアンテナ表示も立っている。試しに電話を掛けるとちゃんと鳴るし、このあとさまざまなログインをするときの2段階認証のSMSもちゃんと届く。しかし、この時点では、APNがきちんと設定されていないので、電話とSMS以外のデータ通信が全くできない。しかし、Wi-Fiにつないでいるので、データ通信ができてしまうため、モバイル通信でデータ通信ができないことに気づかない。

ここで、先ほどのhttps://www.au.com/content/dam/au-com/mobile/product/sim/devices/pdf/dcm_Xperia104SO-52C_14_au_SIM.pdfを参照する。Wi-Fiの繋がるところではWi-Fiはオフにしてから、設定→ネットワークとインターネット→SIM(KDDI)→KDDIをタップ→アクセスポイント名(このユーザーはアクセスポイント名設定が利用できません)→右上の+をタップして設定情報を入力する。

「このユーザーはアクセスポイント名設定が利用できません」と表示されているところがいやらしい。新規でAPNを設定する。

APNの設定内容は、IIJmioの場合、以下の通り。

APN設定情報
名前:iijmio
APN:iijmio.jp
ユーザ名:mio@iij
パスワード:iij
認証タイプ:PAPまたはCHAP

これでデータ通信もできるようになった(Wi-Fi有効に戻しておいてくだされ)。外でこれになったら検索もできないで詰むので、必ずでけかる前にAPN設定を済ませておくこと。なまじ通話とSMSができるものだから、これで繋がらなくて大慌てでサポートに電話したりする人が出るんだろうなと思う。MVNOがなかなか普及せず、キャリアの窓口で設定してもらう人が減らないのはこういう設定の罠とかがあるからだろうなぁ。由らしむべし知らしむべからずというのが、キャリアの根本にあるのだろう。

ところで、このXperia 10 IV SO-52Cでテザリングが上記の設定のままでできるのかは確かめていない。自分の端末ではないのでこれ以上はなかなか面倒だ。またあらためて報告したい。

【追記】
Xperia 10 IV SO-52Cはドコモ版なので、5Gはn78, n79しか対応しておらず、他方でau網ではn79はなく、SO-52Cではn78のみ5Gの周波数に対応しているのだが、IIJmioのタイプA(au網)のSIMでXperia 10 IV SO-52Cは、きちんと5Gの表示が出て5Gで通信しているようだ。Haniwa家付近ではXperia 10 IV SO-52Cは、n78の5Gで通信が確立することが多いようだ(5G NSAなのでn78/L3でLTE 4GのBand3と併用のようだ)。Xperia 10 IV SO-52Cをau網とりわけMVNOのIIJmioで使っても問題なさそうだ。
【追記ここまで】

あと、鬼門のLINEだが、USB Type-C-Type-Cのケーブルでつないだ場合には、事前のGoogleドライブへのバックアップをしていなくても(うっかりミス)、ちゃんと全部のトークなどが移行した。しかし、いつもそうなるとは限らないので、念のためGoogleドライブにLINEのバックアップを取ってから移行作業した方がよい。LINEの移行ガイドは、この肝心の部分が折りたたまれていて、必ずしろということがはっきりとわからなくなっている。
LINEあんぜん引き継ぎガイドからAndroidからAndroidへのLINEの引き継ぎ方法の「事前準備」の「トーク履歴をバックアップしよう」の部分だ。今回はケーブルでつないでいるからデータがコピーされたのだと思うが、そうでない場合には、一旦QRコードを読み込むと旧端末のデータは消され、新しい端末にはデータは来ないという悲劇に繋がる。復旧方法はない。私は以前これで過去のトークなどを全部失った。どうしていまだにこんな移行方法しかないのかLINEの技術力を疑う。私が生きているうちに必ずLINEを撲滅しようと思っている。はやくみんなほかのSkypeとかdiscordとかSlackに移行しようぜ。

【関連】
Xperia 10 IV SO-52C の未使用品を注文 ― 2024年04月30日

Ai Nikkor 20mm F2.8SとBiogon T* 21mm F2.8の歪曲収差2024年05月14日 00時00分00秒

【写真1】ランドマークプラザ(横浜市西区、2024年4月):Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)、F8 絞り優先AE、1/40秒、ISO-AUTO(ISO 1100)、AWB(6900K)、マルチパターン測光、 ピクチャーコントロール:オート、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、マウントアダプターPTZ、L37Cフィルター、フードなし
【写真2】ランドマークプラザ(横浜市西区、2024年5月):Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F8 絞り優先AE、1/20秒、ISO-AUTO(ISO 320)、AWB(5670K)、マルチパターン測光、 ピクチャーコントロール:オート、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)

なかなか更新できずすまんです。今日は最近あまり使っていなかったAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)CONTAX G用Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8の歪曲収差の比較だ。ただし、CONTAX G用Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8は、補正のためにシグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)をレンズ前に装着しているので、Biogonオリジナルの歪曲収差ではない。

【写真1】ランドマークプラザ(横浜市西区、2024年4月):Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)、F8 絞り優先AE、1/40秒、ISO-AUTO(ISO 1100)、AWB(6900K)、マルチパターン測光、 ピクチャーコントロール:オート、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、マウントアダプターPTZ、L37Cフィルター、フードなし

【写真1】の柱を見るとわかるのだが、樽型ではなく陣笠型の歪曲収差があり、柱がうねうねしている。フィルムカメラでAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)を使っていたときは、これしかないので気にならなかったが、デジタルになってからDタイプ以降のCPU付きレンズだと歪曲収差が補正できるようになった。

