ニコンAF-S NIKKOR 800mm F5.6 E FL ED VR、ルビコンを渡ったのか2013年02月05日 00時00分00秒

六角橋商店街仲見世通り(横浜市神奈川区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE(AEロック使用)、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

コメントのお返事はお待ちください。久々の更新でおます。一家で順番にインフルエンザに罹り大変な思いをした。去年はばたばたしていて予防接種をしなかった。だいたい、大流行時に罹る→懲りて翌シーズンは予防接種する→数年続くが流行は下火→まあいいかと油断した年に大流行→振り出しに戻る、という感じで全然学習していない。近所の医者が予約なしでインフルエンザの予防接種をしてくれればいいのだが、どうもアンプルに数人分入っているらしく、ぽつぽつと来られるとアンプルがもったいないらしい。なんとかしてくれ。

さて、ついにニコンからAF-S NIKKOR 800mm F5.6 E FL ED VRが4月に発売となるそうだ。
ニコン、「AF-S NIKKOR 800mm F5.6 E FL ED VR」を正式発表(デジカメWatch)

800mm F5.6に付属のAF-S TELECONVERTER TC800-1.25 E EDをつけて1,000mm F7.1相当ということは、甲子園のバックスクリーン横の撮影席から投手、捕手、打者を画面内に収めるにはまだ画角が広いということになる。知られざるニコンの歴史「AI Zoom-Nikkor 1200-1700mm f/5.6-8P IF-ED」 ― 2012年06月04日参照。1.4倍のテレコンで1120mm F8相当でD4などでAFが効くのはここまで。AI Zoom-Nikkor 1200-1700mm f/5.6-8P IF-EDの代わりにはならないようだ。トリミングするからこれでいいのか。

しかし、このデジカメWatchの記事、切れが悪すぎですな。絞り方式が電磁絞りによる自動絞りとなって、以下のカメラしか使えないレンズなのに全く触れていない。元のニュースリリースが触れていないからだろうが、大事なことに触れていないニコンのニュースリリースも悪いですな。そんなに隠したいことなのか。
焦点距離800mm、開放F値5.6の超望遠レンズ「AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR」を発売(nikon.co.jp)

AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR

使用できるカメラボディー:D4・D3シリーズ・D800シリーズ・D700・D600・D300シリーズ・D7000・D5200・D5100・D5000・D3200・D3100

http://www.nikon-image.com/products/lens/af/fx/singlefocal/af-s_800mmf56e_fl_ed_vr.htm

ニコンFマウントのフィルムカメラすべてがばっさりと切られ、さらにD1シリーズやD2シリーズなどのフラッグシップも切られ、ベストセラーだったD70やD200も切られた。名機D50、D40も切られた。

これは212万1,000円もする800mm F5.6というおよそ一般人が使うことのなさそうなレンズだからまあいいかというわけにはいかない。最初はPCレンズ、次は超望遠レンズその次は…とだんだんと電磁絞りの適用範囲を広げていくのが目に見えている。だから私は知り合いにはニコンを勧めない。もともと何が使えて何が使えないか分かりにくいのに、常に分かりにくい方向に邁進中だからだ。

使えるカメラが限定されていることには目をつぶるとして、まだまだ問題があると思う。

それは、電磁絞りでどこまで連射に追従するのか、である。ご存じのように某社の一眼レフでは、○○コマ/秒と書いてあってもそれは絞り開放時だけで、絞り込むととたんにそれらのカタログスペックは実現できないということがあった。ニコンは○○コマ/秒と書いてあれば絞りが開放だろうと最小絞りに絞り込んでいようとその連射速度が実現できていた。ニコンD4ではAF・AE追従で10コマ/秒であり、電磁絞りでもこれは制限がないのだろう。

問題は、今後もこの電磁絞りで大丈夫なのか、だ。一眼レフの性能が上がってもっと15コマ/秒とか20コマ/秒になっても追従するのか、あるいはこのAF-S NIKKOR 800mm F5.6 E FL ED VRを、一眼レフでないミラーレス機(たとえばNikon1シリーズなど)に装着して60コマ/秒で追従するのかが心配だ。Nikon1の60コマ/秒の場合、電子シャッターを使うので絞りも絞り込んだままなのかもしれないが、そうすると暗くなってAFに影響が出る。やっぱり絞り開放で測光・測距というのは捨てがたいのではないか。

