Nikon F3用モータードライブMD-4、オキシライドで秒5コマ2006年01月24日 00時00分00秒

Nikon F3 and MD-4 with Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)

連日、終了ネタばかりで滅入るので、今日はニコンF3ネタを(笑)。

Nikon F3用モータドライブMD-4は、単3アルカリ乾電池8本で3.8コマ/秒の連続撮影ができる。専用ニカド電池MN-2を使えば5.5コマ/秒となる。そしてAC/DCコンバータMA-4使用時は5.0コマ/秒である。そしてMD-4の作動電圧は、9~18Vとなっている。

単3アルカリ電池8本だと、1.5V×8で12.0Vとなる。専用ニカド電池MN-2は16.8Vと書かれている。1.2Vのニカド電池がMN-2内部に14本入っているらしい。単3ニカド電池8本だと1.2V×8で9.6Vしかないので、「市販の単3形ニカド電池は使用できますが、単3形乾電池使用における性能は得られません。」とMD-4の説明書にある。ちなみにAC/DCコンバータMA-4の電圧は、15Vのようだ。とすると、12.0Vで3.8コマ/秒、15Vで5.0コマ/秒、16.8Vで5.5コマ/秒ということになり、どうやらコマ速と電圧が比例しているらしいことがわかる。

じゃ、1本で初期電圧が1.8Vあるといわれる単3型リチウム電池や、1.7Vといわれる単3型オキシライド電池なんか使うとどうなのか。1.8V×8本で14.4V、1.7V×8本で13.6Vなので期待が持てる。

そこで、単3型リチウムを入れてみたかったのだが、見当たらなかったので、新品単3型オキシライド電池を8本入れてみた。

結果は、おお、アルカリ乾電池よりも明らかに速いぞ。計ってみたところ、2秒で10コマ超シャッターが切れるようだ。5コマ/秒は超えているみたいだ。

専用ニカド電池MN-2は、RoHS指令の関係もあって既に生産終了となっているようだ。しかし、ランニングコストはMN-2よりも掛かるかもしれないが、単3型リチウム電池や、単3型オキシライド乾電池でそれに近い性能がえられることが分かったので、これでバシバシ撮るぞ。フィルム消費に貢献だぁ(笑)。

「単3型」はどうやら「単3形」の方が正しいようだ。メーカーのHPでは、「単3形」となっている。自分は「単3型」だと思っていたので、本文は混用しているがそのままにした。

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