20mmレンズを買うときに当時現行品であったAFレンズのAi AF Nikkor 20mm F2.8D(Ai AF Nikkor 20mm f/2.8D)とMFレンズのAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)とで迷ったが、当時持っていたAFレンズのAi AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5SとAi AF Nikkor 50mm F1.4D(Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D)の両方とも鏡筒に遊びがあってなんかガクガクするのでそれが嫌で値段の高い方のMFのAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)を買ったのだが、それが随分経ってから歪曲収差の補正で差が出るとは思わなかった。なお、このAi Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)は、2000年12月に新品で買ったが、その後全光学系を黴びさせたので、光学系はその後のRoHS(ローズ)指令対応後のレンズに交換済みである(泣)。
Ai Nikkor 20mm F2.8Sレンズが曇った ― 2018年11月11日
Ai Nikkor 20mm F2.8Sはレンズ全交換\(^o^)/ ― 2018年11月29日
Ai Nikkor 20mm F2.8Sの修理が「受付中」から進まない ― 2018年12月10日
Ai Nikkor 20mm F2.8Sの修理完了メールが来た ― 2018年12月12日
Ai Nikkor 20mm F2.8Sが修理から戻ってきた ― 2018年12月15日

【写真2】ランドマークプラザ(横浜市西区、2024年5月):Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F8 絞り優先AE、1/20秒、ISO-AUTO(ISO 320)、AWB(5670K)、マルチパターン測光、 ピクチャーコントロール:オート、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)

CONTAX G用Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8の方は、対称型のレンズで歪曲収差が小さいのだが、フィルムと違ってデジタルカメラではセンサー前のガラスが像面湾曲を起こすので、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)をレンズ前に入れることで像面を平坦にしている。歪曲収差は、デジタルカメラのセンサー前ガラスによって悪化するらしいのだが、平凸レンズのお蔭で打ち消しているはずだ。したがって、CONTAX G用Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8をフィルムカメラで使ったときとこの作例の収差が同じ訳ではないので注意して欲しい。
Nikon Z6作例1(CONTAX G Biogon T* 21mm F2.8) ― 2021年11月13日参照。
あと【作例1】と【作例2】は撮影日も時間も違うし撮影の立ち位置もまったく同じではないので注意。

【写真2】のCONTAX G用Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8の方は、歪曲収差は小さくてすっきりなのだが、周辺部の青被りが気になって仕方がない。これはセンサーに入る光が斜めすぎて(センサーに近いところに後ろ玉があって急な角度でセンサーに入る)ので、何ともしがたい。白い壁を撮ってそのデータで差し引きする修正方法もあるようなのだが、面倒くさい。NX Studioに一発で変換する機能とか載せて欲しい気もするが、まあ他社レンズのためにそんなことしないよなぁ。Nikon S型用レンズのためにと称して搭載してくれたらいいんだけどなぁ。ニコン純正Nikon Sレンズ→Nikon Zボディのマウントアダプター発売とセットでどうだろうか。無理か。

ということで、【写真1】のように、Ai Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)をFTZマウントアダプターでときどき使うようになったのだが、今のレンズは画像処理で歪曲収差を補正してピシッとしているので、この陣笠型の歪曲収差はなんか気になる。

となると、NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sを買うべきなんだろうが、これ、ちょっと大きすぎる。なんか望遠レンズみたいに長い。ズームなら仕方がないが、超広角単焦点レンズでこの長さ重さはないだろう。寸法:約84.5mm(最大径)×108.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)で、質量:約505gもある。

これだけ重くて大きいのなら。F1.8が必要な人以外は、まず最初にNIKKOR Z 14-30mm f/4 Sを買った方がいいんだろうなぁ。NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sは、寸法:約89mm(最大径)× 85mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで、沈胴時)、質量:約485gだ。こっちの方が軽い。自分も多分NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sを先に買うと思う。

ただ、いまニコンZ6で超広角撮影するのに、APS-CのAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDは悪くはないんだが(D300やD300sで使っていたときと同じレンズとは思えないぐらいによい)、画素数がちょっと少なくてトリミングとかし難いんだよねぇ。

そこで、考えられるのが、Ai AF Nikkor 20mm F2.8D(Ai AF Nikkor 20mm f/2.8D)を買い増すことだ。Ai Nikkor 20mm F2.8S(AI Nikkor 20mm f/2.8S)と同じ光学系でFTZ経由ではMFになるが、Dタイプなので歪曲収差の自動補正が利く。中古価格も安い。しかし、同じ光学系のレンズを2つ持つのはなぁ。しかもMFの方を買うときに見送ったレンズだし、いまZ6で使ってもAFレンズなのにMFでしか使えないし…。誰ですか、Ai Nikkor 20mm F2.8Sを黴びさせたときにAi Nikkor 20mm F2.8Dを買っておけばよかったなんていうのは(泣)。

次に考えられるのが、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDだ。これならFTZ経由でもAFが利くし、歪曲収差も自動補正だ。寸法:約82.5mm(最大径)×80.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)、質量:約355gで明るいからそんなにコンパクトじゃないけど、FマウントだからDSLRでも使える。絞り環ないけど。

あとは、AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRだが、寸法:約82.5mm(最大径)×125mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで)、質量:約680gで重い。これだけ重いのなら、画質的にもNIKKOR Z買う。安ければ買ってもいいような気もするがそんなに安くないっぽい。

と、いろいろ思案中だが、バイク(CRF250L)の整備やパーツ等に散財してしまったので(あとで別記事にしたい)、いますぐには買えない。しばらくはAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDで我慢かなぁ。

Honda CRF250L(MD38)にフォグランプを付けた2024年05月19日 00時00分00秒

【写真1】Honda CRF250L(MD38)にCNSUNNY Lx19dフォグライトを装着したところ

今日はバイクネタだ。以前からずっとHonda CRF250L(MD38)にフォグランプを付けたいなと思っていた。CRF250L(MD38)発売当初には、ホンダから純正のオプションフォグランプが発売されており、中身はPIAAのLP530 FOG/6300Kと取付けキットのようだった(「HONDA CRF250専用 LEDフォグランプキット」新発売)。これは12V 8Wで4500cdで光色もホワイトであまり明るくなかったようだ。だが、CRF250L(MD38)にそのまま付けられる部品やハーネスが付いているのは魅力だった。私が新車でCRF250L(MD38)を購入したときには発売から2年経っていたので、この純正フォグランプキットはもう手に入らなかった。買った人も少なかったようで(高いのに暗かったからか)、中古品もあまりなかった。