この辺の電磁絞りと連射への影響の部分を、カメラ雑誌各誌はきちんとインタビューして聞き出してもらいたい。このレンズの電磁絞りはいったいどのくらいの連射まで対応しているのか、と。

もう一つ気になる点は、付属のテレコンが、同梱のレンズ本体と最適になるよう個別に調整しているという点だ。変だなぁ。たしかに昔はモータードライブがボディと一台一台調整していたとかの例もある。しかし、レンズと付属のテレコンとを個別に調整しているのって、一見ありがたいように思えるが、ちゃんと公差に入ったもの同士なら十分な性能が出るようにはできなかったということか。この手のレンズが何本もごろごろしている状況ってそんなにないだろうが、新聞社で2本ぐらい同時に使うこともあるだろう。その場合に、「あれ?このテレコンはどっちのレンズ用だっけ?」とか現場でやるのか。ニコンらしくないなぁと思った。

ざっとスペックを見ただけでもこれだけの疑問が出るので、カメラ雑誌での鋭いインタビュー記事を期待している。速報性ではネットに敵わないんだから、雑誌では根掘り葉掘り聞いてくだされ。


写真は記事とは関係ない。
六角橋商店街仲見世通り(横浜市神奈川区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F5.6AE(AEロック使用)、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

インスタントカメラ「チェキ」、アジア発で再ブレーク(朝日新聞デジタル)2013年02月06日 00時00分00秒

今日の朝日新聞東京本社版経済面と朝日新聞デジタルに、富士フイルム「チェキ」の人気が出ているという記事があった。
インスタントカメラ「チェキ」、アジア発で再ブレーク(朝日新聞デジタル)

紙の新聞の方では「日本発、アジアで熱い」「富士フイルム『チェキ』」「韓国ドラマから人気着火」という見出しで9面に載っていた。

復活劇は中国や韓国などアジア市場から始まった。07年ごろに韓国のテレビドラマの一シーンで主人公が使い、「可愛い」と注目された。撮った写真にメッセージを書いて友達に贈るといった使い方が中国や東アジアにも広がり、販売は10年度に87万台、11年度に127万台へと伸びた。

紙の記事の方には、

一眼レフで撮ったような、周囲がぼやけた写真が撮れる機能も付けた。

とあるんだが、それは違うんじゃないか(泣)。署名記事で「福山亜希」という記者が書いているようだが、一眼レフ使ったことがあるのか。周囲がボケるのと一眼レフとはなんの関係もないのだが(泣)。合宿して1週間ぐらい問い詰め続けたい(笑)。

ともかくも、グラフを見るとチェキはものすごい回復具合だ。

富士フイルムの中村祥敬担当課長は、「フィルムの良さを後世に伝えるオンリーワンの存在として育てていきたい」という。

ポラロイドがなくなったから、市場独占ですな。


時間がなくて今日は写真なしです。すまん。

UHS-II規格対応のSDカード2013年02月08日 00時00分00秒

六角橋商店街仲見世通り(横浜市神奈川区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+2/3EV、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

昨日は更新できなかった。すまん。ちょっと前の情報ですまんが、デジカメWatchによると【CP+】SDアソシエーション、UHS-II対応カードのモックアップを初公開なのだそうだ。

「えー、またかよ」という気分だ。SD系のカードはSD、SDHC、SDXCと立て続けに新しい規格になっていて、その上にUHS-Iとかもあって面倒くさい規格だなぁと思っていた。そこへ来て接点が増えるUHS-II規格かよ。なんじゃこりゃ。最初から余分に接点付けとけよ。

なんでこんなに不愉快かというと、そろそろカードリーダーを新調しようかと思っているからだ。PC本体の方もUSB3.0にして、カードリーダーもUSB3.0のものにしようと考えている。そこへきてまた新しいSDカードの規格だよ。今カードリーダーを買ってもUHS-IIには対応していないから、もしこのUHS-IIが主流になったらまたカードリーダーを買わないといけなくなる。カードリーダーぐらい安いといっても、壊れていないのに使わない・使えないものがごろごろあるのが気に入らない。

