Kodak フィルター製品3月1日から 10%値上げ ― 2013年02月19日 00時00分00秒
コダックのフィルターが3月1日受注分から10%値上げするとのことだ。
コダック フィルター製品 価格改定(引き上げ)のご案内(kodak.com PDF 286kB)
コダック フィルター製品 価格改定(引き上げ)のご案内
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜わり厚く御礼申し上げます。さて、このたび弊社では、フィルター製品全般のメーカー希望標準価格を10%改定(引き上げ)させていただく運びとなりました。
昨今の原材料価格の高騰は、フィルター製品の製造コストに深刻な影響を及ぼしています。
このような状況の下、コダック社では全世界において下記フィルター製品の価格引き上げを発表いたしました。
お客様には多大なるご負担を強いることとなり誠に恐縮ではございますが、事情ご賢察の上、ご理解賜りますようお願い申し上げます。敬具
記
(1) 実施時期 : 2013年3月1日(金) 受注分より適用させていただきます。
(2) 標準価格改定対象製品および改定率(引き上げ率)
コダック ラッテン2 フィルター +10%
コダック ラッテン ゼラチン フィルター +10%
コダック セーフライト フィルター +10%
以 上
2000年頃に コダックはフィルターの製造ラインと販売権、「コダック・ラッテンフィルター」ブランドのすべてを、ハリウッド向けのフィルターメーカーであるティッフェン社に移管した、と毎日カメラ読本(2001-2002カメラこだわり読本)に書いてあった(毎日カメラ読本(2001-2002カメラこだわり読本) カタログ探検紀行【8】2001.8.10……写真フィルターの進化(初稿原稿)(伊藤幸司氏執筆)参照)。
日本ではティッフェン社の代理店をしていた銀一がそのときからコダック・ラッテンフィルターの代理店もするようになった。
だから、今回日本のコダック株式会社からこのような発表があるのは意外に思った。コダックはブランドだけ管理していると思っていたからだ。
コダックのフィルターはゼラチンフィルターで扱いが難しいので私は買ったことがない。富士フイルムのトリアセテート(TAC)製フィルターしか買ったことがない。
デジカメ時代になって、ホワイトバランスなどが簡単にいじれるようになったので、撮影時に色を補正するためのフィルターはあまり売れなくなっただろうなと思う。ヨドバシカメラではまだ富士フィルムのフィルターは見えるところに置いてあるが、コダックの黄色いパッケージのフィルターは見かけない。扱っているはずなので、言うと奥から持て来てくれるのかもしれない。今売れるのは色補正のものよりもNDフィルターだろうな。
利用者が少なくなっているとは思うが、厳密な撮影をする人には必要なものなので、10%の値上げで済んでいるのはまだマシな方だと思う。映画でも使うからこの程度の値上げで済んでいるのかもしれない。記念にNDフィルターでも買っておくか。
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