同じPIAAのLP530を使ったものに、YAMAHA SERROW用のLEDフォグライトキットがあり、これを流用するのが正解のような気がしていたが、これも45,572円(税込)もする。こちらは後にイエローも発売されたが、やはりFOGタイプで4500cdの灯体だった。
LEDフォグライトキット(ワイズギア)

LP530にはDrivingで12V 9.4Wで6000K:37000cdとイオンイエロー:27600cdのものがあり、セロー250用のワイズギアのフォグランプを買って、これらのDrivingランプに交換すると、明るいバイクライフを送れそうだ(LP530のFogが4500cdなのに、Drivingだと37000cdや27600cdとカンデラが一桁違う)。
PIAA LED LAMP

しかし、そうなるとワイズギアの灯体は余るし、結局セロー用のフォグはハーネスしか使っていないことになる。灯体の車体への取付けも、セロー用だからCRF250L用には別途自分で工夫する必要がある。なんだか無駄に高い。

だったら、PIAAのLP530 Drivingとハーネスと車体取付け具を自分で見繕って付けた方が無駄が少ない。LP530をCRF250Lにばっちり取り付けるという正解が見つからないのでなんだか躊躇して今日まで来た。

しかし、CRF250L(MD47)にフォグライトを付けてみた(bebold.jp)を拝見すると、フォグランプとそれをCRF250Lに取り付ける具体的な部品名などが書かれていて、その通りに買うとうまく付けられそうなことが分かった。しかもそこに上げられている中華製のフォグランプCNSUNNY Lx19dはイエローとホワイトの切り替え式でカットラインもちゃんと出ているという。これはいい。しかも総額で1万円掛かっていない。すばらしい。

まず、LEDライト本体はCNSUNNY Lx19d 2個組みだ。ただ、先に挙げたブログの方がCNSUNNY Lx19d 1個のリンクを挙げており、サイトに「2 点販売」と書いてあるので2個組かと思って注文してから5日後に1個しか入っていないことに気付いて、1個目が届く前にもう1個注文した。

次にハーネスだが、これはホワイト/イエローの切り替え式なので、それに応じたものを作る必要があるが、先のブログに既に配線済みのハーネスが紹介されていたのでそれを買った。
LEDモーターサイクルテールライト,1.6m,2.2m,ハーネス配線,フォグライトスイッチ,12V,40A
このハーネスが安いのにちゃんとした作りでしかもヒューズ(15A)も入っていてよかった。スイッチは筐体がプラスチックでちょっと安っぽいが、スイッチの感触はカチッとしていて問題ない。

取り付け用ブラケットが重要だ。これがうまくないとフォグランプが安定して照らせない。先のブログで紹介されていたLedライトバーのためのブラケット取付1 1.2 1.5 1.75 2 2.5 3インチチューブオフロードアクセサリーモトヘッドライトマウントホルダークランプフックのL字部分だけを流用した。アルミ製のようだ。

取り付け用ブラケットは、フロントフォーク・ボトムブリッジ割り締めボルトで共締めするのだが、元々の車体に付いているボルトは短くてギリギリなので、M8 60mmボルトを買った。これはヨドバシドットコムでトラスコ中山 B44-0860 [六角穴付ボルト ステンレス半ネジ サイズM8X60 6本入]を買った(【追記】※電食の危険があるのでここにステンレスボルトを使うのはよくないようだ。後述参照。【追記ここまで】)。4本余るが。

ACCの電源分岐も先のブログで紹介されていたキジマ (kijima) バイク バイクパーツ ハーネス ACC分岐キット HM090タイプ4P ホンダOPカプラー1 [2020レブル250適応]304-7143をウェビック楽天市場店で買った。ヨドバシではキジマ304-7143は扱っていないようだったからだ。私は意地でもAmazonでは買わない主義なので。

これで全部の部品は揃った。

後は順に取り付けるだけ。まず、ACC電源の取り出しだが、ハンドル部にあるHM090 4Pからは、デイトナのUSB電源とGarmin zumo396ナビ用の電源とグリップヒーターを分岐しているので、ここにさらに15W×2の分岐をするのはよくない。したがって後部のシート下にあるとされるHM090 4Pから分岐することにした。しかし、シートを外してもHM090 4Pカプラーが見つからない。先のブログ主様はCRF250Lでも私のよりも2つ後の型のMD47なので、配線が少し違うのかもしれない。

【写真2】Honda CRF250L(MD38)のリアフェンダー下のACC予備配線 HM090 4Pカプラーの絶縁テープを剥がしたところ

リアフェンダーの下になにやらカプラーがありそうなので、リアフェンダーを外したら、絶縁テープでぐるぐる巻きにされてかつエンドキャップのはまったHM090 4Pカプラーがあるので、この絶縁テープを剥がす。そうすると使っていないHM090 4Pカプラーが出てきた。キーをON/OFFしてテスターで測るとキーのON/OFFで通電したりしなかったりするので、ACC電源で間違いない。

【写真3】Honda CRF250L(MD38)のリアフェンダー下の予備ACC配線HM090 4Pカプラーにキジマ304-7143ACC分岐キットを装着したところ。キジマ304-7143ACC分岐キットのHM090 4Pカプラーメス側には、元々付いていたブランクキャップを装着した。

