ニコン、“レンズの味”と“収差”の関係を解明へ(デジカメWatch) ― 2013年09月18日 00時00分00秒
ニコン、“レンズの味”と“収差”の関係を解明へ(デジカメWatch)なのだそうだ。
ふーん、という感じだ。デジタル時代になって、カメラ側の要素の比重が高まったので、レンズの味がどうのとか言えなくなったからだ。フィルム時代にはよく写っていたレンズがデジタルだと全然駄目とかあるので、デジタルカメラ側をフィルム並みにレンズを選ばないようにしてもらわないとなぁという感じだ。
それよりもソニーAマウントレンズ対応のNEX用「SPEED BOOSTER 35mmフルサイズの画角で撮影が可能(デジカメWatch)の方が気になる。
ソニーNEXのボディに、35mmフルサイズのソニーAマウントレンズを装着できるマウントアダプターなのだそうだ。これのニコンFマウントのFX用レンズをDXボディに付けられるものが出たら値段によっては買うかもしれない。縮小光学系が入るから画質が気になるんだろうが、どうせデジタルだから画質とかどうでもいい(笑)。写ってりゃいいんだよ(笑)。デジタルなんだからなんでもありだから、こういう面白いものをどんどん出して欲しい。ニコンはこういうのは絶対にやらないからね。
35mmフルサイズのソニーAマウントレンズをソニーNEXのボディにつけて縮小光学系で35mmの画角を得るのはフランジバックの差があるからまだいいが、35mmフルサイズ用ニコンFマウントレンズ(FX用レンズ)を、ニコンのAPS-Cボディ(DXフォーマット)に装着する場合はフランジバックがまったく同じなのでさらに工夫が必要になるだろう。でも実売5万円ぐらいで実現するのなら、買う人は多いと思うよ。DXボディ持って行ったらワイコンみたいな使い方ができるもの。35mmフルサイズ用レンズをDXボディで35mmフルサイズで使いたかったらSPEED BOOSTERを付けておいて、望遠が足りないと思ったらSPEED BOOSTERを外すとか、広角から標準域ではSPEED BOOSTER付けておいて、望遠レンズはSPEED BOOSTERなしで使うとか、DXボディが活きてきますな。
写真は記事とは関係ない。
八景島シーパラダイス:Nikon F3、Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、28mm、F8AE、Kodak PORTRA160、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED、ICEありROCなしGEMなし、Windows7 64bit、NikonScan 4.0.3
コメント
_ small-talk ― 2013年09月18日 10時46分59秒
_ Haniwa ― 2013年09月18日 13時15分24秒
私も可能だと思っています。私も根拠ないですが(笑)。
>いっそFXレンズ→ニコン1用とか造れば面白いです。
>廉価版のズームが、開放値F1.4とかになれば面白いです。
いいですね。24-120mm F3.5-5.6が64.8-324mm F2-3.4とかになったら1本で便利ですね。
SPEED BOOSTERに期待します。
_ Haniwa ― 2013年09月19日 07時33分08秒
間違ってました。
24-120mm F3.5-5.6が、Nikon1では64.8-324mm F3.5-5.6、SPEED BOOSTERで24-120mm F2-3.4とかになったら1本で便利ですね。
ですね。望遠でF値明るくなった方がメリット大きいので間違えました。
_ Roberto ― 2013年09月19日 09時11分24秒
フィルム時代のレンズがデジでダメ、というのは鑑賞サイズの問題なのだと思います。最近はセンサー解像度が上がり、ピクセル等倍で隅々まで見るからボケボケだったり周辺が甘かったりするのであって、極超高倍率ルーペ、いや顕微鏡で鑑賞しているようなものです。6切りや4切りの実使用プリントなら十分使えますね。デジのほうがレンズの違いがシビアに出るようになったのでは。
_ Haniwa ― 2013年09月19日 10時16分23秒
やっぱり難しいですかねぇ。行って帰ってみたいな構造で大きくなってもよいので実現して欲しいです。無理矢理感が漂っている方がウケるかもしれません(笑)。