現在のところUHS-I対応のデジタルカメラは、50MB/秒のSDR50、またはDDR50を採用する製品が主流。104MBに対応するのは、プロ向けのデジタル一眼レフカメラのごくわずかと見られる。こうした現状から、すぐにでも民生用のデジタルカメラにUHS-II製品が広まる可能性は低いといえる。

UHS-IIについてSDアソシエーションでは、主にプロ向けの動画記録カメラでの使用が想定。最初の市場導入製品としては、「PCなど対応ホスト機器が5月に出てくるのでは」との予想をしている。

このUHS-II規格対応のSDカードは普及しないとみた。よし、安心して新しいカードリーダーを買おう…。

なお、うちのデスクトップPC、DELL Vostro430のPCI Express x1はサウンドカードで埋まっているので、これを外してPCI用の安いサウンドカードを買ってPCI Express x1を空けることにした。USB3.0用のボード(カード)は、PCIスロットではなくPCI Express x1用しかないみたいだからだ。ただ、Vostro 430のPCI Express x1は規格がRev.1らしく、USB3.0の拡張カードを付けても半分の2.5Gbpsしか出ないらしい。まあそれでもUSB2.0の480Mbpsの5倍ぐらいは理論値で速くなるので、意味はあるだろう。


写真は記事とは関係ない。
六角橋商店街仲見世通り(横浜市神奈川区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+2/3EV、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

1年半ぐらい前に火事で焼けたあたり。空き地もあるが復興しつつある。しかし、再建された部分はなんか味気ない感じだなぁ。耐火にしつつもレトロな形で復興できないものか。
昨日、六角橋商店街で火事があったらしい(ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その21) ― 2011年08月09日
六角橋商店街その後、PORTRA160 + Biogon T* 28mm F2.8 ― 2011年10月18日

富士フイルム「アルバムをDVD」「写真をDVD」サービス提供開始2013年02月12日 00時00分00秒

富士ゼロックスR&Dスクエア(横浜市西区みなとみらい):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+1/3EV、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

富士フイルムが、写真アルバム、写真プリントや撮影済みのネガフィルムなどをまとめてデータに変換してDVDに残すことができる、フジカラーリメイクサービス「アルバムをDVD」、「写真をDVD」を、2013年2月15日(金)より全国の写真店および「フジフイルムネットプリントサービス」(http://fujifilm.jp/netprint)でスタートするそうだ。
【追記:2013年2月13日】
情報元へのリンクが抜けていました。
大切な写真、アルバム、フィルムをまとめてDVDに変換  「アルバムをDVD」「写真をDVD」サービス提供開始(富士フイルム)
【追記ここまで】

3.サービスの主な特徴

(1)「アルバムをDVD」 思い出のつまった1冊のアルバムをまるごとデータ変換して、DVD2枚(①テレビ再生用DVD、②パソコン編集用DVD)と③フォトアルバムに仕上げます。

①テレビ再生用DVDは、DVDプレイヤーなどで再生可能です。大画面のテレビに映して、ご家族やご友人と懐かしい写真を楽しむことができます。また、より綺麗な画質で鑑賞することができる高解像度のブルーレイディスクも選択することができます。

②パソコン編集用DVDは、アルバムの写真を1枚1枚切り抜いた画像とページ単位の画像が入っています。画像データは、パソコンで編集・整理が簡単にできます。また、同じディスク内には、スマートフォンなどで再生可能なスライドショーのデータ(MPEG4)も入っています。

③フォトアルバムは、元のアルバムをそのままコンパクトサイズに複製した物で、持ち歩きなどに大変便利です。フォトアルバムのサイズは、大(210mm×210mm)と小(143mm×143mm)の2種類から選べます。