ここに、さっきのキジマ304-7143ACC分岐キットを取り付ける。HM090 4Pの方は使わないのでエンドキャップをキジマの方に移す。もう一方の分岐したギボシ端子に、さきほどのハーネスをつなぐ。ただし、LEDモーターサイクルテールライト,1.6m,2.2m,ハーネス配線,フォグライトスイッチ,12V,40Aは端子がU字型なので、ギボシ端子に付け替えた。エーモンの電工ペンチセットを使っている。

そこからシートやサイドカバーを外した状態のシートフレーム下を這わせて、車体左側(またがったときに左)タンク下を通して、ラジエターの上の方のフレームに這わせてハンドル下までハーネスを通した。

【写真4】Honda CRF250L(MD38)のフロントフォークボトムブリッジにCNSUNNY Lx19dを取り付けたところ(イエロー側を点灯状態)

次にフロントフォークのボトムブリッジ割り締めボルトを抜いて、L字ブラケットをトラスコ中山 B44-0860 六角穴付ボルト ステンレス半ネジ サイズM8X60 で締める。これはL字ブラケットが共回りして水平にするのに苦労した。締め付けトルクはサービスマニュアルによると32N・mなのでかなり強く締める。

そのL字ブラケットにCNSUNNY Lx19d 2個組みを付けるが、L字ブラケットの上にLEDを取付け(ぶら下げる形ではなく)、トンネル形のLEDの断面の水平になった部分が下に来るようにすると、カットラインが上に来て、イエローがLOWでホワイトがHIGHになる。LEDは一番下向きになるようにセットした。

ハーネスやLEDの配線端部は端子が付いていないので、ここもギボシを電工ペンチで取り付けた。ギボシのオス・メスは、バッテリーの+側から来る端子をメスにする。車体側に-が繋がっているから、+側がオスだと車体に触れたときにショートするからだ。あとはそれに合わせてオス・メスを決めていくだけ。

配線が終了して、スイッチON!ちゃんとスイッチを下にするとLOWでイエローが点き、真ん中がOFF、上にするとホワイトのHIGHになる。いまのLEDの角度だと、メインヘッドライトのLOWカットラインよりもLEDのホワイトのHIGHが下にカットラインが来ているので、もう少し上向きでもよいかもしれない。

その後、夜に10kmぐらいテスト走行したが、CNSUNNY Lx19dは非常に明るい。60W/55Wのハロゲンメインヘッドライトが頼りなく見えるぐらいに明るい。従って、いまのかなり下向きの状態で十分だと考える。イエローがメインヘッドライトのLOWカットラインと同じにすると、ホワイトがハイビーム相当になるが、これは目潰しみたいになるので対向車にとって危険だ。いまはCNSUNNY Lx19dのサイトから表示が消えたが、CNSUNNY Lx19dは1個で15000LMあることになっている。従って、ホワイトでメインヘッドライトのLOWカットラインと同じか少し下、イエローはもっと手前の方を照らすいまの状態でねじを締めた。今後誰もいない夜道をBAJA 1500レースみたいに走り抜けるといったときにはもう少し上向きにするかもしれない(そんな機会はほとんどない)。なお、この取り付け状態だとCNSUNNY Lx19dは左右のラジエターシュラウドには接触せずハンドルは問題なく左右いっぱいまで切れる。

なお、LEDを2灯点灯すると合計30Wなので、グリップヒーターと併用する際は充電不足にならないように注意が必要かもしれない。CRF250L(MD38)のジェネレータは、0.34kW/5000min-1の出力なのだが、ヘッドライトやテールライトやウインカーライトなどすべて非LEDなので結構電気食っているのだ。私は他にホンダ純正スポーツグリップヒーター08T50-MGE-000とDAYTONA 品番99503 2PORT 4.8Aバイク専用USB電源とGarmin zumo396ナビの電源をフロントのACCから取っていて、ほかにテールライト配線からミツバサンコーワのバイク用ETC MSC-BE31を取り付けている(これはナップスで購入・取り付けしてもらった)。灯火類をLED化して節電したい気もするが、どれも保安部品であり命に直結するのでこのまま電熱球でいくかなぁ。LEDのブレーキランプって明るいけど光っているのが面になりにくいとか残光が少ないとかあるし、LEDのウインカーも同様の問題がある。
【追記:2025年2月10日】
スタンレーから電熱球のブレーキランプ/テールランプ兼用S25ダブル球(S25 BAY15D 21/5W 12V)の置き換え用として、電球色のLEDバルブが発売されていた(CA4887M)ので交換してみた。21/5W 12Vが2.8/0.4Wの消費電力になってかつ少し明るい。370/45lm 2700KのCA4887Mだ。
ブレーキ・テールランプをスタンレーLEDバルブCA4887Mに交換:CRF250L(MD38) ― 2025年02月01日
【追記ここまで】

ということで、総額8,636円で、イエロー・ホワイト切り替え式でカットラインがちゃんと出ている明るいフォグランプが装着できた。bebold様のブログ記事CRF250L(MD47)にフォグライトを付けてみた(bebold.jp)に感謝します。

品名 単価(円) 個数 金額(円)
CNSUNNY Lx19dフォグライト 1,582 2 3,164
LEDモーターサイクルテールライト,1.6m,ハーネス配線,フォグライトスイッチ,12V,40A 1,486 1 1,486
Ledライトバーのためのブラケット取付1.75inch-44mm 1,969 1 1,969
※B44-0860 [六角穴付ボルト ステンレス半ネジ サイズM8X60 6本入] 693 1 693
キジマハーネス ACC分岐キット HM090タイプ4P ホンダOPカプラー304-7143 1,324 1 1,324
合計 8,636

