一眼レフはファインダーが命 ― 2007年09月11日 00時00分00秒
写真家の那和秀峻氏が「徒然なるままに」の2007年9月7日(金)の項で、一眼レフのファインダーについて書かれている。
一眼レフはフィルムであろうと、デジタルであろうと、ファインダーが生命線である。ファインダーが良くないと、ほかが良くても一眼レフとしては落第なのだ。ライブビューがいまデジタル一眼レフで流行しているが、これはあくまでもちゃんとした一眼レフファインダーがあってこそ、なのである。ライブビューがあるから、一眼レフファインダーはどうでもいい、などと考える設計者がいたら、それは主客転倒しているのだ。きちんとした一眼レフファインダーがあって、その補助としてライブビューがあるのであって、ライブビューがあるから一眼レフファインダーが補助的なものではないのだ。ところが、一眼レフファインダーというのは手間もコストもかかるし、フルサイズの撮像素子でないかぎり、ファインダーの見やすさを改善すると言っても限界がある。こうなると、ライブビューに力を入れて、という考えがよぎるのも無理はないと思う。しかし、それならいっそのこと、一眼レフファインダーをやめてしまったほうがいいのだ。私は一眼レフファインダーの付いたカメラが皆無になってしまったら、デジタル一眼レフをやめる、と以前から宣言してきた。だから、そうなるとフィルム一眼レフしか選択肢はなくなるのだが、まあそれでもいいと思っている。
全くその通りだと思う。たくと。様の情報によればソニーのα700はファインダーがすごくいいんだそうである。ミノルタ時代からアキュートマットのファインダースクリーンで定評がある。ニコンもデジタル一眼レフのスクリーンをもっとマニュアルフォーカス向けにしてもらえないだろうか。
もっとも、アキュートマットならいいというわけではなくて欠点もある。アキュートマットは言わば目の細かい全面マイクロプリズムなので、スクリーンの明るさがレンズを通ってきた明るさと比例しない。完全にマイクロプリズムにしてしまうと暗いレンズで翳ってしまうので、アキュートマットは錐面を荒らしてマット面としての性質も残してある。それでも、暗いレンズだとマット面よりも暗くなってしまう。そうするとReflex Nikkor 500mm F8やレンズメーカーのF6.3のズームとかでマニュアルでのピント合わせが困難になってしまう。なかなかこれ一つで万能というスクリーンはないのだ。
アキュートマットが万能でないとしても、明るい(大口径)レンズを使う人にとっては使いやすいスクリーンの一つであることは間違いない。ニコンもFM3AやF6のスクリーンのマット面でマニュアルフォーカスに向いたいいスクリーンを作れるのだから、デジタル一眼レフでももう少し改善して欲しい。ペンタックスにも負けていると思う。
時間を作って、銀座でα700のファインダーを体験してきたいと思う。
写真は記事とは関係ない。
アイスバイン:GR DIGITAL、28mm相当、1/34sec、F2.4開放、ISO64、-0.3EV。プログラムAE、AWB
つばめグリルのアイスバイン。写真を撮る前にウェイターにバラされてしまった(笑)。つばめグリルのアイスバインは豚の後脚を使っていてつばめキッチンのアイスバインは前脚を使っているとの説明をつばめキッチンで受けた記憶がある(間違っているかもしれない、すまん)。
Nikon ViewNX Ver.1.0.0 JP キター!! ― 2007年09月11日 00時00分01秒
Nikon View 6の後継ソフト、Nikon ViewNXがリリースされた。
ソフトウエア ViewNX Ver.1.0.0 (ニコン)
使い心地などは明日以降。
他にNikon Transfer Ver.1.0.1やPictureProject Export Utility Ver.1.0もリリースされた。
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