(2)「写真をDVD」

①写真プリントや、ネガフィルム、ポジフィルムなどを300万画素の画像データに変換して1枚のDVD(パソコン編集用)に保存します。

②1,000万画素相当で高品質にスキャンする、高解像度書き込みメニューも用意しています。

③たくさんの写真をまとめてデータ変換したいお客様のために、大量注文でお得になる料金プランをご用意しています。

フィルムをスキャンしてくれるサービスは、画質と値段が問題だ。いくら品質が良くても高価だと困るし。安価でも低画質なら要らない。

300万画素の画像データというのがちょっとなぁ。600万画素ぐらいは欲しい。あと、ちゃんと階調が出ているのかが心配だ。

1000万画素相当の高品質スキャンの方も用意されているのはよいのだが、なんと525円/コマ( ※Lプリント付き)だ。300万画素の方が473円/本なのに比べてきわめて高価である。1コマで525円も払ったら、36枚撮り全部を頼むと18,900円もしてしまう。あり得ないなぁ。

気が向いたら300万画素の方を頼んでみる。富士フイルムのフロンティアは色も悪いしコントラストも高くてアレなので、期待していない。

せっかくの新サービスなのだが、わくわくしませんなぁ。


写真は記事とは関係ない。
富士ゼロックスR&Dスクエア(横浜市西区みなとみらい):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+1/3EV、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

EPSON、「フレスコジクレー」のモニター募集2013年02月13日 00時00分00秒

JR新宿駅:CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

エプソンプロセレクションブログによると、「ブロガー様向け用紙体験モニターキャンペーン」を行うとのこと。第1回は「フレスコジクレー」だそうだ。
連載企画!(予定)用紙体験モニターキャンペーン①

「フレスコジクレー」とは、トクヤマという会社が発売している、漆喰をシート状に加工したインクジェット印刷シートのことだそうだ。

ただ、対応しているプリンターはPX-5002、PX-5800、PX-5V、PX-5600、PX-5500、PX-7V、PX-G5300だけだ。PX-G930は顔料プリンタだが、対応プリンタではないので、試せない。残念。

しかし、「フレスコジクレー」のサイトを見るとなかなかおもしろそうなペーパーですな。

フレスコジクレーと一般的なインクジェット用紙とに同じ顔料系インクジェットプリンタで印刷した場合、フレスコジクレーの方がより優れた耐光性を発揮することが分かっています。この原因を探るために印刷前後の表面の元素分析を行った結果、印刷した後、漆喰の炭酸化反応によって顔料インクがCaCO3の薄膜で覆われ、有機物である顔料インクの酸化劣化を抑える構造に変化することが分かりました。

この反応は、数ヶ月から一年かけてゆっくりと進行し、作品として熟成されて行きます。

フレスコジクレーは、普遍的な技法であるフレスコのメカニズムを使って、改めて代々受け継がれる「形ある写真作品づくり」を基本コンセプトとした現代のフレスコ画法ともいえます。

フレスコジクレーとは?

保存性も高いという。これのL判とかあったらPX-5V買って日常のプリントもフレスコジクレーにしたいところだ。でも銀写真プリントに比べてどうなんだろう。アルバムに貼るような用途だと、漆喰のフレスコジクレーはくねくねしたりするとぱりぱりはがれてしまうかもしれないなぁ。やはりフレスコジクレーは展示用か。

こういう選択肢のある高級プリンタはうらやましいですな。


写真は記事とは関係ない。
JR新宿駅:CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

空気感が写っているかな?

ソニーサイバーショットDSC-RX1【第4回】(気になるデジカメ長期リアルタイムレポート)2013年02月14日 00時00分00秒

白幡身代り地蔵尊(横浜市神奈川区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+2/3EV、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

デジカメWatchの気になるデジカメ長期リアルタイムレポートのソニーサイバーショットDSC-RX1【第4回】に興味深い話が載っていた。

先般、「サイバーショットDSC-RX1」のことで非常に不快な思いをした。仕事の打ち合わせを行なっているとき、成り行きからバッグのなかに仕舞ってあったDSC-RX1を取り出したのだが、出席した2人のうちのひとりが勝手に触りはじめたのである。