※【追記】CRF250Lのフロントフォークブリッジは鉄製なので、ステンレスのボルトを使うと電食の可能性がある。ユニクロメッキねじに交換予定。
ノラ猫軍将軍山本ミケ六閣下ご指摘ありがとうございました。
【追記:2024年6月5日】
ユニクロメッキのM8×60に交換してみたが、L字のブラケットとボルトヘッドのすきまが小さくてソケットが入らず、片口スパナでも完全に締めきれなかったので(特にブレーキホース側はブレーキホースガイド取付けボルトとも干渉する)、ステンレス六角穴ボルトに戻した。今度はさび止め用にモリブデングリスを塗ってから締めた。ここは32N・mで締めなければならないところなので、これでもかというぐらい締める必要がある。なお、フロントフォークブリッジの前側にはねじは切っていないので、ボルトは半ねじで十分であった。というか元々付いている純正ボルトが半ねじだった。
【追記ここまで】

【CRF250L電装系関連記事追記】
Honda CRF250LにETC(ミツバMSC-BE31)取り付け ― 2015年09月19日
CRF250LのツールボックスにETC(ミツバMSC-BE31)の詳細写真 ― 2016年05月16日
CRF250Lにホンダ純正スポーツグリップヒーターその1 ― 2016年10月22日
CRF250Lにホンダ純正スポーツグリップヒーターその2 ― 2016年10月23日
CRF250Lにホンダ純正スポーツグリップヒーターその3 ― 2016年12月13日
石廊崎へ行ってきた(その2) ― 2017年03月13日
R.W.C バイク用ナビRM-XR550XLのGPS再起せず ― 2022年09月27日
Garmin バイク用ナビZumo396は広くて深い沼だった(泣)【追記あり】 ― 2023年11月22日

【関連追記:2025年1月15日】
Bluetoothでバッテリー電圧チェック「キジマBatt Check」 ― 2024年12月24日
無限電光 Hitair ウィンターグローブGlove W8 インプレ ― 2024年12月26日
バイクのチェーンオイルをヤマルーブドライ(ホワイトタイプ)からウェットムースタイプに変えてみた使用報告 ― 2025年01月15日
↑チェーンオイルの記事後半にこのフォグランプの使用レポートを書いた。

CRF250LのチェーンをD.I.D 520 VX3 ゴールドに交換した2024年05月20日 00時00分00秒

【写真1】D.I.D 520 VX3 ゴールド(106コマ)

またまたバイクネタですまん。LEDのフォグライトを安く取り付けられた話は前回した。それで、ドライブチェーンの清掃に取りかかった。去年(2023年)のシーズンはなんだか忙しくてほとんどバイクに乗れなかった。1年で500kmぐらいしか乗っていなかった。

それで、HONDA CRF250Lのノーマルドライブチェーンは、D.I.Dの520サイズのシールチェーンが付いているのだが、新車時から付いているドライブチェーンは鉄製で塗装もメッキもされていないので、ちょっと給油を怠ると錆びてくる。スプロケットに当たる面は乗っていれば錆びないのだが、サイドプレートが錆びてきていかにも格好悪い。そのため、私はYAMAHAのヤマルーブ スーパーチェーンオイル ドライ(ホワイトタイプ) 500mlをずっと使ってきた。YAMAHAのDT200R(3ET)に乗っていた頃からこれを使い続けている。

このヤマルーブ スーパーチェーンオイル ドライ(ホワイトタイプ) 500mlのいいところは、硬めのオイルなので飛び散りが少ないことや長持ちであること同じ理由で雨の中の走行でも油切れが少ないことと、色が白なのでどこに注油したのかしていないのかが一目瞭然であることだ。純正装備のドライブチェーンはエンドレスなので、どこから注油始めたのか分からなくなるのだ。

しかし、硬めのチェーンオイルは、次の給油するときに古いオイルを落としにくいし、給油がスプレーなので給油するときに飛び散ったオイルを拭き取りにくいなどの面倒さがある。チェーンクリーナーを使うのだが、あまりに強いクリーナーだと、逆にチェーンを傷めてしまうので、市販のOリング用チェーンクリーナーは硬めのチェーンルブを落としにくい。

それでチェーンメンテナンスはすごく億劫なのであった。サイドプレートが錆びないように側面にもチェーンルブを吹き付けると白くなってあんまり格好良くないし(錆びてるよりも全然マシだが)。

【写真2】CRF250L(MD38)純正チェーン固着(15000km走行)

今回久々にチェーンメンテナンスをしていて、チェーンの固着を発見してしまった(【写真2】)。これはスプロケットにはよくないし燃費にも悪いしで、固着を解消できなければ交換しかない。走行距離は15000kmを越えている。D.I.Dのサイトを見ると、よくメンテナンスされた状態でも、シールチェーンの寿命は15000~20000kmだという。これは交換だ。

問題は、ドライブチェーンはスプロケットと同時交換がよいということだ。ドライブチェーンは汎用でも、ドライブスプロケットとドリブンスプロケットは車種専用だ。となると買ったバイク屋(ホンダドリーム)で交換してもらうのがよいのだが、バイク屋に頼むとチェーンなどがほぼ定価で高い。部品発注もあって日数も掛かる。うーん。

自分でやるには、このエンドレスのチェーンを外すのに、チェーンを切る必要があって、そんな道具ない。ちょっと検索したら、チェーンのリベットをサンダーで落としてチェーンを外していた。サンダーなんてないし、サンダーでチェーンを切ったら鉄粉がハニワシャコに飛び散ってコンクリに錆跡が付いてますます私の立場がなくなる(泣)。

調べると、ナップスが持込部品での交換作業を歓迎していたので、ナップスでやってもらおうと思った。純正のドライブスプロケットやドリブンスプロケットはWebikeで注文して、ナップスでドライブチェーンを買って、その場で交換してもらおうと思った。しかし、ナップスのチェーンの値段が安くないのだ。Webikeが安い。それで持込料金はいくつ持込があっても同じようなので、チェーンもWebikeで注文した。あとはナップスに持って行くだけだ。

