Distagon T* 2/28 ZFを東京交通会館で触ってきた2007年09月22日 00時00分00秒

Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF Catalog

行けるかどうか微妙であったが、なんとか有楽町の東京交通会館で開催中のICS世界の中古カメラフェア2007に出かけてきた。(BlackCrane様のコメント参照)

目的はもちろん、「Carl Zeiss T* 新レンズに触れる3日間」だ。Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZFの実物を触るためだ。

レンズはガラスケースの中に入っていたが、担当の方に言うとすぐに出してくれ、ボディーもニコンF3が用意してあった。

まず、絞りは9枚羽根で滑らかに動いていた。絞り羽根のバネも強めで、Ai AF Nikkor 50mm F1.4Dと同じぐらい強く戻る。絞りリングのクリックは半段ごとにF2開放からF22の最小絞りまですべての間にクリックがあった。 クリックは1段ごとのほうが微妙なというか1/3段の調整がしやすいので、1段ごとのクリックの方がいいんだけどなぁ。どうせたくさんクリックつけるなら、ZMレンズみたいに1/3段ごとのクリックにするとか(笑)。

そして、ピントリングは重めでかつ滑らかだった。個人的にはもう少し軽くてもいいと思うが、滑らかでバックラッシュもない精巧なものなので、これは本当に好みの問題だ。 気になったのが、ピントリングの回転角だ。0.3mで90度未満だった(最短撮影距離は0.24m)。0.3mの位置が80度ぐらいか。手持ちのSIGMA High-speed Wide 28mm F1.8 Aspherical(I型)が最短撮影距離0.3mで丁度90度、Ai Nikkor 28mm F2.8Sもおなじく0.3mが丁度90度なので(最短撮影距離は0.2m)、それらよりも回転角がほんの少しだが小さいということになる。

Distagon T* 2/28は最短撮影距離が0.24mであるのだが、まだまだ回転角に余裕があるのだから、もう少し回転角を大きく取ってくれてもいいのに、と思った。 近距離はいいのだが、無限遠から2mまでの間で少しピントが合わせにくい感じがした。ヤシコン(京セラ/ヤシカのCONTAX)時代のDistagon T* 2/28の外観写真をみてもピントリングの回転角は同じように小さいようなので、これはツァイスの伝統なのだろう。

もう一点気になるのが、カラーバランス。京セラ/ヤシカのContax Distagon T* 2/28は、イエローに寄った感じだったのだが、今回のDistagon T* 2/28 ZFはどうなのか。 ニコンF3のファインダーで覗いてもあまり分からなかったのだが、外したレンズでショーケースの蛍光灯を見ると明らかに黄色がかって見える。 うーん、これはやばい。手持ちのレンズで黄色がかって写るレンズは、覗いた時にも黄色く見えるからだ(当たり前か)。 Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5SLSIGMA High-speed Wide 28mm F1.8 Aspherical(I型)が黄色く見えて実際にも黄色がかって写る。 Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5SLぐらいの黄色さなので、古いSuper TakmarTakumar 55mm F1.8ほどではない。 でも、製品版のコーティングが変わってなければおそらく若干黄色く写るレンズなのだろう(ISOの推奨範囲には入っていると思うが)。

あうー、空が青く写るレンズが好きなのになぁ。いわゆる青玉というものはL39などの紫外線フィルターで即解決するのだが、それ以外のカラーバランスのズレは、CCフィルターなどを使わないと解決しないので面倒なのだ。デジタルならホワイトバランスで解決なのだろうが。

製品版では是非ニュートラルなカラーバランスにお願いします。>コシナ様

あと、フォトミック連動爪が絞りリングのF5.6の中心からずれてる件は聞いてみたが、若い方の人では分からず、年輩の方に聞いてみますとのことだったが、なかなか他の接客が終わらず、聞けず仕舞い。あとでもう一回ブースを覗いてみたが、年輩の方はいなくなってしまっていた。とほほ。他のDistagon T* 2.8/25 ZFやDistagon T* 2/35 ZFもずれていた。ずれ方は2/35の方がやや大きめだったように思う。ブースの若い方の仰るには「何か理由があってのことだと思います」とのこと。まあ、この爪を使うボディは持ってないのでいいか(笑)。
【追記:2007年10月3日】この件について、ちゃーりー様から情報を戴いた。コメント欄参照。ちゃーりー様ありがとうございました。【追記ここまで】

全体につくりはかっちりとしており、鏡筒にガタなどは全くない感じ。ただ、段の付いた鏡筒デザインや先端のピカピカ光る枠などはあまり好きではない。ヤシコンのレンズデザインの方が好きだ。ヤシコンのピントリングのデザインをゴム巻きじゃなくてアルミの削りだしで実現してくれたら非常にうれしいが、そうするとこの値段では出せないだろうなぁ。

ちなみに展示されていたDistagon T* 2/28 ZFは製造番号16番。

そうそう、報告が遅れたが、Distagon T* 2/28 ZFは中野(もちろん信州中野-長野県中野市じゃなくて東京都中野区)のお店で予約した。
\(^o^)/

あと、もうひとつまったく別系統のCarl Zeissレンズ(とボディ)も銀座で触ってきたのだが、それはまた次回に。

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