もちろんシャッターボタンを押してみたりとかであれば別段どうってことないのだが、光学ファインダーを左右にグリグリと力まかせで動かしカメラから引き抜こうとしたり(本来は真っすぐに引けば簡単に抜ける)、フードを意味もなく取リ外したり付けてみたりを繰り返す。挙げ句の果てはゴミが入らないように装着しているプロテクトフィルターや、適切なトルクで締め込んであるソフトシャッターボタンも必要もないのに外してしまったのである。

筆者はその行動が気になってはいたのだが、もう一方の人間と詰めた話をしていたため、なかなか止めさせることができずにいた。そして、再び光学ファインダーを左右にグリグリと力ずくで取ろうした時、さすがにぶち切れDSC-RX1を奪還した。この人間は、筆者にとっては大切なクライアントである。しかし、あまりにも無神経で他人の道具の触りかたを知らないことに苛立ちを憶えるとともに、ここまで不愉快に感じるカメラの触り方をされたことに強い憤りを感じるものであった。

クライアントといえども安易に触らすことはやめようと思うとともに、大切なカメラを不覚にも扱い方を知らぬ人間に触らしてしまった自分自身を戒め、他人のカメラに触れるときは十二分な気配りをしなければと心に強く念じた。

カメラの扱い方も知らぬ男にいたぶられた愛機DSC-RX1だが、帰宅して清掃など行ない再び元気になった(筆者はまだ根に持っているが・笑)。そして今回、熱海への“新婚旅行”も行ない、ますます深い仲になろうとしている。次はどこに行くか、今からあれこれ考えている。

すごい字数を割いてますな(笑)。よっぽど腹が立ったのだろう。インプレスのサイトは今までのところURLも変わらずほぼ永久にネットにアップされ続けるので、こういうことを書くとずっと残るのだが、それぐらい腹が立ったということだろう。

フィルターを外されたりするのは確かに嫌だなぁ。レンズを傷つけたくない、汚したくないからフィルター付けているのに、勝手に外されたらたまらない。ソフトシャッターレリーズボタンも、知らないうちに外れて無くしやすいパーツだけに、他人に緩められたりしたら無くしてしまいそうで腹が立ちますな。ここまで書いたのならもうクライアントの会社名も書いて欲しい(笑)。

しかし、打合せ中に他人のカメラのフィルターを外したりって、その人は仕事してないじゃん(笑)。どんな会社なんだろうね。実はSONY以外のカメラメーカーで、サイバーショットDSC-RX1がどんなカメラかいじって確かめていたのかもしれないが(笑)。まあそういう部門はちゃんと会社で購入して技術者が調べているはずだが。

サイバーショットDSC-RX1は35mm「フルサイズ」センサーを積んだコンパクトデジタルカメラなので、気になるカメラではある。これのレンズ交換式が出ないかなぁ(もちろん買える値段で)と発展に期待しているのだ。マウントアダプターでCONTAX Gシリーズの対称型広角レンズで周辺までぴしっと写るようなのが。

ただ、DSC-RX1はヨドバシカメラなどで¥248,000もするので、それだったらNikon D800(ヨドバシでは¥298,000)買うわなぁと思ってしまうのであった。

しかし、DSC-RX1は値段高いだけあってよさそうですなぁ。


写真は記事とは関係ない。
白幡身代り地蔵尊(横浜市神奈川区):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、F8AE、+2/3EV、Kodak Elite Chrome 100(EB-3)、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし、Windows7 Professional 64bit)

お地蔵さんが黒つぶれしないようにと思ってプラス補正したら、右側の明るいところが白飛びしてしまったし全体に色が薄くなってしまった。こういう被写体は黒つぶれ覚悟かあるいはネガフィルムですな。

冬のイチオシ!! 「工場夜景」を撮影してみよう(デジカメWatch)2013年02月15日 00時00分00秒

海芝浦駅(JR鶴見線):Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、35mm、F5開放、1/6秒、VR:ON、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、Nikon NCフィルター、ISO3200、-0.3EV

デジカメWatchに特別企画冬のイチオシ!! 「工場夜景」を撮影してみようという記事が載っている。

去年の夏に船から川崎や鶴見の京浜工業地帯の夜景を撮ったので(AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの手ブレ補正は小型船で有効だった ― 2012年08月24日参照)、興味深く読んだ。

