Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)とコダクロームで自分のレンズの好みを知る2007年05月07日 00時00分00秒

蓬莱橋(静岡県島田市):GR DIGITAL、28mm相当、1/440sec、F7.1、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

この連休中はシグマの28mm F1.8(I型)とF100を使うことが多かった。初めていくところなどはズームレンズの方が便利なので、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)とどちらを持っていこうか迷った。結局シグマ28mm F1.8を持っていったのだが、それは以下の理由からだ。

Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)はコントラストも高くて比較的高画質だが解像力は飛び抜けていないのだ。これはコダクローム64(KR)やコダクローム64プロ(PKR)を使っていて気付いた。絞りを絞って撮った場合でもルーペで見たり、フィルムスキャナでスキャンしても、針で突いたような緻密な描写ではないのである。もちろん駄目駄目画質では全くない。個体差なのかと思って、アサヒカメラのニューフェース診断室(2000年7月号)での測定結果を探し出して見た。やはり、MTFは結構高いが、画面中央で200本/ミリには全く届かず、画面平均は50mm F4.2時の103本/ミリを除いて100本/ミリを切っている。

そこで、自分のレンズの好みが分かってきた。要するに解像力の高いレンズが好みなのだ、と。手持ちのズームレンズでも、一般に駄目駄目レンズと思われているAi AF ZoomNikkor 35-70mm F3.3-4.5S(F3.5-4.5でもF3.5-4.8でもない-よく間違えるので)の方が好みなのだ。この35-70は、広角端の歪曲は大きく、望遠端のコントラストはやや低いのだが、35mmから50mm過ぎあたりまでは高コントラストでかつ単焦点レンズ並みに解像力がある。アサヒカメラのニューフェース診断室1985年12月号に同じ光学系のAi Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5S(F3.5-4.8ではない)の測定結果が載っているが、絞り開放で画面中心は140本/ミリ以上で画面平均は、35mm時のF3.3開放で98本/ミリを除いてどの焦点距離やどの絞りでも100本/ミリを超えている。

これが単焦点レンズだと、たとえばAi AF Nikkor 50mm F1.4S(アサヒカメラニューフェース診断室1987年6月号)は、F1.4開放で140本/ミリ画面平均は74本/ミリだが、絞ってF5.6だと画面中心で224本/ミリ画面平均で132本/ミリなのだ。要するに解像力で言えば、28-105ミリは50ミリF1.4開放と同じくらいだということになる。

私がどうもズームレンズが気に入らないのは歪曲収差の問題だけではなかったのだ。高くて重いズームレンズだと解像力が単焦点並みになるのだろうが、そういう重いレンズは嫌だ。28-105mmでも十分重い(笑)。それは常用域が広角側だからだろう。広角レンズとしてみた場合、単焦点の広角レンズは小さくて明るいものが多いので、ズームレンズは暗いのに重くて大きいレンズに見えてしまう。

ちなみに、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)は、若干色味が青寄りであることもコダクロームで気付いた。このレンズでよく使う富士クロームは青が強調されるフィルムだし、ネガカラーでは色味は分からないからだ。これもアサヒカメラのテスト結果と一致している。

たとえシグマの安い古いレンズであっても、単焦点は単焦点。解像力は上なのであった。逆光に弱いしカラーバランスは崩れてるし、外装はベタベタになってくるけど(笑)。ああ、Ai Nikkor 28mm F2.8Sも使ってあげなきゃ。

【関連】
Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF) リポート(2006年03月24日)


写真は記事とは関係ない。
蓬莱橋(静岡県島田市):GR DIGITAL、28mm相当、1/440sec、F7.1、ISO64、-0.3EV、プログラムAE

静岡県島田市の大井川に掛かる蓬莱橋は、「世界一の長さを誇る木造歩道橋」としてギネスブックに載っているそうだ。全長897.4m、通行幅2.4m。地元では「賃取橋」と呼ばれていて、通行料が有料の橋である。往復すると1.8kmほど歩くことになる。静岡県は風が強い地域だが、ここは川なのでなおさら風が強い。写真が傾いてるのは風が強く橋が揺れているから、と言い訳しておく(笑)。料金小屋に掲げてある昔の写真では板が不揃いでうねうねと傾いている橋で、昔はもっと歩くのが怖い橋だったのだろう。

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