独Carl ZeissのZFレンズサイトにフォーカシングスクリーンの情報が追加された(追記あり) ― 2007年05月28日 00時00分00秒

ドイツのCarl Zeissが企画・設計し日本のコシナで製造している、ニコンFマウントのマニュアルフォーカス(MF)レンズ、Carl Zeiss ZFレンズのサイトに、フォーカシングスクリーン(ファインダースクリーン)に関する情報が追加された。
Focusing Screens(Carl Zess ZF Lenses:Zeiss.de)
情報が追加されたのは、日本時間の5月26日の9時台と思われる。
それで、Canon: EOS 1D, 1D Mk II, 1 D Mk IIn, 1 Ds, 1 Ds Mk II, 1V、Nikon: D2X, D2Xs, D2H, F6といった機種はマニュアルフォーカスに適しているとし、それ以外の機種にはサードパーティのフォーカシングスクリーンがあることを紹介している。
紹介されているリンク先を見ると、スクリーン交換可能機種のみならず、交換が予定されていない機種用のスクリーンもあるのが興味深い。
気になるのは、スクリーンの明るさで露出を測る機種で、スクリーンを純正以外のものに交換すると露出値が違ってきてしまうことだ。とりわけマルチパターン測光などが使えなくなってしまうと困る。しかし、ニコンの中下級機は、MFレンズ(厳密には非CPUレンズ)で露出計が働かないので、困らないだろう(苦笑)。D200やD2シリーズで問題になる。
各スクリーンの詳細をクリックすると、さらに情報があり、露出がずれる程度や条件が書かれているのがいい。
デジタル一眼レフのファインダーでピントのヤマが見えにくいのは、スクリーンの問題もあるが、ファインダーの倍率の問題もあるので、これで解決するとは思わないが、D200やD2シリーズの場合マグニファイイングアイピースDK-21MやDK-17Mと併用すればかなり見やすくなるかもしれない。ただ、スプリットプリズムやマイクロプリズムに頼るのではなくて、マット面で標準レンズ(APS-Cだと35mmあたり)のF1.4でピントのヤマが見極められるような仕様になって欲しい。
しかし、さすがはカールツァイスだ。こういう情報を提供してくれるのはありがたい。
【関連追記:2007年6月15日】
Katz Eye Optic ファインダースクリーン(デジカメアイテム丼)(2007年06月15日)
【関連追記ここまで】
写真は記事とは関係ない。
さつまいも:GR DIGITAL、28mm相当、1/32sec、F2.4開放、ISO77、-0.3EV、プログラムAE、マクロモード
(写真を差し替えた。当初アップしていた写真が気に入らなかったため。たいして変わっていない、という批判は受け付けません-笑)
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