夜景はやっぱり冬の方がよいのだろうなぁ。ただ、京浜工業地帯を海側から撮るには船に乗るしかないので、そうすると寒い冬よりも暑い夏に一杯やりながら撮った方がいいよなぁ。

この記事はかなり詳細に書かれていて、そんなこと写真趣味やってる者なら常識だろうということまで書かれているのでよい。天気による写り方の違いなどはかなり手間が掛かっていると思う。良心的な記事だ。

自分の撮ったAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの写真と比べると記事の方はアップの写真が多いので、もっと望遠のVR(手ぶれ補正)の付いたレンズが欲しくなってくるなぁ(笑)。AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II に絞り環付けた「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8D ED VR」とか出してくれないかなぁ。まあ船上からではなく地上から三脚で撮るのならAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>で問題ないのだが。

もう季節は春先のようになってきていて、定期的に雨は降るし空気も澄んでないので、記事の作例のようにはいかないかなぁ。


海芝浦駅(JR鶴見線):Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、35mm、F5開放、1/6秒、VR:ON、AWB、ピクチャーコントロール:ポートレート、Nikon NCフィルター、ISO3200、-0.3EV

JR鶴見線の終点、海芝浦駅付近を海上から撮ったもの(2012年8月撮影)。東芝の工場の敷地内なので、降りてもすぐに改札内に戻らないといけないらしい(改札口が工場の入り口を兼ねている)。東芝は、専用改札口を武蔵野線の北府中駅にも持っている。

Buffalo USB3.0対応カードリーダ・ライタBSCR15TU3購入2013年02月18日 00時00分00秒

Buffalo USB3.0対応カードリーダ・ライタBSCR15TU3BK

BuffaloのUSB3.0対応カードリーダ・ライタBSCR15TU3を購入した。買ったのはブラックの方で型番はBSCR15TU3BKとなる。最初ホワイトの方のBSCR15TU3WHが欲しかったのだが、あいにくヨドバシカメラ某店に白の方の在庫がなかった。黒の方はつや消しの黒なので、旅行に持って行ったりした時に鞄の中で探しにくかったり、ホテルでベッドの隙間に落として見つからない(忘れて帰る)といったトラブルが予想されるので、白がよかった。

それで白の方を取り寄せてもらう事にした。ヨドバシドットコムで見るとヨドバシの他店には白の在庫があるようなので、すぐに電話が掛かってくると思っていた。しかし2週間経っても電話が掛かってこない。白の方の他店の在庫もどんどん減っていく。しかし、黒の方の在庫は逆に増えていた。

それでヨドバシカメラに寄ったついでに黒のBSCR15TU3BKを買って、白のBSCR15TU3WHはキャンセルしてもらった。キャンセルしてくれた店員は、取り寄せしてくれた店員と別の人で、すぐに他店の白のBSCR15TU3WHの在庫を調べてそれを取り寄せると言ってくれたのだが、また取りに来るのが面倒なのでもうこの黒のBSCR15TU3BKを買うと私は言い張った。その店員さんは、こういうメーカー在庫が無くてヨドバシ他店に在庫がある時はすぐに他店から取り寄せる手続きをする事になっているのだが、取り寄せた店員がそれを怠ったのだと謝ってくれた。「お客様コミュニケーション部」行きのはがきまでくれた(笑)。

欲しかった白ではなくて黒になってしかも2週間も待たされたのだが、転送速度の速いカードリーダー・ライターが手に入ったのでよいとする。バッファローも色の展開をもう少し考えた方がよいと思うぞ。撮影に使うわけではないのでつや消しの黒にする必要はない。赤でもいいぐらいだ。こういう小物はなくしやすいので目立つ色でいいのだ。

さて、このBSCR15TU3BKは、バッファロー独自のTurboPC EXというソフトウェアに対応していて、パソコン搭載のメモリーを用いて( キャッシュを使って) 対応製品の読み込み、書き込みを最適化し、高速化するらしい。USB3.0が最初から搭載されているLet'snote SX2で試してみたが、TurboPC EXがどのくらい効いているのかよく分からなかった。まあUSB2.0で転送していた時よりも速いのは確かなのであまり追求しないでおこう。