しかし、ちょっと心配なのは、ドリブンスプロケットの締め付けトルクって、サービスマニュアルに寄れば50N・mもあるのだけれども、ナップスみたいな用品屋さんってちゃんとサービスマニュアル参照して作業しているのかなということだ。疑いだしたらキリがないし、トルクレンチ持っているのだから自分で締め直せばいいじゃん。

それでドライブチェーン交換部品一式が全部揃ってあとは交換に持って行くだけというところで、もう一回検索したら、エンドレスチェーンでも、「かし丸君」という道具があれば切り離せるし、D.I.Dの公式動画で簡単に自分でチェーン交換している。これはかし丸君も買って自分でやるかという気になってきた。
D.I.D  チェーン 交換編(youtube)

これならワシにも出来る!(目が松岡修造になる)

ここで、購入したドライブチェーンの話をしておきたい。先にも書いたが、純正採用されているドライブチェーンは鉄製で塗装もメッキもされていないので、サイドプレートが錆びやすくて嫌だ。それで次に交換するのならメッキチェ-ンにしたいと思っていた。D.I.Dのサイトで見ると、公道仕様ならVXシリーズが最適なようだ。
用途で選ぶ(D.I.D)

それで520 VX3を買うことにした。カラーバージョンは①GOLD COLOR ②SILVER COLOR ③STEEL COLORの3つだが、③はメッキなしなので、①か②だ。どうせなら金色にしてやろうということで①のGOLDにした。

CRF250L(MD38)の標準コマ数は106なので、106コマ指定のD.I.D 520 VX3 GoldをWebikeで購入した。これはカシメ(ZJ)ジョイントが付属しているものだ。かし丸君などのかしめ工具で最後の1コマをかしめてつかうものだ。ほかにはクリップ方式もあるが、クリップ方式はメンテナンス時に簡単に取り外せるが逆にクリップが外れるリスクがかしめよりも高い。もっとも、以前乗っていたDT200R(3ET)でバイク屋さんで交換してもらったチェーンはカシメ式ではなくクリップ式だったが、外れたことがないし外れたという話も聞かなかった。ただ、D.I.Dはクリップ式ではなくカシメ式を推奨している。

このD.I.D 520 VX3は、OリングではなくXリングというものを使っていて、「D.I.D特許のX-リングは純正相当のOリングチェーンに比べ、摺動抵抗を50%削減、スムーズな走りと燃費向上に貢献します。」ということだ。錆びにくいメッキプレートと低い摺動抵抗。魅力的だ。

品番 品名 個数 単価(円) 合計額(円)
23801-KYJ-940 SPROCKET COMP,DRI 1 2,780 2,780
23802-KYJ-900 プレート,フィキシング 1 200 200
90084-041-000 ボルト,ドライブスプロケット 2 155 310
41201-KCV-680 スプロケット,ファイナルドリブン 1 3,900 3,900
520VX3_G&G-106 DID ダイドー VXシリーズチェーン 520VX3 ゴールド 【カシメ(ZJ)ジョイント付属】リンク数106 1 8,460 8,460
4525516902045 DID ダイドー かし丸君 #50系セット 1 10,786 10,786
M25-24X27 KTC 45°ロングめがねレンチM25-24X27 1 3,828 3,828
合計 30,264

さて、D.I.Dの動画ですっかり自分で交換する気になって、かし丸君も届いて、いよいよ交換だ。

動画やかし丸君の添付説明書を見ながら、古いチェーンのカシメを抜き出す。なんか怖いが、ゆっくりとやっていくと反対側にピンが抜けて行った。なお、かし丸君は、かし丸君以外に27mmと19mmのスパナが必要だ。19mmのメガネレンチは手元にあったのだが、27mmは片口スパナしかなく、片口スパナだとなめやすいので、27mmのメガネレンチをホームセンターに買いに行った。

チェーンが外れたので、ドライブスプロケットを交換する。ドライブスプロケットはかなり削れていて、力の掛かる方向は減っていた。フィキシングプレートとボルト2本は新品に交換した。サービスマニュアルでは、ドライブスプロケットを交換する際に必ずフィキシングプレートやボルトも新品にしろという指定はなかったが、力の掛かるところなので念のため交換した。

【写真3】CRF250L(MD38)のドライブスプロケットとフィキシングプレート、ボルト、D.I.D 520VX3それぞれ新品に交換後

ドライブシャフトは錆やすいところなので、以前にモリブデングリス※耐熱グリスを塗布しておいたのだが、また錆びていた。ブラシで丁寧に錆を落としたが、写真を撮ったときは軸の端面の錆を落とすのを忘れていた(【写真3】)。装着する前にモリブデングリスを塗っておいた。なお、【写真3】は以下の作業後の新しいチェーンを通した後の写真だ。
CRF250L整備いろいろ ― 2018年06月19日

さて、問題は50N・mで締まっているドリブンスプロケットだが、自分の持っているメガネレンチでは柄が長くて反対側がタイヤに当たってうまくナットにレンチが嵌まらない。片口スパナだと短いのでうまく行きそうだが、片口スパナはなめやすいので使わなかった。ボルトはヘキサゴンになっているがボルト側を回そうとしても固くて回らない。うーん、どうするか。結局ドリブンスプロケットは摩耗が進んでいないので、外すのをあきらめてこのまま使うことにした。やっぱり持込でナップスにやってもらえばよかったか。

仕方ないので、新しいチェーンを取り付ける作業に移る。ここで問題なのは、D.I.Dのyoutubeでは、新しいチェーンを簡単に移しているが、実際には古いチェーンは伸びていてそれに合わせて後輪のシャフトを後ろにずらしているので、これを前にずらさないと新しいチェーンの両端が繋げられるほどに接近しない。あの動画は新しいチェーンを外して新しい別のチェーンを付けているから、後輪のシャフトをずらす必要がないのだ。