鑑賞サイズの問題はあるとおもいます。しかし、それ以外にまだまだ「相性」の問題があって、フィルムのようにはいかないですよね。フィルムは受光体が立体の粒子なので、マイクロレンズを工夫してもなかなか同じにはならないということなんだと思います。そこをなんとか(by 本仮屋ユイカ)技術で乗り切って欲しいと思いますね。要するにCONTAX Gレンズを35mmフルサイズのデジタルカメラで快適に使いたいだけなんですが(笑)。
_ Roberto ― 2013年09月19日 12時09分20秒
_ Haniwa ― 2013年09月19日 14時01分39秒
対称型レンズに対応するのは難しそうですよねぇ。
それよりも新しいレンズ買ってくれというのがメーカーの気持ちでしょうし。
_ めがねのパイロット ― 2013年09月28日 22時24分08秒
以前読んだレンズの本に、書いてありました。
延びたマスターレンズのパックフォーカスを、その後のレンズ系で調整するとなると、どうしてもエクステンダーとしてしか設計できず、無理やり縮めるとなるとフランジバックを縮めるしか方法がないのだそうです。
望遠鏡でレデューサーがありますが、これは接眼部の長さを自由に変えられるのでどうとでもなるのですが、カメラレンズの場合、レンズの前にワイコン、という形式でしかできないようです。
昔、レンズの前のワイコンはデカくていやだなぁ、と思い同じような製品がないか調べたことあります。
が見当たらず、その後何冊かのレンズの本を読むようになり、ない理由を知りました。
_ Haniwa ― 2013年09月30日 10時18分01秒
お返事が遅れてすみません。
やっぱり光学原理上無理ですか。
フランジバックを短くすれば可能というのでしたら、ミラーレスは圧倒的に優位ですね。
位相差AFのメリットや光学ファインダーのメリットが失われつつある現在、もうミラーレスの時代なんでしょうね。
そうなると、APC-Cのミラーレスに35mm用レンズを付けてSPEED BOOSTERで35mmの画角で撮るというのが現実味を帯びて来ますね。
ご教示ありがとうございました。
_ めがねのパイロット ― 2013年10月01日 18時53分41秒
ただ、撮る前に「見る」という行為が今一つ成熟していないので、まだまだ時間はかかりそうです。
ミラーレスもファインダーが236万画素のEVFになりました。
各社、このあたりの画素でEVFを作れるようになったようですが、見え味はまだまだですね。
各社の調整により見え味も違いますが、余程低照度でない限り、OVFほどの快適性はまだ遠そうです。
_ Haniwa ― 2013年10月02日 08時21分23秒
カメラとしての理想型なのかは私は微妙なんですが、このブログを始めたときから言っていたように、ピントの見えない一眼レフファインダーだったら、ミラーレスの方が将来性があるということが本当になってきましたね。当時はミラーレスのデジタルはライカぐらいしかなかったのですが。
>ただ、撮る前に「見る」という行為が今一つ成熟していないので、まだまだ時間はかかりそうです。
私が引っかかるのもそこですね。一眼レフが重くてもかさばっても使っているのは、そこが快適だからです(でした)。
EVFはタイムラグの問題もありますが、一眼レフのスクリーンのようにぱっとみてどこにピントが来ているのか来ていないのかが分かりにくいのが難点です。カメラがなにかを強調して知らせてくれたとしても微妙に合っているのかないのかの表示はスクリーンに及ばないです。その点、最近の一眼レフは微妙に合っているのか合っていないのかが分からないので、どうせ分からないのならEVFの方に発展の余地がありますよね。以前から言っている、一眼レフの自殺行為です。
Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)みたいなピントリングの回転角が非常に小さいようなレンズでも、F3のファインダーで使うと撮っていて楽しいです。そこがいまのカメラ設計者や販売戦略を練る人には分からないんだろうなぁと半ば諦めています。
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素人的には、レトロフォーカスを応用した広角ズームがあれだけ進歩しているのだから、出来そうな気がします、、、根拠はありませんが(笑)
いっそFXレンズ→ニコン1用とか造れば面白いです。
2.7倍の画角だから、0.37倍の縮小光学系。
F値は2.7絞り明るくなる、のかな。。。
廉価版のズームが、開放値F1.4とかになれば面白いです。