BSCR15TU3BKは、CFカードはしっかり刺さるのだが、SDカードの方がなんだか頼りない感じだ。SD(SDHC/SDXC)カードの方はすぐに抜けそうな感じ。

さて問題はUSB3.0を最初から搭載していなかったデスクトップPCのDELL VOSTRO430の方だ。USB3.0のインターフェースカードを増設するために、PCI Express ×1についていたサウンドカードを外して(このカードは1万円以上した)、2000円を切るPCI用のサウンドカードに換えて、PCI Express ×1スロットを空けてUSB3.0拡張カードを入れる用意は出来た。スピーカーがしょぼいので安いサウンドカードに換えても全然音質の変化は分からない(それでもカニマークのオンボードのものよりははるかに音質はよい)。

肝心のUSB3.0拡張インターフェースカードなのだが、USB3.0拡張インターフェースカードは別途電源の供給が必要なものがある。ネット上で製品情報をみてもそのことがきちんと書かれていないものが多い上に、どういう電源コネクタなのかも書かれていないものが多い(製品写真で判断するしかない)。

さらにUSB3.0のコネクタがデスクトップPCの裏側にあるとカードリーダ・ライタの抜き差しに面倒なので、フロント側の空いている3.5インチベイにUSB3.0コネクタを持ってきたい。そうするとUSB3.0拡張インターフェースは内部コネクタのあるものを選ぶ事になるが、このコネクタもいくつか種類があって、そのコネクタの情報も製品情報に書かれていないことが多い。製品写真で判断するしかない。フロント側の製品と合うようにケーブルを買うか、両方を合わせるように買わないといけない。店頭でよく見て買うしかない。面倒だな。ということでまだUSB3.0の増設は進んでいない。

【関連追記:2014年11月8日】
バッファローBSCR15TU3BK(カードリーダーライター)USB端子不良 ― 2014年11月08日

Kodak フィルター製品3月1日から 10%値上げ2013年02月19日 00時00分00秒

Kodak WRATTEN2 FILTER

コダックのフィルターが3月1日受注分から10%値上げするとのことだ。
コダック フィルター製品 価格改定(引き上げ)のご案内(kodak.com PDF 286kB)

コダック フィルター製品 価格改定(引き上げ)のご案内

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜わり厚く御礼申し上げます。

さて、このたび弊社では、フィルター製品全般のメーカー希望標準価格を10%改定(引き上げ)させていただく運びとなりました。
昨今の原材料価格の高騰は、フィルター製品の製造コストに深刻な影響を及ぼしています。
このような状況の下、コダック社では全世界において下記フィルター製品の価格引き上げを発表いたしました。
お客様には多大なるご負担を強いることとなり誠に恐縮ではございますが、事情ご賢察の上、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

敬具

(1) 実施時期 : 2013年3月1日(金) 受注分より適用させていただきます。

(2) 標準価格改定対象製品および改定率(引き上げ率)
コダック ラッテン2 フィルター +10%
コダック ラッテン ゼラチン フィルター +10%
コダック セーフライト フィルター +10%
以 上

2000年頃に コダックはフィルターの製造ラインと販売権、「コダック・ラッテンフィルター」ブランドのすべてを、ハリウッド向けのフィルターメーカーであるティッフェン社に移管した、と毎日カメラ読本(2001-2002カメラこだわり読本)に書いてあった(毎日カメラ読本(2001-2002カメラこだわり読本) カタログ探検紀行【8】2001.8.10……写真フィルターの進化(初稿原稿)(伊藤幸司氏執筆)参照)。

日本ではティッフェン社の代理店をしていた銀一がそのときからコダック・ラッテンフィルターの代理店もするようになった。

だから、今回日本のコダック株式会社からこのような発表があるのは意外に思った。コダックはブランドだけ管理していると思っていたからだ。

コダックのフィルターはゼラチンフィルターで扱いが難しいので私は買ったことがない。富士フイルムのトリアセテート(TAC)製フィルターしか買ったことがない。

デジカメ時代になって、ホワイトバランスなどが簡単にいじれるようになったので、撮影時に色を補正するためのフィルターはあまり売れなくなっただろうなと思う。ヨドバシカメラではまだ富士フィルムのフィルターは見えるところに置いてあるが、コダックの黄色いパッケージのフィルターは見かけない。扱っているはずなので、言うと奥から持て来てくれるのかもしれない。今売れるのは色補正のものよりもNDフィルターだろうな。