CRF250LをRSタイチのメンテナンススタンドの上に載せて、新しいチェーンをスプロケットに這わせていると、スイングアームが後ろに下がっているので、緩めた後輪シャフトは後ろ側(チェーンの長さが必要になる側)にずれていく。後輪シャフトは一番前にずらして一旦締めて動かないようにしないといけなかった。くそー動画では簡単そうにやっているが騙されたぜ。手も新しいチェーンに付着しているグリスでベタベタだぜ(泣)。

【写真4】D.I.D 520VX3のカシメ(ZJ)ジョイントのかしめ後

それでもなんとかチェーンを通して、かし丸君を使ってジョイントをかしめて完了。かし丸君での注意点は、ジョイント圧入時にどこまで圧入するのかが分かりにくいことだ。圧入後にかし丸君のカシメピンをあてて、かし丸君のカシメピンがプレートから浮いていれば圧入は出来ている。カシメピンがチェーンのサイドプレートに触れている場合には圧入が足りない。

【写真5】CRF250L(MD38)にD.I.D 520VX3(106コマ)を装着後にチェーンアライメントツールでチェックしているところ

チェーンのカシメが終わったら、あとは、チェーンの弛みを調整する。サービスマニュアルでは、CRF250L(MD38)のチェーンはサイドスタンドで立てている状態で遊びが25-35mmだ。あとは左右が真っ直ぐになっているかを確認してリアアクスルナットを締める(88N・m)。ホンダもヤマハも昔はスネイルカムというカタツムリみたいな調整具が付いていたのだが、いまは流行らないのかコストダウンなのか、スネイルカムは正確でないからなのかわからないが、CRF250Lにはスネイルカムがない。なんか面倒くさい。以前タイヤ屋さんでタイヤ交換してもらったらリアアクスルシャフトが左右でずれていて困ったときに買ったチェーンアライメントツールで真っ直ぐか確認した。

チェーンカバーなどを装着する前に、ヤマルーブ スーパーチェーンオイル ドライ(ホワイトタイプ) 500mlを吹いたら、せっかくの金色ピカピカのチェーンが白くなってなんだか格好がよくない。硬めのルブではなくオイルメンテナンスに変えようかとも悩んだが、エンジンオイルなどだと300-400kmごとに注油する必要があるらしく、また雨中走行ではすぐに油が吹き飛んでしまうらしいので、やっぱりスプレー式ルブを継続することにした。ただし、長年使っていたヤマルーブ スーパーチェーンオイル ドライ(ホワイトタイプ) 500mlをやめて、ヤマルーブ スーパーチェーンオイル (ウェットムースタイプ) 500mlを買ってみた。次に注油するときからウェットムースタイプに切り替えてみる。

ということで3万円も掛かってしまったが、このチェーン交換はもっと前にやっておけばよかったと思う。というのも、摺動抵抗が50%というのがすごく体感で分かるからだ。チェーン交換して最初に走り出したときは、ターボが付いているかと思うくらいすーっと前に出る。バイクを取り回しているときも動きが軽い。新しくバイクを買ったら純正チェーンなんてとっとと切って外してD.I.DのVX3にしてもいいと思うぐらいだ。

ちなみに、チェーンのジョイントはジョイントだけで買えるので、何らかの理由でチェーンのカシメを抜いて外しても、ジョイントだけを買ってまたかし丸君でかしめればOK。たとえば軽く固着してしまってオイル漬けにして直すといった場合に、ジョイントだけを買ってまたチェーンを再装着できる。
大同工業 321976 [520VX3 ZJ ジョイント GOLD カシメタイプ]
↑なぜかヨドバシドットコムでも売っている。
大同工業321662 [520VX3-110ZB GOLD カシメタイプ 110L]もヨドバシドットコムで売っているが、106コマのは売っていないので、細かいコマ数指定で買えるWebikeで購入した。

D.I.Dの520 VX3ゴールドは交換してよかった。燃費等はまた報告したい。

【追記:2024年7月9日】
EKチェーンブランドの江沼チヱンのバイクチェーンメンテナンスのページが分かりやすいので貼っておく。
バイクチェーン メンテナンス | モーターサイクル用チェーン | (株)江沼チヱン製作所
ちなみに「ヱ」は、ワ行ワヰウヱヲのヱなので、ローマ字入力だと”we”で「ヱ」が「出る。ニッカウヰスキーとともに入力しにくいブランド名だなぁ。
【追記ここまで】

Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +Nikon Z6 定点撮影2024年05月24日 00時00分00秒

【写真1】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F2.8開放、1/800秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5790K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

このところカメラネタが少ないので、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens を例の秋葉原の和泉橋からの定点撮影してみた記事を書く。

Lomo LC-A Minitar-1 Art Lensは、もともとCosina CX-2を旧ソ連のLOMO PLC光学研究所がコピーして作ったLOMO LC-Aに付いていたレンズで、2005年以降は中国のフェニックスオプティカルファクトリーが製造している。LC-AやLC-A+はレンズ固定式カメラだったが、このLomo LC-A Minitar-1 Art Lensは、そのレンズをライカMマウントにしたものだ。
ヒストリー — LOMO LC-A+ - ロモグラフィーを象徴する実験的な35mmフィルムカメラ
Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens + Leica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター ― 2023年12月26日

Lomo LC-A Minitar-1 Art Lensは、上記2023年12月26日に構成図を貼ったが、32mm F2.8 4群5枚のレンズだ。

作例を見てもらうと分かるが、若干の糸巻き型の歪曲収差がある。両端のビルがお腹が出ているかのように写っている。

【写真1】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F2.8開放、1/800秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5790K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