利用者が少なくなっているとは思うが、厳密な撮影をする人には必要なものなので、10%の値上げで済んでいるのはまだマシな方だと思う。映画でも使うからこの程度の値上げで済んでいるのかもしれない。記念にNDフィルターでも買っておくか。

BUFFALOのTurboPC EXはファイルコピーが爆速2013年02月20日 00時00分00秒

ハニワニワバケツ稲残骸:Ricoh GR DIGITAL、28mm相当、1/90秒、F2.4開放、ISO64、-0.3EV

このあいだ買ったBUFFALOのUSB3.0対応カードリーダ・ライタBSCR15TU3に関連してダウンロード・インストールした、TurboPC EXというソフトウェアなのだが、PC内部でのHDD間のコピーでも効果があった。

TurboPC EXの説明サイトには以下のように書いてある。
さらに納得。ターボPC EXの秘密

〈ターボPC EX〉は、ソフトウェアを使用中のデータの保存が遅かったり、データのコピーに時間がかかる問題を解消します。USBの転送率をアップする従来のTurboUSBを強化し、データの書き込みを行う際にメモリーを一時保管場所(キャッシュ)として利用することで、データの書き込み速度を高速化。パソコンにとって基本的な動作であるデータ書き込み全般を高速化するため、恩恵は幅広い作業で得られます。〈ターボPC EX〉を使用するために必要なものは、パソコンとバッファロー製ドライブの2つ。これにバッファローツールズを入手して簡単インストールすれば、たちまちスピードアップ。

〈ターボPC EX〉をインストールすると、メモリー上に一時保存領域(キャッシュ)が確保されます。

通常のパソコンでは、一つのファイルを転送する場合でも、小さな単位で読み込みと書き込みが繰り返し行われています。しかも、ドライブへの書き込み処理が終わってから次を読み込むため、データの書き込み処理に時間がかかっていました。

〈ターボPC EX〉がある場合は、読み込んだデータをキャッシュに送ります。キャッシュへの書き込みは短時間で終了し、すぐに次の読み込みを始めることができます。この処理はキャッシュが一杯になるか、データを全て読み込むまで繰り返されます。キャッシュに貯めたデータは読み込みとは別に逐次ドライブに書き込まれていきます。結果、読み込みと書き込みが並行して行われるため、データの書き込み時間を短縮することができます。

たしかに目に見えてコピーが速くなっている。HDD間などは5GBぐらいでも一瞬だ。TuroboPC EXを入れる前はばらばらとコピーされていくのが見えていたのだが、インストール後はドラッグしてドロップするともうコピーが終わっている。

このTurboPC EXって、ダウンロードする際にシリアルナンバーとかBUFFALOの該当製品ユーザーであることを証明することなどが求められず、インストール時も同様であった。ちなみにうちのPCに内蔵しているHDDはBUFFALOブランドのものではなく、購入時に最初から入っていたものか、バルク品かバッファローブランド以外のリテール品だ。カードリーダー・ライターBSCR15TU3のドライバが入っているかどうかをチェックしているのかは分からない。HDDはバッファローブランドのものでも結局中味はHDDメーカーのものなので、シリアルナンバーなどで管理していない限りHDDがバッファローブランドで売られていたものかどうかを調べるのは難しいと思う。ということでもしかしたら誰でも使えるソフトウェアなのか。

いまのところTurboPC EXを常駐させて不具合はないが、なにか問題が出たら報告したい。


写真は記事とは関係ない。
ハニワニワバケツ稲残骸:Ricoh GR DIGITAL、28mm相当、1/90秒、F2.4開放、ISO64、-0.3EV

今朝もハニワニワのバケツが凍っていた。日曜日の朝の方がもっと氷が厚かった。今年はやっぱり寒い。去年はこんなに何度も凍ってなかった。

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