【写真1】ピントは神田ふれあい橋の文字のところで合わせている。絞り開放では、四隅が夢の中のようにぼわっとなってしまっている。四隅が悪いというよりは、被写界深度が四隅のところまで至っていないのだろうが、急激にとろけてしまっている。実質的なイメージサークルはAPS-Cサイズなのだろうが、もともとフィルムカメラのLOMO LC-Aのレンズであり、ネガフィルムでプリントする場合にはこの四隅はプリントされないか、主要被写体は来ないのでなんとかなっていたと思われる。

【写真2】写真1の中心部をトリミング:秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F2.8開放、1/800秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5790K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影
【写真2】写真1の中心部をトリミング:秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F2.8開放、1/800秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5790K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

【写真2】中心部でも絞り開放だとこんな感じ。Nikon Z6のピーキング表示では、ピークを検出できないぐらいの鮮鋭度だ。でも等倍で見なければなんとなく味のある感じかもしれないし、ちゃんとピントを合わせていれば、フィルムでゾーンフォーカスで撮っていたときよりもよく写っているのではないだろうか。

【写真3】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F5.6、1/250秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(7240K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影
【写真3】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F5.6、1/250秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(7240K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

【写真3】これもピントは神田ふれあい橋の文字のところに合わせている。F5.6まで絞ると、ほんの四隅以外は被写界深度内に入ってくる。F5.6まで絞ると、かろうじてNikon Z6のピーキング表示が反応する。F2.8開放のときと1分も経っていないはずなのだが、オートのホワイトバランスが随分違うのはご容赦くだされ。

【写真4】写真3の中心部をトリミング:秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F5.6、1/250秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(7240K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影
【写真4】写真3の中心部をトリミング:秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F5.6、1/250秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(7240K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

【写真4】F5.6まで絞った中心部でもまだこんな感じで、これはこのレンズの味として受け入れるべきなんだろう。もっとシャープにカリカリ写るレンズはいくらでもあるので。Lomo LC-A Minitar-1 Art Lensは、厚みが薄いレンズなので、F8に絞ってピントを3mとか2.5mぐらいにしてバシバシ撮るレンズなのだろう。絞りはクリックのないレバー操作なので、そういう速写スナップ派の人はパーマセルでも貼っておいた方がいいかもしれない。

もうすこし広角の28mmとか21mmあたりのこういうレンズがあればいいなぁ。20mm F5.6 のRUSSAR (ルサール)かねぇ。でもRUSSAR (ルサール)だとBiogon(ビオゴン)と同じで対称型なので周辺部が色被りするんだろうなぁ。周辺部が色被りしないでコンパクトな超広角レンズがほしいなぁ。 NIKKOR Z 20mm f/2.8 SとかNIKKOR Z 20mm f/3.5 Sとか出して欲しいなぁ。

APS-Cモードでシフトレンズにもなる超広角レンズAstrHori 18mm F8.0 Shiftがそそる2024年05月31日 00時00分00秒

日の出薬局(横浜市中区):Nikon Z6、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)、絞り優先AE(F6.3)、1/250秒、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5350K)、マルチパターン測光、 オートエリアAF(L)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、Nikon HN-35フード(Ai Nikkor 45mm F2.8P専用フジツボ形フード)、Jpeg画像からリサイズのみ

デジカメWatchによるとAPS-Cモードでシフトレンズにもなる超広角レンズ「AstrHori 18mm F8.0 Shift」が5月31日(金)に発売されたそうだ。キヤノンRF、ソニーE、ニコンZ、Lの各マウント用をラインアップし、価格は2万5,000円(税込)とのこと。
AstrHori アストロリ 18mm F8.0 Shift ブラック(E&Iクリエイション株式会社)

えっ、まじですか。暗くてもいいからコンパクトな超広角単焦点レンズが欲しいと思っていたところに、18mm F8レンズ。しかもシフト機構が付いていて、APS-Cサイズでシフト撮影可能とのこと。値段がすごく安くて税込2万5千円とな。

35mmフルサイズセンサーのイメージサークルをカバーする超広角のマニュアルフォーカスレンズ。APS-Cモードにすることで、360°の回転と12mm(±6mm)のシフト操作が行える。超広角レンズで大きな建築物などを近い位置から撮影者の目線で撮ると、被写体の上部がすぼまって写る。そうした超広角レンズの表現を低減できる。

非球面レンズ1枚を含む9群9枚で構成。

最短撮影距離は0.34m。

2年間のメーカー保証がつく。

APS-Cモードでシフトレンズにもなる超広角レンズ「AstrHori 18mm F8.0 Shift」(デジカメWatch)

歪曲収差とか逆光耐性とか気になるんだが、何も考えずにポチッと逝くべき価格か(←既にイカれている)。

58mm径のようだが、専用フードはないのかな。35mm判で18mmとなると、市販の広角用フードとかだとケラレる確率が高い。できれば専用フードを用意して欲しいな。丸形のねじ込み式でよいので。

うーん。


写真は記事とは関係ない。
日の出薬局(横浜市中区):Nikon Z6、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)、絞り優先AE(F6.3)、1/250秒、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5350K)、マルチパターン測光、 オートエリアAF(L)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON(強制ON)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、Nikon HN-35フード(Ai Nikkor 45mm F2.8P専用フジツボ形フード)、Jpeg画像からリサイズのみ

NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)で撮って、初めてまあまあいいかなと思った写真。NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)は、細かいところの解像がイマイチな感じでどうも気に入らなかった。線も太いようだし、パープルフリンジも盛大に出る。しかし、この被写体にはマッチしていたようだ(ただし、シャッターの貼り紙を等倍で見ようとするとがっかりする)。独特の筆致がNIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)には合っていたのだろう。

京浜急行日ノ出町駅前にある日の出薬局。サンダー平山氏御用達であった某O貫カメラ(全然伏せ字になっていない)の最寄り駅だ。

なお、日の出薬局のシャッターのペイントにPainted by ROCCOとあるので検索したら、ウォールペインターのロコサトシという方らしい。こういう絵は結構好きだ。
Rocco's Official website

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